説明

面状照明装置

【課題】光を外部に照射していない場合にも、意匠性を高め、信頼性の高い面状発光装置を提供する。
【解決手段】意匠面30Sを有する意匠部30と、発光面20Sを有する発光部(面状光源20)とを有し、前記意匠面30Sと前記発光面20Sとが切り替え自在であり、非発光時には、意匠面30Sが露出するように構成される。これにより、発光部が光を外部に照射していない場合には、意匠面が露出する一方、発光面が内部に臨んでおり、発光部が光を外部に照射している場合には、発光面が露出して光を照射している。その結果、消灯時には意匠面が見えることになり、消灯時の意匠性を改善することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、面状照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、住宅のリビングダイニングにおいては、その使われ方が多様化しており、同時に複数人が異なる使い方をすることも珍しくはない。
例えば、ダイニングで食事をしている一方、リビングの一画ではくつろいでいる人がいるような空間においては、開放空間の中で人の存在を感じながらも、プライベート感のあるスペースも確保したいというニーズがあり、モノスペースの中で開放感とプライベート感を同時実現する手法が模索されるようになった。
【0003】
このような中で、物理的な間仕切りを用いずに、光を使ってゾーンを区切ることで、開放スペースでありながらも心理的にはゆるやかに区切られた、ちょっとしたプライベート感を醸成するようなゾーニングという手法が提案されている。例えば、図8に示すようにダイニングとリビングの一画を光でゾーニングする方法が考えられる。
【0004】
この場合、リビングの1画の床面を発光させてゾーニングを行なうが、床面消灯時には発光面がそのまま露出してしまうため、空間に違和感が生じるという問題があった。
【0005】
照明分野以外では、トライアングル型のもの、ストライプ型のもの、4画素配置型のものなどを用いて、表示画像を可変にした表示装置(特許文献1)も提案されている。
【0006】
また透明部材の一方の面を意匠面とし、他方を滑面とし、複数の装飾を表示可能な複数装飾発光装置も提案されている(特許文献2)。この複数装飾発光装置は、図9に示すように、一方の面を意匠面11aとする透明な合成樹脂層からなる透明部材11の裏面に、透明部材11の意匠面から見たとき、その反射光によって装飾面を得る透過性の装飾面部材12から透明部材11に光の透過を素子すると共に、部分的に光の透過を許容する透光部13aを具えた光遮蔽透過部材13を形成し、更に、光遮蔽透過部材13の意匠面11aの反対側に白色ランプ15A、15Bからなる光源を配設したものである。
【0007】
さらにまた、電子広告装置において、ディスプレイ前面に帯状ポスタを配しておくようにし、ディスプレイが鮮明に見えない場合は通常のポスタとして使用し、ディスプレイが見える場合には透明部材を介して、ディスプレイの画像を表示させるものも提案されている(特許文献3)。
【0008】
【特許文献1】特開2001−27881号公報
【特許文献2】特開2000−132126号公報
【特許文献3】実用新案登録第3135213号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1乃至3のいずれも、本発明のように大面積に用いる照明装置ではないため、基本構成が異なる。しかし、それだけでなく、例えば特許文献1の表示装置では表示部分はRGBセルで表示がなされるため、視認方向とは逆方向から常に光を照射する必要があり、常時光源を消灯することができないという問題については解決し得ていない。
【0010】
さらにまた、特許文献2は、表示窓の小さい装置であることから、照明器具としては輝度が低い。また、光遮蔽領域を小さくして輝度を上げると消灯時に光源が見えてしまうという問題があった。
【0011】
また、特許文献3の電子広告装置は、ポスタ複数枚を帯状としたもの、ディスプレイを組み込むため、構造が複雑となり、コストの高騰には対抗し得ないだけでなく、照明用光源としては輝度が小さいという問題があった。
【0012】
一方、床面発光装置は、上記特許文献1乃至3に示された表示装置に比べて、大面積のデバイスであることもあり、消灯時に発光面そのものが露出し、外観が好ましくないという深刻な問題があった。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたもので、光を外部に照射していない場合にも、意匠性を高め、信頼性の高い面状照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
そこで本発明では、意匠面を有する意匠部と、発光面を有する発光部とを有し、前記意匠面と前記発光面とが切り替え自在であり、非発光時には、意匠面が露出するように構成されたことを特徴とする。
この構成により、意匠面と前記発光面とが切り替え自在であることから、光を外部に照射していない場合にも、意匠性の高い照明装置を提供することができる。従って、発光部が光を外部に照射していない場合には、意匠面が露出する一方、発光面が内部に臨んでおり、発光部が光を外部に照射している場合には、発光面が露出して光を照射している。このため、消灯時には意匠面が見えることになり、消灯時の意匠性を改善することができる。
【0014】
また本発明は、上記面状照明装置において、前記意匠部および発光部は、主面が透光性パネルで構成された筐体内に配置され、前記発光部は、面状光源で構成され、前記面状光源と前記透光性パネルの間に、前記意匠部が挿脱可能に配されたものを含む。
この構成により、面状光源と前記透光性パネルの間に、意匠部が挿脱可能に配されているため、発光部が光を外部に照射していない場合には、意匠面が露出する一方、発光面が内部に臨んでおり、消灯時の意匠性を改善することができる。
【0015】
また本発明は、上記面状照明装置において、前記意匠部は、第1および第2のロールと、前記第1および第2のロールの間でスクロール可能な装飾性のシートで構成されたものを含む。
この構成によれば、装飾性のシートをスクロールすることで、発光部が光を外部に照射していない場合には、意匠面が露出する一方、発光面が内部に臨んでおり、消灯時の意匠性を高めることができる。
【0016】
また本発明は、上記面状照明装置において、前記発光部は、可撓性の発光シートで構成され、前記発光面が前記意匠面と連続した面状体を構成しており、前記面状体が前記第1および第2のロールとの間でスクロールすることで、前記意匠面と発光面とが切り替え可能であるものを含む。
この構成により、発光面は可撓性の発光シートであり、意匠面と連続した面状体を構成しており、面状体が順次繰り出されることで意匠面と発光面とを切り替えるので、簡単な構成で切り替えを行うことができる。
【0017】
また本発明は、上記面状照明装置において、前記発光部は、蓄光式面状光源と前記蓄光式面状光源を励起する励起用光源とで構成され、前記発光面が前記蓄光式面状光源の表面に位置し、前記意匠面と連続した面状体を構成しており、前記面状体が前記第1および第2のロールとの間でスクロールすることで、前記意匠面と発光面とが切り替え可能であるものを含む。
この構成によれば、点灯時に発光面が熱くならず、光床すなわち床面発光装置としたときに直接光床に着座することもできる。更にまた、蓄光式面状光源を用いているため、簡単に光源の輝度むらを低減することができる。
【発明の効果】
【0018】
以上説明してきたように、本発明の面状照明装置によれば、簡単な構成で光床の意匠性を高めることができ、点灯時だけでなく非点灯時にも優れたインテリア空間を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態に係る面状照明装置、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0020】
(実施の形態1)
図1乃至4は本発明の実施の形態に係る面状照明装置としての床面発光装置の説明図である。図1は、面状照明装置の装置外観図、図2(a)および(b)はその点灯時および消灯時の様子を示す一部破断図(図)1のA−A破断図)、図3はこの面状照明装置の非点灯時の断面説明図、図4は意匠部を構成する装飾性のシートの取り付け状態を示す図である。
本発明の面状照明装置は、意匠面30Sを有する意匠部30としての装飾性のシート30dと、発光面20Sを有する発光部として、蛍光ランプアレイからなる面状光源20とを有し、前記意匠面30Sと前記発光面20Sとが切り替え自在であり、非発光時には、意匠面30Sが露出するように構成されている。この意匠部30および発光部を構成する面状光源20は、主面が透光性パネル11で構成された筐体10内に配置され、この面状光源20と透光性パネル11の間に、装飾性のシート30dが挿脱可能に構成されたものを含む。
【0021】
ここで、この意匠部30は、第1および第2のロール31、32と、前記第1および第2のロールの間でスクロール可能な装飾性のシート30dで構成されたものを含む。
この構成により、発光部を構成する面状光源20が光を外部に照射していない場合(図2(b))には、意匠面30Sが露出する一方、発光面20Sが内部に臨んでおり、発光部を構成する面状光源20が光を外部に照射している場合(図2(a))には、発光面20Sが露出して光を照射している。このため、消灯時には意匠面30Sが見えることになり、消灯時の意匠性を改善することができる。一方、点灯時には、光が遮光されることはない。
【0022】
ここで、装飾性のシート30dは紐33を介して第1および第2のロール31、32の間で張架され、紐33を第1および第2のロール31、32間で巻きつけることで移動可能である。
【0023】
ここで面状光源20としては、蛍光灯、有機EL、LED等を用いることができ、特に制限されるものではないが、面状照明装置を薄く形成でき、光色の可変性に優れる有機ELやLEDが好ましい。
【0024】
例えば、有機ELパネルの場合、有機発光層は、白色光を取り出せるように素子が積層されていてもよいし、それぞれ赤色光、緑色光、青色光を発光する素子をまとめて調色できるようになっていてもよい。なお、有機発光層の発光色は一例であって、かかる発光色に限定されるものではない。
【0025】
また、LEDパネルの場合、多数のLED光源が配列されている。各LED光源は、それぞれ赤色光、緑色光、青色光を発光するLED素子をまとめて1つの光源としてもよいし、各発光色で分けられていてもよい。なお、LED素子の発光色は一例であって、かかる発光色に限定されるものではない。なお、各LED素子に流す電流比率を制御することによって、光線の色成分を変化させることが可能である。
【0026】
ELパネルやLEDパネルは、それらのサイズによって、任意の数を面状照明装置内に配置することができる。
上記のような面状光源20を囲むように筐体10および透光性パネル11を配設し面状照明装置を形成する。筐体には壁、床等の電気配線と接続するための電気接点が設けられている。また、透光性パネル11は、光源の上方に配設され、光源を発光させたときに、面状照明装置20の発光面20Sとなる。
【0027】
さらにまた、面状光源20としては、点光源をライン状に配列して面状照明装置の端部に配置し、導光板によって、この点光源からの光を床面に導き、面状光源として用いるようにしたものも適用可能である。
【0028】
次に意匠部を構成する装飾性のシートとしては、所望の意匠を持ち、かつ薄い形状であり可塑性を持つもので構成される。素材として、ござや絨毯、印刷が施されたビニールシートなどがあげられる。
【0029】
なお、装飾部材の一端は後述する第1のロール31に固定されており、そこからロールに巻き取られている。またもう一端には装飾性のシートを引き伸ばす時のガイドとなるロッドが取り付けてある。
なお、ロッドは強度が有る素材であれば、特に制限は無い。
【0030】
また、第1のロール31は、正逆回転可能なモータに連結されており、これにより回転自在となる。
第2のロール32も、第1のロール同様、正逆回転可能なモータに連結されており、これにより回転自在となる。
また、第2のロール32と装飾性のシート30dの一端に取り付けられたロッド34は、紐33で繋がれている。図4(a)および(b)に要部拡大図を示すように第2のロールによって紐33を巻き取ることにより、装飾性のシート30dが引き伸ばされる。
なお、第2のロール32には紐33を巻き取るための溝が刻まれているのが望ましい。
【0031】
ここで、筐体を構成する素材としては、プラスチックやこれらにガラス繊維などの強化充填材を配合したもの、アルミニウム合金、鉄、マグネシウム合金のような金属、木材など特に限定されるものではないが、割れにくい素材であることが望ましい。
【0032】
また、透光性パネル11を構成する素材としては、透光性プラスチックやガラスなどが挙げられるが、所望の光学特性が得られ、発光面を所望の外観にできれば、特に限定されるものではない。また、消灯時に床板や絨毯等の外観が必要な場合は、本発明の目的を損なわない範囲で、透光性パネルの上に床板や絨毯の外観に似せた透光性性の素材を積層してもよいし、透光性パネルに擬似印刷したものを用いてもよい。
【0033】
面状照明装置は床面上に床の一部として配設されるが、配設位置は部屋の中央、壁際など特に限定されるものではない。また配置形態としても、固定されていてもよいし、移動可能な構造としてもよい。ここでは一例として、壁際に配設した例を示している。
【0034】
このようにして、点灯時には装飾性のシート30dは第1および第2のロールによって巻き取られ、面状光源20からの光が、透光性パネル11を介して出射する。
一方、消灯時には、装飾性のシート30dは第1および第2のロール31、32によって透光性パネル11と面状光源20との間に介在せしめられるため、透光性パネル11の側からは装飾性のシート30dが見えるため、意匠性もよい。
【0035】
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2に係る面状照明装置を示す図である。
本発明の面状照明装置は、発光部が、可撓性の発光シート120で構成され、発光面120Sが装飾性シート130の意匠面130Sと連続した面状体を構成しており、この面状体が前記第1および第2のロール131、132の間でスクロールすることで、意匠面130Sと発光面120Sとが切り替え可能となっている。
この構成により、発光面は可撓性の発光シートであり、意匠面と連続した面状体を構成しており、面状体が順次繰り出されることで意匠面130Sと発光面120Sとを切り替えるので、簡単な構成で切り替えを行うことができる。
ここで発光シートは、可撓性の基体に電極および発光機能を有する層を直接積層して形成した有機EL素子を用いることで、極めて薄型化が可能であり、十分な可撓性を具備し、取り扱いも容易である。
【0036】
なお、発光シート120と装飾性のシート130を、同一の可撓性シートを基体とし、発光シート120となる領域には第1の電極、有機膜からなる発光機能を有する層、第2の電極を積層し、一方装飾性のシート130となる領域には所望の模様を描画することで、一体形成するようにしてもよい。この場合はつなぎ目がなく、スクロールが容易となる。
【0037】
(実施の形態3)
図6は本発明の実施の形態3に係る面状照明装置を示す図である。
本発明の面状照明装置は、図6に示すように発光部が、蓄光式面状光源240と蓄光式面状光源240を励起する励起用光源220とで構成され、発光面が前記蓄光式面状光源240の表面に位置し、意匠部230の意匠面230Sと連続した面状体を構成しており、この面状体が第1および第2のロール231、232の間でスクロールすることで、意匠面230Sと発光面(蓄光式面状光源240)とが切り替え可能となっている。この蓄光式面状光源は蓄光塗料を基材に塗布するなどにより容易に形成可能であり、燐光を発し、長寿命で信頼性の高いものである。
【0038】
この構成によれば、点灯時に発光面が熱くならず、光床すなわち床面発光装置としたときに直接光床に着座することもできる。更にまた、蓄光式面状光源を用いているため、簡単に、光源の輝度むらを低減することができる。
【0039】
なお、励起用光源は、蓄光式面状光源と意匠部との間、例えば第1および第2のロール231、232で囲まれた領域に配置するようにしてもよい。
【0040】
さらにまた、前記実施の形態では、床面発光システムに用いられる面状照明装置を想定した構成について説明したが、天井面あるいは壁面に用いる場合にも適用可能であることはいうまでもない。
また、床面が昇降する機能を有する床面発光システムに用いられる場合には、裏面側にも意匠性をもたせる必要がある場合があるが、この場合には、後述するような相対向する主面を透光性パネル(図7の311a、b参照)で構成し、上面は光源の点灯による照明、下面は意匠面とするようにしてもよい。あるいはこの面状発光装置を床下収納の蓋体として用いる場合には、上昇時に下面を光源の点灯による発光面とし、収納庫の内部照明として利用できるようにすることも可能である。
【0041】
(実施の形態4)
図7は本発明の実施の形態4に係る面状照明装置を示す図である。
前記実施の形態3では励起用光源によって蓄光して用いられる蓄光式面状光源を用いた例について説明したが、本実施の形態では、励起用光源として太陽光を用いた例について説明する。
例えば天窓などに設けられ、日照時には制限された光が用いられる劇場などの補助照明として用いることができる装置であり、前記実施の形態4の面状照明装置と異なるのは、励起用光源に代えて太陽光320を用いるようにした点と、筐体310の相対向する2つの主面に透光性パネル311a、311bを設けた点である。
【0042】
他は前記実施の形態3と同様に形成されているが、本実施の形態の面状照明装置は、図7に示すように発光部が、蓄光式面状光源340(と蓄光式面状光源340を励起する励起用光源としての太陽光320と)で構成され、発光面340Sが前記蓄光式面状光源340の表面に位置し、意匠部330の意匠面330Sと連続した面状体を構成しており、この面状体が第1および第2のロール331、332の間でスクロールすることで、意匠面330Sと発光面340Sとが切り替え可能となっている。ここでも蓄光式面状光源は蓄光塗料を基材に塗布するなどにより容易に形成可能であり、燐光を発し、長寿命で信頼性の高いものである。
【0043】
劇場などでは、上演時は、意匠面330Sを聴衆にむけておき、太陽光のある時間に蓄光式面状光源を蓄光しておき、上演後に発光させるようにすれば、上演後のムード照明としてやわらかい光を供給することができ、効果的である。
【0044】
この構成においても、発光面は可撓性の発光シートであり、意匠面と連続した面状体を構成しており、面状体が順次繰り出されることで意匠面330Sと発光面340Sとを切り替えるので、簡単な構成で切り替えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施の形態1に係る面状照明装置を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態1に係る面状照明装置の動作説明図
【図3】本発明の実施の形態1に係る面状照明装置の断面図
【図4】本発明の実施の形態1に係る面状照明装置の要部拡大図
【図5】本発明の実施の形態2に係る面状照明装置を示す断面図
【図6】本発明の実施の形態3に係る面状照明装置を示す断面図
【図7】本発明の実施の形態4に係る面状照明装置を示す断面図
【図8】光ゾーニングの一例を示す図
【図9】従来例の面状照明装置を示す図
【符号の説明】
【0046】
10、110、210、310 筐体
11、111、211、311a、311b 透光性パネル
20、120、220、320 面状光源
30、130、230、330 意匠部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
意匠面を有する意匠部と、発光面を有する発光部とを有し、
前記意匠面と前記発光面とが切り替え自在であり、
非発光時には、意匠面が露出するように構成された面状照明装置。
【請求項2】
請求項1に記載の面状照明装置であって、
前記意匠部および発光部は、主面が透光性パネルで構成された筐体内に配置され、
前記発光部は、面状光源で構成され、
前記面状光源と前記透光性パネルの間に、前記意匠部が挿脱可能に構成された面状照明装置。
【請求項3】
請求項2に記載の面状照明装置であって、
前記意匠部は、第1および第2のロールと、前記第1および第2のロールの間でスクロール可能な装飾性のシートで構成された面状照明装置。
【請求項4】
請求項3に記載の面状照明装置であって、
前記発光部は、可撓性の発光シートで構成され、
前記発光面が前記意匠面と連続した面状体を構成しており、
前記面状体が前記第1および第2のロールとの間でスクロールすることで、前記意匠面と発光面とが切り替え可能である面状照明装置。
【請求項5】
請求項3に記載の面状照明装置であって、
前記発光部は、蓄光式面状光源と前記蓄光式面状光源を励起する励起用光源とで構成され、
前記発光面が前記蓄光式面状光源の表面に位置し、前記意匠面と連続した面状体を構成しており、
前記面状体が前記第1および第2のロールとの間でスクロールすることで、前記意匠面と発光面とが切り替え可能である面状照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−80207(P2010−80207A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−246046(P2008−246046)
【出願日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】