説明

高接着性ポリイミドフィルムおよびその製造方法

【課題】ポリイミドフィルムの接着性制御に関し、後処理を施すことなく、銅箔との接着性を向上させた高接着性ポリイミドフィルムおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】キャスティングにより流延塗布したポリアミック酸ゲルフィルムを加熱処理することによりポリイミドフィルムを製造する方法において、色調L値、およびフィルム表面の酸素/炭素比を制御することにより、接着性を制御することを特徴とする高接着性ポリイミドフィルムの製造方法、およびパラフェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、ピロメリット酸二無水物および3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物から形成されたポリイミドフィルムであって、色調L値37以上、かつフィルム表面酸素/炭素比0.215以上である高接着性ポリイミドフィルム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高接着ポリイミドフィルムおよびその製造における接着性の制御に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ポリイミドフィルムのような耐熱性フィルムは、電子部品などのフレキシブルプリント配線基板(FPC)に用いる基材であるTAB(Tape Automated Bonding)、COF(Chip On Flex)の基材絶縁フィルムとして、あるいは半導体装置における支持部材であるLOC用テープなどとして用いられている。
そして、このような用途では、基材となるフィルムの接着性が大きいことが望まれており、特に近年の高密度配線や微細加工といったファインピッチ化に伴って、その要求レベルは益々厳しくなってきている。
【0003】
また、耐熱性フィルムは、磁気記録媒体のベース材料としても用いられており、このような場合においても、フィルムの耐熱性と共に高い接着性が求められている。
【0004】
これまでに、耐熱性フィルムの接着性を向上させる表面改質方法としては、コロナ放電処理する方法(例えば、特許文献1参照)、アルカリ処理する方法(例えば、特許文献2参照)、サンドマット処理する方法(例えば、特許文献3参照)、およびプラズマ放電処理する方法(例えば、特許文献4参照)等の種々の技術が提案されている。
【0005】
現在実施されているこれらの処理は、いずれもソルベントキャスト法による製造工程において形成されたフィルム表面の脆弱層が接着性を阻害するものと考え、その脆弱層の除去を目的とするものと考えられる。
【0006】
しかしながら、これらの方法はすべて、製品化されたフィルムにさらに後処理を施すことにより接着性を向上させようとするものである。したがって、後処理前の製品フィルムの接着能力の変動や後処理の安定性、均質性等の点で問題が生じる場合があり、接着能力を改善したフィルムを安定供給することは基本的には困難であった。また、上記製品化されたフィルムに接着性を改善するための処理を行う新たな工程を要し、事実上コストの上昇を招くことが避けられないという問題があった。
【0007】
従来技術では、ポリイミドフィルムに十分に満足すべき接着性を安定的に付与することが困難であり、その改良がしきりに望まれていた。
【特許文献1】特開平7−330930号公報
【特許文献2】特開平8−12779号公報
【特許文献3】特開平8−34866号公報
【特許文献4】特開2004−51712号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明者らは、このような実状に鑑み、強い接着強度を有するフィルムを安定的に供給することを目的として、上述の技術的課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、製品化後のフィルム表面層への処理による接着性を改善するのではなく、従来は考えられていなかったフィルムフィルム成形工程において、既に優れた接着能力を獲得したフィルムを作り出す方法に想到し、さらにフィルム成形工程において接着性を制御しうることに想到したのである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の課題を解決するために、本発明にかかるポリイミドフィルムの製造方法の要旨とするところは、キャスティングにより流延塗布したポリアミック酸ゲルフィルムを加熱処理することによりポリイミドフィルムを製造する方法において、色調L値、及びフィルム表面の酸素/炭素比を制御することにより、接着性を制御することにある。
【0010】
また、本発明にかかるポリイミドフィルムの製造方法の要旨とするところは、キャスティングにより流延塗布したポリアミック酸ゲルフィルムを加熱処理することによりポリイミドフィルムを製造する方法において、色調L値が35以上、及びフィルム表面の酸素/炭素比が0.215以上に調整し、接着性を向上させることを特徴とする高接着性ポリイミドフィルムであり、高接着性ポリイミドフィルムは、パラフェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、ピロメリット酸二無水物および3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物から形成されたことを特徴とする高接着性ポリイミドフィルムが提供される。なお、本発明の高接着性ポリイミドフィルムにおいては、12〜30モル%のパラフェニレンジアミン、70〜88モル%の4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、50〜99.5モル%のピロメリット酸二無水物および0.5〜50モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物から形成されたものであることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、以下に説明するとおり、製品化されたフィルムにさらに後処理を施すことなく、均質的に低コストで、銅箔との接着性が高いポリイミドフィルムを得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の高接着性ポリイミドフィルムおよびその製造方法についてさらに詳しく説明する。
【0013】
まず、本発明の高接着性ポリイミドフィルムを得るに際してその前駆体であるポリアミック酸について説明する。本発明に用いられるポリアミック酸は、例えばジアミン成分としてのパラフェニレンジアミンおよび4,4’−ジアミノジフェニルエーテルと、酸成分としてのピロメリット酸二無水物および3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物を重合させることで得られるものである。パラフェニレンジアミンおよび4,4’−ジアミノジフェニルエーテルは、有機溶媒に溶解させて用いるのが好ましい。ピロメリット酸二無水物および3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物並びにパラフェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテルを重合してポリアミック酸を得る方法は、各種公知の方法で行ってもよく、例えば予め所定量のパラフェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテルと3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物を有機溶媒に溶解させておき、それにピロメリット酸二無水物を添加し、所定の粘度を有するポリアミック酸を得る方法が挙げられる。
【0014】
次に、得られたポリアミック酸溶液からポリイミドフィルムを得る方法を説明する。
【0015】
まず、開環触媒および脱水剤を用いて脱水する化学閉環法または加熱処理によって脱水する熱閉環法によりポリアミック酸を環化させることにより、共重合ポリイミドのゲルフィルムを得ることが好ましく行われる。そして、得られたゲルフィルムの端部を固定し、縦方向に1.05〜1.5の倍率、横方向に1.05〜2.0の倍率で2軸延伸して共重合ポリイミドフィルムを得ることができる。かかる2軸延伸を行うことにより、得られるポリイミドフィルムの機械的特性を向上させることができる。化学閉環法または熱閉環法のいずれの方法で行っても良いが、得られるポリイミドフィルムの弾性率を向上させることができること、熱膨張係数を低下せせることができることなどの利点を有する化学閉環法が好ましく採用される。
【0016】
化学閉環法で使用される脱水剤としては、無水酢酸などの脂肪族酸無水物,N−ジアルキルカルボジイミド類、低級脂肪酸ハロゲン化物、アリルホスホン酸次ハロゲン化物、安息香酸無水物、フタル酸無水物などの芳香族酸無水物およびケテンなどが好ましい。
【0017】
また、使用される環化触媒としては、3,4’−Nルチジン、3,5−ルチジン、4−メチルピリジン、4−イソプロピルピリジン、4−ベンジルピリジンなどのピリジン類、N−ジメチルベンジルアミン、4−ジメチルベンジルアミン、4−ジメチルドデシルアミン、β−ピコリンなどのピコリン類、トリエチルアミン、N−ジメチルアニリン、キノリンおよびイソキノリンなどが好ましく、これらを単独または混合して使用するのが好ましい。
【0018】
化学閉環法を行うに際しては、ポリアミック酸溶液中に環化触媒、脱水剤を混合させイミド化した後に、この溶液をコ−ティングして共重合ポリイミドフィルムを得る方法、およびポリアミック酸溶液をコ−ティングして薄膜化させた後、これを環化触媒、脱水剤の混合中に浸積してイミド化させることによってポリイミドフィルムを得る方法などを採用し得る。
【0019】
なお、得られるポリイミドフィルムの機械的性質などを改善させるために、種々の添加剤と触媒をポリアミック酸に添加することができるが
本発明においては、ポリイミドフィルムの表面を粗化させてフィルムに滑り性を付与し工程安定性を向上させる観点から、無機粒子をポリアミック酸に混合することが好ましい。
【0020】
本発明のポリイミドフィルムを構成するポリイミドは、ブロックポリマ−、ランダムポリマ−および混合ポリマ−のいずれであってもよい。
【0021】
ポリアミック酸溶液は粘性が高いことから、通常、キャスティングドラムあるいはエンドレスベルトの上にポリアミック酸溶液をフィルム状に押し出し、あるいは流延塗布し、前記キャスティングドラムまたはエンドレスベルトの上にポリアミック酸を少なくとも自己支持を備える程度に硬化させた後、必要に応じて熱処理などを施し、安定なポリイミドフィルムとすることも好ましく行われる。
【0022】
本発明の高接着性ポリイミドフィルムは、12〜30モル%のパラフェニレンジアミン、70〜88モル%の4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、50〜99.5モル%のピロメリット酸二無水物および0.5〜50モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物から形成されることが望ましい。
【0023】
さらに好ましい組成は、ジアミン成分としてパラフェニレンジアミン12モル%と4,4’−ジアミノジフェニルエーテル88モル%、酸性分としてピロメリット酸二無水物80モル%と3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物20モル%から形成されるポリイミドフィルムである。
【0024】
上記の組成からなる本発明の高接着性ポリイミドフィルムは、色調L値が37以上、かつフィルム表面酸素/炭素比が0.215以上であることを特徴とする。
【0025】
ここで、ポリイミドフィルムの色調L値、及びフィルム表面酸素/炭素比が上記の条件を外れる場合、すなわち色調L値36未満の場合、フィルム表面酸素/炭素比が0.214未満の場合は、いずれも接着性改良効果が不十分となるため好ましくない。色調L値、およびフィルム表面酸素/炭素比の2条件が上記の範囲を満たすことにより、銅箔との接着性が高く、接着性に優れたポリイミドフィルムを得ることができるのである。
【0026】
色調L値は、フィルム熱処理温度にて制御することができ、色調L値37以上に維持するためには、フィルム加熱処理温度が450℃以下であることが望ましい。また、フィルム表面酸素/炭素比はフィルム乾燥温度にて制御することができ、O/C比を0.215以上に維持するためにはフィルム乾燥温度が260℃以下であることが望ましい。
【0027】
色調L値とフィルム表面O/C比はいずれもフィルム成形工程で制御することができるため、プラズマ処理等の後処理の不安定性、不均質性の問題の発生がなく、低コストで接着性を改良することができる。
【0028】
ここでフィルムとは、厚み数μm〜数mmの平板な形状の樹脂を指す。本発明のポリイミドフィルムの厚みは、通常3〜300μmであり、好ましくは5〜125μm、より好ましくは7.5〜75μm、さらに好ましくは7.5〜50μmである。
【0029】
かくして得られる本発明の高接着性ポリイミドフィルムは、銅箔との接着性が高く、この特性を活かして、電子部品などのフレキシブルプリント配線基板(FPC)に用いる基材であるTAB(Tape Automated Bonding)、COF(Chip On Flex)の基材絶縁フィルムとして、あるいは半導体装置における支持部材であるLOC用テープなどとして有用に利用することができる。
【実施例】
【0030】
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
【0031】
なお、実施例中のPPDはパラフェニレンジアミンを、ODAは4,4’−ジアミノジフェニルエーテルを、PMDAはピロメリット酸二無水物を、BPDAは3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物を、DMACはN,N−ジメチルアセトアミドを、それぞれ表す。
【0032】
また、実施例中のポリイミドフィルムの各特性は、次の方法で評価した。
【0033】
(1)色調L値
スガ試験機株式会社製SMカラーコンピューターにてフィルム2枚重ねにて評価した。
【0034】
(2)フィルム表面酸素/炭素比
米国SSI社製SSX―100を用いX線光電子分光法にてフィルム表面酸素/炭素比を求めた。
【0035】
(3)各フィルムの接着力評価
デュポン社製アクリル系接着剤(商品名パイララックスLF0100)を用いてフィルムと銅箔(日鉱金属(株)製圧延銅箔“BHY−13B−T”35μmとをラミネートし、160℃30分で接着剤の硬化反応を行い、銅貼り品幅が10mmとなるようサンプルを切り出し、引張試験器(オリエンテック社製“RTM−250”)により90度剥離の引張試験を行った。n=5の平均値による測定結果を表に示した。
【0036】
接着強度は、20N/cm以上の値が得られれば良好な接着性を示す。
【0037】
<実施例1〜3>
ジメチルアセトアミド(DMAC)にパラフェニレンジアミン(PPD)14モル%とピロメリット酸二無水物(PMDA)の一部14.5モル%を投入し、常温常圧中窒素雰囲気下で1時間反応させた。次に、ここに4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(ODA)86モル%を投入し均一になるまで撹拌した後、3,3’、4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)20モル%を添加し、1時間撹拌反応させた。
続いてここに残りのPMDA65.5モル%を添加しさらに1時間反応させ3500ポイズのポリアミック酸溶液を得た。固形分濃度は、最終的に20.3重量%になるようにDMACを添加した。得られたポリアミック酸に無水酢酸、β−ピコリンを添加混合した後、キャスティングドラム上にキャストし高温で数秒乾燥して得られる自己支持性のフィルムを引き離し、端部を固定した後、テンタ−炉にて段階的に乾燥、熱処理して、厚さ38μm、色調L値が37.4〜40、フィルム表面酸素/炭素比0.219〜0.224の範囲の3水準のポリイミドフィルムを得た。得られたフィルムの接着強度測定結果を表1に示す。
【0038】
<比較例1〜5>
DMACにPPD14モル%とPMDAの一部14.5モル%を投入し、常温常圧中窒素雰囲気下で1時間反応させた。次に、ここにODA86モル%を投入し均一になるまで撹拌した後、BPDA20モル%を添加し、1時間撹拌反応させた。
【0039】
続いてここに残りのPMDA65.5モル%を添加しさらに1時間反応させ3500ポイズのポリアミック酸溶液を得た。固形分濃度は、最終的に20.3重量%になるようにDMACを添加した。得られたポリアミック酸に無水酢酸、β−ピコリンを添加混合した後、キャスティングドラム上にキャストし高温で数秒乾燥して得られる自己支持性のフィルムを引き離し、端部を固定した後、テンタ−炉にて段階的に乾燥、熱処理して、厚さ38μm、色調L値が31〜36、フィルム表面酸素/炭素比0.196〜0.219の範囲の5水準のポリイミドフィルムを得た。得られたフィルムの接着強度測定結果を表1に示す。
【0040】
<比較例6>
実施例1〜3と同組成のフィルムを用い、高接着処理を施すため、希ガスが20モル%以上含有される760torr(常圧)の雰囲気下で、表面が誘電体によって被覆され、かつ50℃に冷却された電極と、これに対向してもうけられた表面が誘電体によって被覆された電極を用いて処理電力密度500W・min/mの条件でプラズマ処理を行った。結果を表1に示した。
【0041】
【表1】

【0042】
表1の結果から、色調L値37以上、かつフィルム表面酸素/炭素比0.215以上のフィルム(実施例1〜3)は、プラズマ処理を施したフィルム(比較例6)と同等の接着強度を示し、後処理を施すことなく接着性に優れるものであることがわかる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明の高接着性ポリイミドフィルムは、後処理を施すことなく、均質的に低コストで銅箔との接着性が高いポリイミドフィルムが得られ、電子部品などのフレキシブルプリント配線基板(FPC)に用いる基材であるTAB(Tape Automated Bonding)、COF(Chip On Flex)の基材絶縁フィルムとして、あるいは半導体装置における支持部材であるLOC用テープなどとして有用に利用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャスティングにより流延塗布したポリアミック酸ゲルフィルムを加熱処理することによりポリイミドフィルムを製造する方法において、色調L値、およびフィルム表面の酸素/炭素比を制御することにより、接着性を制御することを特徴とする高接着性ポリイミドフィルムの製造方法。
【請求項2】
キャスティングにより流延塗布したポリアミック酸ゲルフィルムを加熱処理することによりポリイミドフィルムを製造する方法において、色調L値が37以上、かつフィルム表面の酸素/炭素比が0.215以上に調整し、接着性を向上させることを特徴とする高接着性ポリイミドフィルムの製造方法。
【請求項3】
流延塗布したポリアミック酸ゲルフィルムを260℃以下の温度で乾燥し、その後450℃以下の温度で加熱処理することを特徴とする請求項2に記載の高接着性ポリイミドフィルムの製造方法。
【請求項4】
請求項1〜2いずれかに記載の方法で製造された高接着性ポリイミドフィルムがパラフェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、ピロメリット酸二無水物および3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物から形成されたことを特徴とする高接着性ポリイミドフィルム。
【請求項5】
前記ポリイミドフィルムが、12〜30モル%のパラフェニレンジアミン、70〜88モル%の4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、50〜99.5モル%のピロメリット酸二無水物および0.5〜50モル%の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物から形成されたものであることを特徴とする請求項4記載の高接着性ポリイミドフィルム。

【公開番号】特開2009−235145(P2009−235145A)
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−79581(P2008−79581)
【出願日】平成20年3月26日(2008.3.26)
【出願人】(000219266)東レ・デュポン株式会社 (288)
【Fターム(参考)】