説明

電子装置

【課題】変電所等の電力盤の盤面に設けられる電子装置において、静電気ノイズ及び電磁波ノイズによる誤動作を回避でき、かつ、樹脂と金属を分別して回収することが困難なシールド構造を減らすことにある。
【解決手段】電力盤の盤面開口に装着される樹脂製のケース8と、ケースの前面部に設けられる液晶表示器7及び操作スイッチ6と、ケースの内部に設けられる半導体回路部品4,5とを有してなる電子装置1において、表示器及び操作スイッチが配線基板9の一方の面10に搭載され、半導体回路部品が配線基板の他方の面13に搭載され、配線基板の一方の面10のうち、少なくとも表示器及び操作スイッチが搭載された領域を除く面が導電性部材15で覆われた構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置に係り、特に、変電所等に設置される配電盤等の電力盤の盤面に設けられる監視制御装置あるいは保護継電装置などの電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
変電所は、一般に、送電線から供給される特高圧等を変圧器により配電電圧(例えば、6kV級)に降圧した後、その配電電圧を複数の配電系統に分岐し、配電盤を介して需要家に供給するように構成されている。この配電盤には、配電系統を開閉する遮断機と、電圧及び電流などの系統状態量を検出する各種の検出器、系統状態を監視するための監視制御装置及び保護継電器などが設けられる。監視制御装置及び保護継電器は、一般に、半導体論理回路やマイクロプロセッサのようなディジタル電子部品、電圧、電流などの系統状態を表示する表示パネル及び種々の操作スイッチを前面に配した電子装置として形成され、電子装置の前面を配電盤の盤面に露出させて組み付けられる。
【0003】
ところで、変電所等は高電圧、大電流を取り扱うことから、配電盤等の電力盤に設置する電子部品は、電磁波等に対するノイズ対策が必要である。一般に、電子部品の電磁波ノイズ対策としては、電子部品を接地されたシールド材により形成されたケースやカバーで包囲して、電磁波ノイズを遮蔽することが知られている(例えば、特許文献1、2)。また、電子部品を搭載するプリント基板の反対側の面あるいは内層にシールド接地パターンを形成して、電磁波ノイズを遮断することが提案されている(例えば、特許文献3、4)。
【0004】
【特許文献1】特開2001−332873号公報
【特許文献2】特開昭63−253987号公報
【特許文献3】特開2003−86990号公報
【特許文献4】特開2000−114728号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、電力盤の盤面に設けられる電子装置は、外観の意匠性が要求され、電子装置のケース等を樹脂で形成することが要望される。この場合、樹脂製のケース等にシールド性を持たせるために、ケース等の内面に金属蒸着や金属箔をラミネートすることが考えられる。
【0006】
しかし、環境保護から廃棄物をリサイクルする要請があり、樹脂製のケース等に金属蒸着や金属箔を施したシールド材をリサイクルする際、樹脂と金属を分別して回収することが困難であるという問題がある。
【0007】
また、変電所等に設置される電力盤の盤面に設けられる電子装置の場合、電子装置のパネル面に設けられた操作スイッチをオペレータが操作するとき、オペレータの衣服等に帯電した静電気がオペレータの指を介して操作スイッチに放電して、電子部品の誤動作又は誤不動作(以下、単に、誤動作と総称する。)する場合がある。
【0008】
しかし、従来技術では、変電所等の電力盤の盤面に設けられる電子装置の静電気ノイズ対策については、配慮されていない。
【0009】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、変電所等の電力盤の盤面に設けられる電子装置において、静電気ノイズ及び電磁波ノイズによる誤動作を回避でき、かつ、樹脂と金属を分別して回収することが困難なシールド構造を減らすことにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一般に、変電所等の電力盤は、金属製の筐体(キュービクル)内に、高電圧の大電流を取り扱う高圧母線あるいは配電線、遮断機、高圧母線又は配電線の電圧電流を検出する検出器等の電力機器を収納して形成される。また、これらの電力機器は、通常、キュービクルの背面側に配置され、キュービクルの前面側に設けられる開閉扉に監視制御装置及び保護継電器などをケースに収納した電子装置が設けられる。キュービクル内の電力機器と電子装置との間は、一般に、金属製の仕切板からなる電磁波シールドが設けられている。また、電磁波ノイズは、距離の2乗に反比例して減衰するから、キュービクル内の電力機器と電子装置の間に空間を確保すれば、電磁波ノイズが電子装置に及ぼす影響を小さくすることができる。
【0011】
一方、キュービクルの扉部に設けられた開口に装着して設けられる電子装置は、前面が周囲環境に露出されるため、変電所等を構成する電力機器や送電線から環境に放出される電磁波ノイズの影響を受けやすいことになる。例えば、オペレータが携帯電話などの無線通信手段により、他の部所と連絡をとりながら電子装置を操作する場合も考えられる。また、オペレータに帯電した静電気が操作スイッチ等に放電する静電ノイズの影響は大きい。
【0012】
これらのことに鑑み、本発明は、上記課題を解決するため、電力機器が収納された電力盤の盤面開口に装着される樹脂製のケースと、該ケースの前面部に設けられる表示器及び操作スイッチと、前記ケースの内部に設けられる半導体回路部品とを有してなる電子装置において、前記表示器及び前記操作スイッチが配線基板の一方の面に搭載され、前記半導体回路部品が前記配線基板の他方の面に搭載され、前記配線基板の前記一方の面のうち、少なくとも前記表示器及び前記操作スイッチが搭載された領域を除く面が導電性部材で覆われてなる構成とすることを特徴とする。
【0013】
すなわち、電力盤の前面部に露出する樹脂製のケースに収納して設けられる電子装置の場合、電力盤内部からの電磁波ノイズは、電子装置と電力機器との間にシールド板を配置することにより遮蔽できる。一方、表示器及び操作スイッチなどは、電磁波ノイズの影響を受けにくいから樹脂製ケースの前面部に配置しても問題がないが、半導体回路部品は樹脂製ケースの前面部から侵入する電磁波ノイズの影響を受けやすい。そこで、電磁波ノイズの影響を受けにくい表示器及び操作スイッチを配線基板の一方の面(前面側)に配置し、電磁波ノイズの影響を受けやすい半導体回路部品及び配線パターンを配線基板の他方の面(裏面側)に配置し、少なくとも表示器及び操作スイッチが搭載された領域を除く配線基板の前面側を導電性部材で覆って、半導体回路部品及び配線パターンをシールドすることにより、電磁波ノイズによる電子装置の誤動作を回避するようにしたのである。また、オペレータに帯電した静電気が操作スイッチ等に放電して静電ノイズが発生しても、操作スイッチの周囲に設けられた導電性部材により静電ノイズを遮蔽することができるから、半導体回路部品及び配線パターンに静電ノイズが侵入するのを防ぐことができる。また、樹脂製ケースには金属箔を蒸着したり、ラミネートする必要がなく、配線基板にのみ導電性部材を被覆すればよいから、樹脂と金属を分別して回収することが困難なシールド構造を減らすことができる。
【0014】
本発明において、導電性部材は、電源電圧、論理グランド、フレームグランドのいずれか1つの電位レベルに保持されてなることが好ましい。
【0015】
また、配線基板は、半導体回路部品に接続される配線パターンが他方の面に形成され、表示器及び操作スイッチは、配線基板を貫通して設けられた導体で配線パターンに接続された構成とすることが好ましい。これによれば、半導体回路部品と配線パターンを導電性部材によりできるだけ広く覆うことができる。
【0016】
また、配線基板は、3層以上の多層基板により形成され、半導体回路部品に接続される配線パターンが多層基板の内層に形成され、半導体回路部品と表示器と操作スイッチは、配線基板を貫通して設けられた導体で内層の配線パターンに接続して構成することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、変電所等の電力盤の盤面に設けられる電子装置において、静電気ノイズ及び電磁波ノイズによる誤動作を回避でき、かつ、樹脂と金属を分別して回収することが困難なシールド構造を減らすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施形態の電子装置の特徴部の正面図と側面図である。図2は、本実施形態の電子装置の正面図と側面図である。図3は、本実施形態の電子装置の機能ブロック構成図である。図4は、本実施形態の電子装置を適用してなる配電盤内部の模式図である。
【0019】
図4に示すように、配電盤40は金属製の筐体41内に、変電所の変圧器の2次側に遮断機を介して接続された高圧母線42と、高圧母線42に装脱可能に接続された一次端子43aを有する遮断機43と、遮断機43の2次端子43bが装脱可能に接続される端子に接続された配電線44と、高圧母線42と配電線44の電圧及び電流を検出する検出器群45とを収納して構成される。また、配電盤40には、系統状態を監視するための監視制御及び保護継電機能を有する電子装置1が、筐体41の扉部に形成された開口に前面を露出した状態で装着されている。そして、電子装置1と高圧母線42及び配電線44との間に、金属製の仕切板からなる電磁波シールド46が設けられている。
【0020】
本実施形態の電子装置1は、図3に示すように、検出器群45により検出された電圧及び電流の検出信号2を取り込んで、半導体回路部品で扱える信号レベルに変換する変換部3と、変換部3で変換された電圧及び電流の検出信号2を取り込んで予め定められた各種の演算を実行する演算部4と、演算部4の演算結果を液晶表示器7に出力する制御部5と、制御部に操作指令を入力する操作スイッチ6を備えて構成されている。
【0021】
変換部3は、検出器群45から出力される例えば100V及び数Aレベルの電圧及び電流の検出信号2を、半導体回路で取り扱う数V及び数mAレベルの検出信号2に変換する変換器を有して構成されている。演算部4は、半導体論理回路やマイクロプロセッサなどのディジタル半導体回路により構成され、電圧及び電流の検出信号2を取り込んで、積算電力の演算、保護継電器の演算に必要な系統状態量の演算、リレー整定値との比較演算、等の種々の演算を実行するようになっている。また、演算部4は、遮断機43に接続された配電線44の短絡などの異常を検知したとき、遮断機43に遮断指令を出力するようになっている。制御部5は、操作スイッチ6から入力される指令に基づいて、演算部4の演算結果を液晶表示器7に出力して外部に表示するようになっている。例えば、操作スイッチ6により指定される電圧、電流、電力、積算電力、などの系統状態量を切り替えて、液晶表示器7に出力表示するようになっている。
【0022】
このような機能を有する電子装置1は、図2に示すように、樹脂製のケース8内に収納されて、図4に示したように配電盤40の盤面に形成された開口に装着して用いられる。操作スイッチ6及び液晶表示器7は、配線基板9の一方の面である前面10に搭載され、その他の演算部4及び制御部5を構成する半導体回路部品は、配線基板9の他方の面である裏面13に搭載され、操作スイッチ6及び液晶表示器7をケース8の前面側に配置される。
【0023】
配線基板9は、図1に示すように、前面10に操作スイッチ6及び液晶表示器7が搭載され、これらが搭載された領域を除く面が導電性部材15で覆われている。導電性部材15は、図示していないが、電源電圧、論理グランド、フレームグランドのいずれか1つの電位レベルに接続されている。そして、配線基板9の裏面13に操作スイッチ6及び液晶表示器7以外の演算部4及び制御部5を構成する半導体回路部品と、それらが接続される配線パターンが形成されている。
【0024】
このように、本実施形態の配電盤40は、金属製の筐体(キュービクル)41内に、高電圧の大電流を取り扱う高圧母線42あるいは配電線44、遮断機43、検出器群45等の電力機器が筐体41の背面側に配置されている。また、筐体41の前面側に設けられる開閉扉にケース8に収納された電子装置1が設けられている。そして、筐体41内の電力機器と電子装置1との間は、金属製の仕切板からなる電磁波シールド46が設けられている。これらのことから、ケース8を樹脂により形成しても、筐体41内の電力機器と電子装置1の間に空間を確保でき、距離の2乗に反比例して減衰する電磁波ノイズが電子装置1に及ぼす影響を小さくすることができる。
【0025】
一方、筐体41の扉部に設けられた電子装置1は、前面が周囲環境に露出されるため、変電所等の送電線等から環境に放出される電磁波ノイズの影響を受けやすい。この点、本実施形態では、配線基板9の前面10の操作スイッチ6及び液晶表示器7が搭載された領域を除く面が導電性部材15で覆われていることから、環境に放出される電磁波ノイズを遮蔽して、演算部4及び制御部5を構成する半導体回路部品、及び配線パターンから侵入する電磁波ノイズを遮断できる。
【0026】
特に、オペレータが携帯電話などの無線通信手段により、他の部所と連絡をとりながら電子装置1を操作する場合が考えられるが、その電波によるノイズを遮蔽することができる。また、オペレータに帯電した静電気が、操作スイッチ6の操作時に放電して静電ノイズが発生する問題があるが、本実施形態によれば、導電性部材15によって、演算部4及び制御部5を構成する半導体回路部品、及び配線パターンに侵入する静電ノイズを阻止することができる。その結果、電磁波ノイズ及び静電ノイズによる電子装置1の誤動作を回避することができる。
【0027】
また、電子装置1のケース8に意匠性に優れた樹脂を用いても、金属箔を蒸着したりラミネートする必要がなく、シールド構造を配線基板9に限ることができるから、樹脂と金属を分別回収する負担を軽減することができる。
(実施形態2)
図5は、本発明の電子装置の他の実施形態に係る特徴部の正面図と側面図である。本実施形態は、図1の実施形態の3層構造の配線基板9に代えて、4層構造の配線基板16を用いたことにあり、その他の点は図1と同一であることから、同一の符号を付して説明を省略する。
【0028】
本実施形態の配線基板16は、配線パターンが内層19に形成され、内層19の両面に操作スイッチ6と液晶表示器7が搭載された表面層17と、演算部4と制御部5を構成する半導体回路部品が搭載された裏面層18を積層して構成されている。表面層17の表面に図1と同様に、導電性部材15が設けられ、電源電圧、論理グランド、フレームグランドのいずれか1つの電位レベルに接続されている。
【0029】
また、本実施形態では、配線パターンをできる限り内層19に形成し、半導体回路部品が搭載された裏面層18の部品が搭載されていない面を、導電性部材により覆うようにしている。
【0030】
本実施形態によれば、裏面層18の部品が搭載されていない面を導電性部材により覆い、電源電圧、論理グランド、フレームグランドのいずれか1つの電位レベルに接続していることから、図1の実施形態に比べて、電磁波ノイズ及び静電ノイズを一層遮蔽することができる。
【0031】
以上、本発明に係る電子装置を、配電盤に適用した実施形態に基づいて説明したが、本発明は配電盤に限らず、電力機器を収納した一般の電力盤に適用できることはいうまでもない。また、電子装置は、表示器及び操作スイッチを備えた電子装置であれば、監視制御及び保護継電制御の他の機能を有するものにも適用できることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施形態1の電子装置の特徴部の正面図と側面図である。
【図2】実施形態1の電子装置の正面図と側面図である。
【図3】実施形態1の電子装置の機能ブロック構成図である。
【図4】実施形態1の電子装置を適用してなる配電盤内部の模式図である。
【図5】本発明の実施形態2の電子装置の特徴部の正面図と側面図である。
【符号の説明】
【0033】
1 電子装置
3 変換部
4 演算部
5 制御部
6 操作スイッチ
7 液晶表示器
8 ケース
9 配線基板
10 前面
13 裏面
15 導電性部材
40 配電盤
41 筐体
42 高圧母線
43 遮断機
44 配電線
45 検出器群
46 電磁波シールド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力機器が収納された電力盤の盤面開口に装着される樹脂製のケースと、該ケースの前面部に設けられる表示器及び操作スイッチと、前記ケースの内部に設けられる半導体回路部品とを有してなる電子装置において、
前記表示器及び前記操作スイッチが配線基板の一方の面に搭載され、前記半導体回路部品が前記配線基板の他方の面に搭載され、前記配線基板の前記一方の面のうち、少なくとも前記表示器及び前記操作スイッチが搭載された領域を除く面が導電性部材で覆われてなることを特徴とする電子装置。
【請求項2】
請求項1に記載の電子装置において、
前記導電性部材は、電源電圧、論理グランド、フレームグランドのいずれか1つの電位レベルに保持されてなることを特徴とする電子装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の電子装置において、
前記配線基板は、前記半導体回路部品に接続される配線パターンが前記他方の面に形成され、前記表示器及び前記操作スイッチは、前記配線基板を貫通して設けられた導体で前記配線パターンに接続されてなることを特徴とする電子装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の電子装置において、
前記配線基板は、多層基板により形成され、前記半導体回路部品に接続される配線パターンが前記多層基板の内層に形成され、前記半導体回路部品と前記表示器と前記操作スイッチは、前記配線基板を貫通して設けられた導体で前記内層の配線パターンに接続されてなることを特徴とする電子装置。
【請求項5】
請求項4に記載の電子装置において、
前記半導体回路部品が搭載される配線基板は、前記半導体回路部品が搭載された領域を除く面が導電性部材で覆われてなることを特徴とする電子装置。
【請求項6】
請求項1に記載の電子装置において、
前記電力盤は、変電所の変圧器の2次側に遮断機を介して接続された高圧母線と、該高圧母線に接続された一次端子を有する遮断機と、該遮断機の2次端子に接続された配電線と、前記高圧母線と前記配電線の電圧電流を検出する検出器とが収納された金属製の筐体を有する配電盤であり、
前記電子装置は、さらに、前記検出器から出力される検出信号の信号レベルを前記半導体回路部品の信号レベルに変換する変換部を有し、
前記半導体回路部は、前記変換部から出力される電圧電流信号を取り込んで予め定められた演算を実行する演算部と、前記操作スイッチの指令に基づいて前記演算部の演算結果を前記表示器に出力する制御部とを有してなることを特徴とする電子装置。
【請求項7】
請求項6に記載の電子装置において、
前記演算部は、前記変換部から出力される電圧電流信号を取り込んで、前記遮断機に接続された配電線の異常を検知して前記遮断機に遮断指令を出力する保護継電部であることを特徴とする電子装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−70839(P2009−70839A)
【公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−234159(P2007−234159)
【出願日】平成19年9月10日(2007.9.10)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】