説明

電気分解装置、電気分解装置を含む内燃機関、および内燃機関を含む車両

電気分解装置は、包囲空間110と、包囲空間内に配置される第1の電極221と、包囲空間内に配置される第2の電極236と、包囲空間内に配置される少なくとも1つの電磁エネルギー放射器241とを含む。この装置は、包囲空間の外に配置される電力源210をさらに含み、その電力源は、第1の電極が陰極を成すように第1の電極と相互接続され、また、その電力源は、第2の電極が陽極を成すように第2の電極と相互接続される。その装置は、包囲空間の外に配置される少なくとも1つの発振器254をさらに含み、各発振器は、1つの別々の電磁エネルギー放射器と相互接続される。エンジンシステムは、内燃機関620と相互接続される電気分解装置100を含む。電気分解装置は、水を水素ガスと酸素ガスの混合物に分解する。水素ガスと酸素ガスの混合物は、内燃機関内に投入され、内燃機関に燃料を供給する。車両600は、エンジンシステムを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2006年11月13日に出願した米国特許出願第11/598941号および2007年11月12日に出願した米国特許出願第11/938339号からの優先権を主張するものである。
【0002】
本発明は、水素ガスおよび酸素ガスを生成する水の電気分解のための装置および方法に関する。本発明はさらに、水の電気分解により生成される可燃性ガスを使用する内燃機関、およびそれを含む車両に関する。
【背景技術】
【0003】
近代社会は、決定的にエネルギーに依存している。発電から自動車の駆動に至るまで、現代生活のすべての局面が、エネルギー消費を必要とする。
【0004】
いずれの燃料またはエネルギー源の望ましい性質にも、低コスト、豊富な供給、再生可能性、安全、および環境適合性が含まれる。水素は、これらの望ましい性質に対して、現在、最も見込みがあり、従来の化石燃料への依存を大幅に削減する可能性を提供する。水素は、宇宙で最も主要な元素であり、もし実現されたならば、今日増大しつつあるエネルギー需要を満たすための無尽蔵な燃料源を提供する。
【0005】
豊富でかつ広範囲に利用可能であることに加えて、水素はまた、クリーンな燃料源でもある。水素の燃焼は、副生成物として水を生成する。したがって、燃料源として水素を使用すると、地球温暖化の原因である炭素および窒素ベースの温室効果ガスの好ましくない発生、ならびに工業生産における煤煙および他の炭素ベースの汚染物質の好ましくない発生が回避される。水素は、真のグリーンエネルギー源である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許出願第11/598941号
【特許文献2】米国特許出願第11/938339号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
エネルギー源としての水素の使用は、反応式(i)に示すように、水からそれを生成するための大きなエネルギー消費によって制限されている。
2H2O→2H2+O2 (i)
【0008】
一般に、従来技術の電気分解装置は、生成される水素ガス1立方メートル当たり4.0kWhを消費する。従来技術の電気分解の装置および方法は、1.6〜2.0Vの電圧で数十ないし数百アンペアの電流の強さを使用する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本出願人の発明は、電気分解装置と、内燃機関と相互接続されたその電気分解装置を含むエンジンシステムとを含む。電気分解装置は、水を水素ガスと酸素ガスの混合物に分解する。水素ガスと酸素ガスの混合物は、内燃機関の中に投入され、内燃機関に燃料を供給する。
【0010】
本出願人の電気分解装置は、底部と、前記底部に取り付けられ、かつ、そこから上向きに延出する遠端を有する複数の壁と、前記複数の壁の遠端のそれぞれに取り外し可能に取り付けられる上部アセンブリとを含む包囲空間であって、前記底部、複数の壁、および上部が包囲された空間を形成する、包囲空間と;前記包囲された空間内に配置される第1の電極と;前記包囲された空間内に配置される第2の電極と;前記包囲された空間内に配置される少なくとも1つの電磁エネルギー放射器と;前記包囲空間の外部に配置される発振器であって、前記電磁エネルギー放射器と相互接続される発振器と;前記包囲空間と連通し、前記包囲空間から外向きに延出するガス出口とを含む。
【0011】
本出願人の内燃機関は、1又は複数の燃焼室と;1又は複数のピストンであって、前記1又は複数のピストンのそれぞれが前記1又は複数の燃焼室のうちの別々の1燃焼室の中に可動に配置されるピストンと;前記1又は複数のピストンのそれぞれに動作可能に結合されるクランクシャフトと;前記複数の燃焼シリンダのそれぞれと相互接続される燃料吸気マニホルドと;前記燃料吸気マニホルドと相互接続される燃料投入アセンブリと;前記ガス出口と前記燃料投入アセンブリを相互接続する導管と;前記クランクシャフトに動作可能に結合される第1の電力システムであって、前記発振器と相互接続される電力システムと;前記クランクシャフトに動作可能に結合される第2の電力システムであって、前記第1の電極が陰極を成すように前記第1の電極と相互接続され、かつ、前記第2の電極が陽極を成すように前記第2の電極と相互接続される電力システムとを含む。
【0012】
本発明は、同じ参照識別子が同じ要素を示すように使用される図面と共に記載される以下の詳細な説明を読めば、よりよく理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1A】上部アセンブリが5面から成るハウジングから取り外されて示される、本出願人の電気分解装置の第1の実施例の斜視図である。
【図1B】上部アセンブリとハウジングの間に配置される密封ガスケットを含む、本出願人の電気分解装置の第2の実施例の斜視図である。
【図1C】ハウジングに取り外し可能に取り付けられ、包囲された空間を形成する包囲空間を形成する上部アセンブリを示す、図2の実施例の斜視図である。
【図2A】上部アセンブリが取り外されている、本出願人の電気分解装置の第3の実施例の上面図である。
【図2B】図2Aの装置の一部を示す上面図である。
【図3】本出願人の電磁エネルギー放射器の一実施例の上面図である。
【図4】上部アセンブリが取り外されている、本出願人の電気分解装置の第4の実施例の上面図である。
【図5】上部アセンブリが取り外されている、本出願人の電気分解装置の第5の実施例の上面図である。
【図6A】本出願人の電気分解装置および内燃機関を含む、本出願人の車両の第1の実施例の斜視図である。
【図6B】本出願人の電気分解装置と相互接続される、本出願人の内燃機関の要素のうちのいくつかを示すブロック図である。
【図7A】本出願人の燃料投入アセンブリの第1の実施例の断面図である。
【図7B】本出願人の燃料投入アセンブリの中に配置され、閉じた形態で示されるスロットル弁を示す図である。
【図7C】本出願人の燃料投入アセンブリの中に配置され、開いた形態で示されるスロットル弁を示す図である。
【図7D】本出願人の燃料投入アセンブリの第2の実施例の断面図である。
【図8】本出願人の燃料投入アセンブリの第3の実施例の断面図である。
【図9A】本出願人の車両の中に配置される電気システムの、第1の実施例のいくつかの要素を示すブロック図である。
【図9B】本出願人の車両の中に配置される電気システムの、第2の実施例のいくつかの要素を示すブロック図である。
【図10】本出願人の車両の第2の実施例の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明は、図の参照を伴う以下の説明の中の好ましい実施例の中で説明され、図においては、同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。本明細書全体にわたって、「一実施例(one embodiment)」、「一実施例(an embodiment)」、または類似の言葉への言及は、実施例に関連して説明される特定の機構、構造、または特性が、本発明の少なくとも1つの実施例の中に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体にわたって、「一実施例において(in one embodiment)」、「一実施例において(in an embodiment)」、および類似の言葉の句の出現は、必ずしもすべてではないが、同じ実施例に言及することができる。
【0015】
説明された本発明の機構、構造、または特性は、1又は複数の実施例の中で任意の適切な方法で組み合わされうる。以下の説明においては、多くの具体的な詳記が、本発明の実施例について完全な理解をもたらすために列挙される。しかし、本発明は、具体的な詳記のうちの1又は複数の詳記がなくても実施可能であること、あるいは他の方法、構成要素、材料などによって実施可能であることは、当業者には理解されよう。他の例においては、よく知られている構造、材料、または動作は、本発明の態様を不明瞭にすることを避けるために、詳細には示されず、あるいは説明されない。
【0016】
次に図1Aを参照すると、本出願人の電気分解装置100は、上部アセンブリ140と組み合わされるハウジング110を含む。ハウジング110は、水投入ポート130およびフロート弁アセンブリ180(図1C)を含む。複数の電極120は、ハウジング110内に配置される。水投入ポート130は、水源と相互接続され、複数の電極120のそれぞれが水で覆われたままとなるように位置決めされる。
【0017】
図1Aの例示された実施例においては、複数の電極120は8個の電極を含む。他の実施例においては、複数の電極120は8個未満の電極を含む。さらに他の実施例においては、複数の電極120は8個より多い電極を含む。
【0018】
上部アセンブリ140は、ガス出口150を含む。装置100内の水の電気分解により形成される水素ガスと酸素ガスの混合物は、ガス出口150を通って外向きに流れる。いくつかの実施例においては、1本または複数本のガス導管が、ガス出口150と内燃機関の1箇所または複数箇所のガス入口部を相互接続する。
【0019】
次に図1Bを参照すると、上部アセンブリ140は、ハウジング110に解除可能に取り付けられ、液密シールを形成することができる。いくつかの実施例においては、密封ガスケット160は、ハウジング110の上縁部112、114、116、および118と、上部アセンブリ140の底縁部142、144、146、および148との間に配置される。
【0020】
次に図1Cを参照すると、壁172、174、176、および178は底部170に取り付けられ、そこから上向きに延出する。上部アセンブリは、それぞれ壁172、174、176、および178の遠端112、114、116、および118に、取り外し可能に取り付けることができる。底部170、壁172、壁174、壁176、壁178、および上部アセンブリ140は、組み合わされて、包囲された空間を形成する。
【0021】
いくつかの実施例においては、底部170、および壁172、174、176、178は、木、セラミック、金属、ガラス、およびそれらの組合せから成る群から選択される1種類または複数種類の硬質材料から形成される。いくつかの実施例においては、底部170、および壁172、174、176、および178は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエーテルエーテルケトン、それらの混合物などであるが、それらに限定されない1種類または複数種類の高分子材料から形成される。
【0022】
図1A、図1B、および図1Cの例示的実施例においては、装置100は、底部と上部アセンブリを相互接続する4面の壁を含む。一般に、本出願人の装置100は、底部と上部を相互接続して包囲された空間を形成する3面以上の壁を含む。いくつかの実施例においては、その包囲された空間は、1立方フィートの容積を含む。他の実施例においては、その包囲された空間は、1立方フィート未満の容積を含む。さらに他の実施例においては、その包囲された空間は、1立方フィートより大きい容積を含む。
【0023】
図1Cの例示的実施例においては、本出願人の装置100は、長さ102、幅104、および高さ108を含む。一般に、長さ102、幅104、および高さ108は、実質上等しい。「実質上等しい」により、本出願人は、同一プラスマイナス約10パーセント(10%)を意味する。
【0024】
本出願人の装置100が装輪式車両の中に配置される内燃機関に燃料を供給する実施例においては、長さ102は約12インチと約16インチの間であり、幅104は約12インチと約16インチの間であり、高さ108は約12インチと約16インチの間である。これらの実施例においては、ハウジング110は、長さ102、幅104、および高さ106を含み、高さ106は約8インチと約12インチの間である。
【0025】
水投入ポート130の上端は、底部170から距離107の所に配置される。フロート弁アセンブリ180は、装置100内に配置される水の水位を、底部170から距離107に等しい深さに維持する。いくつかの実施例においては、距離107は[(0.9)×(高さ106)]である。例えば、いくつかの実施例においては、高さ106は約8インチであり、距離107は約7インチである。
【0026】
図2Aの例示的実施例においては、複数の電極120(図1)は、電極221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、および236を含む。いくつかの実施例においては、電極221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、および236のそれぞれは、鉛、銅、スズ、ニッケル、およびそれらの組合せから成る群から選択される材料から形成される。
【0027】
いくつかの実施例においては、複数の電極のうちの1又は複数の電極は、水酸化ニッケル(II)を含む。いくつかの実施例においては、複数の電極のうちの1又は複数の電極は、オキシ水酸化ニッケル(III)を含む。
【0028】
本出願人の装置100は、第1の電力源210をさらに含む。いくつかの実施例においては、第1の電力源210は、約8ボルトと約48ボルトの間の電圧VDCを有するDC電力を、少なくとも1つの陽極電極に、かつ少なくとも1つの陰極電極に供給する。いくつかの実施例においては、第1の電力源210は、36VDCの電力を、少なくとも1つの陽極電極に、かつ少なくとも1つの陰極電極に供給する。
【0029】
図2Aの例示的実施例においては、電力導管212は、電極221が陰極を成すように、第1の電力源210を電極221と相互接続する。電力導管214は、電極236が陽極を成すように、第1の電力源210を電極236と相互接続する。
【0030】
一般に、本出願人の電気分解装置100は、(N)個の電磁エネルギー放射器を含み、(N)は1以上で12以下であり、動作中、それら(N)個の電磁エネルギー放射器のそれぞれは、異なる周波数を含む電磁エネルギーを放出する。図2Aの例示的実施例においては、本出願人の電気分解装置100は、6個の電磁エネルギー放射器、すなわち電磁エネルギー放射器241、242、243、244、245、および246を含む。
【0031】
図2Aの例示的実施例においては、電磁エネルギー放射器241、242、および243は、壁172に隣接して配置される。図2Aの例示的実施例においては、電磁エネルギー放射器244、245、および246は、壁176に隣接して配置される。他の実施例においては、1又は複数の電磁エネルギー放射器は、それぞれ装置100の複数の壁のうちの1面または複数面の一部を含む。例えば、壁172、174、176、および/または178のうちの1面または複数面が1種類または複数種類の非導電性材料から形成されるいくつかの実施例においては、1又は複数の電磁エネルギー放射器は、壁172、および/または壁174、および/または壁176、および/または壁178の中に配置される。
【0032】
いくつかの実施例においては、本出願人の(N)個の電磁エネルギー放射器のうちの1又は複数の放射器は、鉄、銅、亜鉛、ニッケル、鉛、スズ、およびそれらの組合せから成る群から選択される金属から形成される。いくつかの実施例においては、本出願人の(N)個の電磁エネルギー放射器のうちの1又は複数の放射器は、亜鉛を含む。
【0033】
図2Aの例示的実施例においては、電磁エネルギー放射器241は発振器251と相互接続され、発振器251は、第1の周波数と第1の電力レベルを含む第1のエネルギーを供給する。いくつかの実施例においては、発振器251は、電力増幅部をさらに含む。いくつかの実施例においては、第1の電力レベルは、約1ワットと約1000ワットの間である。いくつかの実施例においては、第1の電力レベルは約600ワットである。
【0034】
電磁エネルギー放射器242は、発振器252と相互接続され、発振器252は、第2の周波数と第2の電力レベルを含む第2のエネルギーを供給する。いくつかの実施例においては、発振器252は、電力増幅部をさらに含む。いくつかの実施例においては、第2の電力レベルは、約1ワットと約1000ワットの間である。いくつかの実施例においては、第2の電力レベルは約600ワットである。
【0035】
電磁エネルギー放射器243は、発振器253と相互接続され、発振器253は、第3の周波数と第3の電力レベルを含む第3のエネルギーを供給する。いくつかの実施例においては、発振器253は、電力増幅部をさらに含む。いくつかの実施例においては、第3の電力レベルは、約1ワットと約1000ワットの間である。いくつかの実施例においては、第3の電力レベルは約600ワットである。
【0036】
電磁エネルギー放射器244は、発振器254と相互接続され、発振器254は、第4の周波数と第4の電力レベルを含む第4のエネルギーを供給する。いくつかの実施例においては、発振器254は、電力増幅部をさらに含む。いくつかの実施例においては、第4の電力レベルは、約1ワットと約1000ワットの間である。いくつかの実施例においては、第4の電力レベルは約600ワットである。
【0037】
電磁エネルギー放射器245は、発振器255と相互接続され、発振器255は、第5の周波数と第5の電力レベルを含む第5のエネルギーを供給する。いくつかの実施例においては、発振器255は、電力増幅部をさらに含む。いくつかの実施例においては、第5の電力レベルは、約1ワットと約1000ワットの間である。いくつかの実施例においては、第5の電力レベルは、約600ワットである。
【0038】
電磁エネルギー放射器246は、発振器256と相互接続され、発振器256は、第6の周波数と第6の電力レベルを含む第6のエネルギーを供給する。いくつかの実施例においては、発振器256は、電力増幅部をさらに含む。いくつかの実施例においては、第6の電力レベルは、約1ワットと約1000ワットの間である。いくつかの実施例においては、第6の電力レベルは約600ワットである。
【0039】
いくつかの実施例においては、発振器251、252、253、254、255、および256は、電力増幅器と任意選択で組み合わされる単一のデバイスを含み、その単一のデバイスは、それぞれが異なる周波数を含む複数の出力を供給することができ、それらの複数の出力のそれぞれは、実質上同一の電力レベルを含む。
【0040】
図2Aの例示的実施例においては、発振器251、252、253、254、255、および256は、電力導管215および217を介して第2の電源から電力を受ける。いくつかの実施例においては、第2の電力源213は、約8ボルトと約48ボルトの間の電圧VDCを有するDC電力を、1又は複数の発振器に供給し、それら1又は複数の発振器は、それぞれ、装置100内に配置される、別々の電磁エネルギー放射器と相互接続される。いくつかの実施例においては、第2の電力源213は、12VDCの電力を1又は複数の発振器に供給し、それら1又は複数の発振器は、それぞれ、装置100内に配置される、別々の電磁エネルギー放射器と相互接続される。
【0041】
いくつかの実施例においては、第1の電力レベル、第2の電力レベル、第3の電力レベル、第4の電力レベル、第5の電力レベル、および第6の電力レベルは、実質上同じである。「実質上同じ」により、本出願人は、約プラスマイナス10パーセント内を意味する。いくつかの実施例においては、第1の電力レベル、第2の電力レベル、第3の電力レベル、第4の電力レベル、第5の電力レベル、および第6の電力レベルは、実質上同じではない。
【0042】
いくつかの実施例においては、第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数、第4の周波数、第5の周波数、および第6の周波数は、実質上同じである。いくつかの実施例においては、第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数、第4の周波数、第5の周波数、および第6の周波数は、実質上同じではない。いくつかの実施例においては、図2Aに示す構成を使用して、電磁エネルギー放射器241、242、243、244、245、および246は、それぞれ620Hz、630Hz、12,000Hz、42,800Hz、48,800Hz、および100,000Hzの周波数を含む電磁放射を放出する。
【0043】
次に図2Bを参照すると、各電極221、222、223、224、227、228、229、230、233、234、235、および236は、長さ206および幅202を含む。いくつかの実施例においては、長さ206は、約6インチと約8インチの間である。一般に、長さ206は、約[(0.5)×(幅104)]である。いくつかの実施例においては、幅202は、約0.1インチと約0.3インチの間である。電極221、222、223、224、227、228、229、230、233、234、235、および236は、距離107(図1C)以下の高さを含む。
【0044】
各電極221、222、223、224、227、228、229、230、233、234、235、および236は、1つまたは2つの隣接する電極から隙間204で分離される。いくつかの実施例においては、隙間204は、約0.2インチと約0.6インチの間である。一般に、隙間204は、幅202以上で[2×幅202]以下である。
【0045】
図2Bの例示的実施例においては、隙間208aは、電磁エネルギー放射器241を電極端221a、222a、223a、および224aから分離する。隙間208aは、電磁エネルギー放射器242を電極端227a、228a、229a、および230aから分離する。隙間208aは、電磁エネルギー放射器243を電極端233a、234a、235a、および236aから分離する。隙間208aは、約0.25インチと約0.5インチの間である。
【0046】
図2Bの例示的実施例においては、隙間208bは、電磁エネルギー放射器246を電極端221b、222b、223b、および224bから分離する。隙間208bは、電磁エネルギー放射器245を電極端227b、228b、229b、および230bから分離する。隙間208bは、電磁エネルギー放射器244を電極端233b、234b、235b、および236bから分離する。隙間208bは、約0.25インチと約0.5インチの間である。
【0047】
いくつかの実施例においては、隙間208aと隙間208bは、実質上同じである。他の実施例においては、隙間208aと隙間208bは、実質上同じではない。
【0048】
次に図3を参照すると、電磁エネルギー放射器241は、部材330および340から形成される中央がV字型の部分を含み、部材330と部材340が二面角Φを設けるように、部材330の端部332は部材340の端部342に取り付けられ、角度Φは約30度と約45度の間である。
【0049】
部材310は部材330の端部334に取り付けられ、そこから外向きに延出する。部材320は部材340の端部344に取り付けられ、そこから外向きに延出する。部材310は長さ315を含み、長さ315は約1インチと約5インチの間である。部材320は長さ325を含み、長さ325は約1インチと約5インチの間である。
【0050】
いくつかの実施例においては、長さ315は約[(2×幅202)+隙間204]である。いくつかの実施例においては、長さ325は約[(2×幅202)+隙間204]である。いくつかの実施例においては、長さ315と長さ325は、実質上同じである。他の実施例においては、長さ315と長さ325は、実質上同じではない。
【0051】
前述の、部材330および340を含むV字型の部分は、長さ360を含み、長さ360は約0.5インチと約2インチの間である。いくつかの実施例においては、長さ360は、約[0.5×長さ315]である。
【0052】
電磁エネルギー放射器241は、幅370を含む。いくつかの実施例においては、幅370は、約1インチと約3インチの間である。いくつかの実施例においては、幅370は、長さ315の約0.5倍である。
【0053】
電磁エネルギー放射器241は、[長さ315+長さ325+長さ360]に等しい全長380を含む。いくつかの実施例においては、全長380は[(4×幅202)+(3×隙間204)]に等しい。
【0054】
いくつかの実施例においては、複数の電極は、複数の電気的に絶縁されたスペーサにより、隣接する電極から分離される。例えば、次に図4を参照すると、電極221と222は電気的に絶縁されたスペーサ401と402により分離される。電極222と223は電気的に絶縁されたスペーサ403と404により分離される。電極223と224は電気的に絶縁されたスペーサ405と406により分離される。電極224と225は電気的に絶縁されたスペーサ407と408により分離される。電極225と226は電気的に絶縁されたスペーサ409と410により分離される。電極226と227は電気的に絶縁されたスペーサ411と412により分離される。電極227と228は電気的に絶縁されたスペーサ413と414により分離される。電極228と229は電気的に絶縁されたスペーサ415と416により分離される。電極229と230は電気的に絶縁されたスペーサ417と418により分離される。電極230と231は電気的に絶縁されたスペーサ419と420により分離される。電極231と232は電気的に絶縁されたスペーサ421と422により分離される。電極232と233は電気的に絶縁されたスペーサ423と424により分離される。電極233と234は電気的に絶縁されたスペーサ425と426により分離される。電極234と235は電気的に絶縁されたスペーサ427と428により分離される。電極235と236は電気的に絶縁されたスペーサ429と430により分離される。
【0055】
いくつかの実施例においては、スペーサ401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429、および430は、それぞれ電気的に絶縁された材料を含む。いくつかの実施例においては、スペーサ401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429、および430は、それぞれミル当たり少なくとも500ボルトの絶縁耐力を含む。いくつかの実施例においては、スペーサ401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429、および430は、天然ゴム、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、ポリイミド、およびそれらの組合せから成る群から選択される材料から形成される。
【0056】
次に図5を参照すると、電極221が陰極を成すように、電極221は、電力導管212によって第1の電力源210と相互接続される。図5の例示的実施例においては、電極221、223、225、227、229、231、233、および235が、それぞれ陰極を成すように、電力導管510は、電極221、223、225、227、229、231、233、および235を相互接続する。
【0057】
電極236が陽極を成すように、電極236は、電力導管214によって第1の電力源210と相互接続される。図5の例示的実施例においては、電極222、224、226、228、230、232、234、および236が、それぞれ陽極を成すように、電力導管520は、電極222、224、226、228、230、232、234、および236を相互接続する。
【0058】
本出願人の発明は、本出願人の電気分解装置100により生成される可燃性ガスの混合物を使用して動作する内燃機関によって、全体的にまたは部分的に駆動される装輪式車両をさらに含む。次に図6Aを参照すると、車両600は、内燃機関620と組み合わされた電気分解装置100を含む。図6Aの例示的実施例においては、車両600は、4輪を備える乗用車を含む。他の実施例においては、車両600はバンを含む。他の実施例においては、車両600はトラックを含む。他の実施例においては、車両600はバスを含む。他の実施例においては、車両600はオートバイを含む。他の実施例においては、車両600は4輪未満を含む。他の実施例においては、車両600は5輪以上を含む。
【0059】
次に図6Aと図6Bを参照すると、本出願人の車両600は、本出願人の電気分解装置100と、内燃機関620と、変速機660とを含む。いくつかの実施例においては、内燃機関620は、電気分解装置100により生成される可燃性ガスの混合物を使用することだけで駆動される。他の実施例においては、内燃機関620は、電気分解装置100により生成される可燃性ガスの混合物を、炭化水素燃料の混合物と組み合わせて使用して駆動されるハイブリッドエンジンを含み、それらの炭化水素燃料は、メタン、プロパン、ガソリン、ディーゼル燃料、バイオディーゼル燃料、およびそれらの組合せから成る群から選択される。いくつかの実施例においては、内燃機関620は、ガスタービンエンジン、ロータリーエンジン、2サイクルエンジン、4サイクルエンジン、または6サイクルエンジンを含む。
【0060】
次に図10を参照すると、いくつかの実施例においては、本出願人の車両は、ハイブリッド車両1000などであるがそれに限定されないハイブリッド車両を含む。図10の例示的実施例においては、本出願人の車両1000は、本出願人の電気分解装置100と、内燃機関620と、第1の変速機660Aと、電動モータ1010と、バッテリーパック1040と、第2の変速機660Bとを含む。いくつかの実施例においては、ハイブリッド車両1000は、本明細書で説明される本出願人のハイブリッド内燃機関を含む。
【0061】
いくつかの実施例においては、本出願人の車両1000は、電動モータ1010を使用して始動される。電気分解装置100により生成される可燃性ガスの量が増加するにつれて、本出願人の車両1000は、電気分解装置100により生成される可燃性ガスの混合物を電動モータ1010と組み合わせ、両方を使用して駆動される。
【0062】
当業者には理解されるように、本出願人の車両600および/または車両1000は、図6Aおよび図10のそれぞれには示されない1又は複数の追加の要素およびシステムを含むことができる。そのような追加のシステムは、アンチロックブレーキシステム、公害防止システム、娯楽システム、航法システムなどを含むがそれらに限定されない。
【0063】
次に図6Bを参照すると、いくつかの実施例においては、本出願人の内燃機関620は、複数の燃焼シリンダ630を含み、それらのシリンダのそれぞれは、それらの中に可動に配置されるピストン632と、1又は複数の燃料吸気弁636と、1又は複数の排気弁638とを含む。多シリンダエンジンにおいては、シリンダは、通常、3つの方式のうちの1方式、すなわち直列、「V」、またはフラット(水平対向またはボクサーとしても知られる)に配列される。
【0064】
当業者には理解されるように、燃料は、1又は複数の燃料吸気弁636を介してシリンダ630のそれぞれの中に投入され、その燃料はシリンダ内で点火され、それによりピストンアセンブリ632を上下方向に運動させ、ここに、各ピストンアセンブリはクランクシャフト650に動作可能に結合されている。燃料の点火に起因する燃焼生成物、すなわち「排気」は、1又は複数の排気弁638を介して各シリンダから除去される。
【0065】
図6Bの例示的実施例においては、コンロッド633は、ピストン632をクランクシャフト650と相互接続する。コンロッド633は両端で回転することができ、それによりその角度はピストン632が動くのにつれて変化することができ、クランクシャフト650は回転する。クランクシャフト650は、ピストン632の上下方向の運動を回転運動に変換する。連結部680は、クランクシャフト650と変速機660を動作可能に相互接続し、クランクシャフト650から変速機660に回転エネルギーを伝達する。
【0066】
図6Bの例示的実施例においては、電気分解装置100の出力ポート150は、燃料導管610を介して燃料投入アセンブリ605と連通する。いくつかの実施例においては、燃料導管610は、1種類または複数種類の金属、1種類または複数種類のエラストマ、1種類または複数種類の硬質樹脂、およびそれらの組合せから形成される。エンジン620は、燃料吸気マニホルドを含む従来型の燃料分配システムを含み、その燃料分配システムは、燃料投入アセンブリ605から1又は複数のシリンダ630のそれぞれに、それら1又は複数のシリンダの中に配置される1又は複数の燃料吸気弁636を介して可燃性ガスの混合物を供給する。
【0067】
いくつかの実施例においては、複数のシリンダ630のそれぞれは、1又は複数の点火プラグ634をさらに含み、それら1又は複数の点火プラグ634は、シリンダの中に配置される可燃性ガスの混合物に点火する時限放電をもたらし、その可燃性ガスの混合物は、周囲大気レベルを超えるレベルにおける水素、周囲大気レベルを超えるレベルにおける酸素、および任意選択で、周囲大気レベルを超えるレベルにおける1種類または複数種類の炭化水素から成る群から選択される。当業者には理解されるように、酸素は周囲大気中に約20.95体積パーセント存在し、水素は周囲大気中に約0.00005体積パーセント存在し、メタンは周囲大気中に約0.00017体積パーセント存在する。「周囲大気レベルを超えるレベルにおける」により、本出願人は、酸素に対しては、上述の周囲大気レベルの酸素の少なくとも1.5倍のレベルを意味する。「周囲大気レベルを超えるレベルにおける」により、本出願人は、水素に対しては、上述の周囲大気中の水素レベルの少なくとも1万倍のレベルを、メタンに対しては、上述の周囲大気中のメタンレベルの少なくとも1万倍のレベルを意味する。
【0068】
図6Bの例示的実施例においては、1又は複数の点火プラグ634は、車両電気システム640と相互接続される。いくつかの実施例においては、車両電気システム640は、クランクシャフト650と動作可能に結合される発電機を含み、その発電機は、第1の電圧を含むDC電力を生成する。いくつかの実施例においては、その第1の電圧は、約12ボルト、約24ボルト、約36ボルト、および約48ボルトから成る群から選択される。いくつかの実施例においては、車両電気システム640は、クランクシャフト650と動作可能に結合されるオルタネータを含み、そのオルタネータは、第1の電圧を含むDC電力を生成する。いくつかの実施例においては、その第1の電圧は、約12ボルト、約24ボルト、約36ボルト、および約48ボルトから成る群から選択される。いくつかの実施例においては、車両電気システム640は、第1の電圧を含む電気エネルギーを貯蔵することができる1又は複数のバッテリーを含む。いくつかの実施例においては、車両電気システム640は、1又は複数の電圧調整器をさらに含む。
【0069】
図6Bの例示的実施例においては、エンジン620は、車両電気システム670をさらに含む。いくつかの実施例においては、車両電気システム670は、クランクシャフト650と動作可能に結合される発電機を含み、その発電機は、第2の電圧を含むDC電力を生成し、第2の電圧は、第1の電圧とは異なる。いくつかの実施例においては、その第2の電圧は、約12ボルト、約24ボルト、約36ボルト、および約48ボルトから成る群から選択される。いくつかの実施例においては、車両電気システム670は、クランクシャフト650に動作可能に結合されるオルタネータを含み、そのオルタネータは、第2の電圧を含むDC電力を生成し、第2の電圧は第1の電圧とは異なる。いくつかの実施例においては、その第2の電圧は、約12ボルト、約24ボルト、約36ボルト、および約48ボルトから成る群から選択される。いくつかの実施例においては、車両電気システム670は、第1の電圧を含む電気エネルギーを貯蔵することができる1又は複数のバッテリーを含む。いくつかの実施例においては、車両電気システム670は、1又は複数の電圧調整器をさらに含む。
【0070】
次に図7Aを参照すると、本出願人の内燃機関が、周囲大気レベルを超えるレベルにおける酸素と水素を含む可燃性ガスの混合物を使用するが、炭化水素ガスの混合物を使用しない実施例においては、燃料投入アセンブリ605はアセンブリ700を含む。図7の例示的実施例においては、燃料投入アセンブリ700は、内燃機関620の一部の上に配置される。燃料投入アセンブリ700は、ハウジング705と、可燃性ガス投入導管710と、弁720と、可燃性ガス出力導管730とを含み、出力導管730は、エンジン620の中に配置される燃料吸気マニホルド622と連通する。
【0071】
いくつかの実施例においては、ハウジング705は、1種類または複数種類の金属から形成される部材を含み、その部材は、その中に配置される導管710および730を含むように形成される。いくつかの実施例においては、燃料投入アセンブリは、(N)個の可燃性ガス投入導管と、(N)個の弁720と、(N)個の可燃性ガス出力導管730とを含み、(i)番目の弁720は(i)番目の可燃性ガス燃料投入導管と(i)番目の可燃性ガス出力導管を相互接続し、ここに(i)は1以上で(N)以下である。いくつかの実施例においては、(N)は1である。いくつかの実施例においては、(N)は2である。いくつかの実施例においては、(N)は4である。いくつかの実施例においては、(N)は4より大きい。
【0072】
次に図7Bおよび図7Cを参照すると、いくつかの実施例においては、弁720のそれぞれは、スロットル弁を含む。いくつかの実施例においては、燃料投入アセンブリ700は、スロットル弁720の上に配置されるスロットル位置センサ725をさらに含む。
【0073】
図7Bは、閉の向きにあるスロットル弁720を示しており、電気分解装置100により生成される可燃性ガスの混合物は、燃料投入アセンブリ700を介してエンジン620内に導入することができない。図7Cは、全開の向きにあるスロットル弁720を示しており、電気分解装置100により生成される可燃性ガスの混合物の最大量が、燃料投入アセンブリ700を介してエンジン620内に導入されうる。当業者には理解されるように、スロットル弁720は、図7Bの向きと図7Cの向きの中間の任意の向きを成すように調節可能であり、それにより燃料投入アセンブリ700を介してエンジン620内に導入される、電気分解装置100により生成された可燃性ガスの混合物の量が調節される。
【0074】
次に図7Dを参照すると、いくつかの実施例においては、燃料投入アセンブリ700は、アセチレンガス発生器740をさらに含み、そのアセチレン発生器は、アセチレンガスを内燃機関620の吸気マニホルド部622に供給する。実施例においては、周囲大気レベルを超えるレベルにおける酸素および水素を含む可燃性ガスの混合物を使用し、炭化水素ガスの混合物を使用しない本出願人の内燃機関を始動すると、電気システム640および670が活性化され、電気分解装置100のために、電気システム670は電力源210を成し、電気システム640は電力源213を成すようになっている。それからすぐに、電気分解装置100は、酸素と水素の可燃性混合物を発生し始める。
【0075】
それと同時に、貯水槽770からの水775が、導管780、弁790、および導管785を通って炭化カルシウム750の上に進むように、弁790が開かれる。水は、炭化カルシウムと反応してアセチレンガスを発生する。次いで弁760が開かれ、それによりアセチレンガスは、アセチレンガス発生器740から導管715を通り、弁760を通り、導管735を通って燃料吸気マニホルド622内に進むことができる。これらの実施例においては、本出願人の内燃機関620は、アセチレンガスの点火により始動される。電気分解装置100により生成される可燃性ガスの量が増加するにつれて、エンジンが電気分解装置100の中で生成される可燃性ガスの混合物を使用することだけで動作するまでに、弁790は閉じる。
【0076】
いくつかの実施例においては、本出願人の内燃機関620は、電気分解装置100により生成される可燃性ガスの混合物を、炭化水素燃料の混合物と組み合わせて使用して駆動されるハイブリッドエンジンを含む。これらの実施例においては、本出願人のハイブリッドエンジンは、炭化水素燃料の混合物を使用して始動される。電気分解装置100により生成される可燃性ガスの量が増加するにつれて、本出願人のエンジンは、電気分解装置100により生成される可燃性ガスの混合物を、炭化水素燃料の混合物と組み合わせ、両方を使用して運転される。
【0077】
次に図8を参照すると、これらのハイブリッドエンジンの実施例においては、燃料投入アセンブリ605は、燃料投入アセンブリ800を含む。燃料投入アセンブリ800は、エンジン620の上に配置され、エンジン620の中に配置される燃料吸気マニホルド622と連通する燃料混合室880を含む。
【0078】
燃料投入アセンブリ800は、燃料投入アセンブリ700の要素を含み、スロットル位置センサ725は、スロットル弁720の上に配置される。いくつかの実施例においては、スロットル位置センサ725は、スロットル弁720に取り付けられる回転可能な部材の上に装着され、その回転可能な部材は、可燃性ガス導管710内で、スロットル弁720の位置を設定する。
【0079】
燃料投入アセンブリ800は、炭化水素燃料投入部810と、空気清浄器830と、チョーク870と、スロットル弁820と、スロットル位置センサ825とをさらに含む。これらの実施例においては、液体の炭化水素燃料構成要素860の混合物は、燃料タンク801の中に貯蔵される。燃料ポンプ803は、炭化水素燃料を燃料ライン802aおよび802bを介して炭化水素燃料投入部810へ供給する。
【0080】
炭化水素燃料860は、フロート室865の中に配置される。フロート弁852は、フロートアーム854およびフロート856と組み合わされて、フロート室865の中で炭化水素燃料860の量を調節する。エンジン620により生成される真空は、周囲大気を、空気清浄器830を通して空気導管805の中に引き込む。周囲大気が空気導管805のベンチュリ断面840を通して引かれる際に、炭化水素燃料860は噴射口858を通してその空気流内に注入される。
【0081】
スロットル弁820は、燃料混合室880内に進むエアロゾル化された炭化水素燃料の量を調節する。スロットル位置センサ825は、スロットル弁820の上に配置される。いくつかの実施例においては、スロットル位置センサ825は、スロットル弁820に取り付けられる回転可能な部材の上に装着され、その回転可能な部材は、導管805内でスロットル弁820の位置を設定する。
【0082】
いくつかの実施例においては、スロットル弁720およびスロットル弁820は、両スロットル弁が同時に開閉するように、動作可能に結合されている。当業者には理解されるように、本出願人の車両600/1000は、加速器を含む。いくつかの実施例においては、その加速器は、車両の運転者により手動で操作される加速ペダルを含む。加速ペダルが押し下げられると、スロットル弁720が開いて、より多くの、電気分解装置100により生成された可燃性ガスがエンジン620の中に配置される燃料吸気マニホルド内に入ることができ、かつスロットル弁820が開いて、より多くの炭化水素燃料がエンジン620の中に配置される燃料吸気マニホルド内に入ることができる。
【0083】
電気分解装置100により生成される可燃性ガスの混合物によってのみ駆動される、本出願人の内燃機関620の実施例は、図9Aにおいて例示される制御システムを使用する。図9Aの例示的実施例においては、車両電気システム670は36ボルトのDC電力を生成し、車両電気システム670は電力源210を含み、車両電気システム670は電力導管212および214を介して電気分解装置100と相互接続される。車両電気システム670は、通信リンク913によりフィールド制御レギュレータ910と相互接続される。フィールド制御レギュレータ910は、車両電気システム640から電力導管915および917を介して電力を受ける。本出願人の電気分解装置100の発振器要素は、電気システム640から電力導管215および217を介して電力を受ける。
【0084】
電子制御モジュール920は、とりわけ、スロットル位置センサ725の位置を決定する必要がある。当業者には理解されるように、電子制御モジュール920は、エンジン620の吸気マニホルド内に放出される燃料の量を調節する演算装置を含む。
【0085】
スロットル位置センサ725は、通信リンク931a/931b、933a/933b、および935a/935bを使用して、フィールド制御レギュレータ910を介して電子制御モジュール920と通信する。スロットル位置センサ725は、スロットル弁720の上に装着されるか、またはスロットル弁720に動作可能に結合され、スロットル弁720の角度を電気信号に変換する。いくつかの実施例においては、スロットル位置センサ725は、スロットル弁720を回転させる回転可能な部材に接続されるワイパーアームを含む。回転可能な部材が動くのにつれて、ワイパーアームも動く。ワイパーアームは、抵抗器に接続されている。ワイパーアームが抵抗器上を動くのにつれて、信号電圧出力は変化する。図9Aの例示的実施例においては、5ボルトがリンク931a/931bを介してスロットル位置センサ725に供給される。スロットル位置センサ725の電圧信号は、リンク933a/933b上に出力される。リンク935a/935bは、グランド線を成す。
【0086】
電気分解装置100により生成される可燃性ガスの混合物、および炭化水素燃料の使用の両方により駆動される燃料ハイブリッドエンジンを含む、本出願人の内燃機関620の実施例は、図9Bに例示される制御システムを使用する。図9Bの例示的実施例においては、車両電気システム670は、36ボルトのDC電力を生成し、車両電気システム670は電力源210を含み、車両電気システム670は電力導管212および214を介して電気分解装置100と相互接続される。
【0087】
車両電気システム670は、通信リンク913によりフィールド制御レギュレータ910と相互接続される。フィールド制御レギュレータ910は、車両電気システム640から電力導管915および917を介して電力を受ける。本出願人の電気分解装置の発振器要素は、電気システム640から電力導管215および217を介して電力を受ける。
【0088】
電子制御モジュール920は、とりわけ、スロットル弁720およびスロットル弁820の位置を決定する必要がある。当業者には理解されるように、電子制御モジュール920は、エンジン620の吸気マニホルド内に放出される燃料の量を調節する演算装置を含む。
【0089】
スロットル位置センサ725は、上述のとおり、フィールド制御レギュレータ910を介して電子制御モジュール920と通信する。スロットル位置センサ825は、通信リンク941a/941b、943a/943b、および945a/945bを使用して、フィールド制御レギュレータ910を介して電子制御モジュール920と通信する。スロットル位置センサ825は、スロットル弁820の上に装着されるか、またはスロットル弁820と動作可能に結合され、スロットル弁820の角度を電気信号に変換する。いくつかの実施例においては、スロットル弁センサ825は、スロットル弁820を回転させる回転可能な部材に接続されるワイパーアームを含む。回転可能な部材が回転するのにつれて、ワイパーアームも動く。ワイパーアームは、抵抗器に接続されている。ワイパーアームが抵抗器上を動くのにつれて、信号電圧出力は変化する。図9Bの例示的実施例においては、5ボルトが、リンク941a/941bを介してスロットル位置センサ825に供給される。スロットル位置センサ825の電圧信号は、リンク943a/943b上に出力される。リンク945a/945bは、グランド線を成す。
【0090】
本発明の好ましい実施例が詳細に例示されてきたが、以下の特許請求の範囲において説明される本発明の範囲を逸脱することなく、それらの実施例に対する改変および改作が、当業者に想到可能であることは明白であろう。
【符号の説明】
【0091】
100 電気分解装置
102 長さ
104 幅
106 高さ
107 距離
108 高さ
110 ハウジング
112、114、116、118 上縁部(top edge)、遠端(distal end)
120 電極
130 水投入ポート(water input port)
140 上部アセンブリ
142、144、146、148 底縁部
150 ガス出口
160 密封ガスケット
170 底部
172、174、176、178 壁
180 フロート弁アセンブリ
202 幅
204 隙間
206 長さ
208a、208b 隙間
210 第1の電力源
212 電力導管
213 第2の電力源
214、215、217 電力導管
221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236 電極
221a、222a、223a、224a、227a、228a、229a、230a、221b、222b、223b、224b、227b、228b、229b、230b、233a、234a、235a、236a、233b、234b、235b、236b 電極端
241、242、243、244、245、246 電磁エネルギー放射器
251、252、253、254、255、256 発振器
310 部材
315 長さ
320 部材
325 長さ
330 部材
332、334 端部
340 部材
342、344 端部
360 長さ
370 幅
380 全長
401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429、430 電気的に絶縁されたスペーサ
510、520 電力導管
600 車両
605 燃料投入アセンブリ
610 燃料導管
620 内燃機関
622 燃料吸気マニホルド
630 燃焼シリンダ
632 ピストン(piston)、ピストンアセンブリ(piston assembly)
633 コンロッド
634 点火プラグ
636 燃料吸気弁
638 排気弁
640 車両電気システム
650 クランクシャフト
660 変速機
660a 第1の変速機
660b 第2の変速機
670 車両電気システム
680 連結部
700 燃料投入アセンブリ
705 ハウジング
710 可燃性ガス投入導管
715 導管
720 スロットル弁
725 スロットル位置センサ(throttle position sensor)
730 可燃性ガス出力導管
735 導管
740 アセチレンガス発生器
750 炭化カルシウム
760 弁
770 貯水槽
775 水
780、785 導管
790 弁
800 燃料投入アセンブリ
801 燃料タンク
802a、802b 燃料ライン
803 燃料ポンプ
805 空気導管
810 炭化水素燃料投入部
820 スロットル弁
825 スロットル位置センサ(throttle position sensor)
830 空気清浄器
840 ベンチュリ断面
852 フロート弁
854 フロートアーム
856 フロート
858 噴射口
860 炭化水素燃料
865 フロート室
870 チョーク
880 燃料混合室
910 フィールド制御レギュレータ
913 通信リンク
915、917 電力導管
920 電子制御モジュール
931a、931b、933a、933b、935a、935b、941a、941b、943a、943b、945a、945b 通信リンク
1000 ハイブリッド車両
1010 電動モータ
1040 バッテリーパック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底部と、前記底部に取り付けられ、かつ、そこから上向きに延出する遠端を有する複数の壁と、前記複数の壁の前記遠端のそれぞれに取り外し可能に取り付けられる上部アセンブリとを含む包囲空間であって、前記底部と、複数の壁と、上部が包囲された空間を形成する、包囲空間と、
前記包囲された空間内に配置される第1の電極と、
前記包囲された空間内に配置される第2の電極と、
前記包囲された空間内に配置される少なくとも1つの電磁エネルギー放射器と、
前記包囲空間の外に配置される電力源であって、前記第1の電極が陰極を成すように前記第1の電極と相互接続され、かつ、前記第2の電極が陽極を成すように前記第2の電極と相互接続される電力源と、
前記包囲空間の外に配置される発振器であって、前記電磁エネルギー放射器と相互接続される発振器と
を含む、電気分解装置。
【請求項2】
前記第1の電極が、ニッケル、スズ、鉄、鉛、およびそれらの組合せから成る群から選択される金属から形成される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第1の電極が水酸化ニッケル(II)を含む、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記第1の電極がオキシ水酸化ニッケル(III)をさらに含む、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記第2の電極が、ニッケル、スズ、鉄、鉛、およびそれらの組合せから成る群から選択される金属から形成される、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記第2の電極が水酸化ニッケル(II)を含む、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記第2の電極がオキシ水酸化ニッケル(III)をさらに含む、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記第1の電極が水酸化ニッケル(II)およびオキシ水酸化ニッケル(III)を含む平面部材を含み、
前記第1の電極が約0.125インチの厚みを含み、
前記第2の電極が水酸化ニッケル(II)およびオキシ水酸化ニッケル(III)を含む平面部材を含み、
前記第1の電極が約0.125インチの厚みを含み、
前記第1の電極が前記第2の電極から約0.1875インチの隙間で分離される、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記包囲空間を通して延出する水投入ポートと、
前記包囲空間内に配置されるフロート弁とをさらに含み、
前記フロート弁アセンブリが前記水投入ポートと流体的に連通する、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記上部アセンブリを通して延出するガス出口ポートをさらに含む、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記水投入ポートが水源と接続され、前記装置が前記包囲空間内に配置される水をさらに含み、
前記フロート弁が前記第1の電極および前記第2の電極を完全に覆うのに十分な水位を維持する、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
(N)が3以上である、(N)個の第1の電極と、
(N)個の第2の電極とをさらに含み、
(i)番目の第1の電極が2個の第2の電極の間に配置され、(i)は2以上で(N-1)以下であり、
(j)番目の第2の電極が2個の第1の電極の間に配置され、(j)は2以上で(N-1)以下である、請求項1に記載の装置。
【請求項13】
(M)が2以上である、(M)個の電磁エネルギー放射器と、
(M)個の発振器とをさらに含み、
(m)番目の電磁エネルギー放射器が(m)番目の発振器と相互接続され、(m)は2以上で(M)以下である、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
(M)が6である、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
第1の発振器が、620Hzの周波数を含む第1のエネルギーを第1の電磁エネルギー放射器に供給し、
第2の発振器が、630Hzの周波数を含む第2のエネルギーを第1の電磁エネルギー放射器に供給し、
第3の発振器が、12,000Hzの周波数を含む第3のエネルギーを第3の電磁エネルギー放射器に供給し、
第4の発振器が、42,800Hzの周波数を含む第4のエネルギーを第4の電磁エネルギー放射器に供給し、
第5の発振器が、48,000Hzの周波数を含む第5のエネルギーを第5の電磁エネルギー放射器に供給し、
第6の発振器が、100,000Hzの周波数を含む第2第6を第6の電磁エネルギー放射器に供給する、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記第1のエネルギーが第1の電力レベルを含み、前記第1の電力レベルが1ワットと1000ワットの間であり、
前記第2のエネルギーが第2の電力レベルを含み、前記第2の電力レベルが1ワットと1000ワットの間であり、
前記第3のエネルギーが第3の電力レベルを含み、前記第3の電力レベルが1ワットと1000ワットの間であり、
前記第4のエネルギーが第4の電力レベルを含み、前記第4の電力レベルが1ワットと1000ワットの間であり、
前記第1のエネルギーが第5の電力レベルを含み、前記第5の電力レベルが1ワットと1000ワットの間であり、
前記第6のエネルギーが第6の電力レベルを含み、前記第6の電力レベルが1ワットと1000ワットの間である、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記第1の電力レベル、前記第2の電力レベル、前記第3の電力レベル、前記第4の電力レベル、前記第5の電力レベル、および前記第6の電力レベルが約600ワットである、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
(a)底部と、前記底部に取り付けられ、かつ、そこから上向きに延出する遠端を有する複数の壁と、前記複数の壁の前記遠端のそれぞれに取り外し可能に取り付けられる上部アセンブリとを含む包囲空間であって、前記底部と、複数の壁と、上部とが包囲された空間を形成する、包囲空間と、
前記包囲された空間内に配置される第1の電極と、
前記包囲された空間内に配置される第2の電極と、
前記包囲された空間内に配置される少なくとも1つの電磁エネルギー放射器と、
前記包囲空間の外に配置される発振器であって、前記電磁エネルギー放射器と相互接続される発振器と、
前記包囲空間と連通し、前記包囲空間から外向きに延出するガス出口とを含む、電気分解装置と、
(b)1又は複数の燃焼室と、
1又は複数のピストンであって、前記1又は複数のピストンのそれぞれが、前記1又は複数の燃焼室のうちの別々の1燃焼室内に可動に配置されるピストンと、
前記1又は複数のピストンのそれぞれに動作可能に結合されるクランクシャフトと、
前記複数の燃焼シリンダのそれぞれと相互接続される燃料吸気マニホルドと、
前記燃料吸気マニホルドと相互接続される燃料投入アセンブリと、
前記ガス出口と前記燃料投入アセンブリを相互接続する導管と、
前記クランクシャフトに動作可能に結合される第1の電力システムであって、前記発振器と相互接続される第1の電力システムと、
前記クランクシャフトに動作可能に結合される第2の電力システムであって、前記第1の電極が陰極を成すように前記第1の電極と相互接続され、かつ、前記第2の電極が陽極を成すように前記第2の電極と相互接続される第2の電力システムとを含む、内燃機関と
を含む、エンジンシステム。
【請求項19】
前記第1の電極が、ニッケル、スズ、鉄、鉛、およびそれらの組合せから成る群から選択される金属から形成される、請求項18に記載のエンジンシステム。
【請求項20】
前記第1の電極が、オキシ水酸化ニッケル(III)を含む、請求項18に記載のエンジンシステム。
【請求項21】
前記第2の電極が、ニッケル、スズ、鉄、鉛、およびそれらの組合せから成る群から選択される金属から形成される、請求項20に記載のエンジンシステム。
【請求項22】
前記第2の電極が、オキシ水酸化ニッケル(III)をさらに含む、請求項21に記載のエンジンシステム。
【請求項23】
水源と相互接続され、前記包囲空間を通して延出する水投入ポートと、
前記包囲空間内に配置されるフロート弁であって、前記フロート弁アセンブリが前記水投入ポートと流体的に連通するフロート弁とをさらに含む、請求項18に記載のエンジンシステム。
【請求項24】
前記電気分解装置が、
(M)が2以上である、(M)個の電磁エネルギー放射器と、
(M)個の発振器とを含み、
(m)番目の電磁エネルギー放射器が(m)番目の発振器と相互接続され、(m)が1以上で(M)以下である、請求項18に記載のエンジンシステム。
【請求項25】
(M)が6である、請求項24に記載のエンジンシステム。
【請求項26】
(a)底部と、前記底部に取り付けられ、かつ、そこから上向きに延出する遠端を有する複数の壁と、前記複数の壁の前記遠端のそれぞれに取り外し可能に取り付けられる上部アセンブリとを含む包囲空間であって、前記底部と、複数の壁と、上部とが包囲された空間を形成する、包囲空間と、
前記包囲された空間内に配置される第1の電極と、
前記包囲された空間内に配置される第2の電極と、
前記包囲された空間内に配置される少なくとも1つの電磁エネルギー放射器と、
前記包囲空間の外に配置される電力源であって、前記第1の電極が陰極を成すように前記第1の電極と相互接続され、かつ、前記第2の電極が陽極を成すように前記第2の電極と相互接続される電力源と、
前記包囲空間の外に配置される発振器であって、前記電磁エネルギー放射器と相互接続される発振器と、
前記包囲空間と連通し、前記包囲空間から外向きに延出するガス出口とを含む、電気分解装置と、
(b)1又は複数の燃焼室と、
1又は複数のピストンであって、前記1又は複数のピストンのそれぞれが、前記1又は複数の燃焼室のうちの別々の1燃焼室内に可動に配置されるピストンと、
前記1又は複数のピストンのそれぞれに動作可能に結合されるクランクシャフトと、
前記複数の燃焼シリンダのそれぞれと相互接続される燃料吸気マニホルドと、
前記燃料吸気マニホルドと相互接続される燃料投入アセンブリと、
前記ガス出口と前記燃料投入アセンブリを相互接続する第1の燃料導管と、
前記クランクシャフトに動作可能に結合される第1の電力システムであって、前記発振器と相互接続される第1の電力システムと、
前記クランクシャフトに動作可能に結合される第2の電力システムであって、前記第1の電極が陰極を成すように前記第1の電極と相互接続され、かつ、前記第2の電極が陽極を成すように前記第2の電極と相互接続される第2の電力システムとを含む、内燃機関と、
(c)複数の車輪と、
(d)前記クランクシャフトおよび前記複数の車輪のうちの1輪または複数輪に、動作可能に結合される変速機と
を含む、車両。
【請求項27】
前記第1の電極が、ニッケル、スズ、鉄、鉛、およびそれらの組合せから成る群から選択される金属から形成される、請求項26に記載の車両。
【請求項28】
前記第1の電極がオキシ水酸化ニッケル(III)を含む、請求項27に記載の車両。
【請求項29】
前記第2の電極が、ニッケル、スズ、鉄、鉛、およびそれらの組合せから成る群から選択される金属から形成される、請求項26に記載の車両。
【請求項30】
前記第2の電極がオキシ水酸化ニッケル(III)をさらに含む、請求項29に記載の車両。
【請求項31】
水源と相互接続され、前記包囲空間を通して延出する水投入ポートと、
前記包囲空間内に配置されるフロート弁であって、前記フロート弁アセンブリが前記水投入ポートと流体的に連通するフロート弁とをさらに含む、請求項26に記載の車両。
【請求項32】
前記電気分解装置が、
(M)が2以上である、(M)個の電磁エネルギー放射器と、
(M)個の発振器とを含み、
(m)番目の電磁エネルギー放射器が(m)番目の発振器と相互接続され、(m)は1以上で(M)以下である、請求項26に記載の車両。
【請求項33】
(M)が6である、請求項32に記載の車両。
【請求項34】
燃料タンクと、
前記燃料タンクの中に配置される液状の炭化水素化合物の混合物とをさらに含み、
前記燃料投入アセンブリが
空気導管と、
前記空気導管内に延出する炭化水素燃料噴射口と、
前記燃料噴射口と相互接続されるフロート室と、
燃料タンクと前記フロート室を相互接続する第2の燃料導管とをさらに含む、請求項26に記載の車両。
【請求項35】
燃料ポンプをさらに含み、前記燃料ポンプが前記第2の導管と相互接続される、請求項34に記載の車両。
【請求項36】
(a)底部と、前記底部に取り付けられ、かつ、そこから上向きに延出する遠端を有する複数の壁と、前記複数の壁の前記遠端のそれぞれに取り外し可能に取り付けられる上部アセンブリとを含む包囲空間であって、前記底部と、複数の壁と、上部とが包囲された空間を形成する、包囲空間と、
前記包囲された空間内に配置される第1の電極と、
前記包囲された空間内に配置される第2の電極と、
前記包囲された空間内に配置される少なくとも1つの電磁エネルギー放射器と、
前記包囲空間の外に配置される電力源であって、前記第1の電極が陰極を成すように前記第1の電極と相互接続され、かつ、前記第2の電極が陽極を成すように前記第2の電極と相互接続される電力源と、
前記包囲空間の外に配置される発振器であって、前記電磁エネルギー放射器と相互接続される発振器と、
前記包囲空間と連通し、前記包囲空間から外向きに延出するガス出口とを含む、電気分解装置と、
(b)1又は複数の燃焼室と、
1又は複数のピストンであって、前記1又は複数のピストンのそれぞれが、前記1又は複数の燃焼室のうちの別々の1燃焼室内に可動に配置されるピストンと、
前記1又は複数のピストンのそれぞれと動作可能に結合されるクランクシャフトと、
前記複数の燃焼シリンダのそれぞれと相互接続される燃料吸気マニホルドと、
前記燃料吸気マニホルドと相互接続される燃料投入アセンブリと、
前記ガス出口と前記燃料投入アセンブリを相互接続する第1の導管と、
前記クランクシャフトに動作可能に結合される第1の電力システムであって、前記発振器と相互接続される第1の電力システムと、
前記クランクシャフトに動作可能に結合される第2の電力システムであって、前記第1の電極が陰極を成すように前記第1の電極と相互接続され、かつ、前記第2の電極が陽極を成すように前記第2の電極と相互接続される第2の電力システムとを含む、内燃機関と、
(c)複数の車輪と、
(d)前記クランクシャフトおよび前記複数の車輪のうちの1輪または複数輪に、動作可能に結合される第1の変速機と
(e)電気モータと、
(f)前記第1の電気システムと相互接続されるバッテリーパックと、
(g)前記電気モータおよび前記複数の車輪のうちの1輪または複数輪に、動作可能に結合される第2の変速機と
を含む、車両。
【請求項37】
前記第1の電極が、ニッケル、スズ、鉄、鉛、およびそれらの組合せから成る群から選択される金属から形成される、請求項36に記載の車両。
【請求項38】
前記第2の電極が、ニッケル、スズ、鉄、鉛、およびそれらの組合せから成る群から選択される金属から形成される、請求項37に記載の車両。
【請求項39】
水源と相互接続され、前記包囲空間を通して延出する水投入ポートと、
前記包囲空間内に配置されるフロート弁であって、前記フロート弁アセンブリが前記水投入ポートと流体的に連通するフロート弁とをさらに含む、請求項36に記載の車両。
【請求項40】
前記電気分解装置が、
(M)が2以上である、(M)個の電磁エネルギー放射器と、
(M)個の発振器とを含み、
(m)番目の電磁エネルギー放射器が(m)番目の発振器と相互接続され、(m)が1以上で(M)以下である、請求項36に記載の車両。
【請求項41】
燃料タンクと、
前記燃料タンクの中に配置される液状の炭化水素化合物の混合物とをさらに含み、
前記燃料投入アセンブリが
空気導管と、
前記空気導管内に延出する炭化水素燃料噴射口と、
前記燃料噴射口と相互接続されるフロート室と、
燃料タンクと前記フロート室を相互接続する第2の燃料導管とをさらに含む、請求項36に記載の車両。
【請求項42】
燃料ポンプをさらに含み、前記燃料ポンプが前記第2の導管と相互接続される、請求項41に記載の車両。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図7D】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【公表番号】特表2010−509504(P2010−509504A)
【公表日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−537297(P2009−537297)
【出願日】平成19年11月12日(2007.11.12)
【国際出願番号】PCT/US2007/084454
【国際公開番号】WO2008/063967
【国際公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【出願人】(509134031)アドバンスト・アール・エフ・デザイン・エルエルシー (1)
【出願人】(509134215)
【Fターム(参考)】