説明

電気ケトル

【課題】 本体を逆さにして置かれてもスイッチが入ることなく、しかもスイッチに負荷がかからない電気ケトルを提供すること。
【解決手段】 上方が開口し、所定量の液体が収容されるケトル本体2と、ケトル本体2に収容された液体を加熱する加熱手段と、ケトル本体2の開口3を覆う着脱自在な蓋体4と、加熱手段を制御する制御手段と、加熱停止位置と加熱作動位置との間で転移自在で、加熱手段の加熱作動及び加熱停止を行うための操作部16を備えたスイッチ12と、ケトル本体2の側壁に設けられた取っ手ハンドル6と、を有し、取っ手ハンドル6の頂部にスイッチ12が設けられている電気ケトル1において、スイッチ12は、加熱作動位置においては操作部16がケトル本体2の開口端部3bと同一平面より上部に突出し、加熱停止位置においては操作部16が開口端部3bと同一平面より下部に位置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気ケトルに関し、詳しくは、本体を逆さにして置かれてもスイッチが入ることがなく、しかもスイッチに過剰な負荷がかからない電気ケトルに関する。
【背景技術】
【0002】
電気ケトルは、持ち運びが簡単で手軽にお湯を沸かすことができるものとして広く普及してきている。この電気ケトルは、通常、所定量の水などを入れて加熱する電熱部を有するケトル本体と、ケトル本体の電熱部へ電力を供給する外部電源コードが接続された基台とを有し、この基台にケトル本体をセットして、電源スイッチをオンすることによって、お湯を沸かすことができる構成となっている。また、電力の浪費或いは空焚きを防止するために、水が沸騰すると自動的にスイッチがオフになるように制御されている(例えば、下記文献1参照)。
【0003】
この電気ケトルとして、蓋が本体から着脱可能であり、ケトルが転倒した際に内容物が流失しないような構成のものも知られている(例えば、下記特許文献2参照)。
【0004】
下記特許文献2に開示された電気ケトルにおいては、シール部材を介して内容器を閉じる蓋体に、内容液の注出路、注出路の開閉機構、蒸気を外部に逃がす蒸気通路、蓋体を装着位置に係止する係止機構等を設け、本体(器体)の側に蒸気により沸騰を検知してヒータをオフする蒸気検知部、蓋体の蒸気通路からの蒸気を蒸気検知部に導入する蒸気導入路等を設け、蓋体を本体に装着した時に、蓋体の蒸気通路の接続口が本体の蒸気導入路の蒸気導入口に位置し、蓋体と本体とが、上方から一方に設けたシール部材を介して互いにプラグ嵌合状態に圧着し合うようになされ、蓋体の本体へ着脱が容易で、プラグ嵌合域での蓋体側蒸気通路、本体側蒸気導入路間を十分なシール状態で接続できるようになされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平10−000157号公報
【特許文献2】特開2009−178525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献2に記載の電気ケトルは、蓋体が本体から着脱可能であるため、使用後に蓋体を取り外して本体内部を水洗いすることができる。通常、ケトル本体を水洗いした後には、ケトル本体の開口を伏せて内部を乾かしてから次に使用することとなる。しかし、このような電気ケトルのスイッチは操作しやすいよう本体側部に設けられた取っ手の上部に設けられる場合が多く、逆さに伏せた状態では床面等に押されてスイッチが入ってしまうことがある。このようにあらかじめスイッチが入った状態で基台にケトル本体が戻されると加熱手段への通電が起こり、内容物が入っていない場合には空焚きとなるため危険である。
【0007】
上記の問題を解決するため、本体を伏せた状態で置いた際に、床面等から押されることでスイッチが切れる構成にすることも検討されているが、床面から押されてスイッチに圧力がかかり続けると、スイッチ部品に過剰な負荷がかかることから、スイッチの故障の原因となり得る。
【0008】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、その目的は、本体を逆さにして置かれてもスイッチが入ることなく、しかもスイッチに負荷がかからない電気ケトルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の電気ケトルは、上方が開口し、所定量の液体が収容されるケトル本体と、前記ケトル本体に収容された前記液体を加熱する加熱手段と、前記ケトル本体の開口を覆う着脱自在な蓋体と、前記加熱手段を制御する制御手段と、加熱停止位置と加熱作動位置との間で転移自在で、前記加熱手段の加熱作動及び加熱停止を行うための操作部を備えたスイッチと、前記ケトル本体の側壁に設けられた取っ手ハンドルと、を有し、前記取っ手ハンドルの頂部に前記スイッチが設けられている電気ケトルにおいて、前記スイッチは、加熱作動位置においては前記スイッチの操作部が前記ケトル本体の開口端部と同一平面より上部に突出し、加熱停止位置においては前記スイッチの操作部が前記ケトル本体の開口端部と同一平面より下部に位置することを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1に記載の電気ケトルにおいて、前記スイッチの操作部は、加熱作動部と停止作動部とを備えるシーソー型又は双押しボタン型のものであり、前記加熱作動位置では前記停止作動部が前記ケトル本体の開口端部と同一平面より上部に突出すると共に前記加熱作動部が前記ケトル本体の開口端部と同一平面より下部に位置し、前記加熱停止位置では前記停止作動部及び前記加熱作動部共に前記ケトル本体の開口端部と同一平面より下部に位置するようになされていることを特徴とする。
【0011】
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の電気ケトルにおいて、前記スイッチは、前記加熱作動部を押し下げると前記停止作動部の最上面位置が前記加熱作動部の最上面位置よりも上昇し、前記停止作動部を押し下げると前記加熱作動部の最上面位置が前記加熱作動部の最上面位置よりも上昇するものであり、前記取っ手ハンドルの頂部に斜めに取り付けられて、前記加熱作動位置では前記停止作動部が前記ケトル本体の開口端部と同一平面より上部に突出すると共に前記加熱作動部が前記ケトル本体の開口端部と同一平面より下部に位置し、前記加熱停止位置では前記停止作動部及び前記加熱作動部共に前記ケトル本体の開口端部と同一平面より下部に位置するようになされていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に記載の電気ケトルの発明によれば、スイッチが加熱作動位置となっていた場合にはスイッチの操作部が本体の開口端部と同一平面より突出しているので、ケトル本体が逆さに伏せられると、スイッチの操作部が床面で押されて加熱停止位置へと移動する。これにより、本体を逆さに伏せられた状態では常にスイッチが加熱停止状態となるので、電源に接続された基台にケトル本体が戴置されても、空焚きが起こることがない。一方、スイッチが加熱停止位置においてはスイッチの操作部が本体の開口よりも低い位置にあるので、ケトル本体が逆さに伏せられた状態では、スイッチの操作部が床面と接触することがなく、スイッチに負荷がかかることがない。
【0013】
また、請求項2に記載の電気ケトルの発明によれば、スイッチが加熱作動位置にあった場合、スイッチの操作部の停止作動部がケトル本体の開口端部と同一平面より上部に突出すると共に加熱作動部がケトル本体の開口端部と同一平面より下部に位置するので、ケトル本体が逆さに伏せられた場合には、スイッチの操作部の停止作動部が床面から所定の圧力を受けて加熱停止状態に移行するので、安全性が確保される。しかも、スイッチが加熱停止位置にあった場合、スイッチの操作部の加熱作動部はケトル本体の開口端部と同一平面より下部に位置するので、加熱作動部が床面と接触することなく、加熱動作に移行することがない。
【0014】
本発明の請求項3に記載の電気ケトルの発明によれば、これらの通常のシーソー型のスイッチ又は双押しボタン形のスイッチを用いて、取っ手ハンドルの頂部に斜めに取り付けることによって、加熱作動位置では停止作動部がケトル本体の開口端部と同一平面より上部に突出すると共に加熱作動部が前記ケトル本体の開口端部と同一平面より下部に位置するようにできるため、別途特殊な構造のスイッチを使用しなくても済むため、安価となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係る電気ケトルの斜視図である。
【図2】図1の電気ケトルの分解斜視図である。
【図3】図1のケトル本体の縦断面図である。
【図4】図4Aは図3のスイッチ部分の加熱作動時の拡大図、図4Bは加熱停止時の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための電気ケトルを例示するものであって、本発明をこの電気ケトルに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適用し得るものである。
【0017】
図1〜3を参照して、本発明の実施形態に係る電気ケトルを説明する。なお、図1は本発明の実施形態に係る電気ケトルの斜視図、図2は図1の電気ケトルの分解斜視図、図3は図1のケトル本体の縦断面図である。
【0018】
電気ケトル1は、図1〜3に示すように、上方が開口し所定量の水などの液体が収容されるケトル本体2と、ケトル本体2の上方の開口3を覆う着脱自在な蓋体4と、このケトル本体2が載置される基台5を有し、ケトル本体2の側壁部に半円型の取っ手ハンドル6を設けた構成となっている。
【0019】
ケトル本体2は、上方に開口3を有し、有底円筒状の外部ケース7と、この外部ケース7の側壁に外方へ突出した半円型の取っ手ハンドル6と、水などの液体を収容する加熱容器9を備えている。外部ケース7は耐熱性を有する樹脂成型体で形成されている。この外部ケース7内壁の開口3近くには、蓋体4を係止するための係止部8が設けられている。その下方には加熱容器9が収容され、加熱容器9の底部は加熱ヒータ10と接するよう固定されている。上方の開口3には、取っ手ハンドル6と対向する一端に注出口3aが形成されている。また、開口3の近傍の内壁に設けられた最大収容水位ラインは、このラインまで水が収容されて、加熱沸騰して水面が波立っても上方の開口3から熱湯が吹き零れないラインに設定されている。
【0020】
加熱容器9の底部の下部には加熱ヒータ10が設けられている。この加熱ヒータ10は、所定の厚さを有するステンレス製板にシーズヒータ(図示省略)が装着されたものとなっている。このシーズヒータは電気コネクタ11に接続されている。電気コネクタ11は、後述の基台5に設けられた電気コネクタ15に対応して凹型の形状となっており、ケトル本体2が基台5上に載置されたときに、基台5に設けられた電気コネクタ15に接続されるようになっている。
【0021】
取っ手ハンドル6は、図1、図3に示すように、注出口3aとは反対側の外部ケース7の側壁に設けられている。この取っ手ハンドル6を構成する部材内に、温度センサ(図示省略)の検出値を入力して加熱ヒータ10を制御する制御手段(図示省略)が収納されており、温度センサと制御手段とは、図示しないがリード線で接続されている。また、この取っ手ハンドル6には、半円型のハンドル部材の外側頂部付近に加熱ヒータ10への通電をオン・オフするスイッチ12が配設されている。
【0022】
蓋体4は、加熱容器9の開口及び注出口3aを覆う略円盤状の樹脂成型体で形成されており、側面の左右2カ所に設けられた係止爪13によってケトル本体2に着脱可能に係止される。蓋体4の上部中央付近には係止爪13を操作する2つの操作部材14が設けられている。
【0023】
蓋体4が閉成されているときは、係止爪13がケトル本体2内の係止部8(図3参照)に係止されている。この状態で、操作部材14が左右から蓋体中央方向へ押されると、この操作部材14が蓋体中央部へ向かって移動し、それに伴って係止爪13が蓋体4内部へ引き込まれ、本体の係止部8から外れる。その後、蓋体4を開口3から上方へ引き抜くことにより、蓋体4を開成することができる。また、蓋体4を閉成するには、まず操作部材14を左右から蓋体中央方向へ押し、係止爪13を一度引っ込めて、蓋体4を開口3に嵌め込む。係止爪13が係止部8に係止される位置まで達した後に、操作部材14の押圧を停止して、係止爪13を係止部8に係止させる。
【0024】
基台5は、図1、図2に示すように、ケトル本体2の直径と略同じ直径を有する略円盤状の樹脂成型体で形成されており、基台5の中央部から突出するように電気コネクタ15が設けられている。基台5は不図示の電源に接続されており、基台5にケトル本体2が戴置された状態では、電気コネクタ15がケトル本体2側の電気コネクタ11と接触し、ケトル本体2への通電が可能となる。
【0025】
次に、本実施形態の電気ケトルのスイッチについて、図4を参照して説明する。なお、図4Aは図2のスイッチ部分の加熱作動時の拡大図、図4Bは図2の加熱停止時のスイッチ部分の拡大図である。
【0026】
本実施形態のスイッチ12はシーソー型であり、取っ手ハンドル6の上方に開口端部3bと同一平面(図4における点線)に対して斜めに取り付けられている。スイッチ12は上部に操作部16を有し、操作部16のケトル本体側が停止作動部17、外方が加熱作動部18となっており、停止作動部17、加熱作動部18をそれぞれ押し下げることにより、加熱ヒータ10の加熱と加熱停止を切り替えることができる。ここでは加熱作動部18が押し下げられた状態を加熱作動位置、停止作動部17が押し下げられた状態を加熱停止位置とする。
【0027】
電気ケトル1の加熱時には、加熱容器9に水などの液体を収納し、ケトル本体2を基台5に戴置した状態で、加熱作動部18が押し下げられて操作部16が加熱作動位置に位置することにより、ケトル本体2への通電が起こり、加熱ヒータ10の加熱が開始される(図4A参照)。
【0028】
加熱容器9内の液体が沸騰し、温度センサが所定温度に達したことを検知すると、制御手段により操作部16が加熱停止位置へと位置するよう制御され、加熱ヒータ10の加熱が停止される(図4B参照)。
【0029】
なお、本実施形態においてはシーソー型のスイッチを使用しているが、本発明の電気ケトルに使用することができるスイッチとしては、スイッチの操作部における加熱作動部を押し下げると停止作動部の最上面位置が加熱作動部の最上面位置よりも上昇し、停止作動部を押し下げると加熱作動部が上昇するが、加熱作動部の最上面位置が停止作動部の最上面位置よりも突出しないものであれば、シーソー型のスイッチ及び双押しボタン形のスイッチの何れでも使用することができる。
【0030】
通常のシーソー型のスイッチ又は双押しボタン型のスイッチは、水平面に取り付けられた場合、加熱作動部を押し下げると停止作動部の最上面位置が加熱作動部の最上面位置よりも上昇し、停止作動部を押し下げると加熱作動部の最上面位置が加熱作動部の最上面位置よりも上昇する。
【0031】
しかし、本発明の電気ケトルにおいては、スイッチ12が取っ手ハンドル6に対して斜めに取り付けられており、操作部16は、加熱作動位置においては停止作動部17がケトル本体2の開口端部3bと同一平面(図4における点線)より上部に突出し、加熱作動部18がケトル本体2の開口端部3bと同一平面より下部に位置するように設けられている。また、加熱停止位置では、停止作動部17及び加熱作動部18共にケトル本体2の開口端部3bと同一平面より下部に位置する。
【0032】
本実施形態の電気ケトルは、ケトル本体2から蓋体4を完全に取り外すことが可能であり、このためケトル本体2の加熱容器内部を使用者が水洗いすることや、使用後再度使用するまで、ケトル本体2を逆さに伏せて、内部を乾燥させることが可能である。ここで、操作部16は、加熱作動位置においては停止作動部17がケトル本体2の開口端部3bと同一平面より上部に突出し、加熱作動部18がケトル本体2の開口端部3bと同一平面より下部に位置するように設けられている。このため、本体を逆さに伏せられた状態では、開口端部3bと接する床面から所定の圧力を受けて停止作動部17が押し下げられることにより、操作部16は停止作動位置に移動するため、常にスイッチが加熱停止状態となる。従って、その後に基台5にケトル本体2が戴置されても、加熱ヒータ10への通電が起こらず、空焚き等が起こることがないため、安全性が確保される。
【0033】
また、加熱停止位置では、停止作動部17及び加熱作動部18共にケトル本体2の開口端部3bと同一平面より下部に位置するように設けられている。このため、ケトル本体が逆さに伏せられた状態でも、スイッチの操作部が床面と接触することがないので、操作部が加熱作動位置へ移動することがなく、またスイッチに負荷がかかることがない。
【0034】
なお、シーソー型のスイッチ又は双押しボタン型のスイッチを用い、停止作動部及び加熱作動部の高さをそれぞれ変えることによっても、同様の効果を得ることができる。しかし、スイッチの形状を変えるには個別に設計したスイッチを用いなければならず、コストが高騰する。本実施形態のように、通常のスイッチを斜めに取り付けることにより、電気ケトルの製造費用を抑えることができる。
【符号の説明】
【0035】
1…電気ケトル
2…ケトル本体
3…開口
4…蓋体
5…基台
6…取っ手ハンドル
7…外部ケース
8…係止部
9…加熱容器
10…加熱ヒータ
11…電気コネクタ
12…スイッチ
13…係止爪
14…操作部材
15…電気コネクタ
16…操作部
17…停止作動部
18…加熱作動部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上方が開口し、所定量の液体が収容されるケトル本体と、
前記ケトル本体に収容された前記液体を加熱する加熱手段と、
前記ケトル本体の開口を覆う着脱自在な蓋体と、
前記加熱手段を制御する制御手段と、
加熱停止位置と加熱作動位置との間で転移自在で、前記加熱手段の加熱作動及び加熱停止を行うための操作部を備えたスイッチと、
前記ケトル本体の側壁に設けられた取っ手ハンドルと、を有し、
前記取っ手ハンドルの頂部に前記スイッチが設けられている電気ケトルにおいて、
前記スイッチは、加熱作動位置においては前記スイッチの操作部が前記ケトル本体の開口端部と同一平面より上部に突出し、加熱停止位置においては前記スイッチの操作部が前記ケトル本体の開口端部と同一平面より下部に位置することを特徴とする電気ケトル。
【請求項2】
前記スイッチの操作部は、加熱作動部と停止作動部とを備えるシーソー型又は双押しボタン型のものであり、前記加熱作動位置では前記停止作動部が前記ケトル本体の開口端部と同一平面より上部に突出すると共に前記加熱作動部が前記ケトル本体の開口端部と同一平面より下部に位置し、前記加熱停止位置では前記停止作動部及び前記加熱作動部共に前記ケトル本体の開口端部と同一平面より下部に位置するようになされていることを特徴とする請求項1に記載の電気ケトル。
【請求項3】
前記スイッチは、前記加熱作動部を押し下げると前記停止作動部の最上面位置が前記加熱作動部の最上面位置よりも上昇し、前記停止作動部を押し下げると前記加熱作動部の最上面位置が前記加熱作動部の最上面位置よりも上昇するものであり、前記取っ手ハンドルの頂部に斜めに取り付けられて、前記加熱作動位置では前記停止作動部が前記ケトル本体の開口端部と同一平面より上部に突出すると共に前記加熱作動部が前記ケトル本体の開口端部と同一平面より下部に位置し、前記加熱停止位置では前記停止作動部及び前記加熱作動部共に前記ケトル本体の開口端部と同一平面より下部に位置するようになされていることを特徴とする請求項2に記載の電気ケトル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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