説明

2つの部品を結合するための機構、その機構ための取付部材、及びその機構を備える自動車用ミラーアセンブリ

【課題】2つの部品を結合するための機構、その機構ための取付部材、及びその機構を備える自動車用ミラーアセンブリを提供すること。
【解決手段】第一部品6は、少なくとも一端が開口した管状のフランジ部材8を有し、フランジ部材8の中に第一接触面60と第一溝部26が設けられる。第二部品4は、遊隙を有してフランジ部材8に挿入可能な取付部材12を有し、取付部材12は基部14を有する。基部14には、第一溝部26に嵌合する第一保持用突起36と、保持用突起36の後方に配置された誘導面58が形成され、誘導面58は、第一接触面60と関連付けられ、第一接触面60に対して鋭角で傾斜している。固定手段44は、第一接触面60に対向する面22で、フランジ部材8を貫通し、作動時に基部14上の第一加圧面66を押し、さらに誘導面58が第一接触面60を押し、その結果、フランジ部材8の内側で取付部材12が押し付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの部品を結合するための機構、その機構ための取付部材、及びその機構を備える自動車用ミラーアセンブリに関するものである。
【背景技術】
【0002】
少なくとも一方が筒状又はスリーブ状の形状を有する2つの部品を、それらの全長のうち一定部分にわたって挿入することによって結合させる際に、実際に、この挿入による結合が、緩い状態ではなく、2つの部品の位置が相対的に回転せず、かつ調整の余地なく不動化されているという意味において固定された状態でなされることが、しばしば要求される。回転しないように固定するという要求は、部品の断面を、円形とそれに相補的な形状とするかわりに、多角形とそれに相補的な形状とすること、特に(例えば矩形の管又は管部分という形で)四角形とそれに相補的な形状とすることで、とりわけ簡潔な方法で満足することができる。一旦対応する断面を有する2つの部品が挿入によって結合されると、一定の遊隙があっても2つの部品の相対位置が実質的に回転しないようになる。
【0003】
2つの部品の軸方向の相対移動に対する固定を目的として、2つの部品の壁面に形成され、相互に位置の揃った穴を貫通するスタッド又はソケットピンや、スナップ式留め具、又は一方の部品上にあり、他方の部品に設けられたラッチ用くぼみ部に相補的に嵌合するばねで付勢されたラッチを含むラッチ接続など、多数の結合技術が実用上知られている。さらに、2つの挿入結合された部品を点溶接又は直線溶接、点状又は面全体に塗布された粘着性接着剤、又は同種のもので結合することが一般的に実行されている。
【0004】
最後に挙げた2つの選択肢は、その後2つの部品を非破壊的に分離することは一般的には不可能であるという欠点を有する。
【0005】
2つの部品に形成された位置の揃った穴を貫通するボルトや割りピンの場合は、しっかり固定されるにちがいないが(スタッドやスプリングワッシャーなど)、ボルトやピンの末端部分が挿入結合された部品の外周面から突出するため、外観が魅力的でなくなる。ボール型ロックや同種のものは、しばしば低い保持力しか発揮せず、しかも非常に複雑であり、そのためコストもかかる。
【0006】
特許文献1及び特許文献2に、ある2つの部品を結合するための機構が知られている。それは、一端が開口した管状フランジ部材の形状を有する第一の結合部材と、遊隙をもってその管状フランジ部材の中に挿入することができる取付部材の形状を有する第二の結合部材とを含むものである。フランジ部材の内部には、第一の接触面と第一の溝が設けられている。取付部材は、第一の溝に嵌合する第一の保持用突起と、差し込みの方向に対して第一の保持用突起の後方に配置されたガイド面とが備えられた基部を有する。ガイド面は第一の接触面と関連付けられており、第一の接触面に対して鋭角で傾斜している。作動時に基部上の第一の加圧面を押しつける固定手段によって、傾斜したガイド面が第一の接触面を押しつけ、それによってフランジ部材の内部の取付部材を押し付ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】独国特許出願公表第60025104T2号明細書
【特許文献2】欧州特許第1086855B1号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記に鑑みて、本発明の課題は、2つの部品を相互に対して確実に位置決めでき、組立が複雑でなく、美観の面で納得できるような、上記で問題となっている2つの部品を結合するための機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を達成するため、本発明は、請求項1に記載の第一の形態のように、次のような2つの部品を結合するための機構を提唱する。つまり、第一結合部材と第二結合部材と固定手段とを備える2つの部品を結合するための機構において、前記第一結合部材は、少なくとも一端が開口した管状のフランジ部材の形状を備え、前記フランジ部材の内側には第一接触面と第一溝部が設けられ、前記第二結合部材は、前記管状のフランジ部材の中に遊隙を有する状態で挿入可能な取付部材の形状を備え、前記取付部材は基部を有し、前記基部には、前記第一溝部に嵌合する第一保持用突起と、(前記第二結合部材を前記第一結合部材の中に挿入する方向に関して)前記保持用突起の後方に配置された誘導面とが形成され、前記誘導面は、前記第一接触面と関連付けられ、前記第一接触面に対して鋭角で傾斜しており、前記固定手段は、前記第一接触面に対向する面において、前記フランジ部材を貫通し、作動された時に、前記基部上の第一加圧面を押し、それによって前記傾斜した誘導面が前記第一接触面を押し、その結果、前記フランジ部材の内側で前記取付部材が押し付けられることを特徴とする2つの部品を結合するための機構である。
【0010】
請求項9に記載の第二の形態によると、次のような2つの部品を結合するための機構が提供される。つまり、第一結合部材と第二結合部材と固定手段とを備える2つの部品を結合するための機構において、前記第一結合部材は、少なくとも一端が開口した管状のフランジ部材の形状を備え、前記フランジ部には第一接触面と、第一溝部と、前記第一接触面に対向する第二接触面とが設けられ、前記第二結合部材は、前記管状のフランジ部材に遊隙を有する状態で挿入可能な取付部材の形状を備え、前記取付部材は基部を有し、前記基部には、前記第一溝部に嵌合する第一保持用突起と、(前記第二結合部材を前記第一結合部材の中に挿入する方向に関して)前記保持用突起の後方に配置された誘導面が形成され、前記誘導面は、前記第一接触面と関連付けられ、前記第一接触面に対して鋭角で傾斜され、前記固定手段は、前記基部に結合され、作動された時に、前記フランジ部材中の第二加圧面を押し、それによって、前記傾斜した誘導面が前記第一接触面を押し、その結果、前記フランジ部材の内側で前記取付部材が押し付けられることを特徴とする2つの部品を結合するための機構である。

【0011】
固定手段の作動は、フランジ部材の第一接触面の領域に形成された開口から行われる。
【0012】
上記のように、請求項1及び請求項9にかかる本発明の2つの形態は、固定手段の構成に関してのみ異なり、第二結合部材の取付部材を第一結合部材の管状フランジ部材の内部に押し付ける基本原理は同一である。
【0013】
本発明においては、2つの部品は、それ自体は公知の様態であるが、入れ子式に摺動する。即ち、ある長さにわたって、相互に挿入される。所望の深さまで差し込まれた時、つまり挿入された時、第一結合部材の内部で遊隙を有する状態にある第二結合部材は、固定手段の働きによって第一結合部材の第一接触面に近づけられる。第一接触面に関連付けられた誘導面が第一接触面に対して鋭角で傾斜している、つまり誘導面と第一接触面が互いの間に鋭角をなしているので、第一接続部材の内部で遊隙を有する状態にある第二接続部材は、最終的に第一接続部材の内部で第一接続部材に対して傾斜した状態で配置され、その結果として押し付けられる。このような押し付けの結果として、2つの部品の間で端縁上つまり直線上で押圧がおこり、従って、2つの部品の相互に対する位置が固定される。それによって、2つの部品を軸方向に分離させる動きが、確実に阻止される。
【0014】
従って、先行技術における公知の機構との差異として、本発明の機構においては、例えば、穴を設けて相互に位置を揃えてから共通のネジ又は割りピンを貫通させるようなことは必要ない。さらに、複雑で高コストなラッチ機構も排除できる。本発明の対応する固定手段の構成の設計においては、第一結合部材の外表面から実質的に突出している部材、つまり外部に配置された部品が存在しない。その結果、本発明の機構によれば、美観的に魅力ある結合が同時に可能となる。
【0015】
穴やラッチ用くぼみ部の形で調整位置が不連続に定められず、所望の配置においてもたらされうる2つの部材の間の押し付け効果及びそれによる固定効果が存在することにより、本発明にかかる結合機構においては、少なくともある一定の範囲において、2つの部材を連続的に調整すること、つまり微調整を行うことが可能となっている。
【0016】
本発明は、さらに、次のような結合機構のための取付部材に関する。つまり、関連付けられた第一溝部に嵌合する第一保持用突起を備える基部と、高さが異なり、(第二接続部材を第一接続部材の中に挿入する方向に関して)第一保持用突起の後方を平行に走る2つの誘導片と、誘導片に対向する前記基部上の面に形成された第一加圧面とを有する取付部材である。
【0017】
他の応用例を排除するわけではないが、本発明の結合機構の特に好ましい応用例は、自動車用のミラーアセンブリ、特に外装バックミラーアセンブリに利用するというものである。ミラーアセンブリは、一端に少なくとも1つのミラーヘッドが備えられ、他端に少なくとも1つの本発明にかかる取付部材が備えられた支持構造を有するものである。
【0018】
傾斜した誘導面は、好ましくは、高さが異なり、第二接続部材を第一接続部材の中に挿入する方向に関して第一保持用突起の後方に配置され、相互に平行になって走る2つの誘導片より構成される。このことによって、他の物の中で、傾斜した誘導面を形成する製造技術の点において、とりわけ簡便な選択肢が提供されている。2つの誘導片の自由端面の高さの差に依存して、第一接触面と誘導面との間に規定される角度が、小角度又は大角度の鋭角となる。それによって、要求される押し付けの力つまり結果として生じる力を、とりわけ簡便に調節することができる。さらに、この構成により、取付部材を管状フランジ部材の中に差し込む時に、誘導面が第一接触面に対して挿入方向と交わる方向に傾斜されるという効果が、簡便に発揮される。
【0019】
取付部材は、好ましくは、フランジ部材内部の関連付けられた第二溝部に係合する第二保持用突起を少なくとも1つ有する。これにより、2つの部品が相互に対してさらにしっかりと固定される。加えて、これによって、2つの部品が相互に挿入される深さを所望の深さに限定することができる。
【0020】
製造技術を理由として、2つの溝部は、フランジ部材に途切れのない開口として形成されていることが好ましい。さらに、第二溝部がフランジ部材に切り欠きとして形成され、フランジ部材の材料によって外周を囲まれた貫通孔として形成されているのではない場合には、取付部材のフランジ部材への挿入が容易になる。
【0021】
固定手段が固定条件にない間は第一接触面と鋭角をなし、固定手段によって固定効果が及ぼされ2つの部品が相互に挟みこまれると、第一接触面と実質的に全面で接触した状態となる誘導面が、2つの保持用突起の間に形成されていることが好ましい。
【0022】
フランジ部材は(従って、好ましくは取付部材も)それぞれ四角形又は矩形の断面を有している。この場合、フランジ部材は矩形の管である。既に冒頭で述べたように、これによって、ある程度まで、必然的に、2つの部品の相対的な回転が確実に阻止される。取付部材とフランジ部材の間の遊隙を保証することによって、取付部材とフランジ部材の間の押し付け効果も保証され、それによって2つの部品の間の押し付け効果も保証される。
【0023】
1つの可能な展開形態によると、固定手段は、フランジ部材を貫通するネジであり、取付部材の第一加圧面に接触する。その結果、ネジが螺入されると、その第一加圧面は、ネジによって結合機構の内側に向けて固定され、それによって、取付部材、つまりその誘導面は第一接触面の方に近づけられる。
【0024】
さらに好ましいのは、固定手段は第一アーム及び第二アームを有し、第一アームは第二アームよりも長く、第一加圧面が、長い方のアームに形成され、第二加圧面が短い方のアームに形成されている場合である。短い方のアームを支持する第二接触面が、第二加圧面に向き合うようにフランジ部材上に形成される。このようなてこの配置の結果、固定手段のネジによって印加される直線状に前進する運動が、力の増大を同時に伴った押し付け運動に変換される。
【0025】
てこ部材は、好ましくは第一辺と第二辺、及びそれら2つの辺を結ぶ弧を有する4分の1の円盤つまり扇形の基本形状を有する。ネジによって押される第一加圧面は、第一辺上の弧近傍に配置される。第二加圧面は、2つの辺の交点つまり扇形の頂点近傍の第一辺上に形成された突出部上に配置される。弧は、軸方向に丸みを有し、てこ部材は、前記基部中の対応する形状を有するくぼみの中に可動に配置つまり搭載されている。この構成により、構造的に簡素で機械的に安定した方法で、高い推進力つまり固定力が得られ、それによって高い保持力が得られる。
【0026】
他の好ましい構成として、固定手段が基部の中に配置又は形成された加圧板を有し、加圧板の基部と反対側に向いている表面が、ネジに接触する前記第一加圧面となるようにすることもできる。これによって、基部の構成とは無関係に、この場合加圧板の表面によって形成される、明確に規定された加圧面に、ネジが接触するようにすることが可能となる。
【0027】
ここで、加圧面が、基部上又は基部中に配置された独立の部品であるのでも、加圧板又は加圧面が、例えば部分的に表面を硬化させるなどによって、基部上又は基部中に直接形成されているのでも、どちらでもよい。実際には、加圧板を独立の部材として形成し、基部の一部の上に形成された対応する受容用くぼみ部の中に配置することが、製造技術を理由として、好ましいと考えられる。
【0028】
加圧板が基部の一部の上に形成された受容用くぼみ部の中に配置されるならば、ある一定の場合には、加圧板を第一結合部材の長手方向軸に平行な平面内で傾斜することができる。このような加圧板の傾斜は、例えば、基部の一部の上に形成され、加圧板を支持する対向面が、球面状あるいは膨らんだ形状を有するなど、一定の条件のもとで、助長される。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる結合機構についての、部分的に断面を示した側面図である。
【図2】図1の矢印IIの方向から見た上記結合機構の上面図である。
【図3】図1の直線III−IIIで切断した上記結合機構の断面図である。
【図4】本発明の第二の実施形態にかかる、図1に対応する図である。
【図5】図4のV−V断面図であり、図3に対応するものである。
【図6】本発明の第三の実施形態にかかる結合機構についての、図1に対応する図である。
【図7】第三の実施形態の上面図である。
【図8】図6のV−V断面図であり、図3に対応するものである。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明の詳細、形態、そして有利な点について、図面を参照しつつ、以下の記述によって明らかにする。
【0031】
図面において、第一部品6と第二部品4との結合のための機構2が全体的に示されている。図1で右側にある第一部品6は、図3で分かるように矩形の断面を有する管状のフランジ部材8を有する。第一部品6に結合可能な第二部品4も、同様に矩形の断面を有する。第二部品4は、図1及び図2で左側に見える自由端に、さらに別の部品を第二部品4に固定することができる受容部10を有する。
【0032】
限定的な意味に解釈してはならないが、具体例として、あるいは選択できる応用例として、第一部品6は、ミラー脚(図示せず)を介して車両のボディに結合することができ、第二部品4は直接又は間接に受容部10によって車両のバックミラーを搭載することができる。
【0033】
第二部品4は、受容部10と反対側の端部に、基部14を有する取付部材12を備えている。図から分かるように、基部14は、第一部品6の開口端から第一部品6の中空の内部に差し込めるようになっており、基部14と第一部品6との間、つまり、基部14の縦方向側壁16a及び16bと、隣接する第一部品6の内側側壁18a及び18bとの間に、一定の遊隙が存在する状態となる(図3参照)。
【0034】
第一部品6は上面壁20に二つの開口24及び26を有し、開口24は第一部品6の自由端28から第二部品4を第一部品6の中に差し込む方向に延びたスリット又は切り欠きによって実現されている。開口26は、開口24とともに第一部品6の長手方向軸Lに沿って、開口24との間に一定の間隔を空けて配置され、細長い穴形状を有して上面壁20を貫通している。
【0035】
上面壁20に対向する第一部品6の底面壁22には、上面から見て開口24と26の間となる位置に、さらに開口30が設けられ、その中にはスリーブ32によって係止ネジ34が誘導されている。
【0036】
取付部材12は、基部14上に形成され、開口26と図1及び図2に示されたように嵌合可能な、第一保持用突起36を有する。さらに、取付部材12は、特に図2から分かるように、開口24と嵌合可能な第二保持用突起38を有する。
【0037】
取付部材12の基部14には、てこ部材42が配置される受容室40がある。
【0038】
てこ部材42は、図1の側面図に示されるように、1切れのパイのような扇形状の形状を有する物体であり、係止ネジ34とともに固定手段44を形成している。てこ部材42は、つまりてこ部材42を規定している扇形は、第一辺46と第二辺48とを有し、それら2つの辺の間の角度は約90°(±20°)となっている。図1から明らかなように、係止ネジ34の工具用開口50と反対側の端部は、第一辺46と接触している。2つの辺46及び48の間には、アーチ状の弧52が延びている。基部14の一部であり、受容室40を規定している、弧52と対応する丸みを有する対向面54によって、弧52は支持されている。ここで、弧52と対向面54との間にさらにガイド手段を有する構成とすることもできる。例えば、対向面54の一部に形成された細片が、弧52の一部に形成された対応する溝に(後述するように、てこ部材42に対する基部14の傾斜運動が許容されるだけの十分な遊隙をもって)嵌合し、てこ部材42が対向面54に沿って仮想回転軸Sの周りに回転または旋回運動することが許容される構成とすればよい。
【0039】
2つの辺46と48の端部が弧52と反対側で交わって扇形の頂点を形成している位置には、突出部56が形成され、突出部56は、自由端を底面壁22の内表面で支持されている。図1に示される断面で見た時、突出部56の自由端は、丸みを有するか、球状であることが望ましい。
【0040】
基部14にはさらに、上面壁20の内側の面の方向に向いた誘導面58が存在する。この上面壁20の内側の面は、第一接触面60と定義されている。誘導面58は、第一接触面60と平行に延びて形成されているのではなく、第一接触面60と鋭角をなしている。図に示された実際の例においては、基部14が、高さが異なり、2つの突起36及び38の間を平行に走る2つの誘導片62及び64を備えることによって、これが実現されている。図3の断面図において、左側の誘導片62は、右側の誘導片64よりも高さが低くなっている。つまり、(誘導面58の一部に対応する)誘導片64の上部の自由端が第一接触面60に接触しているとき、(同じく誘導面58の一部に対応する)誘導片62の上部の自由端は、対向する第一接触面60から距離hだけ離れている。
【0041】
てこ部材42の第一辺46は、第一加圧面66として機能し、てこ部材42の突出部56の端部は第二加圧面68として機能する。
【0042】
2つの部品4及び6を相互に結合するためには、第一部品6と第二部品4を図1の側面図で見て相互にわずかに傾けながら、取付部材12を有する第二部品4を第一部品6の開口端に挿入し、保持用突起36が開口部26に入るまで、保持用突起36の上部の自由端を第一部品6の内側の第一接触面60に沿って摺動させるようにする。おおむねこの時点で、第二保持用突起38が、上面壁20の開口つまり切り欠き24と嵌合した状態となる。
【0043】
係止ネジ34は、開口50に挿入された工具によってスリーブ32の中に螺入され、従って第一部品6の中に螺入される。すると、第一辺46つまり第一加圧面66に係止ネジ34を介して圧力が印加される。この圧力によって、てこ部材42が図1で見て反時計回りに旋回運動し、弧52が対向面54の上を摺動する。この旋回運動は、突出部56つまり第二加圧面68が底面壁22の内側の面の第二接触面69で支持された状態で起こる。この時、突出部56つまり第二加圧面68と直線Sとの間の距離と、第一辺46つまり第一加圧面66上で係止ネジ34が螺入される位置と直線Sとの間の距離の差によって、てこの効果とそれによる力の増大が生じる。このてこの原理によって増大された力は、てこ部材42によって、対向面54を経由して基部14に伝達され、従って2つの誘導片62及び64に伝達される。この時、2つの誘導片62及び64の高さが異なっている結果、図3で右側に位置する誘導片64が最初に第一接触面60に接触する。さらに係止ネジ34を前進させると、図3の矢印の向きへの基部14の傾き、つまり第一部品6の内部での取付部材12の傾きが発生し、誘導片62の上部の自由端が第一接触面60に接近する。
【0044】
第一部品6に対する、この基部14の傾動とそれによる第二部品4の傾動は、弧52と対向面54の間の面が、球面状又はアーチ状の形状と、それらに相補的な形状とに形成されていることによって促進される。つまり、この面は、軸方向(図1の紙面に垂直な方向)において丸みを有している。このことは、弧52と対向面54の対応する形状が、それぞれ凹面と凸面となっていること、又はそれぞれ凸面と凹面となっていることを必要とする。図3には、(弧52と対向面54が)それぞれ凸面と凹面となった形状が示されている。
【0045】
基部14の旋回運動つまり第一部品6の中での取付部材12の旋回運動と同時に、第一部品6の内側側壁18aと基部14の間における下側の自由端70の領域において、押し付けが起こり、その結果、このように押し付けられることつまり線状に加圧されることによって、2つの部品4と6が相互に固定される。
【0046】
基部14のフランジ部材8に対する軸方向への運動は、突出部つまり保持用突起36の溝26への嵌合によって完全に又は実質的に阻止されるので、係止ネジ34による固定作用つまり締め付け作用は、フランジ部材8に対する基部14のいかなる屈曲運動にも、弱められることも、負けることもない。一方、保持用突起36と溝26との嵌合は、フランジ部材8に対して基部14が(第一部品6に対して第二部品4が)所望の固定効果つまり保持効果を実現する程度に傾斜することを妨げない。
【0047】
部品4と6の結合を解除するには、係止ネジ34を回して外すことで、てこ部材42に及ぼされた力を働かなくすれば十分である。その結果、第一部品6に対する第二部品4の傾き、つまり押し付けが解除される。その後、必要ならば、第一部品6から第二部品4を引き抜けばよい。
【0048】
開口24及び26の長手方向の寸法によっては、開口24及び26の寸法によって決まる一定量だけ、第一部品6に対して第二部品4を連続的に調節することもできる。
【0049】
図1の表示に対応して、図4は、本発明にかかる結合機構2の第二の展開例を示したものであり、同一又は対応する部分又は部品や、完全に又は実質的に等価な機能を示す部分又は部品は、図1と同じ符号で示してある。それは、断面を示す図5の図3に対する関係についても同様である。
【0050】
図1に示された展開例との本質的な違いとして、図4に示される機構2は、加圧板72を有し、加圧板72は、図4及び図5に示されるように、基部14に形成された受容用くぼみ部74に受け止められる。ここで、加圧板72は、図4及び図5に示されるように基部14から独立した部品として形成されてもよいし、例えば、部分的に硬化のような表面処理を行うことで、基部14の材料から形成されてもよい。加圧板72は、基部14と反対側の面において、係止ネジ34の自由端が接触する第一加圧面66’を規定している。
【0051】
加圧板72が独立した部材として形成され、受容用くぼみ部74に保持されている場合、加圧板72と基部14が接触する面の双方のうち一方を平面とし、他方を球面かそうでなければ、例えば突出形状や細片又は突起部のような平面とは異なる形状とすることができる。例えば受容用くぼみ部74の底部を形成する対向面76をそのように形成することができる。その結果、加圧板72が受容用くぼみ部74に十分な遊隙をもって受け止められている条件において、加圧板72は、長手方向軸L(図2)に平行な面内で、限定された範囲の傾斜運動をすることができる。係止ネジ34を締め、同時に加圧面66’に圧力が及ぼされることによって、基部14が図5で上に持ち上げられる場合に、このような傾斜運動は、基部14が傾斜するのを補助し、それによって位置固定のための押し付けを補助するのに適したものである。その結果、基部14は、高さの差hのために、結合部品6の内部で傾いた配置をとる。
【0052】
図1〜3の第一の実施形態に関して前述した機能、動作、そして利点は、等価又は類似の様態で図4及び図5の実施形態に当てはまる。従って、それらについて議論を繰り返すことは省略する。
【0053】
本発明の結合機構2の特徴は、頑丈で信頼性の高い構造、操作が簡潔である点、振動に対する安全性、そして美観的に優れた外観にある。なぜなら、結合機構2の要素のうち、外部に見えるのは、開口26から突出している第一保持用突起36の自由端と反対側では係止ネジ34又はスリーブ32のみだからである。固定機構全体、とりわけ弧52を有するてこ部材42と対向面54は、第一部品6の内部の保護された位置に存在し、それによって、塵埃や風雨に対して最大限に保護されている。
【0054】
図6〜8には、第一及び第二の実施形態とは、固定手段100の構成において異なっている第三の実施形態を示している。変化されていない部品は、図1〜5と同じ符号で示されている。
【0055】
固定手段100は、上面壁20と底面壁22の間の位置に延び、取付部材14を貫通し、上面壁20に向いた上端部104と底面壁22に向いた下端部106とを有するネジ穴102を備えている。ネジ穴102には、ネジ頭110とネジ脚112とを有するスタッドネジの形を備える固定用ネジ108が螺入されている。ネジ脚112は、ネジ穴102の下端部106を超えて突出し、底面壁22の内側の第二接触面69で支持されている。ネジ穴102の上端部104の上には、第一接触面60の領域に、スタッドネジ108に工具を使用して到達できるように、フランジ部材8を貫通する到達口114が形成されている。本発明の第一及び第二実施形態においては、フランジ部材8の底面壁22のスリーブ32とネジ34が入った開口30を介して、固定手段44又は44’が作動されるのに対し、第三実施形態においては、固定手段100の作動は、フランジ部材8の上面壁20の到達口114から行われる。
【0056】
上記の好適な実施形態についての説明は、純粋に説明として解釈されねばならず、限定的に解釈されてはならないということを理解しておくべきである。従って、とりわけ、2つの部品4及び6が相互に押し付けられ、従って摩擦をもって嵌合された状態をもたらし、その状態を保持することを可能とする固定機構の構成は、扇形状のてこ部材42を有する、上記で実際に表現された例に限定されない。さらに、本発明において意味される範囲における、2つの部品4と6の相互に対する押し付け又は固定の効果がもたらされ、対応する機構全体を通じてそれが維持されることが保証されるかぎりにおいて、部品4及び6の断面形状を、表示されている長細い形又は矩形とは異なる形状とすることもできる。
【符号の説明】
【0057】
2 結合機構
4 第二部品
6 第一部品
8 6の管状フランジ部材
10 4の受容部
12 取付部材
14 12の基部
16a、16b 14の縦方向側壁
18a、18b 8の縦方向内側側壁
20 8の上面壁
22 8の底面壁
24 20におけるスリット型開口
26 開口、20における細長い形の穴
28 8の自由端
30 22における開口
32 スリーブ
34 30における係止ネジ
36 14上の第一保持用突起
38 14上の第二保持用突起
40 14におけるてこ部材42のための受容室
42 てこ部材
44 固定手段
46 42の第一辺
48 42の第二辺
50 34における工具用開口
52 42のアーチ状の弧
54 14における52のための対向面
56 42上の突出部
58 14上の誘導面
60 8上の第一接触面
62 左側の誘導片、低い方の誘導片
64 右側の誘導片、高い方の誘導片
66 加圧面(辺46に対応)
68 第二加圧面(つまり突出部56の端部)
69 第二接触面
70 14の下側の自由端
72 加圧板
74 受容用くぼみ部
100 固定手段
102 14中のネジ穴
104 102の上端部
106 102の下端部
108 固定用ネジ、スタッドネジ
110 ネジ頭
112 ネジ脚
114 8中の到達口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一部品(6)と第二部品(4)と固定手段(44、44’)とを備える、2つの部品を結合するための機構において、
前記第一部品(6)は、少なくとも一端が開口した管状のフランジ部材(8)を備え、
前記フランジ部材(8)の内側には第一接触面(60)と第一溝部(26)が設けられ、
前記第二部品(4)は、前記管状のフランジ部材(8)の中に遊隙を有する状態で挿入可能な取付部材(12)を備え、
前記取付部材(12)は基部(14)を有し、
前記基部(14)には、前記第一溝部(26)に嵌合する第一保持用突起(36)と、挿入方向に沿って前記保持用突起(36)の後方に配置された誘導面(58)とが形成され、
前記誘導面(58)は、前記第一接触面(60)と関連付けられ、前記第一接触面(60)に対して鋭角で傾斜しており、
前記固定手段(44、44’)は、前記第一接触面(60)に対向する面(22)において、前記フランジ部材(8)を貫通し、作動された時に、前記基部(14)上の第一加圧面(66、66’)を押し、それによって前記傾斜した誘導面(58)が前記第一接触面(60)を押し、その結果、前記フランジ部材(8)の内側で前記取付部材(12)が押し付けられることを特徴とする2つの部品を結合するための機構。
【請求項2】
前記固定手段(44、44’)は、前記フランジ部(8)を貫通し、前記取付部材(12)の前記第一加圧面(66、66’)に接触するネジ(34)を有することを特徴とする請求項1に記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項3】
前記固定手段(44)は、第一アーム及び第二アームを有するてこ部材(42)を備え、
前記第一アームは前記第二アームよりも長く、
前記第一加圧面(66)は、長い方の前記第一アーム上に形成され、第二加圧面(68)が短い方の前記第二アーム上に形成され、
前記フランジ部材(8)の内部には前記第二加圧面(68)に対向するように第二接触面(69)が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項4】
前記てこ部材(42)は、第一辺(46)及び第二辺(48)とそれらの辺を結ぶ弧(52)を有する扇形の基本形状を有し、
前記第一加圧面(66)は、前記第一辺(46)上の前記弧(52)近傍に配置され、
前記第二加圧面(68)は、前記第一辺(46)上の前記2つの辺(46、48)が交差する点の近傍に配置された突出部(56)上に形成され、
前記弧(52)は、軸方向に丸みを有し、
前記てこ部材(42)は、前記基部(14)中の対応する形状を有するくぼみ(40)中に可動に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項5】
前記固定手段(44’)は、前記基部(14)中に配置又は形成された加圧板(72)を有し、前記加圧板(72)の前記基部(14)と反対側に向いている表面が、前記ネジ(34)に接触する前記第一加圧面(66’)を形成していることを特徴とする請求項3又は4に記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項6】
前記加圧板(72)は、前記基部(14)から独立した部品として形成されていることを特徴とする請求項5に記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項7】
前記加圧板(72)は、前記基部(14)の側面に形成された受容用くぼみ部(74)中に配置され、前記第一部品(6)の長手方向軸(L)に平行な平面内で傾斜可能であることを特徴とする請求項6に記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項8】
前記加圧板(72)は、前記基部(14)の一部の上に形成された球面状の対向面(76)に支持されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項9】
第一部品(6)と第二部品(4)と固定手段(100)とを備える、2つの部品を結合するための機構において、
前記第一部品(6)は、少なくとも一端が開口した管状のフランジ部材(8)を備え、
前記フランジ部材(8)の内側の面には第一接触面(60)と、第一溝部(26)と、前記第一接触面(60)に対向する第二接触面(69)とが設けられ、
前記第二部品(4)は、前記管状のフランジ部材(8)の中に遊隙を有する状態で挿入可能な取付部材(12)を備え、
前記取付部材(12)は基部(14)を有し、
前記基部(14)には、前記第一溝部(26)に嵌合する第一保持用突起(36)と、挿入方向に沿って前記保持用突起(36)の後方に配置された誘導面(58)とが形成され、
前記誘導面(58)は、前記第一接触面(60)と関連付けられ、前記取付部材(12)を前記フランジ部材(8)に挿入する間、前記誘導面(58)は前記第一接触面(60)に対して鋭角で傾斜され、
前記固定手段(100)は、前記基部(14)に結合され、作動された時に、前記フランジ部材(8)中の前記第二加圧面(69)を押し、前記傾斜した誘導面(58)を前記第一接触面(60)に対して押し付け、その結果、前記フランジ部材(8)の内側で前記取付部材(12)が押し付けられることを特徴とする2つの部品を結合するための機構。
【請求項10】
前記固定手段(100)は、前記フランジ部材(8)を前記第一接触面(60)の領域で貫通する到達口(114)を介して作動可能であることを特徴とする請求項9に記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項11】
前記固定手段(100)は、ネジ頭(110)とネジ脚(112)を有し、前記取付部材(12)の前記基部(14)に形成されたネジ穴(102)中に配置された固定用ネジ(108)を備えることを特徴とする請求項9又は10に記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項12】
前記固定用ネジ(108)は、スタッドネジであることを特徴とする請求項11に記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項13】
前記固定用ネジ(108)の前記ネジ脚(112)は、前記第二接触面(69)を押すことを特徴とする請求項11又は12に記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項14】
前記取付部材(12)が前記フランジ部材(8)の中に挿入される時、前記誘導面(58)は、前記第一接触面(60)に対して挿入方向と交わる方向に鋭角で傾斜していることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項15】
前記傾斜した誘導面(58)は、高さが異なり、前記第一保持用突起(36)の後方を平行に走る2つの誘導片(62、64)によって形成されていることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項16】
前記取付部材(12)は、第二保持用突起(38)を少なくとも1つ有し、前記第二保持用突起(38)は、前記第二保持用突起(38)に関連付けられた前記フランジ部材(8)中の第二溝部(24)に係合することを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項17】
前記少なくとも2つの溝部(24、26)は、前記フランジ部材(8)に形成された途切れのない開口形状を有することを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項18】
前記第二溝部(24)は、前記フランジ部材(8)に形成された切り欠きの形状を有することを特徴とする請求項16又は17に記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項19】
前記誘導面(58)は、前記2つの保持用突起(36、38)の間に配置されていることを特徴とする請求項16〜18のいずれかに記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項20】
前記フランジ部材(8)は、矩形の管であることを特徴とする請求項1〜19のいずれかに記載の2つの部品を結合するための機構。
【請求項21】
基部(14)と、
前記基部(14)上に形成された第一保持用突起(36)と、
高さが異なり、前記第一保持用突起(36)の後方を平行に走る2つの誘導片(62、64)とを有し、
前記第一保持用突起(36)は、前記第一保持用突起(36)に関連付けられた第一溝部(26)に嵌合することを特徴とする請求項1〜20のいずれかに記載の2つの部品を結合するための機構のための取付部材。
【請求項22】
第一加圧面(66)が、前記誘導片(62、64)に対向する前記基部(14)の面上に形成されていることを特徴とする請求項21に記載の取付部材。
【請求項23】
第一辺及び第二辺(46、48)とそれらの辺の間を結ぶ弧(52)をつないだ扇形の基本形状を有するてこ部材(42)を備え、
前記てこ部材(42)は、第一のアーム及び前記第一のアームよりも短い第二アームを有し、前記第一加圧面(66)は、前記第一辺(46)上で前記弧(52)近傍の前記第一アームの端部に形成され、
第二加圧面(68)が、前記2つの辺(46、48)が交差する点の近傍の前記第一辺(46)上に配置された突出部(56)上の、前記第二のアームの端部に形成され、
前記弧(52)は、軸方向に丸みを有し、
前記てこ部材(42)は、前記基部(14)中の対応する形状を有するくぼみ(40)中に可動に配置されていることを特徴とする請求項22に記載の取付部材。
【請求項24】
前記弧(52)は、前記基部(14)上に相補的な形状で形成された突起が遊隙を有する状態で嵌合する途切れのない溝を有することを特徴とする請求項22又は23に記載の取付部材。
【請求項25】
前記基部(14)には、加圧板(72)が配置又は形成されており、前記加圧板(72)の基部(14)と反対側に向いている表面が、前記ネジ(34)に接触する前記第一加圧面(66’)となっていることを特徴とする請求項22〜24のいずれかに記載の取付部材。
【請求項26】
前記基部(14)には、固定用ネジが螺入されるネジ穴が貫通していることを特徴とする、請求項21に記載の取付部材。
【請求項27】
支持構造を有し、前記支持構造の一端には少なくとも1つのミラーヘッドが備えられ、前記支持構造の他端には、請求項21〜26のいずれか少なくとも1つに記載の取付部材(12)が少なくとも1つ備えられることを特徴とする自動車用ミラーアセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−149768(P2012−149768A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−4971(P2012−4971)
【出願日】平成24年1月13日(2012.1.13)
【出願人】(500020380)メクラ・ラング・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー (21)
【氏名又は名称原語表記】MEKRA Lang GmbH & Co. KG
【Fターム(参考)】