説明

電子機器及びその制御方法

【課題】待機状態において、商用電源から取得する電力を、実質的にゼロとする電子機器及びその制御方法を提供する。
【解決手段】電子機器は、第一の電源部と、第二の電源部と、電源制御部と、を具備する。第一の電源部は、商用電源との接続と非接続のいずれかの状態を維持でき、接続時において、少なくとも映像表示及び音声再生に必要な電源を供給する。第二の電源部は、前記第一の電源部が商用電源と非接続状態であるとき、前記第一の電源への商用電源の接続を指示する信号を受け付け、前記第一の電源を商用電源に接続するための電源を供給する。電源制御部は、前記第二の電源部による動作時に、前記第一の電源への商用電源の接続を指示する信号を受け付け、前記第一の電源に商用電源を接続する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施の形態は、電子機器及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
商用電源の供給を受けて動作する電子機器においては、通常動作時の消費電力の大きさに加え、最小限の入力指示を受けつける待機状態での消費電力が少ないことが要求されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−160149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
消費電力の大きさについては、特に、待機状態においては、商用電源から供給を受ける電力が実質的にゼロであることが求められている。
【0005】
本発明は、待機状態において、商用電源から取得する電力を、実質的にゼロとする電子機器及びその制御方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、電子機器は、表示部と、非商用電源部と、第一の通信部と、第二の通信部と、制御部と、を具備する。表示部は、情報を表示する。非商用電源部は、表示部に、常用電源の遮断時に電力を供給する。第一の通信部は、表示部が表示する第一の情報を取得する。第二の通信部は、表示部が表示する第二の情報を取得する。制御部は、非商用電源部により前記表示部を動作する場合、前記第二の通信部への電力供給を制限する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】実施形態を適用する電子機器の一例を示す。
【図2】実施形態を適用する電子機器の側面の一例を示す。
【図3】実施形態を適用する電子機器の構成の一例を示す。
【図4】実施形態を適用する電子機器の電源部の一例を示す。
【図5】実施形態を適用する電子機器の電源部の省電力部の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する要素や構成は、ハードウエアで実現するものであってもよいし、マイクロコンピュータ(Central Processing Unit、CPU)すなわち処理装置等を用いてソフトウエアで実現するものであってもよい。
【0009】
図1に示す電子機器、例えば空間波により、あるいはネットワークを経由して有線にて供給される放送(番組あるいはコンテンツと称することもある)を受信して再生する放送受信装置、例えばテレビジョン受信装置(テレビ装置と称することもある)100の外観の例を示す。
【0010】
放送受信装置(テレビ装置)100は、映像を表示するディスプレイ(表示部400)が設けられる本体101と、この本体101を自立可能な状態で支える脚部102とを供える。
【0011】
本体101には、点灯部103、点灯部104、主電源ボタン187、エコセットスイッチ188、第1の受光部162、及び第2の受光部191が設けられている。点灯部103及び点灯部104は、点灯状態により放送受信装置100の状態などを報知する。主電源ボタン187は、放送受信装置100の電源状態を切り替える為のスイッチである。エコセットスイッチ188は、放送受信装置100の電源状態を切り替える場合の動作を切り替える為のスイッチである。第1の受光部162及び第2の受光部191は、リモートコントローラから送信される信号を受け取る。
【0012】
図2は、放送受信装置100の側面部の例を示す。
【0013】
放送受信装置100の本体101の側面部には、主電源ボタン187及びエコセットスイッチ188が設けられている。なお、主電源ボタン187及びエコセットスイッチ188は、放送受信装置100の本体101の上部、または背面部などに設けられていてもよい。またさらに、主電源ボタン187及びエコセットスイッチ188は、本体101のディスプレイ400の側部などに設けられていてもよい。
【0014】
図3は、放送受信装置100の主要な構成の一例を示す。
【0015】
放送受信装置100は、放送入力端子110、チューナ111、復調部112、信号処理部113、通信インターフェース114、音声処理部121、映像処理部131、OSD処理部132、表示処理部133、制御部150、操作入力部161、第1の受光部162、カードコネクタ164、USBコネクタ166、ディスクドライブ170、及び電源制御部180を備える。また、放送受信装置100は、さらにスピーカ300及びディスプレイ400を備える。
【0016】
放送入力端子110は、例えばアンテナ200により受信されるディジタル放送信号が入力される入力端子である。アンテナ200は、例えば、地上ディジタル放送信号、BS(Broadcasting Satellite)ディジタル放送信号、及び/または、110度CS(Communication Satellite)ディジタル放送信号を受信する。即ち、放送入力端子110には、放送信号により供給される番組などのコンテンツが入力される。
【0017】
放送入力端子110は、受信したディジタル放送信号をチューナ111に供給する。チューナ111は、ディジタル放送信号用のチューナである。チューナ111は、アンテナ200から供給されるディジタル放送信号のチューニング(選局)を行う。チューナ111は、チューニングしたディジタル放送信号を復調部112に送信する。
【0018】
復調部112は、受信するディジタル放送信号の復調を行う。復調部112は、復調したディジタル放送信号(コンテンツ)を信号処理部113に入力する。即ち、アンテナ200、チューナ111、及び復調部112は、コンテンツを受信する受信手段として機能する。
【0019】
信号処理部113は、ディジタル放送信号(動画のコンテンツデータ)に対して信号処理を施す信号処理手段として機能する。信号処理部113は、復調部112から供給されるディジタル放送信号に、信号処理を施す。即ち、信号処理部113は、ディジタル放送信号を映像信号、音声信号、及びその他のデータ信号に分離する。信号処理部113は、音声処理部121に音声信号を供給する。また、信号処理部113は、映像処理部131に映像信号を供給する。さらに、信号処理部113は、制御部150、及び/またはOSD処理部132にデータ信号を供給する。
【0020】
信号処理部113は、通信インターフェース114から受信するディジタル信号に信号処理を施す。例えば、信号処理部113は、ディジタル信号をディジタル映像信号とディジタル音声信号とデータ信号とに分離する。信号処理部113は、音声処理部121にディジタル音声信号を供給する。また、信号処理部113は、映像処理部131にディジタル映像信号を供給する。さらに、信号処理部113は、制御部150、及び/またはOSD処理部132にデータ信号を供給する。
【0021】
なお、信号処理部113は、通信インターフェース114に入力されるコンテンツと、放送入力端子110に入力されるコンテンツとのいずれかを選択し、処理を行う。即ち、信号処理部113は、ディジタル放送信号とディジタル信号のいずれかに対して信号の分離処理を行う。
【0022】
音声処理部121は、信号処理部113から受信したディジタル音声信号を、スピーカ300により再生可能なフォーマットの信号(オーディオ信号)に変換する。音声処理部121は、オーディオ信号をスピーカ300に供給する。スピーカ300は、供給されるオーディオ信号に基づいて音を再生する。
【0023】
映像処理部131は、信号処理部113から受信した映像信号を、ディスプレイ400で再生可能なフォーマットの映像信号に変換する。即ち、映像処理部131は、信号処理部113から受信した映像信号を、ディスプレイ400で再生可能なフォーマットの映像信号にデコード(再生)する。また、映像処理部131は、OSD処理部132から供給されるOSD信号を映像信号に重畳する。映像処理部131は、映像信号を表示処理部133に出力する。
【0024】
OSD処理部132は、信号処理部113から強雨されるデータ信号、及び/または制御部150から供給される制御信号に基づいて、GUI(Graphical User Interface、グラフィカルユーザインタフェース)画面、字幕、時刻、または他の情報などを画面に重畳して表示するOSD信号を生成する。
【0025】
表示処理部133は、例えば、制御部150からの制御に基づいて、受信した映像信号に対して色味、明るさ、シャープ、コントラスト、またはその他の画質調整処理を行う。表示処理部133は、画質調整を施した映像信号をディスプレイ400に供給する。ディスプレイ400は、供給される映像信号に基づいて映像を表示する。
【0026】
ディスプレイ400は、例えば、マトリクス状に配列された複数の画素を備える液晶表示パネルと、この液晶パネルを照明するバックライトとを備える液晶表示装置などを備える。ディスプレイ400は、放送受信装置100から供給される映像信号に基づいて映像を表示する。
【0027】
なお、放送受信装置100は、ディスプレイ400の代わりに、映像出力端子を備える構成であってもよい。また、放送受信装置100は、スピーカ300の代わりに、音声出力端子を備える構成であってもよい。
【0028】
制御部150は、放送受信装置100の各部の動作を制御する制御手段(主制御ブロック)として機能する。制御部150は、CPU(主制御ユニット)151、ROM(読み出し専用メモリ)152、RAM(書き換え可能(ランダムアクセス)メモリ)153、及びEEPROM(不揮発性メモリ)154、クロック(CLK)155、サブマイコン156などを備えている。制御部150は、操作入力部161から供給される操作信号に基づいて、種々の処理を行う。
【0029】
CPU151は、種々の演算処理を実行する演算素子、ファームウエアを保持し、実行するメモリ領域などを備える。CPU151は、ROM152、またはEEPROM154などに記憶されているプログラムを実行することにより種々の機能を実現する。なお、CPU151とサブマイコン156は、クロック(CLK)155が発生するクロックに従い、動作される。
【0030】
ROM152は、放送受信装置100を制御する為のプログラム、及び各種の機能を実現する為のプログラムなどを記憶する。CPU151は、操作入力部161から供給される操作信号に基づいて、ROM152に記憶されているプログラムを起動する。これにより、制御部150は、各部の動作を制御する。
【0031】
RAM153は、CPU151のワークメモリとして機能する。即ち、RAM153は、CPU151の演算結果、CPU151により読み込まれたデータ、操作入力部161もしくはリモートコントローラ(以下、リモコンと称する)163により入力される入力情報などを記憶する。
【0032】
EEPROM154は、各種の設定情報、及びプログラムなどを記憶する。
【0033】
サブマイコン156は、図4及び図5を用いて後段で説明する電源制御部180のAC電源制御モジュール190と連携し、画像信号を出力する出画処理や信号処理などの動作を停止し、最小限の入力指示を受けつける待機状態において、商用電源から取得する電力を実質的にゼロとするために有益である。なお、サブマイコン156は、第1の電源回路182と連携(協働)し、後段に説明する第2の待機状態の状態において、主として第2の受光部191により受け付ける放送受信装置100の動作を制御する。
【0034】
操作入力部161は、例えば、操作キー、キーボード、マウス、タッチパッドまたは操作入力に応じて操作信号を生成する事ができる他の入力装置などを備える入力手段である。例えば、操作入力部161は、操作入力に応じて操作信号を生成する。操作入力部161は、生成した操作信号を制御部150に供給する。
【0035】
なお、タッチパッドは、静電センサ、サーモセンサ、または他の方式に基づいて位置情報を生成するデバイスを含む。また、放送受信装置100がディスプレイ400を備える場合、操作入力部161は、ディスプレイ400と一体に形成されるタッチパネルなどを備える構成であってもよい。
【0036】
第1の受光部162は、例えば、リモコン163からの操作信号を受信するセンサなどを備える。第1の受光部162は、受信した信号を制御部150に供給する。制御部150は、第1の受光部162から供給された信号を受信し、受信した信号を増幅させてA/D変換を行うことにより、リモコン163から送信された元の操作信号を復号する。
【0037】
リモコン163は、ユーザの操作入力に基づいて操作信号を生成する。リモコン163は、生成した操作信号を赤外線通信により第1の受光部162に送信する。なお、第1の受光部162及びリモコン163は、電波などの他の無線通信により操作信号の送受信を行う構成であってもよい。
【0038】
カードコネクタ164は、例えば、動画コンテンツを記憶するメモリカード165と通信を行う為のインターフェースである。カードコネクタ164は、接続されるメモリカード165から動画のコンテンツデータを読み出し、制御部150に供給する。
【0039】
USB(Universal Serial Bus)コネクタ166は、USB機器167と通信を行う為のインターフェースである。USBコネクタ166は、接続されるUSB機器167から供給される信号を制御部150に供給する。
【0040】
例えば、USB機器167がキーボードなどの操作入力機器である場合、USBコネクタ166は、操作信号をUSB機器167から受け取る。USBコネクタ166は、受け取った操作信号を制御部150に供給する。この場合、制御部150は、USBコネクタ166から供給される操作信号に基づいて種々の処理を実行する。
【0041】
また、例えば、USB機器167が動画のコンテンツデータを記憶する記憶装置である場合、USBコネクタ166は、コンテンツをUSB機器167から取得することができる。USBコネクタ166は、取得したコンテンツを制御部150に供給する。
【0042】
ディスクドライブ170は、例えば、コンパクトディスク(CD)、ディジタルバーサタイルディスク(DVD)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disk(登録商標)/BD)、または動画のコンテンツデータを記録可能な他の光ディスクMを装着可能なドライブを有する。ディスクドライブ170は、装着される光ディスクMからコンテンツを読み出し、読み出したコンテンツを制御部150に供給する。
【0043】
電源制御部180は、放送受信装置100の各部への電力の供給を制御する。電源制御部180は、例えば商用電源500から電力を受け取る。商用電源500は、交流の電力を電源制御部180に供給する。電源制御部180は、受け取った交流の電力を直流に変換し各部へ供給する。なお、電源制御部180は、例えば、ACアダプタなどを介して変換された直流を直接受け付けるものであってもよい。
【0044】
また、電源制御部180は、第2の受光部191と、蓄電手段としてのキャパシタとを備える。第2の受光部191は、リモートコントローラ163からの操作信号を受信するセンサなどを備える。電源制御部180は、第1の受光部162、または第2の受光部191により受信した操作信号に基づいて、放送受信装置100の電源状態を制御する。
【0045】
電源制御部180は、ACアダプタなどを介して供給される電力をキャパシタに充電する。電源制御部180は、キャパシタに充電されている電力を用いて第2の受光部191を動作させる。
【0046】
また、放送受信装置100は、さらに他のインターフェースを備えていても良い。インターフェースは、例えば、Serial−ATA(Serial-Advanced Technology Attachment)、LAN(Local Area Network)ポートなどである。放送受信装置100は、インターフェースにより接続される機器に記録されているコンテンツを取得し、再生することができる。また、放送受信装置100は、再生したオーディオ信号及び映像信号を、インターフェースにより接続される機器に出力することが出来る。
【0047】
また、放送受信装置100がインターフェースを介してネットワークに接続される場合、放送受信装置100は、ネットワーク上の動画のコンテンツデータを取得し、再生することができる。
【0048】
またさらに、放送受信装置100は、ハードディスクドライブ(HDD、大容量記憶装置)や、SSD(Solid State Drive、すなわち半導体メモリ装置に対する記録と読み出しが可能なリーダライタ)などの記憶装置を備えていても良い。この記憶装置が動画のコンテンツデータを記憶する場合、放送受信装置100は、この記憶装置に記憶されているコンテンツを読み出し、再生することが出来る。また、放送受信装置100は、この記憶装置に例えば放送信号またはネットワークなどにより供給されるコンテンツを記憶することができる。
【0049】
図4は、電源制御部180の構成の例を示す。
【0050】
電源制御部180は、商用電源500から供給される電力により放送受信装置100の各部に電力を供給する。電源制御部180は、リレースイッチ181、第1の電源回路182、キャパシタ(充電池)184、PFC(Power Factor Correction)回路185、第2の電源回路186、エコセットスイッチ188、及びAC電源制御モジュール190を備える。また、AC電源制御モジュール190は、第2の受光部191、及び電源制御IC(節電チップ)192を備える。また、図1により示された主電源ボタン187が制御部150及び電源制御IC192に接続されている。また、図1及び3により示された第1の受光部162が制御部150に接続されている。
【0051】
リレースイッチ181は、電気信号を受けて機械的な動作をするスイッチである。リレースイッチ181は、商用電源500と第1の電源回路182との間に接続される。また、リレースイッチ181の後段には、さらにPFC回路185が接続されている。即ち、リレースイッチ181は、第1の電源回路182及びPFC回路185に商用電源500からの交流電流を供給する状態(AC−ON状態)と、第1の電源回路182及びPFC回路185に商用電源500からの交流電流を供給しない状態(AC−OFF状態)と、をON/OFFにより切り替える。
【0052】
第1の電源回路182は、交流電流を直流電流に変換するAC/DC変換器を備える。第1の電源回路182は、商用電源500から供給された交流電流を直流電流に変換し、キャパシタ184及び制御部150に供給する。例えば、第1の電源回路182は、商用電源500から供給された交流電流を±5Vの直流電流に変換し、キャパシタ184及び制御部150に供給する。制御部150は、第1の電源回路182により供給される直流電流により動作することができる。
【0053】
キャパシタ184は、静電容量により電荷の蓄積及び放出を行う蓄電手段として機能する。キャパシタ184は、第1の電源回路182から供給される直流電流を蓄積する。また、キャパシタ184は、蓄積した電力(容量)により所定の電圧の直流電流を電源制御IC192に供給する。電源制御IC192は、キャパシタ184により供給される直流電流により動作することができる。
【0054】
なお、電源制御部180は、キャパシタ184の代わりに二次電池、コンデンサ、または電荷を蓄積し放出することができる他のモジュールなどを備える構成であってもよい。
【0055】
PFC回路185は、入力された所定の電圧の電流をより効率的に使用する為の力率改善回路である。PFC回路185は、リレースイッチ181の出力端子に接続される。即ち、PFC回路185は、商用電源500供給される交流電流に対して位相補正を行い、補正した交流電流を第2の電源回路186に供給する。なお、PFC回路185は、制御部150によりON/OFFが制御される。
【0056】
第2の電源回路186は、交流電流を直流電流に変換するAC/DC変換器を備える。第2の電源回路186は、商用電源500から供給された交流電流を直流電流に変換し、放送受信装置100内の信号処理系、及び出力系などに供給する。なお、第2の電源回路186は、制御部150によりON/OFFが制御される。
【0057】
例えば、第2の電源回路186は、商用電源500から供給された交流電流を±12Vの直流電流に変換し、チューナ111、復調部112、信号処理部113、音声処理部121、映像処理部131、OSD処理部132、及び表示処理部133などの信号処理系、並びにスピーカ300及びディスプレイ400などの出力系に供給する。即ち、上記の信号処理系及び出力系の各部は、第2の電源回路186により供給された直流電流により動作することができる。
【0058】
なお、第2の電源回路186は、USBコネクタ166、ディスクドライブ170、及び放送受信装置100内の他のモジュールに直流電流を供給する構成であってもよい。
【0059】
主電源ボタン187は、放送受信装置100の電源状態を切り替える為のスイッチである。主電源ボタン187は、図1により示されたように、外部から操作可能な状態で設置されている。主電源ボタン187が押下された場合、主電源ボタン187は、制御部150または電源制御IC192に信号を送信する。
【0060】
制御部150は、第1の受光部162または主電源ボタン187からの信号に基づいて、PFC回路185及び第2の電源回路186のON(オン)/OFF(オフ)を制御する。例えば、第1の電源回路182及び第2の電源回路186が動作している状態で電源操作の信号が第1の受光部162または主電源ボタン187から入力された場合、制御部150は、PFC回路185及び第2の電源回路186をオフする。PFC回路185及び第2の電源回路186がオフされることで、放送受信装置100は、画像信号を出力する出画処理及び信号処理などを行わない、最小限の入力指示を受けつける待機状態に移行する。
【0061】
エコセットスイッチ188は、放送受信装置100の電源状態を切り替える場合の動作を切り替える為のスイッチである。エコセットスイッチ188は、リレースイッチ181と並列に接続される。図1により示されたように、外部から操作可能な状態で設置されている。エコセットスイッチ188は、外部からの操作に応じてON(オン)/OFF(オフ)が切り替えられる。また、エコセットスイッチ188は、制御部150からの制御信号によりON/OFFが切り替えられる構成であってもよい。
【0062】
エコセットスイッチ188がオン(短絡)された場合、リレースイッチ181のON/OFFに係らず、商用電源500からの交流電流が第1の電源回路182及びPFC回路185に供給される。また、エコセットスイッチ188がオフ(開放)された場合、商用電源500から第1の電源回路182及びPFC回路185への交流電流の供給がリレースイッチ181のON(オン)/OFF(オフ)により切り替えられる。
【0063】
AC電源制御モジュール190は、キャパシタ184からの直流電流の供給を受けて、リレースイッチ181のON/OFFを制御する。これにより、AC電源制御モジュール190は、商用電源500からの交流電流の供給の有無を切り替える。なお、商用電源500との接続(商用電源500からの電力供給)が無い状態、すなわち実質的に商用電源500から取得する電力が実質的にゼロとなる状態を、ACオフ(待機時消費電力なし)状態と呼ぶ。
【0064】
第2の受光部191は、リモートコントローラ163からの操作信号を受信するセンサなどを備える。第2の受光部191は、受信した信号を電源制御IC192に供給する。
【0065】
電源制御IC192は、第2の受光部191から供給された信号を受信し、受信した信号を増幅させてA/D変換を行うことにより、リモコン163から送信された元の操作信号を復号する。電源制御IC192は、操作信号に基づいて、リレースイッチ181のON/OFFを制御する。また、電源制御IC192は、制御部150と接続されており、互いに制御信号の送受信を行なうことができる。またさらに、電源制御IC192は、主電源ボタン187と接続されており、主電源ボタン187から信号を受信することができる。
【0066】
制御部150(サブマイコン156)及び電源制御IC192は、リレースイッチ181、エコセットスイッチ188、第1の電源回路182、及び第2の電源回路186の動作を制御することにより、放送受信装置100を通常状態、第1の待機状態、及び第2の待機状態のいずれかの状態に制御する。
【0067】
通常状態は、第1の電源回路182及び第2の電源回路186が動作しており、制御部150、信号処理系、及び出力系に電力を供給可能な状態である。即ち、放送受信装置100が通常状態である場合、放送受信装置100は、ディスプレイ400に映像を表示させ、且つ、スピーカ300に音声を再生させることができる。
【0068】
第1の待機状態は、第1の電源回路182が動作しており、第2の電源回路186が停止している状態である。即ち、第1の待機状態は、制御部150に電力が供給され、信号処理系及び出力系に電力が供給されない状態である。この場合、放送受信装置100は、映像の表示及び音声の再生を行わない。
【0069】
なお、制御部150に電力が供給されている為、制御部150は、第1の受光部162からの信号を受信することができる。また、制御部150は、主電源ボタン187に電力を供給する。この為、制御部150は、第1の受光部162または主電源ボタン187からの信号に基づいてPFC回路185及び第2の電源回路186をONさせることができる。これにより、制御部150は、放送受信装置100を第1の待機状態から通常状態に復帰させることができる。
【0070】
なお、第1の待機状態では、制御部150は、電源、および画面などのノイズの影響を受けやすい。この為、制御部150は、消費電力の大きいノイズ耐性のあるIC(マイクロコンピュータ)が用いられることが好ましい。
【0071】
第2の待機状態は、第1の電源回路182及び第2の電源回路186が停止している状態である。即ち、第2の待機状態は、制御部150、信号処理系、及び出力系に電力が供給されない状態である。この場合、放送受信装置100は、映像の表示、音声の再生、及びRAM153の保持を行わない。また、サブマイコン156を除く制御部150に電力が供給されない為、第1の受光部162は、信号を受信することができない状態になる。
【0072】
なお、電源制御IC192にはキャパシタ184から電力が供給される。この為、電源制御IC192は、第2の受光部191からの信号を受信することができる。また、電源制御IC192は、キャパシタ184から供給された電力の一部を主電源ボタン187に供給する。電源制御IC192は、第2の受光部191または主電源ボタン187からの信号に基づいてリレースイッチ181をオンさせることができる。これにより、サブマイコン156による第2の受光部191からの操作入力の受け付け、あるいは主電源ボタン187によるリレースイッチ181のオンに従う制御部150の起動により放送受信装置100を第2の待機状態から通常状態に復帰させることができる。
【0073】
エコセットスイッチ188がONである場合、またはリレースイッチ181がONである場合、制御部150は、第2の電源回路186の動作を制御することにより、放送受信装置100を通常状態と第1の待機状態とで切り替えることができる。さらに、電源制御IC192がリレースイッチ181をOFFにした場合、放送受信装置100は、第2の待機状態に移行する。
【0074】
なお、上述の第1の待機状態及び第2の待機状態のいずれの状態であるかを、ユーザに容易に視認させる(ユーザに報知する)ため、上述した点灯部103及び104の点灯の組み合わせを用いる。例えば、点灯部103は、放送受信装置100における電源の状態を示す。また、点灯部104は、放送受信装置100における予約録画、視聴予約などの状態を示す。点灯部103は、放送受信装置100が通常状態である場合、第1の色で点灯する。また、点灯部103は、放送受信装置100が第1の状態である場合、第2の色で点灯する。またさらに、点灯部103は、放送受信装置100が第2の状態である場合、消灯する。
【0075】
制御部150は、リモコン163または主電源ボタン187から、放送受信装置100の電源のON/OFFを切り替える信号(電源操作信号)が入力された場合、第2の電源回路186の動作を停止させ、放送受信装置100を第1の待機状態に移行させる。さらに、制御部150は、第2の電源回路186の動作を停止させてからの経過時間をカウントする。カウントした時間が予め設定された第1の待機時間に達する場合、制御部150は、リレースイッチ181をOFFするように電源制御IC192にコマンドを送信する。なお、制御部150は、予め設定された第2の待機時間を示す情報をこのコマンドに付加する。
【0076】
図5は、電源制御IC(節電チップ)192の構成例を示す。
【0077】
電源制御IC192は、AC電源制御部193、信号受信部194、増幅器195、A/D変換部196、及びカウンタ197を備える。なお、電源制御IC192の各部は、キャパシタ184から供給される直流電流により動作することができる。
【0078】
AC電源制御部193は、リレースイッチ181のON/OFFを制御する。上記したように、制御部150からリレースイッチ181をOFFするためのコマンドを受信した場合、AC電源制御部193は、リレースイッチ181をOFFする。リレースイッチ181がOFFされ、且つエコセットスイッチ188がOFFされている場合、商用電源500と放送受信装置100とが接続されていない状態になる為、より待機中の電力消費を抑える(商用電源から取得する電力を実質的にゼロとする)ことができる。
【0079】
信号受信部194は、第2の受光部191から送信された信号を受信する。増幅器195は、信号受信部194により受信した信号を増幅する。A/D変換部196は、増幅器195により増幅された信号をディジタル信号に変換する。これにより、電源制御IC192は、リモートコントローラ163から送信された元の操作信号を復号することができる。カウンタ197は、サブマイコン156を経由して供給されるクロック(CLK)155からのクロックをカウントして、経過時間をカウントする。すなわち、カウンタ197は、サブマイコン156と協働して、タイマとしての機能を提供する。
【0080】
AC電源制御部193は、制御部150からコマンドを受信し、リレースイッチ181をOFFした場合、カウンタ197により時間のカウントを開始する。AC電源制御部193は、カウンタ197によりカウントした時間が、コマンドが示す第2の待機時間に達する場合、リレースイッチ181をONする。
【0081】
また、上記したように、信号受信部194、増幅器195、及びA/D変換部196は、キャパシタ184からの電力の供給を受けて動作する。この為、電源制御IC192は、エコセットスイッチ188及びリレースイッチ181がOFFの状態であっても、リモートコントローラ163から送信された信号を第2の受光部191により受信し、元の信号を復号することができる。
【0082】
AC電源制御部193は、リレースイッチ181がOFFの状態で、リモートコントローラ163または主電源ボタン187から放送受信装置100の電源のON/OFFを切り替える電源操作信号が入力された場合、リレースイッチ181をONする。
【0083】
これにより、放送受信装置100は、商用電源500からの交流電流が第1の電源回路182に供給される状態になる。この結果、制御部150が起動し、映像の表示及び音声の再生が可能な状態になる。
【0084】
なお、制御部150は、予め設定された第1の時刻になったことを認識した場合、リレースイッチ181をOFFするように電源制御IC192にコマンドを送信する構成であってもよい。この場合、制御部150は、予め設定された第2の時刻を示す情報及び現時点の時刻を示す情報(時刻情報)をこのコマンドに付加する。このとき、現時点の時刻を示す情報(時刻情報)が、EEPROM154に格納される。
【0085】
また、この場合、AC電源制御部193は、制御部150からコマンドを受信し、リレースイッチ181をOFFした場合、カウンタ197により時間のカウントを開始する。これにより、AC電源制御部193は、現時点の時刻を認識することができる。AC電源制御部193は、現時点の時刻が、コマンドが示す第2の時刻になった場合、リレースイッチ181をONする。
【0086】
なお、第2の待機状態では、第1の電源回路182、第2の電源回路186、信号処理、及び画面表示などが停止している。この為、電源制御(節電チップ)IC192には、制御部150のICに比べて消費電力の小さいICを用いることができる。
【0087】
また、サブマイコン156は、第2の待機状態において、例えばEEPROM154が保持する録画予約などの動作を管理する。なお、第2の待機状態において、上述の通り、第1の電源回路182及び第2の電源回路186もオフ状態であるから、実質的に、計時機能も停止している。このため、カウンタ197がカウントするクロックを用いる上述のタイマとしての機能を確保することで、録画予約に従う放送受信装置100の起動を実現する。
【0088】
なお、サブマイコン156は、上述した第2の待機状態に切り替えられる際に現時点の時刻としてEEPROM154が保持した時刻情報とカウンタ197がカウントしたクロックとに基づき、主として第2の受光部191により受け付ける放送受信装置100の動作(録画予約に従う放送受信装置100の起動)を実現できる。この場合、カウンタ197が保持するカウント値(クロック数)をEEPROM154が保持した時刻情報と加算して本来の時刻とするまでの処理時間(遅延)を考慮して、概ね1秒、図示しない時計部(計時部)の計時結果に加算する。
【0089】
サブマイコン156はまた、上述した第2の待機状態から上述の通常状態への復帰(商用電源との接続)がある毎に、電源制御IC(エコチップ)192、及び第1の電源回路182を制御してキャパシタ184を充電する。これにより、上述した第2の待機状態においてキャパシタ184から消費された電力に対応する(キャパシタ184の)蓄積容量の不足が、補填される。なお、サブマイコン156はまた、上述したキャパシタ184の充電について、一定期間の間、録画予約の実行などに伴う(放送受信装置100の)起動がない(一定期間の間録画予約が設定されていない)などの要因によりキャパシタ184への充電が実行されない場合、例えば深夜帯などの電力事情に余裕がある時間帯に一時的に商用電源500との間の通電を確保(第1の電源回路182がオンする第1の待機状態に遷移)して、キャパシタ184を充電する。これにより、録画予約のための予約情報が失われたり(消えたり)、あるいはカウンタ197によるクロック(CLK)155のクロックのカウントが中断して時計(タイマ)機能が停止することが防止できる。
【0090】
また、サブマイコン156とカウンタ197による計時は、一定期間経過後に放送受信装置100を起動するオンタイマー機能の実現に用いることができる。
【0091】
なお、上述のACオフ状態においては、放送受信装置100の本体101に設けられる上記点灯部103及び104は、何れもオフ(非点灯)とする。但し、録画予約に従う録画を実行する間、例えば点灯部104(図1参照、録画予約に基づく予約録画の実行中を示す)が点灯される。これにより、ユーザによる不所望なコンセントからの電源コードの取り外し、あるいはオフスイッチ機能つきコンセントの利用時のオフ状態の設定などにより、予約録画が中断されることを、避けることができる。
【0092】
また、上述のACオフ状態においても、通常深夜帯あるいは、一定期間毎に更新される番組情報(EPG(Electric Program Guide、電子番組表)情報)を取得することの要求があるため、上述したキャパシタ184の充電のタイミングと併せ、一定期間毎に、商用電源500との接続が実行されることが好ましい。なお、この場合、点灯部104のオン(点灯)は、ユーザによる設定に従い、非点灯(オフ状態を維持)とすることも可能である。
【0093】
以上説明したように、実施形態を適用することで、待機状態において商用電源から取得する電力を実質的にゼロとするACオフ状態(待機時ACオフモード)を有する電子機器を提供できる。
【0094】
また、ACオフ状態は、これまでの待機モードにおいて消費する電力に比較して、さらに消費電力を削減できる。
【0095】
なお、ACオフ状態においても、録画予約に従う予約録画が実行可能であり、その場合に、ユーザによる不所望なコンセントからの電源コードの取り外し、あるいはオフスイッチ機能つきコンセントの利用時のオフ状態の設定などにより、予約録画が中断されることを、点灯部の点灯により、回避できる。
【0096】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0097】
100…放送受信装置、110…放送入力端子、111…チューナ、112…復調部、113…信号処理部、114…通信インターフェース、121…音声処理部、131…映像処理部、132…OSD処理部、133…表示処理部、150…制御部、151…CPU、152…ROM、153…RAM、154…EEPROM、155…クロック(CLK)、156…サブマイコン、161…操作入力部、162…第1の受光部、163…リモートコントローラ、164…カードコネクタ、165…メモリカード、166…USBコネクタ、167…USB機器、170…ディスクドライブ、180…電源制御部、181…リレースイッチ、182…第1の電源回路、184…キャパシタ、185…PFC回路、186…第2の電源回路、187…主電源ボタン、188…エコセットスイッチ、190…AC電源制御モジュール、191…第2の受光部、192…電源制御IC、193…AC電源制御部、194…信号受信部、195…増幅器、196…A/D変換部、197…カウンタ、198…基板、200…アンテナ、300…スピーカ、400…ディスプレイ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商用電源との接続と非接続のいずれかの状態を維持でき、接続時において、少なくとも映像表示及び音声再生に必要な電源を供給する第一の電源部と、
前記第一の電源部が商用電源と非接続状態であるとき、前記第一の電源への商用電源の接続を指示する信号を受け付け、前記第一の電源を商用電源に接続するための電源を供給する第二の電源部と、
前記第二の電源部による動作時に、前記第一の電源への商用電源の接続を指示する信号を受け付け、前記第一の電源に商用電源を接続する電源制御部と、
を具備する電子機器。
【請求項2】
前記第二の電源部は、前記電源制御部を動作するための第三の電源部を含むをさらに具備する請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記電源制御部は、前記第二の電源部による動作時に、前記第一の電源部を所定のタイミングで商用電源に接続する請求項1または2記載の電子機器。
【請求項4】
前記電源制御部は、前記第二の電源部による動作時に、前記第三の電源部を所定のタイミングで充電する請求項1または2記載の電子機器。
【請求項5】
前記第二の電源部は、前記第三の電源部が供給する電源により動作し、経過時間をカウントするカウンタ部を含むをさらに具備する請求項2記載の電子機器。
【請求項6】
前記第三の電源部は、充電式である請求項2〜5のいずれかに記載の電子機器。
【請求項7】
映像を表示する表示部をさらに有する請求項1〜6のいずれかに記載の電子機器。
【請求項8】
前記カウンタ部は、前記第一の電源部と商用電源とが接続した時点で、前記第一の電源部により動作する計時部に、カウント値を報知する請求項5記載の電子機器。
【請求項9】
前記電源制御部は、前記カウンタ部がカウントしたカウント値を計時部に報知する際に遅延成分の影響を補正する請求項8記載の電子機器。
【請求項10】
少なくとも映像表示及び音声再生に必要な電源を供給する第一の電源部が商用電源と非接続状態であるとき、第一の電源を商用電源に接続するための電源を供給する第二の電源部により電源を供給して、第一の電源への商用電源の接続を指示する信号を受け付け、
第二の電源部による動作時に、受け付けた第一の電源への商用電源の接続を指示する信号に従い、第一の電源に商用電源を接続する電源制御方法。
【請求項11】
第二の電源は、第一の電源が商用電源と接続している間に充電される請求項10記載の電源制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−77252(P2013−77252A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−218026(P2011−218026)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【特許番号】特許第5148738号(P5148738)
【特許公報発行日】平成25年2月20日(2013.2.20)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】