説明

電気光学装置用メモリ装置及び電子機器

【課題】 電気光学装置において、画像信号供給用端末から供給される画像信号の表示と、画像信号供給用端末を切り離して行う画像表示との切替を容易に行う。
【解決手段】 画像信号供給用端末と該画像信号供給端末から供給される画像信号に基づいて画像表示を行う電気光学装置とを接続するケーブルに内蔵される電気光学装置用メモリ装置であって、画像信号供給端末から供給される画像信号を格納するフレームメモリと、入力される切替信号に応じて、(i)電気光学装置が画像信号供給端末から供給される画像信号を表示するように画像信号供給用端末を電気光学装置に接続するか又は(ii)電気光学装置がフレームメモリに格納されている画像信号を表示するようにフレームメモリを電気光学装置に接続する第1切替手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば液晶プロジェクタなどの液晶装置等の電気光学装置に用いられる電気光学装置用メモリ装置、及びそのような電気光学装置用メモリ装置を具備してなる電子機器の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の電子機器では、例えば、パーソナルコンピュータ等の画像信号供給用端末から供給される画像信号に基づいて、液晶プロジェクタ等の電気光学装置によって画像表示が行われる。この際、画像信号供給用端末において画像表示が行われている状態で、画像信号供給用端末と同一の画像が電気光学装置において表示される。従って、画像信号供給用端末を電気光学装置から切り離して、別の画像信号供給用端末を接続する場合、電気光学装置において、画像表示が中断するという不具合が生じる恐れがある。
【0003】
ここで、特許文献1から3には、フレームメモリを有するプロジェクタが開示されている。特許文献1から3によれば、プロジェクタにおいて、予めフレームメモリに格納された、外部からの入力画像の画像データに基づいて、画像表示が行われる。よって、画像信号供給用端末から切り離された状態で、独立にプロジェクタで画像表示を行うことにより、前述したような不具合を解消することができる。
【0004】
【特許文献1】特開2001−356405号公報
【特許文献2】特開平7−7684号公報
【特許文献3】特開平9−146501号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1から特許文献3に開示の技術によれば、プロジェクタと画像信号供給用端末とは直接信号ケーブル等によって互いに接続されている。従って、電気光学装置が画像表示を行っている状態で、画像信号供給用端末において、電気光学装置に表示された画像とは異なる画像を表示する場合には、電気光学装置におけるフレームメモリに予め画像を入力しておいて信号ケーブルを切り離した後、画像信号供給用端末において画像表示を行う必要がある。よって、電気光学装置において、画像信号供給用端末が接続された状態で、画像信号供給用端末から供給される画像信号に基づいて行う画像表示(以下適宜、第1画像表示と称することもある)と、画像信号供給用端末を切り離して、フレームメモリに格納されている画像信号に基づいて行う画像表示(以下適宜、第2画像表示と称することもある)との切替に係る手間が煩雑となる恐れがある。
【0006】
本発明は、例えば上記問題点に鑑みなされたものであり、プロジェクタ等の電気光学装置において、第1画像表示と、第2画像表示との切替を容易に行うことが可能な電気光学装置用メモリ装置並びにそのような電気光学装置用メモリ装置を具備してなる電子機器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の電気光学装置用メモリは上記課題を解決するために、画像信号を供給可能な画像信号供給用端末と、該画像信号供給端末から供給される画像信号に基づいて画像表示を行う電気光学装置とを接続するケーブルに内蔵される電気光学装置用メモリ装置であって、前記画像信号供給端末から供給される画像信号を格納するフレームメモリと、入力される切替信号に応じて、(i)前記電気光学装置が前記画像信号供給端末から供給される画像信号を表示するように前記画像信号供給用端末を前記電気光学装置に接続するか又は(ii)前記電気光学装置が前記フレームメモリに格納されている画像信号を表示するように前記フレームメモリを前記電気光学装置に接続する第1切替手段とを備える。
【0008】
本発明の電気光学装置用メモリによれば、フレームメモリには、パーソナルコンピュータ等の画像信号供給用端末から画像信号が供給される。そして、フレームメモリには、例えば1画面を表示するための画像信号、即ち1フレーム分の画像信号が格納され、フレームメモリの内容が更新される。
【0009】
第1切替手段には切替信号が入力される。切替信号は、例えば画像信号供給用端末から入力されるようにしてもよいし、画像信号供給用端末に加えて又は代えてリモコン等から入力されるようにしてもよい。第1切替手段は、切替信号に応じて、電気光学装置と、フレームメモリ及び画像信号供給用端末のいずれかとを接続する。電気光学装置は、例えば液晶装置である液晶プロジェクタによって構成される。
【0010】
画像信号供給用端末側への切替信号が入力されると、第1切替手段を介して、電気光学装置と画像信号供給用端末とは、直接接続される。この場合、電気光学装置と画像信号供給用端末とは、フレームメモリを介することなく、即ちフレームメモリをバイパスして、直接接続される。または、第1切替手段によって、電気光学装置とフレームメモリとが後述するように接続されると共に、フレームメモリに1フレーム分の画像信号が入力される毎に、1フレーム分の画像信号がフレームメモリから順次出力されるように、画像信号供給用端末をフレームメモリを介して電気光学装置に接続するようにしてもよい。このように、電気光学装置と画像信号供給用端末とが接続されることによって、電気光学装置は、画像信号供給端末から供給される画像信号を表示する。
【0011】
他方、フレームメモリ側への切替信号が入力されると、第1切替手段を介して、電気光学装置とフレームメモリとが接続される。このように電気光学装置とフレームメモリとが接続されると、例えば、フレームメモリを介して、フレームメモリに格納されている1フレーム分の画像信号が静止画として又は繰り返して、電気光学装置に出力される。電気光学装置は、このようにフレームメモリから出力される画像信号を表示する。
【0012】
本発明の電気光学装置用メモリはケーブルに内蔵されるため、コンパクト性や携帯性に優れる。そして、本発明の電気光学装置用メモリが内蔵されたケーブルによって、電気光学装置と画像信号供給用端末とを接続することにより、フレームメモリが内蔵されているかいないかに関わらず、電気光学装置において、第1画像表示と第2画像表示との切替を、第1切替手段によって容易に行うことが可能となる。このように、第1画像表示と第2画像表示とを切り替えることにより、画像信号供給用端末において、画像信号を供給する期間と、画像信号を供給しない期間とを切り替えることができる。第2画像表示時、画像信号供給用端末は、例えば、電気光学装置及びフレームメモリから切り離されて、画像信号を供給しない状態となる。よって、第2画像表示時、画像信号供給用端末では、電気光学装置における表示画像と異なる画像を表示しつつ、単独でデータ処理等を行うことが可能となる。従って、例えば、会議中に、電気光学装置において会議資料を表示して、第1画像表示と第2画像表示を、画像信号供給用端末或いはリモコン等により所望のタイミングで切り替えることにより、適宜、画像信号供給用端末において会議録を作成したりすることができ、実施上、大変便利である。
【0013】
本発明の電気光学装置用メモリ装置の一態様では、前記画像信号供給用端末を前記フレームメモリに選択的に接続又は非接続する第2切替手段を更に備える。
【0014】
この態様によれば、第2切替手段によって、フレームメモリと画像信号供給用端末との接続又は非接続が選択的に行われる。よって、第2切替手段によって、画像信号供給用端末からフレームメモリへの画像信号の供給タイミングを、第1接続手段による接続動作とは独立させて選択することが可能となる。尚、第2切替手段による、フレームメモリと画像信号供給用端末との接続又は非接続は、第1切替手段と同様に、例えば画像信号供給用端末や、画像信号供給用端末に加えて又は代えてリモコン等から入力される切替信号に応じて行われるようにしてもよい。
【0015】
より具体的には、第1切替手段によって、電気光学装置とフレームメモリとが接続された状態で、第2切替手段によってフレームメモリと画像信号供給用端末とを接続させることにより、上述したように、画像信号供給用端末をフレームメモリを介して電気光学装置に接続するようにしてもよい。または、第1切替手段によって、電気光学装置と画像信号供給用端末とが接続された状態で、第2切替手段によってフレームメモリと画像信号供給用端末とを接続させるようにしてもよい。加えて、第1切替手段に切替信号が入力されていない状態、即ち第1切替手段によって接続が行われていない状態で、フレームメモリと画像信号供給用端末とが第2切替手段によって接続されるようにしてもよい。
【0016】
ここで、第2切替手段によって、フレームメモリと画像信号供給用端末との接続が切断、即ちフレームメモリと画像信号供給用端末とが非接続されると、フレームメモリには、例えば、画像信号供給用端末から供給された最終のフレームに係る画像信号が格納され続けることになる。よって、第1切替手段によって、フレームメモリと電気光学装置とが接続されることによって、電気光学装置において、画像信号供給用端末から供給された最終のフレームに係る画像信号を表示し続けることが可能となる。
【0017】
この第2切替手段を更に備える態様では、前記第2切替手段は、前記第1切替手段により前記画像信号供給用端末が前記電気光学装置に接続されている状態で、前記画像信号供給用端末を前記フレームメモリに接続するように構成してもよい。
【0018】
このように構成すれば、第1画像表示時、第2切替手段を介して、画像信号供給用端末とフレームメモリとが接続されることにより、画像信号供給用端末から電気光学装置に供給される画像信号が、フレームメモリにも格納される。よって、第2切替手段によって、画像信号供給用端末とフレームメモリとが非接続の状態となると共に、第1切替手段によって、フレームメモリと電気光学装置とが接続されて、第2画像表示を行う際も、第1画像表示の表示画像を継続して表示することが可能となる。
【0019】
本発明の電気光学装置用メモリ装置の他の態様では、前記切替信号を外部操作により入力するための操作手段を更に備える。
【0020】
この態様によれば、操作手段は例えばリモコンによって構成される。そして、操作手段における外部操作に基づいて、操作手段より切替信号が第1切替手段に入力されることにより、容易に、第1画像表示と第2画像表示の切替を所望のタイミングで行うことが可能となる。
【0021】
本発明の電気光学装置用メモリの他の態様では、前記画像信号供給用端末は、前記切替信号を外部操作により入力するための操作手段を含む。
【0022】
この態様によれば、操作手段は、例えばキーボード等の入力装置によって構成される。そして、入力装置における入力操作が外部操作として行われ、この入力操作に基づいて、操作手段より切替信号が第1切替手段に入力されることにより、容易に、第1画像表示と第2画像表示の切替を所望のタイミングで行うことが可能となる。
【0023】
本発明の電子機器は上記課題を解決するために、上述した本発明の電気光学装置用メモリ装置(但し、その各種態様も含む)と、前記画像信号供給用端末と、前記電気光学装置とを備える。
【0024】
本発明の電子機器によれば、本発明の電気光学装置用メモリ装置を具備するので、第1画像表示と第2画像表示との切替を容易に行うことが可能となる。よって、画像信号供給用端末において、適宜、電気光学装置における表示画像と異なる画像を表示しつつ、単独でデータ処理等を行うことが可能となる。
【0025】
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下では、本発明の電子機器に係る実施形態について、図1から図4を参照して説明する。図1は、本発明の電子機器の実際的な構成を示す図であって、図2は、本発明の電子機器の構成を示すブロック図であり、図3は、パーソナルコンピュータの構成例を示す斜視図であり、図4は、電気光学装置の構成例を示す平面配置図である。
【0027】
先ず、電子機器の構成について説明する。図1及び図2に示すように、電子機器は、本発明に係る「画像信号供給用端末」の一例であるパーソナルコンピュータ400と、ケーブルに内蔵される電気光学装置用メモリ装置300と、パーソナルコンピュータ400に電気光学装置用メモリ装置300が内蔵されたケーブルによって接続された本発明に係る「電気光学装置」の一例であるプロジェクタ200とを含む。
【0028】
ここで、図3に示すように、パーソナルコンピュータ400は、本発明に係る「操作手段」の一例であるキーボード1202を備えた本体部1204と、表示ユニット1206とから構成されている。
【0029】
また、図4に示すように、プロジェクタ200内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット1102が設けられている。このランプユニット1102から射出された投射光は、ライトガイド1104内に配置された4枚のミラー1106および2枚のダイクロイックミラー1108によってRGBの3原色に分離され、各原色に対応するライトバルブ1110R、1110Bおよび1110Gに入射される。これら3つのライトバルブ1110R、1110Bおよび1110Gは夫々液晶モジュールを用いて構成されている。
【0030】
ライトバルブ1110R、1110Bおよび1110Gにおいて液晶モジュールは、後述するように、パーソナルコンピュータ400から供給される画像信号に基づいて、夫々駆動されるものである。そして、これらの液晶モジュールによって変調された光は、ダイクロイックプリズム1112に3方向から入射される。このダイクロイックプリズム1112においては、RおよびBの光が90度に屈折する一方、Gの光が直進する。したがって、各色の画像が合成される結果、投射レンズ1114を介して、スクリーン等にカラー画像が投写されることとなる。
【0031】
図2に戻り、電気光学装置用メモリ装置300の構成について説明する。電気光学装置用メモリ装置300は、第1切替手段302、第2切替手段304、及びフレームメモリ306を含む。
【0032】
第1切替手段302は、後述するように入力される切替信号Scに応じて、プロジェクタ200とパーソナルコンピュータ400とを接続し、又はプロジェクタ200とフレームメモリ306とを接続する。
【0033】
また、第2切替手段304は、フレームメモリ306とパーソナルコンピュータ400とを選択的に接続又は非接続する。尚、第2切替手段304による、フレームメモリ306とパーソナルコンピュータ400との接続又は非接続は、第1切替手段302と同様の切替信号に応じて行われるようにしてもよい。
【0034】
フレームメモリ306には、パーソナルコンピュータ400から画像信号が供給される。そして、フレームメモリ306には、例えば1画面を表示するための画像信号、即ち1フレーム分の画像信号が格納され、フレームメモリ306の内容が更新される。
【0035】
次に、電子機器の動作について説明する。第2切替手段304によって、フレームメモリ306とパーソナルコンピュータ400との接続又は非接続が選択的に行われる。フレームメモリ306とパーソナルコンピュータ400とが接続されると、フレームメモリ306には、パーソナルコンピュータ400から画像信号が供給される。この際、予めフレームメモリ306に格納された画像信号を、例えばパーソナルコンピュータ400を用いて消去してから、画像信号をパーソナルコンピュータ400より新たに供給することにより、フレームメモリ306が更新されるようにしてもよい。また、第1切替手段303に切替信号Scが入力されていない状態で、フレームメモリ306とパーソナルコンピュータ400とが第2切替手段304によって接続されて、フレームメモリ306に、画像信号が供給されるようにしてもよい。よって、本実施形態では、第2切替手段304によって、パーソナルコンピュータ400からフレームメモリ306への画像信号の供給タイミングを、第1切替手段303による接続動作から独立させて選択することが可能となる。
【0036】
本実施形態では、パーソナルコンピュータ400において、例えばキーボード1202における入力操作に基づいて、本体部1204より、第1切替手段302に切替信号Scが出力される。
【0037】
第1切替手段302に、パーソナルコンピュータ400側への切替信号Scが入力されると、プロジェクタ200とパーソナルコンピュータ400とが、第1切替手段302を介して直接接続される。そして、プロジェクタ200には、パーソナルコンピュータ400から画像信号が供給され、プロジェクタ200は供給された画像信号に基づいて第1画像表示を行う。この際、第2接続手段304によって、パーソナルコンピュータ400及びフレームメモリ306が接続されると、パーソナルコンピュータ400からプロジェクタ200に供給される画像信号が第2切替手段304を介してフレームメモリ306にも供給され、フレームメモリ306に格納される。
【0038】
或いは、プロジェクタ200において第1画像表示を行う際、第1切替手段302によって、プロジェクタ200とフレームメモリ306とが接続されると共に、フレームメモリ306に1フレーム分の画像信号が入力される毎に、1フレーム分の画像信号がフレームメモリ306から順次出力されるように、第2切替手段304によってパーソナルコンピュータ400とフレームメモリ306とを接続することによって、パーソナルコンピュータ400をフレームメモリ306を介してプロジェクタ200に接続するようにしてもよい。
【0039】
ここで、第2切替手段304によって、フレームメモリ306とパーソナルコンピュータ400との接続が切断されると、フレームメモリ306には、例えば、パーソナルコンピュータ400から供給された最終のフレームに係る画像信号が格納され続けることになる。
【0040】
この状態で、フレームメモリ306側への切替信号Scが第1切替手段302に入力されると、第1切替手段302を介して、プロジェクタ200とフレームメモリ306とが接続される。そして、プロジェクタ200には、フレームメモリ306に格納されている、例えば1フレーム分の画像信号が静止画として又は繰り返して、出力される。プロジェクタ200は、このようにフレームメモリ306から出力される画像信号を表示することで、第2画像表示を行う。従って、プロジェクタ200において、パーソナルコンピュータ400から供給された最終のフレームに係る画像信号を表示し続けることが可能となる。よって、プロジェクタ200において、第1画像表示と同一の表示画像を、第2画像表示においても継続して表示することが可能となる。
【0041】
本実施形態によれば、電気光学装置用メモリ300はケーブルに内蔵されるため、コンパクト性や携帯性に優れる。そして、図1に示すように、電気光学装置用メモリ300が内蔵されたケーブルによって、プロジェクタ200とパーソナルコンピュータ400とを接続することにより、フレームメモリが内蔵されているかいないかに関わらず、プロジェクタ200において、第1画像表示と第2画像表示との切替を、第1切替手段302によって容易に行うことが可能となる。また、パーソナルコンピュータ400より切替信号Scの供給を行うことにより、第1画像表示と第2画像表示との切替を第1切替手段302によって容易に所望のタイミングで行うことが可能となる。これにより、パーソナルコンピュータ400において、画像信号を供給する期間と、画像信号を供給しない期間とを、所望のタイミングで切り替えることができる。即ち、第2画像表示時、パーソナルコンピュータ400はプロジェクタ200及びフレームメモリ306から切り離されて、画像信号を供給しない状態となる。よって、第2画像表示時、パーソナルコンピュータ400では、プロジェクタ200における表示画像と異なる画像を表示しつつ、単独でデータ処理等を行うことが可能となる。
【0042】
尚、以上説明した本実施形態では、第1切替手段302に対して、パーソナルコンピュータ400に加えて又は代えてリモコン等の操作手段から切替信号Scを入力するようにしてもよい。
【0043】
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気光学装置用メモリ、及び該電機光学装置用メモリを備えてなる電子機器もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の電子機器の実際的な構成を示す図である。
【図2】本発明の電子機器の構成を示すブロック図である。
【図3】パーソナルコンピュータの構成例を示す斜視図である。
【図4】プロジェクタの構成例を示す平面配置図である。
【符号の説明】
【0045】
200…プロジェクタ、300…電気光学装置用メモリ装置、302…第1切替手段、304…第2切替手段、306…フレームメモリ、400…パーソナルコンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像信号を供給可能な画像信号供給用端末と、該画像信号供給端末から供給される画像信号に基づいて画像表示を行う電気光学装置とを接続するケーブルに内蔵される電気光学装置用メモリ装置であって、
前記画像信号供給端末から供給される画像信号を格納するフレームメモリと、
入力される切替信号に応じて、(i)前記電気光学装置が前記画像信号供給端末から供給される画像信号を表示するように前記画像信号供給用端末を前記電気光学装置に接続するか又は(ii)前記電気光学装置が前記フレームメモリに格納されている画像信号を表示するように前記フレームメモリを前記電気光学装置に接続する第1切替手段と
を備えたことを特徴とする電気光学装置用メモリ装置。
【請求項2】
前記画像信号供給用端末を前記フレームメモリに選択的に接続又は非接続する第2切替手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置用メモリ装置。
【請求項3】
前記第2切替手段は、前記第1切替手段により前記画像信号供給用端末が前記電気光学装置に接続されている状態で、前記画像信号供給用端末を前記フレームメモリに接続すること
を特徴とする請求項2に記載の電気光学装置用メモリ装置。
【請求項4】
前記切替信号を外部操作により入力するための操作手段を更に備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電気光学装置用メモリ装置。
【請求項5】
前記画像信号供給用端末は、前記切替信号を外部操作により入力するための操作手段を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電気光学装置用メモリ装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の電気光学装置用メモリ装置と、前記画像信号供給用端末と、前記電気光学装置と
を備えたことを特徴とする電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−30846(P2006−30846A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−212752(P2004−212752)
【出願日】平成16年7月21日(2004.7.21)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】