電子部品収納キャリアテープ巻取用リール
【課題】 収納される電子部品数に依存することなく、外周部の撓みを防止し、電子部品に付加される曲げ応力の低減及びキャリアテープの使用量を削減可能にした電子部品収納キャリアテープ巻取用リールを提供する。
【解決手段】 電子部品収納キャリアテープ巻取用リールは、複数の電子部品を個別に収納するキャリアテープ１０を巻き付けるコア部２と、前記コア部２を両側から挟んで固定する１対のフランジ１とを備え、前記フランジに挟まれたコア部２の径は可変である。コア部の径を可変にする方法としては、コア部２にコア部の径を大きくするアダプタが着脱自在に取り付ける。また、コア部をフランジに着脱自在に取り付ける構造とし、コア部をフランジから取り外すことによって、電子部品が最初にコア部に巻き付けられたものから取り出すようにする方法によってリール外周部の撓みを防ぐ。
【解決手段】 電子部品収納キャリアテープ巻取用リールは、複数の電子部品を個別に収納するキャリアテープ１０を巻き付けるコア部２と、前記コア部２を両側から挟んで固定する１対のフランジ１とを備え、前記フランジに挟まれたコア部２の径は可変である。コア部の径を可変にする方法としては、コア部２にコア部の径を大きくするアダプタが着脱自在に取り付ける。また、コア部をフランジに着脱自在に取り付ける構造とし、コア部をフランジから取り外すことによって、電子部品が最初にコア部に巻き付けられたものから取り出すようにする方法によってリール外周部の撓みを防ぐ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、半導体装置などの電子部品を実装する工程等において用いられる電子部品収納キャリアテープ巻取用リールに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
電子部品の包装形態の一つにエンボスキャリアテープがある。これは電子部品を収納する複数のポケットを設けたエンボステープと、このエンボステープに貼り付けられ、これら複数のポケットを封止する保護テープもしくはカバーテープから構成され、通常は電子部品収納キャリアテープ巻取用リールに巻きつけられて出荷・納入される。電子部品収納キャリアテープ巻取用リールは、エンボスキャリアテープを巻き取るコア部及びコア部の両サイドに取り付けられ、円盤状の１対のフランジから構成されている。コア部は、円盤状のフランジの中心に取り付けられ、コア部の中心部にリールを回転させるための回転シャフトを貫通する貫通孔が形成ている。
【０００３】
そして、半導体装置などの電子部品を実装する工程において、この貫通孔に電子部品フィーダーなどに設けられた回転シャフトを装着して電子部品供給を行う。近年は防湿包装の要望が多く、電子部品を収納したキャリアテープが巻き取られたリールを一度アルミ袋等に収納し、脱気してから封緘している。この際、テープの巻かれていないリールの周外部は気圧で押しつぶされることが多く、搬送先で、変形してキャリアテープ及びそこに収納された製品が取り出し難いという問題が発生する。通常、リールの形状はＪＩＳ規格等で定められており、少量対応でもある程度の大きさのリールで出荷されることが多い。従って、当然ながら、巻き取り量が少なく、リールのコア部付近で巻き終わると、テープの曲率も小さくなり、曲げ応力の製品への悪影響が出てくる。また、例えば、収納量が少ない場合において、リールの外周部付近のエンボステープのみに製品を収納して出荷することも可能であるが、ポケットに電子部品の無い部分も多く、最終的に廃棄される無駄なモノを多く巻きつけることになって環境的に好ましくない。
【０００４】
従来技術として、特許文献１には巻き取りリール本体の中心部から周縁にかけて左右の側板の扇型透孔間に形成されたリブに沿って放射状の補強板を張設した電子部品収納用のテープ巻取りリールが記載されている。リール側板は補強板により補強されて、リール側板外周部分が内方へ垂れてリールの左右側板の周縁が内方へ変形してリールの左右側板の間隔が狭くなるのを防止する。その結果巻回したキャリアテープを解除する場合にキャリアテープの幅員を挟圧してテープの変形が発生するのを防止できる。
【特許文献１】特開２００２−２９６６０号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明は、収納される電子部品数に依存することなく、外周部の撓みを防止し、電子部品に付加される曲げ応力の低減及びキャリアテープの使用量を削減可能にした電子部品収納キャリアテープ巻取用リールを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の電子部品収納キャリアテープは、複数の電子部品を個別に収納するキャリアテープを巻き付けるコア部と、前記コア部を両側から挟んで固定する１対のフランジとを備え、前記フランジに挟まれたコア部の径は可変であることを特徴としている。
また、本発明の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールは、複数の電子部品を個別に収納するキャリアテープが巻き付けられたコア部と、前記コア部が取り付けられ、前記コア部に巻き付けられたキャリアテープを両側から抑える１対のフランジとを備え、前記コア部は前記フランジに着脱自在に取り付けられており、前記コア部を前記フランジから取り外すことによって、前記電子部品は最初に前記コア部に巻き付けられたものから取り出すように構成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【０００７】
本発明は、以上の構成により、リールに収納される電子部品数に依存することなく、外周部の撓みを防止し、電子部品に付加される曲げ応力の低減及びキャリアテープの使用量を削減を可能にする。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
本発明は、収納される電子部品数に依存することなく、フランジの外周部の撓みを防止し、電子部品に付加される曲げ応力の低減及びキャリアテープの使用量を削減可能にした電子部品収納キャリアテープ巻取用リールを提供することを特徴としている。そして、本発明は、このようなリールを得るためにリールを構成するコア部の径を大きくするか、もしくは巻き取られたキャリアテープの外周部側の形状を変えないで、コア部をフランジから取り外して、最初にコア部に巻き付けられたものから取り出すように構成されていることを特徴としている。
以下、実施例を参照して発明の実施の形態を説明する。
【実施例１】
【０００９】
まず、図１乃至図７を参照して実施例１を説明する。
図１は、電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの斜視図、図２は、図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールに装着するアダプタの斜視図、図３は、図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールを構成するコア部の斜視図、図４は、図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの正面図、図５は、電子部品収納キャリアテープ巻取用リールに巻き取られる電子部品用キャリアテープの断面図、図６は、防湿包装された図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの斜視図、図７は、変形した図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの斜視図である。
【００１０】
この実施例ではアダプタを取り付けてコア部の径を大きくすることに特徴がある。図１は、電子部品収納キャリアテープ巻取用リールを示している。このリールは、円盤状の１対のフランジ１とフランジ１に取り付けられ、キャリアテープが巻き取られるコア部２とを備えている。コア部２は、フランジ１の中央部に取り付けられ、コア部２の中心にはリールを回転させるための軸となるシャフトを通す軸穴３が中心部材１５に設けられており、軸穴３を中心にしてリールは回転する。フランジ１は、コア部２に巻き取られている電子部品用キャリアテープをその両側から巻き取りが崩れないように保護している。前述のように、コア部２は、中心部分に軸穴３を有し、キャリアテープが当接する外周部分には、少なくとも１つの溝４が形成されている。
【００１１】
この実施例では、外周部分が６個の表面部材９から構成され、これら表面部材９間にこれらを隔てる溝４が設けられる。表面部材９及び中心部材１５は、１対のフランジ１に側面で固定されている（図３参照）。１対のフランジ１は、左右対称に同じ形状をしている。そして、両者を接合したときにコア部２に溝４が形成され、図１に示すコア部と１対のフランジとを備えたリールが完成する。この形成時に溝を設けずに両者を密着させると設計誤差などにより表面が不揃いになる恐れがあり、性能の良いリールにはならない。リール材料には、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどのプラスチック材料が用いられる。
【００１２】
次に、図５を参照して、リールに巻き取られるキャリアテープを説明する。
キャリアテープもリールと同様にポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどのプラスチック材料を用いる。キャリアテープ１０は、複数の凹部（ポケットともいう）１１が間隔をおいて中央部分に形成されたエンボステープから構成されている。エンボステープのポケット１１には半導体装置などの電子部品１２が収納される。キャリアテープ１０のポケット１１に電子部品１２が収納された後これらを被覆保護するためにカバーテープ１３がポケット１１の開口面に接合されている。カバーテープ１３は、キャリアテープ１０にヒートシール１４されるが、電子部品１２のポケット１１からの取り出しを容易にするために、ヒートシール１４される領域は、ポケット１１が配列されている中央部分は避け、キャリアテープ１０の両側に限定する。電子部品１２をキャリアテープ１０から取り出すには、カバーテープ１３を剥がしながら機械もしくは手動により取り出していく。
【００１３】
次に、リールにアダプタを取り付けた状態を説明する。
アダプタ５は、１対のアダプタ部材５′、５″から構成され、コア部２の外径とほぼ同じ内径を有しており、アダプタ部材５′、５″の一端同士が肉薄状に繋がった蝶番部７と、他端同士が接離自在に接合されたかしめ部８とを有している。かしめ部８でアダプタ部材５′、５″をその凹凸部を嵌合させ、かしめて両者を接続することによりアダプタ５はコア部２に装着される。リールのフランジ１の外周付近までキャリアテープを巻き取る場合において、長さの短いキャリアテープを巻き取るにはアダプタ５を肉厚にする必要がある。このリールに対して複数個の肉厚の異なるアダプタを用意して置くと、長さが異なるキャリアテープを用意しても皆一様に同じリールのフランジの外周部分まで巻き取ることができ、その結果、リール変形を抑えることができる。
ところで、アダプタ５は、内側に突起部６を備えている（図２参照）。この突起部６は、コア部２の表面に設けられた溝４に嵌合されてアダプタ５の移動を阻止し、アダプタ５が空回りすることがない（図３参照）。
【００１４】
背景技術において述べたように、防湿性を維持するために、電子部品を収納したキャリアテープが巻き取られているリールを一度アルミニウムの袋１６等に収納し、脱気してから封緘している（図６参照）。この際、キャリアテープが短い場合に、従来ではテープの巻かれていないリールの外周部は気圧で押しつぶされることが多く、搬送先で、変形してキャリアテープ及びそこに収納された製品が取り出し難いという問題が発生していた（図７参照）が、この実施例のように、アダプタを用いることによりこの問題が著しく減少した。また、アダプタを実施例のように脱着可能な構造にすれば、再利用可能であり、外的応力による変形も無く、しかも汎用性も持ち合わせるので最終的にはゴミの削減につながり環境保護の上で好ましい。
【実施例２】
【００１５】
次に、図８を参照して実施例２を説明する。
図８は、この実施例で用いられる電子部品収納キャリアテープ巻取用リールを構成するコア部の断面図である。この実施例では径の大きなコア部を用いることに特徴がある。この実施例の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールは、円盤状の１対のフランジとフランジに取り付けられ、キャリアテープが巻き取られるコア部２０とを備えている。コア部２０は、フランジの中央部に取り付けられ、コア部２０の中心に設けられた中心部材２１には、リールを回転させるための軸となるシャフトを通す軸穴２６が設けられており、軸穴２６を中心にしてリールは回転する。フランジは、コア部２０に巻き取られている電子部品用キャリアテープをその両側から巻き取りが崩れないように保護している。
【００１６】
コア部２０は、外周部分の表面部材２４及び中心部分の中心部材２１に軸穴２６を有し、外周には、外周部分を構成する４個の表面部材２４が配置され、その表面部材２４間には各表面部材２４を隔てる溝２５が形成されている。
１対のフランジは、左右対称に同じ形状をしている。そして、両者を接合したときにコア部２０に溝２５が形成され、コア部２０と１対のフランジとが接合されたリールが完成する。この形成時に溝を設けずに両者を密着させると設計誤差などにより表面が不揃いになる恐れがあり、性能の良いリールにはならない。リール材料には、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどのプラスチック材料が用いられる。
【００１７】
実施例１ではコア部の表面部材と中心部材はフランジに固定されているのに対して、この実施例ではフランジに中心部材２１は固定されているが、表面部材２４は接合されていない。表面部材２４は、中心部材２１に支持されたスプリング２３により支持されている。したがって、このスプリング２３の上下動によってコア部２０の径が変動する。各表面部材２４がスプリング２３に支持されていても、コア部２０にキャリアテープが巻かれた状態のとき、あるいはキャリアテープを取り出すときに表面部材２４に応力が働くのでスプリング２３が変形し移動することがある。このような事態を防ぐために、中心部材２１の周辺に複数の支持スペーサ２２を配置し、これをリールの２つのフランジにより固定する。この実施例では支持スペーサ２２は、４個あり、いずれもスプリング２３により隣接する支持スペーサ２２と仕切られている。リールに巻き取られるキャリアテープは、図５に示された通りである。
【００１８】
背景技術において述べたように、防湿性を維持するために、電子部品を収納したキャリアテープが巻き取られているリールを一度アルミニウムの袋１６等に収納し、脱気してから封緘している（図６参照）。この際、キャリアテープが短い場合に、従来ではテープの巻かれていないリールの外周部は気圧で押しつぶされることが多く、搬送先で、変形してキャリアテープ及びそこに収納された製品が取り出し難いという問題が発生していた（図７参照）が、この実施例のように、コア部自体の径が可変であるような構造のものを用いることによりこの問題が著しく減少した。実施例１のように、アダプタを用いて径を大きくするのには限度があり、無制限に大径にすることはできない。この実施例ではリールのコア部自体の径が可変であるように構成されているので、アダプタを用いて径を増す構造よりも更に大径にすることができる。
【実施例３】
【００１９】
次に、図９を参照して実施例３を説明する。
図９は、この実施例で説明するコア自体脱着可能タイプの電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの概略平面図である。この実施例ではリールに巻き取ったキャリアテープの巻取形状を維持した状態でキャリアテープをリールから取出すことに特徴がある。この実施例の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールは、円盤状の１対のフランジ３１とフランジ３１に取り付けられ、電子部品が収納されたキャリアテープ３０が巻き取られるコア部３２とを備えている。コア部３２は、フランジ３１の中央部に取り付けられ、コア部３２の中心に設けられた中心部材には、リールを回転させるための軸となるシャフトを通す軸穴が設けられており、軸穴を中心にしてリールは回転する。フランジ３１は、コア部３２に巻き取られている電子部品収納キャリアテープ３０をその両側から巻き取りが崩れないように保護している。
【００２０】
１対のフランジ３１は、左右対称に同じ形状をしている。そして、両者を接合したときにコア部３２に幾つかの溝が形成され、コア部３２と１対のフランジ３１とが接合されたリールが完成する。この形成時に溝を設けずに両者を密着させると設計誤差などにより表面が不揃いになる恐れがあり、性能の良いリールにはならない。リール材料には、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどのプラスチック材料が用いられる。
実施例１ではコア部の表面部材と中心部材はフランジに固定されているのに対して、この実施例ではコア部３２はフランジ３１に着脱自在に嵌合されている。
【００２１】
背景技術において述べたように、防湿性を維持するために、電子部品を収納したキャリアテープが巻き取られているリールを一度アルミニウムの袋１６等に収納し、脱気してから封緘している（図６参照）。この際、キャリアテープが短い場合に、従来ではテープの巻かれていないリールの外周部は気圧で押しつぶされることが多く、搬送先で、変形してキャリアテープ及びそこに収納された製品が取り出し難いという問題が発生していた（図７参照）が、この実施例のように、リールの外周部分に巻かれたキャリアテープは、リールから電子部品が供給されて残り少なくなった状態でもリールの変形を防ぐようにすることができる。
この実施例では、リールの中心部から電子部品の収納したキャリアテープを引き出すので、テープの捩じれが懸念されるが、母体のリールを回転させることによって捩じれは軽減できる。このように、この実施例では、リールの変形や電子部品への外的応力を無くし、部材コストやゴミの削減を容易に可能にする。
【図面の簡単な説明】
【００２２】
【図１】本発明の一実施例である実施例１に係る電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの斜視図。
【図２】図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールに装着するアダプタの斜視図。
【図３】図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールを構成するコア部の斜視図。
【図４】図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの正面図。
【図５】図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールに巻き取られる電子部品用キャリアテープの断面図。
【図６】防湿包装された図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの斜視図。
【図７】変形した図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの斜視図。
【図８】本発明の一実施例である実施例２に係る電子部品収納キャリアテープ巻取用リールを構成するコア部の断面図。
【図９】本発明の一実施例である実施例３に係るコア自体脱着可能タイプの電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの概略平面図。
【符号の説明】
【００２３】
１・・・フランジ ２・・・コア部 ３・・・軸穴
４・・・コア部の溝 ５・・・アダプタ ５′、５″・・・アダプタ部材
６・・・アダプタの突起部 ７・・・アダプタの蝶番部
８・・・アダプタのかしめ部 ９・・・コア部の外周部材
１０・・・電子部品収納キャリアテープ（エンボステープ）
１１・・・電子部品収納キャリアテープの凹部（ポケット）
１２・・・電子部品 １３・・・カバーテープ
１４・・・ヒートシール １５・・・コア部の中心部材
１６・・・アルミニウムの袋
【技術分野】
【０００１】
本発明は、半導体装置などの電子部品を実装する工程等において用いられる電子部品収納キャリアテープ巻取用リールに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
電子部品の包装形態の一つにエンボスキャリアテープがある。これは電子部品を収納する複数のポケットを設けたエンボステープと、このエンボステープに貼り付けられ、これら複数のポケットを封止する保護テープもしくはカバーテープから構成され、通常は電子部品収納キャリアテープ巻取用リールに巻きつけられて出荷・納入される。電子部品収納キャリアテープ巻取用リールは、エンボスキャリアテープを巻き取るコア部及びコア部の両サイドに取り付けられ、円盤状の１対のフランジから構成されている。コア部は、円盤状のフランジの中心に取り付けられ、コア部の中心部にリールを回転させるための回転シャフトを貫通する貫通孔が形成ている。
【０００３】
そして、半導体装置などの電子部品を実装する工程において、この貫通孔に電子部品フィーダーなどに設けられた回転シャフトを装着して電子部品供給を行う。近年は防湿包装の要望が多く、電子部品を収納したキャリアテープが巻き取られたリールを一度アルミ袋等に収納し、脱気してから封緘している。この際、テープの巻かれていないリールの周外部は気圧で押しつぶされることが多く、搬送先で、変形してキャリアテープ及びそこに収納された製品が取り出し難いという問題が発生する。通常、リールの形状はＪＩＳ規格等で定められており、少量対応でもある程度の大きさのリールで出荷されることが多い。従って、当然ながら、巻き取り量が少なく、リールのコア部付近で巻き終わると、テープの曲率も小さくなり、曲げ応力の製品への悪影響が出てくる。また、例えば、収納量が少ない場合において、リールの外周部付近のエンボステープのみに製品を収納して出荷することも可能であるが、ポケットに電子部品の無い部分も多く、最終的に廃棄される無駄なモノを多く巻きつけることになって環境的に好ましくない。
【０００４】
従来技術として、特許文献１には巻き取りリール本体の中心部から周縁にかけて左右の側板の扇型透孔間に形成されたリブに沿って放射状の補強板を張設した電子部品収納用のテープ巻取りリールが記載されている。リール側板は補強板により補強されて、リール側板外周部分が内方へ垂れてリールの左右側板の周縁が内方へ変形してリールの左右側板の間隔が狭くなるのを防止する。その結果巻回したキャリアテープを解除する場合にキャリアテープの幅員を挟圧してテープの変形が発生するのを防止できる。
【特許文献１】特開２００２−２９６６０号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明は、収納される電子部品数に依存することなく、外周部の撓みを防止し、電子部品に付加される曲げ応力の低減及びキャリアテープの使用量を削減可能にした電子部品収納キャリアテープ巻取用リールを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の電子部品収納キャリアテープは、複数の電子部品を個別に収納するキャリアテープを巻き付けるコア部と、前記コア部を両側から挟んで固定する１対のフランジとを備え、前記フランジに挟まれたコア部の径は可変であることを特徴としている。
また、本発明の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールは、複数の電子部品を個別に収納するキャリアテープが巻き付けられたコア部と、前記コア部が取り付けられ、前記コア部に巻き付けられたキャリアテープを両側から抑える１対のフランジとを備え、前記コア部は前記フランジに着脱自在に取り付けられており、前記コア部を前記フランジから取り外すことによって、前記電子部品は最初に前記コア部に巻き付けられたものから取り出すように構成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【０００７】
本発明は、以上の構成により、リールに収納される電子部品数に依存することなく、外周部の撓みを防止し、電子部品に付加される曲げ応力の低減及びキャリアテープの使用量を削減を可能にする。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
本発明は、収納される電子部品数に依存することなく、フランジの外周部の撓みを防止し、電子部品に付加される曲げ応力の低減及びキャリアテープの使用量を削減可能にした電子部品収納キャリアテープ巻取用リールを提供することを特徴としている。そして、本発明は、このようなリールを得るためにリールを構成するコア部の径を大きくするか、もしくは巻き取られたキャリアテープの外周部側の形状を変えないで、コア部をフランジから取り外して、最初にコア部に巻き付けられたものから取り出すように構成されていることを特徴としている。
以下、実施例を参照して発明の実施の形態を説明する。
【実施例１】
【０００９】
まず、図１乃至図７を参照して実施例１を説明する。
図１は、電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの斜視図、図２は、図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールに装着するアダプタの斜視図、図３は、図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールを構成するコア部の斜視図、図４は、図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの正面図、図５は、電子部品収納キャリアテープ巻取用リールに巻き取られる電子部品用キャリアテープの断面図、図６は、防湿包装された図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの斜視図、図７は、変形した図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの斜視図である。
【００１０】
この実施例ではアダプタを取り付けてコア部の径を大きくすることに特徴がある。図１は、電子部品収納キャリアテープ巻取用リールを示している。このリールは、円盤状の１対のフランジ１とフランジ１に取り付けられ、キャリアテープが巻き取られるコア部２とを備えている。コア部２は、フランジ１の中央部に取り付けられ、コア部２の中心にはリールを回転させるための軸となるシャフトを通す軸穴３が中心部材１５に設けられており、軸穴３を中心にしてリールは回転する。フランジ１は、コア部２に巻き取られている電子部品用キャリアテープをその両側から巻き取りが崩れないように保護している。前述のように、コア部２は、中心部分に軸穴３を有し、キャリアテープが当接する外周部分には、少なくとも１つの溝４が形成されている。
【００１１】
この実施例では、外周部分が６個の表面部材９から構成され、これら表面部材９間にこれらを隔てる溝４が設けられる。表面部材９及び中心部材１５は、１対のフランジ１に側面で固定されている（図３参照）。１対のフランジ１は、左右対称に同じ形状をしている。そして、両者を接合したときにコア部２に溝４が形成され、図１に示すコア部と１対のフランジとを備えたリールが完成する。この形成時に溝を設けずに両者を密着させると設計誤差などにより表面が不揃いになる恐れがあり、性能の良いリールにはならない。リール材料には、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどのプラスチック材料が用いられる。
【００１２】
次に、図５を参照して、リールに巻き取られるキャリアテープを説明する。
キャリアテープもリールと同様にポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどのプラスチック材料を用いる。キャリアテープ１０は、複数の凹部（ポケットともいう）１１が間隔をおいて中央部分に形成されたエンボステープから構成されている。エンボステープのポケット１１には半導体装置などの電子部品１２が収納される。キャリアテープ１０のポケット１１に電子部品１２が収納された後これらを被覆保護するためにカバーテープ１３がポケット１１の開口面に接合されている。カバーテープ１３は、キャリアテープ１０にヒートシール１４されるが、電子部品１２のポケット１１からの取り出しを容易にするために、ヒートシール１４される領域は、ポケット１１が配列されている中央部分は避け、キャリアテープ１０の両側に限定する。電子部品１２をキャリアテープ１０から取り出すには、カバーテープ１３を剥がしながら機械もしくは手動により取り出していく。
【００１３】
次に、リールにアダプタを取り付けた状態を説明する。
アダプタ５は、１対のアダプタ部材５′、５″から構成され、コア部２の外径とほぼ同じ内径を有しており、アダプタ部材５′、５″の一端同士が肉薄状に繋がった蝶番部７と、他端同士が接離自在に接合されたかしめ部８とを有している。かしめ部８でアダプタ部材５′、５″をその凹凸部を嵌合させ、かしめて両者を接続することによりアダプタ５はコア部２に装着される。リールのフランジ１の外周付近までキャリアテープを巻き取る場合において、長さの短いキャリアテープを巻き取るにはアダプタ５を肉厚にする必要がある。このリールに対して複数個の肉厚の異なるアダプタを用意して置くと、長さが異なるキャリアテープを用意しても皆一様に同じリールのフランジの外周部分まで巻き取ることができ、その結果、リール変形を抑えることができる。
ところで、アダプタ５は、内側に突起部６を備えている（図２参照）。この突起部６は、コア部２の表面に設けられた溝４に嵌合されてアダプタ５の移動を阻止し、アダプタ５が空回りすることがない（図３参照）。
【００１４】
背景技術において述べたように、防湿性を維持するために、電子部品を収納したキャリアテープが巻き取られているリールを一度アルミニウムの袋１６等に収納し、脱気してから封緘している（図６参照）。この際、キャリアテープが短い場合に、従来ではテープの巻かれていないリールの外周部は気圧で押しつぶされることが多く、搬送先で、変形してキャリアテープ及びそこに収納された製品が取り出し難いという問題が発生していた（図７参照）が、この実施例のように、アダプタを用いることによりこの問題が著しく減少した。また、アダプタを実施例のように脱着可能な構造にすれば、再利用可能であり、外的応力による変形も無く、しかも汎用性も持ち合わせるので最終的にはゴミの削減につながり環境保護の上で好ましい。
【実施例２】
【００１５】
次に、図８を参照して実施例２を説明する。
図８は、この実施例で用いられる電子部品収納キャリアテープ巻取用リールを構成するコア部の断面図である。この実施例では径の大きなコア部を用いることに特徴がある。この実施例の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールは、円盤状の１対のフランジとフランジに取り付けられ、キャリアテープが巻き取られるコア部２０とを備えている。コア部２０は、フランジの中央部に取り付けられ、コア部２０の中心に設けられた中心部材２１には、リールを回転させるための軸となるシャフトを通す軸穴２６が設けられており、軸穴２６を中心にしてリールは回転する。フランジは、コア部２０に巻き取られている電子部品用キャリアテープをその両側から巻き取りが崩れないように保護している。
【００１６】
コア部２０は、外周部分の表面部材２４及び中心部分の中心部材２１に軸穴２６を有し、外周には、外周部分を構成する４個の表面部材２４が配置され、その表面部材２４間には各表面部材２４を隔てる溝２５が形成されている。
１対のフランジは、左右対称に同じ形状をしている。そして、両者を接合したときにコア部２０に溝２５が形成され、コア部２０と１対のフランジとが接合されたリールが完成する。この形成時に溝を設けずに両者を密着させると設計誤差などにより表面が不揃いになる恐れがあり、性能の良いリールにはならない。リール材料には、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどのプラスチック材料が用いられる。
【００１７】
実施例１ではコア部の表面部材と中心部材はフランジに固定されているのに対して、この実施例ではフランジに中心部材２１は固定されているが、表面部材２４は接合されていない。表面部材２４は、中心部材２１に支持されたスプリング２３により支持されている。したがって、このスプリング２３の上下動によってコア部２０の径が変動する。各表面部材２４がスプリング２３に支持されていても、コア部２０にキャリアテープが巻かれた状態のとき、あるいはキャリアテープを取り出すときに表面部材２４に応力が働くのでスプリング２３が変形し移動することがある。このような事態を防ぐために、中心部材２１の周辺に複数の支持スペーサ２２を配置し、これをリールの２つのフランジにより固定する。この実施例では支持スペーサ２２は、４個あり、いずれもスプリング２３により隣接する支持スペーサ２２と仕切られている。リールに巻き取られるキャリアテープは、図５に示された通りである。
【００１８】
背景技術において述べたように、防湿性を維持するために、電子部品を収納したキャリアテープが巻き取られているリールを一度アルミニウムの袋１６等に収納し、脱気してから封緘している（図６参照）。この際、キャリアテープが短い場合に、従来ではテープの巻かれていないリールの外周部は気圧で押しつぶされることが多く、搬送先で、変形してキャリアテープ及びそこに収納された製品が取り出し難いという問題が発生していた（図７参照）が、この実施例のように、コア部自体の径が可変であるような構造のものを用いることによりこの問題が著しく減少した。実施例１のように、アダプタを用いて径を大きくするのには限度があり、無制限に大径にすることはできない。この実施例ではリールのコア部自体の径が可変であるように構成されているので、アダプタを用いて径を増す構造よりも更に大径にすることができる。
【実施例３】
【００１９】
次に、図９を参照して実施例３を説明する。
図９は、この実施例で説明するコア自体脱着可能タイプの電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの概略平面図である。この実施例ではリールに巻き取ったキャリアテープの巻取形状を維持した状態でキャリアテープをリールから取出すことに特徴がある。この実施例の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールは、円盤状の１対のフランジ３１とフランジ３１に取り付けられ、電子部品が収納されたキャリアテープ３０が巻き取られるコア部３２とを備えている。コア部３２は、フランジ３１の中央部に取り付けられ、コア部３２の中心に設けられた中心部材には、リールを回転させるための軸となるシャフトを通す軸穴が設けられており、軸穴を中心にしてリールは回転する。フランジ３１は、コア部３２に巻き取られている電子部品収納キャリアテープ３０をその両側から巻き取りが崩れないように保護している。
【００２０】
１対のフランジ３１は、左右対称に同じ形状をしている。そして、両者を接合したときにコア部３２に幾つかの溝が形成され、コア部３２と１対のフランジ３１とが接合されたリールが完成する。この形成時に溝を設けずに両者を密着させると設計誤差などにより表面が不揃いになる恐れがあり、性能の良いリールにはならない。リール材料には、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどのプラスチック材料が用いられる。
実施例１ではコア部の表面部材と中心部材はフランジに固定されているのに対して、この実施例ではコア部３２はフランジ３１に着脱自在に嵌合されている。
【００２１】
背景技術において述べたように、防湿性を維持するために、電子部品を収納したキャリアテープが巻き取られているリールを一度アルミニウムの袋１６等に収納し、脱気してから封緘している（図６参照）。この際、キャリアテープが短い場合に、従来ではテープの巻かれていないリールの外周部は気圧で押しつぶされることが多く、搬送先で、変形してキャリアテープ及びそこに収納された製品が取り出し難いという問題が発生していた（図７参照）が、この実施例のように、リールの外周部分に巻かれたキャリアテープは、リールから電子部品が供給されて残り少なくなった状態でもリールの変形を防ぐようにすることができる。
この実施例では、リールの中心部から電子部品の収納したキャリアテープを引き出すので、テープの捩じれが懸念されるが、母体のリールを回転させることによって捩じれは軽減できる。このように、この実施例では、リールの変形や電子部品への外的応力を無くし、部材コストやゴミの削減を容易に可能にする。
【図面の簡単な説明】
【００２２】
【図１】本発明の一実施例である実施例１に係る電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの斜視図。
【図２】図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールに装着するアダプタの斜視図。
【図３】図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールを構成するコア部の斜視図。
【図４】図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの正面図。
【図５】図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールに巻き取られる電子部品用キャリアテープの断面図。
【図６】防湿包装された図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの斜視図。
【図７】変形した図１の電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの斜視図。
【図８】本発明の一実施例である実施例２に係る電子部品収納キャリアテープ巻取用リールを構成するコア部の断面図。
【図９】本発明の一実施例である実施例３に係るコア自体脱着可能タイプの電子部品収納キャリアテープ巻取用リールの概略平面図。
【符号の説明】
【００２３】
１・・・フランジ ２・・・コア部 ３・・・軸穴
４・・・コア部の溝 ５・・・アダプタ ５′、５″・・・アダプタ部材
６・・・アダプタの突起部 ７・・・アダプタの蝶番部
８・・・アダプタのかしめ部 ９・・・コア部の外周部材
１０・・・電子部品収納キャリアテープ（エンボステープ）
１１・・・電子部品収納キャリアテープの凹部（ポケット）
１２・・・電子部品 １３・・・カバーテープ
１４・・・ヒートシール １５・・・コア部の中心部材
１６・・・アルミニウムの袋
【特許請求の範囲】
【請求項１】
複数の電子部品を個別に収納するキャリアテープを巻き付けるコア部と、
前記コア部が取り付けられ、コア部に巻き付けられた前記キャリアテープを両側から支持する１対のフランジとを備え、
前記フランジに取り付けられたコア部の径は可変であることを特徴とする電子部品収納キャリアテープ巻取用リール。
【請求項２】
前記コア部には前記コア部の径を大きくするアダプタが着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項１に記載の電子部品収納キャリアテープ巻取用リール。
【請求項３】
前記コア部は、中心に固定される中心部と、前記キャリアテープが巻き付けられる表面部と、前記中心部と前記表面部との間において両者に接合された複数のスプリングとから構成され、前記表面部と中心部との距離は前記スプリングにより可変になっていることを特徴とする請求項１に記載の電子部品収納キャリアテープ巻取用リール。
【請求項４】
前記キャリアテープに収納された電子部品の数が少ないほど前記コア部の径は大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれかに記載の電子部品収納キャリアテープ巻取用リール。
【請求項５】
複数の電子部品を個別に収納するキャリアテープが巻き付けられたコア部と、
前記コア部が取り付けられ、前記コア部に巻き付けられたキャリアテープを両側から支持する１対のフランジとを備え、
前記コア部は前記フランジに着脱自在に取り付けられており、前記コア部を前記フランジから取り外すことによって、前記電子部品は最初に前記コア部に巻き付けられたものから取り出すように構成されていることを特徴とする電子部品収納キャリアテープ巻取用リール。
【請求項１】
複数の電子部品を個別に収納するキャリアテープを巻き付けるコア部と、
前記コア部が取り付けられ、コア部に巻き付けられた前記キャリアテープを両側から支持する１対のフランジとを備え、
前記フランジに取り付けられたコア部の径は可変であることを特徴とする電子部品収納キャリアテープ巻取用リール。
【請求項２】
前記コア部には前記コア部の径を大きくするアダプタが着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項１に記載の電子部品収納キャリアテープ巻取用リール。
【請求項３】
前記コア部は、中心に固定される中心部と、前記キャリアテープが巻き付けられる表面部と、前記中心部と前記表面部との間において両者に接合された複数のスプリングとから構成され、前記表面部と中心部との距離は前記スプリングにより可変になっていることを特徴とする請求項１に記載の電子部品収納キャリアテープ巻取用リール。
【請求項４】
前記キャリアテープに収納された電子部品の数が少ないほど前記コア部の径は大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれかに記載の電子部品収納キャリアテープ巻取用リール。
【請求項５】
複数の電子部品を個別に収納するキャリアテープが巻き付けられたコア部と、
前記コア部が取り付けられ、前記コア部に巻き付けられたキャリアテープを両側から支持する１対のフランジとを備え、
前記コア部は前記フランジに着脱自在に取り付けられており、前記コア部を前記フランジから取り外すことによって、前記電子部品は最初に前記コア部に巻き付けられたものから取り出すように構成されていることを特徴とする電子部品収納キャリアテープ巻取用リール。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【公開番号】特開２００７−１６８８０６（Ｐ２００７−１６８８０６Ａ）
【公開日】平成１９年７月５日（２００７．７．５）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−３６４７８１（Ｐ２００５−３６４７８１）
【出願日】平成１７年１２月１９日（２００５．１２．１９）
【出願人】（０００００３０７８）株式会社東芝 (54,554)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年７月５日（２００７．７．５）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年１２月１９日（２００５．１２．１９）
【出願人】（０００００３０７８）株式会社東芝 (54,554)
【Ｆターム（参考）】
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