説明

電源管理回路

【課題】コマンドの誤認識に起因する問題を解決する。
【解決手段】電源回路30は、オン、オフおよび出力電圧の値が設定可能に構成される。インタフェース回路10は、電源回路30のオン、オフを制御する第1データENと、電源回路30の出力電圧の設定値を指示する第2データADJを、外部プロセッサ110からバス112を介して受信する。第1メモリ20は第1データENを格納する。第2メモリ22は2つの領域22A、22Bを含み、異なるタイミングで受信した2つの第2データADJA、ADJBを、2つの領域22A、22Bにそれぞれ格納する。制御部16は、2つ領域22A、22Bに格納された2つの第2データADJA、ADJBが一致するとき、第1データENおよび第2データADJに応じて電源回路30を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部のプロセッサからのコマンドを受けて負荷に電圧を供給する電源管理回路に関し、特にそのコマンドインタフェース技術に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体デバイスの動作モードや状態を外部から制御するために、外部からのコマンドを受信するためのインタフェース回路が利用される。インタフェース回路を搭載する半導体デバイスは、適切なコマンドを入力すれば動作機能や動作範囲、動作形態がソフトウェア的に切り換えられる。ところがコマンドの誤認識が、半導体デバイスあるいはその周辺の回路に深刻な影響を及ぼすことがある。
【0003】
たとえばインタフェース回路に与えるコマンドによって、可変出力のレギュレータの出力電圧のオン、オフおよび電圧の設定値を切り換える場合を考える。オン、オフのコマンドを誤認識すると、本来出力すべきでないタイミングで電圧を出力し、電圧の設定値を誤認識すると、負荷に過電圧を与えたり、あるいは負荷が低電圧ロックアウト状態となる可能性がある。
【特許文献1】特開平5−100883号公報
【特許文献2】特開平9−198124号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その包括的な目的は、コマンドの誤認識に起因する問題を解決可能な電源管理回路の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のある態様は、電源管理回路に関する。この回路は、オン、オフおよび出力電圧の値が設定可能な電源回路と、電源回路のオン、オフを制御する第1データと、電源回路の出力電圧の設定値を指示する第2データを、外部プロセッサからバスを介して受信するインタフェース回路と、第1データを格納する第1メモリと、2つの領域を含み、異なるタイミングで受信した2つの第2データを、2つの領域にそれぞれ格納する第2メモリと、第2メモリの2つ領域に格納された2つの第2データが一致するとき、第1データおよび第2データに応じて電源回路を制御する制御部と、を備える。
【0006】
この態様によると、外部プロセッサからのコマンド送信を、第2データに関しては2回をセットとして実行することにより、ノイズなどに起因する伝送エラーによってコマンドが誤認識された場合であっても、そのコマンドを無効化できる。
【0007】
第2メモリの2つ領域に格納された2つの第2データが一致しないとき、電源回路をオフしてもよい。この場合、負荷に予期しない電圧が印加されるのを防止できる。
2つの第2データが一致しないとき、電源回路の設定を変更せず、それまでの状態を保持してもよい。
【0008】
ある態様の電源管理回路は、メモリの2つの領域に格納された2つの第2データの一致、不一致を示す第3データを格納する第3メモリをさらに備えてもよい。第3メモリはインタフェース回路を介して外部プロセッサからアクセス可能に構成されてもよい。
この場合、外部プロセッサがコマンドの伝送にエラーが発生したことを認識することができる。
【0009】
外部プロセッサは、第3メモリに格納される第3データが不一致を示すとき、少なくとも一回、第2データを再送してもよい。
【0010】
本発明の別の態様もまた、電源管理回路である。この電源管理回路は、オン、オフおよび出力電圧の値が設定可能な電源回路と、電源回路のオン、オフを制御する第1データと、電源回路の出力電圧の設定値を指示する第2データを、外部プロセッサからバスを介して受信するインタフェース回路と、異なるタイミングで受信した2つの第2データが一致するとき、第1データおよび第2データに応じて電源回路を制御する制御部と、を備える。
【0011】
本発明のさらに別の態様もまた、電源管理回路である。この電源管理回路は、オン、オフおよび出力電圧の値が設定可能な電源回路と、電源回路のオン、オフを制御する第1データと、電源回路の出力電圧の設定値を指示する第2データを、外部プロセッサからバスを介して受信するインタフェース回路と、第1データを格納する第1メモリと、2つの領域を含み、異なるタイミングで受信した2つの第2データを、2つの領域にそれぞれ格納する第2メモリと、第2メモリの2つ領域に格納された2つの第2データが一致しないとき、2つの第2データのうち、電源回路の出力電圧が低くなる一方を選択するセレクタと、第1データおよびセレクタにより選択された第2データに応じて電源回路を制御する制御部と、を備える。
【0012】
この態様によると、2回のコマンドのうちいずれか1回が誤認識され、意図した電圧より高い過電圧が設定された場合であっても、負荷に過電圧が印加されるのを防止できる。反対に、2回のコマンドのうちいずれか1回が誤認識されて意図した電圧より低い電圧が設定された場合には、負荷には低い電圧が供給されるためフェイルセールとなる。
【0013】
本発明のさらに別の態様もまた、電源管理回路である。この電源管理回路は、オン、オフおよび出力電圧の値が設定可能な電源回路と、電源回路のオン、オフを制御する第1データと、電源回路の出力電圧の設定値を指示する第2データを、外部プロセッサからバスを介して受信するインタフェース回路と、2つの領域を含み、異なるタイミングで受信した2つの第2データが一致しないとき、2つの第2データのうち、電源回路の出力電圧が低くなる一方を選択するセレクタと、第1データおよびセレクタにより選択された第2データに応じて電源回路を制御する制御部と、を備える。
【0014】
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、コマンドの誤認識に起因する問題を解決できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
【0017】
本明細書において、「部材Aが部材Bに接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
【0018】
図1は、実施の形態に係る電源管理回路100の構成を示す回路図である。
電源管理回路100は、たとえば携帯電話端末やデジタルカメラなどの電子機器に搭載され、機器の内部のさまざまな半導体デバイスが必要とする電源電圧を生成し、供給する。たとえば液晶パネルは、電池電圧より高い駆動電圧を必要とするため、電源管理回路100は、電池電圧を昇圧して駆動電圧を生成する。DSP(Digital Signal Processor)は、電池電圧より低い電圧で動作するため、電源管理回路100は電池電圧を降圧して供給する。電源管理回路100は、複数のチャンネルを備え、電池電圧を降圧もしくは昇圧して複数の負荷に供給する。本実施の形態では4チャンネルの電源電圧を生成する場合を説明する。
【0019】
電源管理回路100は、インタフェース回路10、比較器12、ANDゲート14、制御部16、第1メモリ20、第2メモリ22、第3メモリ24、電源回路30a〜30d、コマンド入力端子102を備える。
【0020】
電源管理回路100は、コマンド入力端子102に接続されたバス112を介して外部プロセッサ(ホストプロセッサ)110と接続される。外部プロセッサ110は、電源管理回路100が搭載される電子機器全体を統合的に制御する。外部プロセッサ110は、電源管理回路100に対して、各チャンネルの電源電圧Vdd1〜Vdd4の個別に制御するための制御データを出力する。たとえばバス112は、IC(Inter IC)バスなど、既知のものを利用すればよく、そのプロトコルは限定されない。
【0021】
複数の電源回路30〜30(以下、必要に応じて単に電源回路30と総称する)は、それぞれが個別にオン、オフが切り換え可能となっており、さらにその出力電圧Vout1〜Vout4の値も設定可能となっている。複数の電源回路30は、LDO(Low Drop Output)、昇圧型チャージポンプ回路、反転型チャージポンプ回路、降圧型もしくは昇圧型のスイッチングレギュレータのいずれかである。スイッチングレギュレータの場合、その電源回路30の出力端子Poには外付けのトランスやダイオード、キャパシタが接続されるが、これらは図示しない。
【0022】
外部プロセッサ110は、複数の電源回路30それぞれのオン、オフを制御する第1データEN、それぞれの出力電圧の設定値を指示する第2データADJが出力される。インタフェース回路10は、第1データEN、第2データADJを受信し、受信したデータを、対応するレジスタ(メモリ)に書き込む。たとえばICでは、アドレスデータとライトデータが順に伝送される。外部プロセッサ110は、アドレスデータで指定されたアドレスに、ライトデータを書き込む。電源管理回路100に搭載される複数の第1メモリ20〜第3メモリ24は、個別のメモリとして構成されてもよいし、あるいはそれぞれが、あるメモリ空間を有する単一のメモリ(レジスタ)の、一部として構成されてもよい。
【0023】
第1メモリ20には、各チャンネルCH1〜CH4ごとの第1データEN1〜EN4が格納される。i番目の電源回路30をオンするとき、第1データEN1は1、オフするとき0となる。ただし論理値の割り当ては任意である。4チャンネル分の第1データEN1〜EN4は、4ビットのEN[3:0]として出力される。たとえば最上位ビット(MSB)のEN[3]が、第4チャンネルの第1データEN4に割り当てられ、最下位ビット(LSB)のEN[0]が、第1チャンネルの第1データEN1に割り当てられる。
【0024】
外部プロセッサ110は、第2データADJを送信する際、2回を1セットとして送信する。第2メモリ22は、2つの領域22A、22Bを含み、2つの領域22A、22Bはそれぞれ、異なるタイミングで受信された2つの第2データADJが格納される。ここでは、1回目に受信した第2データをADJAと、2回目に受信した第2データをADJBと称す。2つの第2データADJA、ADJBは、伝送エラーが発生しなければ同じ値をとるはずである。
【0025】
第2データADJも、第1データENと同様に、各チャンネルCH1〜CH4ごとに格納される。
【0026】
比較器12は、第2メモリ22の2つ領域22A、22Bに格納された同じチャンネルに対する2つの第2データADJAiとADJBi(1≦i≦4)を比較する。比較結果は、伝送エラーの有無を示すデータ(以下、エラーデータERRと称す)となる。4チャンネルそれぞれに対する比較結果が、4ビットのERR[3:0]として出力される。たとえば最上位ビット(MSB)のERR[3]が、第4チャンネルの伝送エラーの有無を示し、最下位ビット(LSB)のERR[0]が、第1チャンネルの伝送エラーの有無を示す。比較の結果、第2データADJAiとADJBiが一致するとき、エラーデータERR[i−1]は1、一致しないとき0となる。なお、論理値の割り当ては任意である。
【0027】
ANDゲート14は、第1データEN[3:0]と、エラーデータERR[3:0]の対応するビット同士の論理積を生成し、制御データCNT[3:0]を生成する。
【0028】
制御部16は、制御データCNT[3:0]の各ビットに応じて、各チャンネルの電源回路30のオン、オフを制御する。
【0029】
つまり制御部16は、i番目のチャンネルに関して、伝送エラーが発生しないとき、第1データEN[i−1]および第2データADJB[3:0]に応じて電源回路30〜30を制御する。伝送エラーが発生しないとき、2つの第2データADJAとADJBは一致するため、いずれにもとづいてもよいことはいうまでもない。
【0030】
さらに制御部16は、i番目のチャンネルに関して、2つの第2データADJAiとADJBiが一致しないとき、対応するチャンネルの電源回路30をオフする。なぜならこのとき、制御データCNT[i−1]は、オフ状態を示す値0となるからである。
【0031】
2つの第2データADJAとADJBが一致しないとき、そのチャンネルの電源回路30をオフすることにより、負荷に過電圧を印加するのを防止できる。
【0032】
第3メモリ24には、エラーデータERR[3:0]が格納される。つまり第3メモリ24は、第2メモリ22の2つの領域22A、22Bに格納された、チャンネルごとの2つの第2データADJA、ADJBの一致、不一致を示すデータを格納する。
【0033】
第3メモリ24は、インタフェース回路10を介して外部プロセッサ110からアクセス可能に構成される。そのため、外部プロセッサ110は伝送エラーの発生の有無を識別することができる。さらに外部プロセッサ110は、第3メモリ24に格納されるエラーデータERRが不一致を示すとき、つまりあるチャンネルに関して伝送エラーが発生した場合、少なくとも一回、そのチャンネルの第2データADJを再送する。インタフェース回路10は新たに受信した第2データADJを領域22A、22Bのいずれか一方に書き込む。そうすると、新たに受信した第2データADJAと、受信した第2データADJBが比較され、再度、出力電圧の設定を試みることができる。なお、外部プロセッサ110は、伝送エラーが発生した場合、第2データADJを2回送信し直してもよい。
【0034】
図2(a)、(b)は、変形例に係る電源管理回路100の一部の構成を示す回路図である。図2(a)、(b)において、図1と共通の構成は省略しており、また単一チャンネルのみが示される。
【0035】
図2(a)の第1の変形例に係る電源管理回路100aは、選択回路40aを備える。選択回路40aは、第2メモリ22の一方の領域22aと他方の領域22bに格納された第2データADJAとADJBを受け、負荷に出力される電圧の絶対値が小さくなる一方を選択する。たとえば選択回路40aは最小値回路で構成される。制御部16は、選択回路40の出力に応じて、そのチャンネルの出力電圧を設定する。
【0036】
この構成によれば、2つの第2データADJAとADJBがともに伝送エラーにより本来の値と異なった値をとらない限りは、負荷には本来の値に応じた電圧か、もしくは伝送エラーに起因した予期せぬ値に応じたそれより低い電圧が印加されるため、負荷に印加される電圧が、本来の値に応じた電圧を超えないことが保証される。
【0037】
またこの構成によれば、2つの第2データADJAとADJBの一致、不一致をハードウェア的に検出する必要がない。なぜなら、第2データADJAとADJBが一致するとき、最小値回路の出力は、ADJA=ADJBとなるからである。
【0038】
図2(b)の第2の変形例に係る電源管理回路100bは、選択回路40bを備える。第2の変形例では、第2データに代えて、2つの第1データENA、ENBが異なるタイミングで伝送され、2つの領域20a、20bに格納される。選択回路40bは、領域20a、20bがともに電源回路30をオンさせる値をとるときのみ、その値を出力し、少なくとも一方が電源回路30をオフさせる値をとるときには、オフさせる値を出力する。ENが値1が、電源回路30のオンに、ENの値0が電源回路30のオフに割り当てられる場合、選択回路40bはANDゲート、あるいは最小値回路で構成すればよい。
【0039】
この構成によれば、電源回路30をオンさせたい場合、つまり外部プロセッサ110からEN=1を2回出力した場合に、1回のみ伝送エラーが発生した場合には、電源回路30はオンしないため、フェイルセーフが保証される。
【0040】
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】実施の形態に係る電源管理回路の構成を示す回路図である。
【図2】図2(a)、(b)は、変形例に係る電源管理回路の一部の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
【0042】
100…電源管理回路、102…コマンド入力端子、Po…出力端子、110…外部プロセッサ、112…バス、10…インタフェース回路、12…比較器、14…ANDゲート、16…制御部、20…第1メモリ、22…第2メモリ、24…第3メモリ、30…電源回路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オン、オフおよび出力電圧の値が設定可能な電源回路と、
前記電源回路のオン、オフを制御する第1データと、前記電源回路の出力電圧の設定値を指示する第2データを、外部プロセッサからバスを介して受信するインタフェース回路と、
前記第1データを格納する第1メモリと、
2つの領域を含み、異なるタイミングで受信した2つの前記第2データを、前記2つの領域にそれぞれ格納する第2メモリと、
前記第2メモリの2つ領域に格納された2つの前記第2データが一致するとき、前記第1データおよび前記第2データに応じて前記電源回路を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする電源管理回路。
【請求項2】
前記第2メモリの2つ領域に格納された2つの前記第2データが一致しないとき、前記電源回路をオフすることを特徴とする請求項1に記載の電源管理回路。
【請求項3】
前記メモリの2つの領域に格納された2つの前記第2データの一致、不一致を示す第3データを格納する第3メモリをさらに備え、
前記第3メモリは前記インタフェース回路を介して前記外部プロセッサからアクセス可能に構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の電源管理回路。
【請求項4】
前記外部プロセッサは、前記第3メモリに格納される前記第3データが不一致を示すとき、少なくとも一回、前記第2データを再送することを特徴とする請求項3に記載の電源管理回路。
【請求項5】
オン、オフおよび出力電圧の値が設定可能な電源回路と、
前記電源回路のオン、オフを制御する第1データと、前記電源回路の出力電圧の設定値を指示する第2データを、外部プロセッサからバスを介して受信するインタフェース回路と、
異なるタイミングで受信した2つの前記第2データが一致するとき、前記第1データおよび前記第2データに応じて前記電源回路を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする電源管理回路。
【請求項6】
オン、オフおよび出力電圧の値が設定可能な電源回路と、
前記電源回路のオン、オフを制御する第1データと、前記電源回路の出力電圧の設定値を指示する第2データを、外部プロセッサからバスを介して受信するインタフェース回路と、
前記第1データを格納する第1メモリと、
2つの領域を含み、異なるタイミングで受信した2つの前記第2データを、前記2つの領域にそれぞれ格納する第2メモリと、
前記第2メモリの2つ領域に格納された2つの前記第2データが一致しないとき、2つの前記第2データのうち、前記電源回路の出力電圧が低くなる一方を選択するセレクタと、
前記第1データおよび前記セレクタにより選択された前記第2データに応じて前記電源回路を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする電源管理回路。
【請求項7】
オン、オフおよび出力電圧の値が設定可能な電源回路と、
前記電源回路のオン、オフを制御する第1データと、前記電源回路の出力電圧の設定値を指示する第2データを、外部プロセッサからバスを介して受信するインタフェース回路と、
2つの領域を含み、異なるタイミングで受信した2つの前記第2データが一致しないとき、2つの前記第2データのうち、前記電源回路の出力電圧が低くなる一方を選択するセレクタと、
前記第1データおよび前記セレクタにより選択された前記第2データに応じて前記電源回路を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする電源管理回路。

【図1】
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【図2】
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