電気湯沸かし器
【課題】出湯スイッチの操作し直し時間が短時間であれば必要な吐出量を得て、早く出湯完了できるようにした電気湯沸かし器を提供することを目的とする。
【解決手段】出湯ポンプ7と、出湯スイッチ8と、出湯量を段階的に増加させるよう制御する制御手段9と、出湯スイッチ8のオン・オフ時間を計測する出湯スイッチオン時間計測手段10・出湯スイッチオフ時間計測手段11とを備え、オン計測時間が第1の所定時間以上で、かつオフ計測時間が第2の所定時間以内であれば、出湯スイッチ8を一旦オフした後再度オンしたとき、単位時間当たりの出湯量の第1段階における第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにしたものである。これによって、出湯途中、出湯スイッチの操作し直しが短時間であれば、第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにし、必要な吐出量を得て、早く出湯完了できるものとすることができる。
【解決手段】出湯ポンプ7と、出湯スイッチ8と、出湯量を段階的に増加させるよう制御する制御手段9と、出湯スイッチ8のオン・オフ時間を計測する出湯スイッチオン時間計測手段10・出湯スイッチオフ時間計測手段11とを備え、オン計測時間が第1の所定時間以上で、かつオフ計測時間が第2の所定時間以内であれば、出湯スイッチ8を一旦オフした後再度オンしたとき、単位時間当たりの出湯量の第1段階における第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにしたものである。これによって、出湯途中、出湯スイッチの操作し直しが短時間であれば、第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにし、必要な吐出量を得て、早く出湯完了できるものとすることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般家庭などにおいて使用される、出湯ポンプを有する電気湯沸かし器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の電気湯沸かし器において、所定の出湯量を得るには、出湯開始時から出湯ポンプの出力を一定時間内に第1の出力から第2の出力まで増加させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。この電気湯沸かし器においては、出湯量が多い場合でも出湯開始時には所定の出湯量より小さい出湯量が得られるため、出湯開始時に湯の飛び散りなどが生じず、また、出湯量を増加させながら所定の出湯量にすることができるものである。
【特許文献1】特開平9−154732号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記従来の構成では、何らかの理由により、出湯途中に出湯スイッチの操作する手が一時出湯スイッチから離れるようなケースが生じた場合、再度操作し直すとその都度、毎回、出湯ポンプの出力を一定時間、第1の出力から第2の出力まで増加させるため、出湯開始時から多量の出湯をする場合に比べて、出湯完了するまでに余計に時間がかかってしまうものであった。
【0004】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、出湯途中に出湯スイッチの操作する手が一時出湯スイッチから離れるようなケースが生じた場合でも、出湯スイッチの操作し直し時間が短時間であれば必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了できるようにした使い勝手のよい電気湯沸かし器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気湯沸かし器は、液体を収容する容器と、液体を加熱する加熱源と、容器内の液体を容器外へ吐出する出湯ポンプと、出湯ポンプを駆動操作する出湯スイッチと、出湯スイッチの操作により単位時間当たりの出湯量を段階的に増加させるよう制御する制御手段と、出湯スイッチのオン時間を計測する出湯スイッチオン時間計測手段と、出湯スイッチのオフ時間を計測する出湯スイッチオフ時間計測手段とを備え、前記出湯スイッチオン時間計測手段による計測時間が第1の所定時間以上で、かつ出湯スイッチオフ時間計測手段による計測時間が第2の所定時間以内であれば、出湯動作中に出湯スイッチを一旦オフした後再度オンしたとき、単位時間当たりの出湯量の第1段階における第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにしたものである。
【0006】
これによって、出湯途中、何らかの理由により出湯スイッチの操作し直しがあっても、それが短時間であれば、第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにし、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了できる使い勝手のよい電気湯沸かし器を提供することができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の電気湯沸かし器は、出湯途中に出湯スイッチの操作する手が一時出湯スイッチから離れるようなケースが生じた場合でも、出湯スイッチの操作し直し時間が短時間であれば必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了できるようにした使い勝手のよいものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
第1の発明は、液体を収容する容器と、液体を加熱する加熱源と、容器内の液体を容器外へ吐出する出湯ポンプと、出湯ポンプを駆動操作する出湯スイッチと、出湯スイッチの操作により単位時間当たりの出湯量を段階的に増加させるよう制御する制御手段と、出湯スイッチのオン時間を計測する出湯スイッチオン時間計測手段と、出湯スイッチのオフ時間を計測する出湯スイッチオフ時間計測手段とを備え、前記出湯スイッチオン時間計測手段による計測時間が第1の所定時間以上で、かつ出湯スイッチオフ時間計測手段による計測時間が第2の所定時間以内であれば、出湯動作中に出湯スイッチを一旦オフした後再度オンしたとき、単位時間当たりの出湯量の第1段階における第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにした電気湯沸かし器としたものである。
【0009】
これによって、出湯途中、何らかの理由により出湯スイッチの操作し直しがあっても、それが短時間であれば、単位時間当たりの出湯量の第1段階における第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにし、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了できる使い勝手のよい電気湯沸かし器を提供することができる。
【0010】
第2の発明は、特に、第1の発明において、単位時間当たりの出湯量は、通常以下のステップ、通常のステップ、および通常以上のステップの段階的に増加させるようにしたことにより、出湯途中、何らかの理由により出湯スイッチの操作し直しがあっても、それが短時間であれば、通常以下のステップにおける第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにし、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了できる使い勝手のよい電気湯沸かし器を提供することができる。
【0011】
第3の発明は、特に、第2の発明において、出湯スイッチを再度オンしたとき、出湯動作を通常のステップから開始するようにしたことにより、通常のステップからの必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0012】
第4の発明は、特に、第2の発明において、出湯スイッチを再度オンしたとき、出湯動作を通常のステップにおける第4の所定時間経過時点から開始するようにしたことにより、通常のステップにおける時間を短縮し必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0013】
第5の発明は、特に、第2〜第4のいずれか1つの発明において、出湯スイッチを一旦オフしたときの出湯動作が通常のステップの場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにしたことにより、出湯スイッチの再度オン時にも湯の飛び散りを抑えつつ、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0014】
第6の発明は、特に、第2の発明において、出湯スイッチを再度オンしたとき、出湯動作を通常以上のステップから開始するようにしたことにより、より時間短縮がはかれ、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0015】
第7の発明は、特に、第2〜第6のいずれか1つの発明において、出湯スイッチを一旦オフしたときの出湯動作が通常以上のステップの場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常のステップから開始するようにしたことにより、時間短縮がはかれ、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0016】
第8の発明は、特に、第2〜第7のいずれか1つの発明において、通常以上のステップでの出湯スイッチオン時間計測手段により計測した時間が所定時間未満の場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにしたことにより、通常以上のステップでの出湯時間が短時間であって再度オンしたときは、再度オン直後も出湯時の湯の飛び散りを抑えることができ、使い勝手を向上することができる。
【0017】
第9の発明は、特に、第2〜第8のいずれか1つの発明において、通常以上のステップでの出湯スイッチオン時間計測手段により計測した時間が所定時間以上の場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常のステップまたは通常以上のステップから開始するようにしたことにより、時間短縮がはかれ、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0018】
第10の発明は、特に、第2〜第9のいずれか1つの発明において、出湯スイッチオフ時間計測手段による計測時間が所定時間以上の場合、出湯スイッチの再度オン時、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにしたことにより、出湯スイッチを一旦オフして再度オンするまでの時間が長いとき、つまり、出湯スイッチの操作し直しがあったときは、再度オン直後も出湯時の湯の飛び散りを抑えることができ、使い勝手を向上することができる。
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0020】
(実施の形態1)
図1〜図3は、本発明の実施の形態1における電気湯沸かし器を示している。
【0021】
図1に示すように、本実施の形態における電気湯沸かし器は、商用電源を供給するための電源プラグ1と、液体を収容する容器2と、液体を加熱する加熱源3と、容器2内の液体の温度を検知する温度検知手段4と、容器2内の液体を、パイプ5を介して吐出口6から容器外へ吐出させる出湯ポンプ7と、出湯ポンプ7を駆動操作(接触操作、押圧操作または回動操作など)する出湯スイッチ8と、出湯スイッチ8の操作により単位時間当たりの出湯量を段階的(本実施の形態では、通常以下のステップ、通常のステップ、および通常以上のステップの3段階)に増加させるよう制御する制御手段9と、出湯スイッチ8のオン時間を計測する出湯スイッチオン時間計測手段10と、出湯スイッチ8のオフ時間を計測する出湯スイッチオフ時間計測手段11と、容器2の液体温度および出湯ポンプ7の吐出量などを表示する表示手段12とを備えている。
【0022】
そして、出湯スイッチオン時間計測手段10による計測時間が第1の所定時間以上で、かつ出湯スイッチオフ時間計測手段11による計測時間が第2の所定時間以内であれば、出湯動作中に出湯スイッチ8を一旦オフした後再度オンしたとき、単位時間当たりの出湯量の第1段階(通常以下のステップ)における第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにしたものである。すなわち、出湯動作中に出湯スイッチ8を一旦オフした後再度オンしたときには、第1段階の開始時点に戻ることなく、それより所定時間経過時点以降のしかるべき時点、あるいは次段階から出湯開始するようにしている。
【0023】
なお、制御手段9は、電圧制御手段により出湯ポンプ7を駆動するモータへの印加電圧を制御しているが、同時に加熱源3および表示手段12をも制御しているものである。
【0024】
以上のように構成された電気湯沸かし器の動作について、図2、図3に基づき、さらに詳細に説明する。
【0025】
図2、図3に示すように、電源オン中、出湯スイッチ8がオンされると(STEP1)、制御手段9により出湯ポンプ7へ電圧V1(本実施の形態では3.0V)を印加することによって出湯ポンプ7の駆動を開始する(STEP2)。このとき、駆動開始と同時に出湯スイッチオン時間計測手段10は出湯スイッチ8のオン時間を計測開始する(STEP3)。そして、電圧V3でのポンプ駆動が未実施(STEP4)、または、実施済みでも出湯スイッチオフ時間が2秒以上ならば(STEP5)、駆動時間が第1の所定時間(本実施の形態では5秒)経過すると(STEP6)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV2(本実施の形態では4.0V)に変更する(STEP8)。
【0026】
電圧V3でのポンプ駆動が実施済み(STEP4)で、かつ、出湯スイッチオフ時間が2秒未満(STEP5)ならば、駆動時間が第2の所定時間(本実施の形態では3秒)経過すると(STEP7)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV2(本実施の形態では4.0V)に変更する(STEP8)。
【0027】
さらに、駆動時間が第3の所定時間(本実施の形態では5秒)経過すると(STEP9)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV3(本実施の形態では5.0V)に変更し(STEP10)、電圧V3でのポンプ駆動が実施済みフラグをセットする(STEP11)。
【0028】
出湯ポンプ7へ電圧V3を印加中に、出湯スイッチ7がオフされると(STEP12)、同時に出湯スイッチオフ時間計測手段11は出湯スイッチ8のオフ時間を計測開始し(STEP13)、第4の所定時間(本実施の形態では2秒)以内に再度出湯スイッチ8がオンされると(STEP1)、制御手段9により出湯ポンプ7へ電圧V1(本実施の形態では3.0V)を印加することによって出湯ポンプ7の駆動を再度開始する(STEP2)。
【0029】
なお、電圧V1でのポンプ駆動時間5秒というのはマグカップ一杯分、電圧V1を5秒と電圧V2を5秒駆動させた場合の合計10秒間というのはカップ麺一杯分、電圧V3での駆動となる合計10秒以上というのは鍋、ボールなどを目安としている。
【0030】
なお、本実施の形態では、第1、第2の所定時間を5秒としたが、電圧V1、V2の大きさによっては4秒、または6秒など任意の時間に変更させてもよい。
【0031】
なお、表示手段12により吐出中の吐出量を表示するときは、点灯、点滅などの任意のパターンにて表示させてもよい。
【0032】
また、本実施の形態では、第3の所定時間を2秒としたが、出湯スイッチ8の形状、構成などによっては1秒、または3秒など任意の時間に変更させてもよい。
【0033】
また、本実施の形態では、V1、V2、V3の3段階(出湯量:通常以下のステップ、通常のステップ、通常以上のステップ)としたが、2段階の場合でもよく、さらに吐出口6から吐出する流量の微調整が可能な流量経路ならば、V1、V2、V3、V4の4段階、またはそれ以上の多い段階切替え(ステップの細分化)としてもよい。
【0034】
このような構成により、出湯スイッチ8の操作し直しを行ったときは、通常以下のステップでの出湯電圧による出湯ポンプ7を駆動する所定時間を短縮でき、利便性を向上させることができる。
【0035】
(実施の形態2)
図4、図5は、本発明の実施の形態2における電気湯沸かし器を示している。電気湯沸かし器の構成については実施の形態1と同じであるのでその説明を省略する。
【0036】
本発明の実施の形態2における電気湯沸かし器において、実施の形態1との相違点は、出湯動作中に出湯スイッチ8を一旦オフした後再度オンしたとき、出湯動作を通常以下のステップに戻らず通常のステップから開始するようにしたことである。
【0037】
以上のように構成された電気湯沸かし器の動作を、図4、図5に基づき、さらに詳細に説明する。
【0038】
図に示すように、電源オン中、出湯スイッチ8がオンされると(STEP1)、出湯スイッチオン時間計測手段10は出湯スイッチ8のオン時間を計測開始する(STEP3)。ここで、電圧V3でのポンプ駆動が未実施(STEP4)、または、実施済みでも出湯スイッチオフ時間が2秒以上ならば(STEP5)、制御手段9により出湯ポンプ7へ電圧V1(本実施の形態では3.0V)を印加することによって出湯ポンプ7の駆動を開始する(STEP2)。そして、駆動時間が第1の所定時間(本実施の形態では5秒)経過すると(STEP6)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV2(本実施の形態では4.0V)に変更する(STEP8)。しかし、電圧V3でのポンプ駆動が実施済み(STEP4)で、かつ、出湯スイッチオフ時間が2秒未満(STEP5)ならば、制御手段9により出湯ポンプ7へ電圧V2(本実施の形態では4.0V)を印加する(STEP8)。それ以降の動作は実施の形態1と同様である。
【0039】
このような構成により、出湯スイッチ8の操作し直しを行ったときは、通常以下のステップでの出湯電圧による出湯ポンプを駆動する時間を削除でき、通常のステップの出湯電圧による出湯ポンプ7の駆動から出湯を開始することができるため、利便性を向上させることができる。
【0040】
(実施の形態3)
図6、図7は、本発明の実施の形態3における電気湯沸かし器を示している。電気湯沸かし器の構成については実施の形態1と同じであるのでその説明を省略する。
【0041】
本発明の実施の形態3における電気湯沸かし器において、実施の形態1との相違点は、出湯動作中に出湯スイッチ8を一旦オフした後再度オンしたとき、出湯動作を通常以下のステップに戻らず、通常のステップにおける第4の所定時間経過時点から開始するようにしたことである。
【0042】
以上のように構成された電気湯沸かし器の動作を、図6、図7に基づき、さらに詳細に説明する。
【0043】
図に示すように、電源オン中、出湯スイッチ8がオンされると(STEP1)、出湯スイッチオン時間計測手段10は出湯スイッチ8のオン時間を計測開始する(STEP3)。ここで、電圧V3でのポンプ駆動が未実施(STEP4)、または、実施済みでも出湯スイッチオフ時間が2秒以上ならば(STEP5)、制御手段9により出湯ポンプ7へ電圧V1(本実施の形態では3.0V)を印加することによって出湯ポンプ7の駆動を開始する(STEP2)。そして、駆動時間が第1の所定時間(本実施の形態では5秒)経過すると(STEP6)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV2(本実施の形態では4.0V)に変更する(STEP8)。さらに、駆動時間が第3の所定時間(本実施の形態では5秒)経過すると(STEP9)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV3(本実施の形態では5.0V)に変更し(STEP10)、電圧V3でのポンプ駆動が実施済みフラグをセットする(STEP11)。しかし、電圧V3でのポンプ駆動が実施済み(STEP4)で、かつ、出湯スイッチオフ時間が2秒未満(STEP5)ならば、制御手段9による出湯ポンプ7へ電圧V2(本実施の形態では4.0V)を印加する(STEP14)。そして、駆動時間が第5の所定時間(本実施の形態では3秒)経過すると(STEP15)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV3(本実施の形態では5.0V)に変更し(STEP10)、電圧V3でのポンプ駆動が実施済みフラグをセットする(STEP11)。それ以降の動作は実施の形態1と同様である。
【0044】
このような構成により、通常以下のステップと通常のステップとの両方の出湯電圧による出湯ポンプ7を駆動する所定時間を短縮でき、利便性を向上させることができる。
【0045】
(実施の形態4)
図8、図9は、本発明の実施の形態4における電気湯沸かし器を示している。電気湯沸かし器の構成については実施の形態1と同じであるのでその説明を省略する。
【0046】
本発明の実施の形態4における電気湯沸かし器において、実施の形態1との相違点は、出湯動作中に出湯スイッチ8を一旦オフした後再度オンしたとき、出湯動作を通常以下のステップや通常のステップに戻らず、通常以上のステップから開始するようにしたことである。
【0047】
以上のように構成された電気湯沸かし器の動作を、図8、図9に基づき、さらに詳細に説明する。
【0048】
図に示すように、電源オン中、出湯スイッチ8がオンされると(STEP1)、出湯スイッチオン時間計測手段10は出湯スイッチ8のオン時間を計測開始する(STEP3)。ここで、電圧V3でのポンプ駆動が未実施(STEP4)、または、実施済みでも出湯スイッチオフ時間が2秒以上ならば(STEP5)、制御手段9により出湯ポンプ7へ電圧V1(本実施の形態では3.0V)を印加することによって出湯ポンプ7の駆動を開始する(STEP2)。そして、駆動時間が第1の所定時間(本実施の形態では5秒)経過すると(STEP6)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV2(本実施の形態では4.0V)に変更する(STEP8)。さらに、駆動時間が第3の所定時間(本実施の形態では5秒)経過すると(STEP9)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV3(本実施の形態では5.0V)に変更し(STEP10)、電圧V3でのポンプ駆動が実施済みフラグをセットする(STEP11)。
【0049】
しかし、電圧V3でのポンプ駆動が実施済み(STEP4)で、かつ、出湯スイッチオフ時間が2秒未満(STEP5)ならば、制御手段9により出湯ポンプ7へ電圧V3(本実施の形態では5.0V)を印加し(STEP10)、電圧V3でのポンプ駆動が実施済みフラグをセットする(STEP11)。それ以降の動作は実施の形態1と同様である。
【0050】
このような構成により、通常以上のステップでの出湯により時間短縮がはかれ、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0051】
(実施の形態5)
図10、図11は、本発明の実施の形態5における電気湯沸かし器を示している。電気湯沸かし器の構成については実施の形態1と同じであるのでその説明を省略する。
【0052】
本発明の実施の形態5における電気湯沸かし器において、実施の形態4との相違点は、図10に示すように、制御手段9により出湯ポンプ7へ電圧V3(本実施の形態では5.0V)を印加し(STEP10)、その後、電圧V3でのポンプ駆動が3秒以上であれば(STEP14)、電圧V3でのポンプ駆動が実施済みフラグをセット(STEP11)させるようにしたことである。
【0053】
このような構成により、大容器への連続出湯時、長い間連続で出湯スイッチ8を操作し続けている途中、何らかの理由により出湯スイッチ8から手が一旦離れてしまっても、直ぐに再度操作し直したときは、出湯ポンプ7の出力を通常以上のステップから駆動することにより、多量の湯をできるだけ早く出湯でき、また、時間をおいて押し直したときは通常以下のステップから駆動することにより、出湯時の湯の飛び散りを抑えることができ、使用者の使用タイミング状況に応じて出湯流量が調節可能である。
【0054】
なお、各実施の形態1〜5の構成は必要に応じて適宜組み合わせることができるものであり、各実施の形態の構成に限定されるものではない。すなわち、各実施の形態において、出湯スイッチ8を一旦オフしたときの出湯動作が通常のステップの場合、出湯スイッチ8の再度オン時には、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにすることにより、出湯スイッチ8の再度オン時にも湯の飛び散りを抑えつつ、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0055】
また、出湯スイッチ8を一旦オフしたときの出湯動作が通常以上のステップの場合、出湯スイッチ8の再度オン時には、出湯動作を通常のステップから開始するようにすることにより、時間短縮がはかれ、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0056】
また、通常以上のステップでの出湯スイッチオン時間計測手段10により計測した時間が所定時間未満の場合、出湯スイッチ8の再度オン時には、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにすることにより、通常以上のステップでの出湯時間が短時間であって再度オンしたときは、再度オン直後も出湯時の湯の飛び散りを抑えることができ、使い勝手を向上することができる。
【0057】
また、通常以上のステップでの出湯スイッチオン時間計測手段10により計測した時間が所定時間以上の場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常のステップまたは通常以上のステップから開始するようにすることにより、時間短縮がはかれ、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0058】
また、出湯スイッチオフ時間計測手段11による計測時間が所定時間以上の場合、出湯スイッチ8の再度オン時、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにすることにより、出湯スイッチ8を一旦オフして再度オンするまでの時間が長いとき、つまり、出湯スイッチ8の操作し直しがあったときは、再度オン直後も出湯時の湯の飛び散りを抑えることができ、使い勝手を向上することができる。
【産業上の利用可能性】
【0059】
以上のように、本発明にかかる電気湯沸かし器は、出湯途中に出湯スイッチの操作する手が一時出湯スイッチから離れるようなケースが生じた場合でも、出湯スイッチの操作し直し時間が短時間であれば必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了できるようにした使い勝手のよいものであるので、ビルトインタイプなどに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明の実施の形態1における電気湯沸かし器の構成を示す模式図
【図2】同電気湯沸かし器の制御内容を説明するフローチャート
【図3】同電気湯沸かし器の出湯スイッチと印加電圧の関係を示すタイムチャート
【図4】本発明の実施の形態2における電気湯沸かし器の制御内容を説明するフローチャート
【図5】同電気湯沸かし器の出湯スイッチと印加電圧の関係を示すタイムチャート
【図6】本発明の実施の形態3における電気湯沸かし器の制御内容を説明するフローチャート
【図7】同電気湯沸かし器の出湯スイッチと印加電圧の関係を示すタイムチャート
【図8】本発明の実施の形態4における電気湯沸かし器の制御内容を説明するフローチャート
【図9】同電気湯沸かし器の出湯スイッチと印加電圧の関係を示すタイムチャート
【図10】本発明の実施の形態5における電気湯沸かし器の制御内容を説明するフローチャート
【図11】同電気湯沸かし器の出湯スイッチと印加電圧の関係を示すタイムチャート
【符号の説明】
【0061】
2 容器
3 加熱源
4 温度検知手段
7 出湯ポンプ
8 出湯スイッチ
9 制御手段
10 出湯スイッチオン時間計測手段
11 出湯スイッチオフ時間計測手段
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般家庭などにおいて使用される、出湯ポンプを有する電気湯沸かし器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の電気湯沸かし器において、所定の出湯量を得るには、出湯開始時から出湯ポンプの出力を一定時間内に第1の出力から第2の出力まで増加させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。この電気湯沸かし器においては、出湯量が多い場合でも出湯開始時には所定の出湯量より小さい出湯量が得られるため、出湯開始時に湯の飛び散りなどが生じず、また、出湯量を増加させながら所定の出湯量にすることができるものである。
【特許文献1】特開平9−154732号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記従来の構成では、何らかの理由により、出湯途中に出湯スイッチの操作する手が一時出湯スイッチから離れるようなケースが生じた場合、再度操作し直すとその都度、毎回、出湯ポンプの出力を一定時間、第1の出力から第2の出力まで増加させるため、出湯開始時から多量の出湯をする場合に比べて、出湯完了するまでに余計に時間がかかってしまうものであった。
【0004】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、出湯途中に出湯スイッチの操作する手が一時出湯スイッチから離れるようなケースが生じた場合でも、出湯スイッチの操作し直し時間が短時間であれば必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了できるようにした使い勝手のよい電気湯沸かし器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気湯沸かし器は、液体を収容する容器と、液体を加熱する加熱源と、容器内の液体を容器外へ吐出する出湯ポンプと、出湯ポンプを駆動操作する出湯スイッチと、出湯スイッチの操作により単位時間当たりの出湯量を段階的に増加させるよう制御する制御手段と、出湯スイッチのオン時間を計測する出湯スイッチオン時間計測手段と、出湯スイッチのオフ時間を計測する出湯スイッチオフ時間計測手段とを備え、前記出湯スイッチオン時間計測手段による計測時間が第1の所定時間以上で、かつ出湯スイッチオフ時間計測手段による計測時間が第2の所定時間以内であれば、出湯動作中に出湯スイッチを一旦オフした後再度オンしたとき、単位時間当たりの出湯量の第1段階における第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにしたものである。
【0006】
これによって、出湯途中、何らかの理由により出湯スイッチの操作し直しがあっても、それが短時間であれば、第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにし、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了できる使い勝手のよい電気湯沸かし器を提供することができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の電気湯沸かし器は、出湯途中に出湯スイッチの操作する手が一時出湯スイッチから離れるようなケースが生じた場合でも、出湯スイッチの操作し直し時間が短時間であれば必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了できるようにした使い勝手のよいものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
第1の発明は、液体を収容する容器と、液体を加熱する加熱源と、容器内の液体を容器外へ吐出する出湯ポンプと、出湯ポンプを駆動操作する出湯スイッチと、出湯スイッチの操作により単位時間当たりの出湯量を段階的に増加させるよう制御する制御手段と、出湯スイッチのオン時間を計測する出湯スイッチオン時間計測手段と、出湯スイッチのオフ時間を計測する出湯スイッチオフ時間計測手段とを備え、前記出湯スイッチオン時間計測手段による計測時間が第1の所定時間以上で、かつ出湯スイッチオフ時間計測手段による計測時間が第2の所定時間以内であれば、出湯動作中に出湯スイッチを一旦オフした後再度オンしたとき、単位時間当たりの出湯量の第1段階における第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにした電気湯沸かし器としたものである。
【0009】
これによって、出湯途中、何らかの理由により出湯スイッチの操作し直しがあっても、それが短時間であれば、単位時間当たりの出湯量の第1段階における第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにし、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了できる使い勝手のよい電気湯沸かし器を提供することができる。
【0010】
第2の発明は、特に、第1の発明において、単位時間当たりの出湯量は、通常以下のステップ、通常のステップ、および通常以上のステップの段階的に増加させるようにしたことにより、出湯途中、何らかの理由により出湯スイッチの操作し直しがあっても、それが短時間であれば、通常以下のステップにおける第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにし、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了できる使い勝手のよい電気湯沸かし器を提供することができる。
【0011】
第3の発明は、特に、第2の発明において、出湯スイッチを再度オンしたとき、出湯動作を通常のステップから開始するようにしたことにより、通常のステップからの必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0012】
第4の発明は、特に、第2の発明において、出湯スイッチを再度オンしたとき、出湯動作を通常のステップにおける第4の所定時間経過時点から開始するようにしたことにより、通常のステップにおける時間を短縮し必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0013】
第5の発明は、特に、第2〜第4のいずれか1つの発明において、出湯スイッチを一旦オフしたときの出湯動作が通常のステップの場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにしたことにより、出湯スイッチの再度オン時にも湯の飛び散りを抑えつつ、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0014】
第6の発明は、特に、第2の発明において、出湯スイッチを再度オンしたとき、出湯動作を通常以上のステップから開始するようにしたことにより、より時間短縮がはかれ、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0015】
第7の発明は、特に、第2〜第6のいずれか1つの発明において、出湯スイッチを一旦オフしたときの出湯動作が通常以上のステップの場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常のステップから開始するようにしたことにより、時間短縮がはかれ、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0016】
第8の発明は、特に、第2〜第7のいずれか1つの発明において、通常以上のステップでの出湯スイッチオン時間計測手段により計測した時間が所定時間未満の場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにしたことにより、通常以上のステップでの出湯時間が短時間であって再度オンしたときは、再度オン直後も出湯時の湯の飛び散りを抑えることができ、使い勝手を向上することができる。
【0017】
第9の発明は、特に、第2〜第8のいずれか1つの発明において、通常以上のステップでの出湯スイッチオン時間計測手段により計測した時間が所定時間以上の場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常のステップまたは通常以上のステップから開始するようにしたことにより、時間短縮がはかれ、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0018】
第10の発明は、特に、第2〜第9のいずれか1つの発明において、出湯スイッチオフ時間計測手段による計測時間が所定時間以上の場合、出湯スイッチの再度オン時、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにしたことにより、出湯スイッチを一旦オフして再度オンするまでの時間が長いとき、つまり、出湯スイッチの操作し直しがあったときは、再度オン直後も出湯時の湯の飛び散りを抑えることができ、使い勝手を向上することができる。
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0020】
(実施の形態1)
図1〜図3は、本発明の実施の形態1における電気湯沸かし器を示している。
【0021】
図1に示すように、本実施の形態における電気湯沸かし器は、商用電源を供給するための電源プラグ1と、液体を収容する容器2と、液体を加熱する加熱源3と、容器2内の液体の温度を検知する温度検知手段4と、容器2内の液体を、パイプ5を介して吐出口6から容器外へ吐出させる出湯ポンプ7と、出湯ポンプ7を駆動操作(接触操作、押圧操作または回動操作など)する出湯スイッチ8と、出湯スイッチ8の操作により単位時間当たりの出湯量を段階的(本実施の形態では、通常以下のステップ、通常のステップ、および通常以上のステップの3段階)に増加させるよう制御する制御手段9と、出湯スイッチ8のオン時間を計測する出湯スイッチオン時間計測手段10と、出湯スイッチ8のオフ時間を計測する出湯スイッチオフ時間計測手段11と、容器2の液体温度および出湯ポンプ7の吐出量などを表示する表示手段12とを備えている。
【0022】
そして、出湯スイッチオン時間計測手段10による計測時間が第1の所定時間以上で、かつ出湯スイッチオフ時間計測手段11による計測時間が第2の所定時間以内であれば、出湯動作中に出湯スイッチ8を一旦オフした後再度オンしたとき、単位時間当たりの出湯量の第1段階(通常以下のステップ)における第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにしたものである。すなわち、出湯動作中に出湯スイッチ8を一旦オフした後再度オンしたときには、第1段階の開始時点に戻ることなく、それより所定時間経過時点以降のしかるべき時点、あるいは次段階から出湯開始するようにしている。
【0023】
なお、制御手段9は、電圧制御手段により出湯ポンプ7を駆動するモータへの印加電圧を制御しているが、同時に加熱源3および表示手段12をも制御しているものである。
【0024】
以上のように構成された電気湯沸かし器の動作について、図2、図3に基づき、さらに詳細に説明する。
【0025】
図2、図3に示すように、電源オン中、出湯スイッチ8がオンされると(STEP1)、制御手段9により出湯ポンプ7へ電圧V1(本実施の形態では3.0V)を印加することによって出湯ポンプ7の駆動を開始する(STEP2)。このとき、駆動開始と同時に出湯スイッチオン時間計測手段10は出湯スイッチ8のオン時間を計測開始する(STEP3)。そして、電圧V3でのポンプ駆動が未実施(STEP4)、または、実施済みでも出湯スイッチオフ時間が2秒以上ならば(STEP5)、駆動時間が第1の所定時間(本実施の形態では5秒)経過すると(STEP6)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV2(本実施の形態では4.0V)に変更する(STEP8)。
【0026】
電圧V3でのポンプ駆動が実施済み(STEP4)で、かつ、出湯スイッチオフ時間が2秒未満(STEP5)ならば、駆動時間が第2の所定時間(本実施の形態では3秒)経過すると(STEP7)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV2(本実施の形態では4.0V)に変更する(STEP8)。
【0027】
さらに、駆動時間が第3の所定時間(本実施の形態では5秒)経過すると(STEP9)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV3(本実施の形態では5.0V)に変更し(STEP10)、電圧V3でのポンプ駆動が実施済みフラグをセットする(STEP11)。
【0028】
出湯ポンプ7へ電圧V3を印加中に、出湯スイッチ7がオフされると(STEP12)、同時に出湯スイッチオフ時間計測手段11は出湯スイッチ8のオフ時間を計測開始し(STEP13)、第4の所定時間(本実施の形態では2秒)以内に再度出湯スイッチ8がオンされると(STEP1)、制御手段9により出湯ポンプ7へ電圧V1(本実施の形態では3.0V)を印加することによって出湯ポンプ7の駆動を再度開始する(STEP2)。
【0029】
なお、電圧V1でのポンプ駆動時間5秒というのはマグカップ一杯分、電圧V1を5秒と電圧V2を5秒駆動させた場合の合計10秒間というのはカップ麺一杯分、電圧V3での駆動となる合計10秒以上というのは鍋、ボールなどを目安としている。
【0030】
なお、本実施の形態では、第1、第2の所定時間を5秒としたが、電圧V1、V2の大きさによっては4秒、または6秒など任意の時間に変更させてもよい。
【0031】
なお、表示手段12により吐出中の吐出量を表示するときは、点灯、点滅などの任意のパターンにて表示させてもよい。
【0032】
また、本実施の形態では、第3の所定時間を2秒としたが、出湯スイッチ8の形状、構成などによっては1秒、または3秒など任意の時間に変更させてもよい。
【0033】
また、本実施の形態では、V1、V2、V3の3段階(出湯量:通常以下のステップ、通常のステップ、通常以上のステップ)としたが、2段階の場合でもよく、さらに吐出口6から吐出する流量の微調整が可能な流量経路ならば、V1、V2、V3、V4の4段階、またはそれ以上の多い段階切替え(ステップの細分化)としてもよい。
【0034】
このような構成により、出湯スイッチ8の操作し直しを行ったときは、通常以下のステップでの出湯電圧による出湯ポンプ7を駆動する所定時間を短縮でき、利便性を向上させることができる。
【0035】
(実施の形態2)
図4、図5は、本発明の実施の形態2における電気湯沸かし器を示している。電気湯沸かし器の構成については実施の形態1と同じであるのでその説明を省略する。
【0036】
本発明の実施の形態2における電気湯沸かし器において、実施の形態1との相違点は、出湯動作中に出湯スイッチ8を一旦オフした後再度オンしたとき、出湯動作を通常以下のステップに戻らず通常のステップから開始するようにしたことである。
【0037】
以上のように構成された電気湯沸かし器の動作を、図4、図5に基づき、さらに詳細に説明する。
【0038】
図に示すように、電源オン中、出湯スイッチ8がオンされると(STEP1)、出湯スイッチオン時間計測手段10は出湯スイッチ8のオン時間を計測開始する(STEP3)。ここで、電圧V3でのポンプ駆動が未実施(STEP4)、または、実施済みでも出湯スイッチオフ時間が2秒以上ならば(STEP5)、制御手段9により出湯ポンプ7へ電圧V1(本実施の形態では3.0V)を印加することによって出湯ポンプ7の駆動を開始する(STEP2)。そして、駆動時間が第1の所定時間(本実施の形態では5秒)経過すると(STEP6)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV2(本実施の形態では4.0V)に変更する(STEP8)。しかし、電圧V3でのポンプ駆動が実施済み(STEP4)で、かつ、出湯スイッチオフ時間が2秒未満(STEP5)ならば、制御手段9により出湯ポンプ7へ電圧V2(本実施の形態では4.0V)を印加する(STEP8)。それ以降の動作は実施の形態1と同様である。
【0039】
このような構成により、出湯スイッチ8の操作し直しを行ったときは、通常以下のステップでの出湯電圧による出湯ポンプを駆動する時間を削除でき、通常のステップの出湯電圧による出湯ポンプ7の駆動から出湯を開始することができるため、利便性を向上させることができる。
【0040】
(実施の形態3)
図6、図7は、本発明の実施の形態3における電気湯沸かし器を示している。電気湯沸かし器の構成については実施の形態1と同じであるのでその説明を省略する。
【0041】
本発明の実施の形態3における電気湯沸かし器において、実施の形態1との相違点は、出湯動作中に出湯スイッチ8を一旦オフした後再度オンしたとき、出湯動作を通常以下のステップに戻らず、通常のステップにおける第4の所定時間経過時点から開始するようにしたことである。
【0042】
以上のように構成された電気湯沸かし器の動作を、図6、図7に基づき、さらに詳細に説明する。
【0043】
図に示すように、電源オン中、出湯スイッチ8がオンされると(STEP1)、出湯スイッチオン時間計測手段10は出湯スイッチ8のオン時間を計測開始する(STEP3)。ここで、電圧V3でのポンプ駆動が未実施(STEP4)、または、実施済みでも出湯スイッチオフ時間が2秒以上ならば(STEP5)、制御手段9により出湯ポンプ7へ電圧V1(本実施の形態では3.0V)を印加することによって出湯ポンプ7の駆動を開始する(STEP2)。そして、駆動時間が第1の所定時間(本実施の形態では5秒)経過すると(STEP6)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV2(本実施の形態では4.0V)に変更する(STEP8)。さらに、駆動時間が第3の所定時間(本実施の形態では5秒)経過すると(STEP9)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV3(本実施の形態では5.0V)に変更し(STEP10)、電圧V3でのポンプ駆動が実施済みフラグをセットする(STEP11)。しかし、電圧V3でのポンプ駆動が実施済み(STEP4)で、かつ、出湯スイッチオフ時間が2秒未満(STEP5)ならば、制御手段9による出湯ポンプ7へ電圧V2(本実施の形態では4.0V)を印加する(STEP14)。そして、駆動時間が第5の所定時間(本実施の形態では3秒)経過すると(STEP15)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV3(本実施の形態では5.0V)に変更し(STEP10)、電圧V3でのポンプ駆動が実施済みフラグをセットする(STEP11)。それ以降の動作は実施の形態1と同様である。
【0044】
このような構成により、通常以下のステップと通常のステップとの両方の出湯電圧による出湯ポンプ7を駆動する所定時間を短縮でき、利便性を向上させることができる。
【0045】
(実施の形態4)
図8、図9は、本発明の実施の形態4における電気湯沸かし器を示している。電気湯沸かし器の構成については実施の形態1と同じであるのでその説明を省略する。
【0046】
本発明の実施の形態4における電気湯沸かし器において、実施の形態1との相違点は、出湯動作中に出湯スイッチ8を一旦オフした後再度オンしたとき、出湯動作を通常以下のステップや通常のステップに戻らず、通常以上のステップから開始するようにしたことである。
【0047】
以上のように構成された電気湯沸かし器の動作を、図8、図9に基づき、さらに詳細に説明する。
【0048】
図に示すように、電源オン中、出湯スイッチ8がオンされると(STEP1)、出湯スイッチオン時間計測手段10は出湯スイッチ8のオン時間を計測開始する(STEP3)。ここで、電圧V3でのポンプ駆動が未実施(STEP4)、または、実施済みでも出湯スイッチオフ時間が2秒以上ならば(STEP5)、制御手段9により出湯ポンプ7へ電圧V1(本実施の形態では3.0V)を印加することによって出湯ポンプ7の駆動を開始する(STEP2)。そして、駆動時間が第1の所定時間(本実施の形態では5秒)経過すると(STEP6)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV2(本実施の形態では4.0V)に変更する(STEP8)。さらに、駆動時間が第3の所定時間(本実施の形態では5秒)経過すると(STEP9)、制御手段9による出湯ポンプ7への印加電圧をV3(本実施の形態では5.0V)に変更し(STEP10)、電圧V3でのポンプ駆動が実施済みフラグをセットする(STEP11)。
【0049】
しかし、電圧V3でのポンプ駆動が実施済み(STEP4)で、かつ、出湯スイッチオフ時間が2秒未満(STEP5)ならば、制御手段9により出湯ポンプ7へ電圧V3(本実施の形態では5.0V)を印加し(STEP10)、電圧V3でのポンプ駆動が実施済みフラグをセットする(STEP11)。それ以降の動作は実施の形態1と同様である。
【0050】
このような構成により、通常以上のステップでの出湯により時間短縮がはかれ、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0051】
(実施の形態5)
図10、図11は、本発明の実施の形態5における電気湯沸かし器を示している。電気湯沸かし器の構成については実施の形態1と同じであるのでその説明を省略する。
【0052】
本発明の実施の形態5における電気湯沸かし器において、実施の形態4との相違点は、図10に示すように、制御手段9により出湯ポンプ7へ電圧V3(本実施の形態では5.0V)を印加し(STEP10)、その後、電圧V3でのポンプ駆動が3秒以上であれば(STEP14)、電圧V3でのポンプ駆動が実施済みフラグをセット(STEP11)させるようにしたことである。
【0053】
このような構成により、大容器への連続出湯時、長い間連続で出湯スイッチ8を操作し続けている途中、何らかの理由により出湯スイッチ8から手が一旦離れてしまっても、直ぐに再度操作し直したときは、出湯ポンプ7の出力を通常以上のステップから駆動することにより、多量の湯をできるだけ早く出湯でき、また、時間をおいて押し直したときは通常以下のステップから駆動することにより、出湯時の湯の飛び散りを抑えることができ、使用者の使用タイミング状況に応じて出湯流量が調節可能である。
【0054】
なお、各実施の形態1〜5の構成は必要に応じて適宜組み合わせることができるものであり、各実施の形態の構成に限定されるものではない。すなわち、各実施の形態において、出湯スイッチ8を一旦オフしたときの出湯動作が通常のステップの場合、出湯スイッチ8の再度オン時には、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにすることにより、出湯スイッチ8の再度オン時にも湯の飛び散りを抑えつつ、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0055】
また、出湯スイッチ8を一旦オフしたときの出湯動作が通常以上のステップの場合、出湯スイッチ8の再度オン時には、出湯動作を通常のステップから開始するようにすることにより、時間短縮がはかれ、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0056】
また、通常以上のステップでの出湯スイッチオン時間計測手段10により計測した時間が所定時間未満の場合、出湯スイッチ8の再度オン時には、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにすることにより、通常以上のステップでの出湯時間が短時間であって再度オンしたときは、再度オン直後も出湯時の湯の飛び散りを抑えることができ、使い勝手を向上することができる。
【0057】
また、通常以上のステップでの出湯スイッチオン時間計測手段10により計測した時間が所定時間以上の場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常のステップまたは通常以上のステップから開始するようにすることにより、時間短縮がはかれ、必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了でき、使い勝手の向上をはかることができる。
【0058】
また、出湯スイッチオフ時間計測手段11による計測時間が所定時間以上の場合、出湯スイッチ8の再度オン時、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにすることにより、出湯スイッチ8を一旦オフして再度オンするまでの時間が長いとき、つまり、出湯スイッチ8の操作し直しがあったときは、再度オン直後も出湯時の湯の飛び散りを抑えることができ、使い勝手を向上することができる。
【産業上の利用可能性】
【0059】
以上のように、本発明にかかる電気湯沸かし器は、出湯途中に出湯スイッチの操作する手が一時出湯スイッチから離れるようなケースが生じた場合でも、出湯スイッチの操作し直し時間が短時間であれば必要な吐出量を得て、できるだけ早く出湯完了できるようにした使い勝手のよいものであるので、ビルトインタイプなどに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明の実施の形態1における電気湯沸かし器の構成を示す模式図
【図2】同電気湯沸かし器の制御内容を説明するフローチャート
【図3】同電気湯沸かし器の出湯スイッチと印加電圧の関係を示すタイムチャート
【図4】本発明の実施の形態2における電気湯沸かし器の制御内容を説明するフローチャート
【図5】同電気湯沸かし器の出湯スイッチと印加電圧の関係を示すタイムチャート
【図6】本発明の実施の形態3における電気湯沸かし器の制御内容を説明するフローチャート
【図7】同電気湯沸かし器の出湯スイッチと印加電圧の関係を示すタイムチャート
【図8】本発明の実施の形態4における電気湯沸かし器の制御内容を説明するフローチャート
【図9】同電気湯沸かし器の出湯スイッチと印加電圧の関係を示すタイムチャート
【図10】本発明の実施の形態5における電気湯沸かし器の制御内容を説明するフローチャート
【図11】同電気湯沸かし器の出湯スイッチと印加電圧の関係を示すタイムチャート
【符号の説明】
【0061】
2 容器
3 加熱源
4 温度検知手段
7 出湯ポンプ
8 出湯スイッチ
9 制御手段
10 出湯スイッチオン時間計測手段
11 出湯スイッチオフ時間計測手段
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を収容する容器と、液体を加熱する加熱源と、容器内の液体を容器外へ吐出する出湯ポンプと、出湯ポンプを駆動操作する出湯スイッチと、出湯スイッチの操作により単位時間当たりの出湯量を段階的に増加させるよう制御する制御手段と、出湯スイッチのオン時間を計測する出湯スイッチオン時間計測手段と、出湯スイッチのオフ時間を計測する出湯スイッチオフ時間計測手段とを備え、前記出湯スイッチオン時間計測手段による計測時間が第1の所定時間以上で、かつ出湯スイッチオフ時間計測手段による計測時間が第2の所定時間以内であれば、出湯動作中に出湯スイッチを一旦オフした後再度オンしたとき、単位時間当たりの出湯量の第1段階における第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにした電気湯沸かし器。
【請求項2】
単位時間当たりの出湯量は、通常以下のステップ、通常のステップ、および通常以上のステップの段階的に増加させるようにした請求項1に記載の電気湯沸かし器。
【請求項3】
出湯スイッチを再度オンしたとき、出湯動作を通常のステップから開始するようにした請求項2に記載の電気湯沸かし器。
【請求項4】
出湯スイッチを再度オンしたとき、出湯動作を通常のステップにおける第4の所定時間経過時点から開始するようにした請求項2に記載の電気湯沸かし器。
【請求項5】
出湯スイッチを一旦オフしたときの出湯動作が通常のステップの場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにした請求項2〜4のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
【請求項6】
出湯スイッチを再度オンしたとき、出湯動作を通常以上のステップから開始するようにした請求項2に記載の電気湯沸かし器。
【請求項7】
出湯スイッチを一旦オフしたときの出湯動作が通常以上のステップの場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常のステップから開始するようにした請求項2〜6のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
【請求項8】
通常以上のステップでの出湯スイッチオン時間計測手段により計測した時間が所定時間未満の場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにした請求項2〜7のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
【請求項9】
通常以上のステップでの出湯スイッチオン時間計測手段により計測した時間が所定時間以上の場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常のステップまたは通常以上のステップから開始するようにした請求項2〜8のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
【請求項10】
出湯スイッチオフ時間計測手段による計測時間が所定時間以上の場合、出湯スイッチの再度オン時、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにした請求項2〜9のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
【請求項1】
液体を収容する容器と、液体を加熱する加熱源と、容器内の液体を容器外へ吐出する出湯ポンプと、出湯ポンプを駆動操作する出湯スイッチと、出湯スイッチの操作により単位時間当たりの出湯量を段階的に増加させるよう制御する制御手段と、出湯スイッチのオン時間を計測する出湯スイッチオン時間計測手段と、出湯スイッチのオフ時間を計測する出湯スイッチオフ時間計測手段とを備え、前記出湯スイッチオン時間計測手段による計測時間が第1の所定時間以上で、かつ出湯スイッチオフ時間計測手段による計測時間が第2の所定時間以内であれば、出湯動作中に出湯スイッチを一旦オフした後再度オンしたとき、単位時間当たりの出湯量の第1段階における第3の所定時間経過時点以降から出湯開始するようにした電気湯沸かし器。
【請求項2】
単位時間当たりの出湯量は、通常以下のステップ、通常のステップ、および通常以上のステップの段階的に増加させるようにした請求項1に記載の電気湯沸かし器。
【請求項3】
出湯スイッチを再度オンしたとき、出湯動作を通常のステップから開始するようにした請求項2に記載の電気湯沸かし器。
【請求項4】
出湯スイッチを再度オンしたとき、出湯動作を通常のステップにおける第4の所定時間経過時点から開始するようにした請求項2に記載の電気湯沸かし器。
【請求項5】
出湯スイッチを一旦オフしたときの出湯動作が通常のステップの場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにした請求項2〜4のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
【請求項6】
出湯スイッチを再度オンしたとき、出湯動作を通常以上のステップから開始するようにした請求項2に記載の電気湯沸かし器。
【請求項7】
出湯スイッチを一旦オフしたときの出湯動作が通常以上のステップの場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常のステップから開始するようにした請求項2〜6のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
【請求項8】
通常以上のステップでの出湯スイッチオン時間計測手段により計測した時間が所定時間未満の場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにした請求項2〜7のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
【請求項9】
通常以上のステップでの出湯スイッチオン時間計測手段により計測した時間が所定時間以上の場合、出湯スイッチの再度オン時には、出湯動作を通常のステップまたは通常以上のステップから開始するようにした請求項2〜8のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
【請求項10】
出湯スイッチオフ時間計測手段による計測時間が所定時間以上の場合、出湯スイッチの再度オン時、出湯動作を通常以下のステップから開始するようにした請求項2〜9のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2008−229088(P2008−229088A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−74195(P2007−74195)
【出願日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
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