説明

電磁波の2回位相変換回路

【課題】電磁波の電場、磁場を相殺する電磁波の2回位相変換回路を提供する。
【解決手段】対象の電磁波に対して位相変換した電磁波を作用させ、上記対象の電磁波の及ぼす電気的磁気的影響を減衰ないしは消滅させるための位相変換回路として、対象の電磁波を捕捉する第1のアンテナ11と、捕捉した電磁波の位相を変換する第1のタンク回路13と、位相変換された上記電磁波の位相を再度変換する第2のタンク回路14と、再度位相変換された電磁波を出力する第2のアンテナ14とを具備して構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、対象の電磁波に対して位相変換した電磁波を作用させ、上記対象の電磁波の及ぼす電気的磁気的影響を減衰ないしは消滅させるための電磁波の2回位相変換回路に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電磁波は、いわゆるオール電化の進行、ハイブリッドカーやパソコン等の普及、地デジ化への移行などの要因が重なり、依然として増え続けている。公的にはそれらの電磁波に実害はないとされているが、しかし、インターネットを通じて得られる情報は必ずしも電磁波に対して肯定的ではなく、海外では携帯電話は有害であるとする報道も少なくなく、電磁波の有害を論じる書籍も多数出版されている。また、WHOでも、有害との報告が発表されている。パソコンをすると肩がこる、目が疲れるとよく言われるが、電磁波により筋肉が硬くなり、脳血流量が低下することに原因を求める向きもある。
【0003】
このように、電磁波の人体に対する影響が懸念されながら、殆ど規制されていないのは客観的な証拠が明らかにされていないことに原因がある。しかし、Oリングテストなど、電磁波は有害であると、即座に反応を知ることができる方法もある。Oリングテストは、大村恵昭博士の発明に係るもので、被験者に親指と他の指の指先を合わせて輪(即ち、Oリング)を作らせるとともに、他方の手を被験者の患部近くに置き、試験者の指で上記被験者の輪を作っている指を引き離そうと試みる間、被験者の輪を閉じようとする能力の変化を診て、患部の異常を探索する。同発明は、日本国内においては特許法の規定により特許されない技術に該当するが、米国特許第5188107号を取得して有名であり、その成果は著しいとも言える。
【0004】
本発明者は、Oリングテストを検証するとともに、歯科医師としての立場における経験と見聞を経て、電磁波は人体に対して一定の好ましからざる影響があるのではないかとの知見を得、その結果本発明を開発するに至ったものである。開発研究の過程において見出した先行技術には、例えば、特開2002−299880として開示された電磁波遮蔽用アンテナ素子及びこれを使用した電磁波遮蔽体の発明があり、同発明は被遮蔽電磁波の波長に対して十分に短い長さの微小ダイポールアンテナ素子と、同様に十分短い周長の微小ループアンテナとを組み合わせて円又は楕円偏波を発生させ、これらのアンテナを対となるように配置し各アンテナ素子の電流が、互いに逆位相となるように構成されている。同発明を追試した結果、一定の効果を認めたが、同時に効果の少ないことも認識された。そこで、本発明者は電磁波の電場、磁場を相殺する効果の増大を目的として研究を行い、本発明を完成した。
【0005】
【特許文献1】特開2002−299880
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、電磁波の電場、磁場を相殺する効果の増大が可能な電磁波の2回位相変換回路を提供することである。また、本発明の他の課題は、人体に及ぼされる電磁波を相殺するために携帯が可能な装置に寄与する電磁波の2回位相変換回路を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の課題を解決するため、本発明は対象の電磁波に対して位相変換した電磁波を作用させ、上記対象の電磁波の及ぼす電気的磁気的影響を減衰ないしは消滅させるための位相変換回路として、対象とする電磁波を捕捉する第1のアンテナと、捕捉した電磁波の位相を変換する第1のタンク回路と、位相変換された上記電磁波の位相を再度変換する第2のタンク回路と、再度位相変換された電磁波を出力する第2のアンテナとを具備して構成するという手段を講じたものである。なお、対象の電磁波とは、本発明の回路による処理の対象となる周波数の電磁波というほどの意味である。
【0008】
本発明は、対象の電磁波に対して位相変換した電磁波を作用させ、上記対象の電磁波の及ぼす電気的磁気的影響を減衰ないしは消滅するための位相変換回路に関するもので、この点において前記の先行技術と共通性を有する。本発明は、その上に、より確実な相殺効果を追求したものである。なお、電磁波の及ぼす電気的磁気的影響とは、ある電気機器の作動により電磁波が発生し、その電磁波により形成される電場及び磁場に伴う影響を意味しており、本発明の回路は上記電磁波に作用して電場及び磁場を減衰ないしは消滅させることを目的とする。
【0009】
本発明は、そのため対象とする電磁波を捕捉する第1のアンテナと、捕捉した電磁波の位相を変換する第1のタンク回路と、位相変換された上記電磁波の位相を再度変換する第2のタンク回路と、再度位相変換された電磁波を出力する第2のアンテナとを具備している。ここで第1のアンテナ、第2のアンテナは、アンテナとして特別に作られたものだけではなく、素子又は回路の一部がアンテナとして機能するものを含み、電磁波の入力側が第1のアンテナ、位相変換後の出力側が第2のアンテナになる。また、本発明において位相変換とは、対象の電磁波と波長がほぼ一致し、振幅ないしは波面方向が逆の電磁波に変換することを言う。
【0010】
対象の電磁波はアンテナで捕捉される。捕捉され、回路に流れる電流又は電圧、ないし位相変換された後の電流又は電圧は増幅器にて増幅することができる。上記第1のタンク回路と第2のタンク回路は、対象とする電磁波の位相変換を2度繰り返すための手段である。タンク回路は、コイルとコンデンサーから成る並列回路で、円偏波する。コイルとコンデンサーを用いて位相変換を行うもので、コイルは電流方向に対して右螺旋又は左螺旋コイルを使用することができる。Oリングテストは、電磁波の影響を受けてOリングが開くことでマイナス(有害)であり、Oリングが閉じることでプラス(有益)であることを確認できるもので、マイナスの効果ではいわゆる肩こり、眼精疲労、筋肉の柔軟性喪失、脳血流量の低下等の症状が見られる。円偏波により電磁波はOリングテストをプラス側に作用すると考えられる。
【0011】
上記第1のタンク回路と第2のタンク回路は、それぞれに入力された電磁波の位相を、共に180度変換する構成を有していることが望ましい。その理由は、本発明の研究過程では前述のOリングテストにより、効果の度合いを確認したことによる。実験の結果、コンデンサー、コイルの組み合わせにおいて、コンデンサーで90度位相を遅らせ、コイルで90度位相を進め、180度位相変換し、コンデンサーとコイルは並列とした場合に、Oリングが閉じ締まる傾向が最も強まった。
【0012】
本発明において上記タンク回路とは、コイルとコンデンサーを並列接続したものを一組とする。そして、これらを二組、直列接続したものが、本発明の回路の基本回路である。なお、本発明の回路が捕捉した電磁波に伴い回路を流れる電流又は電圧を増幅する増幅器を備え得ることは前述のとおりである。また、本発明によれば、第1のタンク回路と第2のタンク回路は、電磁波を90度位相変換するコンデンサー又はインダクターをそれらの間に有しているという構成を取ることができる。
【0013】
本発明では、このように電磁波の2回位相変換操作が行なわれる。即ち、対象の電磁波がアンテナから回路に入力され、並列回路で上記電磁波が位相変換され、変換後の電磁波は変換前の電磁波と波長がほぼ一致し、振幅の極性が逆であるから相互に打ち消し合い、上記対象の電磁波の及ぼす電気的磁気的影響を減衰ないしは消滅することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明は以上のように構成されかつ作用するものであるから、対象とする電磁波の位相を2回変換することによって、電磁波の及ぼす電気的磁気的影響を減衰ないしは消滅するという顕著な効果を得ることできる。また、本発明によれば、人体に及ぼされる電磁波のエネルギーを減衰ないしは消滅させるために、携帯が可能な小型の装置の実現に寄与する電磁波の2回位相変換回路を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下図示の実施形態を参照して本発明をより詳細に説明する。図1は本発明に係る電磁波の2回位相変換回路10の例1に関するもので、11は対象とする電磁波を捕捉する第1のアンテナ(入力アンテナ)、12は捕捉した電磁波に伴い、回路を流れる電流又は電圧を増幅する増幅器、13はその位相を変換する第1のタンク回路、14は位相変換された上記電磁波の位相を再度変換する第2のタンク回路、15は再度位相変換された電磁波を出力する第2のアンテナ(出力アンテナ)をそれぞれ示している。上記増幅器12は、広帯域増幅ICから成る。例1における第1のアンテナ11及び第2のアンテナ15は、特別に作られたアンテナに相当する。
【0016】
第1のタンク回路13と第2のタンク回路14は、コイルから成るインダクター16、16′とコンデンサー17、17′を並列接続したものを一組とし、これらを二組、直列に接続したものである。上記インダクター16、16′のインダクタンスと、コンデンサー17、17′の容量は等しいものとし、それぞれに入力された電磁波の位相を180度変換するように、素子の位置が逆の配置を取っている。符号18はカップリングコンデンサー、19は発光ダイオードをそれぞれ示す。
【0017】
このように構成されている例1の2回位相変換回路10では、第1のアンテナ11で対象の電磁波が捕捉され、その電磁波は増幅器12で増幅された後と波長がほぼ一致し、振幅の極性が逆であるから相互に打ち消し合い、電場、磁場は減衰ないしは消滅することとなる。第1のタンク回路13により180度位相変換され、かつまた、第2のタンク回路14により180度位相変換される。よって、第2のアンテナ15から出力された電磁波は、対象の電磁波と波長がほぼ一致し、振幅の極性が逆であるから相互に打ち消し合い、上記対象の電磁波の及ぼす電気的磁気的影響は減衰ないしは消滅することとなる。
【0018】
例1では、タンク回路13、13′としてコイルから成るインダクター16、16′とコンデンサー17、17′を並列接続したものを一組とした例を示したが、その基本形は図2に示した通りである。図3に上記タンク回路対をセメント20で固めて一体物とし、入力アンテナ11を接続した例を示す。二つのコイルから成るインダクター16、16′の巻き数は同じである。セメント20で固めたのは、ユニット化回路としての使用を可能にするためである。さらに、これに増幅器12を組み込むとともに、他端に出力アンテナ15を接続し、本発明の簡略な回路を構成した例が図4である。
【0019】
コイルには右螺旋コイル(いわゆる右巻きコイル)と左螺旋コイル(いわゆる左巻きコイル)の別があり、発生する磁力線の向きが反対になることは知られている。図5では、右巻きコイル16R、左巻きコイル16Lとして区別している。本発明もこのことを利用して、素子の配置を逆にしない構成を取り得るので、その例を示したものである。図6は入力アンテナ11を接続した例を示す。この例の場合、コンデンサーはアンテナの導線の間に誘電体を近接配置して構成することができる(図示せず)。
【0020】
例1の回路ではコイルから成るインダクター16、16′とコンデンサー17、17′を並列接続している。しかし、直列接続も当然可能であり、その図7に例を示す。図7ではコンデンサー17、17′とコイルから成るインダクター16、16′が順に直列接続されており、セメント20で固めて一体物となっている。この例において、直列接続の両端子にアンテナ11、15を接続したものが図8である。
【0021】
図9は、右巻きコイル16R、左巻きコイル16Lを交互に直列接続した例を示す。このものも、全体がセメント20で固めて一体物としている。なお、タンク回路に利用に関する発明者の理解は、インダクターで、位相が90度遅れ、また、もう一つのインダクターで90度遅れ、合わせて180度位相が遅れる。コンデンサーで90度位相が進み、もう一つのコンデンサーで90度位相が進み、合わせて180度位相が進む。これにより、回路を流れる電磁波は、360度、右回り、左回りの円偏波ができることになる。本発明者は、経験から、右回り、左回りの回転360度円偏波が理想的と理解し、これを電子部品ではなく、コイルで、同じように右回り、左回り360度円偏波可能としたことを特徴とする本発明を創作したものである。
【0022】
理論的には、ヘリカルアンテナ、円偏波と言われている、電磁波がコイルを通過することを円偏波ということで、右螺旋なら右回りの円偏光になると説明することができる。位相変換において、コイル、逆コイルを通過すると、電磁波の電場磁場が、位相変換され、それを、コイル、逆コイル(右螺旋、左螺旋)を通過することにより、右回転偏偏波と左回転偏光波になり、電磁波は波長がほぼ一致し、振幅の極性が逆であるから相互に打ち消し合い、対象の電磁波の及ぼす電気的磁気的影響は減衰ないしは消滅することとなる。また、Oリングテストとの関係では、右、左円偏光において、Oリングが最も締まる傾向になるという結果を得ていることを付言する。
【0023】
本発明の回路においてそれが周辺の電磁波を入力し、出力する目的を有することは言うまでもないが、変換するだけでは、例えば10センチメートル程度の極近傍界との間でしか作用が得られないため、回路に組み込むか、持ってないといけない(身につける)が、特別に作られたアンテナの併用により、例えば数メートルから10メートル程度離れた位置にまで作用を得ることができる。図10において、21は導線、22は絶縁体、23は誘電体を示しており、このようなアンテナは数メートル程度までの近距離用電磁波の入出力を可能とするために使用される。なお、図2、図3、図5、図7及び図9の各例の回路は素子又は回路の一部がアンテナとして機能するもので、特別に作られたアンテナを具備しない例に相当し、図4、図6、図8、図11、図12、図13及び図14のものは図1と同じく特別に作られたアンテナを具備する例である。
【0024】
さらに、上記素子を使用した本発明の回路の変形例について説明する。図11に示した本発明の例2の回路24は、入力アンテナ11、増幅器12、LC並列回路から成るタンク回路13、14及び出力アンテナ15を具備しており、円偏波を得ることができる。以下を参照してより有効である。図12に示した本発明の例3の回路25は、入力アンテナ11、増幅器12、LC並列回路から成るタンク回路13、14、電源回路26及び出力アンテナ15を具備しており、電源回路26に物質固有の電磁波を信号として入力し、所定の位相変換するもので、いわば転写器の原理であり、位相変換の後、増幅して出力アンテナ15から出力する。
【0025】
図13は、パッチアンテナと呼ばれる右旋アンテナ27、左旋アンテナ27′から成る平面アンテナ28の例を示しており、第1のタンク回路と第2のタンク回路から成る回路の等価回路とみなし得るものである。29はワイヤレスランアンテナを示しており、平面アンテナ28と接続されている。このアンテナ28、29を用いると、右円偏波、左円偏波を、電磁波を入力し、Oリングが閉まるかを確認することができる。図14は、入力アンテナ(ワイアレスラン)11で電磁波を捕捉し、増幅したものを、右偏波左偏波の偏偏波に変える本発明の例4の回路30を示すものであり、パッチアンテナ28で出力することにより、対象の電磁波を右螺旋、左螺旋の円偏波に変換し、Oリングテストがマイナスのもの(アマルガム、水銀)を持つと開くもので、電磁波(マイナス)の有害の程度打ち消すことができる。
【0026】
図15は、図1に示した本発明に係る電磁波の2回位相変換回路10を変形した例5に関するもので、基本的構成は例1のものと同一である。即ち、11は対象とする電磁波を捕捉する第1のアンテナ(入力アンテナ)、12は捕捉した電磁波に伴い、回路を流れる電流又は電圧を増幅する増幅器、13はその位相を変換する第1のタンク回路、14は位相変換された上記電磁波の位相を再度変換する第2のタンク回路、15は再度位相変換された電磁波を出力する第2のアンテナ(出力アンテナ)をそれぞれ示している。上記増幅器12は、広帯域増幅ICから成る。例1における第1のアンテナ11及び第2のアンテナ15は、特別に作られたアンテナに相当する。
【0027】
また、第1のタンク回路13と第2のタンク回路14は、夫々コイルから成るインダクター16、16′とコンデンサー17、17′を並列接続したものを一組とし、これらを二組、直列に接続したものである。上記インダクター16、16′のインダクタンスと、コンデンサー17、17′の容量は等しいものとし、それぞれに入力された電磁波の位相を180度変換するように、素子の位置が逆の配置を取っている。符号18はコンデンサー、19は発光ダイオードをそれぞれ示す。上記の基本的構成に加えて、例5では第1のタンク回路13と第2のタンク回路14の間に、コンデンサー18′を配置した構成を有する。なお、コンデンサー18′はインダクターに替えても同等の効果が得られる。
【0028】
本発明に係る例5の電磁波の2回位相変換回路10′によれば、第1のタンク回路13によって第一回目の180度位相変換が行なわれた後、コンデンサー18′によって90度の位相変換が行なわれ、さらに、第2のタンク回路14において第二回目の180度位相変換が行なわれる。この結果、例5の回路では、コンデンサー18′により対象の電磁波に対して作用がなされる。このように構成された本発明の回路は、これを適用した電磁波相殺装置を人体に付けるか、機械に付着し、或いは電磁波を発生する機器の近くに配置すること等により、入力してくる電磁波に、位相変換した電磁波を作用させ、対象の電磁波の及ぼす電気的磁気的影響を減衰ないしは消滅させることができる。特に、増幅器を具備することにより、アンテナより入力した周辺電磁波に伴う電流又は電圧を回路上のインダクター、コンデンサー、コイル、逆コイルで変換し、増幅して出力することができるので、より大きい効果が得られる。特に、アンテナを使用することにより、数十メートルに及ぶ距離にあるオフィス、家庭、治療院、病院等に対して、広範囲に電磁波を変換できる可能性がある。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明の位相変換回路には様々な適用方法が考えられ、例えばナノテクノロジー技術により極微小型に形成し、これを繊維に組み込んだり、セメントなどの住宅素材に練り込んだりというような利用方法も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明に係る電磁波の2回位相変換回路の例1を示す回路図である。
【図2】同上の回路の一部を示す回路図である。
【図3】同上のものにアンテナを接続した回路図である。
【図4】同じく簡略な本発明の回路を構成した回路図である。
【図5】同じく右巻きコイルと左巻きコイルの配置例を示す回路図である。
【図6】同上のものにアンテナを接続した回路図である。
【図7】同じくコイルとコンデンサーを直列接続した例を示す回路図である。
【図8】同上のものにアンテナ接続した回路図である。
【図9】同じく右巻きコイルと左巻きコイルの配置例を示す回路図である。
【図10】同じくアンテナの例を示す回路図である。
【図11】同じく本発明の例2を示す回路図である。
【図12】同じく本発明の例3を示す回路図である。
【図13】同じくアンテナの例を示す回路図である。
【図14】同じく本発明の例4を示す回路図である。
【図15】同じく本発明の例5を示す回路図である。
【符号の説明】
【0031】
10、10′ 電磁波の2回位相変換回路の例1
11 第1のアンテナ(入力アンテナ)
12 増幅器
13 第1のタンク回路
14 第2のタンク回路
15 第2のアンテナ
16、16′ コイル
17、17′ コンデンサー
18、18′ コンデンサー
19 発光ダイオード
20 セメント
21 導線
22 絶縁体
23 誘電体
24 電磁波の2回位相変換回路の例2
25 電磁波の2回位相変換回路の例3
26 電源回路
27 右旋アンテナ、27′ 左旋アンテナ
28 パッチアンテナ
29 ワイヤレスランアンテナ
30 電磁波の2回位相変換回路の例4

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象の電磁波に対して位相変換した電磁波を作用させ、上記対象の電磁波の及ぼす電気的磁気的影響を減衰ないしは消滅させるための位相変換回路であって、
対象の電磁波を捕捉する第1のアンテナと、捕捉した電磁波の位相を変換する第1のタンク回路と、位相変換された上記電磁波の位相を再度変換する第2のタンク回路と、再度位相変換された電磁波を出力する第2のアンテナとを具備した電磁波の2回位相変換回路。
【請求項2】
第1のタンク回路と第2のタンク回路は、それぞれに入力された電磁波の位相を、180度変換することを特徴とする請求項1記載の電磁波の2回位相変換回路。
【請求項3】
入力された電磁波に伴う電流又は電圧を増幅するために増幅器を備えた請求項1又は2記載の電磁波の2回位相変換回路。
【請求項4】
第1のタンク回路と第2のタンク回路は、電磁波を90度位相変換するコンデンサー又はインダクターをそれらの間に有している請求項2記載の電磁波の2回位相変換回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2013−51411(P2013−51411A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−167531(P2012−167531)
【出願日】平成24年7月27日(2012.7.27)
【出願人】(511185380)
【出願人】(312011291)株式会社エコ・プロデュース (1)
【Fターム(参考)】