説明

2種類以上の即席めん等を1つの容器で同時に調理し、食べる事が可能な容器。

【課題】 従来の即席めん等に用いる調理用、食用容器は、1つの容器に1種類の即席めん等を入れて用いるため、1種類の調理品を賞味する事となる点で、何となく物足りなく感ずる問題があった。そこで本発明の容器は、2種類以上の即席めん等を別々に収容し、かつ同時に調理する事を可能とし、よって2種類以上の調理品を1度に賞味して楽しめる事目的としている。
【解決手段】 上述課題を解決するために、本発明の即席調理用及び食用容器は、本体容器内部にスペースを2つ以上に分割するための仕切りを設ける構造とし、1個体の容器でありながら、分断して2種類以上の即席めん等を別々に収容し、調理し食する事を可能ならしめるものである。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、即席めん等の調理用及び食用容器に関する考案である。
【0002】
【従来の技術】従来の即席めん等の調理用及び食用容器(熱湯注入式調理の化成カップ容器や煮込み調理式の薄いアルミ製鍋容器)は、1種類の即席めんを調理し、そのまま食するために用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の即席めん等に用いる容器は、1つの容器に1種類の即席めん等を入れて調理している。然るに、1種類の調理品を賞味する事となる点で、何となく物足りなく感ずる問題があった。
【0004】そこで本発明の容器は、同時に2種類以上の即席めん等を調理する事を可能とし、同時に2種類以上の調理品を賞味して楽しめる事を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の即席調理用及び食用容器においては、本体(1)は1個体であるが、容器内部にスペースを2つ以上に分割するための仕切り(2)を設ける構造とする事で、1個体の容器でありながら、分断して2種類以上の即席めん等を収容する事を可能とした。
【0006】よって、1個体の容器でありながら、同時に2種類以上の即席めん等を調理し食する事を可能とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】発明の実施例を図面に基づき説明する。本発明の手段により形成された即席めん等の調理用及び食用容器が図1である。容器(1)の内部スペースを仕切り(2)で分断する事により、異なる2種類以上の即席めん等を収容できる事が可能な構造となっている。
【0008】図2は、本発明の容器の断面図である。容器(1)の内部を仕切り(2)で分断する事で、容器内部に2つ以上のスペース(3)、(4)が生じ、そこに各々別種類の即席めん等を収容し、また同時にそれらを調理し、賞味することができるのである。
【0009】例えば、片方のスペースに味噌ラーメンを、そしてもう片方のスペースには塩ラーメンを入れるものとして用いることもできるのである。
【0010】図3は、本発明と同様の構造をもつアルミ製の煮込み調理用及び食用容器の例である。容器(1)の内部に仕切り(2)を設け、それにより成る片方のスペース(3)には例えば、きつねうどん用として、またもう片方のスペース(4)には、例えば、カレーうどん用として用いる事も可能となる。
【0011】然るに、本発明の調理用及び食用容器を用いる事により、それを消費利用する者にとっては、比較的手軽な1個体の容器の利用でありながら、異なった2種類以上の即席めん等の調理品を賞味して楽しむ満足感が生ずる。
【0012】また、それを販売する者にとっては、1個体で2種類以上の調理品を消費者に訴求販売でき、ユニークな販売促進効果が期待できる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の即席めん等に用いる熱湯注入式調理用及び食用の容器斜面図。
【図2】本発明の即席めん等に用いる熱湯注入式調理用及び食用の容器断面図。
【図3】本発明の即席めん等に用いる煮込み調理用及び食用のアルミ製鍋容器斜面図。
【符号の説明】
1.容器本体
2.容器内部の仕切り
3.容器内部の分断されたスペース
4.容器内部の分断されたスペース

【特許請求の範囲】
【請求項1】 容器内部に仕切りを設ける事で、分断された2つ以上のスペースをつくり、その各々のスペースに各々の種類の即席めん等を入れ、それらを同時に調理し、食する事を可能にした即席めん等の調理用及び食用容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2003−261185(P2003−261185A)
【公開日】平成15年9月16日(2003.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2002−109801(P2002−109801)
【出願日】平成14年3月6日(2002.3.6)
【出願人】(594058171)
【Fターム(参考)】