説明

電子機器の操作キィの取付構造

【課題】 キャビネットへの操作キィ及びタクトスイッチの組付けを容易に行うと共に、前記操作キィでタクトスイッチを押圧する際にプリント基板が押されて変形するのを防止する。
【解決手段】 電子機器本体部3を内蔵したキャビネット2に前記電子機器本体部3を操作する操作キィ4を取付ける操作キィの取付構造において、前記キャビネット2の外側面に、タクトスイッチ16bを設けたフレキシブル基板16aを取付ける。前記フレキシブル基板16を覆うように前記キャビネット2の外側面にカバープレート12を取付け、該カバープレート12に設けたキィ取付孔12bに前記操作キィ4を取付けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機、電子手帳、ポータブルMD、デジタルカメラ、音楽配信用の携帯端末としてのホータブルミュージックプレーヤー等の小型ポータブル電子機器等の操作キィ(操作ボタン)の取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
小型ポータブル電子機器として例えば図24に示すものが知られている。上記小型ポータブル電子機器201は、扁平な直方体形状に形成されたキャビネット202と、該キャビネット202内に収納されたプリント基板203や該プリント基板203に搭載された実装部品204等からなる電子機器本体部205と、前記キャビネット202の表面に臨んで設けられていて前記電子機器本体部205を操作する複数の操作キィ206と、を備えている。
【0003】
前記操作キィ206は、前記キャビネット202の表面に設けた孔207内に上端部を臨ませた状態でキャビネット202に取付けられている。また、前記操作キィ206により押圧操作されるタクトスイッチ208は、前記キャビネット202内に収納されたプリント基板203に取付けられている。そして、前記操作キィ206を押圧すると、前記プリント基板203に設けたタクトスイッチ208が押圧され、押し潰されるように弾性変形してスイッチが入り、押圧を解除すると弾性復帰してタクトスイッチの接触が解除されるようになっている。なお、209はバッテリーケースである。(例えば特許文献1)
【特許文献1】特開2000−151136号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記小型ポータブル電子機器、特に操作キィの取付構造には、次に述べるような問題点があった。
(1)キャビネット202内には記録媒体や液晶表示部或いはバッテリー等の各種の部品が内臓されているためにタクトスイッチ208を設ける位置が制限される。
(2)キャビネット202の表面に設けた孔207内に上端部を臨ませた状態でタクトスイッチ208を取付けているために孔207の位置が制限される。また、孔207をあけることのよりキャビネット202の機械的強度が弱められる。
(3)キャビネット202の表面に設けた孔207と、キャビネット202内のプリント基板等に設けた取付けたタクトスイッチ208の位置を合わせるのが難しい。前記孔207の位置とタクトスイッチ208の位置が一致しないと、前記孔207にタクトスイッチ208を挿入することができない。挿入できたとしても前記孔207の内周面にタクトスイッチ208が接触してタクトスイッチ208を円滑に操作できなくなる。
(4)前記操作キィ206でタクトスイッチ208を押圧する際に、タクトスイッチ208を設けたプリント基板203が押されて変形し、プリント基板203に搭載されている実装部品204等に悪影響を及ぼす。前記プリント基板203の変形を防止するためにはプリント基板203の肉厚を厚くしたり、或いは補強リブ210を設けるなどしてその機械的強度を高めて容易に変形しないようにする必要がある。
【0005】
ところで、小型ポータブル電子機器は、ますます小型化、薄肉化、軽量化、高性能化の傾向にある。そのためにキャビネットの肉厚をできるだけ薄くしなければならずキャビネットは脆弱化する傾向にある。従って、小型化、薄肉化、軽量化を図りつつキャビネットの構造を簡素化して、その機械的強度と密閉性の向上を図ることがこの種の小型ポータブル電子機器に課せられた課題であった。
【0006】
本発明の目的は、前記小型ポータブル電子機器等において、操作キィ及びタクトスイッチの取付けを容易に行うことができ、また、前記操作キィでタクトスイッチを押圧する際におけるプリント基板の変形を防止し、プリント基板に搭載されている実装部品に悪影響を及ぼすことのない操作キィの取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、電子機器本体部を内蔵したキャビネットに前記電子機器本体部を操作する操作キィを取付ける操作キィの取付構造において、前記キャビネットの外側面に、タクトスイッチを設けたフレキシブル基板を取付けるとともに、該フレキシブル基板を覆うように前記キャビネットの外側面に、カバープレートを取付け、該カバープレートに設けたキィ取付孔に前記操作キィを取付けた。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の操作キィの取付構造において、前記操作キィを、上面に操作マークを表示したキィ本体と、該キィ本体の下面の前記操作マークに対応する位置に設けられていて前記フレキシブル基板のタクトスイッチを押圧する突起と、前記キィ本体の下面側に突出形成された複数の脚部と、で構成すると共に、これら複数の脚部に係合突起を設け、前記キィ取付孔に挿入したときに前記係合突起を前記カバープレートに設けた被係合部に係合させた。
【0009】
請求項3の発明は、請求項2の操作キィの取付構造において、前記キャビネットの外側面に、前記キィ取付孔内に挿入した前記複数の脚部の先端を挿入する溝部を設けた。
【0010】
請求項4の発明は、請求項3の操作キィの取付構造において、前記複数の脚部の先端を挿入する溝部の一部を、前記キィ取付孔の周面よりも外側に位置させ、前記カバープレートの下面の前記キィ取付孔の周縁部を露出させて、前記複数の脚部に設けた係合突起が係合する被係合部を構成した。
【0011】
請求項5の発明は、請求項4の操作キィの取付構造において、前記操作キィは、複数のタクトスイッチを操作する十字キィとして構成した。
【0012】
請求項6の発明は、請求項5の操作キィの取付構造において、前記十字キィをリング状に形成し、その中央部にセンターキィを配置した。
【0013】
請求項7の発明は、請求項6の操作キィの取付構造において、十字キィの中央の孔に部に配置される他の操作キィに、上面にマークを表示した円形状のキィ本体と、該キィ本体の下面の前記マークに対応する位置に突出形成された凸部と、複数の脚部と、を設けるとともに、これら複数の脚部に係合突起を設け、前記十字キィの中央の孔に挿入したときに前記係合突起を前記十字キィの中央の孔の周縁部に係合させた。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の操作キィの取付構造は、キャビネットの外側面に、操作キィと、該操作キィにより押圧操作されるタクトスイッチを設けたフレキシブル基板を配置したので、従来のキャビネット内にはタクトスイッチを設ける場合に比べてタクトスイッチの配置が制限されることが少なくタクトスイッチの配置等において設計の自由度が向上する。また、キャビネットの表面に設けた操作キィを臨ませるキィ取付孔を設ける必要がなくなるのでキャビネットの機械的強度が向上する。
【0015】
請求項2の操作キィの取付構造は、前記操作キィの脚部を前記キィ取付孔に挿入することにより、前記脚部に設けた係合突起が前記カバープレートに設けた被係合部に係合して、前記操作キィは、簡単、容易に前記キィ取付孔内に取付けられる。
【0016】
請求項3の操作キィの取付構造は、前記キャビネットの外側面に、前記キィ取付孔内に挿入した前記複数の脚部の先端を挿入する溝部を設けたので、これら溝部によって前記操作キィが回転するのを阻止する。また、前記溝部によって、前記前記操作キィの押し下げ操作が容易になる。
【0017】
請求項4の操作キィの取付構造は、前記複数の脚部の先端を挿入する溝部の一部を、前記キィ取付孔の周面よりも外側に位置させて、前記カバープレートの下面の前記キィ取付孔の周縁部を露出させて、該露出したカバープレートの下面に被係合部を形成したので該被係合部に、前記複数の脚部に設けた係合突起を容易、かつ確実に係合させることができる。
【0018】
請求項5の操作キィの取付構造は、前記操作キィを複数のタクトスイッチを操作する十字キィとして形成したので、1個の操作キィで複数のタクトスイッチの操作を行うことができる。
【0019】
請求項6の操作キィの取付構造は、前記十字キィをリング状に形成し、その中央部にセンターキィを配置したので、十字キィの中央部のデェットスペースを有効に利用することができる。
【0020】
請求項7の操作キィの取付構造は、前記十字キィの中央の孔に他の操作キィを挿入することにより容易に前記十字キィの中央の孔に他の操作キィを取付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明を、(1)小型ポータブル電子機器全体の概略構成、(2)キャビネットの構成、(3)電子機器本体部の構成、(4)操作キィの構成、(5)組立方法及び作用、(6)他の実施例、の順で説明する。
(1)小型ポータブル電子機器全体の概略構成、
図1は小型ポータブル電子機器の斜視図、図2は小型ポータブル電子機器を裏返して見た状態の斜視図である。
【0022】
小型ポータブル電子機器1は、音楽配信用の携帯端末としてのポータブルミュージックプレーヤーとして構成されている。前記小型ポータブル電子機器1は、扁平な直方体形状に形成されたキャビネット2と、該キャビネット2内に収納された電子機器本体部3と、該電子機器本体部3を操作する操作手段としての第1〜第7の操作キィ(操作ボタン)4〜10を備えている。
【0023】
前記第1の操作キィ4は、所謂十字ファンクッションキィとしてリング状に形成されていて前記キャビネット2の上面に配置されている。前記第2の操作キィ5は、前記第1の操作キィ4の中央部に配置されている。前記第3〜第7の操作キィ6〜10は、前記キャビネット2の側面に配置されている。前記キャビネット2には前記電子機器本体部3の液晶等のディスプレイを露出させるための切欠窓部11が形成されている。前記キャビネット2の上面には前記切欠窓部11を塞いだ状態で合成樹脂製のカバープレート12が取付けられている。
【0024】
前記カバープレート12の前記切欠窓部11に対応する位置は透明の窓部12aが形成されていて、前記電子機器本体部3の液晶等のディスプレイが透視できるようになっている。また、前記カバープレート12には円形のキィ取付孔12bが設けられていて、該キィ取付孔12b内に前記第1の操作キィ4と第2の操作キィ5が取付けられている。前記キャビネット2の側面には、ストラップ係止体14が配置されている。また、前記キャビネット2の裏面には、エスカッション15が設けられている。
(2)キャビネットの構成、
図3に示すように、前記キャビネット2は、筒状に形成されていて一側部に設けた開口部21aから前記電子機器本体部3を挿入する扁平な直方体形状のキャビネット本体21と、前記電子機器本体部3を挿入した前記筒状のキャビネット本体21の開口部21aを閉塞する蓋体22と、で構成されている。
【0025】
図3、図4に示すように、前記キャビネット本体21は、方形状に形成されていて所定の間隔をもって対向する第1,第2の主面部(上面板と下面板)21b,21cと、これら第1,第2の主面部21b,21c間の左右の側部に配置された第1,第2の側面部21d,21eと、前記第1,第2の主面部21b,21c間の前後の側部のいずれか一方の側部に配置された第3の側面部21fと、を備えている。そして、前記第3の側面部21fと対向する位置に前記開口部21aが設けられている。
【0026】
前記第1の主面部21bは、その表面に方形状の窪み部21gを備えている。前記窪み部21gは、後に詳しく説明する電子機器本体部3を構成するディスプレイ55が臨む切欠部21hと、該切欠部21の一側部に連なる導線引出し用の切欠部21iと、前記第1,第2の操作キィ4,5及びこれら第1,第2の操作キィ4,5によって押圧操作される複数のタクトスイッチを設けた第1のフレキシブル基板16の被操作部16aを取付ける取付部21jを備えている。
【0027】
図5に示すように、前記フレキシブル基板16は、前記取付部21jに接着剤等で固定的に取り付けられる被操作部16aを備えている。前記被操作部16aには、前記第1の操作キィ4によって押圧される第1〜第4のタクトスイッチ16b〜16eと、前記第2の操作キィ5によって押圧される第5のタクトスイッチ16fと、が設けられている。
【0028】
前記第1〜第5のタクトスイッチ16b〜16fは、伏椀状に突出形成されていて前記第1,第2の操作キィ4,5で押圧すると押し潰されるように弾性変形してスイッチが入り、押圧を解除すると元の伏椀状に弾性復帰して接触が解除されスイッチが切れるようになっている。16gはフレキシブル基板16のリード部(引出線部)、16hはコネクタへの接続部である。前記リード部16gは前記電子機器本体部3の挿入方向と同方向に伸びている。
【0029】
図3、図4に示すように、前記取付部21jは、後に詳しく説明する第1の操作キィ4の第1〜第4の脚部87〜90の先端を挿入する複数の溝部21kと、前記第2の操作キィ5の第1〜第3の脚部104〜106の先端を挿入する複数の溝部21mを備えている。
【0030】
前記取付部21jに接着等によりフレキシブル基板16の被操作部16aを取付けた後に、前記窪み部21gに両面接着シート18等により前記合成樹脂製のカバープレート12が取り付けられる。前記カバープレート12の前記電子機器本体部3のディスプレイ55に対応する位置には透明の窓部12aが形成されていると共に、前記取付部21jに取付けたフレキシブル基板16の被操作部16aに対応する位置には第1の操作キィ4及び第2の操作キィ5を取付けるためのキィ取付孔12bが形成されている。
【0031】
図6に示すように、前記カバープレート12の外周縁部12cは、所謂面取りされていて、前記カバープレート12を前記窪み部21gに取付けた際に、前記外周縁部12cが前記窪み部21gの高さの範囲内に収まって前記第1の主面部21bの表面から突出するのを防止している。また、前記溝部21kの外周面21nに対して前記カバープレート12に設けたキィ取付孔12bの周面は、内側に突出した状態になっていて、該突出した部分の下面12dに、前記キィ取付孔12bに挿入した第1の操作キィ4の第1〜第4の脚部87〜90の抜け防止用の係合突起92が係合して、前記キィ取付孔12b内に第1の操作キィ4が取付けられる。
【0032】
図4(D),(E)に示すように、第1,第2の側面部21d,21eの前記開口部21a側の端部にはネジ孔24が形成されていて、これらネジ孔24に挿入したネジ25(図1〜図3参照)によって前記電子機器本体部3と前記蓋体22が前記キャビネット本体21に取付けられる。また、図4(E)に示すように、前記第2の側面部21eには、ストラップ係止体14を取付けるためのストラップ係止体取付孔26が形成されている。図4(B)に示すように、前記第3の側面部21fの前記第1の側面部21d側の端部には後に説明する電子機器本体部3のラインアウト等の第1の外部接続用のコネクタ62が臨むコネクタ用の開口部31が形成されいると共に、前記第2の側面部21e側の端部には前記第3〜第5の操作キィ6〜8を取付けるキィ取付孔32,33,34が形成されていている。また、図4(C)に示すように、前記キャビネット本体21の第3の側面部21fの内面には、前記開口部21aから挿入した電子機器本体部3の挿入側の前端部の位置決めを行うための第1の電子機器本体位置決め部35及び第2の電子機器本体位置決め部36が設けられている。
【0033】
前記第1の電子機器本体位置決め部35は、前記コネクタ用の開口部31の下縁に沿って伸びるリブ状の突起を設けることにより形成されている。また、前記第2の電子機器本体位置決め部36は、前記コネクタ用の開口部31の一側部に幅方向に所定の間隔を以って一対の突起36a,36bを設けることにより形成されている。
【0034】
前記キャビネット本体21内に電子機器本体部3を挿入すると、図7に示すように、前記電子機器本体部3の前端部に設けた溝部63内に前記第1の電子機器本体位置決め部35が嵌合して前記電子機器本体部3の厚み方向(矢印A−B方向)の移動(位置ズレ)を阻止すると共に、図8に示すように、前記一対の突起36a,36bの間に前記電子機器本体部3の前端部に設けた縦長状のリブ64が嵌合して前記電子機器本体部3の幅方向(矢印C−D方向)の移動(位置ズレ)を阻止する。
【0035】
図3に示すように、前記蓋体22は、前記キャビネット本体21の開口部21aと略同形、同大に形成された蓋体本体部22aと、該蓋体本体部22aの一側面に設けられていて前記キャビネット本体21の開口部21aの内周面に嵌合するリブ22bと、前記蓋体本体部22aの長さ方向の一端部に形成された脚部22cと、を備えている。
【0036】
前記蓋体本体部22aには、電子機器本体部3に設けた電源用等の第2の外部接続用のコネクタ67が臨む開口部37が設けられていると共に、キィ取付孔38,39が設けられていて、これらキィ取付孔38,39に前記第6,第7の操作キィ9,10がスライド可能に取付けられている。前記脚部22cには、前記電子機器本体部3に対して蓋体22の組み付け位置を規定する第1の位置決め部40と第2の位置決め部41が設けられている。
【0037】
そして、図9に示すように、蓋体2の脚部22cを前記電子機器本体部3の側方に位置させた後に、図10に示すように、電子機器本体部3側に移動させ、第1の位置決め部40と第2の位置決め部41に電子機器本体部3に設けた第1の被位置決め部65と第2の被位置決め部66を係合させることにより、前記蓋体22は、前記電子機器本体部3の挿入方向の後端部に位置決めされた状態で組み付けられる。そして、前記蓋体22は、電子機器本体部3と共に前記キャビネット本体21内に挿入された後に前記ネジ25によって前記キャビネット本体21に螺着される。
(3)電子機器本体部の構成、
図3及び図11に示すように、電子機器本体部3は、扁平な方形状に形成されたハードディスクドライブ51と、該ハードディスクドライブ51の外周部をゴム或いはプラスチックのインシュレータ52を介して支持している金属製の枠体53と、前記ハードディスクドライブ51の上面に重ね合わせた状態で前記枠体53に取付けられているプリント基板54と、該プリント基板54の上面に取付けられている液晶等のディスプレイ55と、該ディスプレイ55の側方に配置されている板状のバッテリー56と、を備えていて、全体が方形の板状にユニット化されている。
【0038】
前記ディスプレイ55とバッテリー56の間には前記第1のフレキシブル基板16のリード部16gを配置するためのリード部収納溝57が形成されている。前記溝57は、前記第1のフレキシブル基板16のリード部16gと対向する位置に形成されている。前記溝57の一端側(電子機器本体部3の前記キャビネット本体21への挿入方向側の前端部側)の前記プリント基板54の上面には第1のフレキシブル基板接続用のコネクタ58が設けられている。該コネクタ58には、前記一端側の被操作部16aを前記キャビネット本体21に取付けた第1のフレキシブル基板16のリード部16gの先端の接続部16hが接続される。
【0039】
前記第1のフレキシブル基板接続用のコネクタ58の近傍には、第2のフレキシブル基板接続用のコネクタ59が設けられている。該第2のフレキシブル基板接続用のコネクタ59には、第2のフレキシブル基板60の一端部が接続されている。該第2のフレキシブル基板60の他端側には、前記第3〜第5の操作キィ6〜8により押圧操作される被操作部61が設けられている。前記被操作部61には、第1〜第4のタクトスイッチ61a〜61dが設けられている。前記被操作部61は、前記枠体53の外面(前記キャビネット本体21への挿入方向側の端面)に取付けられていて、前記第1のタクトスイッチ61aは、前記第3の操作キィ6で押圧操作され、前記第2のタクトスイッチ61bは、前記第4の操作キィ7で押圧操作され、前記第3及び第4のタクトスイッチ61c,61dは、前記第5の操作キィ8で押圧操作される。また、前記ディスプレイ55の前記キャビネット本体21への挿入方向側の端部には、前記第1の外部接続用のコネクタ62が設けられている。
【0040】
図12に示すように、前記第1の外部接続用のコネクタ62の下縁と前記枠体53の間には、前記キャビネット本体21の第3の側面部21fの内面に設けた第1の電子機器本体位置決め部35(図4E参照)としてのリブ状の突起を導入する溝部63が設けられていると共に、前記前記第1の外部接続用のコネクタ62の側方には、前記キャビネット本体21の第3の側面部21fの内面に設けた第2の電子機器本体位置決め部36としての一対の突起36a,36b(図4E参照)の間に係合する縦長状のリブ64が設けられている。
【0041】
図9,図10に示すように、前記電子機器本体部3のキャビネット本体21への挿入方向側の端部と反対側の端部には、前記蓋体22の脚部22cに設けた第1の位置決め部40と第2の位置決め部41に係合して前記蓋体22を位置決めする第1の被位置決め部65と第2の被位置決め部66が設けられている。
【0042】
前記第1の被位置決め部65は、前記枠体53の一部を切り起こすことにより形成され、前記第2の被位置決め部66は、前記枠体53の一部を外側に向けて略円形状に突出させることにより形成されている。
【0043】
また、図3に示すように、前記ディスプレイ55の前記キャビネット本体21への挿入方向側の端部と反対側の端部には、前記ディスプレイ55とバッテリー56の間に設けられたリード部収納溝57を挟んで前記ディスプレイ55側に前記第2の外部接続用のコネクタ67が設けられ、前記バッテリー56側に第1,第2のスライドスイッチ68,69が設けられている。前記第1,第2のスライドスイッチ68,69の操作レバー68a,69aは、前記枠体53の外面側に向けて設けられている。
【0044】
そして、前記電子機器本体部3に前記蓋体22を組み付けると、該蓋体22にスライド可能に取付けた前記第6,第7の操作キィ9,10が前記第1,第2のスライドスイッチ68,69の操作レバー68a,69aに係合して、これら第6,第7の操作キィ9,10のスライドに連動して前記第1,第2のスライドスイッチ68,69が操作される。
【0045】
また、図13に示すように、前記キャビネット本体21の裏面側である第2の主面部21cにはエスカッション取付孔71が形成されている。前記エスカッション15は、前記第2の主面部21cの外面側から前記エスカッション取付孔71に挿入される。前記エスカッション15は、頭部15aと、該頭部15aの裏面に台座部15bを介して設けられた一対の脚部15c,15dと、を備えていて、これら一対の脚部15c,15dと前記頭部15aの間に隙間15e,15fが形成されている。一方、図11に示すように、前記電子機器本体部3の裏面側には前記エスカッション15が前記エスカッション取付孔71から抜け落ちるのを阻止する防止する一対のエスカッション係合部72,73が設けられている。前記エスカッション係合部72,73は、前記電子機器本体部3の枠体53の一部を切り起こすことにより爪片状に形成されている。そして、前記電子機器本体部3を前記キャビネット本体21内に挿入すると、図14に示すように、前記エスカッション15の隙間15e,15fに前記エスカッション係合部72,73が侵入してエスカッション15の脱落を阻止する。なお、前記エスカッション15は、バッテリー56を充電する際などにおいて、図23に示すように小型ポータブル電子機器1を充電器等のクレードル111のキャビネット挿入部112に挿入した場合に前記キャビネット挿入部112の内面に設けた係止突起113が係合してキャビネット挿入部112から小型ポータブル電子機器1が抜け出るのを防止するものであり、前記エスカッション15は、前記電源用のコネクタ67の近傍に設けられていて、キャビネット2をクレードル111のキャビネット挿入部112に挿入した際に、前記コネクタ67の近傍を押さえて、前記コネクタ67が前記キャビネット挿入部112の底面に設けた端子114から容易に外れることがなようにしている。
(4)操作キィの構成、
図15に示すように、前記第1の操作キィ4は、上面の4箇所に送り、戻し、早送り、早戻し等の第1〜第4のマーク81a〜81dを表示したリング状のキィ本体82と、該キィ本体82の下面の前記マーク81a〜81dに対応する位置に突出形成された第1〜第4の凸部83〜86と、第1〜第4の脚部87〜90と、を備えている。前記リング状のキィ本体82の中央の孔の内周面には第2の操作キィ5の位置決めと支持を行う複数の放射状の突起91が設けられている。また、前記第1〜第4の脚部87〜90の先端部の外側面には、前記カバープレート12に係合する抜け止め用の係合突起92が設けられている。
【0046】
また、図16に示すように、前記第2の操作キィ5は、上面にマーク101を表示した円形状のキィ本体102と、該キィ本体102の下面の前記マーク101に対応する位置に突出形成された凸部103と、第1〜第3の脚部104〜106と、を備えている。前記第1〜第3の脚部104〜106は、先端部の外側面に前記第1の操作キィ4に係合する抜け止め用の係合突起107を備えている。そして、前記第1〜第3の脚部104〜106を前記リング状の第1の操作キィ4の中央の孔内に挿入すると、図17に示すように、第1〜第3の脚部104〜106の係合突起107が前記第1の操作キィ4の下面に係合して、前記第2の操作キィ5は、前記第1の操作キィ4の中央の孔部内に取付けられる。
【0047】
そして、前記第1の操作キィ4の第1〜第4の脚部87〜90を前記キャビネット本体21に取付けたカバープレート12のキィ取付孔12bに挿入すると、図18に示すように、前記第1〜第4の凸部83〜86が前記フレキシブル基板16の被操作部16aの第1〜第4のタクトスイッチ16b〜16cの頂部に接触すると共に、第1〜第4の脚部87〜90の係合突起92が前記カバープレート12の下面のキィ取付孔周縁部に係合して、前記第1の操作キィ4は、前記カバープレート12のキィ取付孔12内に取付けられた状態になる。前記第1〜第4の脚部87〜90の先端は、前記キャビネット本体21に設けた4個の溝部21k内に侵入して回転を阻止される。前記操作キィ回転防止用の溝部21k内に侵入した前記第1〜第4の脚部87〜90の先端は、前記溝部21kの深さの範囲内に収まっていて、前記電子機器本体部3をキャビネット本体21内に挿入する際に前記第1〜第4の脚部87〜90の先端が前記電子機器本体部3に干渉するのを防止して挿入の障害にならない。また、前記第2の操作キィ5は、前記凸部103が前記フレキシブル基板16の第5のタクトスイッチ16fに接触すると共に、前記第1〜第3の脚部104〜106の先端は、前記キャビネット本体21に設けた3個の溝部21m内に侵入して回転を阻止される。前記溝部21m内に侵入した前記第1〜第3の脚部104〜106の先端は、前記溝部21mの深さの範囲内に収まっていて、前記電子機器本体部3をキャビネット本体21内に挿入する際に前記第1〜第3の脚部104〜106の先端が前記電子機器本体部3に干渉するのを防止する。
【0048】
図3に示すように、前記第3〜第5の操作キィ6〜8及びストラップ係止部14は、所謂キィシートとして樹脂で一体的に成形されている。前記第3〜第5の操作キィ6〜8及びストラップ係止部14は、前記電子機器本体部3の挿入の障害にならないように前記キャビネット本体21の内面側から前記キィ取付孔32,33,34及びストラップ係止部取付孔26に挿入されている。前記キィ取付孔32,33,34内に挿入された第3〜第5の操作キィ6〜8は、前記キィ取付孔32,33,34内に押圧操作可能に取り付けられて、前記ストラップ係止部14は、ストラップ係止部取付孔26に固定した状態で取付けられている。また、前記第6,第7の操作キィ9,10は、蓋体22にスライド可能に取付けられている。
(5)組立方法及び作用、
次に、前記小型ポータブル電子機器1の組立方法の一例を説明する。先ず、図19に示すように、前記キャビネット本体21の表面に第1のフレキシブル基板16の被操作部16aを取付ける。そして、第1のフレキシブル基板16のリード部16gを前記切欠部22iからキャビネット本体21内に挿入した後に開口部21aから引き出す。また、シートキィとして一体的に形成された第3〜第5の操作キィ6〜8及びストラップ係止部14をキャビネット本体21の内面側から前記キィ取付孔32,33,34及びストラップ係止部取付孔26に挿入して取付ける。また、前記キャビネット本体21の外面側からエスカッション15をエスカッション取付孔71内に挿入して取付ける。
【0049】
次に、図20に示すように、前記第1のフレキシブル基板16の先端のリード部16gをU字状に折り曲げた状態で前記接続部16hを第1のコネクタ58に接続する。次に、図21に示すように、蓋体22を電子機器本体部3の後端部に組み付けて、電子機器本体部3をキャビネット本体21内に挿入する。、電子機器本体部3を挿入すると前記第1のフレキシブル基板16のリード部16gは、前記溝57内で所謂2つ折り状に折り返された状態で電子機器本体部3と共にキャビネット本体21内に挿入されて行く。電子機器本体部3が完全にキャビネット本体21内に挿入された状態になると、電子機器本体部3の前端部に設けた溝部63内に前記キャビネット本体21に設けた第1の電子機器本体位置決め部35が嵌合して電子機器本体部3の厚み方向の移動(位置ズレ)を阻止すると共に、電子機器本体部3の前端部に設けた縦長状のリブ64が前記キャビネット本体21に設けた第1の電子機器本体位置決め部36としての一対の突起36a,36bの間に嵌合して電子機器本体部3の幅方向の移動(位置ズレ)を阻止すると共に、電子機器本体部3に設けたエスカッション係合部72,73が前記エスカッション15に係合してエスカッション15の脱落が阻止される。キャビネット本体21の開口部21aに蓋体22を挿入したのち、ネジ25で電子機器本体部3とキャビネット本体21及び蓋体22を一体的に結合する。そして、図22に示すように、両面接着シート18等により前記合成樹脂製のカバープレート12を取付けると共に、該カバープレート12のキィ取付孔12bに第1,第2の操作キィ4,5を取付けて小型ポータブル電子機器1の組立てが完了する。なお、前記カバープレート12の取付け及び該カバープレート12への第1,第2の操作キィ4,5の取付けは、フレキシブル基板16の被操作部16aをキャビネット本体21に接着した後に直ちに行ってもよい。
【0050】
前記小型ポータブル電子機器1は、前記第1の操作キィ4の第1のマーク81aを表示した部分を押圧すると前記第1のフレキシブル基板16の被操作部16aの第1のタクトスイッチ16bが操作される。同様に第2のマーク81bを表示した部分を押圧すると第2のタクトスイッチ16cが操作され、第3のマーク81cを表示した部分を押圧すると第3のタクトスイッチ16dが操作され、第4のマーク81dを表示した部分を押圧すると第4のタクトスイッチ16eが操作される。前記第2の操作キィ5を押圧すると第5のタクトスイッチ16fが操作される。
【0051】
また、前記第3の操作キィ6を押圧すると前記第2のフレキシブル基板60の第1のタクトスイッチ61aが操作され、前記第4の操作キィ7を押圧すると前記第2のフレキシブル基板60の第2のタクトスイッチ61bが操作される。また、前記第5の操作キィ8の一端部を押圧すると前記第2のフレキシブル基板60の第3のタクトスイッチ61cが操作され、前記第5の操作キィ8の他端部を押圧すると前記第2のフレキシブル基板60の第4のタクトスイッチ61dが操作される。また、前記第6の操作キィ9により前記第1のスライドスイッチ68がスライド操作され、前記第7の操作キィ10により前記第2のスライドスイッチ69がスライド操作される。
(6)他の実施例
上記実施例では、キャビネット本体21の外側面に、第1の操作キィ4として4つのタクトスイッチの操作を行う十字キィと、該十字キィの中央部に第2の操作キィ5を配置した場合を示したがキャビネット本体21の外側面には、他の操作キィを配置してもよい。また、上記十字キィは4つのタクトスイッチの操作を行うものでなく6つのタクトスイッチの操作を行うものであっても、8つのタクトスイッチの操作を行うものであってもよい。また、キャビネット本体21の外側面に配置される操作キィは、十字キィに限定されるものではなく、広く単一のタクトスイッチの操作を行うタクトスイッチやスライドスイッチであっても良い。
【0052】
また、上記実施例では、小型ポータブル電子機器として音楽配信用の携帯端末としてのホータブルミュージックプレーヤーを例にとって説明したが、小型ポータブル電子機器には、携帯電話機、電子手帳、ポータブルMD、デジタルカメラ等が含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】斜視図。
【図2】裏面側から見た斜視図。
【図3】分解斜視図。
【図4】Aはキャビネット本体部の正面図、Bは平面図、Cは底面図、Dは左側面図、Eは右側面図。
【図5】Aは第1のフレキシブル基板の平面図、Bは第1のフレキシブル基板の断面図。
【図6】カバープレートの外周縁部の断面図。
【図7】電子機器本体部を位置決めした状態の説明図。
【図8】電子機器本体部を位置決めした状態の説明図。
【図9】蓋体を位置決めする前の状態を示す説明図。
【図10】蓋体を位置決めした状態を示す説明図。
【図11】電子機器本体部の底面図。
【図12】電子機器本体部の要部の側面図。
【図13】エスカッションの拡大図。
【図14】エスカッションにエスカッション係合部が係合した状態の説明図。
【図15】Aは第1の操作キィの斜視図、Bは底面図、Cは断面図。
【図16】Aは第2の操作キィの斜視図、Bは底面図、Cは断面図。
【図17】第1の操作キィに第2の操作キィを組み付けた状態の断面図。
【図18】第1,第2の操作キィをカバープレートへ組付けた状態の断面図。
【図19】小型ポータブル電子機器の組立工程を示す説明図。
【図20】小型ポータブル電子機器の組立工程を示す説明図。
【図21】小型ポータブル電子機器の組立工程を示す説明図。
【図22】小型ポータブル電子機器の組立工程を示す説明図。
【図23】エスカッションの作用を示す説明図。
【図24】従来例の断面図。
【符号の説明】
【0054】
1…小型ポータブル電子機器、2…キャビネット、3…電子機器本体部、4〜10…第1〜第7の操作キィ、12…カバープレート、12b…キィ取付孔、12d…被係合部、16…第1のフレキシブル基板、16a…被操作部、16b〜16f…第1〜第5のタクトスイッチ、16g…リード部、16h…接続部、21…キャビネット本体、21a…開口部、21b,21c…第1、第2の主面部、21d〜21f…第1〜第3の側面部、21i…切欠部、22k,22m…溝、81a〜81d…マーク、82…キィ本体、83〜86…凸部、87〜90…脚部、92…係合突起。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器本体部を内蔵したキャビネットに前記電子機器本体部を操作する操作キィを取付ける操作キィの取付構造において、
前記キャビネットの外側面に、タクトスイッチを設けたフレキシブル基板を取付け、該フレキシブル基板を覆うように前記キャビネットの外側面に、カバープレートを取付けて、該カバープレートに設けたキィ取付孔に前記操作キィを取付けたことを特徴とする小型ポータブル電子機器の操作キィの取付構造。
【請求項2】
前記操作キィは、上面に操作マークを表示したキィ本体と、該キィ本体の下面の前記操作マークに対応する位置に設けられていて前記フレキシブル基板のタクトスイッチを押圧する突起と、前記キィ本体の下面側に突出形成された複数の脚部と、を備えていて、これら複数の脚部に係合突起を設け、前記キィ取付孔に挿入したときに前記カバープレートに設けた被係合部に前記係合突起を係合させたことを特徴とする請求項1に記載の操作キィの取付構造。
【請求項3】
前記キャビネットの外側面には、前記キィ取付孔内に挿入した前記複数の脚部の先端を挿入する溝部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の操作キィの取付構造。
【請求項4】
前記複数の脚部の先端を挿入する溝部の一部は、前記キィ取付孔の周面よりも外側に位置して、前記カバープレートの下面の前記キィ取付孔の周縁部を露出させて、前記複数の脚部に設けた係合突起が係合する被係合部を構成していることを特徴とする請求項3に記載の小型ポータブル電子機器。
【請求項5】
前記操作キィは、複数のタクトスイッチを操作する十字キィであることを特徴とする請求項1に記載の操作キィの取付構造。
【請求項6】
前記十字キィは、リング状に形成されていて、中央の孔に他の操作キィが配置されていることを特徴とする請求項5に記載の操作キィの取付構造。
【請求項7】
前記十字キィの中央の孔に配置される他の操作キィは、上面にマークを表示した円形状のキィ本体と、該キィ本体の下面の前記マークに対応する位置に突出形成された凸部と、複数の脚部と、を備えていて、これら複数の脚部に係合突起を設け、前記十字キィの中央の孔に挿入したときに前記係合突起を前記十字キィの中央の孔の周縁部に係合させたことを特徴とする請求項6に記載の操作キィの取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2006−19389(P2006−19389A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−193800(P2004−193800)
【出願日】平成16年6月30日(2004.6.30)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】