説明

駐車装置

【課題】 縦送りと横送りとを円滑に切り替えることができるとともに、その際に振動や騒音の発生を抑えることができる駐車装置を提供すること。
【解決手段】パレット1に同一レベルで縦行き車輪24と横行き車輪23を設けておき、転向を行う端部21には、横行きレール5aをローラレール22で構成して縦行きレール6aおよび他の横行きレール5aと同一レベルに設け、縦行きレール6a上の横行き時に横行き車輪23が位置する部分に凹部6bを形成しておき、この凹部6bを縦行き車輪24が通過する場合に、別に設けた凹部乗越え用ローラレール22aおよびローラレール22と横行き車輪23とによりパレット1を支持できるように構成する。
これにより、縦送りと横送りとの転向の際にレール6a上の凹部6bによるパレット1の上下動などがなく円滑に通過でき、振動や騒音を抑えるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、駐車装置に関し、横送りと縦送りを組み合わせて水平面内で循環させる駐車装置で、横送りから縦送り、あるいは縦送りから横送りに転向する場合に騒音や振動を低減できるようにしたものである。
【背景技術】
【0002】
従来から水平面内で効率良く駐車させることができる駐車装置の一つとして水平循環式の駐車装置が用いられており、地上式、あるいは地下式として設置されている。
【0003】
このような水平循環式の駐車装置10の概略構成は、例えば特許文献1に開示されており、図7(a),(b)に示すように、車両Cを載置するパレット1を横方向に複数配置(図示例では、7台)してパレット列2を構成し、このパレット列2を縦方向に複数列平行に配置(図示例では、2列)して水平なパレット層(格納階層)3とし、パレット層3の対角線のうち一方の対角線上の端部にそれぞれパレット1台分の空きスペース4,4を設けておき、この2つの空きスペース4,4を利用してパレット1を横送り装置5と縦送り装置6とで縦横方向A,Bに送って水平面内で循環することで任意のパレット1を入出庫エリア7に移動することができるようにし、単層、あるいは複数層(図示例では、2層)のパレット層3の入出庫エリア7に設置したリフト装置8でパレット1ごと乗入階層9に搬送して入出庫を行うようになっている。
【0004】
このような水平循環式の駐車装置では、パレットを水平面内で縦送りと横送りとを組み合わせて円滑に循環移動するため、例えば特許文献2では、縦行きレールと横行きレールとを直交して敷設するとともに、これら縦横行きレール上を走行する縦行き車輪と横行き車輪をパレットに設けておき、横行き車輪が走行する横行きレールと縦行き車輪が走行する縦行きレールとの間にレベル差をつけるようにしている。
【0005】
すなわち、横行きレールと縦行きレールとが交差する縦行きレールの内側近傍に縦行き車輪が縦送りに際して乗る補助ローラを設置するとともに、レール交差部にスロープを形成し、これによって縦行きレールが横行きレールのレベルよりも高くなるようにしている。
【0006】
また、特許文献3には、横行きレールと縦行きレールとを同一レベルとし、これらが交差する部分の内側近傍に、縦行き車輪が縦送りに際して乗る補助ローラを設置するとともに、横行き車輪が横送りに際して乗る補助ローラを設置するようにしている。
【特許文献1】特開平11−172949号公報
【特許文献2】特開昭64-6474号公報
【特許文献3】特開平4-68178号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、このような縦送りおよび横送りの機構で、縦行きレールと横行きレールにレベル差を設ける場合には、スロープをパレットが通過するときにパレットが上下することになり、パレットが振動したり、騒音が発生するという問題がある。
【0008】
また、縦行きレールと横行きレールを同一レベルとしたものでも、縦横行きレールと補助ローラとの間に隙間があるため、補助ローラ部分を通過するときに、パレットが振動したり、騒音が発生するという問題がある。
【0009】
すなわち、従来の縦送りおよび横送りの機構では、縦送りと横送りを円滑に行うため補助ローラを用いるが、このため固定された縦横行きレールと補助ローラとの隙間を通過する際、パレットに振動や騒音が発生することを避けがたく、特に地下部分に設置した場合には、大きな問題となることがある。
【0010】
この発明は、かかる従来技術の有する課題に鑑みてなされたもので、縦送りと横送りとを円滑に切り替えることができるとともに、その際に振動や騒音の発生を抑えることができる駐車装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記従来技術が有する課題を解決するため、この発明の請求項1記載の駐車装置は、パレットを、縦横レールと縦横車輪とで縦横方向の送りと転向部での転向とにより水平面内で移動循環させる駐車装置において、前記転向部の一方のレールに転向にともなう車輪の干渉を防止する干渉防止部を設け、この干渉防止部を走行する他方の車輪をローラレールで支持可能に構成したことを特徴とするものである。
【0012】
この駐車装置によれば、パレットを、縦横レールと縦横車輪とで縦横方向の送りと転向部での転向とにより水平面内で移動循環させる駐車装置で、前記転向部の一方のレールに転向にともなう車輪の干渉を防止する干渉防止部を設け、この干渉防止部を走行する他方の車輪をローラレールで支持可能に構成しており、例えば転向させる場合に、縦行きレール上の横行き時に横行き車輪が位置する部分に凹部などの干渉防止部を形成しておき、この凹部などの干渉防止部を縦行き車輪が通過する場合に、別に設けたローラレールと横行き車輪とによりパレットを支持できるようになり、縦と横の関係を逆にして構成する場合にも、縦送りと横送りとの転向の際にレール上の凹部などの干渉防止部によるパレットの上下動などがなく円滑に通過でき、振動や騒音を抑えることができるようになる。
【0013】
また、この発明の請求項2記載の駐車装置は、請求項1記載の構成に加え、前記縦横レールを、同一水平面上に設けた横行きレールおよび縦行きレールで構成するとともに、前記パレットに設ける前記縦横車輪を同一レベルで設け、前記干渉防止部を、車輪が通過可能な凹部で構成したことを特徴とするものである。
【0014】
この駐車装置によれば、前記縦横レールを、同一水平面上に設けた横行きレールおよび縦行きレールで構成するとともに、前記パレットに設ける前記縦横車輪を同一レベルで設け、前記干渉防止部を、車輪が通過可能な凹部で構成するようにしており、同一水平面上の横行きレールと縦行きレールおよび同一レベルの縦横車輪でも干渉防止部を構成する凹部で干渉を防止してスムーズに転向できるとともに、転向の際にレール上の凹部によるパレットの上下動などがなく円滑に通過でき、振動や騒音を抑えることができるようになる。
【0015】
さらに、この発明の請求項3記載の駐車装置は、請求項1または2記載の構成に加え、前記転向を行う端部に設けるローラレールを、車輪が走行するその中心軸周りに回動可能なローラレールと、凹部乗越え用ローラレールで構成し、前記パレットの送り時に、前記凹部を通過する当該一方の車輪と一方のレールによる支持に替え前記他方の車輪と前記ローラレールおよび前記凹部乗越え用ローラレールとで支持可能に構成したことを特徴とするものである。
【0016】
この駐車装置によれば、前記転向を行う端部に設けるローラレールを、車輪が走行するその中心軸周りに回動可能なローラレールと、凹部乗越え用ローラレールで構成し、前記パレットの送り時に、前記凹部を通過する当該一方の車輪と一方のレールによる支持に替え前記他方の車輪と前記ローラレールおよび前記凹部乗越え用ローラレールとで支持可能に構成してあり、この凹部を縦行き車輪が通過する場合に、別に設けた凹部乗越え用ローラレールおよびローラレールと横行き車輪とによりパレットを支持できるとともに、縦と横の関係を逆にして構成しても、縦送りと横送りとの転向の際にレール上の凹部によるパレットの上下動などがなく円滑に通過でき、振動や騒音を抑えることができるようになる。
【0017】
また、この発明の請求項4記載の駐車装置は、請求項3記載の構成に加え、前記転向部に設ける前記ローラレールを、転向にともなって車輪が位置する部分をローラレールとし、その中間部を同一レベルの固定レールで構成したことを特徴とするものである。
【0018】
この駐車装置によれば、前記転向部に設ける前記ローラレールを、転向にともなって車輪が位置する部分をローラレールとし、その中間部を同一レベルの固定レールで構成してあり、転向方向に回転しない車輪をローラレールを回転して円滑な転向ができ、必要な部分だけをローラレールとすることでコスト低減を図るとともに、中間部の固定レールを同一レベルとして継目によるパレットの上下動などがなく円滑に通過でき、振動や騒音を抑えることができるようになる。
【0019】
さらに、この発明の請求項5記載の駐車装置は、請求項3または4記載の構成に加え、前記転向を行う端部に設ける凹部乗越え用ローラレールを、転向にともなって車輪が位置する部分にのみ配置して構成したことを特徴とするものである。
【0020】
この駐車装置によれば、前記転向を行う端部に設ける凹部乗越え用ローラレールを、転向にともなって車輪が位置する部分にのみ配置して構成してあり、凹部を通過する一方の車輪を他方の車輪と別に設けた凹部乗越え用ローラレールとでパレットを支持する場合に、凹部乗越え用ローラレールを必要部分だけに配置することで、コスト低減を図るようにするとともに、転向にともない凹部乗越え用ローラレールを回転するのに必要なエネルギを低減し騒音や振動を抑えることができるようになる。
【0021】
また、この発明の請求項6記載の駐車装置は、請求項3〜6のいずれかに記載の構成に加え、前記凹部を縦行きレールに設けるとともに、前記ローラレールを横行きレールとして構成したことを特徴とするものである。
【0022】
この駐車装置によれば、前記凹部を縦行きレールに設けるとともに、前記ローラレールを横行きレールとして構成してあり、ローラレールや凹部乗越え用ローラレールを短くでき、装置のコンパクト化を図ることができるようになる。
【0023】
さらに、この発明の請求項7記載の駐車装置は、請求項1〜6のいずれかに記載の構成に加え、前記凹部乗越え用ローラレールを、前記端部の全長にわたって設けたことを特徴とするものである。
【0024】
この駐車装置によれば、前記凹部乗越え用ローラレールを、前記端部の全長にわたって設けるようにしており、分割する場合に比べ、同一の機能を実現する場合に芯だしなどの設置作業を削減できるようになる。
【0025】
また、この発明の請求項8記載の駐車装置は、請求項1〜7のいずれかに記載の構成に加え、前記ローラレールおよび/または前記凹部乗越え用ローラレールを、少なくとも表面が合成樹脂の樹脂ローラで構成してなることを特徴とするものである。
【0026】
この駐車装置によれば、前記ローラレールおよび/または前記凹部乗越え用ローラレールを、少なくとも表面が合成樹脂の樹脂ローラで構成するようにしており、ローラレールや凹部乗越え用ローラレールの表面や全体を合成樹脂製の樹脂ローラで構成することで、金属製レールの場合に比べ衝撃音などを低減し騒音や振動を防止することができるようになる。
【発明の効果】
【0027】
この発明の請求項1記載の駐車装置によれば、パレットを、縦横レールと縦横車輪とで縦横方向の送りと転向部での転向とにより水平面内で移動循環させる駐車装置で、前記転向部の一方のレールに転向にともなう車輪の干渉を防止する干渉防止部を設け、この干渉防止部を走行する他方の車輪をローラレールで支持可能に構成したので、転向させる場合に、例えば縦行きレール上の横行き時に横行き車輪が位置する部分に凹部などの干渉防止部を形成しておき、この凹部などの干渉防止部を縦行き車輪が通過する場合に、別に設けたローラレールと横行き車輪とによりパレットを支持できるとともに、縦と横の関係を逆にして構成する場合にも、縦送りと横送りとの転向の際にレール上の凹部などの干渉防止部によるパレットの上下動などがなく円滑に通過でき、振動や騒音を抑えることができる。
【0028】
また、この発明の請求項2記載の駐車装置によれば、前記縦横レールを、同一水平面上に設けた横行きレールおよび縦行きレールで構成するとともに、前記パレットに設ける前記縦横車輪を同一レベルで設け、前記干渉防止部を、車輪が通過可能な凹部で構成するようにしたので、同一水平面上の横行きレールと縦行きレールおよび同一レベルの縦横車輪でも干渉防止部を構成する凹部で干渉を防止してスムーズに転向できるとともに、転向の際にレール上の凹部によるパレットの上下動などがなく円滑に通過でき、振動や騒音を抑えることができる。
【0029】
さらに、この発明の請求項3記載の駐車装置によれば、前記転向を行う端部に設けるローラレールを、車輪が走行するその中心軸周りに回動可能なローラレールと、凹部乗越え用ローラレールで構成し、前記パレットの送り時に、前記凹部を通過する当該一方の車輪と一方のレールによる支持に替え前記他方の車輪と前記ローラレールおよび前記凹部乗越え用ローラレールとで支持可能に構成したので、この凹部を縦行き車輪が通過する場合に、別に設けた凹部乗越え用ローラレールおよびローラレールと横行き車輪とによりパレットを支持できるとともに、縦と横の関係を逆にして構成しても、縦送りと横送りとの転向の際にレール上の凹部によるパレットの上下動などがなく円滑に通過でき、振動や騒音を抑えることができる。
【0030】
また、この発明の請求項4記載の駐車装置によれば、前記転向部に設ける前記ローラレールを、転向にともなって車輪が位置する部分をローラレールとし、その中間部を同一レベルの固定レールで構成したので、転向方向に回転しない車輪をローラレールを回転して円滑に転向させることができ、必要な部分だけをローラレールとすることでコスト低減を図るとともに、中間部の固定レールを同一レベルとすることで、継目によるパレットの上下動などがなく円滑に通過させることができ、振動や騒音を抑えることができる。
【0031】
さらに、この発明の請求項5記載の駐車装置によれば、前記転向を行う端部に設ける凹部乗越え用ローラレールを、転向にともなって車輪が位置する部分にのみ配置して構成したので、凹部を通過する一方の車輪を他方の車輪と別に設けた凹部乗越え用ローラレールとでパレットを支持する場合に、凹部乗越え用ローラレールを必要部分だけに配置することで、コスト低減を図ることができるとともに、転向にともない凹部乗越え用ローラレールを回転するのに必要なエネルギを低減し騒音や振動を抑えることができる。
【0032】
また、この発明の請求項6記載の駐車装置によれば、前記凹部を縦行きレールに設けるとともに、前記ローラレールを横行きレールとして構成したので、ローラレールや凹部乗越え用ローラレールを短くでき、装置のコンパクト化を図ることができる。
【0033】
さらに、この発明の請求項7記載の駐車装置によれば、前記凹部乗越え用ローラレールを、前記端部の全長にわたって設けるようにしたので、分割する場合に比べ、同一の機能を実現する場合に芯だしなどの設置作業を削減することができる。
【0034】
また、この発明の請求項8記載の駐車装置によれば、表面や全体を合成樹脂製とした樹脂ローラでローラレールや凹部乗越え用ローラレールを構成したので、金属製レールの場合に比べ衝撃音などを低減し騒音や振動を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
以下、この発明の駐車装置の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図4はこの発明の駐車装置の一実施の形態にかかり、図1は転向を行う端部の平面図および側面図、図2は縦送り時の凹部の通過状態の説明図、図3は横送り状態および縦送り状態の部分横断面図、図4は転向を行う端部の概略斜視図である。
【0036】
この水平循環式の駐車装置20では、一方のパレット列2から他方のパレット列2にパレット1を縦送り(A)するためパレット列2,2の両端部に2本の縦行きレール6aが固定式のレールとして敷設されるとともに、パレット1を横送り(B)するため各パレット列2の両端部の縦行きレール6aと交差する転向部21を除いて各パレット列2,2に2本の横行きレール5aがこれまでと同様に固定式のレールとして敷設してあり、パレット1の転向部21(パレット1を横送り(B)から縦送り(A)に変えたり、逆に縦送り(A)から横送り(B)に送り方向を変える部分)では、横行きレールの延長部分が横断面形状を円形としたローラレール22で構成され、例えば図1に示すように、2本の縦行きレール6aの間の横行きレール5aの延長方向に配置され、その中心軸回りに回動可能に設置してある。そして、これら固定式のレールである縦行きレール6a、横行きレール5aおよび回動式のローラレール22の走行面が同一レベルとなるようにしてある。
【0037】
一方、パレット1には、これら横行きレール5aおよびローラレール22と縦行きレール6aとの上面をそれぞれ走行する横行き車輪23と縦行き車輪24と(図1(a)参照)が4隅に取付けてあり、図1(b)に示すように、それぞれの走行面が同一レベルとなるようにしてある。
【0038】
このようなパレット1に取り付けられた縦横行き車輪23,24の配置に対応して、縦行きレール6a上には、パレット1の転向の際に、横行き車輪23が位置する部分に接触を防止する凹部6bが形成してあり、図1(a)に示すように、転向部21には、2列のパレット2,2に対応して合計8個の凹部6bが形成してある。
【0039】
また、この駐車装置20では、縦行きレール6aに凹部6bを形成することで、縦送りから横送りへの転向を円滑に行うことができる。
【0040】
ところが、一方のパレット列2から他方のパレット列2へパレット1を縦送りする場合に、凹部6b上を縦行き車輪24が走行するため、凹部6bへの落ち込みと、凹部6bからの抜け出しによってパレット1が上下動することになり、振動や騒音の原因となる。
【0041】
そこで、この駐車装置20では、図1(b)に示すように、縦送り開始状態で、縦行き車輪24が凹部6bに位置する状態では、横行き車輪23が横行きレール5aの延長上のローラレール22上に位置してパレット1を支持できるように縦横行き車輪23,24および縦横行きレール5a,6a,ローラレール22が配置してある。
【0042】
一方、パレット1の縦送り方向後方の縦行き車輪24は横行き車輪23より前方に位置するため、縦送り方向前方の凹部6bを通過する場合に、横行き車輪23とローラレール22でパレット1を支持することができない。
【0043】
そこで、この駐車装置20では、図1および図2に示すように、縦送り方向前方側のローラレール22の手前側に凹部乗越え用ローラレール22aがそれぞれ配置され、その中心軸回りに回動可能に設置してある。
【0044】
この凹部乗越え用ローラレール22aは、縦送りの際、縦行き車輪24が凹部6bに位置すると同時に横行き車輪23が凹部乗越え用ローラレール22a上に位置するように配置してあり、凹部6bの影響を受けずにパレット1を縦送りできるようにしてある。
【0045】
この凹部乗越え用ローラレール22aは、その中心軸方向には、両側の横行き車輪23が通過する際支持できる幅が少なくともあれば良く、図1に示すように、2本の縦行きレール6aの間の全長にわたって設けるようにすれば、設置の際の芯出し作業を半減でき、設置が容易となる。なお、このような全長に渡る1本の凹部乗越え用ローラレール22aを採用する場合でも、横行き車輪23が通過する部分のみを必要に応じて仕上げ加工するようにすれば良い。
【0046】
このような駐車装置20では、パレット1を横送りする際、ローラレール22の頂面に沿って横行き車輪23が走行することになり、横行きレール5aとしてのローラレール22が回転するためパレット1が転落してしまい横行させることが出来なくなることから、ガイド機構25が設けてあり、下方が開口した断面コ字状のガイド溝25aがパレット1の縦行方向両端部にそれぞれ2つずつ取付けてある。そして、これらガイド溝25aの一方内に摺動しながらガイドするガイド部材25bが横行きレール5aおよびローラレール22に沿って固定設置してあり、図3(a)にローラレール22上を横行き車輪23が横行する場合を模式的に示すように、パレット1を安定した状態で横行させることができるようにしてある。
【0047】
このような横行きレール5aおよびローラレール22上を、横行き車輪23を介してパレット1を横行させるため、横送り装置5が設けられ、例えばこれまでと同様に、回転駆動される回転アーム先端にローラを設けて構成し、パレット1に設けた縦行方向のガイド溝1a内にローラを入れることで横行させる装置など種々の横送り機構を用いることができる。
【0048】
さらに、この水平循環式の駐車装置20では、図3(b)および図4に示すように、縦送り(A)を行うための縦送り装置26が設けられ、縦行レール6aの側方の縦行方向にスプロケット26a,26aが設けられて無端のチェーン26bが掛けられ、減速機付き駆動モータ26cでスプロケット26aを駆動し、走行するチェーン26bに取付けた複数の駆動板26dのいずれかを、パレット1に設けてある横行の際のガイド部材25bに当てながら押すようにして縦送りするようにしてある。
【0049】
また、この水平循環式の駐車装置20では、縦送りAを安定して行うことができるように必要に応じて縦送りガイド機構27が設けられ、パレット1に設けてある横送り装置5の回転アーム先端のローラが入るガイド溝1aを利用し、ガイドローラやナイロンガイドなどでガイドするようにする。
【0050】
なお、横送りのガイド機構25や縦送りのガイド機構27は、ガイド溝25aとガイド部材25bによりガイドするものやガイド溝1aとガイドローラによりガイドするものに限らず、パレットに別にガイド部材を設け、摺接したり回転接触するガイド等を固定側に設けてガイドするなど他の構成としても良い。
【0051】
また、この水平循環式の駐車装置20の以上説明した構成以外のリフト装置等の構成はこれまでの水平循環式の駐車装置10などで用いられている種々の機構をそのまま用いることができるものであり、ここではその説明を省略する。
【0052】
次に、このように構成した水平循環式の駐車装置20では、次のようにしてパレット1の転向(パレット1を横送り(B)から縦送り(A)に変えたり、逆に縦送り(A)から横送り(B)に送り方向を変えること)が行われる。
【0053】
まず、横送り(B)が行われたのち縦送り(A)に転向する場合には、図示しない横送り装置によってパレット列2の端部の空きスペース4に車両Cが搭載されたパレット1または空のパレット1を図示しない横送り装置で横送りすると、通常の横行きレール5a上を横行き車輪23で横行されたパレット1がローラレール22上に横行され、ガイド機構25のガイド溝25aとガイド部材25bとによってローラレール22から横行き車輪23が転落することなく安定した状態で横送り(B)され、これによってパレット1の縦行き車輪24が凹部6bを介してスムーズに通過した後、縦行きレール6a上に位置することになる。
【0054】
このパレット1の横送り(B)の際、空きスペース4部分の転向部21では、横行き方向前方の縦行き車輪24が手前の縦行きレール6aを通過したり、横行き方向前方および後方の縦行き車輪24が縦行きレール6a上に位置するときに、縦行きレール6aに縦行き車輪24の下端が当たってスムーズにパレット1を横送りすることが出来なくなる恐れがあるが、この水平循環式の駐車装置20では、縦行きレール6aに凹部6bを形成してこの部分が低くなっているので、このレベル差の分だけ縦行きレール6aと縦行き車輪24との間に隙間が形成され、干渉を防止してスムーズに横送り(B)することができる。
【0055】
こうして空きスペース4にパレット1が横送りされ、横送り完了状態では、縦行き車輪24は、縦行きレール6aの凹部6b上に位置し、パレット1は横行き車輪23とローラレール22で支持された状態となっている。
【0056】
この横送り完了状態から縦送りする場合には、縦送り装置26が運転され、チェーン26bに取付けた駆動板26dをパレット1のガイド部材25bに後方から当てるようにして縦送り(A)が開始される。
【0057】
このパレット1の縦送り(A)が開始されると、縦行き車輪24が縦行きレール6aの凹部6b上を通過する間、回転するローラレール22上に横行き車輪23が位置することでパレット1を支持し、縦行き車輪24が縦行きレール6a上に乗ると、横行き車輪23が回転するローラレール22からスムーズに外れる。
【0058】
これにより、縦行きレール6aに凹部6bがあってもその影響を受けることなく、パレット1が横行き車輪23と回転するローラレール22とで支持されて横送りされるとともに、横行き車輪23とローラレール22との干渉がローラレール22の回転によって防止される。
【0059】
さらに、縦送り方向後方の縦行き車輪24が前方の凹部6bを通過する場合には、凹部6bに縦行き車輪24が位置すると同時に、隣接する後方の横行き車輪23が凹部乗越え用ローラレール22a上を走行し、これによってパレット1が支持される。
【0060】
こうして、縦送りに際して、前後の縦行き車輪24がそれぞれ送り方向前方の3つの凹部6aを乗越えるが、それぞれの乗越えの後は、縦行きレール6aと縦行き車輪24とでパレット1の縦送りがスムーズに行われる。
【0061】
したがって、この水平循環式の駐車装置20では、このようにしてパレット1の横送り(B)と縦送り(A)とを交互に組み合わせて転向することで、横行き車輪23とローラレール22との干渉や縦行き車輪24と縦行きレール6aの凹部6bによる上下動が起こらずスムーズに転向することができ、振動や騒音の発生を抑えることができる。
【0062】
次に、この発明の他の一実施の形態について、図5および図6により詳細に説明するが、すでに説明した上記実施の形態と同一部分には、同一記号を記し重複する説明は省略する。
【0063】
図5および図6はこの発明の駐車装置の他の一実施の形態にかかり、図5は転向を行う端部の平面図および側面図、図6は転向を行う端部の概略斜視図である。
【0064】
この水平循環式の駐車装置20Aでは、一方のパレット列2から他方のパレット列2にパレット1を縦送り(A)するためパレット列2,2の両端部に2本の縦行きレール6aが固定式のレールとして敷設されるとともに、パレット1を横送り(B)するため各パレット列2の両端部の縦行きレール6aと交差する転向部21を除いて各パレット列2,2に2本の横行きレール5aがこれまでと同様に固定式のレールとして敷設してある。
【0065】
また、パレット1の転向部21(パレット1を横送り(B)から縦送り(A)に変えたり、逆に縦送り(A)から横送り(B)に送り方向を変える部分)では、横行きレールの延長部分が横断面形状を円形とした両端部のローラレール22Aとその中間部の固定レール22Bとで構成され、例えば図5,6に示すように、2本の縦行きレール6aの間の横行きレール5aの延長方向に配置され、ローラレール22Aはその中心軸回りに回動可能に設置してある。
【0066】
そして、これら固定式のレールである縦行きレール6a、横行きレール5aおよび回動式のローラレール22Aおよび中間部の固定レール22Bの走行面が同一レベルとなるようにしてあり、ローラレール22Aの頂部と固定式の各レール6a,5a,22Bが同一レベルとなっている。
【0067】
なお、パレット1には、すでに説明したように、これら横行きレール5a、ローラレール22Aおよび固定レール22Bと縦行きレール6aとの上面をそれぞれ走行する横行き車輪23と縦行き車輪24と(図5(a)参照)が4隅に取付けてあり、図5(b)に示すように、それぞれの走行面が同一レベルとなるようにしてある。
【0068】
また、縦行きレール6a上には、すでに説明したように、パレット1に取り付けた縦横行き車輪23,24の配置に対応して、パレット1の転向の際に縦送りから横送りへの転向を円滑に行うため、横行き車輪23が位置する部分に接触を防止する凹部6bが形成してあり、図5(a)に示すように、転向部21には、2列のパレット2,2に対応して合計8個の凹部6bが形成してある。
【0069】
そして、一方のパレット列2から他方のパレット列2へパレット1を縦送りする場合の縦行き車輪24の凹部6bへの落ち込みと、凹部6bからの抜け出しによるパレット1の上下動や、これにともなう振動や騒音を防止するため、この駐車装置20Aでは、図5および図6に示すように、縦送り方向前方側のローラレール22Aの手前側に凹部乗越え用ローラレール22aがパレット1の両側の横行き車輪23が通過する際支持できる幅で両端部に分割して配置され、その水平な中心軸回りに回動可能に設置してある。
【0070】
これら凹部乗越え用ローラレール22aは、縦送りの際、縦行き車輪24が凹部6bに位置すると同時に横行き車輪23が凹部乗越え用ローラレール22a上に位置するように配置してあり、凹部6bの影響を受けずにパレット1を縦送りできるようにする。
【0071】
このように凹部乗越え用ローラレール22aを、両端部の横行き車輪23が通過する際支持すべき幅のみに設置することで、転向の際に回転させるのに必要なエネルギを小さくして騒音や振動の発生を極力抑え、しかも使用材料を削減してコスト低減を図れる。
【0072】
このようなローラレール22Aや凹部乗越え用ローラレール22aは、従来同様鉄などの金属製のものが用いられるほか、ここでは、ウレタン製などの合成樹脂製ロールが用いられ、全体を合成樹脂製としたり、金属製ロールの表面にウレタン樹脂などを設けて構成したものを用いることで、振動や騒音を低減することができる。
【0073】
なお、この駐車装置20Aでも、すでに説明した駐車装置20と同様に、パレット1を横送りする際、ローラレール22Aの頂面に沿って横行き車輪23が走行することによる転落を防止するガイド機構25や横行きレール5aおよびローラレール22A,固定レール22B上を、横行き車輪23を介してパレット1を横行させるための横送り装置5、縦送り(A)を行うための縦送り装置26、必要に応じて縦送りガイド機構27が設けられる。
【0074】
また、この水平循環式の駐車装置20,20Aの以上説明した構成以外のリフト装置等の構成はこれまでの水平循環式の駐車装置10などで用いられている種々の機構をそのまま用いることができるものであり、ここではその説明を省略する。
【0075】
次に、このように構成した水平循環式の駐車装置20Aでも、すでに説明した駐車装置20と同様にしてパレット1の転向(パレット1を横送り(B)から縦送り(A)に変えたり、逆に縦送り(A)から横送り(B)に送り方向を変えること)が行われる。
【0076】
まず、横送り(B)が行われたのち縦送り(A)に転向する場合には、パレット1の横送り(B)の際、空きスペース4部分の転向部21では、横行き方向前方の縦行き車輪24が手前の縦行きレール6aを通過したり、横行き方向前方および後方の縦行き車輪24が縦行きレール6a上に位置するときに、縦行きレール6aに縦行き車輪24の下端が当たってスムーズにパレット1を横送りすることが出来なくなる恐れがあるが、縦行きレール6aに凹部6bを形成してこの部分が低くなっているので、このレベル差の分だけ縦行きレール6aと縦行き車輪24との間に隙間が形成され、干渉を防止してスムーズに横送り(B)することができる。
【0077】
こうして空きスペース4にパレット1が横送りされ、横送り完了状態では、縦行き車輪24は、縦行きレール6aの凹部6b上に位置し、パレット1は横行き車輪23とローラレール22で支持された状態となっている。
【0078】
この横送り完了状態から縦送りする場合には、縦送り装置26が運転され、チェーン26bに取付けた駆動板26dをパレット1のガイド部材25bに後方から当てるようにして縦送り(A)が開始される。
【0079】
このパレット1の縦送り(A)が開始されると、縦行き車輪24が縦行きレール6aの凹部6b上を通過する間、回転するローラレール22A上に横行き車輪23が位置することでパレット1を支持し、縦行き車輪24が縦行きレール6a上に乗ると、横行き車輪23が回転するローラレール22Aからスムーズに外れる。
【0080】
これにより、縦行きレール6aに凹部6bがあってもその影響を受けることなく、パレット1が横行き車輪23と回転するローラレール22とで支持されて横送りされるとともに、横行き車輪23とローラレール22Aとの干渉がローラレール22Aの回転によって防止される。
【0081】
さらに、縦送り方向後方の縦行き車輪24が前方の凹部6bを通過する場合には、凹部6bに縦行き車輪24が位置すると同時に、隣接する後方の横行き車輪23が凹部乗越え用ローラレール22a上を走行し、これによってパレット1が支持される。
【0082】
こうして、縦送りに際して、前後の縦行き車輪24がそれぞれ送り方向前方の3つの凹部6aを乗越えるが、それぞれの乗越えの後は、縦行きレール6aと縦行き車輪24とでパレット1の縦送りがスムーズに行われる。
【0083】
したがって、この水平循環式の駐車装置20Aでは、このようなパレット1の横送り(B)と縦送り(A)とを交互に組み合わせて転向することで、横行き車輪23とローラレール22Aとの干渉や縦行き車輪24と縦行きレール6aの凹部6bによる上下動が起こらずスムーズに転向することができ、振動や騒音の発生を抑えることができる。
【0084】
また、この駐車装置20Aでは、ローラレール22Aを必要部分だけとし、中間部を固定レール22Bとしたので、回転部分を少なくして騒音や振動を低減することができるとともに、構造を簡素化してコスト低減を図ることができる。
【0085】
さらに、凹部乗越え用ローラレール22aも必要部分だけ設置するようにしたので、回転部分を少なくして騒音や振動を低減することができるとともに、構造を簡素化してコスト低減を図ることができる。
【0086】
また、このような必要部分だけを回転するレール22A,22aとすることで、回転に必要なエネルギを小さくすることができ、これによっても騒音や振動を低減することができる。
【0087】
さらに、回転するレール22A,22aをウレタン製や表面をウレタンとしたものを用いることで、一層振動や騒音を低減することができる。
【0088】
なお、この回転するローラレールと凹部乗越え用ローラレールの両方を部分ローラレールで構成する場合を例に説明したが、いずれか一方だけを部分ローラレールで構成しても良い。
【0089】
また、上記各実施の形態では、転向部の縦行きレールを固定式とするとともに、凹部を形成し、横行きレールをローラレールなどおよび凹部乗越え用ローラレールで構成したが、これに限らず、転向部の横行きレールを固定式とするとともに、凹部を形成し、縦行きレールをローラレールなどおよび凹部乗越え用ローラレールで構成するようにしても良い。
【0090】
さらに、縦送り装置は、チェーン形式とする場合に限らず、他のベルト形式などで構成するようにしても良く、さらにパレットを縦送りできるものであれば他の機構を用いるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0091】
【図1】この発明の駐車装置の一実施の形態にかかる転向を行う端部の平面図および側面図である。
【図2】この発明の駐車装置の一実施の形態にかかる縦送り時の凹部の通過状態の説明図である。
【図3】この発明の駐車装置の一実施の形態にかかる横送り状態および縦送り状態の部分横断面図である。
【図4】この発明の駐車装置の一実施の形態にかかる転向を行う端部の概略斜視図である。
【図5】この発明の駐車装置の他の一実施の形態にかかる転向を行う端部の平面図および側面図である。
【図6】この発明の駐車装置の他の一実施の形態にかかる転向を行う端部の概略斜視図である。
【図7】この発明が適用される水平循環式の駐車装置の概略平面図および概略断面図である。
【符号の説明】
【0092】
20,20A 水平循環式の駐車装置
21 転向部
22,22A ローラレール
22B 固定レール
22a 凹部乗越え用ローラレール
23 横行き車輪
24 縦行き車輪
25 ガイド機構
25a ガイド溝
25b ガイド部材
26 縦送り装置
26a スプロケット
26b 無端のチェーン
26c 減速機付き駆動モータ
26d 駆動板
27 縦送りガイド機構
1 パレット
1a ガイド溝
2 パレット列
3 パレット層
4 空きスペース
5 横送り装置
5a 横行きレール
6a 縦行きレール
6b 凹部(干渉防止部)
A 縦送り方向
B 横送り方向
C 車両


【特許請求の範囲】
【請求項1】
パレットを、縦横レールと縦横車輪とで縦横方向の送りと転向部での転向とにより水平面内で移動循環させる駐車装置において、
前記転向部の一方のレールに転向にともなう車輪の干渉を防止する干渉防止部を設け、この干渉防止部を走行する他方の車輪をローラレールで支持可能に構成したことを特徴とする駐車装置。
【請求項2】
前記縦横レールを、同一水平面上に設けた横行きレールおよび縦行きレールで構成するとともに、前記パレットに設ける前記縦横車輪を同一レベルで設け、前記干渉防止部を、車輪が通過可能な凹部で構成したことを特徴とする請求項1記載の駐車装置。
【請求項3】
前記転向を行う端部に設けるローラレールを、車輪が走行するその中心軸周りに回動可能なローラレールと、凹部乗越え用ローラレールで構成し、前記パレットの送り時に、前記凹部を通過する当該一方の車輪と一方のレールによる支持に替え前記他方の車輪と前記ローラレールおよび前記凹部乗越え用ローラレールとで支持可能に構成したことを特徴とする請求項1または2記載の駐車装置。
【請求項4】
前記転向部に設ける前記ローラレールを、転向にともなって車輪が位置する部分をローラレールとし、その中間部を同一レベルの固定レールで構成したことを特徴とする請求項3記載の駐車装置。
【請求項5】
前記転向を行う端部に設ける凹部乗越え用ローラレールを、転向にともなって車輪が位置する部分にのみ配置して構成したことを特徴とする請求項3または4記載の駐車装置。
【請求項6】
前記凹部を縦行きレールに設けるとともに、前記ローラレールを横行きレールとして構成したことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の駐車装置。
【請求項7】
前記凹部乗越え用ローラレールを、前記端部の全長にわたって設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の駐車装置。
【請求項8】
前記ローラレールおよび/または前記凹部乗越え用ローラレールを、少なくとも表面が合成樹脂の樹脂ローラで構成してなることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の駐車装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−16955(P2006−16955A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−110005(P2005−110005)
【出願日】平成17年4月6日(2005.4.6)
【出願人】(000198363)石川島運搬機械株式会社 (292)
【Fターム(参考)】