説明

食物を圧搾する装置とつぶす方法

食物を圧搾する装置(100)は、食材を収容するレセプタクル部分(124)を含む。孔が開けられた領域(116、120)を含むプランジャ部分(112)もまた提供される。レセプタクル部分(124)とプランジャ部分(112)とは、第1位置から第2位置まで移動可能となるように構成されている。2つの位置の間で移動されると、孔が開けられた領域(116、120)は、レセプタクル部分(124)の内部空間(126)を通過して移動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、食材を通過させるための孔が開けられた領域を有するタイプの食物を圧搾する装置に関する。また、本発明は、例えば、食材を孔が開けられた領域に通過させる工程を有するタイプの食材をつぶす方法に関する。
【背景技術】
【0002】
食物調製の分野において、特に、食材全体を食べることができない人のために、例えば、幼児のために、特に、赤ん坊を乳離時に幼児に食物を与えるために、食物をより柔らかくより扱いやすい構成部分につぶすことが知られている。
【0003】
食材全体を食べられない幼児または人が食物を適切に食べられるように調度(consistency)するために、いわゆるブレンダまたはフードプロセッサが使用される。ブレンダは、ふた付きの水差しのような容器と容器の基部に向かって配置される回転するブレード構成物を含む。ブレンダのブレード構成物は、電気で回転して容器中に配置される食材を壊すまたは砕くようにする。
【0004】
別の知られているデバイスは、いわゆる「モウリ(mouli)」である。モウリは、ディスク状格子とハンドルとを含む複数パーツからなるミルである。モウリは、ハンドルを回転すると、食物は穴の開いたディスクを通過して、ピューレ(すり潰す)された食物が製造されるように構成されている。
【0005】
しかしながら、上記デバイスは、色々な理由で幼児に食物を与えるのには不適当な場合がある。まず第一に、ブレンダは、携帯用でなく、電源を必要とし、重くて大きい。第二に、ブレンダで処理した後の食物の調度は、幼児に食べさせるには、好ましい滑らかさではなく、ブレンダでコウサー(courser)の調度を得るのは簡単でない。さらに、特にモウリの場合、ピューレされた食物の流出が起こる。このことは、例えば、レストランの環境では好ましくない。また、ピューレされた食物を別の容器中に、例えば、プレートなどの表面に移すことが必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
いわゆるライサーあるいはプレスは、野菜、特に、じゃがいもをピューレするために知られている代替のデバイスである。ライサーは、ニンニクプレスに似たものであり、第1ハンドルに接続した容器を含み、容器は、穴が開いた基部を持つ。第2ハンドルは、ピストンに接続し、ピストンは、容器内で滑走可能なディスクと接続している。容器は、食材、例えば、野菜で満たされ、第2ハンドルは、ピューレされた野菜が容器を出るために、できるだけたくさんの野菜が、穴が開いた基部に向かって通過させるために、ディスクを穴を開けられた基部に向かって滑らせるように使用される。しかしながら、ブレンダとマウリの場合、清潔な方法で野菜ピューレが得られず、またライサーの使用は、いくつかの環境では好ましくない乱雑な状態を生むことになる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様によると、食物を圧搾する装置が提供される。本装置は、1つの食材を収容するレセプタクル部分と、孔が開けられた領域を含むプランジャ部分と、を有し、前記レセプタクル部分と前記プランジャ部分とは、使用中に、前記孔が開けられた領域が前記レセプタクル部分の内部空間を通過して移動するように、第1位置から第2位置まで移動可能なように構成されている。
【0008】
レセプタクル部分が基部を有するかもしれない。レセプタクル部分とプランジャ部分とは、使用中に、レセプタクル部分の基部と孔が開けられた領域との間にクリアランスを提供するように構成されているかもしれない。
【0009】
本装置は、レセプタクル部分を有するハンドル部分をさらに含むかもしれない。
【0010】
レセプタクル部分は、ハンドル部分中に形成された凹部であるかもしれない。
【0011】
レセプタクル部分は、ハンドル部分の遠位端部に配置されるかもしれない。
【0012】
プランジャ部分は、レセプタクル部分に対してちょうつがいで動くように構成されているかもしれない。
【0013】
本装置は、プランジャ部分を有する別のハンドル部分をさらに有するかもしれない。プランジャ部分は、別のハンドル部分の遠位端部に配置されているかもしれない。
【0014】
プランジャ部分は、別のハンドル部分から取り外し可能であるかもしれない。プランジャ部分は、別のハンドル部分に対してスナップはめ込みが可能であるかもしれない。
【0015】
孔が開けられた領域は取り外し可能であるかもしれない。孔が開けられた領域はプランジャ部分に対してスナップはめ込み可能であるかもしれない。
【0016】
本装置は、孔が開けられた領域を有する端部キャップをさらに含むかもしれない。端部キャップは、実質的に卵の半分の形状の表面プロファイルを持つかもしれない。端部キャップは、取り外し可能であるかもしれない。
【0017】
プランジャ部分は、実質的に実質的に中空空間を有するかもしれない。プランジャ部分は、実質的に管状であるかもしれない。
【0018】
第1位置は、開いた位置であり、および/または、第2位置は閉じている位置であるかもしれない。第2位置で、プランジャ部分は、実質的にレセプタクル部分中にあるかもしれない。
【0019】
実質的に中空な空間は、使用中に、孔が開けられた領域を物質が通過した後で、レセプタクル部分から物質を受け取るように構成されているかもしれない。
【0020】
孔が開けられた領域は、プランジャ部分の第1遠位端部に配置され、1つの開口はプランジャ部分の第2遠位端部に配置されているかもしれない。
【0021】
1つの開口は、1つの開口から物質を回収するために、実質的に中空空間への入口(アクセス)を提供するかもしれない。
【0022】
ハンドル部分は、別のハンドル部分に対してちょうつがいで動くように接続されているかもしれない。別のハンドル部分は、食器具を収容するように構成されているかもしれない。
【0023】
食器具はスプーンであるかもしれない。
【0024】
別のハンドル部分は、食器具の取っ手を収容するために凹んでいる領域を含むかもしれない。凹んでいる領域は、その中に取っ手をしっかり収容するように構成されているかもしれない。凹んでいる領域は、押し込みばめとしてその中に取っ手を収容するように構成されているかもしれない。
【0025】
本装置は、使用中に、食材が外に出るのを防止するために、別のハンドル部分の上に配置されるように構成されたカバー部分をさらに含むかもしれない。カバー部分は、別の孔が開けられた領域を有する取替用端部キャップを貯蔵するための凹部を含むかもしれない。カバー部分は、ハンドル部分に対してスナップはめ込みが可能であるかもしれない。
【0026】
プランジャ部分は、レセプタクル部分に対して取り外し可能でかつちょうつがいで動くように構成されているかもしれない。ちょうつがいは、スナップか押し込みばめを含むかもしれない。
【0027】
プランジャ部分は、周囲部を密閉するように構成されているかもしれない。周囲部の密閉は周囲部リップであるかもしれない。端部キャップは、周囲を密閉するかもしれない。
【0028】
孔が開けられた領域は、孔が開けられた領域の第1表面と第2表面との間にある位置に提供される複数の孔を含むかもしれない。
【0029】
プランジャ部分は、長手方向にアーチ形形状であるかもしれない。
【0030】
レセプタクル部分とプランジャ部分とは、プランジャ部分がレセプタクル部分内で滑走して移動することができるように、相補的形状であるかもしれない。
【0031】
本発明の第2の態様によると、食材をつぶす方法が提供される。本方法は、1つの食材を収容するレセプタクル部分を提供する工程と、孔が開けられた領域を有するプランジャ部分を提供する工程と、使用中に、前記孔が開けられた領域が前記レセプタクル部分の内部空間を通過して移動するように、前記プランジャ部分を前記レセプタクル部分に対して第1位置から第2位置まで動かす工程と、を含む。
【0032】
本発明の第3の態様によると、食物を圧搾するキットが提供される。食物を圧搾するキットは、1つの食材を収容するレセプタクル部分と、オプションに分離可能な、孔が開けられた領域を有するプランジャ部分とを有し、前記レセプタクル部分と前記プランジャ部分とは、使用中に、前記孔が開けられた領域が前記レセプタクル部分の内部空間を通過して移動するように、第1位置から第2位置まで移動可なように構成されている。
【0033】
従って、携帯可能でありかつ手動である食物を圧搾する装置とつぶす方法を提供することは可能である。また、食材のために、選択可能である、ある程度の調度を容易に再製造することが可能である。また、処理された食物を取り散らかさずにかつ処理した食物を移す必要がない簡単な方法で提供することは可能である。さらに、食物を圧搾する装置は、鋭い刃が無いことによりユーザが切る危険が無い。
【0034】
本発明の少なくとも1つの実施例が添付図面を参照して本明細書で本発明の一例として説明されるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施例を構成する装置であり、部品が組み立てられた状態の装置の概略図である。
【図2】閉じた位置にある図1の装置の概略図である。
【図3】食器具をのせている図2の装置の概略図である。
【図4】カバー部分を接続した図1の装置の概略図である。
【図5】図4のカバー部分の概略図である。
【図6】開いた位置にある図1の装置の概略図である。
【図7】部分的に閉じた位置にある図1の装置の部分切断概要図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下の記載を通して、同じ参照番号は、同じ部品のを特定するために使用される。
【0037】
図1を参照すると、幼児に与える食材をつぶすかまたはつぶすために食物を圧搾する装置100は、第1ハンドル部102と第2ハンドル部104を含む。ちょうつがい構成物106の各パーツは、第1ハンドル部102と第2ハンドル部104の各遠位端部に提供される。横方向のピン状突起物108は、この点で、第1ハンドル部102の遠位端部に一体形成されている。カーブした舌状部分、例えば、横方向のフック部分110は、第2ハンドル部分104の遠位端部で一体に形成されている。ピン状突起物108とフック部分110とは、相補的形状で形成され、ピン状突起物108とフック部分110とは、スナップはめ込みによって係合に押し込んでちょうつがい構成物106を形成することができる。従って、第1ハンドル部102と第2ハンドル部104とは、ピン状突起物108の長手方向軸の周りを旋回することができるが、ちょうつがいと洗浄のために取り外し可能に分離することができる。
【0038】
第1ハンドル部102は、図1に示されていないが、第1ハンドル部102の遠位端部の近くに配置されたプランジャ部分112を含む。プランジャ部分112は、ちょうつがいと洗浄目的のためにスナップはめ込みによって第1ハンドル部102に取り付けられている。しかしながら、当業者は、プランジャ部分112が第1ハンドル部102と一体形成できることを理解することができる。プランジャ部分112は、端部キャップ部分116に接続したアーチ形本体部分114を含む。アーチ形本体部分114は、中空であり、例えば、管状であり、第1の入口(アクセス)開口118を持つ。第2入口(アクセス)開口(図示せず)は、端部キャップ部分116によって被覆されている。
【0039】
端部キャップ部分116は、取り外し可能でありかつ凹面プロフィールであり、例えば、実質的に卵の半分形状または涙状形状である。端部キャップ部分116は、例えば、孔アレイなどの複数の孔120を有する領域を含む。複数の孔120は、第1の予め決められた直径のものである。この例では、複数の孔120は、例えば、アレイあるいはマトリクスなどの均一な方法で配置されている。しかしながら、当業者は、端部キャップ部分116の表面上の孔分布が均一である必要はないことを理解することができる。また、上記の例は、孔が丸い形状であることを含む。しかしながら、他の形状の孔を使うこともできるし、色々な孔形状の混合物を使うこともできる。確かに、孔形状は、すべて同じであるという必要はなく、孔の大きさは、変えることができるし、端部キャップ部分116に対する大きさの範囲内で変えることもできる。また、端部キャップ部分116は、周囲部リップ122を有する。端部キャップ部分116は、押し込みばめ(push-fit)を用いることができるが、この例では、1組の側部クリップによって本体部分114に係合する。もちろん、本体部分114と端部キャップ部分116とが一体形成される場合、本体部分114は、単に孔が開けられた領域を含む。
【0040】
第2ハンドル部104は、レセプタクル部分124を含み、レセプタクル部分124は、この例では、壁または内部空間126を画定する。この例では、レセプタクル部分124は、第2ハンドル部104の遠位端部の近くに第2ハンドル部104中の凹部として形成される。プランジャ部分112とレセプタクル部分124は、相補的形状に形成されており、プランジャ部分112は、実質的に密閉しながらレセプタクル部分124の内部空間126内をしっかり滑走することができる。この例では、レセプタクル部分124は、食物を圧搾する装置100を閉じるて、プランジャ部分112がレセプタクル部分124中に存在する場合、レセプタクル部分124の底部(出口のない端部)で、第1ハンドル部102と第2ハンドル部104とによって十分な程度まで可能なクリアランス(図示せず)を提供するような形状に作られている。
【0041】
図2に移ると、第1ハンドル部102は、凹部128を含む。この例では、凹部128は、食器具の少なくとも一部の足型に適合するような輪郭を持つ。食器具は、例えば、食器具の取っ手のような幼児用(図3)の食事用スプーン130などである。凹部128は、浅い周囲壁134によって一部が取り囲まれた基部132から形成される。浅い周囲壁134は、弾力的に変形可能な物質、例えば、樹脂で形成され、必要でないときにその場で食器具を保持するように、第1ハンドル部102のネック領域138に隣接して配置された1組の側部突起物136を有する。所望であれば、浅い周囲壁134は、食器具の取り外し可能な保持を容易にするために、弾性材料で形成するか、または、弾性材料でコーティングすることができる。もちろん、当業者は、第1ハンドル部102の一部またはすべてを弾性材料でコーティングできることを理解できる。その場で、食器具の作動部分、例えば、食事用スプーン130のボウル140は、第1入口(アクセス)開口118を覆う。食器具の作動部分、例えば、ボウル140と指とが接触しないで容易に食器具を取り外しするために、各プッシュ開口141は、第1ハンドル部102と第2ハンドル部104のそれぞれ別の遠位端部で、ユーザがプッシュ開口141へ指または他の長い本体を挿入することによって、第1ハンドル部102の凹部128中に保持された食器具を解放できるように提供される。
【0042】
図4を参照すると、カバー部分142は、第1ハンドル部102(図4では、隠されている)の上に横たえて、スナップはめ込みによって第2ハンドル部104に脱着可能に接続するような形状に作られている。カバー部分142は、第1ハンドル部102の長さと幅とを覆うように延びているが、この例では、ちょうつがい構成物106以外をふさぐ。また、カバー部分142は、取替用端部キャップ部分146(図5)を貯蔵する貯蔵コンパートメントとして機能する凹部部分144を含む。取替用端部キャップ部分146は、スナップはめ込みまたは押し込みばめでカバー部分142中に保持される。取替用端部キャップ部分146の複数の孔は、端部キャップ部分116に対する同様の構成物であるか、異なる食物処理結果を端部キャップ部分116に提供するように異なって構成されている。指のリップ150は、第2ハンドル部104からその取り外しを容易にするためにカバー部分142の遠位端部に提供される。
【0043】
操作(図6)において、食物を圧搾する装置100が、あらかじめ組み立てられていると仮定すると、食物を圧搾する装置100は、第1ハンドル部分102と第2ハンドル部分104を操ることによって食物を圧搾する装置100の近位端部148を分離することによって、開いた位置に配置され、レセプタクル部分124の内部空間126への入口(アクセス)を提供する。食材またはその一部、例えば、じゃがいもや他の野菜または食材の混合物の一部は、容器の内部空間126中に配置される。
【0044】
図7を参照すると、食物を圧搾する装置100は、次に、第1ハンドル部分102と第2ハンドル部分104の近位端部148が一緒になるように旋回して閉じて、プランジャ部分112を容器124の内部空間126中に移す。端部キャップ部分116は、食材の一部が端部キャップ部分116の孔120を通過し始めるようにして、食材の調度の変化をもたらす、例えば、食材は、すり潰され、米粒状につぶされ、および/または、ピューレにされる。食物を圧搾する装置100が閉じた位置に到達すると、食材の増加した量は、端部キャップ部分116を通過して、通過の間に砕かれる。周囲部リップ122が存在するため、プランジャ部分112とレセプタクル部分124の間で密閉効果が達成され、それにより、特に吹き出す動作でしかしこれに限らずないが、プランジャ部分の側部の周囲でいくらかの食材のいくらかが吹き出すのを避けることができる。レセプタクル部分124の底部に提供されるクリアランスは、食材の残留する固形物かまたは固い部分、例えば、種が、端部キャップ116にひびを入れるか、またはそうでなければ、壊わすのを引き起こさないように、食物を圧搾する装置100の実質的に完全に閉じ無いようにする。
【0045】
ここで中空のプランジャ部分112の空間内にある砕かれた食材は、第1入口(アクセス)開口118を経由してアクセス可能である。その結果、処理された食材は、例えば、中空のプランジャ部分112からすくい上げて、幼児に食べさせることができる。
【0046】
食物を圧搾する装置100が完全に使用されると、カバー部分142は第1ハンドル部分102の上に配置され、上記説明されたように、第2ハンドル部102とのスナップ係合により適所に配置することができる。カバー部分142があると、食物を圧搾する装置100中に配置される未使用のまたは残りの食材が出てくるのを防ぐ。
【0047】
上記に記載された食物を圧搾する装置100は、別々のピース・パーツから形成されるものとして記載されているが、当業者は、2つまたはそれ以上の食物を圧搾する装置100のパーツを一体形成することができることを理解できる。上記の例では、別々のピース・パーツからの食物を圧搾する装置100の形成は、効率的な洗浄を容易にする。また、食物を圧搾する装置100のパーツは、殺菌装置に適合するような大きさに作ることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
食物を圧搾する装置であって、
1つの食材を収容するレセプタクル部分と、
孔が開けられた領域を有するプランジャ部分と、
を有し、
前記レセプタクル部分と前記プランジャ部分とは、使用中に、前記孔が開けられた領域が前記レセプタクル部分の内部空間を通過して移動するように、第1位置から第2位置まで移動可能なように構成されていることを特徴とする装置。
【請求項2】
前記レセプタクル部分が基部を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記レセプタクル部分と前記プランジャ部分とは、使用中に、前記レセプタクル部分の基部と前記孔が開けられた領域との間にクリアランスを提供するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記レセプタクル部分を有するハンドル部分をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
前記レセプタクル部分は、前記ハンドル部分の遠位端部に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記プランジャ部分は、前記レセプタクル部分に対してちょうつがいで動くように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちのいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記プランジャ部分を有する別のハンドル部分をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちのいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
前記プランジャ部分は、前記別のハンドル部分の遠位端部に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記プランジャ部分は、前記別のハンドル部分から取り外し可能であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記孔が開けられた領域は、取り外し可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項9にうちのいずれか1項に記載の装置。
【請求項11】
前記孔が開けられた領域を有する端部キャップをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至請求項10のうちのいずれか1項に記載の装置。
【請求項12】
前記端部キャップは、取り外し可能であることを特徴とする請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記プランジャ部分は、実質的に中空空間を有することを特徴とする請求項1乃至請求項12のうちのいずれか1項に記載の装置。
【請求項14】
前記プランジャ部分は、実質的に管状であることを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記中空空間は、使用中に、前記孔が開けられた領域を物質が通過した後で、前記レセプタクル部分から前記物質を受け取るように構成されていることを特徴とする請求項13または請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記プランジャ部分は、実質的に中空空間を有し、
前記孔が開けられた領域は、前記プランジャ部分の第1遠位端部に配置され、1つの開口は前記プランジャ部分の第2遠位端部に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項15のうちのいずれか1項に記載の装置。
【請求項17】
前記プランジャ部分は、実質的に中空空間を有し、前記1つの開口は、前記1つの開口から前記物質を回収するために、前記中空空間への入口を提供することを特徴とする請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記レセプタクル部分を有するハンドル部分をさらに含み、
前記ハンドル部分は、前記別のハンドル部分に対してちょうつがいで動くように接続されていることを特徴とする請求項7に記載の装置。
【請求項19】
前記別のハンドル部分は、食器具を収容するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の装置。
【請求項20】
前記別のハンドル部分は、前記食器具の取っ手を収容するために凹んでいる領域を含むことを特徴とする請求項19に記載の装置。
【請求項21】
使用中に、食材が外に出るのを防止するために、前記別のハンドル部分の上に配置されるように構成されているカバー部分をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至請求項20のうちのいずれか1項に記載の装置。
【請求項22】
前記カバー部分は、別の孔が開けられた領域を有する取替用端部キャップを貯蔵するための凹部を含むことを特徴とする請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記カバー部分は、前記ハンドル部分にスナップはめ込みが可能であることを特徴とする請求項21または請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記プランジャ部分は、前記レセプタクル部分に対して取り外し可能でかつちょうつがいで動くように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項23のうちのいずれか1項に記載の装置。
【請求項25】
前記プランジャ部分は、周囲部を密閉するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項24のうちのいずれか1項に記載の装置。
【請求項26】
前記孔が開けられた領域を有する端部キャップをさらに含み、
前記端部キャップは、前記周囲部を密閉することを特徴とする請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記孔が開けられた領域は、前記孔が開けられた領域の第1表面と第2表面との間にある位置に提供される複数の孔を有することを特徴とする請求項1乃至請求項26のうちのいずれか1項に記載の装置。
【請求項28】
前記プランジャ部分は、長手方向にアーチ形形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項27のうちのいずれか1項に記載の装置。
【請求項29】
前記レセプタクル部分と前記プランジャ部分とは、前記プランジャ部分が前記レセプタクル部分内で滑走して移動することができるように、相補的形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項28のうちのいずれか1項に記載の装置。
【請求項30】
食材をつぶす方法であって、
1つの食材を収容するレセプタクル部分を提供する工程と、
孔が開けられた領域を有するプランジャ部分を提供する工程と、
使用中に、前記孔が開けられた領域が前記レセプタクル部分の内部空間を通過して移動するように、前記プランジャ部分を前記レセプタクル部分に対して第1位置から第2位置まで動かす工程と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項31】
食物を圧搾するキットであって、
1つの食材を収容するレセプタクル部分と、
オプションに分離可能な、孔が開けられた領域を有するプランジャ部分と、
を有し、
前記レセプタクル部分と前記プランジャ部分とは、使用中に、前記孔が開けられた領域が前記レセプタクル部分の内部空間を通過して移動するように、第1位置から第2位置まで移動可能なように構成されていることを特徴とする食物を圧搾するキット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2011−510781(P2011−510781A)
【公表日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−545559(P2010−545559)
【出願日】平成21年1月30日(2009.1.30)
【国際出願番号】PCT/GB2009/050088
【国際公開番号】WO2009/098500
【国際公開日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【出願人】(510217895)オーゼットテン リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】OZ10 Limited
【住所又は居所原語表記】Unit 63, The Innovation Centre, Caxton Close, Andover, Hampshire SP10 3FG, United Kingdom
【Fターム(参考)】