説明

電気コネクタ・アセンブリ

【課題】電気結合が電気コネクタの極性を反転する場合、雌部材が、雄部材に電気結合されることを妨げるように構成された、雌部材及び雄部材を有する電気コネクタを提供する。
【解決手段】雌部材は、第1及び第2の室を有することができる。雄部材は、第1及び第2の延長部を有することができる。第1及び第2の室は、第1及び第2の延長部を挿入可能に収容するように構成されることができる。雌部材は、対応する雌電極の少なくとも一部に対して雄電極の少なくとも一部を偏倚するための押圧力を提供する1つ以上の弾性部材を有することができる。代わりに、第1及び第2の延長部における雄電極のカバーは、弾性部材を有することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概ね電気コネクタに関し、より詳細には逆極性接続に対する保護を有する高電流電気コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
広範な電子デバイスが、バッテリ・パックの使用を介して給電される。例えば、全てのタイプの遠隔制御車両は、蓄積された電気を電気モータに供給する車載再充電可能バッテリ・パックを有する。これら軽量車両のいくつかにおいて、競争は、モータに電力を与えるための電流容量レベルを増大することに加えて、より強力なモータに対する要求を生じている。バッテリ・パックが、それらに含まれる蓄積されたエネルギを使い果たされたとき、ユーザは、完全に充電されたバッテリ・パックを消耗されたバッテリ・パックと容易に交換できなければならない。消耗されたバッテリ・パックは、次に次の交換のためにバッテリ充電器に接続される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、軽量且つ小型デザインの高電流電気コネクタの必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施例は、雄コネクタ電極のための雌レセプタクルを形成するハウジングを有する電気コネクタを提供する。さらに、電気コネクタが雌レセプタクル内の移動に対して少なくとも部分的に固定される雌電極を有している。ハウジングに固定された弾性部材が雌電極に向かって雄コネクタ電極を駆動するために提供される。
【0005】
本発明及びその利点のより完全な理解のために、添付の図面に関連して行われる以下の実施例の詳細な記載を次に参照する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明により構成され且つ取り付けられたワイヤ導体を示す電気コネクタの実施例の全体的な上面斜視図である。
【図2】図1の電気コネクタの分解組み立て図である。
【図3A】図1の電気コネクタの雌部材の上面斜視図である。
【図3B】線3B−3Bに沿って見た図3Aの雌部材の断面図である。
【図3C】線3C−3Cに沿って見た図3Aの雌部材の断面図である。
【図4A】雌端子の上面図である。
【図4B】図4Aの雌端子の側面図である。
【図5A】弾性部材の上面斜視図である。
【図5B】図5Aの弾性部材の側面図である。
【図6A】雄部材の上面斜視図である。
【図6B】図6Aの雄部材の断面側面図である。
【図7A】雄端子の上面図である。
【図7B】図7Aの雄端子の側面図である。
【図8A】正確に組み立てられた図1の電気コネクタの上面斜視図である。
【図8B】不正確に組み立てられた図1の電気コネクタの上面斜視図である。
【図9A】線9A−9Aに沿って見た図8Aの正確に組み立てられた電気コネクタの断面図である。
【図9B】線9B−9Bに沿って見た図8Bの不正確に組み立てられた電気コネクタの断面図である。
【図10】図1の組み立てられた電気コネクタの上面斜視図である。
【図11】本発明の態様によって構成された電気コネクタの他の実施例の上面斜視断面図である。
【図12】本発明の態様によって構成された電気コネクタの他の実施例の上面斜視断面図である。
【図13A】本発明の態様によって構成された電気コネクタの構成部品の他の実施例の上面図である。
【図13B】線13B−13Bに沿って見た図13Aの構成部品の上面斜視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下の説明において、多数の特定の詳細が、本発明の完全な理解を提供するために示される。しかしながら、当業者は、本発明が、そのような特定の詳細無しに実施されることができることを理解する。他の例において、公知要素は、不必要な詳細で本発明を曖昧にしないために、概略又はブロック図の形態で示される。さらに、ほとんどの部分に関して、公知特徴部及び要素に関する詳細は、詳細が、本発明の完全な理解を得るために必要であると考えられず、且つ関連技術の当業者の理解内であると考えられる限りにおいて省略される。
【0008】
次に図面を見ると、図1は、取り付けられたワイヤ導体を有する組み立てられた電気コネクタの上面斜視図を示す。この図において、参照符号1000は、本発明により少なくとも部分的に構成された電気コネクタ1000の例示的な実施例を全体的に示す。電気コネクタ1000は、雌部材100及び雄部材500を有する。ワイヤ導体10A、10B、20A、及び20Bが、電気コネクタ1000に取り付けられる。ワイヤ導体10A、10B、20A、及び20Bは、電気コネクタ1000の構成部品としては考慮されず、図示の目的で示されている。ワイヤ導体10A及び10Bは、正電流を運び、ワイヤ導体20A及び20Bは、負電流を運ぶ。電気コネクタ1000の様々な構成部品は、以下の例示的な実施例でより詳細に記載される。
【0009】
図2を参照すると、電気コネクタ1000の実施例の構成部品は、分解されたアセンブリの図で示される。雌部材100は、雌ハウジング102、第1及び第2の雌端子200、並びに第1及び第2の弾性部材300を有する。雄部材500は、雄ハウジング502、並びに第1及び第2の雄端子600を有する。
【0010】
雌部材
次に図3A、図3B、及び図3Cを見ると、雌部材100は、雌ハウジング102、第1の雌端子室110、第2の雌端子室120、雌端子200、及び弾性部材300(図2により明らかに示される)を有する。第1の雌極性標識111及び第2の雌極性標識121は、それぞれ第1の雌端子室110及び第2の雌端子室120の極性を表示する。第1の開口116及び第2の開口126が雌部材100の第1の雌極性標識111及び第2の雌極性標識121に対向する端部に配置される。弾性部材300の実施例は、図3B及び図3Cに示される。弾性部材300は、各第1の雌端子室110及び第2の雌端子室120に配置される(しかしながら、ただ1つだけが、例示の目的のために図3B及び図3Cに示されている)。雌部材100の様々な構成部品が、以下の例示的な実施例でより詳細に記載される。
【0011】
雌ハウジング
図3Bを参照すると、雌ハウジング102は、実質的に矩形形状であり、第1の雌端子室110及び第2の雌端子室120それぞれに対して、雌導体ハウジング104、雌内壁105、及び雌端子ハウジング106を有する。対称性のために、第1の雌端子室110だけが、以降この点から記載され、括弧によって囲まれた参照符号は、第2の雌端子室120を示す。実質的に矩形の形状は、雌ハウジング102に関して示されるが、本発明の実施例は、この1つの構成に限定されない。1つ以上の雌端子200を収容することができる任意の構成が使用される。雌ハウジング102は、意図された用途の動作条件に耐え、且つ電流を運ぶ雌端子200間の十分な電気絶縁を提供する(すなわち、雌端子200間の電気短絡の発生を妨げる)ことができる誘電体材料から製造される。例えば、雌ハウジング102の材料は、DuPont(登録商標)によって作られたZytel(登録商標)70G33Lなどのガラス強化されたナイロン材料である。いくつかの用途において、強化されたナイロン材料は、ほぼ33%のガラスを含むことができる。該材料は、例えば自然環境で動作する遠隔制御車両で使用されることができ、−29℃(−20°F)未満から121℃(250°F)を超えるまでの範囲の温度を受ける(例えば、太陽で加熱された道路上、又はバッテリ熱、電流、及び電気抵抗のための砂漠条件での動作のとき)。
【0012】
雌導体ハウジング104は、雌内壁105によって雌端子ハウジング106から分離されている。雌内壁105は、雌端子200を収容するために開口114(124)を有している。雌内壁105の雌導体ハウジング104側に、雌内壁105は、例えば電気コネクタ1000(図1)の接続側を識別する標識113を有する(例えば、雌部材のために「A」及び雄部材のために「B」)。他の実施例において、標識113は、第1の雌極性標識111及び第2の雌極性標識121(図3A)の代わりに又は加えて使用される極性符号を有してもよい
【0013】
雌導体ハウジング104は、第1の雌端子室110及び第2の雌端子室120それぞれ内に挿入される雌端子200の端部を囲む。雌内壁105に対向する雌導体ハウジング104の端部は、雌端子200の露出された端部に接触するために、導体(図示せず)に対するアクセスを提供するために開かれている。他の実施例において、雌内壁105に隣接する雌導体ハウジング104の端部又は側部は、導体アクセスを提供するために開かれる。示される実施例において、雌導体ハウジング104は、雌端子200の端部を実質的に覆い且つ互いから絶縁する。いくつかの他の実施例において、雌導体ハウジング104は、各第1の雌端子室110及び第2の雌端子室120内で雌端子200の端部を部分的に囲むだけである。
【0014】
第1の雌端子室110及び第2の雌端子室120各々の雌端子ハウジング部分106は、雌端子支持体107及び弾性部材支持体109(図3C)を有する。各雌端子支持体107は、それぞれの第1の雌端子室110及び第2の雌端子室120内に、対応する雌端子200を保持に役立っている。雌端子支持体107は、雌部材100への組み立ての後で、雌端子200を保持するように構成された1つ以上の保持部材112(例えば、112Aで示される)を有する。傾斜ランプ・タイプの保持部材112が、挿入タイプの組み立てを容易にするために図3Bに示されているが(例えば、雌端子200を図3Bに対して雌ハウジング102内で左から右へ挿入する)、当業者は、まさにこのタイプの保持部材112に制限されない。他の様々な方法の中で、ピン、リベット、ファスナ、他の機械的取り付け具、溶接、及び化学接着剤が、雌ハウジング102内で雌端子200を固定するために使用されてよい。さらに、類似する追加の保持部材112Bは、一方又は両方の雌端子200を移動又は転位することができる摩擦力であって、電気コネクタ1000(図1)の組み立て及び分解の間に生じる摩擦力に対抗する追加の力を提供するために使用される。雌部材100の他の実施例は、保持部材112を有さない。いくつかの場合、雌端子200及び弾性部材300は、製造時に雌部材100内に成形されたコアであってもよい。
【0015】
弾性部材支持体109(図3C)は、各第1の雌端子室110及び第2の雌端子室120内に弾性部材300を固定する。弾性部材支持体109は、雌内壁105に近接して示されている。しかしながら、弾性部材支持体109の実施例は、他の場所に加えて、雌内壁105に対向する雌端子ハウジング106の端部に近接して配置されることができる(すなわち、例えば、雌端子ハウジング106の挿入端部は、本質的に、図3Bに示される実施例に対して水平面内で180°に構成される)。雌端子支持体107とともに、弾性部材支持体109は、例えば図3Cで112Cによって示されるように、1つ以上の保持特徴部112を有する。弾性部材支持体109の保持特徴部112は、雌端子支持体107の実施例とともに傾斜ランプ突出部を有することができ、又は保持特徴部112は、前に詳述された固定の任意の機械的、化学的、又は溶接方法を含むことができる。雌端子200及び弾性部材300を保持及び/又は固定する前述の方法は、排他的な列挙を形成することを意図しておらず、当業者に知られている広範な保持及び固定する方法の中からの単なるサンプリングである。雌端子200とともに、弾性部材300は、雌ハウジング102の製造の間に雌ハウジング102に成形されたコアであってもよい。
【0016】
雌内壁105に対向する雌端子ハウジング106内に配置された第1の雌端子室110及び第2の雌端子室120の端部は、第1の開口116及び第2の開口126と呼ばれる。第1の開口116及び第2の開口126の各々は、図3Aに示されるような実質的に矩形形状に構成される。しかしながら、これらの図に示される例示的な実施例において、幅などの第1の開口116のアスペクトは、第2の開口126と同じアスペクトとは異なって構成されてもよい。幅における差異は、雄部材500(図1)を雌部材100と誤った極性に組み立てることを禁止することができる。電気コネクタ1000(図1)の接続の間に極性を反転することを妨げるために、幅などの寸法アスペクトにおける差異が使用されるが、本発明は、この方法に限定され得ない。様々な異なる構成、デバイス、及び寸法が、雄部材500を雌部材100と組み立てる間に適切な極性接続方向付けを容易にするために使用される。
【0017】
雌端子
次に図4A及び図4Bを見ると、図4Aは、雌端子200の実施例の上面図を示し、図4Bは、図4Aの雌端子200の側面図を示す。雌端子200の例示的な実施例として、雌端子200は、端子コネクタ部分204及び端子接触部分206を有する。雌端子200は、真鍮、銅、又は青銅などの導電材料からなる。雌端子200は、雄端子600と雌端子200の接触部分間の導電性を増大するために、他の材料の中でもとりわけ金(金コバルト又は金ニッケル合金など)又は銀でめっきされ、好ましくはニッケルでめっきされ次に金でめっきされた銅(例えば)であることができる。図示の雌端子200は、他の形成方法の中でもとりわけ、材料の標準の板から正しい寸法及び構成にパンチング成形されてもよい。
【0018】
端子コネクタ部分204は、雌端子200の一端部に配置され、且つワイヤ導体10B及び20B(図1)などの銅ワイヤ導体(例えば)と電気結合するように構成される。端子コネクタ部分204は、はんだ付け、機械的固定(例えば、ねじクランプの使用による)、標準の絶縁及び非絶縁コネクタ取り付け具、クリンピング、及びワイヤ導体を端子の部分に電気結合する他の方法の使用を介して、ワイヤ導体に電気結合されることができる。端子コネクタ部分204の実施例は、特定の電気結合方法を収容するために様々な構成を有することができる。
【0019】
端子接触部分206は、端子コネクタ部分204に対して雌端子200の対向端部に配置され、角度付けられた端部210、1つ以上の端子保持特徴部212(図4Bに、212A及び212Bの2つが示される)、及び接触表面214を有する。角度付けられた端部210は、電気コネクタ1000(図1)の接続の際に、対応する雄端子600(図2)の結合又は組み立てを容易にすることに役立つ。接触表面214は、電気コネクタ1000の一端部から他方の端部へ電流が流れることを許すために、雄端子600の対向する表面に直接接触してもよい。
【0020】
端子段差208は、端子コネクタ部分204を端子接触部分206から分離する。いくつかの実施例において、雌端子200を雌ハウジング102(図3B)内への組み立ての際に、端子段差208は、雌ハウジング102の部分に対向し、且つ組み立て方向におけるさらなる移動を妨げることができる。端子保持特徴部212は、雌ハウジング102の対応する保持特徴部112と接触し、且つ組み立て方向とは反対方向における移動を妨げることができる。この点で、雌端子200は、雌ハウジング102と実質的に確実に結合される。
【0021】
弾性部材
次に図5A及び図5Bを参照すると、これらの図は、それぞれ弾性部材300の上面斜視図、及び図5Aの弾性部材300の側面図を示す。弾性部材300は、弾性ベース部材310及び弾性接触部材320からなる。弾性部材300は、電気コネクタ1000(図1)の予想される環境条件内で動作するように構成された、ステンレス鋼(例えば、めっきの無いSS301)、ばね鋼(例えば、ニッケルめっきを有するばね鋼)、又は他の弾性材料のシートからパンチング形成されることができる。いくつかの実施例において、弾性部材300は、さびを防止するために、又は組み立てられた雄部材500と雌部材100との間の接続を維持するために必要な抵抗の適切なレベル(例えば、摩擦力)を提供するために、めっきされ又は他の方法で被覆される。
【0022】
弾性ベース部材310は、弾性部材300の一端部に配置され、且つ1つ以上の弾性保持部材312A及び312B(図5B)を有する。弾性保持部材312A及び312Bは、それぞれ第1の雌端子室110及び第2の雌端子室120内に配置される、弾性部材支持体109内の対応する保持部材112(図3Cに示されるが、この図には、ただ1つの保持部材112Cだけが見られることができる)と係合することができる。弾性保持部材312A及び312Bは、電気コネクタ1000(図1)の組み立て及び分解の際に、雌ハウジング102内に弾性部材300を確実に保持することができる。弾性ベース部材310は、実質的に平坦な四辺形として示されるが、本発明の実施例は、この例示形態に限定されない。弾性ベース部材310は、対応する雌端子200から分離して保持されることができ、完全に挿入された雄端子500(図2)から分離することができる。換言すれば、弾性ベース部材310は、電気コネクタ1000(図1)が電気結合されるとき、対応する雄端子500と重ならない。
【0023】
図5Bにより容易に見られるように、弾性接触部材320は、半径Rによって画定される弧状部分を有する。弧状部分は、設置された雄部材500(図1)の部分からの圧力又は干渉に応答して、径方向中心点に向かって弾性変形されることができる。弧状部分は、雄部材500を雌部材100に結合した後(図1を参照)に分解保持力を提供するために、雄部材500の対向表面又は部分において、以下に詳述される凹部又は他の係合特徴部とインタフェースするように構成されることもできる。図示の例示的な実施例において、ただ1つの弧状部分が、図5A及び図5Bに示されている。しかしながら、本発明の実施例は、この1つの例示的構成に限定されない。例えば、より大きな及びより小さな半径が、単独で、又は1つ以上の比較的直線部分と組み合わせ使用されることができ、弾性接触部材320上に湾曲して戻る弧状部分、2つの直線部分をともに結合する単一角度の湾曲部、或いはジグザグ又は波タイプの構成などの複数の角度又は弧状部分が、雌部材100を雄部材500へ力をより均一に印加するために使用されることができる。列挙は、本発明と一致する様々な可能性がある構成のわずかな代表的サンプルを提供することを目的とし、排他的であることを目的としない。
【0024】
弾性接触部材320の一端部は、ハウジング・インタフェース324を有することができる。ハウジング・インタフェース324の実施例は、半径Rによって画定される弧状部分に対して反対方向に回転する小さな半径曲線によって示される。ハウジング・インタフェース324は、雄部材500と雌部材100(図2参照)との組み立て及び分解に応答して、雌ハウジング102(図3B)の内壁の接触する部分に沿って滑動する移動を容易にする。滑動接触は、電気コネクタ1000(図1)の多数回の接続及び分離にわたって雌ハウジング102の内表面の摩損又は早期の磨耗を防ぐ又は妨げることができる。この実施例において、ハウジング・インタフェース324の接触部分は、小さな半径曲線に対する接線方向に雌ハウジング102の内表面から離れて湾曲している。さらに弾性接触部材320は、ハウジング・インタフェース324が、弾性支持体部材310を含む面上に(図5Bに対して)配置されるように、弾性支持体部材310からある角度で延びることができる。この構成は、ハウジング・インタフェース324を介して組み立てられた弾性部材300に予負荷を加えることができる。弾性支持体部材310に対する弾性接触部材320に関する角度を調整することによって、及び/又は半径Rを調整することによって、弾性接触部材320を通して雄部材500に加えられる力が調整される。弾性接触部材320の力を調整することは、電気コネクタ1000の接続及び分離のための挿入及び引き抜き力の量を調整する。したがって、挿入及び引き抜き力の所望の量は、電気コネクタ1000の接続及び分離に対して確立される。
【0025】
雄部材
次に図6A及び図6Bを見ると、雄部材500は、雄ハウジング502、第1の雄端子延長部510、第2の雄端子延長部520、及び雄端子600(図6Bにより明瞭に示される)を有する。第1の雄極性標識511及び第2の雄極性標識521は、それぞれ第1の雄端子延長部510及び第2の雄端子延長部520の極性を示す。雄端子600の実施例が、図7A及び図7Bに示され、且つ以下で詳述される。雄部材500の様々な構成部品は、以下の例示的な実施例でより詳細に記載される。
【0026】
雄ハウジング
図6Bを参照すると、雄ハウジング502は、実質的に矩形形状であることができ、第1の雄端子延長部510及び第2の雄端子延長部520各々について、雄導体ハウジング504、雄内壁505、及び雄端子先端部506を有することができる。それらの類似性のために、第1の雄端子延長部510だけが、以降に記載され、括弧によって囲まれた参照符号は、第2の雄端子延長部520を示す。実質的に矩形形状が、雄ハウジング502に関して示されるが、本発明の実施例は、この1つの構成に限定されない。1つ以上の雄端子600を収容することができる任意の構成が使用される。雄ハウジング502は、意図される適用の動作条件に耐えることができ、電流を運ぶ雄端子600間に十分な電気絶縁を提供することができる(すなわち、雄端子600間の短絡の発生を妨げる)絶縁材料で製造されることができる。例えば、雄ハウジング502の材料は、DuPont(登録商標)によって作られたZytel(登録商標)70G33Lなどのガラス強化されたナイロン材料であり得る。いくつかの用途において、強化されたナイロン材料は、ほぼ33%のガラスを含むことができる。該材料は、例えば自然環境で動作する遠隔制御車両で使用され、−29℃(−20°F)未満から121℃(250°F)を超えるまでの範囲の温度を受ける(例えば、太陽で加熱された道路上、又はバッテリ熱、電流、及び電気抵抗のための砂漠条件での動作のとき)。
【0027】
雄導体ハウジング504は、雄内壁505によって雄端子ハウジング506から分離される。雄内壁505は、雄端子600を収容するために開口514(524)を有する。雄内壁505の雄導体ハウジング504側に、雄内壁505は、例えば電気コネクタ1000(図1)の接続側を識別する標識513を有する(例えば、雌部材のために「A」及び雄部材のために「B」)。他の実施例において、標識513は、第1の雄極性標識511及び第2の雄極性標識521(図6A)の代わりに又は加えて使用される極性符号を有することができる。
【0028】
雄導体ハウジング504は、第1の雄端子室510及び第2の雄端子室520それぞれ内に挿入される雄端子600の端部を周囲で囲む。内壁505に対向する雄導体ハウジング504の端部は、雄端子600の露出された端部に接触するために、導体(図示せず)に対するアクセスを提供するために開かれる。他の実施例において、雄内壁505に隣接する雄導体ハウジング504の端部又は側部は、導体アクセスを提供するために開かれる。示される実施例において、雄導体ハウジング504は、雄端子600の端部を実質的に覆い且つ互いから絶縁する。所定の他の実施例において、雄導体ハウジング504は、第1の雄端子延長部510及び第2の雄端子延長部520各々内で雄端子600の端部を部分的に囲むだけであり得る。
【0029】
第1の雄端子延長部510及び第2の雄端子延長部520各々の雄内壁505は、雌端子支持体(図6B)として機能する。各雄端子支持体(すなわち、雄内壁505)は、第1の雄端子延長部510及び第2の雄端子延長部520それぞれ内に、対応する雄端子600を保持することに役立つ。雄端子支持体は、雄部材500への組み立ての後で、雄端子600を保持するように構成された1つ以上の保持部材512(例えば、512Aで示される)を有する。傾斜ランプ・タイプの保持部材512が、挿入タイプの組み立てを容易にするために図6Bに示されているが(例えば、雌端子600を図6Bに対して雄ハウジング502内で左から右へ挿入する)、当業者は、まさにこのタイプの保持部材512に制限されない。他の様々な方法の中で、ピン、リベット、ファスナ、他の機械的取り付け具、溶接、及び化学接着剤が、雄ハウジング502内で雄端子600を固定するために使用されることができる。さらに、類似する追加の保持部材512Bは、一方又は両方の雄端子600を移動又は転位することができる摩擦力であって、電気コネクタ1000(図1)の組み立て及び分解の際に生じる摩擦力に対抗する追加の力を提供するために使用される。雄部材500の他の実施例は、保持部材512を有さない。いくつかの場合、雄端子600は、製造時に雄ハウジング502内に成形されたコアである。
【0030】
内壁505に対向する雄端子先端部506内の第1の雄端子延長部510及び第2の雄端子延長部520の端部は、第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526と呼ばれる。各第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526は、図6Aに示されるような実質的に矩形形状に構成されることができる。しかしながら、これらの図に示される例示的な実施例において、例えば幅などの第1の雄端子カバー516のアスペクトは、第2の雄端子カバー526と同じアスペクトとは異なって構成されてもよい。幅における差異は、雄部材500(図1)を雌部材100と誤った極性に組み立てることを妨げることができる。電気コネクタ1000(図1)の接続の際に極性を反転することを妨げるために、幅などの寸法アスペクトにおける差異が使用されることができるが、本発明は、この方法に限定されない。異なる構成、デバイス、及び寸法が、雄部材500を雌部材100と組み立てる際に適切な極性接続方向付けを容易にするために使用されることができる。
【0031】
第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526は、それぞれコネクタ保持特徴部507を有する。いくつかの実施例において、コネクタ保持特徴部507は、弾性部材300の弾性接触部材320の弧状部分(図5B参照)に対応する弧状空洞又は凹部として構成される。雄部材500が、雌部材100に接続されるとき(図1参照)、弾性接触部材320の一部がコネクタ保持特徴部507の対応する部分に係合するまで、弾性部材300は、対応する第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526の表面に対して移動する。弾性接触部材320とコネクタ保持特徴部507との係合は、雄部材500が雌部材100に完全に接続されたことの感覚的な指示を与えることができる。さらに、弾性接触部材320とコネクタ保持特徴部507との係合は、適用されたデバイスにおける電気コネクタ1000の動作の際の、雄部材500と雌部材100との間の不適切な分離を妨げることに役立つ。
【0032】
第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526は、雄内壁505に対向する端部に配置される角度形成された又は傾斜部分570をさらに有することができる。第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526各々の傾斜部分570は、雄部材500の雌部材100への挿入及び/又は組み立て(図1参照)を容易にすることができる。いくつかの実施例において、丸められた、弧状又は他の挿入を容易にする特徴部は、第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526各々の傾斜部分570の代わりに、又は傾斜部分570に加えて使用されることができる。第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526の残りの部分の少なくとも一部は、前述されたように弾性部材300のための接触表面を提供することができ、且つ弾性部材300と雄端子600との間のある程度の絶縁を提供することができる。第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526の材料は、雄ハウジング502の残りのために使用される材料と同一であり得る。いくつかの実施例において、第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526は、雄端子600の表面に加えられる被覆を有することができる。代わりに、被覆又はテクスチュアが、それぞれの弾性部材300の弾性接触部材320の表面と接触部分との間の摩擦抵抗のレベルを変えるために、第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526の表面に加えられることができる。
【0033】
雄端子
次に図7A及び図7Bを見ると、図7Aは、雄端子600の実施例の上面図を示し、図7Bは、図7Aの雄端子600の側面図を示す。雄端子600の例示的な実施例として、雄端子600は、端子コネクタ部分604及び端子接触部分606を有する。雄端子600は、真鍮、銅、又は青銅などの導電材料からなる。雄端子600は、雄端子600と雌端子200の接触部分間の導電性を増大するために、他の材料の中でも金(金コバルト又は金ニッケル合金)又は銀でめっきされ、好ましくはニッケルでめっきされ次に金でめっきされた銅(例えば)であることができる。示される雄端子600は、他の形成方法の中でも、材料の標準の板から作られ、正しい寸法及び構成にパンチング成形される。
【0034】
端子コネクタ部分604は、雄端子600の一端部に配置される、且つワイヤ導体10A及び20A(図1)などの銅ワイヤ導体(例えば)と電気結合するように構成される。端子コネクタ部分604は、はんだ付け、機械的固定(例えば、ねじクランプの使用による)、標準の絶縁及び非絶縁コネクタ取り付け具、クリンピング、及びワイヤ導体を端子の部分に電気結合する他の方法の使用を介して、ワイヤ導体に電気結合される。端子コネクタ部分604の実施例は、特定の電気結合方法を収容するために様々な構成を有することができる。
【0035】
端子接触部分606は、端子コネクタ部分604に対して雄端子600の対向端部に配置され、角度付けられた端部610、1つ以上の端子保持特徴部612(図7Bに、612A及び612Bの2つが示される)、及び接触表面614を有する。角度付けられた端部610は、電気コネクタ1000(図1)の接続の際に、対応する雌端子200(図2)の結合又は組み立てを容易にすることに役立つ。接触表面214は、電気コネクタ1000の一端部から他方の端部へ電流が流れることを許すために、雌端子200の対向する表面に直接接触する。
【0036】
端子段差608は、端子コネクタ部分604を端子接触部分606から分離する。いくつかの実施例において、雄端子600を雄ハウジング502(図6B)内への組み立ての際に、端子段差608は、雄ハウジング502の部分に対向し、且つ組み立て方向におけるさらなる移動を妨げることができる。端子保持特徴部612は、雄ハウジング502の対応する保持特徴部512と接触し、且つ組み立て方向とは反対方向における移動を妨げることができる。この点で、雄端子600は、雄ハウジング502と実質的に確実に結合されることができる。
【0037】
組み立て
次に図8A及び図8Bを見ると、図8Aは、正確に組み立てられた電気コネクタ1000を示し、一方、図8Bは、不正確に組み立てられた電気コネクタ1000を示す。図8Aに見られるように、雄部材500が、雌部材100に正確に組み立てられると、第1の雄極性標識511及び第2の雄極性標識521は、第1の雌極性標識111及び第2の雌極性標識121に一致し、電気コネクタ1000にわたる正確な極性の維持を示す。一組の極性標識111、121、511、及び521間の一致は、雄部材500と雌部材100の正確な結合の視覚的な指示を提供することができる。図8Bに見られるように、雄部材500が、雌部材100に不正確に組み立てられると、第1の雄極性標識511及び第2の雄極性標識521は、視野面に向けられた頂部から見られることができない。さらに、第1の雌極性標識511及び第2の雌極性標識521に関する矢印によって示されるように(極性標識自体は、この図に見られない)、不正確に組み立てられた電気コネクタ1000の各側の極性は反転される。
【0038】
次に図9A及び図9Bを見ると、図9Aは、線9A−9Aに沿って見た図8Aの正確に組み立てられた電気コネクタ1000の断面図を示し、一方、図9Bは、線9B−9Bに沿って見た図8Bの不正確に組み立てられた電気コネクタ1000の断面図を示す。図9Aは、第1の雄端子カバー516が、第1の開口116内に挿入され、且つ雄端子600の接触表面614が、雌端子200の接触表面214に係合する、電気コネクタ1000を示す。第1の雄端子カバー516及び第1の開口116は、それぞれ適切な幅W1を有することができ、第1の雄端子カバー516は、第1の開口116内にはめ込まれるように構成される。第2の雄端子カバー526は、対応する雄端子600の接触表面614が、対応する雌端子200の接触表面214と当接するように、第2の開口126内に挿入される。第2の雄端子カバー526及び第2の開口126は、それぞれ適切な幅W2を有することができ、第2の雄端子カバー526は、第2の開口126内にはめ込まれるように構成される。幅W1は、幅W2より小さいことができる。幅におけるこの差異は、雄部材500の雌部材100への接続の際に(図8A)、極性交差を妨げる又は防止する他の方法を提供することができる。なぜなら、雄部材500が、雌部材100に対して適切に方向付けられるとき、雄部材500は、雌部材100に接続されることができる。雄部材500及び雌部材100の適切な方向付けは、接続の正確な極性を提供することができる。
【0039】
図9Bは、雄部材500が、雌部材100に不正確に接続された電気コネクタ1000を示す。このタイプの接続は、第2の雄端子カバー526の幅(W2)と第1の開口116の幅(W1)との間(例えばW2−W1)の干渉によって実質的に防止される。しかしながら、雄部材500が、この干渉にも関わらず雌部材100にともかく結合されるなら、電気コネクタ1000の極性交差は、雄端子600と雌端子200とを分離する第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526によって防止されることができる。第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526は、雄部材500が雌部材100に対して第2の向きにあるとき、対応する雄端子600と雌端子200との間の接触を防止することができる。したがって、この例示的な実施例に見られるように、電気コネクタ1000の極性交差は、第1の雌極性標識111、第2の雌極性標識121、第1の雄極性標識511、及び第2の雄極性標識521によって与えられる視覚指示に加えて、少なくとも2つの別個の独立した方法によって防止され且つ/又は妨げられることができる。
【0040】
次に図10を参照すると、この図は、正確に組み立てられた雄部材500及び雌部材100の断面斜視図を示す。この図において、第1の雄端子延長部510及び第2の雄端子延長部520(図6A)は、第1の雌端子室110及び第2の雌端子室120(図3A)に挿入され、より詳細には、第1の雄端子延長部510及び第2の雄端子延長部520の雄端子ハウジング506部分は、第1の雌端子室110及び第2の雌端子室120の第1の開口116及び第2の開口126内に挿入される。雄部材500が、雌部材100に接続されると、弾性部材300は、対応する第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526の傾斜部分570と初期的に接触することができる。弾性接触部分320は、第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526各々の頂部表面とそれぞれ滑動係合することができる。弾性接触部分320が圧縮され、弾性部材300のハウジング・インタフェース324部分を、それぞれ第1の雌端子室110及び第2の雌端子室120の内表面と滑動係合させる。弾性接触部分320が、第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526各々の対応するコネクタ保持特徴部507と係合するまで、雄部材500が、雌部材100内に挿入され続けることができる。この点で、雄部材500が、雌部材100に確実に結合されることができる。電気コネクタ1000のただ一方の側部が、詳細に記載されるが、他方の側部が、コネクタの対称性のために類似する。しかしながら、完全な対称性は、本発明の実施例の限定を必ずしも必要とせず、第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526並びに対応する第1の開口116及び第2の開口126を超える差異が、存在することができる。
【0041】
他の実施例
次に図11を参照すると、この図は、電気コネクタの実施例の側方を通って取られた断面を有する上面斜視図を示す。この図において、参照符号2000は、全体的に、本発明の態様に従って構成された電気コネクタ2000の他の例示的な実施例を指示する。電気コネクタ2000と前述された電気コネクタ1000(図1)との1つの差異は、前の例示的な実施例の1つ以上の弾性部材300(図2)を1つ以上の弾性部材2300と置き換えである。他の方法で、2つの電気コネクタ1000及び2000に関する機能及び材料は、同一であると考えられる。類似する構成部品は、前の記載で使用された類似する参照符号で識別されることができ、これら構成部品の詳細な説明は繰り返されない。
【0042】
電気コネクタ2000は、ここで接続された状態で示された雌部材2100及び雄部材500を有する。雌部材2100は、1つ以上の雌端子200(ただ1つだけがこの図で見ることができる)を有し、雄部材500は、対応する数の雄端子600を有する。雌部材2100及び雄部材500が、ともに結合されるとき、電気が、雌端子200と雄端子600との間の接触面積を介して電気コネクタ2000を通して、ワイヤ導体(図示せず)間で流れることができる。
【0043】
雌部材2100は、1つ以上の弾性部材2300を有する。弾性部材2300は、対応する雌端子200と雄端子600との間の接触面積を通る電気伝導を容易にするための押圧力を提供する。さらに、弾性部材2300は、所望の用途において(例えば、遠隔制御車両の振動し且つ動的な環境など)電気コネクタ2300の使用の際に、雄部材500の雌部材2100からの不適切な分離を妨げる又は防止するための固定する力を提供することができる。いくつかの例示的な実施例において、弾性部材2300の数は、電気コネクタ2000の接続及び分離の際の電気接続の数(例えば、2つが図11に示される)に対応する。しかしながら、弾性部材2300の数は電気接続の数に等しい必要は無い。
【0044】
各弾性部材2300は、雌部材2100のハウジングと一体にされる弾性ハウジング2310を有する。図11に示されるように、弾性ハウジング2310は、例えば実質的に円筒状であることができるが、本発明の実施例は、この幾何構成に制限されない。各弾性部材2300は、保持デバイス2324、弾性デバイス2322、及び接触デバイス2320をさらに有することができる。保持デバイス2324は、例えば示されるようにアレン固定ねじを有することができ、又は弾性ハウジング2310内に弾性デバイス2322及び接触デバイス2320を保持することが可能な任意の数のデバイスを有することができるが、いくつかの実施例において、ある程度の調整可能性をさらに提供する。例えば、とりわけ機械的にねじ切られたファスナ、角度形成されたキー、又はカム・デバイスが使用されることができる。この実施例において、保持デバイス2324は、弾性ハウジング2310の頂部分とねじ係合されることができる。
【0045】
弾性デバイス2322は、保持デバイス2324と接触デバイス2320との間に配置されることができる。弾性デバイス2322は、他のデバイスの中でも、コイルばねなどのばね、又はフォームなどの弾性材料であり得る。弾性デバイス2322は、接触デバイス2320を押圧することができ、雄部材500と雌部材2100がともに結合されるとき、接触デバイス2320の移動を容易にする。接触デバイス2320に、したがって雄端子200及び雌端子600へ加えられる力は、他の方法の中でもばね剛性又は材料を変更することに加えて、保持デバイス2324を締める又は緩めることによって調整される。いくつかの実施例において、雄部材500は、接触デバイス2320が弾性ハウジング2310内へ移動する可能性を削除又は低減し、それによって接触デバイス2320とコネクタ保持特徴部507を強制的に係合するように、保持デバイス2324を締めることによって雌部材2100に確実に結合されることができる。
【0046】
接触デバイス2320は、例えばボール及びばねタイプの機構などの球状ボールであり得る。しかしながら、他の実施例において、接触デバイス2320は、とりわけ丸められたピン、角度形成された部材、シリンダなどの、第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526(第1の雄端子カバー516だけが、この図で見ることができる)の表面を横切って移動することができる任意の部材であり得る。接触デバイス2320は、一方の端部の突出縁部2312と他方の端部の保持デバイス2324との間で、弾性ハウジング2310内に保持される。雄部材500と雌部材2100との接続の間に、雄部材500が雌部材2100に完全に結合されるとき、接触デバイス2320は、コネクタ保持特徴部507と係合する。接触デバイス2320及びコネクタ保持特徴部507は、雄部材500が雌部材2100に完全に結合されるとき、デバイス2320をコネクタ保持特徴部507と係合させる用途の感覚的な指示が提供される。感覚的な指示は、他の方法に加えて、可視、可聴、触覚、又は1つ以上のこれら感覚的な指示の組み合わせであり得る。
【0047】
他の実施例
次に図12を参照すると、この図は、電気コネクタの実施例の側方を通って取られた断面を有する上面斜視図を示す。この図において、参照符号3000は、全体的に、本発明の態様に従って構成された電気コネクタ3000の他の例示的な実施例を示す。電気コネクタ3000と前述された電気コネクタとの1つの差異は、前の例示的な実施例の1つ以上の弾性部材300(図2)又は2300(図11)を1つ以上の弾性部材3300と置き換えである。他の方法で、電気コネクタ1000、2000、及び3000に関する機能及び材料は、同一であると考えられることができる。類似する構成部品は、前の記載で使用された類似する参照符号で識別されることができ、これら構成部品の詳細な説明は繰り返されない。
【0048】
電気コネクタ3000は、ここで接続された状態で示された雌部材3100及び雄部材500を有する。雌部材3100は、1つ以上の雌端子200(ただ1つだけがこの図で見ることができる)を有し、雄部材500は、対応する数の雄端子600を有する。雌部材3100及び雄部材500が、ともに結合されるとき、電気が、雌端子200と雄端子600との間の接触面積を介して電気コネクタ3000を通して、ワイヤ導体(図示せず)間で流れる。
【0049】
雌部材3100は、1つ以上の弾性部材3300を有する。弾性部材3300は、雌端子200と雄端子600との間の接触面積を通る電気伝導を容易にするための押圧力を提供する。さらに、弾性部材3300は、所望の用途において(例えば、振動し且つ動的な遠隔制御車両など)電気コネクタ3300の使用の際に、雄部材500の雌部材3100からの不適切な分離を妨げる又は防止するための固定力を提供する。いくつかの例示的な実施例において、弾性部材3300の数は、電気コネクタ3000の接続及び分離の際の電気接続の数に対応する、2つの電気接続が、この実施例に示される。しかしながら、弾性部材3300の数は電気接続の数に等しい必要は無い。
【0050】
各弾性部材3300は、雄部材500が雌部材3100に結合されるとき、第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526(516だけが、この図に見られる)の対向表面と干渉するように構成される。図12に示されるように、当接表面の一部だけが干渉するように構成されることができるが、クロスハッチングによって示される面積は、弾性部材3300と第1の雄端子カバー516の頂部表面との間の干渉の面積であり得る。弾性部材3300は、第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526のそれぞれ頂部表面の一部とインタフェースするリブを有することができ、又は、弾性部材3300は、弾性接触部分320に関して前述された構成などの多数の他の構成の中でも、雌部材ハウジング3102の壁を有することができる。本質的に、いくつかの実施例において、雌部材3100のハウジング3102は、設置された雄部材500の少なくとも一部(例えば、第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526など、又はいくつかの実施例において、他の構成の中でも雄端子自体)に力を加えるために設計された少なくともある程度の変形又は移動を許す弾性部材として機能することができる。代わりに、第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526は、対応する雌端子200とともに雄端子600を駆動するように設計された少なくともある程度の変形又は移動を許す弾性部材として機能することができる。さらに、いくつかの実施例において、雌ハウジング3102並びに第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526の両方は、対応する雌端子200とともに雄端子600を駆動する力を提供するためにともに組み合わせる、ある程度の弾性変形を受けることがある。
【0051】
弾性部材3300は、雄部材500が、雄部材500を雌部材3000に完全に接続するときに雌部材3000に確実に結合され得るように、第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526の頂部表面に配置された対応する凹部又は特徴部と係合するように構成された突出部又は特徴部をさらに有することができる。弾性部材3300のための突出部の実施例は、図6Bに示されるコネクタ保持特徴部507に対応する弧状峰であり得る。弾性部材3300は、干渉面積に対して少なくとも部分的に弾性変形することができる。代わりに、弾性部材3300は、雌部材ハウジング3102の構成における少なくともある程度の弾性変形を利用することができる。
【0052】
他の実施例
次に図13A及び図13Bを見ると、第1の図は、本発明の態様によって構成された雄部材1500の例示的な実施例の上面図を示し、一方、第2の図は、線13B−13Bに沿って見た図13Aの雄部材1500の上面斜視断面図を示す。雄部材1500と前述された雄部材500(図1)との間の1つの差異は、雄部材1500内の第1の雄端子カバー516及び第2の雄端子カバー526(図6A及び図6B参照)が無いことである。他の差異は、雄部材500(図2参照)に示される雄端子600の代わりに、雄部材1500内の第1の雄端子1600及び第2の雄端子1650の使用である。他の方法で、雄部材500及び1500のための機能及び材料は、実質的に同一である。類似する構成部品は、前の記載で使用された類似する参照符号で識別されることができ、これら構成部品の詳細な説明は繰り返されない。
【0053】
雄部材1500は、雄ハウジング1502、並びに第1の雄端子延長部1510及び第2の雄端子延長部1520を有する。第1の雄端子延長部1510は、第1の雄端子1600を有し、一方、第2の雄端子延長部1520は、第2の雄端子1650を有する。第1の雄端子1600及び第2の雄端子1650は、雌部材100(図3A)の第1の雌端子室110及び第2の雌端子室120の第1の開口116及び第2の開口126と挿入可能に係合されるように構成される。いくつかの実施例において、第1の雄端子1600のいくつかのアスペクトは、雌部材1500及び雌部材100の極性交差接続を禁止するために、第2の雄端子1650の類似するアスペクトとは異なる。示される実施例において、第1の雄端子1600の幅W1は、第2の雄端子1650の幅W2より小さい。より大きな幅W2と第1の開口116との間の干渉は、雌部材100と不適正に方向付けられた雄部材1500との間の接続を妨げることができる(すなわち、雄部材1500は、雌部材100に対して不適切に方向付けられることができる)。
【0054】
雄ハウジング1502は、実質的に矩形形状であり、第1の雄端子延長部1510及び第2の雌端子延長部1520それぞれに対して、雌導体ハウジング504及び雄内壁1505を有する。実質的に矩形形状が、雄ハウジング1502に関して示されるが、本発明の実施例は、この1つの構成に制限されない。1つ以上の第1の雄端子1600及び第2の雄端子1650を収容することができる任意の構成が使用される。雄ハウジング1502は、意図された動作条件に耐えることができ、且つ第1の雄端子1600及び第2の雄端子1650を流れる電流間に十分な電気絶縁を提供することができる(すなわち、第1の雄端子1600と第2の雄端子1650との間の短絡の発生を妨げる)絶縁材料から製造される。
【0055】
第1の雄端子延長部1510及び第2の雌端子延長部1520それぞれの雄内壁1505は、雄端子支持体として機能する。各雄端子支持体(すなわち、雄内壁1505)は、対応する第1の雄端子延長部1510及び第2の雌端子延長部1520に第1の雄端子1600及び第2の雄端子1650をそれぞれ固定し且つ支持する。雄端子支持体は、雄部材1500への組み立て後に、それぞれ第1の雄端子1600及び第2の雄端子1650を保持するように構成された1つ以上の保持部材512(例えば、512A及び512Bで示されるように)を有する。挿入タイプの組み立てを容易にするための保持部材512の傾斜ランプ・タイプ(例えば、図13Bに関して雄ハウジング1502において右から左へ雄端子1600を挿入する)が、図13Bに示されるが、当業者は、まさにこのタイプの保持部材512に制限されない。他の様々な方法の中で、ピン、リベット、ファスナ、他の機械的取り付け具、溶接、及び化学接着剤が、雌ハウジング1502内で第1の雄端子1600及び第2の雄端子1650を固定するために使用されることができる。さらに、第1の雄端子1600及び第2の雄端子1650は、製造のときに、雄ハウジング1502とともに成形されたコアであり得る。
【0056】
第1の雄端子1600及び第2の雄端子1650は、保持部材512に対応して保持部材612を有することができる(例えば、612A及び612Bによって示されるが、第1の雄端子1600の保持部材612だけが、図13Bに見られることができ、第2の雄端子1650が、同様に構成されることができる)。保持部材512とともに、保持部材612の傾斜ランプ・タイプが、挿入タイプの組み立てを容易にするために図13Bに示されるが、当業者は、まさにこのタイプの保持部材612に制限されない。他の様々な方法の中で、ピン、リベット、ファスナ、他の機械的取り付け具、溶接、及び化学接着剤が、雌ハウジング1502内で第1の雄端子1600及び第2の雄端子1650を固定するために使用されうる。
【0057】
このように所定の例示的な実施例を参照して本発明の実施例が記載され、開示された実施例は、事実上、制限するよりむしろ例示的である。広範な変形、修正、変化、及び置換が、前述の開示で想定される。いくつかの例において、本発明の実施例のいくつかの特徴が、他の特徴の対応する使用なしに用いられることができる。多くのそのような変形又は修正は、例示的な実施例の前述の記載の精査に基づき、当業者によって望ましいと考えられることができる。したがって、特許請求の範囲は、適切に広範に且つ本発明の範囲と一致する方法で解釈される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気コネクタであって、
雄コネクタ電極を少なくとも部分的に受けるための雌レセプタクルを少なくとも部分的に形成する絶縁材料からなるハウジングと、
前記雌レセプタクル内に少なくとも部分的に配置された雌電極と、
前記雌電極及び前記雌電極に少なくとも部分的に挿入される雄コネクタ電極をともに駆動するために、前記雌レセプタクルの少なくとも一部によって保持され、又は前記雌レセプタクルの少なくとも一部を形成する弾性部材とを有する電気コネクタ。
【請求項2】
前記雌レセプタクル内への少なくとも部分的な挿入のための雄コネクタ電極と、
前記雄コネクタ電極が、前記雌レセプタクル内へ少なくとも部分的に挿入されるとき、前記弾性部材と前記雄コネクタ電極の表面との間に少なくとも部分的に介挿された絶縁部材とをさらに有する、請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項3】
前記弾性部材は、
前記雌電極及び前記雌レセプタクル内へ少なくとも部分的に挿入される雄コネクタ電極をともに駆動するための弧状部分と、
前記弾性部材を前記雌ハウジングに固定するためのベース部分とをさらに有する、請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項4】
前記弾性部材は、さらに板ばねを有する、請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項5】
前記弾性部材は、さらにボール及びばねアセンブリを有する、請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項6】
前記弾性部材は、さらに前記雌レセプタクルの少なくとも一部を有する、請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項7】
電気コネクタ・アセンブリであって、
第1のコネクタと、
前記第1のコネクタによって保持された第1の端子であって、前記第1の端子が、前記第1のコネクタから延び、且つ雌コネクタ・レセプタクル内に配置された第2の端子と電気結合するために、前記第1の端子の結合長さに沿って延びる結合表面を有する、第1の端子と、
前記結合表面以外の前記第1の端子の1つ以上の表面を電気絶縁するための、少なくとも前記第1の端子の前記結合長さの前記部分に沿って配置された絶縁カバーとを有し、
前記第1の端子の前記結合長さの少なくとも部分、前記絶縁カバー、及び前記結合表面は、雌コネクタ・レセプタクルの開口を通る挿入のために構成される、電気コネクタ・アセンブリ。
【請求項8】
絶縁カバーは、前記第1の端子の端部を越えて延びている、請求項7に記載の電気コネクタ・アセンブリ。
【請求項9】
絶縁カバーは、前記第1の端子の端部を少なくとも部分的に横切って延びている、請求項8に記載の電気コネクタ・アセンブリ。
【請求項10】
前記絶縁カバーは、前記第1の端子の前記結合長さの実質的に全長に沿って延びている、請求項7に記載の電気コネクタ・アセンブリ。
【請求項11】
前記第1の端子は、雌コネクタ・レセプタクル内の前記第1の端子の保持のために前記第1のコネクタから所定の距離に配置された保持溝をさらに有する、請求項9に記載の電気コネクタ・アセンブリ。
【請求項12】
前記絶縁カバーは、前記第1のコネクタから延びている、請求項7に記載の電気コネクタ・アセンブリ。
【請求項13】
前記絶縁カバーは、前記第1のコネクタの延長部を有する、請求項7に記載の電気コネクタ・アセンブリ。
【請求項14】
前記絶縁カバーは、前記第1の端子の結合表面から離れて面する前記第1の端子の前記表面に沿って延びている、請求項7に記載の電気コネクタ・アセンブリ。
【請求項15】
前記第1の端子が、雌コネクタ・レセプタクル内に少なくとも部分的に挿入されるとき、前記絶縁カバーは、前記第1の端子の前記結合表面と第2の端子との間の接触を駆動するための弾性部材をさらに有する、請求項7に記載の電気コネクタ・アセンブリ。
【請求項16】
前記第1の端子は、全体的に細長く矩形長手方向断面を有し、前記結合表面は、前記第1の端子の下方に面する表面を備え、且つ前記絶縁カバーは、前記第1の端子の上方に面する表面を有する、請求項7に記載の電気コネクタ・アセンブリ。
【請求項17】
前記絶縁カバーは、雌コネクタ内に前記第1の端子を保持するように構成された係合凹所をさらに有する、請求項16に記載の電気コネクタ・アセンブリ。
【請求項18】
電気コネクタであって、
第1の室の少なくとも一部を形成するハウジングと、
前記第1の室の少なくとも一部内に少なくとも部分的に配置された第1の端子と、
前記ハウジングに車載された弾性部材とを有し、
前記弾性部材の少なくとも一部は前記第1の端子から離間され、
前記弾性部材は、前記対応する第1の端子と第2の端子との間の接触を容易にする、前記第1の室内に少なくとも部分的に挿入される第2の端子への偏倚力を与える、電気コネクタ。
【請求項19】
前記ハウジングは、第2の室の少なくとも一部と、
前記第2の室の少なくとも一部内に少なくとも部分的に配置された第1の端子と、
前記ハウジングに車載された弾性部材とをさらに形成し、
前記弾性部材の少なくとも一部が、前記第1の端子から離間され、
前記第2の室の前記弾性部材は、前記対応する第1の端子と第2の端子との間の接触を容易にする前記第2の室内の前記第2の端子への偏倚力を与え、
前記第1の室の少なくとも1つの寸法アスペクトは、前記第2の室の対応するアスペクトより大きい、請求項18に記載の電気コネクタ。
【請求項20】
第1の構成部品を第2の構成部品に電気結合するように構成された電気コネクタであって、前記第1の構成部品は、少なくとも2つの雄端子を含み、且つ前記第2の構成部品は、少なくとも2つの室を含み、各室は、少なくとも1つの雌端子の少なくとも一部を含み、前記第1の構成部品は、さらに、
ハウジングであって、前記雄端子が、前記ハウジングから少なくとも部分的に延びる、ハウジングと、
少なくとも2つの端子カバーとを有し、
各端子カバーは、前記第1の構成部品から延びる1つの前記雄端子の表面の少なくとも一部を覆い、
前記少なくとも2つの端子カバーの少なくとも1つのアスペクトは、前記少なくとも2つの端子カバーの他の対応するアスペクトより小さい、電気コネクタ。
【請求項21】
第1の構成部品を第2の構成部品に電気結合するように構成された電気コネクタであって、前記第1の構成部品は、少なくとも2つの雄端子を含み、且つ前記第2の構成部品は、少なくとも2つの室を含み、各室は、少なくとも1つの雌端子の少なくとも一部を含み、前記第1の構成部品は、さらに、
ハウジングであって、前記雄端子が、前記ハウジングから少なくとも部分的に延びる、ハウジングと、
少なくとも2つの端子カバーとを有し、
各端子カバーは、前記第1の構成部品の前記第2の構成部品への電気結合が、他の方法で極性を反転するとき、前記対応する雌端子から前記雄端子を絶縁する、電気コネクタ。
【請求項22】
第1の構成部品を第2の構成部品に電気結合するように構成された電気コネクタであって、前記第1の構成部品は、少なくとも2つの雄端子を含み、且つ前記第2の構成部品は、少なくとも2つの室を含み、各室は、少なくとも1つの雌端子の少なくとも一部を含み、前記第1の構成部品は、さらに、
ハウジングであって、前記雄端子が、前記ハウジングから少なくとも部分的に延びる、ハウジングと、
少なくとも2つの端子カバーとを有し、
各端子カバーは、前記第1の構成部品から延びる前記雄端子の1つの前縁表面の少なくとも一部を覆い、
各端子カバーは、前記第1の構成部品の前記第2の構成部品との初期係合の際に、前記雌端子の対応する縁部表面の接触から、前記雄端子の前記前縁表面から絶縁する、電気コネクタ。
【請求項23】
電気コネクタであって、
雄ハウジングから少なくとも部分的に延びる少なくとも2つの雄端子を含む雄ハウジングを有し、
各前記雄端子は、前記雄端子の少なくとも1つの表面における凹部として構成された保持特徴部をさらに含む、電気コネクタ。
【請求項24】
各前記雄端子は、前記雄端子の表面の少なくとも一部を覆う端子カバーをさらに有する、請求項23に記載の電気コネクタ。
【請求項25】
各前記端子カバーは、保持特徴部を有する、請求項24に記載の電気コネクタ。
【請求項26】
各前記端子カバーは、異なる幅で構成されている、請求項24に記載の電気コネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【公開番号】特開2013−101982(P2013−101982A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2013−42091(P2013−42091)
【出願日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【分割の表示】特願2011−104093(P2011−104093)の分割
【原出願日】平成19年11月30日(2007.11.30)
【出願人】(306048443)トラクサス・エルピー (8)
【氏名又は名称原語表記】Traxxas,L.P.
【Fターム(参考)】