説明

電磁波シールド材

【課題】電線類に対して容易に巻くことができ、しかも電磁波シールド層の破損や劣化を確実に防止して長期にわたって良好な防磁特性を発揮させることができる電磁波シールド材を提供する。
【解決手段】この電磁波シールド材1は、基層の内部若しくは内面側に電磁波シールド層を備えた可撓性を有する帯状体3を、その長手方向が軸方向に沿うように略筒状に巻いて、その内部空間Sに電線類2を収容するものである。そして、帯状体3における基層の外面側に、その長手方向に沿って複数の凹溝部15・・を形成して、これら凹溝部15・・間の凸部16・・を補強用リブとしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば送電線、電化製品の電力線や信号線等の各種電線類から発生する主として低周波の電磁波をシールドするための電磁波シールド材に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、送電線、電化製品の電力線や信号線等から発生する低周波の電磁波による人体への悪影響が問題視されている。このため、各種の電線類を被覆して電磁波をシールドする電磁波シールド材が数多く提案されている。
【0003】
この種の電磁波シールド材としては、特許文献1や特許文献2にも開示されているように、例えば合成樹脂からなる基層の内面側に、金属箔等からなる電磁波シールド層を積層した構造となっていて、電線類に対して外側から巻き付けるようにして被覆するものがある。
【0004】
【特許文献1】実開昭63−115297号公報
【特許文献2】実開昭56−158627号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような電磁波シールド材においては、電線類への取付作業を簡単にするために、容易に曲がって巻き易くなっているのが望ましい。このように良好な可撓性を有する電磁波シールド材とするためには、例えば基層の厚みを薄くしたり、基層を柔軟な素材によって形成したり、特許文献1に開示されているように基層に溝穴や切れ込みを形成するといった対策が一般に採られている。
【0006】
しかしながら、これらの場合、電磁波シールド材の強度低下を招き易く、その内面側の比較的脆い電磁波シールド層が外部からの衝撃によっては破損し易くなって、防磁特性に支障をきたすといった不具合があった。しかも、基層に溝穴や切れ込みを形成する場合には、特に電磁波シールド材を屋外で使用する際に、電磁波シールド層に対して雨水等が浸透し易くなって、電磁波シールド層が錆びて早期に劣化するといった不具合も生じることになる。
【0007】
そこで、この発明は、上記不具合を解消して、電線類に対して容易に巻くことができ、しかも電磁波シールド層の破損や劣化を確実に防止して長期にわたって良好な防磁特性を発揮させることができる電磁波シールド材の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、この発明の電磁波シールド材1は、基層6の内部若しくは内面側に電磁波シールド層7を備えた可撓性を有する帯状体3を、その長手方向が軸方向に沿うように略筒状に巻いて、その内部空間Sに電線類2を収容するものであって、前記帯状体3における基層6の外面側に、その長手方向に沿って複数の凹溝部15・・を形成して、これら凹溝部15・・間の凸部16・・を補強用リブとしたことを特徴とする。
【0009】
具体的には、前記基層6の外面側に、その長手方向の略全長に亘って前記複数の凹溝部15・・を連続して形成している。また、基層6における凹溝部15・・と凸部16・・とが、その長手方向から見て略サインカーブ状に連続している。さらに、前記基層6における凹溝部15・・の底壁15a・・に、長手方向に沿った小溝17・・を形成している。
【0010】
また、前記基層6は、ポリオレフィン樹脂を主素材としてなる。さらに、前記基層6における凹溝部15・・の底壁15a・・が軟質樹脂からなり、前記凸部16・・が硬質樹脂からなる。
【0011】
さらに、前記帯状体3を略筒状に巻いたときに互いに係合して、前記帯状体3を略筒状に保持する係合部4、5、30、31を設けている。
【発明の効果】
【0012】
この発明の電磁波シールド材では、帯状体の基層外周側にその長手方向に沿った複数の凹溝部を形成しているので、これら凹溝部の底壁部分において曲がり易くなっていて、帯状体を電線類に対して略筒状に容易に巻くことができ、電線類への取付作業を簡単にすることができる。しかも、帯状体の凹溝部間の凸部が補強用リブとなって強度を維持しているので、外部からの衝撃による電磁波シールド層の破損を防止することができる。さらに、従来のように基層に溝穴や切れ込みを形成するわけではなく、基層によって電磁波シールド層が覆われているので、特に送電線を電磁シールドするときのように電磁波シールド材を屋外で使用する際にも、電磁波シールド層に対して雨水等が浸透せず、電磁波シールド層が錆びて早期に劣化するといった不具合が生じることもない。さらにまた、電磁波シールド材の外表面は、凹溝部及び凸部によって外気との接触面積が広くなっているので、良好な放熱効果を期待することができ、電線類の発熱に伴う電磁波シールド層の防磁特性の低下を抑えることができる。
【0013】
また、基層の長手方向の略全長に亘って複数の凹溝部が連続して形成されていると、帯状体がより一層曲がり易くなって、電線類への取付作業をより簡単に行うことができる。しかも、凹溝部及び凸部を有する基層を、押出成形によって不定長に連続生産にすることができ、生産性の向上を図ることができる。
【0014】
さらに、基層における凹溝部と凸部とが略サインカーブ状に連続して、電磁波シールド材の外表面が丸みを帯びた波形に形成されていると、電線類への取り付け状態において、電磁波シールド材の外表面に雨水やゴミが溜まり難くなって、雨水やゴミの付着による電磁波シールド材の重量増を低減することができる。これにより、電線類に対する重量負荷を軽減して、電線類の発熱時における断線等の危険性を少なくすることができる。また、凹溝部の底壁に小溝を形成していると、帯状体がより一層曲がり易くなり、電線類への取付作業をより一層簡単にすることができる。
【0015】
さらにまた、外部に露出した状態となる帯状体の基層が、耐水性、耐薬品性、耐候性等に優れたポリオレフィン樹脂を主素材としてなることで、特に電磁波シールド材を屋外で使用する際にも、帯状体の劣化を抑えて、長寿命化を図ることができる。
【0016】
さらに、基層における凹溝部の底壁が軟質樹脂によって形成されていると、帯状体がより一層曲がり易くなり、基層における凸部が硬質樹脂によって形成されていると、耐衝撃性をより一層高めることができる。
【0017】
また、帯状体を略筒状に保持する係合部を設けることで、電線類への取付作業をより一層簡単にして、施工性の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
この発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。この発明の一実施形態に係る電磁波シールド材1は、主として屋外において送電線等の電線類2に取り付けられて、電線類2から発生する低周波の電磁波が外部に漏洩するのを防止するために使用される。
【0019】
この電磁波シールド材1は、図1及び図2に示すように、電線類2を被覆する可撓性を有する帯状体3と、この帯状体3をその長手方向が軸方向に沿うように略筒状に巻いたときに互いに係合して、帯状体3を略筒状に保持する係合部4、5とを備えている。
【0020】
帯状体3は、図3に示すように、基層6の内面側に、電磁波シールド層7を積層用接着剤8を介して積層してなる。基層6は、例えば耐水性、耐薬品性、耐候性等に優れたポリオレフィン樹脂を主素材としている。具体的には、基層6の素材として、抗酸化剤等の添加物を適宜含むポリエチレン樹脂が用いられている。
【0021】
そして、この基層6の外面側には、その短手方向に間隔をあけて、その長手方向の略全長に亘って連続した複数の凹溝部15・・が形成されていて、これら凹溝部15・・間には凸部16・・が形成されている。従って、基層6は、薄肉部分と厚肉部分が短手方向に交互に配された状態となっている。これにより、帯状体3は、基層6の凹溝部15・・の底壁15a・・すなわち薄肉部分において曲がり易くなっていて、しかも基層6の凸部16・・が補強用リブとなって、基層6の強度を高めている。
【0022】
また、基層6においては、その可撓性及び耐衝撃性をより一層高めるために、凹溝部15・・の底壁15a・・を含めた凸部16・・以外の部分を軟質の低密度ポリエチレン樹脂によって形成して、凸部16・・を硬質の高密度ポリエチレン樹脂によって形成することが好ましい。
【0023】
電磁波シールド層7は、金属箔10を極性樹脂フィルム11、11で挟み込むようにしてラミネートしてなる。金属箔10は、例えばパーマロイ、ケイ素鋼、Fe系アモルファス合金、Co系アモルファス合金等の高透磁率の軟磁性材料によって形成されている。また、極性樹脂フィルム11、11としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムが用いられている。このような極性樹脂フィルム11、11によって金属箔10をラミネートすることで、脆くて折れ易い金属箔10を保護している。
【0024】
積層用接着剤8は、帯状体3における無極性ないし極性の小さいポリオレフィン樹脂と電磁波シールド層7における極性樹脂フィルム11とを良好に接着させるもので、ウレタン系樹脂、アイオノマー樹脂、オレフィン系樹脂のマレイン酸付加物、オレフィン系樹脂の無水酢酸をグラウトした重合体、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、変性シリコン樹脂からなる群より選択される少なくとも1種からなる。このような積層用接着剤8を介在させることで、相溶性に乏しいとされるポリオレフィン樹脂と極性樹脂フィルム11とをヒートシール等で確実に接着して、これらを隙間なくきっちりと密着させた状態で一体化している。なお、この積層用接着剤8にも、抗酸化剤等の添加物が適宜混入されている。
【0025】
なお、帯状体3としては、上記のように基層6の内面側に電磁波シールド層7を積層して構成するだけに限らず、図4に示すように、基層6の内部に電磁波シールド層7を埋め込むことによって構成しても良い。また、基層6の素材としては、ポリエチレン樹脂だけに限らず、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)等のその他のポリオレフィン樹脂を用いるようにしても良く、さらにはポリオレフィン樹脂に限らず、例えば塩化ビニル樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、アセタール樹脂、ポリアミド系樹脂、フッ素樹脂、アイオノマー、その他各種のエンジニアリングプラスチック等を用いるようにしても良い。さらに、電磁波シールド層7としては、金属箔10を極性樹脂フィルム11、11によってラミネートしたものだけに限らず、例えば箔状、粉状、繊維状の磁性材料によって形成したものであっても良い。
【0026】
係合部4、5は、帯状体3の長手方向に沿った一方の端部に一体的に形成した第1係合部4と、帯状体3の長手方向に沿った他方の端部に一体的に形成した第2係合部5とからなる。
【0027】
第1係合部4は、帯状体3の基層6の長手方向に沿った一方の端部先端を尖らせることによって形成されており、外向きに突出する三角形状の突起部20を有している。第2係合部5は、帯状体3の基層6の長手方向に沿った他方の端部から略L形の突出片21を外向きに張り出させて、その端部先端を尖らせることによって形成されており、内向きに突出する三角形状の突起部22を有している。なお、これら第1係合部4及び第2係合部5は、基層6の押出成形時に同時に成形されるようになっている。そして、帯状体3を略筒状に巻いたときに、第1係合部4の突起部20と第2係合部5の突起部22とを互いに係合させることで、帯状体3が略筒状に保持されるようになっている。
【0028】
上記構成の電磁波シールド材1においては、保管時や運搬時には、帯状体3を略帯状にしておくことで、保管効率や運搬効率を高めることができる。そして、現場での施工に際しては、帯状体3が上記のように曲がり易くなっているので、電線類2を外側から包み込むようにして帯状体3を略筒状に簡単に巻くことができ、第1及び第2係合部4、5を係合させて帯状体3を略筒状に保持することで、その内部空間Sに電線類2を収容することができる。従って、既設の電線類2に対しても、電磁波シールド材1を簡単に装着することができる。
【0029】
また、このように電磁波シールド材1は曲げ易いにもかかわらず、その外周面には補強用リブとして機能する凸部16・・が突出して補強されているので、施工後の状態において、外部からの衝撃による電磁波シールド層7の破損を防止することができる。しかも、電磁波シールド材1の外表面は、凹溝部15・・及び凸部16・・によって外気との接触面積が広くなっているので、良好な放熱効果を期待することができ、電磁波シールド材1に溜まった熱を素早く放出して、電線類2の発熱に伴う電磁波シールド層7の防磁特性の低下を抑えることができる。また、図5に示すように、基層6の内部に金属箔や金属シート等からなる熱伝導性の良好な放熱材18を埋入することで、電磁波シールド材1における放熱効果をさらに高めることができる。さらに、この施工後の状態において、帯状体3の長手方向に沿った端部同士が互いに重なっており、電線類2の周りを電磁波シールド層7によって確実に覆って、電線類2から発生する電磁波を確実にシールドすることができる。
【0030】
図6及び図7は、別の実施形態に係る電磁波シールド材1を示している。この電磁波シールド材1においては、基層6における凹溝部15・・及び凸部16・・が断面略円弧状に夫々形成され、これら凹溝部15・・と凸部16・・とがその長手方向すなわち軸方向から見て略サインカーブ状に連続している。そして、凹溝部15・・の底壁15a・・には、その長手方向に連続した小溝17・・が形形されている。
【0031】
これにより、電磁波シールド材1の外表面が、全体的に丸みを帯びた波形となっており、電線類2への取り付け状態において、電磁波シールド材1の外表面に雨水やゴミが溜まり難くなって、雨水やゴミの付着による電磁波シールド材1の重量増を低減することができる。この場合、電磁波シールド材1の外表面に、撥水剤をコーティング若しくは撥水層を積層することで、雨水やゴミの付着をより一層少なくすることができる。また、小溝17・・によって、帯状体3がより一層曲がり易くなり、電線類2への取付作業がより一層簡単になっている。その他の構成及び作用効果は、図1乃至図5に示す上記実施形態の電磁波シールド材1と同様である。
【0032】
図8は、さらに別の実施形態に係る電磁波シールド材1を示している。この電磁波シールド材1においては、断面略V字状の凹溝部15・・が基層6の短手方向に大きな間隔をあけて形成されており、電磁波シールド材1を曲がり易くしながらも、雨水やゴミが溜まる領域を極力少なくしている。
【0033】
図9及び図10は、他の実施形態に係る電磁波シールド材1を示している。この電磁波シール材1においては、その第1係合部30が、帯状体3の基層6の長手方向に沿った一方の端部先端を尖らせることによって形成されており、外向きと内向きに夫々突出する一対の三角形状の突起部32、32を有している。また、第2係合部31は、帯状体3の基層6の長手方向に沿った他方の端部から略L形の突出片33を外向きに張り出させて、その端部先端を尖らせるとともに、帯状体3の長手方向に沿った他方の端部先端を尖らせることによって形成されており、外向きと内向きに突出する互いに対向する三角形状の突起部34、34を有している。
【0034】
そして、帯状体3を略筒状に巻いたときに、第1係合部30の突起部32、32と第2係合部31の突起部34、34とを互いに係合させることで、帯状体3を略筒状に保持するようになっている。その他の構成及び作用効果は、図1乃至図5に示す上記実施形態の電磁波シールド材1と同様である。
【0035】
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、電磁波シールド材1によってシールドする電線類2としては、送電線だけに限らず、例えば低周波の電磁波を発生する電化製品の電力線や信号線であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】この発明の一実施形態に係る電磁波シールド材の一部破断斜視図である。
【図2】同じくその電線類に対して取り付けた状態を示す縦断面図である。
【図3】帯状体の拡大縦断面図である。
【図4】基層の内部に電磁波シールド層を埋め込むようにした帯状体の拡大縦断面図である。
【図5】基層の内部に放熱材を埋入した帯状体の拡大縦断面図である。
【図6】別の実施形態に係る電磁波シールド材の一部破断斜視図である。
【図7】帯状体の拡大縦断面図である。
【図8】さらに別の実施形態に係る電磁波シールド材の帯状体の拡大縦断面図である。
【図9】他の実施形態に係る電磁波シールド材の一部破断斜視図である。
【図10】同じくその電線類に対して取り付けた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0037】
1…電磁波シールド材、2…電線類、3…帯状体、4、30…第1係合部、5、31…第2係合部、6…基層、7…電磁波シールド層、15…凹溝部、15a…底壁、16…凸部、17…小溝、S…内部空間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基層(6)の内部若しくは内面側に電磁波シールド層(7)を備えた可撓性を有する帯状体(3)を、その長手方向が軸方向に沿うように略筒状に巻いて、その内部空間(S)に電線類(2)を収容するようにした電磁波シールド材(1)であって、前記帯状体(3)における基層(6)の外面側に、その長手方向に沿って複数の凹溝部(15)・・を形成して、これら凹溝部(15)・・間の凸部(16)・・を補強用リブとしたことを特徴とする電磁波シールド材。
【請求項2】
前記基層(6)の外面側に、その長手方向の略全長に亘って前記複数の凹溝部(15)・・を連続して形成した請求項1記載の電磁波シールド材。
【請求項3】
前記基層(6)における凹溝部(15)・・と凸部(16)・・とが、その長手方向から見て略サインカーブ状に連続した請求項1又は2記載の電磁波シールド材。
【請求項4】
前記基層(6)における凹溝部(15)・・の底壁(15a)・・に、長手方向に沿った小溝(17)・・を形成した請求項1乃至3のいずれかに記載の電磁波シールド材。
【請求項5】
前記基層(6)は、ポリオレフィン樹脂を主素材としてなる請求項1乃至4のいずれかに記載の電磁波シールド材。
【請求項6】
前記基層(6)における凹溝部(15)・・の底壁(15a)・・が軟質樹脂からなり、前記凸部(16)・・が硬質樹脂からなる請求項1乃至5のいずれかに記載の電磁波シールド材。
【請求項7】
前記帯状体(3)を略筒状に巻いたときに互いに係合して、前記帯状体(3)を略筒状に保持する係合部(4)(5)(30)(31)を設けている請求項1乃至6のいずれかに記載の電磁波シールド材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−317755(P2007−317755A)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−143471(P2006−143471)
【出願日】平成18年5月24日(2006.5.24)
【出願人】(000221502)東拓工業株式会社 (61)
【Fターム(参考)】