説明

電気車両

【課題】 車両に搭載する機器配置を制限することなく、架線からの電力を集電し、降圧することのできる電気車両を提供すること目的とする。
【解決手段】 上記目的を達成するために、実施形態は、架線1からの電流を集電するパンタグラフ3が天井部外側に取り付けられた車体4と、車体4の天井部外側に設置され、傾斜面11a、11bを有する屋根11を有している。傾斜面11a、11bに設置されるケーブルヘッド5a、5bは、車体4内部の機器15,16と近傍して設置される。また架線1からパンタグラフ3を介して収集した電力を、機器15.16に送電するため、ケーブルヘッド5a、5bと接続する特高ケーブル6a、6bとを備えている電気車両。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電気車両に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電気機関車は、20kV、あるいは25kVなどの特別高圧の交流電力を鉄道車両の電力として用いる場合、車両に搭載した変圧器によって、屋上に配置したパンタグラフなどの集電装置で受電した特別高圧を、1500V程度の扱いやすい電圧に降圧する。上記の変圧器と集電装置との間には回路の開閉と事故時の遮断の機能を兼ねた遮断器を設けている。車両の走行用などに用いるための、容量、外形、重量などが小型でない変圧器を、通常、パンタグラフが配置されている車両の車内か床下に配置している。
【0003】
パンタグラフから遮断器を介して変圧器に至るまでの電線路は、特別高圧に耐えられる充分な絶縁をもった碍子などと銅管などによる露出した導体といった構成か、充分な絶縁をもった、一般に特高ケーブルと呼ばれるケーブルと、ケーブル端末用のケーブルヘッドを用いた構成、あるいはこれらを併用した構成が一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平5-16799号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の電気機関車においては、車体の屋根を特別高圧が貫通できるように導体を碍管の中に貫通させ、両端に導体接続用の端子を設けた構造であるから、貫通碍子の屋上側だけでなく、車内側も導体の端部と車内側の導体接続用の端子が露出している。端子が露出しているため、特別高圧に対して充分な空間絶縁距離を確保する必要がある。その絶縁距離は、直流に比べ交流の場合に非常に大きく、また、絶縁板などで改善できるものではないため、車両の機器配置を大きく左右している。
【0006】
そこで、本発明は上記問題点を解決するために発明されたのもので、車両に搭載する機器配置を制限することなく、架線からの電力を集電し、降圧することのできる電気車両を提供すること目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、架線からの電流を集電するパンタグラフが天井部外側に取り付けられた車体と、前記車体の前記天井部外側に設置され、傾斜面を有する屋根と、前記傾斜面に設置されるケーブルヘッドと、前記車体内部に、前記ケーブルヘッドに近傍に設置される機器と、前記架線から前記パンタグラフを介して収集した電力を、前記機器に送電するため、前記ケーブルヘッドと接続する特高ケーブルとを備えている電気車両。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】第1の実施形態の電気車両の外観図。
【図2】第1の実施形態の電気車両の第1断面図。
【図3】第1の実施形態の電気車両の電気的接続図。
【図4】第1の実施形態の電気車両の第2断面図。
【図5】従来の貫通碍子が必要とする空間絶縁距離を示す図。
【図6】第2の実施形態の電気車両の外観図。
【図7】第2の実施形態の電気車両の電気的接続図。
【図8】第3の実施形態の電気車両のケーブルヘッドと取付け屋根の関係図。
【図9】従来の貫通碍子の車両に対する取付け図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、実施形態の電気車両ついて図を参照して説明する。
【0010】
(第1の実施形態)
第1の実施形態について図1から図4を参照し、詳細に説明する。図1は、第1の実施形態の電気車両の外観図である。図2は、第1の実施形態の電気車両の第1断面図である。図3は、第1の実施形態の電気車両の電気的接続図である。図4は、第1の実施形態の電気車両の第2断面図である。図5は、従来の貫通碍子が必要とする空間絶縁距離を示す図である。
【0011】
(構成)
本実施形態の構成について説明する。図1は、車両の外観図である。図1は、架線1、パンタグラフ3、車体4、第1ケーブルヘッド5a、第2ケーブルヘッド5b、屋根11で構成される。図2は、図1の車体4の断面図である。車両限界2、車体4、第1ケーブルヘッド5a、第2ケーブルヘッド5b、第1特高ケーブル6a、第2特高ケーブル6b、屋根11、第1斜面11a、第2斜面11b、車体台枠12、特高機器枠13、変圧器14、第1の特高機器16、第2の特高機器15で構成される。
【0012】
図1示すように、架線1はパンタグラフ3と接続され、パンタグラフ3は、車体4の天井部に設置される屋根11に取り付けられた第2ケーブルヘッド5b及び、第1ケーブルヘッドと接続される。また第2ケーブルヘッド5b、第1ケーブルヘッド5aは車体4の内部機器へと接続される。本実施形態のケーブルヘッド5は導線の外周に絶縁を施した特高ケーブル6が接続されたものである。
【0013】
図2を用いてより詳細に説明する。車体4の天井部には第1傾斜面11aと第2傾斜面11bを有する屋根11が設置され、底面部には車体台枠12が設置されている。第1ケーブルヘッド5aと第1特高ケーブル6aは接続され、傾斜を持った第1傾斜面11aにおいて垂直に取り付けられている。第2ケーブルヘッド5bと第2特高ケーブル6bは接続され、傾斜を持った第2傾斜面11bにおいて垂直に取り付けられている。また、屋根11と車体台車枠12の間には特高機器枠13が設置されている。特高機器枠13内では、第1ケーブルヘッド5aの直下に第1の特高機器16が配置され、第2ケーブルヘッド5bの直下には第2の特高機器15が配置される。また第1の特高機器16と第2の特高機器15の下部には、変圧器14が配置される。
【0014】
次に本実施形態の電気的接続について説明する。図3は、第1パンタグラフ3a、第2パンタグラフ3b、第1断路器31a、第2断路器31b、主遮断器32、変圧器14で構成される。第1パンタグラフ3aは、第1断路器31aと接続される。第2パンタグラフ3bは、第2断路器31bと接続される。第1断路器31aと第2断路器31bは接続され、第1断路器31aと第2断路器31bの間に主遮断器32は接続される。主遮断器32は、アレスタ33を介して変圧器14と接続される。また、例えば、アレスタ33が、図2の第1特高機器15であり、また主遮断機32が、図2の第2特高機器16であり、主遮断器32は、図2の第1特高機器15及び第2特高機器16の奥に設置されているとする。
【0015】
架線1を通ってくる電力は、パンタグラフ3(3a、3b)によって集電され、第1ケーブルヘッド5a及び第2ケーブルヘッド5bに供給される。電力は、第1ケーブルヘッド5aから第1特高ケーブル6aを通り、第1断路器31a(第1の特高機器16)及び主遮断器32を介して、変圧器14によって降圧され、車両に搭載されている他機器へ供給される。また、第2ケーブルヘッド5bから第2特高ケーブル6bを通る電力は、第2断路器31b(第2の特高機器15)、および主遮断器32を介して変圧器14によって降圧され、車両に搭載されている他機器へ供給される。
【0016】
図3では、パンタグラフ3が2台、断路器31が2台、主遮断器32が1台、変圧器14が1台として示されているが、主遮断器32と変圧器14の個数はこれに限られず、また、パンタグラフ3と変圧器14が搭載される車両が共通でない場合も、本実施形態の効果を実施することが可能である。また、パンタグラフ3を切り離す必要がなければ、断路器31も取外しが可能である。
【0017】
(作用効果)
このような構成の本実施形態は、ケーブルヘッド5は、車内側の絶縁空間を確保する必要がないため、車両限界2から制約を受ける車体4または屋根11の高さ考慮しながら、自由に傾斜させて配置することが可能である。そのため、屋上側で電圧や環境で決定される空間絶縁距離を確保するとともに、車内側は一切の絶縁距離を確保する必要がないので、特別高圧用の機器の配置上、最も効率よくスペースを活用することが可能である。
【0018】
例えば、従来の特許第2780520は、車両の高さ方向の改善のためになされたものであるが、空間絶縁距離自体は、半径200mmから300m程度の、導体端部を中心としたほぼ球体と考えることができ、特別高圧に対して充分な安全性を確保するためには、この絶縁空間を確保する必要がある。図5に示すように、仮に貫通碍子が斜めであっても、さらに水平まで傾斜させたとしても、貫通碍子を用いる以上、車両の内部の特別高圧エリアにおいて、この球体よりも筐体との距離や機器間の距離を小さくすることはできない。
【0019】
屋上側についても同様であり、たとえば、300mmの空間絶縁距離を確保する必要がある場合で、碍子の車体屋根への取付面から碍子先端までの長さが420mm(300×√2)である場合、垂直に直立している状態から45度までは、碍子を傾けることで、車両限界で高さを制限されている中での車体、あるいは屋根の高さを高くすることができる効果が得られるが、さらに45度以上傾けても、碍子先端の屋根上面からの高さを300mmよりも短縮することはできないので、車体、屋根の高さ方向の改善の効果はない。
【0020】
さらに、貫通碍子の屋根側の長さ、車内側の長さと電車線電圧と、塩害や汚損条件などの環境条件などから、貫通碍子を傾斜させた場合の最適値(空間絶縁距離の最小値)はひとつだけ決まるものであるが、その傾斜角での使用で問題ない製品であることを確認できなければ実際の車両に不安なく採用することができず、碍子の設計条件とは異なる使用条件で使うためには、充分な試験・検証が必要となってしまい、コスト、工程の面で大きな制約であった。
【0021】
以上より本実施形態の効果として、車両に搭載する機器配置を制限することなく、架線からの電力を集電し、降圧することのできる電気車両を提供することができる。
【0022】
また、図4は、図2の特高機器枠13を設けず、第1の特高機器16及び第2の特高機器15とは異なる他機器を車体4に配置した例である。図3に示すように、本実施形態の構成によれば、特高機器枠13のような、特別な高圧なエリアに限らず、通常の点検通路の上や、機器の上部に第2ヘッドケーブル5b及び第2特高ケーブル6bを用いて、配置することも可能である。
【0023】
また、これまでの各実施形態において、20kVや25kVなどの特別高圧であって電圧が高く、その効果が大きい交流車両を対象に説明したが、1500Vなどの直流車両であっても、同様に構成可能であることはもちろんである。
【0024】
(第2の実施形態)
第2の実施形態について図を参照し、詳細に説明する。図6は、第2の実施形態の電気車両の第1回路図である。図7は、第2の実施形態の電気車両の第2回路図である。図8は、第2の実施形態の電気車両の第3回路図である。尚、図1乃至5と同一の構成をとるものについては、同符号を付して説明を省略する。
【0025】
(構成)
図6は、パンタグラフとパンタグラフの間を特高ケーブルで接続した外観図である。
【0026】
図6は、架線1、パンタグラフ3、車体4、第1ケーブルヘッド5a、第2ケーブルヘッド5b、第3ケーブルヘッド5c、第4ケーブルヘッド5d、第3特高ケーブル6c、第1取外し用屋根18a、第2取外し用屋根18b、第1渡り導体19aで構成される。
【0027】
架線1とパンタグラフ3は接続され、パンタグラフ3と第2ケーブルヘッド5bは接続される。また、第2ケーブルヘッド5bは車体4内の機器と接続される。パンタグラフ3とは別のパンタグラフと第4ケーブルヘッド5dは接続される。第4ケーブルヘッド5dと第3ケーブルヘッド5cは、第3特高ケーブル6cで接続される。第3特高ケーブル6cは、車体4から取り外しが可能な取り外し屋根18bの内部に配線されている。第3ケーブルヘッド5cは、渡り導体19を介して第1ケーブルヘッド5aと接続される。第1ケーブルヘッド5aは、車体4内に搭載される他機器へと接続される。
【0028】
図7は、第1パンタグラフ3a、第2パンタグラフ3b、第1ケーブルヘッド、5a、第2ケーブルヘッド5b、第3ケーブルヘッド5c、第4ケーブルヘッド5d、第1特高ケーブル6a、第2特高ケーブル6b、第3特高ケーブル6c、第5ケーブルヘッド8a、第6ケーブルヘッド8b、主遮断器32、変圧器14で構成される。
【0029】
架線1を通ってくる電力は、第1パンタグラフ3aと第1パンタグラフ3aとは別の車両に搭載されている第2パンタグラフ3bによって集電される。第1パンタグラフ3aから集電された電力は、第2ケーブルヘッド5bへと供給され、車両内に設置されている第2ケーブルヘッド6bと第6ケーブルヘッド8bを通り、通常投入されている第1断路器31及び主遮断器32を介して、変圧器14で降圧される。降圧された電力は車両内で電力を必要とする他機器の電源として供給される。
【0030】
また、第2パンタグラフ3bから集電された電力は、第4ケーブルヘッド5dから、取外し屋根18b内に配線されている第3特高ケーブル6c、第3ケーブルヘッド5c、第1ケーブルヘッド5aを通り、車体4内に設置されている第1特高ケーブル、第5ケーブルヘッドを通り、通常は投入状態にある第2断路器31b及び主遮断器32を介して変圧器14で降圧される。降圧された電力は、車両内に搭載されている電源を必要とする他機器へと供給される。
【0031】
(作用効果)
従来では、紫外線により特高ケーブルが劣化するため特高ケーブルを交換する必要があり、点検・補修等の保守メンテナンスの労力が大きかった。本実施形態の構成の電気車両は、車両に搭載する機器配置を制限することなく、さらに、車両の屋根の中に特高ケーブルを通すことにより紫外線等により特高ケーブルが劣化することを防止することが可能となる。
【0032】
また、車内に大形の機器を配置している車両の場合、屋根が取外し式になっているのが一般的であるが、図6のように屋根の分割位置を挟んでケーブルヘッドを配置させることにより、いずれの屋根も単独に、隣接した屋根の影響を受けず屋根の取り外しや機器の取り出しなどを行うことが可能である。
【0033】
また、これまでの各実施形態において、20kVや25kVなどの特別高圧であって電圧が高く、その効果が大きい交流車両を対象に説明したが、1500Vなどの直流車両であっても、同様に構成可能であることはもちろんである。
【0034】
(第3の実施形態)
第3の実施形態について図を参照し、詳細に説明する。図8は、第3の実施形態の電気車両のケーブルヘッドと取付け屋根の関係図。尚、図1乃至7と同一の構成をとるものについては、同符号を付して説明を省略する。
【0035】
(構成)
本実施形態の構成について説明する。図8は、ひとつの例として第3ケーブルヘッドを取り上げ、第3ケーブルヘッド5c、第3特高ケーブル6c、取外し屋根
18b、防水シール部品24、取付板25で構成する。
【0036】
第3特高ケーブルが繋がったL型の第3ケーブルヘッド5cと、第3ケーブルヘッド5cのフランジよりもひと回り大きい貫通穴と塞ぎ板を兼ねた取付板25は一体化されている。また取付け版25の外周には、パッキンやOリングなどの防水シール部品24防水が取り付けられている。取付け版25は屋根18bにボトル等で固定される。
【0037】
(作用効果)
例えば、図9に示すように、従来は、取外し屋根44の外側に電線管42が電線管押さえ43によって固定され、設置される。ケーブルヘッド5c及びケーブルヘッド5dの特高ケーブル6cは、ゴムホース41c、41d内を通って、電線管42内に配置される。このような構成では、両端にケーブルヘッド5がついたまま、特高ケーブル6を交換するためには、電線管を車体4から取外し、特高ケーブル6をケーブルヘッド5から抜き、新しい特高ケーブル6を取り付けた後、電線管を車体4に設置する、という車体上部で行う作業が必要であった。そのため、メンテナンス時の負荷が大きかった。
【0038】
本実施形態で示す構成においては、屋根18bに対して、一体化された第3ケーブルヘッド5c及び取外し板25を車両の内側より貫通穴に差し込むことで設置が可能であり、また車両内部で容易にケーブルヘッド5から特高ケーブル6を抜くことができる。そのため、保守メンテナンス等の作業簡易化の向上する。また、塵埃による絶縁破壊の恐れがない作業環境下において、構造、ならびに電気検査まで含めて実施できるので、車両の信頼性の向上に寄与することができる。
【0039】
また、これまでの各実施形態において、20kVや25kVなどの特別高圧であって電圧が高く、その効果が大きい交流車両を対象に説明したが、1500Vなどの直流車両であっても、同様に構成可能であることはもちろんである。
【符号の説明】
【0040】
1 架線
2 車両限界
3 パンタグラフ
4 車体
5 ケーブルヘッド
5a 第1ケーブルヘッド
5b 第2ケーブルヘッド
5c 第3ケーブルヘッド
5d 第4ケーブルヘッド
6 特高ケーブル
6a 第1特高ケーブル
6b 第2特高ケーブル
6c 第3特高ケーブル
8a 第5ケーブルヘッド
8b 第6ケーブルヘッド
7 電線管
11 屋根
11a 第1傾斜面
11b 第2傾斜面
12 車体台枠
13 特高機器枠
14 変圧器
15 第1の特高機器
16 第2の特高機器
17 制御装置
18 取外し屋根
18a 取外し屋根
18b 取外し屋根
19 渡り導体
24 防水シール部品
25 取付板
32 主遮断機
33 アレスタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
架線からの電流を集電するパンタグラフが天井部外側に取り付けられた車体と、
前記車体の前記天井部外側に設置され、傾斜面を有する屋根と、
前記傾斜面に設置されるケーブルヘッドと、
前記車体内部に、前記ケーブルヘッドに近傍に設置される機器と、
前記架線から前記パンタグラフを介して収集した電力を、前記機器に送電するため、前記ケーブルヘッドと接続する特高ケーブルと、
を有する電気車両。
【請求項2】
前記天井部には車両内の機器の取り下ろしのためなどに用いる取外し屋根があり、
ケーブルヘッドは、双方の向かい合った前記取外し屋根の斜面に取付けられており、前記ケーブルヘッドの先端は、他方の取外し屋根の上には、かからないことを特徴とした請求項1記載の電気車両。
【請求項3】
前記ケーブルヘッドは、L字型を形成しており、外周部に防水材料を有する取付け判が設けられている。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−20691(P2012−20691A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−160961(P2010−160961)
【出願日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】