説明

骨材貯蔵用ホッパ及びそのアーチング除去方法

【課題】 シンプルで低廉な装置構成ながらも効果的にホッパ内のアーチング形成を抑制し、また除去可能な骨材貯蔵用ホッパ及びそのアーチング除去方法を提供する。
【解決手段】 ホッパ本体2側壁の所定位置にホッパ本体2内部に向けて圧縮空気を瞬時に噴射するエアブラスタ6を配設すると共に、ホッパ本体2内部にはエアブラスタ6のノズル9からの圧縮空気噴射位置の両側に沿って一対の仕切り板11を略平行に配設する。そして、上記構成の骨材貯蔵用ホッパ1内に形成されたアーチングAを除去するときには、先ず、一対の仕切り板11間に形成されたアーチングAをエアブラスタ6から噴射する圧縮空気にて崩落させ、この崩落に伴い各仕切り板11とホッパ2内壁との間に形成されたアーチングAの支持力を弱めて追随させるようにして崩落させて除去する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、骨材を貯蔵するホッパに関し、例えば、アスファルトプラントにおいて使用される骨材、特に道路工事等によって掘り起こされるアスファルト舗装廃材のような付着性を有する骨材を貯蔵する骨材貯蔵用ホッパ、及びそのアーチング除去方法に関する。
【背景技術】
【0002】
道路舗装材であるアスファルト混合物を製造するアスファルトプラントには、材料である骨材の貯蔵装置として、例えばホッパ方式の貯蔵装置が採用されている。この骨材貯蔵用ホッパは、骨材置場に種類毎に貯蔵してある砕石や砂、或いは道路工事等によって掘り起こされるアスファルト舗装廃材(以下「廃材」という)等の各種骨材をショベルローダによってすくい上げてホッパ本体まで運搬し、その上部投入口から投入して一時的に貯蔵しながら下部排出口より定量的に払い出し、排出口下位に配置した切り出し用のベルトフィーダやエプロンフィーダを介して下流の加熱乾燥装置であるドライヤに供給するものである。
【0003】
前記ホッパ本体の水平方向断面は略方形状に形成しており、かつ下部排出口に向かって開口面積が漸次狭くなるようにテーパ構造としている。したがって、この種のホッパに骨材を貯蔵する場合には、一般に骨材の粒度が細かくなるほど、また骨材が湿っているほど開口面積の狭い排出口付近でアーチングを形成して閉塞を生じやすいため、例えば、砕石用ホッパでは側面角を35度以上、砂用ホッパでは側面角を45度以上として設計していると共に、特に砂用ホッパにおいては排出口を長穴構造として排出性を高めることでアーチングの抑制を図っている。
【0004】
また、上記構成等と併せて、例えば排出口付近のホッパ本体側壁に加振器を固定して常時、或いは間欠的に振動を付与するようにしたり、また特許文献1(特開平9−286488号公報)や特許文献2(実開昭64−14693号公報)等に記載されているように、エアブラスタやジェットブラスタ等と呼ばれる圧縮空気噴射手段からホッパ本体内部の排出口付近に圧縮空気を適宜噴射させるようにして、例え排出口付近にアーチングが形成されてもこれを崩落させて除去する種々の対策を講じている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−286488号公報
【特許文献2】実開昭64−14693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、図8に示すように、アスファルトプラントにおいて使用される上記骨材貯蔵用ホッパ101に廃材を貯蔵する場合、廃材表面はアスファルト成分で被覆されているため、投入口103より投入した廃材はホッパ本体102内部で互いに付着して固まりやすく、砕石や砂等と比較して簡単にアーチングAが形成されてしまう上にその支持力もそれなりに強く(図8−a)、上記従来例のように、ホッパ本体102の排出口104付近にて加振器110より振動を付与したり、或いはエアブラスタ等の噴射ノズル109より圧縮空気を噴射したりしても(図8−b)、排出口104付近のアーチングAだけが局部的に崩落して下位のベルトフィーダ105より払い出されるだけでホッパ本体102の上部付近にはアーチングAの一部がそのまま残留してしまうことがある(図8−c)。そのため、例えばホッパ本体102上部付近にも排出口104付近に備えたものとはまた別にエアブラスタ等を設置するといった対策を講じる必要があるが、ホッパ本体102上部付近では排出口104付近と比較して開口面積が広くなるため、エアブラスタから噴射される圧縮空気は分散し易くて圧力も弱められてしまい、廃材等の付着にて形成される強い支持力を有したアーチングAを確実に崩落・除去させるのは容易でなく、仮にある程度大型のエアブラスタを用意するとなるとコストアップが懸念される。
【0007】
本発明は上記の点に鑑み、シンプルで低廉な装置構成ながらも効果的にホッパ内のアーチング形成を抑制し、また除去可能な骨材貯蔵用ホッパ及びそのアーチング除去方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明に係る請求項1記載の骨材貯蔵用ホッパでは、ホッパ本体の上部に投入口を、下部に排出口をそれぞれ備えてなる骨材貯蔵用ホッパにおいて、前記ホッパ本体側壁の所定位置にホッパ本体内部に向けて圧縮空気を瞬時に噴射する圧縮空気噴射手段を配設すると共に、ホッパ本体内部には前記圧縮空気噴射手段の圧縮空気噴射位置の両側に沿って一対の仕切り板を略平行に配設したことを特徴としている。
【0009】
また、請求項2記載の骨材貯蔵用ホッパのアーチング除去方法では、ホッパ本体の上部に投入口を、下部に排出口をそれぞれ備えてなる骨材貯蔵用ホッパのアーチング除去方法であって、前記ホッパ本体内部に一対の仕切り板を略平行に配設し、これら一対の仕切り板間に圧縮空気噴射手段より圧縮空気を瞬時に噴射して仕切り板間に形成されたアーチングを先に崩落させ、この崩落に伴い各仕切り板とホッパ本体内壁との間に形成されたアーチングの支持力を弱めて崩落させて除去するようにしたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る請求項1記載の骨材貯蔵用ホッパによれば、ホッパ本体側壁の所定位置にホッパ本体内部に向けて圧縮空気を瞬時に噴射する圧縮空気噴射手段を配設すると共に、ホッパ本体内部には前記圧縮空気噴射手段の圧縮空気噴射位置の両側に沿って一対の仕切り板を略平行に配設したので、シンプルで低廉な装置構成ながらも効果的にホッパ本体内の骨材のアーチング形成を抑制でき、またアーチング形成時においても確実かつ容易に崩落させて除去できる。
【0011】
また、請求項2記載の骨材貯蔵用ホッパのアーチング除去方法によれば、ホッパ本体内部に一対の仕切り板を略平行に配設し、これら一対の仕切り板間に圧縮空気噴射手段より圧縮空気を瞬時に噴射して仕切り板間に形成されたアーチングを先に崩落させ、この崩落に伴い各仕切り板とホッパ本体内壁との間に形成されたアーチングの支持力を弱めて崩落させて除去するようにしたので、シンプルで低廉な装置構成ながらも効果的にホッパ本体内の骨材のアーチング形成を抑制でき、またアーチング形成時においても確実かつ容易に崩落させて除去できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係る骨材貯蔵用ホッパの一実施例を示す、一部切り欠き正面図である。
【図2】図1の一部切り欠き側面図である。
【図3】本発明に係る骨材貯蔵用ホッパの一実施例の使用状態を示す、一部切り欠き斜視図である。
【図4】本発明に係る骨材貯蔵用ホッパの一実施例において、アーチングを除去処理する様子を示す説明図である。
【図5】別の実施例の図1に相当する図である。
【図6】別の実施例の図2に相当する図である。
【図7】別の実施例の図4に相当する図である。
【図8】従来の骨材貯蔵用ホッパにおける図4に相当する図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明に係る骨材貯蔵用ホッパによれば、ホッパ本体側壁の所定位置にホッパ本体内部に向けて圧縮空気を瞬時に噴射する圧縮空気噴射手段として、例えばエアブラスタを配設していると共に、ホッパ本体内部の前記エアブラスタからの圧縮空気噴射位置の両側に沿って一対の仕切り板を略平行に配設している。前記エアブラスタの配設位置としては、骨材のアーチングが形成されやすい適宜位置とすればよいが、廃材を貯蔵する場合にはホッパ本体の比較的広範囲において強固なアーチングが形成されやすいため、例えば、ホッパ本体下部の排出口付近には従来通り加振器を設置し、該加振器の振動によって排出口付近のアーチングを崩落させるようにする一方、前記加振器の振動が十分には届きにくくアーチングが残留しやすいホッパ本体上部付近に設置するとよい。
【0014】
そして、上記構成の骨材貯蔵用ホッパに、例えば廃材等を貯蔵するのに伴って形成されたアーチングを除去するときには、先ず、ホッパ本体下部の排出口付近に配設した加振器等を作動させて排出口付近のアーチングを崩落させると共に、ホッパ本体上部付近のアーチングに対してはエアブラスタより圧縮空気を瞬時に噴射させる。このとき、圧縮空気噴射位置の両側を一対の仕切り板にて囲むようにしており、これら一対の仕切り板に囲まれた比較的狭い範囲内に噴射された圧縮空気はあまり分散することなく圧力もそれ程弱められずに効率よく伝播し、仕切り板間に形成されたアーチングを効果的に崩落させることができる。こうして、仕切り板間に形成されていたアーチングが崩落して抜け落ちると、それに伴って各仕切り板とホッパ本体内壁との間に形成されたアーチングの支持力も低下し、かつこの部分のアーチングの一端側を支持する仕切り板と他端側を支持するホッパ本体内壁の傾斜角度が非対称であることも手伝い、この部分のアーチングも追随するように崩落して除去される。
【0015】
このように、本発明に係る骨材貯蔵用ホッパにおいては、ホッパ本体の所定位置にエアブラスタ等の圧縮空気噴射手段を配設すると共に、該圧縮空気噴射手段からの圧縮空気噴射位置の両側に沿って一対の仕切り板を略平行に配設して成るごくシンプルな装置構成なので、装置コストやメンテナンスコスト等を比較的低廉に抑えながらも、ホッパ本体内の骨材のアーチング形成を効果的に抑制でき、また例えアーチングが形成された場合でも確実かつ容易に崩落させて除去でき、廃材等の付着性の高い骨材を貯蔵する場合でも閉塞を防いで安定した排出が可能となる。
【実施例1】
【0016】
以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づいて説明する。
【0017】
図中の1は、道路舗装材であるアスファルト混合物を製造するアスファルトプラントにおいて使用される骨材貯蔵用ホッパであって、ホッパ本体2の上部には投入口3を、下部には排出口4をそれぞれ開口しており、骨材置場からショベルローダ等によって運搬されてくる砕石や砂、或いは廃材等の各種骨材を前記投入口3より投入してホッパ本体2内に一時的に貯蔵しながら排出口4より定量的に払い出し、該排出口4の下位に配置した切り出し用のベルトフィーダ5を介して下流の加熱乾燥装置であるドライヤ(図示せず)に供給するようにしている。
【0018】
ホッパ本体2側壁の上部付近には、ホッパ本体2内部に向けて圧縮空気を瞬時に噴射する圧縮空気噴射手段である、例えばエアブラスタ6を配設している。前記エアブラスタ6は、エア配管7を介してコンプレッサ(図示せず)より供給される所定圧の圧縮空気をタンク8内に貯め込み、ノズル9の開閉弁の開放操作に応じてタンク8内に貯め込んだ圧縮空気をノズル9より瞬時に噴射可能としたものである。
【0019】
なお、エアブラスタ6の配設位置としては、骨材のアーチングAが形成されやすい適宜位置とすればよいが、付着性が高くホッパ本体2内の広範囲に亘って強固なアーチングAを形成しやすい廃材等を貯蔵する場合には、例えば図に示すように、ホッパ本体2下部の排出口4付近には加振器10を設置し、該加振器10の振動によって排出口4付近のアーチングAを崩落させるようにする一方、加振器10の振動が十分には届きにくくアーチングAが残留しやすいホッパ本体2上部付近に前記エアブラスタ6を設置するとよい。
【0020】
また、本実施例においては、圧縮空気噴射手段としてエアブラスタを採用しているが、これに限定するものではなく、例えばアスファルトプラントで一般的に使用されているバグフィルタの逆洗機構であるパルスジェットの圧縮空気を利用し、この圧縮空気を骨材貯蔵用ホッパ1まで導いてホッパ本体2内に瞬時に噴射させるようにしてもよく、その場合、アスファルトプラントに既設の装置の一部を有効利用できて比較的安価に設置可能となって有利である。
【0021】
また、前記ホッパ本体2内部に臨ませたエアブラスタ6のノズル9からの圧縮空気噴射位置の両側に沿って、略垂直の壁面を有する一対の仕切り板11を略平行に配設し、各仕切り板11の両端部はホッパ本体2の対向する側壁の内壁面にそれぞれ固着して架設しており、エアブラスタ6のノズル9から噴射される圧縮空気があまり分散せずに弱められることなく効率よく伝播可能なように図っている。
【0022】
そして、図4に示すように、上記構成の骨材貯蔵用ホッパ1にて、例えば廃材等を貯蔵することによってホッパ本体2内にアーチングAが形成された場合に(図4−a)、これを除去するときには、先ずホッパ本体2下部の排出口4付近に配設した加振器10を作動させてその振動によって排出口4付近のアーチングAを崩落させると共に、ホッパ本体2上部付近のアーチングAに対してはエアブラスタ6のノズル9より圧縮空気を瞬時に噴射させる(図4−b)。このとき、圧縮空気が噴射された位置の両側を一対の仕切り板11にて囲っており、これら一対の仕切り板11にて囲まれた比較的狭い範囲内に噴射された圧縮空気はあまり分散することなく圧力もそれ程弱められずに隅々まで伝播し、仕切り板11間に形成されたアーチングAを効果的に崩落させることができる。
【0023】
そして、一対の仕切り板11間に形成されていたアーチングAが崩落して抜け落ちた状態になると、それに伴って各仕切り板11とホッパ本体2内壁との間に形成された各アーチングAの支持力も低下し、かつ各アーチングAの一端側を支持する仕切り板11の垂直面と、他端側を支持するホッパ本体2内壁の傾斜面の角度が非対称であることも手伝い、この部分に形成されたアーチングAも追随するようにして崩落し(図4−c)、下部排出口4より排出されてホッパ本体2内に形成されていたアーチングAが除去される(図4−d)。
【0024】
このように、上記構成の骨材貯蔵用ホッパ1によれば、付着性の高い廃材等を貯蔵してホッパ本体2内にアーチングAが形成された場合でも、ホッパ本体2の内部に配設した一対の仕切り板11間に、圧縮空気噴射手段であるエアブラスタ6から圧縮空気を噴射させるようにしたことにより、先ず、仕切り板11間に形成されたアーチングAを効果的に崩落させ、この崩落に伴い各仕切り板11とホッパ本体2内壁との間に形成されたアーチングAの支持力を弱め、かつこのアーチングAの両端部を支持する仕切り板11とホッパ本体2内壁の角度が非対称であることも手伝い、この部分のアーチングAも追随するようにして崩落して確実に除去することができ、例え付着性の高い廃材等の骨材を貯蔵する場合でも閉塞等の支障なく好適に貯蔵・排出可能とする。
【実施例2】
【0025】
また、図5〜図7は本発明の第二の実施例の骨材貯蔵用ホッパ1´を示すものであり、図5〜図7中に示される第一の実施例と同じ構成部分については同一の番号を付して説明は省略する。
【0026】
本実施例の骨材貯蔵用ホッパ1´では、ホッパ本体2内部に臨ませたエアブラスタ6のノズル9からの圧縮空気噴射位置の両側に沿って、一対の軸体12を架設し、各軸体12に対して仕切り板11´の上縁部をそれぞれ揺動自在に軸着してホッパ2本体内に吊下させており、実施例1の仕切り板11と同様に、エアブラスタ6のノズル9から噴射される圧縮空気があまり分散せずにそれ程弱められることなく効率よく伝播可能なようにしていると共に、圧縮空気の噴射に応じて各仕切り板11´が軸体12を中心に揺動するようにして、仕切り板11´間に形成されるアーチングAをより効果的に崩壊可能なように図っている。
【0027】
そして、図7に示すように、上記構成の骨材貯蔵用ホッパ1´においてホッパ本体2内にアーチングAが形成された場合に(図7−a)、これを除去するときには、先ずホッパ本体2下部の加振器10を作動させて排出口4付近のアーチングAを崩落させると共に、ホッパ本体2上部付近のアーチングAに対してはエアブラスタ6のノズル9より圧縮空気を瞬時に噴射させる(図7−b)。このとき、噴射された圧縮空気の両側を一対の仕切り板11´にて囲むようにしており、これら一対の仕切り板11´にて囲まれた比較的狭い範囲内に噴射された圧縮空気はあまり分散することなく圧力もそれ程弱められずに隅々まで伝播すると共に、圧縮空気の噴射に応じて各仕切り板11´が揺動し、これらの相乗効果によって仕切り板11´間に形成されたアーチングAの支持力を弱めて効果的に崩落させることができる。
【0028】
そして、一対の仕切り板11´間に形成されていたアーチングAが崩落して抜け落ちた状態になると各仕切り板11´の揺動幅も大きくなり、それに伴って各仕切り板11´とホッパ本体2内壁との間に形成された各アーチングAの支持力も低下し、かつ各アーチングAの一端側を支持する仕切り板11´と、他端側を支持するホッパ本体2内壁の角度が非対称であることも手伝い、この部分に形成されたアーチングAも追随するようにして崩落し(図7−c)、下部排出口4より排出されてホッパ本体2内に形成されていたアーチングAが除去される(図7−d)。
【0029】
このように、上記構成の骨材貯蔵用ホッパ1´によれば、ホッパ本体2の内部に配設する一対の仕切り板11´をそれぞれ揺動可能に吊下させたので、圧縮空気噴射手段であるエアブラスタ6からの圧縮空気の噴射に応じて各仕切り板11´を揺動させることができ、それによって仕切り板11´間に形成されるアーチングAの支持力をより効果的に弱めさせて崩落させることが可能となる。
【符号の説明】
【0030】
1、1´…骨材貯蔵用ホッパ 2…ホッパ本体
3…投入口 4…排出口
6…エアブラスタ(圧縮空気噴射手段) 9…ノズル
11、11´…仕切り板 A…アーチング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホッパ本体の上部に投入口を、下部に排出口をそれぞれ備えてなる骨材貯蔵用ホッパにおいて、前記ホッパ本体側壁の所定位置にホッパ本体内部に向けて圧縮空気を瞬時に噴射する圧縮空気噴射手段を配設すると共に、ホッパ本体内部には前記圧縮空気噴射手段の圧縮空気噴射位置の両側に沿って一対の仕切り板を略平行に配設したことを特徴とする骨材貯蔵用ホッパ。
【請求項2】
ホッパ本体の上部に投入口を、下部に排出口をそれぞれ備えてなる骨材貯蔵用ホッパのアーチング除去方法であって、前記ホッパ本体内部に一対の仕切り板を略平行に配設し、これら一対の仕切り板間に圧縮空気噴射手段より圧縮空気を瞬時に噴射して仕切り板間に形成されたアーチングを先に崩落させ、この崩落に伴い各仕切り板とホッパ本体内壁との間に形成されたアーチングの支持力を弱めて崩落させて除去するようにしたことを特徴とする骨材貯蔵用ホッパのアーチング除去方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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