説明

1つまたは複数の仮想コンタクトセンタによって使用するための物理コンタクトセンタリソースの1つまたは複数のセットの仮想化

物理コンタクトセンタリソースの仮想表現のためのシステムは、広域ネットワーク(WAN)に結合されたサーバと、そのサーバにとってアクセス可能なデジタル媒体と、そのサーバ上で実行するために、そのデジタル媒体から実行可能なリソース仮想化アプリケーションとを含み、物理リソースを有する、少なくとも1つの物理コンタクトセンタが、ネットワークを介してサーバに対するアクセスを有することを特徴とし、そのリソース仮想化アプリケーションは、1つまたは複数の仮想コンタクトセンタのカスタマによるアクセスのために、物理リソースを抽象的な形で分類および表現する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
該当せず。
【0002】
本発明は、データネットワーク電話(DNT)およびインターネットプロトコルネットワーク電話(IPNT)を含む電話通信の分野にあり、詳細には、加入者にサービスを提供するために、1つまたは複数の仮想コンタクトセンタによって使用するためのコンタクトセンタリソースの仮想化に関する。
【背景技術】
【0003】
電話通信の分野において、最新のコンタクトセンタは絶えず改善されている。多くのセンタは、現在、電話網を介して、またはインターネット網を介してセンタにアクセスするカスタマにサービスを提供することが可能である。呼は、現在、事実上、任意のネットワーク接続されたアクセスポイントから、異なるネットワーク同士の間でコンタクトセンタ待ち行列内に経路指定され得る。物理コンタクトセンタは、1つまたは複数の電話交換設備および内部電話システム、ローカルエリアネットワーク(LAN)、接続されたワークステーション(サービスターミナル)、インタラクティブボイスレスポンスシステム(interactive voice response system)、電子メールルーティングシステム、1つまたは複数のアプリケーションサービス、ならびに顧客窓口管理および内部データ管理システムを含む、1つまたは複数のデータ管理システムを含み得る。
【0004】
多くの企業は、サービスレベル合意(SLA)に従って、その販売機能およびカスタマサービス機能を、企業にコンタクトセンタサービスを提供する第三者が管理するサービス機関に外部委託している。管理されたサービスプロバイダは、コンタクトセンタインフラストラクチャおよびコンタクトセンタ機器、コンピューティングインフラストラクチャおよびコンピューティング機器、適切な能力を備えたサービスエージェント、支払処理、およびデータ管理サービスに対するアクセスを提供できるか、または当該アクセスを可能にすることができる。
【0005】
物理コンタクトセンタは、トラフィックを処理するために、その能力に至るまで、2社以上の企業にサービス提供することが可能である。サービスレベル目標(SLO)は、通常、カスタマとのビジネスインタラクションに対するそれぞれの会社に関するサービスレベルに関して定義される。待ち行列内の推定される待ち時間(EWT)およびその他のサービスの質(QoS)の課題が最前線にある。コンタクトセンタリソースの物理セットは、そのセットがサービス能力の点で何を提供できるかという点で、画定された限度を有する。コンタクトセンタリソースのセットは、停滞期間の間に十分活用されず、ピーク期間の間に過剰利用される可能性があり、事業および社内の安定性に損失をもたらし得る。
【0006】
一部の管理されたサービスプロバイダは、サービス連合を形成するために、一緒にネットワークで結ばれた複数の物理コンタクトセンタを備えた連合を形成した。コンタクトセンタ連合は、通常、特定のサービスを特定のサービスの質レベルで提供するために、会社とサービスレベル合意(SLA)を交わしている。コンタクトセンタ連合において、システムリソースは、ネットワークを介して配信可能であり、特定の会社に関する着信トラフィックは、通常、発呼側に対して透過的な処理のために、複数のサービス場所に配信可能である。
【0007】
サービス連合を含めて、コンタクトセンタサービスを提供するための多くの異なるモデルが当技術分野に存在するが、これらのサービスモデルはすべて静的モデルであり、加入会社の短期需要に対して特に柔軟性に欠ける。本発明者は、物理リソースを抽象的な形で仮想インターフェースに露出することによって、リソースの物理セットを仮想化することが可能である場合、それらの物理リソースは、サービス需要をシフトすることに関して、より効率的に、より柔軟な形で使用のために管理可能であることを考えついた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、当技術分野で必要とされるのは、仮想化層によって1つまたは複数の物理コンタクトセンタから分離された仮想コンタクトセンタシステムである。このようなシステムは、コールセンタの連合システムよりも、より効率的であり、より多くの柔軟性をもたらすことになる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上で述べられた問題は、コンタクトセンタサービスを提供するための柔軟性が望まれるが、コンタクトセンタサービスを提供するための従来のモデルの多くは、静的モデルであり、加入会社の短期需要に対して特に柔軟性に欠けるということである。したがって、本発明者らは、コンタクトセンタの機能的要素を考慮して、コンタクトセンタ機能性を提供するために潜在的に利用可能であるが、特にプロバイダ会社の短期需要に対して柔軟性の欠如を生み出さないような形で抽象化する可能性を示す要素を探した。
【0010】
本発明者は、必要な時点で、コンタクトセンタリソースを仮想的に表現して、抽象的な形で露出することが可能である場合には、結果として、かなりのリソース柔軟性をもたらし得ることを発明の時点で理解した。したがって、本発明者は、リソースがニーズに従って探索、追加または除去されることを可能にし、かかるサービスが動的に割り当てられて、仮想表現の形で露出されることを可能にする、コンタクトセンタサービスを必要とする会社に物理コンタクトセンタリソースを仮想的な形で表現するための独自のシステムを構築した。経路指定または一般サービスにおいて、複雑さを伴わずに、リソース管理のかなりの改善がもたらされる。
【0011】
したがって、本発明の一実施形態では、物理コンタクトセンタリソースの仮想表現のためのシステムが提供される。このシステムは、広域ネットワーク(WAN)に結合されたサーバと、そのサーバにとってアクセス可能なデジタル媒体と、そのサーバ上で実行するために、そのデジタル媒体から実行可能なリソース仮想化アプリケーションとを含む。物理リソースを有する、少なくとも1つの物理コンタクトセンタは、ネットワークを介してサーバに対するアクセスを有し、そのリソース仮想化アプリケーションは、1つまたは複数の仮想コンタクトセンタのカスタマによるアクセスのために、物理リソースを抽象的な形で分類および表現する。
【0012】
一実施形態では、WANは、任意の接続されたサブネットワークを含むインターネット網である。一実施形態では、物理コンタクトセンタリソースは、リソース仮想化アプリケーションのクライアント部分を使用して、利用可能な仮想リソースとして表現するように構成される。その1つまたは複数の仮想コンタクトセンタは、1つまたは複数の物理コンタクトセンタのリソースを利用する。一実施形態では、その物理コンタクトセンタリソースは、自動化システム、ライブエージェント、またはライブエージェントのグループである。
【0013】
一実施形態では、コンタクトセンタリソースの仮想表現は、そのリソースを必要とする仮想コンタクトセンタだけに露出され、業務を処理するためにそのリソースを使用することが可能である。一実施形態では、仮想コンタクトセンタは、仮想化アプリケーションのクライアント部分を使用して、トレーニング材料およびサポート情報を1つまたは複数の物理コンタクトセンタに露出することが可能である。
【0014】
一実施形態では、この仮想化アプリケーションは、利用可能な物理リソースによって処理されているアクティブな相互作用を仮想的に表現および追跡するための相互作用管理層を含む。一実施形態では、この仮想化アプリケーションは、1つまたは複数の仮想コンタクトセンタを介して処理された業務を追跡するための業務管理層を含む。
【0015】
一実施形態では、この仮想化アプリケーションは、リソースを露出して、それらの露出されたリソースの使用および一般状態に関する報告可能な統計を提供するためのリソース管理層を含む。
【0016】
本発明の一態様では、仮想コンタクトセンタの特定のカスタマベースに対して物理コンタクトセンタリソースを仮想的に表現するための方法であって、(a)コンタクトデータを含む、1つまたは複数のアクセスポイントをカスタマベースに提供するステップと、(b)そのカスタマベースによる使用のために、コンタクトセンタリソースの位置を特定して、資格を与えるステップと、(c)そのカスタマベースにサービスを提供する権限を有する人間のオペレータにとってアクセス可能なソフトウェアインターフェース内の抽象エンティティとして、ステップ(b)のリソースを表現するステップと、(d)経路指定の間に、そのカスタマベースに提供されたコンタクトデータをコンタクトセンタリソースのコンタクトデータにマッピングするステップとを備える方法が提供される。
【0017】
本発明の一態様では、ステップ(a)において、1つまたは複数のアクセスポイントは、電話交換および/またはウェブページを含む。一態様では、ステップ(c)において、仮想コンタクトセンタは、ユーザディスプレイを有するコンピューティングデバイス上で実行しているクライアントインターフェースを介して可視的である。一態様では、ステップ(b)において、利用可能なリソース、および機能をリソース利用に関するサービス要件と整合することによって決定されたその資格の位置を特定するためにディレクトリが使用される。
【0018】
本発明の一態様では、ステップ(c)において、リソースは1つまたは複数のキューアイコンによって表現される。この態様の改変形態では、1つまたは複数のキューアイコンは、エージェント待ち行列、自動化サービスに関する待ち行列、またはエージェントのグループに関する待ち行列を表現する。
【0019】
本発明の一態様では、仮想相互作用事象を作成して、仮想コンタクトセンタを介してそれらの相互作用の進展を追跡するためのステップ(e)が追加される。本発明の好ましい態様では、ステップ(b)において、物理リソースは、仮想コンタクトセンタの現在のニーズに基づいて、追跡または除去され得る。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態による、仮想コンタクトセンタシステムを例示するブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による、物理コンタクトセンタクライアントアプリケーションの構成要素を例示するブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態による、仮想コンタクトセンタクライアントアプリケーションの構成要素を例示するブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態による、仮想化アプリケーションの構成要素を例示するブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態による、図4の仮想化アプリケーションを介して相互作用事象を管理するためのステップを例示するプロセス流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明者らは、それらのリソースの仮想表現を介してコンタクトセンタリソースとの相互作用を可能にするためのシステムおよび方法を提供する。本発明は、本発明の2つ以上の実施形態を表現する場合がある以下の例において有効な詳細で説明される。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態による、仮想コンタクトセンタ(VCC)システム100を例示するブロック図である。VCCシステム100は、ネットワークバックボーン103に接続された複数のVCC101(1−n)として論理的に表現される。好ましい実施形態では、ネットワークバックボーン103は、広域ネットワーク(WAN)のものであり、本明細書において、以後、WAN103と呼ばれる場合がある。一実施形態において、WAN103は、企業WANまたは私設WANであってよい。一実施形態において、WAN103は、任意の接続されたサブネットワークを含むインターネット網を表現する。サブネットワークは、データネットワーク電話(DNT)網および公衆交換電話網(PSTN)を含み得る。無線電話キャリアネットワークは、WAN103に接続されたサブネットワークであってもよい。
【0023】
VCC101(1−n)は、グラフィック・ユーザ・インターフェース・ディスプレイを有する、いくつかのコンピューティングデバイス上で、個々のソフトウェアアプリケーションとしてホストされ得る個々の独立型コンタクトセンタを表現する。この例のVCC101(1)などのVCCは、コンタクトセンタサービスを必要とするが、それらのサービスを直接的に提供することを望まないエンティティに関するクライアントアプリケーションである。本発明のVCCシステムは、WAN103に接続された仮想化サーバ(VS)108をホストする第三者サービスによって提供される。VS108は、サーバ上で実行しており、サーバから実行可能な仮想CC(VCC)コアアプリケーション107をサポートする(図示されない)アクセス可能なデジタル媒体を含む。VSサーバ108は、VCCサービスに関して、プロバイダ会社を登録して、加入したユーザにアカウント情報を提供するために、登録およびアカウントインターフェースをホストすることも可能である。
【0024】
この例では、複数の物理コンタクトセンタ(PCC)102(1−n)が例示され、通常、サブネットワークおよびゲートウェイを介してWAN103に対する接続を有する。例えば、PCC102(1)のようなPCCは、コンタクトセンタにとって典型的な機器のグルーピングおよびリソースを表現する。PCC102(1)は、内部呼供給(internal call distribution)のためのコンピュータ電話統合(CTI)電話交換またはインターネットプロトコル/構内交換機(IP/PBX)スイッチを内部に有するか、または当該スイッチに対するアクセスを有する。それぞれのPCC102(1−n)は、この例において、二重矢印として表されるローカルエリアネットワーク(LAN)を有する。様々な機器およびリソースがPCC内で利用可能であってよく、LANを経由してアクセス可能であってよい。この例では、それぞれのセンタ内に複数のエージェントワークステーションが例示される。エージェントステーションは、IPおよび/または接続指向交換電話通信(connection oriented switched telephony)(COST)電話ならびにLAN接続コンピュータを含み得る。それぞれのセンタ内のエージェントは、通常、呼およびメッセージを含むライブ相互作用を処理する。それぞれのPCC内のアプリケーションサーバおよびデータリポジトリも表現される。
【0025】
この例で表現されるPCCは、物理サイト内に厳密に含まれ、コンタクトセンタ専用であってよく、または当該PCCは、同じ物理サイト内に含まれるとは限らない、緩やかに関連するリソースのグループであってもよい。本明細書で例示されるようなPCCは、最新のPCCを表現し、したがって、あらゆる種類の通信を処理するための機器および機能性のすべてを含むことが仮定され得る。
【0026】
WAN103は、インターネットプロトコル(IP)環境を介した相互作用処理に対してSIP機能性を提供するように適合されたセッション開始プロトコル(SIP)サーバ104をサポートする。一実施形態では、SIPは、相互作用事象を経路指定および追跡して、リソースを動的に割り当てるために使用される。SIPは、ボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)、ビデオ、メッセージング、および経路指定のために適合された、テキストベースの電話シグナリングプロトコルである。H.323VoIPプロトコルなど、その他の電話プロトコルも使用可能である。SIPは、インスタントメッセージングアプリケーションを使用して、インタラクティブ音声セッション/インタラクティブビデオセッションおよびメッセージングセッションを開始、確立、ならびに分解するための確立されたプロトコルである。SIPは、加入エンティティにリッチプレゼンス情報(rich presence information)を報告するために使用されることも可能である。
【0027】
WAN103は、WAN103に接続されたドメイン名サーバ(DNS)105を含む。DNS105は、ドメイン名ロケーションサービスを提供する。WAN103に接続されたディレクトリサーバ(DIR)106が例示される。DIR106は、ネットワーク上のPCCの存在を報告するためのプレゼンスディレクトリサーバであり得る。VS108は、中でも、PCC102(1−n)と関連する物理コンタクトセンタリソースなど、利用可能な物理コンタクトセンタリソースを抽象的かつ動的な形でVCC101(1−n)に露出することを担当する。一実施形態において、VCCコアアプリケーション107は、ピーク期間および停滞期間の間にVCCの発行されたニーズ、ならびにリアルタイムの呼要件およびメッセージ音量要件に従って、利用可能なPCCサービスおよびPCCリソースを個々のVCCと整合させるように適合される。
【0028】
1つのVCC101(1−n)は、1つのPCC101(1−n)のリソースまたは2つ以上のPCC101(1−n)のリソースを利用することが可能である。これらのリソースは、仮想リソースとしてVS108を介してVCCに露出または発行される。PCC102(1−n)は、2つ以上のVCCにサービスを露出することが可能である。ニーズに合わせたサービスマッピングは、ライブエージェントに関する特定の能力要件など、PCCまたはPCCリソースに関する資格を含み得る。サービスレベル合意およびサービスの質の記述は、PCCサービスのVCC利用に関する任意の基準の一部であり得る。
【0029】
本発明の実施において、コンタクトセンタサービスを追及している会社は、VS108に登録することが可能であり、VCCを構成して、新たに作成されたVCCを介して発生するすべての関連業務を含む活動および活動の結果を監視するために、(ここでは例示されない)クライアントアプリケーションを受信することが可能である。VCCまたはクライアントアプリケーションは、コンピュータアクセス可能な制御インターフェースを有するサーバ上に、またはCRMデータ、業務データ、および取引データを格納するのに適したデジタル媒体に対するアクセスを有するデスクトップコンピュータ上もしくはラップトップコンピュータ上に直接的に常駐することが可能である。そのクライアントインターフェースは、セルラ電話、携帯情報端末、またはソフトウェア端末であり得るIP電話端末など、ネットワーク可能機器に関する軽量アプリケーションとして適合され得る。
【0030】
クライアントがVCCクライアントアプリケーションをインストールして開くと、クライアントは、VCCに関する機能性をセットアップおよび構成するために使用されるデータを入力し始めることができる。例えば、コンタクト番号および画定されたカスタマアクセスポイントは、物理サービスアクセスポイントを表現する仮想サービスにマップされなければならない。
【0031】
コンタクトセンタサービスを提供することを追及している会社は、VS108に登録することが可能であり、仮想表現に関して利用可能なリソースを構成するために(ここでは例示されない)クライアントアプリケーションを受信することが可能である。物理コンタクトセンタリソースの規定に加えて、1つまたは複数の仮想コンタクトセンタに代わってPCCが処理する業務に関する原価会計および統計報告が提供される。2つ以上のVCCが単一のPCCのリソースを利用している場合、原価会計および統計報告は、それぞれの別個のVCCに提供される。
【0032】
それぞれのクライアントアプリケーション(VCCおよびPCC)は、VSサーバ108など、第三者サービスによって維持されるサーバ上でホストされるVCCアプリケーションコア(VCC APP107)に直接的に通信する。VCC アプリケーションを実行している会社のカスタマには、VSコアアプリケーション内で表現される仮想エージェント、エージェントグループ、または自動化サービスにアクセスして、それらと相互に作用するためのコンタクト情報が提示される。管理者またはその他の権限を有する人物は、VCCクライアントアプリケーションのコンピューティングインターフェースから統計および仮想活動を閲覧することが可能である。
【0033】
図2は、本発明の一実施形態による物理コンタクトセンタクライアントアプリケーション200の構成要素を例示するブロック図である。クライアントアプリケーション200は、図1のVS108など、親アプリケーションサーバまたはコアアプリケーションサーバに対するネットワーク接続を有する、少なくとも1つのPCCサーバにアクセス可能なデジタル媒体上に格納されて、そのデジタル媒体から実行されるように適合される。PCCクライアント200は発行層201を有する。発行層201は、コンタクトセンタサービスを提供することを追及している会社が、サービスの定義および質に関連する情報を発行することを可能にする。
【0034】
発行層201は、QoS記述204、利用可能なサービスの定義206、およびサービスレベル合意205を発行するために使用可能である。QoS204は、利用可能な帯域幅、ならびにその他のネットワーク品質およびサービス品質の懸案事項を記述することが可能である。サービスの定義206は、エージェントの能力、音声アプリケーションサービス、音声自動応答(IVR)サービス、ウェブベースのサービスなど、利用可能なサービスのタイプを記述する。サービスの定義は、経路指定の際にそれらのサービスにアクセスするための物理的コンタクトデータを含む。
【0035】
PCCクライアント200は構成層203を含む。構成層203は、知識労働者がエージェントグループ211、自動化サービス213、ならびにエージェント能力およびそれらのエージェント能力を介して利用可能な特定のサービスなど、仮想化に関するサービスを構成することを可能にするように適合される。PCCから動作しているエージェントグループの場合、仮想エージェント待ち行列は、メインアプリケーション内で表現されて、1つまたは複数の関連VCCに露出され得る。自動サービスは、音声アプリケーション、ならびにスクリプト能力およびIVR能力を含み得る。一実施形態では、特定の能力を有する個々のエージェントは、その他のPCCからのエージェントを含んでよく、またはホームベースのエージェントであってもよいエージェントグループとして構成され得る。PCCによって構成されたサービスのすべてもしくは一部は、VCCアプリケーションに露出されてよく、または露出されなくてもよい。コアアプリケーションは、VCC消費のためにPCCサービスを動的に割り当てる機能を有する。PCCは、上で既に説明されたような物理的機器および人材グルーピングに限定されなくてよい。
【0036】
PCCクライアント200は、特定のVCCに関してPCC内で実施された進行中の業務に関するリアルタイムの統計を提供するように適合された統計報告層202を有する。例えば、エージェント利用可能性統計208は、報告可能な統計として例示される。PCC待ち行列のライブエージェントに関して推定される待ち時間(EWT)209は、報告可能な統計である。もう1つの報告可能な統計は、QoSレベル210であり得る。層202内で例示される、もう1つの報告可能な統計は、サービス原価(COS)統計207である。COS統計207は、1つまたは複数のPCCリソースに経路指定された業務に関して、VCCオペレータが何の財務費用を負っているかを追跡する。この例で示された統計のすべては、連続的にまたは定期的に更新されて、VCCに報告される。
【0037】
一実施形態では、1つまたは複数のVCCにサービス提供しているPCCによって処理された取引に対する会計は、第三者の料金請求サービスによって処理され得る。一実施形態では、取引会計は、本発明のサービスによって実行される。この場合、2つ以上のVCCがPCCによってサービス提供されている場合、取引を追跡および記録して、会計プロセスを区別するように適合されたオプションの層をPCCクライアント200に追加することが可能である。
【0038】
クライアントサーバアプリケーションの当業者は、かかるクライアントを分散することは可能でないが、代わりに、加入会社にとってアクセス可能なウェブサーバ上でホストすることは可能であることを理解されよう。当業者は、本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに、この例で示されるよりも、より多くのまたはより少ない構成要素層および構成要素が存在し得る点も認識されよう。
【0039】
図3は、本発明の一実施形態による仮想コンタクトセンタクライアントアプリケーション300の構成要素を例示するブロック図である。VCCクライアントアプリケーション300は、図1のVS108など、親アプリケーションサーバまたはコアアプリケーションサーバに対するネットワーク接続を有する、少なくとも1つのVCCサーバにとってアクセス可能なデジタル媒体上に格納され、当該デジタル媒体から実行されるように適合される。VCCクライアント300は発行層301を有する。発行層301は、コンタクトセンタサービスを追及している会社がサービスに関して適切なPCCリソースの位置を特定して、露出することができるように、VCC会社のサービスニーズおよび要件に関する情報を発行することを可能にする。
【0040】
発行層301は、QoS要件308、製品/サービス定義記述305、およびサービスレベル要件記述307を発行するために使用可能である。本発明の一実施形態では、仲介役として機能するサービスが、VCCホスト会社のサービスレベル要件を最も満たす発行されたPCCの機能およびリソースの位置を特定することができるように、それらのサービスに関するVCC会社のサービス要件が発行される。PCCクライアントが、取引(製品)を適切に実行して、センタに連絡するVCCカスタマの適切なサービスを提供するためのリソースを有するかどうかを決定することができるように、製品/サービス定義が発行される。一実施形態では、2つ以上のPCCが1つのVCCにサービス提供している場合、発行層を介して、スクリプトおよびトレーニングサポート材料306を、1人または複数の加入PCCクライアントに提供することが可能である。
【0041】
VCCクライアントアプリケーション300は、VCC知識労働者またはその他の権限を有する人物が2つ以上のPCCによって報告された統計を閲覧することを可能にするように適合された統計報告インターフェース302を有する。例えば、直接的にまたはブラウザを使用してインターフェースにアクセスしている労働者は、1つまたは複数の待ち行列に関する現在のEWT/待ち行列309を閲覧することが可能である。COS統計311およびQoSレベル統計310が同じインターフェース内に例示される。一実施形態では、1つまたは複数のPCCを介して処理された業務のCRMデータおよび完全な会計は、CRM/会計統計312を拡張することによって閲覧可能である。
【0042】
統計報告インターフェースは、VCC知識労働者によって操作されるブラウザ内で提示されるHTMLページの形で提示され得る。場合によっては、実際のPCC取引および処理フローからVCCにフィードバックされた統計は、より多くのまたはより少ないリソースが必要とされるかどうかを決定するのを支援することができる。一実施形態では、あるタイプの統計に関するしきい値レベルがVCCオペレータによって設定可能である。例えば、仮想待ち行列内の総EWTが許容可能なしきい値を超えた場合、VCCは、同じPCCまたは別のPCCに関連する追加の露出された待ち行列をアクティブ化することが可能である。所与の構成において、VCCがピーク期間を処理するために十分な露出サービスを有し、もはや必要とされないときには、リソースを減少することが可能であることが理想的である。同様に、より多くのリソースが必要とされることが検出された場合、このシステムは、追加のリソースを探査して、資格を与えることが可能である。
【0043】
VCCクライアントアプリケーション300は、VCC知識労働者またはその他の権限を有する人物がVCCのカスタマと1つまたは複数のサービス提供PCCとの間の相互作用活動を閲覧することを可能にするように適合された仮想活動インターフェース303を有する。例えば、直接的にまたはブラウザを使用してインターフェースにアクセスしている労働者は、現在の通話量合計(figures)313を閲覧することが可能である。メッセージ量合計314も利用可能であってよく、閲覧され得る。かかる数量は、現在システム内にある仮想待ち行列量に分解することが可能である。
【0044】
一実施形態では、リソースの探索および追加は、探索リソースとラベル付けされた探索インターフェース315を使用して、VCCオペレータによって実行可能である。システムは、そのシステムに知られているVCCニーズに基づいて、リソースを探して、資格を与える。次いで、これらのサービスは、適切に露出されて、VCCによる使用のためにアクティブ化される。活動インターフェース303は、PCCのカスタマによって利用されているPCCリソースを表現するためにシステムによって作成されたすべての仮想待ち行列を管理および追跡するように適合された仮想待ち行列マネージャ(VQM)を含む。
【0045】
VCCクライアントアプリケーション300は、VCC知識労働者またはその他の権限を有する人物がVCCを構成して、サービス提供PCCがサービスを可能にするために必要であり得る任意の専門データを構成レベルで提供することを可能にするように適合されたVCCを可能にするように適合された構成層304を含む。一実施形態では、スクリプトマネージャ317は、構成レベルで提供されて、IVR提示機能を用いて、ライブPCCエージェントまたは音声アプリケーションサービスによって使用され得るスクリプトの構成を可能にするように適合される。VCCオペレータは、VCCを介して提供された製品およびサービスに関する価格情報を構成することが可能である。価格情報318は、任意に更新可能であり、それらの製品およびサービスを処理するサービス提供PCCに露出するために発行される。
【0046】
一実施形態では、トレーニングインターフェース319は、構成層304内で提供されて、様々なトレーニングスクリプト、マニュアル、仕様書、またはその他のサポート文書もしくはサポート媒体を適切なPCCエージェントに露出するように適合される。好ましい実施形態では、VCCを介して提供された製品およびサービスに関して正確な能力定義を有する熟練エージェントが提供される。しかし、VCCのより複雑な製品またはサービスに関する取引を処理するためにPCCエージェントが割り当てられる前に、それらのPCCエージェントに関して、何らかのトレーニング、入念な審査、または認証が必要とされる場合がある。構成および発行に関するかかる材料の存在は、VCCの要件に完全に依存する。
【0047】
VCCアクセスポイント、すなわちVAP320は、本発明のサービスを用いて、どのアクセスポイントがカスタマ入会のためにVCCによって維持されるかをコアアプリケーションに知らせるように構成される。アクセスポイントは、カスタマがVCCを呼び出すために呼オプションをアクティブ化することができる、ウェブページ上またはネットワーク内のいずれかの場所の呼オプションであり得る。アクセスポイントは、カスタマをVCCメッセージング待ち行列に導くために使用される一般的な電子メールアドレスまたはIMであってもよい。
【0048】
VCCは、カスタマに関する直接番号および呼戻しオプションの両方を発行することが可能である。本発明のシステムは、VCCによってカスタマに関して発行されたコンタクト番号を、リソース利用要因に応じて動的に変更され得る、相当するPCC番号にマップする。好ましい態様では、VCCオペレータは、待ち行列に取り組んでいる任意のエージェントのPCCエージェントグループ番号または識別を目にしない。カスタマは、実際のリソースを表現する仮想待ち行列に経路指定され、物理的な呼をPCCリソースに経路指定するために、経路指定の際に正確な数が使用される。呼がPCC内で処理されている間、その呼は、そのPCCリソースを表現する仮想待ち行列内のカスタマ事象として、VCCオペレータに対して可視的であり得る。
【0049】
サーバクライアントアプリケーションの当業者は、一実施形態において、かかるクライアントを分散することは可能でないが、代わりに、加入会社にとってアクセス可能なウェブサーバ上でホストすることは可能であることを理解されよう。当業者は、本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに、この例で示されるよりも、より多くのまたはより少ない構成要素層および構成要素が存在し得る点も認識されよう。
【0050】
図4は、本発明の一実施形態によるコア仮想化アプリケーション400の構成要素を例示するブロック図である。仮想化アプリケーションコア400は、図1に関する説明において上でさらに説明された仮想CCコアAPP107に類似する。
【0051】
VCCサービスアプリケーションのコア部分は、仮想化を介して、それらのサービスを選択してもよく、または選択しなくてもよいVCCに実際のPCCサービスおよびPCCリソースを露出する。コアアプリケーション400は、本明細書において、この例で分散されるクライアント構成要素を伴わずに表現される。アプリケーション400は、図3のアプリケーション300に類似した、1つのVCCクライアントアプリケーションまたは複数のVCCクライアントアプリケーションとのコアアプリケーション双方向通信を可能にするように適合されたVCCインターフェース層401を含む。アプリケーション400は、図3のアプリケーションに類似した、1つのPCCクライアントアプリケーションまたは複数のPCCクライアントアプリケーションとのコアアプリケーション双方向通信を可能にするように適合されたPCCインターフェース層406を含む。
【0052】
アプリケーション400は、VCCカスタマがPCCリソースによってサービス提供されるとき、VCCカスタマを追跡および管理するように適合されたカスタマ管理層402を含む。すべての実際のカスタマデータは、活動の間に記録され、結果として生じるカスタマデータは、物理コンタクトセンタレベルで管理可能であるが、それらのカスタマが属する適切なVCCに対して反映され得る。VCCは、例えば、呼のためのカスタマ番号およびその他の記録されたデータがPCCのサイトに格納される、PCCに関するアウトバウンドキャンペーン(outbound campaign)を構成することが可能である。
【0053】
一実施形態では、コアアプリケーション400は、VCCとPCCとの間の様々な業務取決めを処理するための業務管理層403を含む。業務管理層403は、監視のために、VCCクライアントアプリケーションに報告を提供することも可能である。コアアプリケーション400は、すべてのVCC相互作用量をリアルタイムで管理するように適合された相互作用管理層404を含む。相互作用管理層404を有するシステムは、VCCからPCCへの規則、および任意の利用可能な経路指定戦略に従って、PCCに対する物理的相互作用の経路指定を開始および要求することが可能である。この相互作用管理層は、仮想待ち行列のすべて、およびすべての接続されたVCCに関する事象の監視を処理する。
【0054】
サーバクライアントアプリケーションの当業者は、コアシステムアプリケーション400は、本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに、ここで例示されるよりも、より多くのまたはより少ない構成要素層が存在し得る点も認識されよう。一実施形態では、コアAPPは、前述のクライアントAPPを含み、クライアントは、クライアントアプリケーションを使用するために、サービスにログインしなければならない。当業者は、本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに、この例で示されるよりも、より多くのまたはより少ない構成要素層および構成要素が存在し得る点も認識されよう。
【0055】
図5は、本発明の一実施形態による図4の仮想化アプリケーションを介した相互作用事象を管理するためのステップ500を例示するプロセス流れ図である。ステップ501において、カスタマは、本発明のサービスに登録したVCCに対する連絡を開始する。この連絡は、VCCによって発行された任意のアクセス番号から開始され得る。この連絡は、電話呼、VoIP呼、チャット要求、またはIMもしくは電子メールメッセージなどのメッセージであってよい。コアアプリケーション107に類似したコアアプリケーション上で実行しているVS108に類似した仮想サーバは、その事象について通知され、仮想事象を作成する。この事象は、アプリケーションの相互作用管理層内で作成され得る。セッション開始プロトコルは、経路指定およびその他の通信に関する基本的な通信プロトコルであり得る。
【0056】
ステップ503において、このコアアプリケーションは、実際のPCCリソースを表現する仮想待ち行列内にその事象を配置する。また、ステップ503において、このコアアプリケーションは、VCCカスタマにサービス提供する権限を有するPCCクライアントにその着信事象について通知して、経路指定情報を要求する。ステップ504において、PCCクライアントは、実際の仮想待ち行列によって表現された物理リソースにその事象を経路指定するために、適切な経路指定情報を用いてコアアプリケーションに応答する。
【0057】
ステップ506において、コアアプリケーションによって可能にされたVSは、その事象に関連するルーティングポイントに物理的な経路指定命令を送信することによって、そのVCCに関する事象の経路指定を仲介する。このようにして、物理的事象は、PCCシステム内の適切なPCC入口点に経路指定される。このPCCは、VCCレベル内で仮想待ち行列として表現された一般的な待ち行列を有し得る。ステップ507において、経路指定された事象は、必要な場合、さらなる内部経路指定のためにPCC入口点に到着する。特定のエージェント、エージェントグループ、技術サービス、カスタマサポートなどに関する任意の追加のPCC待ち行列も、VCCレベルでVCC待ち行列として仮想化される。これらのVCC待ち行列およびそれらの待ち行列の抽象サービス定義は、VCCオペレータに対して可視的である。
【0058】
PCCクライアントは、任意の内部経路指定の結果をコアアプリケーションに報告し戻し、そのコアアプリケーションは、物理的な待ち行列にマップされる、正確な仮想待ち行列指定された仮想待ち行列内でその事象を表現することによって、VCCに関する活動を露出する。したがって、PCCシステムを介した事象の移動を追跡して、キューレジデンシー(queue residency)およびアクティブな処理を含めて、仮想状態で表現することが可能である。その相互作用が完了したとき、仮想事象は終了するが、その相互作用結果は、PCCレベルで記録される。VCCクライアントの活動インターフェースおよび統計報告インターフェースがデータを取り出して、記録および/または統計の組合せとして提示することができるように、すべての相互作用の結果および記録は、コアアプリケーションをホストしている第三者サーバに接続されたオンラインリポジトリに反映され得る。
【0059】
本発明の一実施形態では、VCCは、PCCを介して提供される特定のサービスを利用することが可能である。PCCを介して提供されるサービスが、ある時点で、不十分であると見なされた場合、VCCを全く異なるPCCに移動することが可能である。かかる移動は、仮想機械を異なるコアCPUに移動するのに類似して、徐々に発生し得る。
【0060】
本発明の一実施形態では、本発明者らに知られている取引サーバのシステムは、経路指定命令と相互作用管理サービス通知とをコアアプリケーションおよびVCCアクセスポイントに提供するために利用可能である。基本的な呼制御プロトコルは、T−Lib(ライブラリ)およびSIPメッセージ内にまとめられたインターネットプロトコル呼制御(IPCC)言語である。その他の電話プロトコルを実装することも可能である。多くの可能性が存在する。
【0061】
本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに、記述された特徴および構成要素のうちのいくつかまたはすべてを使用して、本発明の仮想コンタクトセンタシステムを提供することが可能な点は当業者に明らかであろう。上述の実施形態は、教示された特異な説明のうちのいずれかよりもより大きな範囲を有し得る、単一のより幅広い発明の特定の例である点も当業者に明らかであろう。本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに、これらの記述に行われ得る多くの改変が存在する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物理コンタクトセンタリソースの仮想表現のためのシステムであって、
広域ネットワークに結合されたサーバと、
前記サーバにとってアクセス可能なデジタル媒体と、
前記サーバ上で実行するために、前記デジタル媒体から実行可能なリソース仮想化アプリケーションとを備え、
物理リソースを有する少なくとも1つの物理コンタクトセンタが、前記ネットワークを介して前記サーバに対するアクセスを有し、前記リソース仮想化アプリケーションが、1つまたは複数の仮想コンタクトセンタのカスタマによるアクセスために、前記物理リソースを抽象的な形で分類および表現する、システム。
【請求項2】
前記1つまたは複数の仮想コンタクトセンタが1つまたは複数の物理コンタクトセンタの前記リソースを利用する、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記仮想化アプリケーションが、前記利用可能な物理リソースによって処理されているアクティブな相互作用を仮想的に表現および追跡する相互作用管理層を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記仮想化アプリケーションが、1つまたは複数の仮想コンタクトセンタを介して処理された前記業務を追跡する業務管理層を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記仮想化アプリケーションが、リソースを露出し且つそれらの露出されたリソースの使用および一般状態に関する報告可能な統計を提供するリソース管理層を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
仮想コンタクトセンタの特定のカスタマベースに対して物理コンタクトセンタリソースを仮想的に表現する方法であって、
(a)コンタクトデータを含む1つまたは複数のアクセスポイントを前記カスタマベースに提供するステップと、
(b)前記カスタマベースによる使用のために、前記コンタクトセンタリソースの位置を特定して資格を与えるステップと、
(c)前記カスタマベースにサービスを提供する権限を有する人間のオペレータにとってアクセス可能なソフトウェアインターフェース内の抽象エンティティとして、ステップ(b)の前記リソースを表現するステップと、
(d)経路指定の間に、前記カスタマベースに提供された前記コンタクトデータを前記コンタクトセンタリソースの前記コンタクトデータにマッピングするステップとを備える、方法。
【請求項7】
ステップ(a)において、前記1つまたは複数のアクセスポイントが電話交換またはウェブページを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
ステップ(c)において、前記リソースが1つまたは複数のキューアイコンによって表現される、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記1つまたは複数のキューアイコンが、エージェント待ち行列、自動化サービスに関する待ち行列、またはエージェントのグループに関する待ち行列を表現する、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
仮想相互作用事象を作成して、前記仮想コンタクトセンタを介して前記相互作用の進展を追跡するためのステップ(e)をさらに含む、請求項6に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2012−518966(P2012−518966A)
【公表日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−552078(P2011−552078)
【出願日】平成22年2月23日(2010.2.23)
【国際出願番号】PCT/US2010/025000
【国際公開番号】WO2010/099086
【国際公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【出願人】(399048205)ジェネシス・テレコミュニケーションズ・ラボラトリーズ・インコーポレーテッド (18)
【Fターム(参考)】