説明

食品用消泡剤

【課題】食品製造、加工工程において起泡によるトラブルが数多く報告されている。泡が発生することにより生産効率の低下、歩留まりの減少、品質の低下等製造において著しく影響を与える事がある。本発明は、起泡によるトラブルを有効に解決する食品用消泡剤、食品用消泡剤の製造方法およびこれを用いた食品を提供することを課題とする。
【解決手段】ポリグリセリン不飽和脂肪酸エステル12〜15重量%、グリセリン不飽和脂肪酸エステル8〜12重量%、グリセリン飽和脂肪酸エステル4〜8重量%、および糖類65〜76重量%を含有させることで課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は食品における泡のトラブルを解決するに有効な食品用消泡剤に関する。
【背景技術】
【0002】
食品製造、加工工程において起泡によるトラブルが数多く報告されている。泡が発生することにより生産効率の低下、歩留まりの減少、品質の低下等製造において著しく影響を与える事がある。このため油脂類、シリコーン樹脂からなる消泡剤組成物、食品用界面活性剤等を利用した消泡剤を添加する事がある。油脂類は水に分散せず、また効果的にも不十分である。シリコーン樹脂からなる消泡剤組成物は効果的には高いものの食品衛生上の制限があり、またイメージ的にも好ましくない。食品用界面活性剤等を利用した消泡剤はシリコーン樹脂由来のものよりイメージ的に好ましく、応用範囲も広いため多くの技術が報告されている。例えば二酸化ケイ素、グリセリン脂肪酸エステル、リン脂質、食用油脂を有効成分とした消泡剤の技術がある(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、本技術は二酸化ケイ素を使用していることよりイメージ的に良くない。
【0003】
ミルク成分と消泡用乳化剤と分散用乳化剤とを含有し、陽圧缶に充填された飲料であって、前記消泡用乳化剤が平均粒子径4.5〜9μmの状態で分散されていることを特徴とする技術がある(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら平均粒子径が4.5〜9μmと大きいため、添加食品の保存時に乳化剤成分が分離する可能性が高く、食品品質上好ましくない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平6−327419号公報(第1−2頁)
【特許文献2】特許第3106935号公報(第1−2頁)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は食品用消泡剤、食品用消泡剤の製造方法およびこれを用いた食品に関する。詳しくは起泡によるトラブルを有効に解決する食品用消泡剤、食品用消泡剤の製造方法およびこれを用いた食品を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、前述の現状に鑑み、食品用消泡剤、食品用消泡剤の製造方法およびこれを用いた食品に関して鋭意研究の結果本発明に至った。本発明は、ポリグリセリン不飽和脂肪酸エステル12〜15重量%、グリセリン不飽和脂肪酸エステル8〜12重量%、グリセリン飽和脂肪酸エステル4〜8重量%、及び糖類65〜76重量%を含有させることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の食品用消泡剤は各種食品において優れた消泡効果を発揮し、また食品添加物である乳化剤と食品である糖類によって構成されているため安全性も高く、食品に安心して使用することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を詳細に説明する。本発明は食品用消泡剤の製造方法及び該食品用消泡剤を使用した食品に関するものである。
本発明はポリグリセリン不飽和脂肪酸エステル12〜15重量%、グリセリン不飽和脂肪酸エステル8〜12重量%、グリセリン飽和脂肪酸エステル4〜8重量%の比率で配合し、糖類65〜76重量%を含有することを特徴とする食品用消泡剤である。
【0009】
本発明におけるポリグリセリン不飽和脂肪酸エステルとはポリグリセリンと脂肪酸をエステル化反応してなる乳化剤で、消泡効果の点よりポリグリセリンの平均重合度は4〜12であることが好ましく、さらには平均重合度が6〜10であることがより好ましい。構成する脂肪酸は80重量%以上が炭素数18の不飽和脂肪酸であることが好ましく、さらには85重量%以上がオレイン酸であることがより好ましい。
【0010】
ポリグリセリンと脂肪酸をエステル化反応する際、ポリグリセリンと脂肪酸の混合比率を変えて反応することが可能であり、この混合比率によりポリグリセリン脂肪酸エステルの機能性は大きく影響を受けることがある。ポリグリセリン脂肪酸エステルの混合比率を知る手段として水酸基価の分析があげられ、分析方法は既知のものであれば特に限定はされないが、例をあげると第8版食品添加物公定書「油脂類試験法」または基準油脂分析試験法などがある。本発明におけるポリグリセリン不飽和脂肪酸エステルの水酸基価は特に限定はされないが、消泡効果の点より好ましくは50〜500、さらに好ましくは150〜300が良い。
【0011】
本発明におけるグリセリン不飽和脂肪酸エステルとはグリセリンと不飽和脂肪酸をエステル化反応してなる乳化剤で、反応品、蒸留品のいずれでもよい。消泡効果の点より構成する脂肪酸は80重量%以上が炭素数18の不飽和脂肪酸であることが好ましく、さらには85重量%以上がオレイン酸であることがより好ましい。
【0012】
本発明におけるグリセリン飽和脂肪酸エステルとはグリセリンと脂肪酸をエステル化反応してなる乳化剤で、反応品、蒸留品のいずれでもよい。消泡効果の点より構成する脂肪酸は炭素数8〜12であることが好ましい。
【0013】
本発明における糖類とは特に限定されるものではないが、例をあげるとグリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、マルチトール、グルコース、フルクトース、マルトース、水飴、還元澱粉糖化物、還元水飴などがあげられる。糖類は使用の簡便性の意味で液糖の形態が好ましい。液糖としての固形分は30〜80%が好ましい。また、食品用消泡剤中の液糖の量として20〜95%であることが好ましい。液糖が20%以下の場合は食品用組成物の安定性が悪くなり、95%より多い場合は粘度が高くなり実用的でない。
【0014】
本発明の食品用消泡剤は乳化機による混合によって得られる。乳化機としてはホモミキサー、高圧ホモジナイザー、コロイドミル、ラインミキサーなどが挙げられるが、一般的に知られる乳化機であれば限定されるものではない。好ましくは製造作業の簡便性と乳化状態の安定性の観点からホモミキサーまたは高圧ホモジナイザーの使用が良い。
【0015】
本発明の食品用消泡剤は前述の原料および製造方法によりエマルジョン化して調製される。このエマルジョンに含まれる粒子の平均粒径は食品用消泡剤の安定化および添加される食品における安定性のため1.0μm以下が好ましい。さらには平均粒子径0.8μm以下および1.0μmの範囲にエマルション粒子の全粒子数に占める割合が個数基準で90%以上であることがより好ましい。1.0μm以上であるとエマルジョンが不安定となり好ましくない。なお、エマルジョンの平均粒径は、例えば、レーザー回折式粒度分布測定装置であるベックマン・コールター(株)製LS230型によって容易に測定することができる。
【0016】
本発明の食品用消泡剤の食品への添加量は特に制限を受けるものではないが、好ましくは食品に対し0.0005〜0.5重量%、さらに好ましくは0.001〜0.1重量%が良い。0.0005重量%以下では十分な効果が期待できず、0.5重量%以上では風味的に好ましくない。
【0017】
本発明の消泡剤が適用できる食品としては特に限定されるものではない。例をあげると飲料、プリン、ゼリーなどのデザート類、アイスクリーム、キャンディー、豆腐、ワイン、ビール、醤油等があげられる。また、アミノ酸製造、製糖の過程にも使用できる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明がかかる実施例のみに限定されるものではない。
【実施例】
【0018】
食品用消泡剤の調製
実施例1
70%還元澱粉糖化物(三菱商事フードテック(株)製)70gを75℃に加温し、これにグリセリンモノオレート(モノグリド含量約40%、オレイン酸含量90%)10g、グリセリンジカプレート(ジグリセリド含量約90%、カプリル酸含量90%)7g、デカグリセリンペンタオレート(水酸基価220、オレイン酸含量90%)13gを75℃に加温して加え、ホモミキサーにて混合乳化した後、高圧ホモジナイザーにて20MPaの均質加圧により乳化した。平均粒径は0.4μmであった。
【0019】
実施例2
70%ソルビトール液(日研化成(株)製)75gを75℃に加温し、これにグリセリンモノオレート(モノグリド含量約90%、オレイン酸含量90%)8g、グリセリンモノカプレート(モノグリセリド含量約90%、カプリン酸含量90%)5g、デカグリセリンテトラオレート(水酸基価300、オレイン酸含量90%)12gを75℃に加温して加え、ホモミキサーにて混合乳化した後、高圧ホモジナイザーにて15MPaの均質加圧により乳化した。平均粒径は0.5μmであった。
【0020】
実施例3
70%還元澱粉糖化物(三菱商事フードテック(株)製)65gを75℃に加温し、これにグリセリンモノオレート(モノグリド含量約40%、オレイン酸含量90%)12g、グリセリンジカプレート(ジグリセリド含量約90%、カプリル酸含量90%)8g、デカグリセリンペンタオレート(水酸基価220、オレイン酸含量90%)15gを75℃に加温して加え、ホモミキサーにて混合乳化した。平均粒径は1.0μmであった。
【0021】
比較例1
水70gを75℃に加温し、これにグリセリンモノオレート(モノグリド含量約40%、オレイン酸含量90%)12g、グリセリンジカプレート(ジグリセリド含量約90%、カプリル酸含量90%)8g、デカグリセリンペンタオレート(水酸基価220、オレイン酸含量90%)10gを75℃に加温して加え、ホモミキサーにて混合乳化した後、高圧ホモジナイザーにて20MPaの均質加圧により乳化した。平均粒径は4.0μmであった。
【0022】
比較例2
70%還元澱粉糖化物(三菱商事フードテック(株)製)68gを75℃に加温し、これにグリセリンモノオレート(モノグリド含量約40%、オレイン酸含量90%)8g、グリセリンジカプレート(ジグリセリド含量約90%、カプリル酸含量90%)11g、デカグリセリンペンタオレート(水酸基価220、オレイン酸含量90%)13gを75℃に加温して加え、ホモミキサーにて混合乳化した後、高圧ホモジナイザーにて20MPaの均質加圧により乳化した。平均粒径は1.3μmであった。
【0023】
比較例3
70%還元澱粉糖化物(三菱商事フードテック(株)製)76gを75℃に加温し、これにグリセリンモノオレート(モノグリド含量約40%、オレイン酸含量90%)8g、グリセリンジカプレート(ジグリセリド含量約90%、カプリル酸含量90%)6g、デカグリセリンペンタオレート(水酸基価220、オレイン酸含量90%)10gを75℃に加温して加え、ホモミキサーにて混合乳化した後、高圧ホモジナイザーにて20MPaの均質加圧により乳化した。平均粒径は1.5μmであった。
【0024】
比較例4
70%還元澱粉糖化物(三菱商事フードテック(株)製)66gを75℃に加温し、これにグリセリンモノオレート(モノグリド含量約40%、オレイン酸含量90%)10g、グリセリンジカプレート(ジグリセリド含量約90%、カプリル酸含量90%)6g、デカグリセリンペンタオレート(水酸基価220、オレイン酸含量90%)18gを75℃に加温して加え、ホモミキサーにて混合乳化した後、高圧ホモジナイザーにて20MPaの均質加圧により乳化した。平均粒径は1.2μmであった。
【0025】
比較例5
70%還元澱粉糖化物(三菱商事フードテック(株)製)73gを75℃に加温し、これにグリセリンモノオレート(モノグリド含量約40%、オレイン酸含量90%)4g、グリセリンジカプレート(ジグリセリド含量約90%、カプリル酸含量90%)8g、デカグリセリンペンタオレート(水酸基価220、オレイン酸含量90%)15gを75℃に加温して加え、ホモミキサーにて混合乳化した後、高圧ホモジナイザーにて20MPaの均質加圧により乳化した。平均粒径は1.5μmであった。
【0026】
比較例6
70%還元澱粉糖化物(三菱商事フードテック(株)製)65gを75℃に加温し、これにグリセリンモノオレート(モノグリド含量約40%、オレイン酸含量90%)16g、グリセリンジカプレート(ジグリセリド含量約90%、カプリル酸含量90%)4g、デカグリセリンペンタオレート(水酸基価220、オレイン酸含量90%)15gを75℃に加温して加え、ホモミキサーにて混合乳化した後、高圧ホモジナイザーにて20MPaの均質加圧により乳化した。平均粒径は2.2μmであった。
【0027】
比較例7
70%還元澱粉糖化物(三菱商事フードテック(株)製)76gを75℃に加温し、これにグリセリンモノオレート(モノグリド含量約40%、オレイン酸含量90%)10g、グリセリンジカプレート(ジグリセリド含量約90%、カプリル酸含量90%)2g、デカグリセリンペンタオレート(水酸基価220、オレイン酸含量90%)12gを75℃に加温して加え、ホモミキサーにて混合乳化した後、高圧ホモジナイザーにて20MPaの均質加圧により乳化した。平均粒径は3.5μmであった。
【0028】
試験例1
100ml容蓋付きネスラー管にコーヒー抽出液(Bx1.5)を30ml入れ、これに実施例1〜3および比較例1〜7の食品用消泡剤の10%溶液をそれぞれ0.1ml添加し、上下に激しく20回振盪することにより起泡させ、振盪直後の泡の高さと振盪終了10秒後の泡の高さを測定することにより消泡効果を比較した。結果を表1に示す。
【0029】
【表1】

【0030】
表1より明らかなように、実施例1〜3は振盪直後から比較例1〜7に比べ泡の高さが低く抑えられ、10秒後もその消泡効果が現れていることがわかる。
【0031】
試験例2
100ml容蓋付きネスラー管に市販缶コーヒー(*)を30ml入れ、これに実施例1〜3および比較例1〜7の食品用消泡剤の10%溶液をそれぞれ0.1ml添加し、上下に激しく20回振盪することにより起泡させ、振盪直後の泡の高さと振盪終了10秒後の泡の高さを測定することにより消泡効果を比較した。結果を表2に示す。
*牛乳30%配合
【0032】
【表2】

【0033】
表2より明らかなように、実施例1〜3は振盪直後から比較例1〜7に比べ泡の高さが低く抑えられ、10秒後もその消泡効果が現れていることがわかる。
【0034】
試験例3
100ml容蓋付きネスラー管に10%卵白粉末溶液を30ml入れ、これに実施例1〜3および比較例1〜7の食品用消泡剤の10%溶液をそれぞれ0.2ml添加し、上下に激しく20回振盪することにより起泡させ、振盪直後の泡の高さと振盪終了10秒後の泡の高さを測定することにより消泡効果を比較した。結果を表3に示す。
【0035】
【表3】

【0036】
表3より明らかなように、実施例1〜3は振盪直後から比較例1〜7に比べ泡の高さが低く抑えられ、10秒後もその消泡効果が現れていることがわかる。
【0037】
試験例4
甜菜から通常の方法により抽出した粗製糖液100質量部に生石灰1.5質量部を添加した直後の清澄工程液を用いた。80℃に保温した清澄工程液500mlをジューサーミキサーに入れ、これに実施例1〜3および比較例1〜7の食品用消泡剤の10%溶液をそれぞれ0.5ml添加し、30秒間撹拌した。撹拌を停止してから15秒後と60秒後に残存する泡量を目視で評価した。結果を表4に示す。
【0038】
【表4】

【0039】
◎:泡が認められない
○:若干認められるが殆ど泡が存在しない
△:泡が存在する
×:泡が多い
××:非常に泡が多い
【0040】
表4より明らかなように、実施例1〜3は15秒後に比較例1〜7に比べ泡が殆ど存在せず、60秒後もその消泡効果が現れていることがわかる。
【0041】
試験例5
100ml容蓋付きネスラー管に市販醤油を30ml入れ、これに実施例1〜3および比較例1〜7の10%溶液をそれぞれ0.2ml添加し、上下に激しく20回振盪することにより起泡させ、振盪直後の泡の高さと振盪終了10秒後の泡の高さを測定することにより消泡効果を比較した。結果を表5に示す。
【0042】
【表5】

【0043】
表5より明らかなように、実施例1〜3は振盪直後から比較例1〜7に比べ泡の高さが低く抑えられ、10秒後もその消泡効果が現れていることがわかる。
【0044】
試験例6
原料大豆100gを水400mlに一昼夜浸漬してから粉砕し、「ご」を得た。これに実施例1〜3および比較例1〜7の食品用消泡剤の10%溶液をそれぞれ1.0ml添加し、5分間煮沸した際の泡の発生状態を、泡量を目視で評価した。結果を表6に示す。
【0045】
【表6】

【0046】
◎:泡が認められない
○:若干認められるが殆ど泡が存在しない
△:泡が存在する
×:泡が多い
××:非常に泡が多い
【0047】
表6より明らかなように、実施例1〜3は比較例1〜7に比べ泡の発生を効果的に抑制することができた。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明は食品製造、加工工程において泡の発生を抑制することにより、生産効率の向上、歩留まりの増加、品質の向上等などを目的とした利用が期待できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリグリセリン不飽和脂肪酸エステル12〜15重量%、グリセリン不飽和脂肪酸エステル8〜12重量%、グリセリン飽和脂肪酸エステル4〜8重量%、および糖類65〜76重量%を含有することを特徴とする食品用消泡剤。
【請求項2】
グリセリン不飽和脂肪酸エステルを構成する脂肪酸の炭素数が8〜12であることを特徴とする請求項1記載の食品用消泡剤。
【請求項3】
ポリグリセリン不飽和脂肪酸エステル及びグリセリン不飽和脂肪酸エステルを構成する脂肪酸の80重量%以上が炭素数18の不飽和脂肪酸であることを特徴とする請求項1または2記載の食品用消泡剤。
【請求項4】
エマルジョンの平均粒子径が1.0μm以下であることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の食品用消泡剤。
【請求項5】
均質化処理をすることにより平均粒子径を1.0μm以下にすることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の食品用消泡剤の製造方法。
【請求項6】
請求項1〜4いずれか記載の食品用消泡剤を添加した飲食品。

【公開番号】特開2010−193740(P2010−193740A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−40417(P2009−40417)
【出願日】平成21年2月24日(2009.2.24)
【出願人】(000204181)太陽化学株式会社 (244)
【Fターム(参考)】