説明

6−(多置換アリール)−4−アミノピコリネートおよび除草剤としてのそれらの使用

【課題】広い雑草防除スペクトルを示す強力な除草剤を提供する。
【解決手段】6位に三および四置換アリール置換基を有する4−アミノピコリン酸、ならびにそれらのアミンおよび酸誘導体であって、特に、[1,3,2]−ジオキサボリナン誘導体、フェニルボロン酸誘導体およびトリメチルスタンナン誘導体は木本、イネ科雑草およびカヤツリグサ科雑草ならびに広葉雑草に対する広範囲の雑草防除能を有すると共に卓越した作物選択性を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2006年1月13日出願の米国特許仮出願第60/758,701号およ
び2006年10月6日出願の60/850,145の恩典を請求するものである。
【0002】
本発明は、一定の新規6−(多置換アリール)−4−アミノピコリネートおよびそれら
の誘導体、ならびに除草剤としてのそれらの化合物の使用に関する。
【背景技術】
【0003】
多数のピコリン酸およびそれらの農薬特性が当分野において説明されている。米国特許
第6,784,137B2号には、6−アリール−4−アミノピコリン酸およびそれらの
誘導体ならびに除草剤としてのそれらの使用が開示されている。’137に開示されてい
る属のある特定の亜類は、大いに改善された除草活性および選択性を有することを、今般
発見した。
【発明の概要】
【0004】
一定の6−(多置換アリール)−4−アミノピコリン酸およびそれらの誘導体は、木本
、イネ科雑草およびカヤツリグサ科雑草ならびに広葉雑草に対する広範囲の雑草防除能を
有すると共に卓越した作物選択性を有する優れた除草剤であることが、今般、判明した。
これらの化合物は、卓越した毒物学的または環境的側面をさらに有する。
【0005】
本発明は、式I
【化14】


(式中、
は、HまたはFを表し;
は、ハロゲンを表すが、但し、QがHであるときには、Qは、ClまたはBr
であることを条件とし;
およびRは、独立して、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C
−Cアルキニル、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、アミノ、C−Cアシル、C
−Cカルボアルコキシ、C−Cアルキルカルバミル、C−Cアルキルスルホ
ニル、C−CトリアルキルシリルもしくはC−Cジアルキルホスホニルを表し、
またはRおよびRは、Nと一緒になって、5もしくは6員飽和環を表し;ならびに
Arは、
a)
【化15】


(式中、
は、ハロゲンを表し;
は、F、Cl、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル
チオ、C−Cアルキルスルフィニル、C−Cアルキルスルホニル、C−C
ロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル
、C−Cアルコキシ置換C−Cアルコキシ、−CN、−NRまたはフッ素
化アセチルもしくはプロピオニルを表し;
は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、ハロゲンまたは−CNを表し
、あるいは、XおよびYは、一緒になって、−O(CHO−(この場合、n=
1または2)を表し;ならびに
およびRは、独立して、HまたはC−Cアルキルを表す);
b)
【化16】


(式中、
は、FまたはClを表し;
は、F、Cl、−CN、−NO、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、
−Cアルキルチオ、C−Cアルキルスルフィニル、C−Cアルキルスルホ
ニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルコキシ置換
−Cアルキル、C−Cアルコキシ置換C−Cアルコキシ、−NR
たはフッ素化アセチルもしくはプロピオニルを表し;
は、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキルまたは−CNを表し
、あるいは、WがFを表すとき、XおよびYは、一緒になって、−O(CH
O−(この場合、n=1または2)を表し;ならびに
およびRは、独立して、HまたはC−Cアルキルを表す);および
c)
【化17】


(式中、
は、ハロゲン、−CNまたは−CFを表し;
は、F、Cl、−CN、−NO、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、
−Cアルキルチオ、C−Cアルキルスルフィニル、C−Cアルキルスルホ
ニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルコキシ置換
−Cアルキル、C−Cアルコキシ置換C−Cアルコキシ、−NR
たはフッ素化アセチルもしくはプロピオニルを表し;および
およびRは、独立して、HまたはC−Cアルキルを表す)
からなる群より選択される多置換アリール基を表す)
の化合物および農業上許容されるカルボン酸基誘導体を含む。
【0006】
式中のY、YまたはYが、Cl、BrまたはCFを表し、式中のWまたはW
が、ClまたはFを表し、式中のXまたはXが、C−Cアルコキシ、C−C
チオアルコキシ、C−CハロアルキルまたはNRを表し、および式中のZが
、C−Cアルコキシ、C−Cチオアルコキシ、C−CハロアルキルまたはN
を表す式Iの化合物は、独立して好ましい。
【0007】
本発明は、農業上許容されるアジュバントまたは担体との混合物で、除草有効量の式I
の化合物および農業上許容されるそのカルボン酸誘導体を含む、除草剤組成物を含む。本
発明は、除草量の本化合物を植生にまたは植生の場所にならびに植生の発芽前に土壌に散
布することによる、望ましくない植生を枯殺または防除するための本発明の化合物および
組成物の使用方法も含む。本発明は、本化合物を調製するための中間体をさらに含み。
【0008】
本発明の除草剤化合物は、式II
【化18】


(式中、
は、HまたはFを表し;
は、ハロゲンを表すが、但し、QがHであるときには、Qは、ClまたはBr
であることを条件とし;
Arは、
a)
【化19】


(式中、
は、ハロゲンを表し;
は、F、Cl、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル
チオ、C−Cアルキルスルフィニル、C−Cアルキルスルホニル、C−C
ロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル
、C−Cアルコキシ置換C−Cアルコキシ、−CN、フッ素化アセチルもしくは
プロピオニルまたは−NRを表し;
は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、ハロゲンまたは−CNを表し
、あるいは、XおよびYは、一緒になって、−O(CHO−(この場合、n=
1または2)を表し;ならびに
およびRは、独立して、HまたはC−Cアルキルを表す);
b)
【化20】


(式中、
は、FまたはClを表し;
は、F、Cl、−CN、−NO、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、
−Cアルキルチオ、C−Cアルキルスルフィニル、C−Cアルキルスルホ
ニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルコキシ置換
−Cアルキル、C−Cアルコキシ置換C−Cアルコキシ、フッ素化アセチ
ルもしくはプロピオニルまたは−NRを表し;
は、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキルまたは−CNを表し
、あるいは、WがFを表すとき、XおよびYは、一緒になって、−O(CH
O−(この場合、n=1または2)を表し;ならびに
およびRは、独立して、HまたはC−Cアルキルを表す);および
c)
【化21】


(式中、
は、ハロゲン、−CNまたは−CFを表し;
は、F、Cl、−CN、−NO、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、
−Cアルキルチオ、C−Cアルキルスルフィニル、C−Cアルキルスルホ
ニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルコキシ置換
−Cアルキル、C−Cアルコキシ置換C−Cアルコキシフッ素化アセチル
もしくはプロピオニルまたは−NRを表し;および
およびRは、独立して、HまたはC−Cアルキルを表す)
からなる群より選択される多置換アリール基を表す)
の4−アミノピコリン酸の誘導体である。
【0009】
これらの化合物は、そのピリジン環の3位にClまたはFを、5位にHまたはFを、お
よび6位に三または四置換アリール基を有することを特徴とする。Clが3位にあり、H
が5位にある化合物が、一般に好ましい。好ましい置換アリール基としては、2,3,4
−三置換、2−フルオロ−4,5−三置換および2−フルオロ−4,5,6−四置換フェ
ニル基が挙げられる。特に好ましい置換アリール基としては、式中のY、YまたはY
が、Cl、BrまたはCFを表す、式中のWまたはWが、ClまたはFを表す、
式中のXまたはXが、C−Cアルコキシ、C−Cチオアルコキシ、C−C
ハロアルキルまたはNRを表す、および式中のZが、C−Cアルコキシ、C
−Cチオアルコキシ、C−CハロアルキルまたはNRを表すものが挙げら
れる。
【0010】
そのピリジン環の4位のアミノ基は、非置換である場合もあり、または一つまたはそれ
以上のC−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、ヒドロキシ
、C−Cアルコキシもしくはアミノ置換基で置換されている場合もある。前記アミノ
基は、アミド、カルバメート、尿素、スルホンアミド、シリルアミンまたはホスホルアミ
デートとしてさらに誘導体化されている場合がある。このような誘導体は、アミンへと分
解することができる。非置換アミノ基が好ましい。
【0011】
式Iのカルボン酸は、望ましくない植生を実際に枯殺または防除する、概して好ましい
化合物であると考えられる。植物または環境の中で酸基に変換され得る関連置換基を形成
するようにピコリン酸の酸基が誘導体化されているこれらの化合物の類似体は、本質的に
同じ除草効果を有し、本発明の範囲内である。従って、「農業上許容される誘導体」は、
2位のカルボン酸官能性を説明するために用いるとき、(a)活性成分、すなわち、6−
アリール−4−アミノピコリン酸の除草活性に実質的に影響を及ぼさない、および(b)
植物または土壌中で、pHに依存して解離または非解離形態である式Iのピコリン酸へと
加水分解、酸化または代謝されるまたはされ得る、任意の塩、エステル、アシルヒドラジ
ド、イミデート、チオイミデート、アミジン、アミド、オルトエステル、アシルシアニド
、アシルハライド、チオエステル、チオノエステル、ジチオールエステル、ニトリルまた
は当分野において周知の任意の他の酸誘導体と定義する。カルボン酸の好ましい農業上許
容される誘導体は、農場上許容される塩、エステルおよびアミドである。同様に、「農業
上許容される誘導体」は、4位のアミン官能性を説明するために用いるとき、(a)活性
成分、すなわち、6−アリール−4−アミノピコリン酸の除草活性に実質的に影響を及ぼ
さない、および(b)植物または土壌中で、式IIの遊離アミンへと加水分解されるまた
はされ得る、任意の塩、シリルアミン、ホスホリルアミン、ホスフィンイミン、ホスホロ
アミデート、スルホンアミド、スルフィルイミン、スルホキシイミン、アミナール、ヘミ
アミナール、アミド、チオアミド、カルバメート、チオカルバメート、アミジン、尿素、
イミン、ニトロ、ニトロソ、アジドまたは当分野において周知の任意の他の窒素含有誘導
体と定義する。式IIの親ピコリンへと分解することもできるN−オキシドも、本発明の
範囲に含まれる。
【0012】
適する塩としては、アルカリまたはアルカリ土類金属から誘導されるものならびにアン
モニアおよびアミンから誘導されるものが挙げられる。好ましいカチオンとしては、式
NH
のナトリウム、カリウム、マグネシウムおよびアミニウムカチオンが挙げられ、この式中
のR、RおよびRは、各々、独立して、水素であるか、C−C12アルキル、C
−C12アルケニルまたはC−C12アルキニル(これらの各々が、一つまたはそれ
以上のヒドロキシ、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオまたはフェニル基で
場合によっては置換されている)であるが、但し、R、RおよびRが立体的に共存
できることを条件とする。加えて、R、RおよびRのうちのいずれか二つが一緒に
、1から12の炭素原子および2以下の酸素または硫黄原子を含有する脂肪族二官能性部
分を表す場合もある。式Iの化合物の塩は、金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、ま
たはアミン、例えばアンモニア、トリメチルアミン、ジエタノールアミン、2−メチルチ
オプロピルアミン、ビスアリルアミン、2−ブトキシエチルアミン、モルホリン、シクロ
ドデシルアミンもしくはベンジルアミン、での式Iの化合物の処理によって、調製するこ
とができる。多くの場合、アミン塩が、式Iの化合物の好ましい形態である。それらは、
水溶性であり、所望の水性除草剤組成物の調製に役立つからである。
【0013】
適するエステルとしては、C−C12アルキル、C−C12アルケニルまたはC
−C12アルキニルアルコール、例えば、メタノール、イソプロパノール、ブタノール、
2−エチルヘキサノール、ブトキシエタノール、メトキシプロパノール、アリルアルコー
ル、プロパルギルアルコールまたはシクロへキサノールから誘導されるものが挙げられる
。エステルは、任意の数の適する活性化剤、例えば、ペプチドカップリングに使用される
もの、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)もしくはカルボニルジイミダゾ
ール(CDI)を使用してピコリン酸とアルコールをカップリングさせることによって、
式Iのピコリン酸の対応する酸塩化物と適切なアルコールを反応させることによって、ま
たは酸触媒の存在下で式Iの対応するピコリン酸を適切なアルコールと反応させることに
よって、調製することができる。適するアミドとしては、アンモニアから誘導されるもの
、あるいはC−C12アルキル、C−C12アルケニルまたはC−C12アルキニ
ル一または二置換アミン、例えば、これらに限定されないが、ジメチルアミン、ジエタノ
ールアミン、2−メチルチオプロピルアミン、ビスアリルアミン、2−ブトキシエチルア
ミン、シクロドデシルアミン、ベンジルアミン、または追加のヘテロ原子を伴うもしくは
伴わない環状もしくは芳香族アミン、例えば、これらに限定されないが、アジリジン、ア
ゼチジン、ピロリジン、ピロール、イミダゾール、テトラゾールもしくはモルホリンから
誘導されるものが挙げられる。アミドは、式Iの対応するピコリン酸塩化物、混合無水物
またはカルボン酸エステルをアンモニアまたは適するアミンと反応させることによって、
調製することができる。
【0014】
用語「アルキル」、「アルケニル」および「アルキニル」、ならびに派生語、例えば「
アルコキシ」、「アシル」、「アルキルチオ」および「アルキルスルホニル」は、本明細
書で用いる場合、直鎖、分枝鎖および環状部分をそれらの範囲に含む。用語「アルケニル
」および「アルキニル」は、一つまたはそれ以上の不飽和結合を含むことを意図する。
【0015】
用語「アリール」、ならびに派生語、例えば「アリールオキシ」は、フェニルを指す。
【0016】
他に具体的な限定がない限り、「ハロ」などの派生語を含む用語「ハロゲン」は、フッ
素、塩素、臭素およびヨウ素を指す。用語「ハロアルキル」および「ハロアルコキシ」は
、1から最大可能数のハロゲン原子で置換されているアルキルおよびアルコキシ基を指す

【0017】
式Iの化合物は、周知の化学的手順を用いて製造することができる。必要な出発原料は
、市販され、または標準的な手順を利用して合成する。
【0018】
式Iの6−置換アリールピコリンは、当分野において周知である多数の方法から、例え
ば、不活性溶剤中、遷移金属触媒の存在下での6位に易脱離基を有する適切に置換された
ピリジン(III)とタイプ(IV)の有機金属化合物との反応によって、調製すること
ができる。
【化22】


この場合、「L」は、塩素、臭素、ヨードまたはトリフルオロメタンスルホネートであり
得、「金属」は、Mg−ハライド、Zn−ハライド、トリ−(C−Cアルキル)すず
、リチウム、銅、またはB(OR)(OR)(式中のRおよびRは、互いに独立
して、水素、C−Cアルキルであるか、一緒になってエチレンまたはプロピレン基を
形成する)であり、ならびに「触媒」は、遷移金属触媒、特に、パラジウム触媒、例えば
二酢酸パラジウム、二塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)、または
ニッケル触媒、例えばアセチルアセトナトニッケル(II)、塩化ビス(トリフェニルホ
スフィン)ニッケル(II)である。
【0019】
あるいは、式Iの化合物は、不活性溶剤中、遷移金属触媒の存在下での適切に置換され
た6−金属置換ピリジン(V)とタイプ(VI)のアリール化合物との反応によって調製
することができる。
【化23】


この場合、「L」は、塩素、臭素、ヨードまたはトリフルオロメタンスルホネートであり
得、ならびに「金属」は、Mg−ハライド、Zn−ハライド、トリ−(C−Cアルキ
ル)すず、リチウム、銅、またはB(OR)(OR)(式中のRおよびRは、互
いに独立して、水素、C−Cアルキルであるか、一緒になってエチレンまたはプロピ
レン基を形成する)であり、ならびに「触媒」は、遷移金属触媒、特に、パラジウム触媒
、例えば二酢酸パラジウム、二塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)
、またはニッケル触媒、例えばアセチルアセトナトニッケル(II)、塩化ビス(トリフ
ェニルホスフィン)ニッケル(II)である。
【0020】
ボロン酸またはエステルとの反応は、以下の参考文献によって例示されるように、周知
である。
(1)W.J. Thompson and J. Gaudino, J. Org. Chem., 49, 5223 (1984);
(2)S. Gronowitz and K. Lawitz, Chem. Scr, 24, 5 (1984);
(3)S. Gronowitz et al., Chem. Scr., 26, 305 (1986);
(4)J. Stavenuiter et al., Heterocycles, 26, 2711 (1987);
(5)V. Snieckus et al., Tetrahedron Letters, 28, 5093 (1987);
(6)V. Snieckus et al., Tetrahedron Letters, 29, 2135 (1988);
(7)M.B. Mitchell et al., Tetrahedron Letters, 32, 2273 (1991);Tetrahedron, 4
8, 8117 (1992);
(8)特開平5−30187。
【0021】
グリニャール化合物との反応(金属=Mg−Hal)
(9)L.N. Pridgen, J. Heterocyclic Chem., 12, 443 (1975);
(10)M. Kumada et al., Tetrahedron Letters, 21, 845 (1980);
(11)A. Minato et al., J. Chem. Soc. Chem. Commun., 5319 (1984)。
【0022】
有機亜鉛化合物との反応(金属=Zn−Hal)
(12)A.S. Bell et al., Synthesis, 843 (1987);
(13)A.S. Bell et al., Tetrahedron Letters, 29, 5013 (1988);
(14)J.W. Tilley and S. Zawoiski, J. Org. Chem., 53, 386 (1988);(9)も参照

【0023】
有機すず化合物との反応(金属=Sn(C−C(アルキル)
(15)T.R. Bailey et al., Tetrahedron Letters, 27, 4407 (1986);
(16)Y. Yamamoto et al., Synthesis, 564 (1986);(6)も参照。
【0024】
III+IV、またはV+VIのカップリングに続いて、適宜、いずれかの環で反応を
行って、式Iの化合物のさらなる誘導体を得ることができる。
【0025】
Lがクロロ、ブロモ、ヨードまたはトリフルオロメタンスルホネートである、式III
の適切に置換されたピリジンは、周知の方法によって容易に得ることができる。WO 0
151468参照。例えば、6−ブロモ類似体は、いくつかの重要な中間体、例えば、対
応する6−ブロモ−4−アジド、6−ブロモ−4−ニトロ、および6−ブロモ−4−ニト
ロピリジンN−オキシド類似体の還元によって、調製することができる。そしてまた、こ
れらの中間体は、NaNでの6−ブロモ−4−ハロ類似体の求核置換によって、または
対応する6−ブロモピリジン−N−オキシドの求電子ニトロ化によって、調製することが
できる。あるいは、そのような類似体は、対応する4,6−ジブロモ類似体の直接アミノ
化によって調製することができる。
【0026】
4−N−アミド、カルバメート、尿素、スルホンアミド、シリルアミンおよびホスホル
アミデートアミノ誘導体は、遊離アミノ化合物と、例えば、適する酸ハロゲン化物、クロ
ロホルメート、カルバミルクロライド、スルホニルクロライド、シリルクロライドまたは
クロロホスフェートとの反応によって、調製することができる。
【0027】
置換4−アミノ類似体は、対応する4−ハロピリジン−2−カルボキシレートまたは任
意の他の置換可能な4−置換基と置換アミンとの反応によって、調製することができる。
【0028】
これらのプロセスのいずれかによって得られる式Iの化合物は、従来の手段によって回
収することができる。一般にはその反応混合物を塩酸などの水性酸で酸性化し、酢酸エチ
ルまたは塩化メチレンなどの有機溶剤で抽出する。有機溶剤および他の揮発成分を蒸留ま
たは蒸発によって除去して、式Iの所望の化合物を得、それを標準的な手順によって、例
えば再結晶またはクロマトグラフィーによって、精製することができる。
【0029】
式Iの化合物は、発芽前および発芽後用除草剤として有用であることが判明した。それ
らは、非選択的(より高い)散布率で、ある領域内の広い植生スペクトルの防除のために
、またはより低い散布率で、望ましくない植生の選択的防除のために利用することができ
る。散布領域としては、牧草地および放牧地、道端および権利道路(rights of way)、
送電線、および望ましくない植生の防除が望ましい任意の工業領域が挙げられる。もう一
つの用途は、トウモロコシ、米および穀類などの作物における望ましくない植生の防除で
ある。それらは、木に実る作物(tree crops)、例えば柑橘類、リンゴ、ゴム、パーム油
、林業およびその他における望ましくない植生の防除にも使用することができる。発芽後
にそれらの化合物を用いるほうが通常は好ましい。さらに、幅広いスペクトルの木本、広
葉およびイネ科雑草ならびにカヤツリグサ科植物を防除するためのそれらの化合物の使用
が、通常は好ましい。定着した作物において望ましくない植生を防除するための本化合物
の使用をと特に指示する。式Iに含まれる6−アリール−4−アミノピコリネート化合物
の各々が本発明の範囲内であるが、得られる除草活性、作物選択性および雑草防除の程度
は、存在する置換基に依存して変わる。任意の特定の除草剤使用効果に適する化合物は、
本明細書に提示する情報および常用の試験を用いて特定することができる。
【0030】
除草剤という用語は、植物を枯殺する、防除する、または植物の成長を別様に有害に修
飾する活性成分を意味するために本明細書では用いる。除草有効量または植生防除量は、
有害修飾効果を生じさせる活性成分の量であり、自然な発育、枯死、調節、乾燥、遅延な
どから偏差を含む。植物および植生という用語は、発芽する種子、発芽している幼植物、
定着した植生を含む。
【0031】
本発明の化合物は、任意の成長段階におけるまたは植栽もしくは発芽前の植物にまたは
植物の場所に直接散布すると、除草活性を示す。観察される効果は、防除すべき植物種、
その植物の成長段階、希釈および噴霧粒径の適用パラメータ、固体成分の粒径、使用時の
環境条件、利用する具体的な化合物、利用する具体的なアジュバントおよび担体、土壌の
タイプなど、ならびに散布する化学物質の量に依存する。当分野において公知であるよう
に、これらおよび他の因子を調整して、非選択的または選択的除草作用を促進することが
できる。一般に、最大の雑草防除を達成するには、発芽後から比較的未成熟の望ましくな
い植生に式Iの化合物を散布することが好ましい。
【0032】
発芽後の作業では、一般に、0.1から1,000g/Haの散布率が用いられ、発芽
前の散布には、一般に、1から2,000g/Haの率が用いられる。指摘した高いほう
の率は、一般に幅広い種類の望ましくない植生の非選択的防除をもたらす。低いほうの率
は、概して選択的防除をもたらし、作付け場所で用いることができる。
【0033】
本発明の除草剤化合物は、より幅広い種類の望ましくない植生を防除するために、一つ
またはそれ以上の他の除草剤と併用で散布することが多い。他の除草剤と併用するとき、
本特許請求の範囲に記載の化合物は、他の除草剤と配合することができ、他の除草剤とタ
ンク混合することができ、または逐次的に他の除草剤と共に散布することができる。本発
明の化合物と併用することができる他の除草剤の一部としては、アミド除草剤、例えばア
リドクロール、ベフルブタミド、ベンザドクス、ベンジピラム、ブロモブチド、カフェン
ストロール、CDEA、クロルチアミド、シプラゾール、ジメテナミド、ジメテナミド−
P、ジフェナミド、エプロナズ、エトニプロミド、フェントラザミド、フルポキサム、ホ
メサフェン、ハロサフェン、イソカルバミド、イソキサベン、ナプロパミド、ナプタラム
、ペトキサミド、プロピザミド、キノナミドおよびテブタム;アニリド除草剤、例えば、
クロラノクリル、シサニリド、クロメプロプ、シプロミド、ジフルフェニカン、エトベン
ザニド、フェナスラム、フルフェナセト、フルフェニカン、メフェナセト、メフルイジド
、メタミホップ、モナリド、ナプロアニリド、ペンタノクロル、ピコリナフェンおよびプ
ロパニル;アリールアラニン除草剤、例えば、ベンゾイルプロプ、フラムプロプおよびフ
ラムプロプ−M;クロロアセトアニリド除草剤、例えば、アセトクロル、アラクロル、ブ
タクロル、ブテナクロル、デラクロル、ジエタチル、ジメタクロル、メタザクロル、メト
ラクロル、S−メトラクロル、プレチラクロル、プロパクロル、プロピソクロル、プリナ
クロル、テルブクロル、テニルクロルおよびキシラクロル;スルホンアニリド除草剤、例
えば、ベンゾフルオール、ペルフルイドン、プリミスルファンおよびプロフルアゾール;
スルホンアミド除草剤、例えば、アスラム、カルバスラム、フェナスラムおよびオリザリ
ン;抗生物質除草剤、例えば、ビラナホス;安息香酸除草剤、例えば、クロラムベン、ジ
カンバ、2,3,6−TBAおよびトリカンバ;ピリミジニルオキシ安息香酸除草剤、例
えば、ビスピリバックおよびピリミノバック;ピリミジニルチオ安息香酸除草剤、例えば
、ピリチオバック;フタル酸除草剤、例えば、クロルサール;ピコリン酸除草剤、例えば
、アミノピラリド、クロピラリドおよびピクロラム;キノリンカルボン酸除草剤、例えば
、キンクロラックおよびキンメラック;ヒ素系除草剤、例えば、カコジル酸、CMA、D
SMA、ヘキサフルレート、MAA、MAMA、MSMA、亜ヒ酸カリウムおよび亜ヒ酸
ナトリウム;ベンゾイルシクロヘキサンジオン除草剤、例えば、メソトリオン、スルコト
リオン、テフリルトリオンおよびテンボトリオン;ベンゾフラニルアルキルスルホネート
除草剤、例えば、ベンフレセートおよびエトフメセート;カルバメート除草剤、例えば、
アスラム、カルボキサゾール、クロルプロカルブ、ジクロルメート、フェナスラム、カル
ブチレートおよびテルブカルブ;カルバニレート除草剤、例えば、バルバン、BCPC、
カルバスラム、カルベタミド、CEPC、クロルブファム、クロルプロファム、CPPC
、デスメジファム、フェニソファム、フェンメジファム、フェンメジファム−エチル、プ
ロファムおよびスウェプ;シクロヘキセンオキシム除草剤、例えば、アロキシジム、ブト
ロキシジム、クレトジム、クロプロキシジム、シクロキシジム、プロホキシジム、セトキ
シジム、テプラロキシジムおよびトラルコキシジム;シクロプロピルイソオキサゾール除
草剤、例えば、イソオキサクロルトールおよびイソオキサフルトール;ジカルボキシミド
除草剤、例えば、ベンズフェンジゾン、シニドン−エチル、フルメジン、フルミクロラッ
ク、フルミオキサジンおよびフルミプロピン;ジニトロアニリン除草剤、例えば、ベンフ
ルラリン、ブトラリン、ジニトラミン、エタルフルラリン、フルクロラリン、イソプロパ
リン、メタルプロパリン、ニトラリン、オリザリン、ペンジメタリン、プロジアミン、プ
ロフルラリンおよびトリフルラリン;ジニトロフェノール除草剤、例えば、ジノフェネー
ト、ジノプロプ、ジノサム、ジノセブ、ジノテルブ、DNOC、エチノフェンおよびメジ
ノテルブ;ジフェニルエーテル除草剤、例えば、エトキシフェン;ニトロフェニルエーテ
ル除草剤、例えば、アシフルオルフェン、アクロニフェン、ビフェノックス、クロメトキ
シフェン、クロルニトロフェン、エトニプロミド、フルオロジフェン、フルオログリコフ
ェン、フルオロニトロフェン、ホメサフェン、フリルオキシフェン、ハロサフェン、ラク
トフェン、ニトロフェン、ニトロフルオルフェンおよびオキシフルオルフェン;ジチオカ
ルバメート除草剤、例えば、ダゾメトおよびメタム;ハロゲン化脂肪族除草剤、例えば、
アロラック、クロロポン、ダラポン、フルプロパネート、ヘキサクロロアセトン、ヨード
メタン、メチルブロマイド、モノクロロ酢酸、SMAおよびTCA;イミダゾリノン除草
剤、例えば、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキ
ンおよびイマゼタピル;無機除草剤、例えば、スルファミン酸アンモニウム、ボラックス
、塩素酸カルシウム、硫酸銅、硫酸第一鉄、アジ化カリウム、シアン化カリウム、アジ化
ナトリウム、塩素酸ナトリウムおよび硫酸;ニトリル除草剤、例えば、ブロモボニル、ブ
ロモキシニル、クロロキシニル、ジクロベニル、ヨードボニル、イオキシニルおよびピラ
クロニル;有機リン系除草剤、例えば、アミプロホス−メチル、アニロホス、ベンスリド
、ビラナホス、ブタミホス、2,4−DEP、DMPA、EBEP、ホサミン、グルホシ
ネート、グリホサートおよびピペロホス;フェノキシ除草剤、例えば、ブロモフェノキシ
ム、クロメプロプ、2,4−DEB、2,4−DEP、ジフェノペンテン、ジスル、エル
ボン、エトニプロミド、フェンテラコールおよびトリホプシム;フェノキシ酢酸除草剤、
例えば、4−CPA、2,4−D、3,4−DA、MCPA、MCPA−チオエチルおよ
び2,4,5−T;フェノキシ酪酸除草剤、例えば、4−CPB、2,4−DB、3,4
−DB、MCPBおよび2,4,5−TB;フェノキシプロピオン酸除草剤、例えば、ク
ロプロプ、4−CPP、ジクロルプロプ、ジクロルプロプ−P、3,4−DP、フェノプ
ロプ、メコプロプおよびメコプロプ−P;アリールオキシフェノキシプロピオン酸除草剤
、例えば、クロラジホップ、クロジナホップ、クロホップ、シハロホップ、ジクロホップ
、フェノキサプロプ、フェノキサプロプ−P、フェンチアプロプ、フルアジホップ、フル
アジホップ−P、ハロキシホップ、ハロキシホップ−P、イソキサピリホップ、メタミホ
ップ、プロパキザホップ、キザロホップ、キザロホップ−Pおよびトリホップ;フェニレ
ンジアミン除草剤、例えば、ジニトラミンおよびプロジアミン;ピリダゾリル除草剤、例
えば、ベンゾフェナプ、ピラゾリネート、ピラスルホトール、プラゾキシフェン、ピロキ
サスルホンおよびトプラメゾン;ピラゾリルフェニル除草剤、例えば、フルアゾレートお
よびピラフルフェン;ピリジダジン除草剤、例えば、クレダジン、ピリダホールおよびピ
リデート;ピリダジノン除草剤、例えば、ブロムピラゾン、クロリダゾン、ジミダゾン、
フルフェンピル、メトフルラゾン、ノルフルラゾン、オキサピラゾンおよびピダノン;ピ
リジン除草剤、例えば、アミノピラリド、クリオジネート、クロピラリド、ジチオピル、
フルロキシピル、ハロキシジン、ピクロラム、ピコリナフェン、ピリクロール、チアゾプ
リルおよびトリクロピル;ピリミジンジアミン除草剤、例えば、イプリミダムおよびチオ
クロリム;第四アンモニウム除草剤、例えば、シペルクワット、ジエタムクワット、ジフ
ェンゾクワット、ジクワット、モルファムクワットおよびパラクワット;チオカルバメー
ト除草剤、例えば、ブチレート、シクロアート、ジ−アラート、EPTC、エスプロカル
ブ、エチオラート、イソポリネート、メチオベンカルブ、モリナート、オルベンカルブ、
ペブレート、プロスルホカルブ、ピリブチカルブ、スルファラート、チオベンカルブ、チ
オカルバジル、トリ−アラートおよびベルノラート;チオカーボネート除草剤、例えば、
ジメキサノ、EXDおよびプロキサン;チオ尿素除草剤、例えば、メチウロン;トリアジ
ン除草剤、例えば、ジプロペトリン、トリアジフラムおよびトリヒドロキシトリアジン;
クロロトリアジン除草剤、例えば、アトラジン、クロラジン、シアナジン、シプラジン、
エグリナジン、イパジン、メソプラジン、プロシアジン、プログリナジン、プロパジン、
セブチラジン、シマジン、テルブチラジンおよびトリエタジン;メトキシトリアジン除草
剤、例えば、アトラトン、メソメトン、プロメトン、セクブメトン、シメトンおよびテル
ブメトン;メチルチオトリアジン除草剤、例えば、アメトリン、アジプロトリン、シアナ
トリン、デスメトリン、ジメタメトリン、メトプロトリン、プロメトリン、シメトリンお
よびテルブトリン;トリアジノン除草剤、例えば、アメトリジオン、アミブジン、ヘキサ
ジノン、イソメチオジン、メタミトロンおよびメトリブジン;トリアゾール除草剤、例え
ば、アミトロール、カフェンストロール、エプロナズおよびフルポキサム;トリアゾロン
除草剤、例えば、アミカルバゾン、ベンカルバゾン、カルフェントラゾン、フルカルバゾ
ン、プロポキシカルバゾン、スルフェントラゾンおよびチエンカルバゾン−メチル;トリ
アゾロピリミジン除草剤、例えば、クロランスラム、ジクロスラム、フロラスラム、フル
メツラム、メトスラム、ペノキシスラムおよびピロキシスラム;ウラシル除草剤、例えば
、ブタフェナシル、ブロマシル、フルプロパシル、イソシル、レナシルおよびテルバシル
;3−フェニルウラシル;尿素除草剤、例えば、ベンズチアツロン、クミルロン、シクル
ロン、ジクロラール尿素、ジフルフェンゾピル、イソノルロン、イソウロン、メタベンズ
チアツロン、モニソウロンおよびノルウロン;フェニル尿素除草剤、例えば、アニスロン
、ブツロン、クロルブロムロン、クロレツロン、クロロトルロン、クロロクスロン、ダイ
ムロン、ジフェノクスロン、ジメフロン、ジウロン、フェヌロン、フルオメツロン、フル
オチウロン、イソプロツロン、リヌロン、メチウロン、メチルジムロン、メトベンズロン
、メトブロムロン、メトクスロン、モノリヌロン、モヌロン、ネブロン、パラフルロン、
フェノベンズロン、シズロン、テトラフルロンおよびチアジアズロン;ピリミジニルスル
ホニル尿素除草剤、例えば、アミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロン、ク
ロリムロン、シクロスルファムロン、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、フルセト
スルフロン、フルピルスルフロン、ホラムスルフロン、ハロスルフロン、イマゾスルフロ
ン、メソスルフロン、ニコスルフロン、オルトスルファムロン、オキサスルフロン、プリ
ミスルフロン、ピラゾスルフロン、リムスルフロン、スルホメツロン、スルホスルフロン
およびトリフロキシスルフロン;トリアジニルスルホニル尿素除草剤、例えば、クロルス
ルフロン、シノスルフロン、エタメツルフロン、ヨードスルフロン、メツルフロン、プロ
スルフロン、チフェンスルフロン、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリフルスルフロ
ンおよびトリトスルフロン;チアジアゾリル尿素除草剤、例えば、ブチウロン、エチジム
ロン、テブチウロン、チアザフルロンおよびチジアズロン;ならびに未分類の除草剤、例
えば、アクロレイン、アリルアルコール、アザフェニジン、ベナゾリン、ベンタゾン、ベ
ンゾビシクロン、ブチダゾール、カルシウムシアナミド、カンベンジクロル、クロルフェ
ナク、クロルフェンプロプ、クロルフルラゾール、クロルフルレノール、シンメチリン、
クロマゾン、CPMF、クレゾール、オルト−ジクロロベンゼン、ジメピペレート、エン
ドタール、フルオロミジン、フルリドン、フルロクロリドン、フルタモン、フルチアセッ
ト、インダノファン、メタゾール、メチルイソチオシアネート、ニピラクロフェン、OC
H、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキサジクロメホン、ペンタクロロフェノール
、ペントキサゾン、酢酸フェニル水銀、ピノキサデン、プロスルファリン、ピリベンゾキ

ム、ピリフタリド、キノクラミン、ローデタニル、スルグリカピン、チジアジミン、トリ
ジファン、トリメツロン、トリプロピンダンおよびトリタックが挙げられる。本発明の除
草剤化合物は、さらに、グリホサート、グルホシネートまたは2,4−Dと共に、グリホ
サート耐性、グルホシネート耐性または2,4−D耐性作物に対して使用することができ
る。本発明の化合物と、処理する作物に対して選択的であり、利用する散布率でこれらの
化合物により防除される雑草スペクトルを補完する除草剤との併用が一般に好ましい。さ
らに、本発明の化合物と他の補完的除草剤を併用配合物またはタンクミックスのいずれか
として同時に散布することが、一般に好ましい。
【0034】
本発明の化合物は、一般に、それらの選択性を高めるために、公知の除草剤毒性緩和剤
、例えば、ベノキサコール、ベンチオカルブ、ブラシノリド、クロキントセット(メキシ
ル)、シオメトリニル、ダイムロン、ジクロルミド、ジシクロノン、ジメピペレート、ジ
スルホトン、フェンクロラゾール−エチル、フェンクロリム、フルラゾール、フルキソフ
ェニム、フリラゾール、イソキサジフェン−エチル、メフェンピル−ジエチル、MG19
1、MON4660、ナフタル酸無水物(NA)、オキサベトリニル、R29148およ
びN−フェニル−スルホニル安息香酸アミドと併用することができる。加えて、それらは
、遺伝子操作によってまたは突然変異および選択によってそれらに対してまたは他の除草
剤に対して耐性または抵抗性にされた多くの作物における望ましくない植生の防除に利用
することができる。例えば、感受性のある植物の中でアセトラクテート合成酵素阻害剤で
ある化合物に対して耐性または抵抗性にされた、トウモロコシ、小麦、米、大豆、テンサ
イ、綿、カノーラおよび他の作物を処理することができる。多くのグリホサートおよびグ
ルホシネート耐性作物も、単独でまたはこれらの除草剤と併用で処理することができる。
一部の作物(例えば、綿)は、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸などのオーキシン系除草
剤に対して耐性にされている。これらの除草剤は、そのような抵抗性作物または他のオー
キシン耐性作物を処理するために使用することができる。
【0035】
式Iの6−アリール−4−アミノ−ピコリネート化合物は、除草剤として直接利用でき
るが、少なくとも一つの農業上許容されるアジュバントまたは担体と共に除草有効量のこ
れら化合物を含有する混合物で使用するほうが好ましい。適するアジュバントまたは担体
は、特に、作物が存在する状態での選択的雑草防除のためにそれらの組成物を散布する際
に利用される濃度で、価値のある作物に対して植物毒性であってはならず、ならびに式I
の化合物または他の組成物成分と化学的に反応してはならない。このような混合物は、雑
草もしくはそれらの場所への直接散布用に設計される場合もあり、または散布前に追加の
担体およびアジュバントで通常は希釈される濃縮物もしくは配合物である場合もある。そ
れらは、固体、例えば、粉体、粉粒体、水分散性粉粒体もしくは水和剤などである場合も
あり、または液体、例えば、乳剤、溶液、エマルジョンもしくは懸濁液などである場合も
ある。
【0036】
本発明の除草剤混合物の調製に有用である適する農業用アジュバントおよび担体は、当
業者には周知である。
【0037】
利用することができる液体担体としては、水、トルエン、キシレン、石油ナフサ、クロ
ップオイル、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、トリクロロエチレン、
パークロロエチレン、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ブチル、プロピレングリコールモノ
メチルエーテルおよびジエチレングリコールモノメチルエーテル、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、アミルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール
、グリセリンなどが挙げられる。一般に、水は、濃縮物の希釈に好んで選ばれる担体であ
る。
【0038】
適する固体担体としては、タルク、葉ろう石クレー、シリカ、アタパルガスクレー、カ
オリンクレー、キースラガー、チョーク、珪藻土、石灰、炭酸カルシウム、ベントナイト
クレー、フラー土、綿実殻、小麦粉、大豆粉、軽石、木粉、クルミ殻粉、リグニンなどが
挙げられる。
【0039】
一つまたはそれ以上の界面活性剤を本発明の組成物に添合することが、通常好ましい。
そのような界面活性剤は、有利には、固体および液体、両方の組成物、特に、散布前に担
体で希釈するように設計されたものにおいて利用される。上記界面活性剤は、特性の点で
はアニオン性、カチオン性または非イオン性であり得、ならびに乳化剤、湿潤剤、懸濁化
剤としてまたは他の目的に利用することができる。代表的な界面活性剤としては、アルキ
ルスルフェート、例えば、ラウリル硫酸ジエタノールアンモニウム;アルキルラウリルス
ルホン酸塩、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム;アルキルフェノール−ア
ルキレンオキシド付加生成物、例えば、ノニルフェノール−C18エトキシレート;アル
コール−アルキレンオキシド付加生成物、例えば、トリデシルアルコール−C16エトキ
シレート;石鹸、例えば、ステアリン酸ナトリウム;アルキルナフタレンスルホン酸塩、
例えば、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム;スルホコハク酸塩のジアルキルエス
テル、例えば、ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム;ソルビトールエス
テル、例えば、ソルビトールオレエート;第四アミン、例えば、ラウリルトリメチルアン
モニウムクロライド;脂肪酸のポリエチレングリコールエステル、例えば、ポリエチレン
グリコールステアレート;エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックコポリマー
;ならびにモノおよびジアルキルリン酸エステルの塩が挙げられる。
【0040】
農業用組成物において一般に使用される他のアジュバントとしては、相溶化剤、消泡剤
、金属イオン封鎖剤、中和剤および緩衝剤、腐食防止剤、染料、臭気剤、展着剤、浸透助
剤、固着剤、分散剤、増粘剤、凝固点降下剤、抗菌剤などが挙げられる。本組成物は、他
の相溶性成分、例えば、他の除草剤、植物成長調節剤、殺真菌剤、殺虫剤なども含有する
場合があり、ならびに液体肥料または固体、粒状肥料担体、例えば硝酸アンモニウム、尿
素などと配合することができる。
【0041】
本発明の除草剤組成物中の活性成分の濃度は、一般に、0.001から98重量パーセ
ントである。0.01から90重量パーセントの濃度が、多くの場合用いられる。濃縮物
として利用するために設計された組成物において、活性成分は、一般には5から98重量
パーセント、好ましくは10から90重量パーセントの濃度で存在する。そのような組成
物は、概して、散布前に水などの不活性担体で希釈される。雑草または雑草の場所に、通
常、散布される希釈組成物は、一般に、約0.0001から1重量パーセントの活性成分
を含有し、好ましくは、0.001から0.05重量パーセントを含有する。
【0042】
本組成物は、従来の地上または空中散粉装置、噴霧装置および粉粒体散布装置の使用に
より、灌漑用水への添加により、ならびに当業者には公知の他の従来通りの手段により、
雑草またはそれらの場所に散布することができる。
【0043】
本発明の化合物の調製に有用な多くの出発原料、例えば、4−アミノ−3,6−ジクロ
ロピリジン−2−カルボン酸、4−アミノ−3,5,6−トリフルオロ−2−シアノピリ
ジン、4−アミノ−6−ブロモ−3,5−ジフルオロピリジン−2−カルボン酸メチルお
よび4−アミノ−6−ブロモ−3−クロロピリジン−2−カルボン酸メチルが、米国特許
第6,297,197B1号に記載されている。
【実施例1】
【0044】
3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェノールの調製
テトラヒドロフラン(THF;50mL)中の1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ
ベンゼン(20.4g、0.100mol)の溶液を、−50℃でTHF(600mL)
中のリチウムジイソプロピルアミド(LDA;0.125mol)にゆっくりと添加した
。添加後、その溶液を−20℃に温め、その後、−50℃に冷却し、テトラヒドロルフラ
ン(20mL)中のトリメチルボレート(13.5g、0.130mol)の溶液をゆっ
くりと添加し、その温度を−20℃に温めた。その後、その混合物を−70℃に冷却し、
過酢酸の溶液(酢酸中32パーセント、0.150mol)をゆっくりと添加し、その混
合物を周囲温度に温めた。水(250mL)を添加し、溶液を酢酸エチル(2×200m
L)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮した。その黒色の油をカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン中、20パーセント 酢酸エチル)によって精製して、3−ブロモ
−6−クロロ−2−フルオロフェノール(14.1g、0.063mol)を得た。
NMR(CDCl):δ7.05(m,2H)、5.5(bs,1H)。
【0045】
実施例1の手順に従って、次の化合物を調製した。
3−ブロモ−2,6−ジクロロフェノール:融点69〜70℃。
3−ブロモ−2−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェノール:H NMR(CD
Cl):δ7.20(m,2H)、5.85(bs,1H)。
3−ブロモ−2−クロロ−6−フルオロフェノール:LC/MS(m/z=225)。
【実施例2】
【0046】
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシベンゼンの調製
アセトニトリル(100mL)中の3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェノール
(14.4g、0.064mol)、ヨウ化メチル(13.5g、0.096mol)お
よび炭酸カリウム(8.8g、0.064mol)の不均一混合物を2時間、還流させな
がら加熱した。その混合物を冷却し、水(100mL)で希釈し、エチルエーテル(2×
150mL)で抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ、濃縮した。その暗色の油をクロマ
トグラフィー(ヘキサン中、5パーセント 酢酸エチル)によって精製して、1−ブロモ
−4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシベンゼン(14.8g、0.062mol)
を得た。H NMR(CDCl):δ7.20(m,1H)、7.10(dd,1H
)、4.0(s,3H)。
【0047】
実施例2の手順に従って、次の化合物を調製した。
1−ブロモ−4−クロロ−3−エトキシ−2−フルオロベンゼン:H NMR(CD
Cl):δ7.20(m,1H)、7.10(dd,1H)、4.20(q,2H)、
1.50(t,3H)。
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−イソプロプロポキシベンゼン:H N
MR(CDCl):δ7.20(m,1H)、7.10(dd,1H)、4.5(m,
1H)、1.40(d,6H)。
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−(2−メトキシエトキシ)ベンゼン:
H NMR(CDCl):δ7.25(m,1H)、7.15(dd,1H)、4.2
5(t,2H)、3.75(t,2H)、3.5(s,3H)。
1−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシ−4−トリフルオロメチルベンゼン:
NMR(CDCl):δ7.39(d,1H)、7.21(d,1H)、6.18(t
t,1H)、4.24(td,2H)。
1−ブロモ−2,4−ジクロロ−3−エトキシベンゼン:H NMR(CDCl
:δ7.32(d,1H)、7,17(d,1H)、4.10(q,2H)、1.47(
t,3H)。
1−ブロモ−2,4−ジクロロ−3−メトキシベンゼン:H NMR(CDCl
:δ7.35(d,1H)、7.15(d,1H)、3.95(s,3H)。
1−クロロ−3,5−ジフルオロ−2−メトキシベンゼン:GC−MS(m/z=17
8)。
1−クロロ−3,5−ジフルオロ−2−エトキシベンゼン:GC−MS(m/z=19
2)沸点80〜85°/30mm。
1,3−ジクロロ−5−フルオロ−2−メトキシベンゼン:GC−MS(m/z=19
4)。
1−ブロモ−3−ブトキシ−4−クロロ−2−フルオロベンゼン:GC−PCI(m/
z=180)。
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシメトキシベンゼン:GC−MS
(m/z=269)。
1−ブロモ−2−クロロ−4−フルオロ−3−メトキシベンゼン:GC−MS(m/z
=239)。
3−クロロ−5−フルオロ−2−メトキシベンズアルデヒド:GC−MS(m/z=1
88)。
1,3−ジフルオロ−3−エトキシベンゼン:GC−MS(m/z=158)。
【実施例3】
【0048】
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシベンゼンの調製
10パーセント HBr(250mL)中の4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシ
アニリン(25.0g、0.143mol)の溶液を0℃に冷却し、水(20mL)中の
亜硝酸ナトリウム(15.0g、0.218mol)の溶液をゆっくりと添加した。塩化
メチレン(50mL)および臭化銅(II)(30.0g、0.244mol)をゆっく
りと添加し、その後、その混合物を周囲温度に温め、1時間攪拌した。その反応混合物を
セライト床に通して濾過し、塩化メチレン(2×100mL)で抽出し、合わせた有機相
を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。その暗色の油のクロマトグラフィー(ヘキサ
ン中、5パーセント 酢酸エチル)によって、1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−
5−メトキシベンゼン(16.6g、0.070mol)を得た。H NMR(CDC
):δ7.20(m,1H)、7.05(dd,1H)、4.00(s,3H)。
【実施例4】
【0049】
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−ジフルオロメトキシベンゼンの調製
ジメチルホルムアミド(DMF;9mL)中の3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロ
フェノール(1.00g、4.44mmol)およびクロロジフルオロ酢酸ナトリウムの
溶液に、炭酸カリウム(1.22g、5.32mmol)および水(1.77mL)を添
加し、得られた混合物を4時間、100℃に加熱した。その溶液を周囲温度に冷却し、濃
塩酸(2.5mL)および水(4mL)を添加し、周囲温度で一晩攪拌した。その溶液を
氷浴で冷却し、2N 水酸化ナトリウムで中和し、その後、エチルエーテル(2×25m
L)で抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃
縮して、1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−ジフルオロメトキシベンゼン(1
.20g、4.2mmol)を得た。この材料を、さらに精製せずに使用した。
【実施例5】
【0050】
1−ブロモ−4−クロロ−3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−2−フルオロベンゼ
ンの調製
DMF(25mL)中の3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェノール(15.4
g、0.068mol)の溶液を、DMF(100mL)中の水酸化ナトリウム(鉱物油
中、60パーセントの分散物)(4.0g、0.10mol)の懸濁液にゆっくりと添加
し、その混合物を1時間攪拌した。DMF(10mL)中のメタンスルホン酸2,2ジフ
ルオロエチルエステル(17.5g、0.109mol)の溶液をゆっくりと添加した。
得られた溶液を18時間、70℃に加熱した。その溶液を水(200mL)で希釈し、エ
チルエーテルで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。残
留油をクロマトグラフィー(ヘキサン中)によって精製して、1−ブロモ−4−クロロ−
3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−2−フルオロベンゼン(9.0g、0.031m
ol)を得た。H NMR(CDCl):δ7.3(m,1H)、7.10(dd,
1H)、6.15(dt,1H)、4.35(m,2H)。
【0051】
実施例5の手順に従って、次の化合物を調製した。
1−ブロモ−2,4−ジクロロ−3−(2,2−ジフルオロエトキシ)ベンゼン:
NMR(CDCl):δ7.35(m,1H)、7.15(dd,1H)、6.15
(tt,1H)、4.35(dt,2H)。
【実施例6】
【0052】
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−(メチルチオ)ベンゼンの調製
THF(50mL)中の1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロベンゼン(20.4g
、0.100mol)の溶液を、−50℃でTHF(600mL)中のLDA(0.12
5mol)にゆっくりと添加した。添加後、その溶液を−20℃に温め、その後、−50
℃に冷却し、THF(50mL)中の二硫化ジメチル(18.8g、0.20mol)の
溶液をゆっくりと添加し、その混合物を周囲温度に温めた。水(200mL)で反応を停
止させ、酢酸エチル(2×150mL)で抽出し、合わせた有機相を乾燥させ(硫酸ナト
リウム)、濃縮した。赤色の残留油をクロマトグラフィー(ヘキサン中、5パーセント
酢酸エチル)によって精製して、1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−(メチル
チオ)ベンゼン(23.9g、0.094mol)を得た。H NMR(CDCl
:δ7.40(m,1H)、7.15(dd,1H)、2.50(s,3H)。
【0053】
実施例6の手順に従って、次の化合物を調製した。
1−ブロモ−2,4−ジクロロ−3−(メチルチオ)ベンゼン:H NMR(CDC
):δ7.52(d,1H)、7.25(d,1H)、2.46(s,3H)。
【実施例7】
【0054】
3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒドの調製
THF(50mL)中の1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロベンゼン(20.4g
、0.100mol)の溶液を、−50℃でTHF(600mL)中のLDA(0.12
5mol)にゆっくりと添加した。添加後、その溶液を−20℃に温め、その後、−50
℃に冷却し、THF(50mL)中のDMF(14.6g、0.20mol)の溶液をゆ
っくりと添加し、その反応混合物を周囲温度に温めた。水(250mL)で反応を停止さ
せ、酢酸エチル(2×150mL)で抽出し、合わせた有機相を乾燥させ(硫酸ナトリウ
ム)、濃縮した。固体残留物をヘキサンから再結晶させて、3−ブロモ−6−クロロ−2
−フルオロベンズアルデヒド(40.0g、0.169mol)を得た。融点92〜93
℃。
【0055】
次の化合物は、適切な求電子試薬、例えば、アルデヒド、エステルまたはケトンで反応
を停止させることにより、実施例7の手順に従って調製した。
1−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−1−エタノール):
NMR(CDCl):δ7.40(m,1H)、7.15(m,1H)、5.40(m
,1H)、2.50(m,1H)、1.85(d,3H)。
3−ブロモ−2,4−ジクロロベンズアルデヒド:融点96〜97℃。
1−(3−ブロモ−2,6−ジクロロフェニル)−1−エタノール):H NMR(
CDCl):δ7.60(d,1H)、7.15(d,1H)、5.45(m,1H)
、3.0(d,1H)、1.85(d,3H)。
1−ブロモ−4−クロロ−3−エチル−2−フルオロベンゼン:GC/PCI(m/z
=236)。
1−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロ
エタノン:GC/PCI(m/z=304)。
1−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−1−プロパノール):
NMR(CDCl):δ7.40(m,1H)、7.15(m,1H)、5.40(
m,1H)、2.50(m,1H)、1.90(m,4H)、1.00(t,3H)。
2−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−2−プロパノール):
NMR(CDCl):δ7.40(m,1H)、7.15(m,1H)、3.45(
s,1H)、1.80(m,6H)。
【実施例8】
【0056】
3−クロロ−5−フルオロ−2−ヒドロキシベンズアルデヒドの調製
50パーセント 水酸化ナトリウム、水(30mL)およびクロロホルム(45mL)
中の2−クロロ−4−フルオロフェノール(15.0g、102mmol)の溶液を8時
間、還流させながら加熱し、追加のクロロホルム(45mL)を2時間ごとに添加した。
その後、その混合物を冷却し、18時間放置し、沈殿したナトリウム塩を回収した。その
固体を水(200mL)中でスラリー化し、6N 塩酸でpHを1.5に調整し、酢酸エ
チル(2×100mL)で抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃
縮した。残留物をクロマトグラフィー(1:1 塩化メチレン:ヘキサン)によって精製
して、3−クロロ−5−フルオロ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(5.0g、29m
mol)を得た。LC/MS(m/z=174)。
【実施例9】
【0057】
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−ジフルオロメチルベンゼンの調製
三フッ化ジエチルアミノ硫黄(15.3g、0.096mol)を、0℃で塩化メチレ
ン中の3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド(7.50g、0.03
2mol)の溶液にゆっくりと添加し、その混合物を放置して周囲温度に温めた後、1時
間攪拌した。水中の重炭酸ナトリウムの飽和溶液(100mL)で反応を注意深く停止さ
せ、塩化メチレン(2×75mL)で抽出し、合わせた抽出物を乾燥させ(硫酸ナトリウ
ム)、濃縮して、1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−ジフルオロメチルベンゼ
ン(7.20g、0.028mol)を得た。H NMR(CDCl):δ7.60
(m,1H)、7.05(m,1H)、7.00(d,1H)。
【0058】
実施例9の手順に従って、次の化合物を調製した。
1−ブロモ−2,4−ジクロロ−3−ジフルオロメチルベンゼン:LC/MS ESI
(m/z=271)。
1−ジフルオロメチル−3−フルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゼン:LC/M
S(m/z=302)。
2−クロロ−4−ジフルオロメチル−3−メトキシ−1−ニトロベンゼン:LC/MS
(m/z=237)(完全に精製せずに使用)。
3−クロロ−1−ジフルオロメチル−2−メトキシベンゼン:LC/MS(m/z=2
10)。
【実施例10】
【0059】
2−クロロ−4−ジフルオロメチル−3−メトキシアニリンの調製
チャコール担持5パーセント パラジウム(250mg)を含有するエタノール(50
mL)中の粗製2−クロロ−4−ジフルオロメチル−3−メトキシ−1−ニトロベンゼン
の溶液を5時間、水素化した(50psi)。その溶液を濾過し、濃縮して、2−クロロ
−4−ジフルオロメチル−3−メトキシアニリン(1.3g、48mmol)を得た。L
C/MS(m/z=207)。
【実施例11】
【0060】
N−ピバロイル−2−ブロモ−4−クロロ−3−メトキシアニリンの調製
−60℃でテトラヒドロフラン(60mL)中のN−ピバロイル−4−クロロ−3−メ
トキシアニリン(5.0g、21mmol)に、n−ブチルリチウム(2.5M、44m
mol)を添加した。その溶液を放置して0℃に温め、3時間攪拌した。二臭化エチレン
(9.9g、53mmol)を添加し、その溶液を18時間攪拌した後、塩化アンモニウ
ム(飽和溶液、20mL)で反応を停止させ、エチルエーテル(2×50mL)で抽出し
た。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。残留
物をクロマトグラフィー(10パーセント 酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、
N−ピバロイル−2−ブロモ−4−クロロ−3−メトキシアニリン(3.7g、1.2m
mol)を得た。LC/MS(m/z=320)。
【実施例12】
【0061】
2−ブロモ−4−クロロ−1−ヨード−3−メトキシベンゼンの調製
ジオキサン(35mL)中のN−ピバロイル−2−ブロモ−4−クロロ−3−メトキシ
アニリン(3.7g、1.2mmol)の溶液を濃塩酸(35mL)で処理し、その溶液
を2時間、還流させながら加熱した。その溶液を冷却した後、水酸化ナトリウム(50パ
ーセント溶液)の添加によりそのpHを10に調整し、エチルエーテル(2×50mL)
で抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮し
た。その粗製アニリンを2N 塩酸に溶解し、亜硝酸ナトリウム(750mg、11mm
ol)を添加し、その溶液を20分間攪拌した。この溶液を、水(20mL)および塩化
メチレン(30mL)中のヨウ化ナトリウム(3.3g、22mmol)の強力攪拌溶液
に注入し、20分間攪拌した。その後、その溶液を塩化メチレン(2×25mL)で抽出
し、合わせた抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。残留
物をクロマトグラフィー(ヘキサン)によって精製して、2−ブロモ−4−クロロ−1−
ヨード−3−メトキシベンゼン(1.5g、0.6mmol)を得た。LC/MS(m/
z=267)。
【0062】
実施例12の手順に従って、次の化合物を調製した。
4−クロロ−2,6−ジフルオロ−5−メチル−1−ヨードベンゼン:沸点60〜70
℃/0.75mm。
2−クロロ−4−ジフルオロメチル−3−メトキシ−1−ヨードベンゼン:LC/MS
(m/z=318)。
1−クロロ−2−ジフルオロメチル−3,5−ジフルオロ−4−ヨードベンゼン:LC
/MS(m/z=324)。
【実施例13】
【0063】
3−クロロ−2−メトキシ−4−ニトロトルエンの調製
クロロホルム(40mL)中の4−ニトロ−2−ヒドロキシトルエン(5.0g、33
mmol)の溶液を還流させながら加熱し、1時間、塩素流で処理した。冷却したら、そ
の溶液を重炭酸ナトリウム(飽和溶液)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム
)、濃縮した。残留物をアセトニトリル(75mL)に溶解し、炭酸カリウム(9.1g
、66mmol)およびヨードメタン(2.5mL、5.7g、40mmol)で処理し
、2時間、還流させながら加熱した。冷却したら、その溶液を濃縮し、残留物をエチルエ
ーテル(75mL)に吸収させ、水(50mL)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナ
トリウム)、濃縮した。その粗生成物を、シリカと1〜5パーセント 酢酸エチル/ヘキ
サンでのクロマトグラフィーによって精製して、3−クロロ−2−メトキシ−4−ニトロ
トルエン(3.0g、15mmol)を得た。LC/MS(m/z=201)。
【実施例14】
【0064】
3−クロロ−2−メトキシ−4−ニトロベンズアルデヒドの調製
酢酸(10mL)および無水酢酸(10mL)中の3−クロロ−2−メトキシ−4−ニ
トロトルエン(1.0g、5.0mmol)の溶液を5℃に冷却し、1mLの濃HSO
で処理した。三酸化クロム(1.4g、14mmol)を10分かけて少しずつ添加し
、この間、反応温度は0〜5℃で維持した。この温度で30分後、その混合物を氷水(2
0g)に注入し、その混合物を酢酸エチル(2×25mL)で抽出した。合わせた有機相
をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。その粗製ビスアセテート
を水(10mL)、エタノール(10mL)および濃硫酸(1mL)と合わせ、加熱して
40分間還流させた。冷却したら、その混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(
2×50mL)で抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリ
ウム)、濃縮した。その粗製混合物をクロマトグラフ(10パーセント 酢酸エチル/ヘ
キサン)に付して、3−クロロ−2−メトキシ−4−ニトロベンズアルデヒド(400m
g、1.9mmol)を得た。LC/MS(m/z=215)。
【実施例15】
【0065】
(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)メタノールの調製
エタノール(250mL)中の3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒ
ド(20.0g、0.084mol)の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(6.4g、0
.168mol)を添加し、その反応混合物を周囲温度で1時間攪拌した。その混合物を
水(300mL)で希釈し、酢酸エチル(2×200mL)で抽出し、乾燥させ(硫酸ナ
トリウム)、濃縮した。その粗製固体をヘキサンから再結晶させて、(3−ブロモ−6−
クロロ−2−フルオロフェニル)メタノール(10.4g、0.043mol)を得た。
H NMR(CDCl):δ7.50(m,1H)、7.15(dt,1H)、4.
90(s,2H)、2.10(bs,1H)。
【0066】
実施例15の手順に従って、次の化合物を調製した。
1−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロ
エタノール:GC/PCI(m/z=306)。
3−フルオロ−4−ヨード−2−メトキシフェニル)メタノール:LC/MS(m/z
=282)。
【実施例16】
【0067】
1−ブロモ−4−クロロ−3−フルオロメチル−2−フルオロベンゼンの調製
塩化メチレン(25mL)中の三フッ化ジエチルアミノ硫黄(7.6g、0.047m
ol)の溶液を、0℃で塩化メチレン(150mL)中の(3−ブロモ−6−クロロ−2
−フルオロフェニル)メタノール(10.3g、0.043mol)にゆっくりと添加し
た。その溶液を周囲温度で1時間攪拌した。重炭酸ナトリウムの飽和溶液(100mL)
を注意深く添加し、その混合物を塩化メチレン(2×100mL)で抽出した。合わせた
有機相を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。その暗色の残留油をクロマトグラフィ
ー(ヘキサン中、5パーセント 酢酸エチル)によって精製して、1−ブロモ−4−クロ
ロ−3−フルオロメチル−2−フルオロベンゼン(6.20g、0.024mol)を得
た。H NMR(CDCl):δ7.55(m,1H)、7.18(dd,1H)、
5.6(d,2H)。
【0068】
実施例16における手順に従って、次の化合物を調製した。
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−(1−フルオロ−1−メチルエチル)ベ
ンゼン:H NMR(CDCl):δ7.42(m,1H)、7.10(m,1H)
、6.05(dq,1H)、1.95(dd,6H)。
1−ブロモ−2,4−ジクロロ−3−(1−フルオロエチル)ベンゼン:GC/PCI
(m/z=270)。
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−(1−フルオロエチル)ベンゼン:GC
/PCI(m/z=255)。
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−(1,2,2,2−テトラフルオロエチ
ル)ベンゼン:GC/EI(m/z=308)。
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−(1−フルオロプロピル)ベンゼン:G
C/EI(m/z=267)。
2−フルオロ−4−フルオロメチル−1−ヨード−3−メトキシベンゼン:LC/MS
(m/z=284)。
【実施例17】
【0069】
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシメチルベンゼンの調製
THF(50mL)中の1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロベンゼン(20.4g
、0.100mol)の溶液を、−50℃でTHF(600mL)中のLDA(0.12
5mol)にゆっくりと添加した。添加後、その溶液を−20℃に温め、その後、−50
℃に冷却し、THF(25mL)中のブロモメトキシメタン(25g、0.200mol
)の溶液をゆっくりと添加し、その反応混合物を周囲温度に温めた。水(400mL)で
反応を停止させ、ジエチルエーテル(2×150mL)で抽出した。合わせた有機相を乾
燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。残留油を蒸留して(70℃〜75℃/0.5mm
)、1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシメチルベンゼン(18.0g
、0.071mol)を得た。H NMR(CDCl):δ7.50(m,1H)、
7.15(dd,1H)、4.65(s,1H)、3.40(s,1H)。
【0070】
実施例17の手順に従って、次の化合物を調製した。
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−メチルベンゼン:H NMR(CDC
):δ7.30(m,1H)、7.05(dd,1H)、2.35(s,3H)。
【実施例18】
【0071】
2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキ
サボリナンの調製
−78℃でジエチルエーテル(150mL)中の1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオ
ロ−3−メトキシベンゼン(10.4g、0.043mol)の溶液に、n−ブチルリチ
ウム(2.5M、19.0mL、0.0475mol)をゆっくりと添加し、その溶液を
30分間攪拌した。THF(25mL)中のトリイソプロピルボレート(12.0g、0
.064mL)の溶液をゆっくりと添加し、その溶液を0℃に温めた。塩化アセチル(1
0.0g、0.13mol)を添加した。1時間攪拌した後、その溶液を濃縮し、固体残
留物を酢酸エチル(150mL)および水酸化ナトリウムの1N溶液(50mL)に吸収
させた。その水性相に氷を添加し、その後、2のpHを得るために十分な濃塩酸で酸性化
した。その不均一混合物を酢酸エチル(2×150mL)で抽出し、合わせた有機相を乾
燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。得られた固体をトルエン中でスラリー化し、プロ
パン−1,3−ジオール(6.6g、0.09mol)を添加し、その混合物を、ディー
ン・シュタルクトラップで水分を除去しつつ還流させながら加熱した。2時間後、その混
合物を冷却し、濃縮した。得られた油を塩化メチレン(50mL)に吸収させ、水(25
mL)で洗浄し、その後、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮して、2−(4−クロロ−
2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン(6.4g
、0.062mol)を得た。H NMR(CDCl):δ7.15(m,1H)、
6.95(dd,1H)、4.05(t,4H)、3.8(s,3H)、1.95(t,
2H)。
【0072】
実施例18の手順に従って、次の化合物を調製した。
2−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキ
サボリナン:H NMR(CDCl):δ7.25(d,1H)、7.05(d,1
H)、4.20(t,4H)、4.15(s,3H)、2.10(t,2H)。
2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−エトキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキ
サボリナン:H NMR(CDCl):δ7.30(m,1H)、7.05(dd,
1H)、4.20(m,7H)、2.05(t,3H)、1.50(t,3H)。
2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−(メチルチオ)フェニル)−[1,3,2]−
ジオキサボリナン:H NMR(CDCl):δ7.50(m,1H)、7.18(
dd,1H)、4.20(t,4H)、2.50(s,3H)、2.05(t,2H)。
2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシメチルフェニル)−[1,3,2]−
ジオキサボリナン:H NMR(CDCl):δ7.6(dt,1H)、7.25(
dd,1H)、4.76(s,2H)、4.20(t,4H)、3.40(s,3H)、
2.05(t,2H)。
2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−イソプロポキシフェニル)−[1,3,2]−
ジオキサボリナン:H NMR(CDCl):δ7.25(m,1H)、7.15(
dd,1H)、4.5(q,1H)、4.20(t,4H)、2.05(t,2H)、1
.50(d,6H)。
2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−ジフルオロメチルフェニル)−[1,3,2]
−ジオキサボリナン:H NMR(CDCl):δ7.75(m,1H)、7.15
(dd,1H)、6.90−7.15(t,1H)、4.20(t,4H)、2.05(
t,2H)。
2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−フルオロメチルフェニル)−[1,3,2]−
ジオキサボリナン:H NMR(CDCl):δ7.70(m,1H)、7.25(
dd,1H)、5.8(d,2H)、4.20(t,4H)、2.05(t,2H)。
4−[1,3,2]−ジオキサボリナン−2−イル−3−フルオロ−2−メトキシベン
ゾニトリル:H NMR(CDCl):δ7.40(m,1H)、7.3(dd,1
H)、4.25(t,4H)、4.15(s,3H)、2.10(t,3H)。
2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシエトキシフェニル)−[1,3,2]
−ジオキサボリナン:H NMR(CDCl):δ7.35(m,1H)、7.15
(dd,1H)、4.25(m,6H)、3.75(d,2H)、3.48(s,3H)
、2.15(t,3H)。
2−(2,4−ジクロロ−3−エトキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナ
ン:H NMR(CDCl):δ7.40(d,1H)、7.29(d,1H)、4
.08(m,4H)、4.00(q,2H)、1.99(m,2H)、1.34(t,3
H)。
2−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(2,2−ジフルオロエトキシフェニル]−[
1,3,2]−ジオキサボリナン:H NMR(CDCl):δ7.45(m,1H
)、7.15(dd,1H)、6.15(tt,1H)、4.38(t,4H)、4.2
0(t,2H)、2.10(t,2H)。
2−(4−クロロ−2−フルオロ−5−エトキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキ
サボリナン:H NMR(CDCl):δ7.25(d,1H)、7.05(d,1
H)、4.20(t,4H)、4.15(t,2H)、2.10(t,2H)、1.45
(t,3H)。
2−(2,4−ジクロロ−3−(メチルチオ)フェニル)−[1,3,2]−ジオキサ
ボリナン:H NMR(CDCl):δ7.45−7.28(m,2H)、3.86
(m,4H)、2.42(s,3H)、1.80(m,2H)。
6−クロロ−3−[1,3,2]−ジオキサボリナン−2−イル−2−フルオロベンゾ
ニトリル:H NMR(CDCl):δ7.85(m,1H)、6.25(m,1H
)、4.20(m,4H)、2.10(m,2H)。
【実施例19】
【0073】
1−フルオロ−2,3−メチレンジオキシベンゼンの調製
アリコート336(塩化メチルトリオクチルアンモニウム、0.63g、1.6mmo
l)、ジブロモメタン(40.7g、234.2mmol)および水(31mL)を、添
加漏斗、冷却器および攪拌棒を装備した500mL三つ口フラスコに入れた。添加漏斗に
、5M 水酸化ナトリウム(80mL)中の3−フルオロカテコール(20.0g、16
0mmol)の溶液を充填した。そのフラスコ内の混合物を加熱して還流させ、そのカテ
コールの溶液を、よく攪拌しながら2時間かけて1滴ずつ添加し、得られた暗色混合物を
さらに2時間、還流させながら加熱した。室温に冷却した後、その反応物を塩化メチレン
で希釈し、層を分離した。水性層を塩化メチレンで抽出し、合わせた有機相を乾燥させた
(NaSOと木炭)。濾過し、回転蒸発で一定重量に濃縮することにより、1−フル
オロ−2,3−メチレンジオキシベンゼン(14.6g、104.2mmol)を暗黄色
の油として得た。H NMR(CDCl):δ6.80(m,1H)、6.68(m
,2H)、6.04(s,2H)。
【実施例20】
【0074】
2−フルオロ−3,4−メチレンジオキシフェニルボロン酸の調製
1−フルオロ−2,3−メチレンジオキシベンゼン(5.0g、35.7mmol)を
THF(70mL)に溶解し、その溶液をドライアイスアセトン浴で−65℃に冷却した
。n−ブチルリチウム(2.5g、15.7mL、39.3mmol)を攪拌しながら注
射器によりその溶液に添加した。その反応物を放置して1時間かけて−35℃に温め、そ
の後、−65℃に再び冷却し、注射器によりトリメチルボレート(4.1g、39.3m
mol)で処理した。その反応物を放置してゆっくりと室温に温め、その後、1N HC
l(50mL)で反応を停止させ、15分間攪拌し、その後、エーテルで希釈し、層を分
離した。有機層を1N 水酸化ナトリウムで抽出し、この抽出物をエーテルから分離し、
1N 塩酸で酸性化した。その酸性水性層を2回分のエーテルで抽出し、これらの合わせ
たエーテル抽出物を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮して、油性固体を得、そ
れを二塩化メチレンと研和した。得られた固体を濾過によって回収し、二塩化メチレンで
洗浄し、乾燥させて、1−フルオロ−2,3−メチレンジオキシフェニルボロン酸(1.
4g、7.6mmol)を黄褐色の固体として得た。H NMR(DMSO−d):
δ8.05(bs,2H)、7.08(dd,1H)、6.76(d,1H)、6.08
(s,2H)。
【0075】
実施例20における手順に従って、次の化合物を調製した。
2−フルオロ−3−メトキシ−4−メチルフェニルボロン酸:H NMR(300M
Hz,d−DMSO+HO):δ7.32(bs,2H)、7.11(dd,1H,
J=7.2,5.7Hz)、6.92(d,1H,J=7.2Hz)、3.74(s,3
H)、2.19(s,3H)。
4−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシフェニルボロン酸:H NMR(300M
Hz,DMSO d+DO):δ8.36(bs,2H)、7.38(dd,1H,
J=8.4)、7.17(dd,1H)、3.82(d,3H)。
【実施例21】
【0076】
2−(2−フルオロ−3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキ
サボリナンの調製
2−フルオロ−3,4−メチレンジオキシフェニルボロン酸(1.4g、7.6mmo
l)をトルエン中でスラリー化し、プロパン−1,3−ジオール(0.6g、7.9mm
ol)を添加し、その混合物を0.5時間、還流させながら加熱した。その混合物を冷却
し、ガラスウールに通して濾過し、濃縮して、2−(2−フルオロ−3,4−メチレンジ
オキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン(1.6g、7.1mmol)を
得た。H NMR(DMSO−d):δ7.12(dd,1H,J=7.8,5.7
Hz)、6.75(d,1H)、6.09(s,2H)、4.06(t,4H)、1.9
8(m,2H)。
【実施例22】
【0077】
3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルの調製
水(300mL)中の3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド(9.
0g、0.04mol)およびO−スルフィン酸ヒドロキシアミン(7.50g、0.0
7mol)の懸濁液を18時間、50℃に温めた。その懸濁液を冷却し、固体を回収して
、3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロベンゾニトリル(8.8g、0.04mol)
を得た。H NMR(CDCl):δ7.75(m,1H)、7.25(m,1H)

【実施例23】
【0078】
3−ブロモ−2−フルオロ−6−クロロベンズアミドの調製
内部温度計を装備した100mL三つ口フラスコに濃硫酸(15mL)を入れて、55
℃に加熱した。3−ブロモ−2−フルオロ−6−クロロベンゾニトリル(11.0g、4
7も)を、温度を50℃より上に維持しつつ攪拌しながらその酸に少しずつ添加した。そ
の暗色溶液を65℃で24時間加熱し、その後、室温に冷却し、氷の上に注ぎ、濃水酸化
アンモニウムで注意深く中和した。その混合物を二回分の酢酸エチルで抽出し、合わせた
有機層をNaSO(と木炭)で乾燥させた。濾過および濃縮により、3−ブロモ−2
−フルオロ−6−クロロベンズアミド(11.5g、45.5mmol)を薄橙色の固体
として得た。融点157〜158℃、H NMR(CDCl):δ7.54(t,1
H)、7.14(dd,1H)、6.03(bs,1H)、5.81(bs,1H)。
【実施例24】
【0079】
3−ブロモ−2,6−ジクロロベンズアミドの調製
3−ブロモ−2,6−ジクロロ安息香酸(7.2g、26.7mmol)を250mL
丸底フラスコの中で塩化チオニル(30mL、400.0mmol)で処理し、その混合
物を加熱して1時間還流させ、その後、室温に冷却した。その薄黄色の溶液の約三分の一
を真空下で除去し、濃縮した。残留物をTHF(16mL)に溶解し、よく攪拌しながら
濃水酸化アンモニウム(6mL)で処理した。その混合物を酢酸エチルと飽和NaHCO
とで分配し、層を分離し、有機物をNaSOで乾燥させた。濾過および濃縮により
、3−ブロモ−2,6−ジクロロベンズアミド(2.19g)を泡沫として得た。融点1
17〜119℃、H NMR(300MHz,d−DMSO):δ8.10(bs,
1H)、7.88(bs,1H)、7.79(d,1H,J=8)、7.44(d,1H
)。
【実施例25】
【0080】
3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロアニリンの調製
水酸化ナトリウム(4.0g、100.0mmol)を250mL丸底フラスコ内の水
(70mL)に溶解し、得られた溶液を氷浴で冷却し、臭素(4.7g、29.7mmo
l)で処理して、黄色の溶液を得た。3−ブロモ−2−フルオロ−6−クロロベンゼンカ
ルボキサミド(5.0g、19.9mmol)をよく攪拌しながら固体としてゆっくりと
添加し、その橙色の混合物を加熱して2時間還流させた。冷却した反応混合物を二塩化メ
チレンで希釈し、層を分離し、その二塩化メチレンを乾燥させた(NaSO)。その
濃縮された濾液を冷ヘキサンから結晶化させることによって、3−ブロモ−6−クロロ−
2−フルオロアニリン(2.8g、12.6mmol)をオフホワイトの固体として得た
。融点61〜62℃、H NMR(CDCl):δ6.94(dd,1H)、6.8
3(dd,1H)、4.16(bs,2H)。
【0081】
実施例25における手順に従って、次の化合物を調製した。
3−ブロモ−2,6−ジクロロアニリン:融点71〜72℃。
【実施例26】
【0082】
N−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−N,N−ジメチルアミンの
調製
窒素フラッシュした250mL丸底フラスコの中で、3−ブロモ−6−クロロ−2−フ
ルオロアニリン(2.5g、11.1mmol)をTHF(25mL)に溶解し、37パ
ーセント ホルムアルデヒド(0.84g、2.1mL、27.8mmol)、二塩化ジ
ブチルすず(0.07g、0.22mmol)およびフェニルシラン(1.33g、12
.3mmol)で処理し、48時間、窒素下、室温で攪拌させておいた。その反応混合物
を真空下で濃縮し、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン)によって精製
して、N−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−N,N−ジメチルアミ
ン(2.0g。7.9mmol)を油として得た。H NMR(CDCl):δ7.
19(dd,1H)、7.04(dd,1H)、2.88(s,3H)、2.87(s,
3H)。
【0083】
実施例26の手順に従って、次の化合物を調製した。
N−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−N,N−ジエチルアミン:
H NMR(300MHz,CDCl):δ7.24(dd,1H)、7.07(d
d,1H)、3.16(dd,4H)、1.01(t,6H))。
N−(3−ブロモ−2,6−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルアミン:H N
MR(300MHz,CDCl):δ7.33(d,1H)、7.13(d,1H)、
2.88(s,6H)。
N−(2−クロロ−4,6−ジフルオロフェニル)−N,N−ジメチルアミン:無色の
油。H NMR(300MHz,CDCl):δ6.93(ddd,1H)、6.7
3(m,1H)、2.82(d,6H)。
【実施例27】
【0084】
N−(3−ブロモ−2−フルオロフェニル),N−メチルアミンの調製
3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロアニリン(1.2g、5.2mmol)を10
0mL丸底フラスコの中でTHF(12mL)に溶解し、攪拌しながら臭化テトラ−N−
ブチルアンモニウム(0.015g、0.05mmol)および粉末水酸化ナトリウム(
0.83g、20.9mmol)で処理した。5分後、その暗色の混合物を硫酸ジメチル
(1.3g、10.4mmol)で処理し、その混合物を60℃で2時間加熱した。TL
C(ヘキサン:酢酸エチル/20:1)による分析は、残留する多少の出発原料を示した
。追加の硫酸ジメチル(0.66g、5.2mmol)を添加し、1.5時間、加熱を継
続し、その後、室温で一晩攪拌した。その反応物をジエチルエーテルと水とで分配し、層
を分離し、水性相をエーテルで抽出した。合わせたエーテル層を水で洗浄し、乾燥させた
(MgSO)。濾過、濃縮、およびフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサ
ン)による精製によって、N−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−N
−メチルアミン(0.81g)を無色の油として得た。H NMR(300MHz,C
DCl):δ6.93(dd,1H,J=8.4)、6.83(dd,1H)、4.0
0(bs,1H)、3.09(d,3H)。
【実施例28】
【0085】
1,3−ジフルオロ−2−ヨード−4−メトキシ−5−メチルベンゼンの調製
THF(1mL)中の1,5−ジフルオロ−2−メトキシ−3−メチルベンゼン(0.
65g、4.1mmol)の溶液を、−55℃でTHF(10mL)中のLDA(4.3
mmol)に添加し、その溶液を45分間攪拌した。固体ヨウ素(1.15g、4.5m
mol)を添加し、その溶液を放置して周囲温度に温めた。その溶液を酢酸エチルで希釈
し、重炭酸ナトリウム(飽和溶液 15mL)およびチオ硫酸ナトリウム(飽和溶液 15
mL)で洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー
(ヘキサン)によって精製して、1,3−ジフルオロ−2−ヨード−4−メトキシ−5−
メチルベンゼンを得た。H NMR(300MHz,CDCl):δ6.72(dd
,1H)、3.84(d,3H)、2.26(s,3H)。
【0086】
実施例28の手順に従って、次の化合物を調製した。
3,5−ジフルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゾニトリル:融点106〜110
℃。
N−(6−クロロ−2,4−ジフルオロ−3−ヨードフェニル)−N,N−ジメチルア
ミン:H NMR(300MHz,CDCl):δ6.98(dd,1H)、2.8
2(d,6H)。
1,3−ジクロロ−5−フルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゼン:GC−MS(
m/z=320)。
1,3−ジフルオロ−2−ヨード−4−メトキシ−5−メチルベンゼン:H NMR
(CDCl):δ6.72(dd,1H)、3.84(d,3H)、2.26(s,3
H)。
2,3−ジフルオロ−4−ヨードベンゾニトリル:LC/MS(m/z=265)。
3−クロロ−1−ジフルオロメチル−5−フルロ−4−ヨード−2−メトキシベンゼン
:LC/MS(m/z=336)。
2−エトキシ−1,3−ジフルオロ−4−ヨードベンゼン:GC−MS(m/z=28
4)。
1,3−ジフルオロ−2−ヨード−4−メトキシ−5−メチルベンゼン:H NMR
(CDCl):δ6.72(dd,1H)、3.84(d,3H)、2.26(s,3
H)。
3,5ジフルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゾニトリル:融点106〜110℃

(6−クロロ−2,4−ジフルオロ−3−ヨードフェニル)ジメチルアミン:H N
MR(CDCl):δ6.98(dd,1H)、2.82(d,6H)。
2,4,6−トリフルオロ−3−ヨードベンゾニトリル:LC/MS(m/z=283
)。
1−ブロモ−3,5−ジフルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゼン:LC/MS(
m/z=394)。
1,3−ジクロロ−5−フルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゼン:GC−MS(
m/z=320)。
【実施例29】
【0087】
1−クロロ−3,5−ジフルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゼンの調製
−75℃でTHF中の1−クロロ−3,5−ジフルオロ−2−メトキシベンゼン(2.
0g、0.01mol)の溶液に、n−ブチルリチウム(ヘキサン 6.7mL中2.5
M)を添加し、得られた溶液を−75℃で1時間攪拌した。THF(10mL)中のヨウ
素(5.1g、0.02mol)の溶液を添加し、その反応混合物を放置して周囲温度に
温めた。その反応混合物をエチルエーテル(50mL)で希釈し、チオ硫酸ナトリウム水
溶液(10パーセント、50mL)を添加し、1時間攪拌した。層を分離した後、有機相
を乾燥させ(NaSO)、濃縮して、1−クロロ−3,5−ジフルオロ−4−ヨード
−2−メトキシベンゼンを白色の固体として得た。融点62〜64℃。
【0088】
実施例29における手順に従って、次の化合物を調製した。
1−クロロ−2−エトキシ−3,5−ジフルオロ−4−ヨードベンゼン:GC−MS(
m/z=178)。
【実施例30】
【0089】
3−フルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゾニトリルの調製
水素化ナトリウム(60mg、2.5mmol)をDMF(15mL)中でスラリー化
し、乾燥メタノール(120μL、96mg、3.0mmol)で処理した。10分間、
25℃で攪拌した後、その溶液を−25℃に冷却し、2,3−ジフルオロ−4−ヨードベ
ンゾニトリル(500mg、1.9mmol)で処理した。25分後、その混合物を、1
0パーセント クエン酸溶液(5mL)の添加によって反応停止させ、25℃に温めた。
その混合物をエチルエーテル(2×15mL)で抽出し、合わせたエーテル相を水(5m
L)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、蒸発させて、3−フルオロ−4
−ヨード−2−メトキシベンゾニトリル(500mg、1.8mmol)を得た。LC/
MS(m/z=277)。
【実施例31】
【0090】
3−フルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンズアルデヒドの調製
3−フルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゾニトリル(1.0g、3.6mmol
)をトルエン(7mL)に溶解し、0℃に冷却し、トルエン(3.1mL、4.7mmo
l)中の25重量パーセント 水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL)で少しず
つ処理した。30分後、メタノール(5mL)の添加により反応を停止させ、1M 硫酸
(15mL)に注入し、酢酸エチル(2×15mL)で抽出した。合わせた抽出物を水(
5mL)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、蒸発させて、3−フルオロ
−4−ヨード−2−メトキシベンズアルデヒド(450mg、1.6mmol)を得た。
LC/MS(m/z=260)。
【実施例32】
【0091】
3−クロロ−4−ヨード−2−メトキシアニリンの調製
3−クロロ−2−メトキシアニリン(1g、6.4mmol)を250mL丸底フラス
コ内の塩化メチレン(10mL)に溶解し、水(10mL)、NaHCO(1.1g、
12.7mmol)およびヨウ素(1.61g、6.4mmol)で処理し、得られた混
合物を加熱して2時間還流させ、その2時間が経つまでにTLC(ヘキサン:酢酸エチル
/4:1)は、ほぼ完全な転化を示した。その反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和N
で洗浄した。有機層を分離し、乾燥させた(NaSO)。濾過、濃縮、
およびフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル/8:1)によ
る精製によって、3−クロロ−4−ヨード−2−メトキシアニリンと出発原料の2.5:
1混合物と同定された0.71gの赤色の油を得た。H NMR(300MHz,CD
Cl)δ:7.36(d,1H,8.4Hz)、6.45(d,1H,J=8.4)、
4.10(bs,2H)、3.82(s,3H)。過剰なヨウ素での他のランも同様の結
果をもたらした。その混合物を前のランと合わせ、さらに精製せずにそのまま使用した。
【実施例33】
【0092】
4−クロロ−2,6−ジフルオロ−3−メチルアニリンの調製
酢酸(80mL)中の2,6−ジフルオロ−3−メチルアニリン(15g、105mm
ol)の溶液を70℃に加熱し、酢酸(40mL)中の塩化スルフリル(16.0g、1
15mmol)の溶液を20分かけて1滴ずつ添加した。その温度を3時間維持し、その
後、冷却し、濃縮した。残留物を水(100mL)に吸収させ、2N 水酸化ナトリウム
でそのpHを9に調整し、その後、塩化メチレン(2×75mL)で抽出し、合わせた抽
出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。残留物を蒸留して、
4−クロロ−2,6−ジフルオロ−3−メチルアニリン(12.2g、69mmol)を
得た。沸点55℃〜65℃/55mm。
【実施例34】
【0093】
1−ブロモ−3−クロロ−4−ヨード−2−メトキシベンゼンの調製
3−クロロ−2−メトキシアニリンと3−クロロ−4−ヨード−2−メトキシアニリン
の混合物(2.8g、2.5:1)をジオキサン(20mL)に溶解し、得られた溶液を
氷浴で冷却し、この間に48パーセント HBr(20mL)で処理した。その後、その
暗紫色の混合物を、よく攪拌しながら水(6mL)中のNaNO(1.4g、19.5
mmol)で処理した。10分後、CuBr(5.1g、35.5mmol)を添加し、
その混合物を氷浴から取り出し、放置して室温に温め、0.5時間攪拌した。その暗紫色
の混合物を酢酸エチルおよび水と共に蒸留し、その後、酢酸エチルでセライトに通して濾
過した。層を分離し、有機層を飽和亜硫酸ナトリウムおよび飽和塩化アンモニウムで洗浄
し、乾燥させた(NaSO)。濾過、濃縮、およびフラッシュシリカゲルクロマトグ
ラフィー(ヘキサン)による精製によって、1−ブロモ−3−クロロ−2−メトキシベン
ゼンと1−ブロモ−3−クロロ−4−ヨード−2−メトキシベンゼンの2.3:1混合物
であると判定された2.95gの無色の油を得、それをさらに精製せずにそのまま使用し
た。H NMR(300MHz,CDCl):δ7.49(d,1H)、7.19(
d,1H)、3.90(s,3H)。
【実施例35】
【0094】
1−クロロ−3,5−ジフルオロ−4−トリメチルシリル−ベンゼンの調製
−75℃でTHF(75mL)中の3,5−ジクロロ−1−クロロベンゼン(10.0
g、67mmol)およびテトラメチルエチレンジアミン(TMEDA;7.8g、67
mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.5M、68mmol)を添加し、得られ
た溶液を30分間攪拌した。THF(15mL)中の塩化トリメチルシリル(7.6g、
70mmol)の溶液を添加し、その溶液を放置して周囲温度に温め、25時間攪拌した
。塩化アンモニウム(飽和溶液 15mL)を添加し、その混合物をエチルエーテル(2
×100mL)で抽出し、合わせた抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウ
ム)、濃縮した。残留油を蒸留して、1−クロロ−3,5−ジフルオロ−4−トリメチル
シリルベンゼン(13.0g、60mmol)を得た。沸点70〜75℃。
【実施例36】
【0095】
6−クロロ−2,4−ジフルオロ−3−トリメチルシリルベンズアルデヒドの調製
THF(10mL)中の1−クロロ−3,5−ジフルオロ−4−トリメチルシリルベン
ゼン(1.5g、6.8mmol)の溶液を、−75℃でTHF(15mL)中のリチウ
ムテトラメチルピペリジン(14mmol)の溶液に添加した。その溶液を2時間攪拌し
、その後、DMF(1.5g、20mmol)を添加し、その溶液を放置して周囲温度に
温めた。塩化アンモニウムの飽和溶液(25mL)で反応を停止させ、エチルエーテル(
2×25mL)で抽出し、合わせた抽出物を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。残
留物をクロマトグラフィー(ヘキサン)によって精製して、6−クロロ−2,4−ジフル
オロ−3−トリメチルシリルベンズアルデヒド(1.4g、5.6mmol)を得た。L
C/MS(m/z=248)。
【実施例37】
【0096】
6−クロロ−2,4−ジフルオロ−3−ヨードベンズアルデヒドの調製
塩化メチレン(7mL)中の6−クロロ−2,4−ジフルオロ−3−トリメチルシリル
ベンズアルデヒド(600mg、2.4mmol)の溶液を0℃に冷却し、塩化メチレン
(10mL)中のヨードクロライド(780mg、4.8mmol)の溶液で処理し、周
囲温度で2時間攪拌した。追加のヨードクロライド(900mg)を添加し、その溶液を
40分間、還流させながら加熱した。その溶液を放置して冷却し、重亜硫酸ナトリウム(
15mL、5パーセント溶液)、水(10mL)、および重炭酸ナトリウム飽和溶液(1
0mL)で洗浄した。有機相を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮して、6−クロロ−2
,4−ジフルオロ−3−ヨードベンズアルデヒド(620mg、3.9mmol)を得た
。LC/MS(m/z=302)。
【実施例38】
【0097】
1−ブロモ−2,4−ジフルオロ−5−メトキシベンゼンの調製
−20℃でTHF(50mL)中の1,3ジブロモ−4,6−ジフルオロベンゼン(1
0.0g、37mmol)の溶液に、塩化イソプロピルマグネシウム(THF中2.0M
、42mmol)を添加し、得られた溶液を0℃に温め、30分間攪拌した。トリメチル
ボレート(4.7g、45mmol)を添加し、その混合物を周囲温度で1時間攪拌した
。その溶液を−20℃に再び冷却し、過酢酸(32パーセント、50mmol)を添加し
、その溶液を30分間、周囲温度で攪拌した。その後、その溶液を重亜硫酸ナトリウム(
5パーセント溶液、75mL)で反応停止させ、その後、6N 塩酸で酸性化し、エチル
エーテル(2×75mL)で抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、
濃縮した。その粗製フェノールをアセトニトリル(40mL)に溶解し、炭酸カリウム(
10g、74mmol)およびヨードメタン(5.7g、40mmol)を添加し、周囲
温度で20時間攪拌した。その溶液を濃縮し、残留物を水(50mL)に吸収させ、エチ
ルエーテル(2×75mL)で抽出し、合わせた抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(
硫酸ナトリウム)、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(ヘキサン)によって精製し
て、1−ブロモ−2,4−ジフルオロ−5−メトキシベンゼン(2.0g、8.6mmo
l)を得た。LC/MS(m/z=223)。
【実施例39】
【0098】
2−クロロ−4,6−ジフルオロ−1−ヨード−3−メトキシベンゼンの調製
THF(7mL)中の4−クロロ−2,6−ジフルオロ−1−ヨード−3−メトキシベ
ンゼン(2.0g、6.6mmol)の溶液を、−55℃でTHF(15mL)中のLD
A(8.0mmol)に添加し、その反応物を2時間攪拌した。その溶液をエチルエーテ
ル(50mL)で希釈し、塩化アンモニウム(飽和溶液 25mL)、ブラインで洗浄し
、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。残留油を逆相クロマトグラフィー(水中70
パーセント アセトニトリル)によって精製して、2−クロロ−4,6−ジフルオロ−1
−ヨード−3−メトキシベンゼン(500mg、1.7mmol)を得た。LC/MS(
m/z=304)。
【実施例40】
【0099】
4−クロロ−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロフェニルボロン酸の調製
温度計を装備した、オーブン乾燥し、窒素フラッシュした50mL三つ口フラスコの中
で、N−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−N,N−ジメチルアニリ
ン(0.88g、3.5mmol)をエーテル(10mL)に溶解した。その溶液を窒素
下で−60℃に冷却した。その温度を−55℃より下に保ちながら、n−ブチルリチウム
(0.23g、3.6mmol、1.45mLの2.5M溶液)を注射器により1滴ずつ
添加した。0.5時間後、トリメチルボレート(0.40g、0.38mmol)を注射
器により添加し、その反応物を放置して室温に温めた。1N HCl(3.5mL)を添
加し、その混合物を0.5時間攪拌した。その混合物を水およびエーテルで希釈し、エー
テル層を分離し、NaSOで乾燥させた。濾過し、濃縮して0.753gの泡沫を残
し、それをヘキサンと研和した。得られた固体を濾過によって回収し、乾燥させて、4−
クロロ−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロフェニルボロン酸(0.5g、2.3m
mol)をオフホワイトの固体として得た。H NMR(DMSO−d)は、その固
体が、ボロン酸および無水物であることが明白である何らかの混合物であることを示した
。その固体をさらに精製または特性付けせずにそのまま使用した。
【0100】
実施例40における手順に従って、次の化合物を調製した。
4−クロロ−3−(ジエチルアミノ)−2−フルオロフェニルボロン酸:H NMR
(300MHz,DMSOd6+DO):δ8.26(bs,2H)、7.26(m,
2H)、3.05(q,4H)、0.91(t,6H)。
2,4−ジクロロ−3−ジメチルアミノフェニルボロン酸。この材料は、ボロン酸と無
水物の油性混合物として単離し、さらに精製または特性付けせずに使用した。
2−クロロ−4−フルオロ−3−メトキシフェニルボロン酸(精製せずに使用した)
【実施例41】
【0101】
[3−クロロ−2−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−{1,3,2}
ジオキサボロラン(dixoborolan)−2−イル)−フェニルメチルアミンの調製
窒素フラッシュした50mL三つ口フラスコの中で、N−(3−ブロモ−6−クロロ−
2−フルオロフェニル)−N−メチルアミン(0.84g、3.5mmol)をDMF(
10mL)に溶解し、得られた溶液を0.5時間、窒素でパージした。ビス(ピナコラト
)ジボロン(0.98g、3.9mmol)、酢酸カリウム(1.04g、10.6mm
ol)および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウ
ム(II)・CHCl錯体(0.14g、0.18mmol)をすべて一度に添加し
、60℃までそのヘッドスペースを窒素パージしながら、そしてその後、解放窒素雰囲気
下で、1.5時間、その混合物を110℃に加熱した。その反応混合物を室温に冷却し、
酢酸エチルとブラインとで分配し、層を分離した。水性相を酢酸エチルで抽出し、合わせ
た有機物をブラインで洗浄し、乾燥させた(NaSO)。濾過、濃縮、およびフラッ
シュシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル/5:1)による精製によっ
て、[3−クロロ−2−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−{1,3,2
}ジオキサボロラン−2−イル)−フェニルメチルアミン(0.85g)を得た。薄緑色
の固体:H NMR(300MHz,CDCl):δ7.05(m,2H)、3.9
6(bs,1H)、3.06(d,3H,)、1.35(s,12H)。
【実施例42】
【0102】
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−チオメチル)−フェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物1)の調製
アセトニトリル(75mL)中の4−アミノ−3,6−ジクロロピリジン−2−カルボ
ン酸メチルエステル(2.6g、0.012mol)、2−(4−クロロ−2−フルオロ
−3−チオメチルフェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン(4.1g、0.01
6mol)、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン(0.610g、0.001
5mol)およびフッ化セシウム(6.7g、0.045mol)の溶液を15分間、窒
素で脱気した。酢酸パラジウム(0.30g、0.0015mol)を添加し、その混合
物を加熱して4時間還流させた。その反応混合物を水で反応停止させ、酢酸エチル(2×
100mL)で抽出し、合わせた抽出物を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。残留
固体をクロマトグラフィー(ヘキサン中、25パーセント〜40パーセント 酢酸エチル
)によって精製して、4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−
チオメチルフェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(2.0g、0.005
mol)を得た。H NMR(DMSO−d):δ7.78(t,1H)、7.50
(d,1H)、7.25(s,1H)、3.95(s,3H)、2.50(s,3H)。
【0103】
実施例42の手順に従って、次の化合物を調製した(場合により、エステルの代わりに
粗製ボロン酸を使用した)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−シアノ−2−フルオロフェニル)ピ
リジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物2):融点189〜190℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシメチルフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物3):融点116〜117℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−ジフルオロメチルフ
ェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物4):融点145〜146℃

4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−フルオロメチルフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物5):H NMR(CDCl
):δ8.05(dt,1H)、7.25(d,1H)、7.15(s,1H)、5.
65(dd,2H)、4.95(bs,2H)、4.00(s,3H)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−シアノ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物6):H NMR(CDCl):
δ7.70(m,1H)、7.20 (dd,1H)、7.10(d,1H)、4.95
(bs,2H)、4.00(s,3H)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−エトキシフェニル)ピリジン
−2−カルボン酸メチルエステル(化合物7):融点132〜133℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(2,2−ジフルオ
ロエトキシ)フェニル]ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物8):融点1
34〜136℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−5−エトキシフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物9):融点115〜116℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−[2,4−ジクロロ−3−(2,2−ジフルオロエトキ
シ)フェニル]ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物10):融点113〜
115℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(メトキシエトキシ
)フェニル]ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物11):融点89〜90
℃。
4−アミノ−3−クロロ−5−フルオロ−6−(2−フルオロ−3,4−メチレンジオ
キシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物12):融点151〜
152℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−メチルチオフェニル)ピリジ
ン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物13):NMR(CDCl):δ
NMR(CDCl)δ7.45(d,1H)、7.40(d,1H)、6.98(s,
1H)、4.97(bs,2H)、3.98(s,3H)、2.44(s,3H)。
4−アミノ−3−クロロ−5−フルオロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メト
キシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物14):融点172〜
173℃。
4−アミノ−3−クロロ−5−フルオロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メト
キシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物15):融点168〜
169℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−ジメチルアミノ−2−フルオロフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物16):融点104〜106
℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−3−(ジエチルアミノ)−2−フルオロ
フェニル]ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物17):融点120〜1
21℃。
【実施例43】
【0104】
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシフ
ェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物18)の調製。
アセトニトリル(100mL)中の4−アセチルアミノ−3,6−ジクロロピリジンカ
ルボン酸メチルエステル(4.3g、0.016mol)、2−(4−クロロ−2−フル
オロ−5−メトキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン(4.5g、0.0
18mol)、フッ化セシウム(3.5g、0.025mol)および1,4−ビス(ジ
フェニルホスフィノ)ブタン(0.360g、0.0016mol)の溶液を15分間、
窒素で脱気した後、酢酸パラジウム(0.180g、0.0016mol)を添加し、そ
の溶液を18時間、還流させながら加熱した。水(150mL)を添加し、得られた固体
を回収し、乾燥させて、4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フル
オロ−5−メトキシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(4.5g、0
.012mol)を得た。融点180〜182℃。
【0105】
実施例43の手順に従って、次の化合物を調製した。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メチルフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物19):融点151〜152℃

4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフ
ェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物20):融点159〜160
℃。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−エトキシフ
ェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物21):H NMR(CD
Cl):δ9.0(bs,1H) 8.00(m,1H)、7.60(m,1H)、7
.25(s,1H)、4.25(q,2H)、4.00(s,3H)、2.35(s,3
H)、1.50(t,3H)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−メトキシフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物22):NMR(CDCl):δ
8.90(s,1H)、8.05(s,1H)、7.40(d,1H)、7.30(d,
1H)、4.05(s,3H)、3.95(s,3H)、2,35(s,3H)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(2−フルオロ−3,4−メチレンジオキシフ
ェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル:融点132〜134℃。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−エトキシ−2−フル
オロフェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル:H NMR(CDCl
:δ8.86(s,1H)、8.00(bs,1H)、7.37(d,1H)、7.26
(d,1H)、4.11(q,2H)、4.00(s,3H)、2.32(s,3H)、
1.47(t,3H)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−[2,4−ジクロロ−3−(2,2−ジフルオ
ロエトキシ)フェニル]ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル:H NMR(CD
Cl):δ8.81(s,1H)、8.10(bs,1H)、7.32(d,1H)、
7.29(d,1H)、6.16(tt,1H)、4.22(td,2H)、3.95(
s,3H)、2.28(s,3H)。
【実施例44】
【0106】
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−メチルフェニル)−
ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物23)の調製
アセトニトリル(100mL)中の1−ブロモ−2,4−ジフルオロ−3−メチルベン
ゼン(2.10g、0.09mol)、4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−トリメチ
ルスタンニルピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(4.00g、0.01モル)、
1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン(0.140g、0.0003mol)お
よびフッ化セシウム(4.5g、0.03mol)の溶液を窒素で脱気した。酢酸パラジ
ウム(0.70g、0.0003mol)を添加し、その溶液を加熱して2時間還流させ
た。その反応混合物をセライトに通して濾過し、濾液を水(200mL)で希釈し、その
後、酢酸エチル(2×150mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮し、残
留固体をクロマトグラフィー(ヘキサン中、50パーセント 酢酸エチル)によって精製
して、4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−メチルフェニル
)−ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(0.800g、0.002mol)を得
た。融点152〜153℃。
【0107】
実施例44の手順に従って、次の化合物を調製した。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−メチルフェニル)ピ
リジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物24):融点172〜174℃。
【実施例45】
【0108】
(2−フルオロ−3−メトキシ−4−トリフルオロメチルフェニル)トリメチルスタン
ナンの調製
冷却器および磁気攪拌棒を装備した、オーブン乾燥し、窒素スイープした100mL三
つ口フラスコにジオキサン(28mL)を添加し、15分間の窒素パージで脱気した。ヘ
キサメチル二すず(5.0g、15.3mmol)および1−ブロモ−2−フルオロ−3
−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン(3.8g、13.9mmol)を添
加し、5分間、パージを継続した。1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン(0.
6g、1.4mmol)および酢酸パラジウム(0.3g、1.4mmol)を添加し、
攪拌しながら加熱して還流させつつ、その反応容器のヘッドスペースは窒素でパージした
。その後、その反応物を開放窒素雰囲気下で6時間、還流させながら攪拌した。TLC(
ヘキサン)は、出発原料の完全消費を示した。冷却した反応混合物を濃縮し、フラッシュ
シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン)によって精製して、(2−フルオロ−3−メ
トキシ−4−トリフルオロメチルフェニル)トリメチルスタンナン(3.93g、11.
0mmol)を油として得た。H NMR(CDCl):δ7.31(d,1H)、
7.11(dd,1H)、3.98(d,3H)、0.38(s,9H)。すべてのシグ
ナルは、適切なすずサテライトを有した。
【0109】
実施例45における手順に従って、次の化合物を調製した。
(3−ブトキシ−4−クロロ−2−フルオロフェニル)−トリメチルスタンナン(精製
せずに使用した)。
4−クロロ−2−フルオロ−3−(1−フルオロ−1−メチル−エチル)−トリメチル
スタンナン(精製せずに使用した)。
【実施例46】
【0110】
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(2−フルオロ−3−メトキシ−4−トリフル
オロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステルの調製
冷却器および磁気攪拌棒を装備した、オーブン乾燥し、窒素フラッシュした100mL
三つ口フラスコの中で、メチル−4−アセトアミド−3,6−ジクロロピリジン−2−カ
ルボキシレート(1.2g、4.6mmol)および(2−フルオロ−3−メトキシ−4
−トリフルオロメチルフェニル)トリメチルスタンナン(1.7g、4.6mmol)を
アセトニトリル(15mL)に溶解し、得られた溶液を15分間の窒素パージで脱気した
。フッ化セシウム(2.1g、13.9mmol)、1,4−ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)ブタン(0.2g、0.46mmol)および酢酸パラジウム(0.1g、0.46
mmol)を添加し、反応物を攪拌しながら加熱して還流させつつ、その反応のヘッドス
ペースは窒素でパージした。その後、その反応物を開放窒素雰囲気下で5時間攪拌し、そ
の5時間のときまでに、TLC(ヘキサン:酢酸エチル/1:2)は、出発原料の完全消
費を示した。冷却した反応物を酢酸エチルでセライトに通して濾過し、濾液を濃縮し、フ
ラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル/1:2)によって精製
して、4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(2−フルオロ−3−メトキシ−4−トリ
フルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(0.19g、0.
46mmol)を油として得た。H NMR(CDCl):δ9.03(d,1H)
、8.02(bs,1H)、7.68(bt,1H)、7.42(bd,1H)、4.0
3(d,3H)、4.01(s,3H)、2.33(s,3H)。
【0111】
実施例46における手順に従って、次の化合物を調製した。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−ブトキシ−2−フルオロメ
チルフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル:LC/MS ESI(m/
z=428)。
4−アミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(1−フルオロ−1
−メチルエチル)フェニル]−ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物25
):融点122〜123℃。
【実施例47】
【0112】
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ニトロフェニル)−
ピリジン−2−カルボン酸メチルエステルの調製
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリジン−2−
カルボン酸メチル(1.0g、3.2mmol)を、0℃の十分に攪拌された濃硫酸(1
6mL)に固体として添加した。硝酸ナトリウム(0.29g、3.5mmol)をその
混合物に添加し、得られた黄色の溶液を0℃で1.5時間攪拌し、その後、大量の氷で希
釈し、放置して室温に温めた。その溶液を濾過して多少の固体を除去し、その後、その濾
液を3回分の酢酸エチルで抽出し、合わせた酢酸エチル層をNaHCO飽和水溶液で洗
浄し、乾燥させた(NaSO)。濾過および濃縮によって、4−アミノ−3−クロロ
−6−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ニトロフェニル)−ピリジン−2−カルボン酸
メチルエステル(0.96g、2.7mmol)を黄色の固体として得た。融点161〜
164℃:H NMR(CDCl):δ8.73(d,1H)、7.36(d,1H
)、7.24(d,1H)、4.93(bs,2H)、4.02(s,3H)。
【実施例48】
【0113】
4−アミノ−3−クロロ−6−(5−アミノ−4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピ
リジン−2−カルボン酸メチルエステルの調製
100mL丸底フラスコ内の酢酸(20mL)中の4−アミノ−3−クロロ−6−(4
−クロロ−2−フルオロ−5−ニトロフェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.
5g、1.39mmol)のスラリーに、鉄粉(0.78g、13.9mmol)を添加
した。その混合物を15分間、85℃に加熱し、その後、室温に冷却し、エタノールでセ
ライトに通して濾過し、濾液を真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチルと飽和NaHCO
とで分配し、層を分離し、水性相を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機物を乾燥させた
(NaSO)。濾過および濃縮によって、4−アミノ−3−クロロ−6−(5−アミ
ノ−4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(0
.44g、1.33mmol)を薄褐色の固体として得た。融点99〜101℃。
【実施例49】
【0114】
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−5−ジメチルアミノ−2−フルオロフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物26)の調製
窒素フラッシュした250mL丸底フラスコの中で、4−アミノ−3−クロロ−6−(
5−アミノ−4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチル(0
.38g、1.13mmol)をTHF(10mL)に溶解し、37パーセント ホルム
アルデヒド(0.068g、0.17mL、2.27mmol)、二塩化ジブチルすず(
0.007g、0.023mmol)およびフェニルシラン(0.135g、1.25m
mol)で処理し、室温で72時間、攪拌させておいた。その反応混合物を真空下で濃縮
し、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル/2:1)によっ
て精製して、4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−5−ジメチルアミノ−2−フ
ルオロフェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(0.283g、0.8mm
ol)を白色の軟質固体として得た。融点113〜115℃、H NMR(CDCl
):δ7.66(d,1H)、7.14(d,1H)、7.14(d,1H)、4.91
(bs,2H)、3.99(d,3H)、2.79(s,6H)。
【実施例50】
【0115】
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−ヨードピリジン−2−カルボン酸,メチルエス
テルの調製
塩化メチレン(200mL)中の4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−トリメチル−
スタンナニルピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(21.0g、54mmol)
の溶液に、ヨウ素(13.7g、108mmol)を添加し、その溶液を1時間、周囲温
度で攪拌した。その溶液をセライト床に通して濾過し、チオ硫酸ナトリウム(50mL、
10パーセント溶液)で洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。残留物をクロ
マトグラフィー(ヘキサン中、10パーセント 酢酸エチル)によって精製して、4−ア
セチルアミノ−3−クロロ−6−ヨードピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(5
.6g、18mmol)を得た。GC−MS(m/z=354)。
【実施例51】
【0116】
4−アミノ−3−クロロ−6−ヨードピリジン−2−カルボン酸,メチルエステルの調

メタノール(25mL)中の4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−ヨードピリジン−
2−カルボン酸,メチルエステル(5.0g、14mmol)の溶液に、塩化アセチル(
1mL)を添加し、その溶液を1時間、還流させながら加熱した。その溶液を冷却し、水
(25mL)を添加し、沈殿を回収した。メタノールからの再結晶によって、4−アミノ
−3−クロロ−6−ヨードピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(3.5g、11
mmol)を得た。融点152〜153℃。
【実施例52】
【0117】
4−アミノ−6−(4−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−3−クロロ
−ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物27)の調製
ジメトキシエタン(2mL)および水(2mL)中の4−アミノ−3−クロロ−6−ヨ
ードピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(1.1g、3.0mmol)、4−ブ
ロモ−2−フルオロ−3−メトキシフェニルボロン酸(1.3g、4.5mmol)およ
びフッ化セシウム(0.60g、4.0mmol)の溶液を、15分間、窒素流で脱気し
た後、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.25g、0.4mmo
l)を添加し、その後、2時間、85℃に加熱した。その反応混合物を水(15mL)で
希釈し、酢酸エチル(2×15mL)で抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、
乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(ヘキサン中、3
3パーセント 酢酸エチル)によって精製して、4−アセチルアミノ−6−(4−ブロモ
−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−3−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸,メ
チルエステル(1.2g、2.8mmol)を得た。融点164〜165℃。
【0118】
実施例52における手順に従って、次の化合物を調製した。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(2,4,6−トリフルオロ−3−メチルオキ
シフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(さらに精製せずに使用した)

4−アセチルアミノ−3−クロロ−(2,4−ジフルオロ−3−メトキシフェニル)ピ
リジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物28):融点114〜115℃。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−(2−クロロ−4−フルオロ−3−メトキシフェニ
ル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物29):融点153〜154.
5℃。
【実施例53】
【0119】
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−[2,4−ジクロロ−3−(1−フルオロエチ
ル)フェニル]ピリジン−2−カルボン酸メチルエステルの調製
DMF(50mL)中の2,4−ジクロロ−3−(1−フルオロエチル)−ブロモベン
ゼン(3.4g、12.5mmol)、4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−トリメチ
ルスタンニル−ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(4.7g、12.5mmo
l)、ヨウ化銅(0.4g、2.1mmol)、フッ化セシウム(3.6g、15mmo
l)およびジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.14g、2mmo
l)の溶液を2時間、70℃に加熱した。水(100mL)を添加し、その混合物を酢酸
エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(
硫酸ナトリウム)、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(ヘキサン中、15パーセン
ト〜30パーセント 酢酸エチル)によって精製して、4−アセチルアミノ−3−クロロ
−6−[2,4−ジクロロ−3−(1−フルオロエチル)フェニル]ピリジン−2−カル
ボン酸,メチルエステルを得、それをさらに精製せずに使用した。
【0120】
実施例53の手順に従って、次の化合物を調製した。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−(2,6−ジフルオロ−3−メトキシ−4−メチル
フェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル:融点134〜136℃。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−シアノ−2,6−ジフルオロ−3−メト
キシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル:融点146〜147℃。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−ジメチルアミノ−2,6−
ジフルオロフェニル)−ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(さらに精製せずに
使用した)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2,6−ジフルオロ−3−メト
キシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(さらに精製せずに使用した
)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−6−フルオロ−3−メト
キシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(さらに精製せずに使用した
)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2,6−ジフルオロ−3−エト
キシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル:(さらに精製せずに使用し
た)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(1−フル
オロエチル)フェニル]ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(さらに精製せずに
使用した)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−[2,4−ジクロロ−3−(ジフルオロメチル
)フェニル]ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物30):融点152〜
153℃。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−エチル−2−フルオロフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル:GC/PCI(m/z=236)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(1,2,
2,2−テトラフルオロエチル)−フェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステ
ル(化合物31):LC/MS ESI(m/z=456)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(1−フル
オロプロピル)−フェニル]ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物32)
:LC/MS ESI(m/z=416)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(2,3,4−トリフルオロフェニル)ピリジ
ン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物33):融点169〜171℃。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシメ
トキシ−フェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物34):融点1
22〜123℃。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−ジフルオロ
メトキシフェニル)ピリジン,カルボン酸,メチルエステル(化合物35):融点146
℃。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−ジフルオロメチル−2−フルオロ−3−
メトキシ−フェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(精製せずに使用した
)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(2−フルオロ−4−フルオロメチル−3−メ
トキシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(精製せずに使用した)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2,6−ジフルオロ−3−メチ
ルフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(精製せずに使用した)。
4−アセチルアミノ−6−(2−ブロモ−4−クロロ−3−メトキシフェニル)−3−
クロロピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(精製せずに使用した)。
4−アセチルアミノ−6−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−3−メトキシフェニル
)−3−クロロピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(精製せずに使用した)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(3−ジフルオロメチル−2,4,6−トリフ
ルオロフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(精製せずに使用した)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(2−クロロ−4−ジフルオロメチル−3−メ
トキシ−フェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(精製せずに使用した)

4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2,6−ジフルオロ−3−ジフ
ルオロメチル−フェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(精製せずに使用
した)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(2−クロロ−4,6−ジフルオロ−3−メト
キシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(精製せずに使用した)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジフルオロ−3−エトキシフェニル
)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(精製せずに使用した)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−シクロプロピル−2−フル
オロフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(精製せずに使用した)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(2,2,
2−トリフルオロアセチル)フェニル]−ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(
精製せずに使用した)。
【実施例54】
【0121】
4−アミノ−3−クロロ−6−(2−フルオロ−3−メトキシ−4−メチルフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物36)の調製
ジメトキシエタン(2mL)および水(2mL)中の4−アミノ−3,6−ジクロロピ
リジン−2−カルボン酸,メチルエステル(0.24g、1.1mmol)、2−フルオ
ロ−3−メトキシ−4−メチルフェニルボロン酸(0.30g、1.63mmol)およ
びフッ化セシウム(3.0g、3.26mmol)の溶液を、15分間、窒素流で脱気し
た後、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.07g、0.1mmo
l)を添加し、その後、2時間、85℃に加熱した。その反応混合物を水(15mL)で
希釈し、酢酸エチル(2×15mL)で抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、
乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(ヘキサン中、3
3パーセント 酢酸エチル)によって精製して、4−アミノ−3−クロロ−6−(2−フ
ルオロ−3−メトキシ−4−メチルフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステ
ル(0.08g、0.2mmol)を得た。融点95〜96℃。
【0122】
実施例52における手順に従って、次の化合物を調製した。
4−アミノ−3−クロロ−6−[2,4−ジクロロ−3−(ジメチルアミノ)フェニル
]ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物37):H NMR(300M
Hz,CDCl):δ7.30(d,1H)、7.19(d,1H,)、6.93(s
,1H)、4.88(bs,2H)、3.96(s,3H)、2.88(s,6H)。
4−アミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(メチルアミノ)フ
ェニル]ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物38):融点148〜14
9℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(メトキシカルボニ
ル)フェニル]ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物39):H NM
R(300MHz,CDCl):δ7.53(d,1H,)、7.37(d,1H,)
、6.94(s,1H)、4.97(bs,2H)、3.97(s,3H)、3.96(
s,3H)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−シアノ−2,6−ジフルオロ−3−メト
キシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル:融点146〜147℃。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−3−(ジメチルアミノ)−2,
6−ジフルオロ−フェニル]ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル:H NMR
(300MHz,CDCl):δ8.70(s,1H)、8.03(bs,1H)、7
.03(dd,1H)、4.00(s,3H)、2.83(d,6H,)、2.32(s
,3H)。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(2,6−ジフルオロ−3−メトキシ−4−メ
チルフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル:融点134〜136℃。
4−アセチルアミノ−6−(4−ブロモ−2−クロロ−3−メトキシフェニル)−3−
クロロピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル:融点129〜130℃。
4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2,6−ジフルオロ−3−メト
キシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物40):融点144
〜144.5℃。
【実施例55】
【0123】
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−エトキシフェニル)
−ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物41)の調製
メタノール(10mL)中の4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2
−フルオロ−3−エトキシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(0.5
g、0.0013mol)の溶液に塩化アセチル(1mL)を添加し、その溶液を1時間
、還流させながら加熱した。水(2mL)を添加し、得られた固体を回収し、乾燥させて
、4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−エトキシフェニル)
−ピリジン−2−カルボン酸メチルエステルを得た。融点154〜156℃。
【0124】
実施例55の手順に従って、次の化合物を調製した。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物42):融点141〜142℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物43):NMR(CDCl):δ
7.60(d,1H)、7.25(s,1H)、7.20(m,1H)、4.95(bs
,2H)、4.05(s,3H)、3.95(s,3H)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−メトキシフェニル)ピリジン
−2−カルボン酸メチルエステル(化合物44):融点168〜170℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2−フルオロ−3−メトキシ−4−トリフルオロメチ
ルフェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物45):融点144〜1
46℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2−フルオロ−3,4メチレンジオキシフェニル)ピ
リジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物46):融点139〜141℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジフルオロ−3−メチルフェニル)ピリジン
−2−カルボン酸メチルエステル(化合物47):融点129〜130℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−メチルフェニル)ピリジン−
2−カルボン酸メチルエステル(化合物48):NMR(CDCl):7.30(d
,1H)、7.25(d,1H)、6.95(s,1H)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メチルフェニル)ピ
リジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物49):融点116〜118℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−3−(ジメチルアミノ)−2,6−ジフ
ルオロフェニル]ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物50):H N
MR(300MHz,CDCl):δ7.00(dd,1H,)、6.81(s,1H
)4.93(bs,2H)、3.96(s,3H)、2.81(d,6H,)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,6−ジフルオロ−3−メトキシ−4−メチルフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物51):オフホワイトの泡沫
H NMR(300MHz,CDCl):δ6.83(s,1H)、6.74(d
d,1H,)、4.88(bs,2H)、3.97(s,3H)、3.84(d,3H,
)、2.28(s,3H)。
4−アミノ−6−(4−ブロモ−2−クロロ−3−メトキシフェニル)−3−クロロピ
リジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物52):融点154〜155℃。
4−アミノ−3−クロロ−(2−クロロ−4−ジフルオロメチル−6−フルオロ−3−
メトキシ−フェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物53):LC
/MS(m/z=380)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−ジフルオロメチル−2,6−ジフル
オロフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物54):LC/MS
(m/z=383)。
4−アミノ−3−クロロ−(2−クロロ−4,6−ジフルオロ−3−メトキシフェニル
)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物55):LC/MS(m/z=3
48)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4,6−トリフルオロ−3−メトキシフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物56):HPLC−MS(m/z=
346)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−6−フルオロ−3−メトキシフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物57):HPLC−MS(m
/z=378)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2,6−ジフルオロ−3−メトキシフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物58):HPLC−MS(m
/z=362)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2,6−ジフルオロ−3−エトキシフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物59):HPLC−MS(m
/z=376)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−ブトキシ−2−フルオロフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物60):LC/MS ESI(m/
z=386)。
4−アミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(1−フルオロエチ
ル)フェニル]ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物61):LC/MS
ESI(m/z=360)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−ジフルオロメチルフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物62):LC/MS ESI(m/
z=380)。
4−アミノ−3−クロロ−6−[2,4−ジクロロ−3−(1−フルオロ−1−エチル
フェニル]ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物63):LC/MS E
SI(m/z=362)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−エチル−2−フルオロフェニル)ピ
リジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物64):融点120〜122℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(1,2,2,2−
テトラフルオロエチル)フェニル)−ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合
物65):LC/MS ESI(m/z=414)。
4−アミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(1−フルオロプロ
ピル)フェニル]ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物66):H N
MR(300MHz,CDCl):δ7.90(m,1H)、7.25(m,1H)、
7.10(s,1H)、5.96(dq,1H)、4.90(bs,2H)、4.05(
s,3H)、2.30(m,1H)、2.05(m,1H)、1.05(t,3H)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,3,4−トリフルオロフェニル)ピリジン−2−
カルボン酸,メチルエステル(化合物67):融点163〜164℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシメトキシフ
ェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物68):融点99℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−ジフルオロメトキシ
フェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物69):融点164℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジフルオロ−3−メトキシフェニル)ピリジ
ン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物70):LC/MS(m/z=328)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−ジフルオロメチル−2−フルオロ−3−メトキシ
フェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物71):融点145〜1
47℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2−フルオロ−4−フルオロメチル−3−メトキシフ
ェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物72):LC/MS(m/
z=342)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジフルオロ−5−メトキシフェニル)ピリジ
ン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物73):融点128〜130℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2−クロロ−4−フルオロ−3−メトキシフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物74):融点145〜146℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2,6−ジフルオロ−3−メチルフェニ
ル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物75):LC/MS(m/z=
346)。
4−アミノ−6−(2−ブロモ−4−クロロ−3−メトキシフェニル)−3−クロロピ
リジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物76):LC/MS(m/z=405
)。
4−アミノ−6−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−3−メトキシフェニル)−3−
クロロピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物77):LC/MS(m/z
=407)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(3−ジフルオロメチル−2,4,6−トリフルオロフ
ェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物78):LC/MS(m/
z=366)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2−クロロ−4−ジフルオロメチル−3−メトキシフ
ェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物79):融点134〜13
6℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジフルオロ−3−エトキシフェニル)ピリジ
ン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物80):融点158〜159℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−シクロプロピル−2−フルオロフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物81):融点135〜136
.5℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(2,2,2−トリ
フルオロアセチル)フェニル]ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物82
):LC/MS(m/z=410)。
【実施例56】
【0125】
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メタンスルフィニル
−フェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物83)および4−アミノ
−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メタンスルホニルフェニル)ピリ
ジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物84)の調製
塩化メチレン(20mL)中の4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フル
オロ−3−メチルチオフェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(0.800
g、2mmol)の溶液に、過酢酸(酢酸中32パーセント、0.004mol)をゆっ
くりと添加した。その反応混合物を重亜硫酸ナトリウム(水中10パーセント、20mL
)で反応停止させ、塩化メチレン(20mL)で抽出した。有機相を乾燥させ(硫酸ナト
リウム)、濃縮した。固体残留物をクロマトグラフィー(ヘキサン中、15パーセント〜
50パーセント 酢酸エチル)によって精製した。第一画分は、4−アミノ−3−クロロ
−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メタンスルホニルフェニル)ピリジン−2−カ
ルボン酸メチルエステル(0.250g、0.7mmol)であった。融点108〜11
0℃。第二画分は、4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メ
タンスルフィニルフェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(0.100g、
0.03mmol)であった。融点122〜124℃。
【実施例57】
【0126】
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−フルオロメチルチオ
フェニル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(化合物85)の調製
アセトニトリル(40mL)中の4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フ
ルオロ−3−メチルチオフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(1.5
0g、4.1mmol)の溶液に、1−クロロメチル−4−フルオロ−1,4−ジアゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクタン−ビス(テトラフルオロボレート)(F−TEDA;
SELECTFLUOR(商標)フッ素化剤;1.48g、8.2mmol)を添加し、
その溶液を周囲温度で2時間攪拌した。重炭酸ナトリウムの飽和溶液(25mL)を添加
し、その溶液を塩化メチレン(2×50mL)で抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ(
硫酸ナトリウム)、濃縮し、残留物をクロマトグラフィー(ヘキサン中、20パーセント
〜50パーセント 酢酸エチル)によって精製して、4−アミノ−3−クロロ−6−(4
−クロロ−2−フルオロ−3−フルオロメチルチオフェニル)ピリジン−2−カルボン酸
メチルエステル(0.09g、0.2mmol)を得た。融点104〜105℃。
【実施例58】
【0127】
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸,エチルエステル(化合物86)の調製
エタノール(5mL)中の4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ
−3−メトキシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(200mg、0
.9mmol)の溶液に触媒量のチタンテトライソプロポキシドを添加し、その溶液を2
時間、還流させながら加熱した。その溶液を冷却し、酢酸エチル(10mL)と水(10
mL)とで分配し、有機相を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。残留物をシリカゲ
ルのプラグに通して(1:1 酢酸エチル:ヘキサン)、4−アミノ−3−クロロ−6−
(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸,エチ
ルエステル(150mg、0.6mmol)を得た。融点74〜75℃。
【0128】
実施例58における手順に従って、次の化合物を調製した。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸,2−ブトキシ−エチルエステル(化合物87):LC/MS
(m/z=430)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2,6−ジフルオロ−3−メトキシフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸,ブチルエステル(化合物88):LC/MS(m/z
=404)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−メトキシフェニル)ピリジン
−2−カルボン酸,ブチルエステル(化合物89):LC/MS ESI(m/z=40
2)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸,ブチルエステル(化合物90):LC/MS ESI(m/
z=430)。
4−アミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(l−フルオロエチ
ル)フェニル)ピリジン−2−カルボン酸,ブチルエステル(化合物91):LC/MS
ESI(m/z=402)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸,2−ブトキシ−エチルエステル(化合物92):融点72〜
74℃。
【実施例59】
【0129】
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−シアノ−2,6−ジフルオロ−3−メトキシフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸の調製
メタノール(5mL)中の4−アセチルアミノ−3−クロロ−6−(4−シアノ−2,
6−ジフルオロ−3−メトキシフェニル)ピリジン(0.13g、0.33mmol)の
スラリーを1N 水酸化ナトリウム(1.7mL)で処理し、周囲温度で1時間攪拌した
。その溶液を水(15mL)で希釈し、1N 塩酸(1.7mL)で酸性化し、固体を回
収した(0.095g)。H NMRによる分析は、4−アミノ−3−クロロ−6−(
4−シアノ−2,6−ジフルオロ−3−メトキシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸お
よび不純物を示した。この材料をさらに精製せずに使用した。
【0130】
実施例59の手順に従って、次の化合物を調製した。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,6−ジフルオロ−3−メトキシ−4−メチルフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物93):融点167〜168℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2,6−ジフルオロ−3−ジメチルアミ
ノフェニル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物94):融点171〜172℃。
【実施例60】
【0131】
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−シアノ−2,6−ジフルオロ−3−メトキシフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物95)の調製
テトラヒドロフラン(10mL)およびメタノール(3mL)中の4−アミノ−3−ク
ロロ−6−(4−シアノ−2,6−ジフルオロ−3−メトキシフェニル)ピリジン−2−
カルボン酸のスラリーを、周囲温度で、トリメチルシリルジアゾメタン(0.64g、0
.28mLの、ヘキサン中2M溶液)で処理した。1時間後、その反応混合物を酢酸(2
mL)および水(10mL)で反応停止させた。その混合物を酢酸エチル(2×20mL
)で抽出し、合わせた抽出物を乾燥させ(NaSO)、濃縮した。残留物をクロマト
グラフィー(ヘキサン中、30〜100パーセント 酢酸エチル)によって精製して、4
−アミノ−3−クロロ−6−(4−シアノ−2,6−ジフルオロ−3−メトキシフェニル
)ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(0.083g、0.24mmol)を得
た。H NMR(CDCl)δ7.15(dd,1H)、6.85(s,1H)、4
.98(bs,2H)、4.08(d,3h)、3.98(s,3H)。
【実施例61】
【0132】
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−(2,2−ジフルオ
ロエトキシ)フェニル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物96)の調製
メタノール(5mL)および水酸化ナトリウム(1N、2mL)中の4−アミノ−3−
クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニ
ル)ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(0.300g、0.0008mol)の
溶液を加熱して1時間還流させ、その後、pH3に酸性化し(濃塩酸)、放置して冷却し
た。得られた固体を回収し、乾燥させて、4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−
2−フルオロ−3−(2,2−ジフルオロエトキシ)フェニル)ピリジン−2−カルボン
酸(0.270g、0.0007mol)を得た。融点183〜184℃。
【0133】
実施例61の手順に従って、次の化合物を得た。
4−アミノ−3−クロロ−(2,4−ジフルオロ−3−メチルフェニル)ピリジン−2
−カルボン酸(化合物97):融点189〜190℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−メチルフェニル)ピリジン−
2−カルボン酸(化合物98):融点170〜172℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メチルフェニル)ピ
リジン−2−カルボン酸(化合物99):融点179〜181℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸(化合物100):融点174〜175℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸(化合物101):NMR(DMSO−d)δ13.80
(bs,1H)、7.55(m,2H)、7.25(s,1H)、3.95(s,3H)

4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−エトキシフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸(化合物102):融点177〜178℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−メトキシフェニル)ピリジン
−2−カルボン酸(化合物103):融点179〜180℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メチルチオフェニル
)ピリジン−2−カルボン酸(化合物104):NMR(DMSO−d)δ13.8
0(bs,1H)、7.90(t,1H)、7.55(d,1H)、7.10(s,1H
)、6.95(bs,2H)、2.50(s,3H)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシメチルフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物105):融点187〜188℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−ジフルオロメチルフ
ェニル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物106):融点182〜183℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2−フルオロ−3−メトキシ−4−トリフルオロメチ
ルフェニル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物107):融点177〜178℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2−フルオロ−3,4−メチレンジオキシフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸(化合物108):融点202〜203℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−5−エトキシフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸(化合物109):融点178〜179℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−メトキシフェニル)ピリジン
−2−カルボン酸(化合物110):融点187〜188℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−5−ジメチルアミノ−2−フルオロフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物111):融点180〜181℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−ジメチルアミノ−2−フルオロフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物112):融点185〜186℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシエトキシフ
ェニル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物113):融点169〜170℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−フルオロメチルフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物114):H NMR(DMSO−d):
8.00(dt,1H)、7.50(dd,1H)、6.90(bs,2H)、5.60
(dd,1H)。
4−アミノ−3−クロロ−5−フルオロ−6−(2−フルオロ−3,4−メチレンジエ
トキシフェニル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物115):融点179〜180℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−3−(ジエチルアミノ)−2−フルオロ
フェニル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物116):融点174〜175℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−[2,4−ジクロロ−3−(ジメチルアミノ)フェニル
]ピリジン−2−カルボン酸(化合物117):融点177〜178℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(メチルアミノ)フ
ェニル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物118):融点185〜186℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2−フルオロ−3−メトキシ−4−メチルフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸(化合物119):融点178〜179℃。
4−アミノ−6−(4−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−3−クロロ
ピリジン−2−カルボン酸(化合物120):融点176〜177℃。
4−アミノ−6−(4−ブロモ−2−クロロ−3−メトキシフェニル)−3−クロロピ
リジン−2−カルボン酸(化合物121):融点192〜193℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)
−5−フルオロピリジン−2−カルボン酸(化合物122):融点180〜181℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)
−5−フルオロピリジン−2−カルボン酸(化合物123):融点178〜179℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−ブトキシ−2−フルオロフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸(化合物124):融点157〜158℃。
4−アミノ−6−[2,4 ジクロロ−3−(1−フルオロエチル)フェニル]ピリジ
ン−2−カルボン酸(化合物125):融点169〜170℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−ジフルオロメチルフェニル)
ピリジン−2−カルボン酸(化合物126):融点182〜183℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−[2,4−ジクロロ−3−(1−フルオロ−1−メチル
エチルフェニル)ピリジン−3−カルボン酸(化合物127):融点>250℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−エチル−2−フルオロフェニル)ピ
リジン−2−カルボン酸(化合物128):融点192〜193℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(1,2,2,2−
テトラフルオロエチル)−フェニル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物129):融点
175〜176℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(1−フルオロプロ
ピル)フェニル]ピリジン−2−カルボン酸,メチルエステル(化合物130):融点1
65〜167℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,3,4−トリフルオロフェニル)ピリジン−2−
カルボン酸(化合物131):融点178〜179℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシメトキシフ
ェニル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物132):融点159℃。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2,6−ジフルオロ−3−メトキシフェ
ニル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物133):LC/MS(m/z=293)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−ジフルオロメトキシ−2−フルオロ
フェニル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物134):融点179℃。
【実施例62】
【0134】
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)
−ピリジン−2−カルボン酸,トリエチルアミン塩(化合物135)の調製
メタノール(30mL)中の4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオ
ロ−3−メトキシフェニル)−ピリジン−2−カルボン酸(1.0g、3.1mmol)
の溶液に、トリエチルアミン(10mL)を添加し、その溶液を周囲温度で1時間攪拌し
、その後、濃縮して、4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−フルオロ−3−
メトキシフェニル)−ピリジン−2−カルボン酸,トリエチルアミン塩(1.1g、2.
6mmol)を得た。NMR(DMSO−d)δ7.60(m,1H)、7.45(
m,1H)、7.00(s,1H)、4.00(s,3H)、3.00(t,6H)、1
.15(q,9H)。
【0135】
実施例62の手順に従って、次の化合物を調製した。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−メトキシフェニル)ピリジン
−2−カルボン酸,トリエチルアミン塩(化合物136):NMR(DMSO−d
δ7.55(d,1H)、7.435(d,1H)、7.00(s,1H)、4.00(
s,3H)、3.00(t,6H)、1.15(q,9H)。
【実施例63】
【0136】
除草剤組成物の調製
以下の実例となる組成物において、部および百分率は、重量によるものである。
【0137】
乳剤
配合A
重量%
化合物1 26.2
ポリグリコール 26−3 5.2
非イオン性乳化剤−(オキシエチレン)を伴う(ジ−s−ブチル)フェニル−ポリ(オキ
シプロピレン)ブロックコポリマー。ポリオキシエチレン含量は、12molである。
Witconate P12−20 5.2
(アニオン性乳化剤−ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム−60重量パーセント 活
性成分)
Aromatic 100 63.4
(キシレン系芳香族溶剤)
【0138】
配合B
重量%
化合物12 3.5
Sunspray 11N(パラフィン油) 40.0
ポリグリコール 26−3 19.0
オレイン酸 1.0
キシレン系芳香族溶剤 36.5
【0139】
配合C
重量%
化合物14 13.2
Stepon C-65 25.7
Ethomeen T/25 7.7
Ethomeen T/15 18.0
キシレン系芳香族溶剤 35.4
【0140】
配合D
重量%
化合物18 30.0
Agrimer Al−10LC(乳化剤) 3.0
N−メチル−2−ピロリドン 67.0
【0141】
配合E
重量%
化合物41 10.0
Agrimul 70−A(分散剤) 2.0
Amsul DMAP 60(増粘剤) 2.0
Emulsogen M(乳化剤) 8.0
Attagel 50(懸濁助剤) 2.0
クロップオイル 76.0
【0142】
これらの濃縮物を水で希釈して、雑草の防除に適する濃度のエマルジョンを得ることが
できる。
【0143】
水和剤
配合F
重量%
化合物95 26.0
ポリグリコール 26−3 2.0
Polyfon H 4.0
Zeosyl 100(沈降水和SiO) 17.0
Bardenクレー+不活性物質 51.0
【0144】
配合G
重量%
化合物101 62.4
Polyfon H 6.0
(リグニンスルホネートのナトリウム塩)
Sellogen HR 4.0
(ナフタレンスルホン酸ナトリウム)
Zeosyl 100 27.6
【0145】
配合H
重量%
化合物109 1.4
Kunigel V1(担体) 30.0
Stepanol ME Dry(湿潤剤) 2.0
Tosnanon GR 31A(結合剤) 2.0
Kaolin NK−300 Clay(充填剤) 64.6
【0146】
上記活性成分を対応する担体に適用し、その後、これらを混合し、粉砕して、優れた湿
潤性の水和剤および懸濁粉体を生じさせる。これらの水和剤を水で希釈することにより、
雑草の防除に適する濃度の懸濁液を得ることができる。
【0147】
水分散性粉粒体
配合I
重量%
化合物63 26.0
Sellogen HR 4.0
Polyfon H 5.0
Zeosyl 100 17.0
カオリナイトクレー 48.0
【0148】
上記活性成分を水和シリカに添加し、その後、それを他の成分と混合し、粉砕して粉体
にする。その粉体を水で凝集させ、−10から+60メッシュの範囲の篩にかけて粉粒体
を得る。これらの粉粒体を水に分散させることにより、雑草の防除に適する濃度の懸濁液
を得ることができる。
【0149】
粉粒体
配合J
重量%
化合物114 5.0
Celetom MP−88 95.0
【0150】
極性溶剤、例えばN−メチルピロリジノン、シクロヘキサノン、ガンマ−ブチロラクト
ンなどの中の上記活性成分を、Celetom MP 88担体または他の適する担体に
適用する。得られた粉粒体を手、粉粒体散布機、飛行機などによって散布して、雑草を防
除することができる。
【0151】
配合K
重量%
化合物117 1.0
Polyfon H 8.0
Nekal BA 77 2.0
ステアリン酸亜鉛 2.0
Bardenクレー 87.0
【0152】
すべての材料をブレンドし、粉砕して粉体にし、その後、水を添加し、そのクレー混合
物を、ペーストが形成されるまで攪拌する。その混合物をダイを通して押出して、適当な
サイズの粉粒体を得る。
【0153】
水溶性液体
配合L
重量%
化合物136 3.67
モノエタノールアミンpH緩衝剤 0.5
水 95.83
【0154】
上記活性成分を適切な量の水に溶解し、追加のモノエタノールアミンを緩衝剤として添
加する。水溶性界面活性剤を添加してもよい。物理的、化学的および/または配合特性を
向上させるために、他の助剤を添合してもよい。
【実施例64】
【0155】
発芽後除草活性の評価
所望の試験植物の種子または小堅果を、64平方センチメートルの表面積を有するプラ
スチックポット内のSun Gro MetroMix(登録商標)306植栽用混合物
(一般に、6.0から6.8のpH、および30パーセントの有機物含量を有する)に播
いた。良好な発芽および健康な植物を確保するために必要な場合には、殺真菌処理および
/または他の化学的もしくは物理的処理を施した。日中は23〜29℃および夜間は22
〜28℃に維持した、約15時間の光周期を有する温室内で、7〜21日間、それらの植
物を成長させた。養分および水を定期的に追加し、天井から吊るした1000ワット・メ
タルハライドランプで必要に応じて補足照明を供給した。植物は、第一または第二本葉期
に達したとき、試験に利用した。
【0156】
計量した量(試験する最高の率によって決定される)の各試験化合物を25mLガラス
バイアルに入れ、アセトンとジメチルスルホキシド(DMSO)の97:3 v/v(容
量/容量)混合物(4mL)に溶解して、濃縮原液を得た。試験化合物が容易に溶解しな
い場合には、その混合物を温めた、および/または超音波処理した。得られた濃縮原液を
、アセトン、水、イソプロピルアルコール、DMSO、Atplus 411Fクロップ
オイル濃縮物およびTriton(登録商標)X−155界面活性剤を48.5:39:
10:1.5:1.0:0.02v/v比で含有する水性混合物(20mL)で希釈して
、最高散布率を含有する噴霧用溶液を得た。アセトンとジメチルスルホキシド(DMSO
)の97:3(v/v)混合物(2mL)とアセトン、水、イソプロピルアルコール、D
MSO、Atplus 411Fクロップオイル濃縮物およびTriton X−155
界面活性剤を48.5:39:10:1.5:1.0:0.02(v/v)比で含有する
水性混合物(10mL)とを含有する溶液で12mLのその高率溶液を系列希釈してその
高率の1/2X、1/4X、1/8Xおよび1/16Xの率を得ることによって、追加の
散布率を得た。化合物の必要量は、187L/haの率での12mL散布容量に基づく。
配合した化合物は、187L/haを噴出するように較正した8002Eノズルを装備し
たオーバーヘッドMandelトラック噴霧装置を用いて、0.503平方メートルの散
布面積にわたって、植物キャノピーの平均の高さより18インチ(43cm)高い噴霧の
高さで、植物材料に散布した。対照植物には同じ手法で溶剤ブランクを噴霧した。
【0157】
処理植物および対照植物を、上記で説明したように温室内に置き、地下灌漑によって給
水して、試験化合物が洗い流されないようにした。14日後、未処理植物のものと比較し
て試験植物の状態を目視判定し、0から100パーセントの評点(この場合、0は、無損
傷に対応し、100は、完全な枯死に対応する)で得点を付けた。
【0158】
J.Berksonが、Journal of the American Statistical Society, 48, 565 (19
53)に、およびD.Finneyが「Probit Analysis」Cambridge University Press (19
52)に記載したような十分に認めらているプロビット解析を適用することにより、上記の
データを用いて、ターゲット植物のGR50およびGR80値(これらは、それぞれ、5
0パーセントまたは80パーセント枯殺または防除するために必要な除草剤の有効用量に
対応する成長減退因子と定義する)を算出した。
【0159】
一部の試験した化合物、利用した散布率、試験した植物種、および結果を、表1に与え
る。
【表1】








ABUTH=イチビ(Abutilon theophrasti)
AMARE=アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)
CHEAL=シロザ(Chenopodium album)
【実施例65】
【0160】
発芽前除草活性の評価
ローム土(8.1のpHおよび1.5パーセントの有機物含量を有する、43パーセン
ト 沈泥、19パーセント クレーおよび38パーセント 砂)と砂を70対30の比率で
混合することにより調製した土壌マトリックスに、所望の試験植物種の種子を播いた。1
13平方センチメートルの表面積を有するプラスチックポットにその土壌マトリックスを
収容した。良好な発芽および健康な植物を確保するために必要な場合には、殺真菌処理お
よび/または他の化学的もしくは物理的処理を施した。
【0161】
計量した量(試験する最高の率によって決定される)の各試験化合物を25mLガラス
バイアルに入れ、アセトンとDMSOの97:3 v/v(容量/容量)混合物(6mL
)に溶解して、濃縮原液を得た。試験化合物が容易に溶解しない場合には、その混合物を
温めた、および/または超音波処理した。得られた濃縮原液を、Tween(登録商標)
20界面活性剤の0.1パーセントv/v水溶液(18mL)で希釈して、最高散布率を
含有する噴霧用溶液を得た。アセトンとDMSOの97:3 v/v(容量/容量)混合
物(3mL)とTween(登録商標)20界面活性剤の0.1パーセントv/v水溶液
(9mL)とを含有する溶液で12mLのその高率溶液を系列希釈してその高率の1/2
X、1/4X、1/8Xおよび1/16Xの率を得ることによって、追加の散布率を得た
。化合物の必要量は、187L/haの率での12mL散布容量に基づく。配合した化合
物は、187L/haを噴出するように較正した8002Eノズルを装備したオーバーヘ
ッドMandelトラック噴霧装置を用いて、0.503平方メートルの散布面積にわた
って、土壌表面より18インチ(43cm)高い噴霧の高さで、植物材料に噴霧した。対
照植物には同じ手法で溶剤ブランクを噴霧した。
【0162】
処理ポットおよび対照ポットを、約15時間の光周期ならびに日中は23〜29℃およ
び夜間は22〜28℃に維持した温室内に置いた。養分および水を定期的に追加し、天井
から吊るした1000ワット・メタルハライドランプで必要に応じて補足照明を供給した
。水は、地表灌漑によって追加した。20〜22日後、未処理植物のものと比較して発芽
し、成長した試験植物の状態を目視判定し、0から100パーセントの評点(この場合、
0は、無損傷に対応し、100は、完全な枯死または無発芽に対応する)で得点を付けた

【0163】
一部の試験した化合物、利用した散布率、試験した植物種、および結果を、表2に示す

【表2】






ABUTH=イチビ(Abutilon theophrasti)
AMARE=アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)
CHEAL=シロザ(Chenopodium album)
【実施例66】
【0164】
移植水稲における除草活性の評価
非殺菌鉱質土壌(7.3から7.8のpHおよび1.0パーセントの有機物含量を有す
る、28パーセント シルト、18パーセント クレーおよび54パーセント 砂)と水を
19Lの水に対して100kgの土壌の比率で混合することにより調製した湛水土壌(泥
)に、所望の試験植物種の雑草種子または小堅果を播いた。調製した泥を、91.6平方
センチメートルの表面積を有する480mLの穴あきのないプラスチックポットに、各ポ
ットに3センチメートルの上部空き高を残して、250mL量ずつ分配した。プラスチッ
クプラグトレー内のSun Gro MetroMix(登録商標)306(一般に、6
.0から6.8のpHおよび30パーセントの有機物含量を有する)に、イネ種子を播い
た。91.6平方センチメートルの表面積を有する960mLの穴あきのないプラスチッ
クポットに収容された650mLの泥に第二または第三葉成長期の苗を移植し、その4日
後に除草剤を散布した。それらのポットの3センチメートルの上部空き高に水を満たすこ
とによって、水田を作った。良好な発芽および健康な植物を確保するために必要な場合に
は、殺真菌処理および/または他の化学的もしくは物理的処理を施した。日中は29℃お
よび夜間は26℃に維持した、約14時間の光周期を有する温室内で、4〜14日間、そ
れらの植物を成長させた。養分は、Osmocote(17:6:10、N:P:K+微
量栄養素)として、ポット当たり2gで追加した。水を定期的に追加して、水田冠水を維
持し、天井から吊るした1000ワット・メタルハライドランプで必要に応じて補足照明
を供給した。植物は、第二または第三本葉期に達したとき、試験に利用した。
【0165】
計量した量(試験する最高の率によって決定される)の各試験化合物を120mLガラ
スバイアルに入れ、20mLのアセトンに溶解して、濃縮原液を得た。試験化合物が容易
に溶解しない場合には、その混合物を温めた、および/または超音波処理した。得られた
濃縮原液を、0.01パーセント Tween20(v/v)を含有する20mLの水性
混合物で希釈した。適切な量の原液を水田の水層に注入することによって、その高率の1
/2X、1/4X、1/8Xおよび1/16Xの散布率を得た。対照植物は、同じ手法で
、溶剤ブランクで処理した。
【0166】
処理植物および対照植物を、上で説明したように温室内に置き、必要に応じて水を追加
して水田冠水を維持した。3週間後、対照植物のものと比較して試験植物の状態を目視判
定し、0から100パーセントの評点(この場合、0は、無損傷に対応し、100は、完
全な枯死に対応する)で得点を付けた。
【0167】
一部の試験した化合物、利用した散布率、試験した植物種、および結果を、表3に示す

【表3】


ORYSA=イネ(Orysa sativa var.Japonica)
ECHCG=ヒエ(Echinochloa crus-galli)
SCPJU=ホタルイ(Scirpus juncoides)
CYPDI=タマガヤツリ(Cyperus difformis)
MOOVA=コナギ(Monochoria vaginalis)
【実施例67】
【0168】
穀類作物における発芽後除草活性の評価
所望の試験植物の種子を、103.2平方センチメートルの表面積を有するプラスチッ
クポット内のSun Gro MetroMix(登録商標)306植栽用混合物(一般
に、6.0から6.8のpH、および30パーセントの有機物含量を有する)に播いた。
良好な発芽および健康な植物を確保するために必要な場合には、殺真菌処理および/また
は他の化学的もしくは物理的処理を施した。日中は18℃および夜間は17℃に維持した
、約14時間の光周期を有する温室内で、7〜36日間、それらの植物を成長させた。養
分および水を定期的に追加し、天井から吊るした1000ワット・メタルハライドランプ
で必要に応じて補足照明を供給した。植物は、第二または第三本葉期に達したとき、試験
に利用した。
【0169】
計量した量(試験する最高の率によって決定される)の各試験化合物を25mLガラス
バイアルに入れ、アセトンとDMSOの97:3v/v混合物(8mL)に溶解して、濃
縮原液を得た。試験化合物が容易に溶解しない場合には、その混合物を温めた、および/
または超音波処理した。得られた濃縮原液を、アセトン、水、イソプロピルアルコール、
DMSO、Agri−dexクロップオイル濃縮物およびTriton(登録商標)X−
77界面活性剤を64.7:26.0:6.7:2.0:0.7:0.01v/v比で含
有する水性混合物(16mL)で希釈して、最高散布率を含有する噴霧用溶液を得た。ア
セトンとDMSOの97:3v/v混合物(4mL)とアセトン、水、イソプロピルアル
コール、DMSO、Agri−dexクロップオイル濃縮物およびTriton X−7
7界面活性剤を48.5:39.0:10.0:1.5:1.0:0.02v/v比で含
有する水性混合物(8mL)とを含有する溶液で12mLのその高率溶液を系列希釈して
その高率の1/2X、1/4X、1/8Xおよび1/16Xの率を得ることによって、追
加の散布率を得た。化合物の必要量は、187L/haの率での12mL散布容量に基づ
く。配合した化合物は、187L/haを噴出するように較正した8002Eノズルを装
備したオーバーヘッドMandelトラック噴霧装置を用いて、0.503平方メートル
の散布面積にわたって、植物キャノピーの平均の高さより18インチ(43cm)高い噴
霧の高さで、植物材料に散布した。対照植物には同じ手法で溶剤ブランクを噴霧した。
【0170】
処理植物および対照植物を、上記で説明したように温室内に置き、地下灌漑によって給
水して、試験化合物が洗い流されないようにした。20〜22日後、対照植物のものと比
較して試験植物の状態を目視判定し、0から100パーセントの評点(この場合、0は、
無損傷に対応し、100は、完全な枯死に対応する)で得点を付けた。
【0171】
一部の試験した化合物、利用した散布率、試験した植物種、および結果を、表4に示す

【表4】




TRZAS=コムギ(Triticum aestivum)
HORVS=オオムギ(Hordeum vulare)
GALAP=ヤエムグラ(Galium aparine)
LAMPU=ヒメオドリコソウ(Lamium purpureum)
PAPRH=ヒナゲシ(Papaver rhoeas)
VERPE=オオイヌノフグリ(Veronica persica)
【実施例68】
【0172】
穀類作物における発芽後除草毒性緩和の評価
所望の試験植物の種子を、103.2平方センチメートルの表面積を有するプラスチッ
クポット内のSun Gro MetroMix(登録商標)306植栽用混合物(一般
に、6.0から6.8のpH、および30パーセントの有機物含量を有する)に播いた。
良好な発芽および健康な植物を確保するために必要な場合には、殺真菌処理および/また
は他の化学的もしくは物理的処理を施した。日中は18℃および夜間は17℃に維持した
、約14時間の光周期を有する温室内で、7〜36日間、それらの植物を成長させた。養
分および水を定期的に追加し、天井から吊るした1000ワット・メタルハライドランプ
で必要に応じて補足照明を供給した。植物は、第二または第三本葉期に達したとき、試験
に利用した。
【0173】
処理は、単独または併用での化合物42およびクロキントセット−メキシルからなるも
のであった。計量した量を25mLガラスバイアルに入れ、1容量の97:3v/vアセ
トン/DMSOに溶解して9mg ai/mLの濃縮原液を得た。試験化合物が容易に溶
解しない場合には、その混合物を温めた、および/または超音波処理した。それらの濃縮
原液を、アセトン、水、イソプロピルアルコール、DMSO、Agri−dexクロップ
オイル濃縮物およびTriton(登録商標)X−77界面活性剤を64.7:26.0
:6.7:2.0:0.7:0.01v/v比で含有する2容量の水性混合物の添加で3
mg ai/mLに希釈した。希釈溶液は、1容量の97:3v/vアセトン/DMSO
と、アセトン、水、イソプロピルアルコール、DMSO、Agri−dexクロップオイ
ル濃縮物およびTriton(登録商標)X−77界面活性剤を64.7:26.0:6
.7:2.0:0.7:0.01v/v比で含有する2容量の水性混合物とを混合するこ
とによって調製した。化合物の必要量は、187L/haの率での12mL散布容量に基
づく。クロキントセット−メキシルと化合物42の混合物からなる噴霧用溶液は、原液を
適切な量の希釈溶液に添加して、1:1、1:2および1:4(除草剤:毒性緩和剤)比
で活性成分を有する12mLの噴霧用溶液を作ることによって調製した。配合した化合物
は、187L/haを噴出するように較正した8002Eノズルを装備したオーバーヘッ
ドMandelトラック噴霧装置を用いて、0.503平方メートルの散布面積にわたっ
て、植物キャノピーの平均の高さより18インチ(43cm)高い噴霧の高さで、植物材
料に散布した。対照植物には同じ手法で溶剤ブランクを噴霧した。
【0174】
処理植物および対照植物を、上記で説明したように温室内に置き、地下灌漑によって給
水して、試験化合物が洗い流されないようにした。3週間後、未処理植物のものと比較し
て試験植物の状態を目視判定し、0から100パーセントの評点(この場合、0は、無損
傷に対応し、100は、完全な枯死に対応する)で得点を付けた。
【0175】
Colbyの方程式を用いて、その混合物から予想される除草効果を決定した(Colby,
S.R. 1967. Calculation of the synergistic and antagonistic response of herbicid
e combinations. Weeds 15:20-22.)。
【0176】
次の方程式を用いて、2つの活性成分、AおよびBを含有する混合物の予想活性を計算
した。
予想値=A+B−(A×B/100)
A=その混合物において使用したのと同じ濃度での活性成分Aの観測効力
B=その混合物において使用したのと同じ濃度での活性成分Bの観測効力
【0177】
一部の試験した化合物、利用した散布率、試験した植物種、および結果を、表5に示す

【表5】


TRZAS=Triticum aestivum(春播き小麦)
HORVS=Hordeum vulgare(秋播き大麦)
GALAP=Galium aparine
PAPRH=Papaver rhoeas
Ob=観測値
Ex=予想、計算値
【実施例69】
【0178】
穀類作物における混合物の発芽後除草活性の評価
所望の試験植物の種子を、「穀類作物における発芽後除草毒性緩和の評価」(セクショ
ン39)において説明したとおりに植え、栽培した。
【0179】
処理は、化合物(表6および7に記載するとおり)と、単独および併用でのフルロキシ
ピルメチルヘプチルエステル(MHE)およびクロピラリドモノエタノールアミン(ME
A)塩からなるものであった。計量した量を25mLガラスバイアルに入れ、1容量の9
7:3v/vアセトン/DMSOに溶解して4.5mg ai/mLの濃縮原液を得た。
実験化合物が容易に溶解しない場合には、その混合物を温めた、および/または超音波処
理した。それらの濃縮原液を、アセトン、水、イソプロピルアルコール、DMSO、Ag
ri−dexクロップオイル濃縮物およびTriton(登録商標)X−77界面活性剤
を64.7:26.0:6.7:2.0:0.7:0.01v/v比で含有する2容量の
水性混合物の添加で1.5mg ai/mLに希釈した。希釈溶液は、1容量の97:3
v/vアセトン/DMSOと、アセトン、水、イソプロピルアルコール、DMSO、Ag
ri−dexクロップオイル濃縮物およびTriton(登録商標)X−77界面活性剤
を64.7:26.0:6.7:2.0:0.7:0.01v/v比で含有する2容量の
水性混合物とを混合することによって調製した。化合物の必要量は、187L/haの率
での12mL散布容量に基づく。フルロキシピルMHE、クロピラリドMEAおよび実験
化合物の混合物からなる噴霧用溶液は、原液を適切な量の希釈溶液に添加して、二者間お
よび三者間の組み合わせで活性成分を有する12mLの噴霧用溶液を形成することによっ
て調製した。配合した化合物は、187L/haを噴出するように較正した8002Eノ
ズルを装備したオーバーヘッドMandelトラック噴霧装置を用いて、0.503平方
メートルの散布面積にわたって、植物キャノピーの平均の高さより18インチ(43cm
)高い噴霧の高さで、植物材料に散布した。対照植物には同じ手法で溶剤ブランクを噴霧
した。
【0180】
処理植物および対照植物を、上記で説明したように温室内に置き、地下灌漑によって給
水して、試験化合物が洗い流されないようにした。3週間後、対照植物のものと比較して
試験植物の状態を目視判定し、0から100パーセントの評点(この場合、0は、無損傷
に対応し、100は、完全な枯死に対応する)で得点を付けた。
【0181】
Colbyの方程式を用いて、その混合物から予想される除草効果を決定した(Colby,
S.R. 1967. Calculation of the synergistic and antagonistic response of herbicid
e combinations. Weeds 15:20-22.)。
【0182】
次の方程式を用いて、2つの活性成分、AおよびBを含有する混合物の予想活性を計算
した。
予想値=A+B−(A×B/100)
A=その混合物において使用したのと同じ濃度での活性成分Aの観測効力
B=その混合物において使用したのと同じ濃度での活性成分Bの観測効力
【0183】
次の方程式を用いて、活性成分、A、BおよびCを含有する混合物の予想活性を計算し
た。
予想値=A+B+C−(A×B+B×C+A×C)/100+(A×B×C)/100
00
A=その混合物において使用したのと同じ濃度での活性成分Aの観測効力
B=その混合物において使用したのと同じ濃度での活性成分Bの観測効力
C=その混合物において使用したのと同じ濃度での活性成分Cの観測効力
【0184】
一部の試験した化合物、利用した散布率、試験した植物種、および結果を、表6および
表7に示す。
【表6】


TRZAS=Triticum aestivum(春播き小麦)
HORVS=Hordeum vulgare(秋播き大麦)
MATCH=カミツレ(Matricaria chamomilla)
MHE=メチルヘプチルエステル
MEA=モノエタノールアミン塩
Ob=観測値
Ex=予想、計算値
【表7】


TRZAS=Triticum aestivum(春播き小麦)
HORVS=Hordeum vulgare(秋播き大麦)
MATCH=カミツレ
MHE=メチルヘプチルエステル
MEA=モノエタノールアミン塩
Ob=観測値
Ex=予想、計算値

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:Ar金属
(式中、
Arは、
a)
【化1】


(式中、
は、ハロゲンを表し;
は、F、Cl、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルスルフィニル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル、C−Cアルコキシ置換C−Cアルコキシ、−CN、−NRまたはフッ素化アセチルもしくはプロピオニルを表し;
は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、ハロゲンまたは−CNを表し、あるいは、XおよびYは、一緒になって、−O(CHO−(この場合、n=1または2)を表し;ならびに
およびRは、独立して、HまたはC−Cアルキルを表す);
b)
【化2】


(式中、
は、FまたはClを表し;
は、F、Cl、−CN、−NO、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルスルフィニル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル、C−Cアルコキシ置換C−Cアルコキシ、−NRまたはフッ素化アセチルもしくはプロピオニルを表し;
は、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキルまたは−CNを表し、あるいは、WがFを表すとき、XおよびYは、一緒になって、−O(CHO−(この場合、n=1または2)を表し;ならびに
およびRは、独立して、HまたはC−Cアルキルを表す);および
c)
【化3】


(式中、
は、ハロゲン、−CNまたは−CFを表し;
は、F、Cl、−CN、−NO、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルスルフィニル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル、C−Cアルコキシ置換C−Cアルコキシ、−NRまたはフッ素化アセチルもしくはプロピオニルを表し;および
およびRは、独立して、HまたはC−Cアルキルを表す)
からなる群より選択される多置換アリール基を表し、ならびに
金属は、Mg−ハライド、Zn−ハライド、トリ−(C−Cアルキル)すず、リチウム、銅、またはB(OR)(OR)(この場合、RおよびRは、互いに独立して、水素、C−Cアルキルであるか、一緒になってエチレンまたはプロピレン基を形成する)を表す)
の化合物。
【請求項2】
2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン;
2−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン;
2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−エトキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン;
2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−(メチルチオ)フェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン;
2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシメチルフェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン;
2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−イソプロポキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン;
2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−ジフルオロメチルフェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン;
2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−フルオロメチルフェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン;
4−[1,3,2]−ジオキサボリナン−2−イル−3−フルオロ−2−メトキシベンゾニトリル;
2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシエトキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン;
2−(2,4−ジクロロ−3−エトキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン;
2−[4−クロロ−2−フルオロ−3−(2,2−ジフルオロエトキシフェニル]−[1,3,2]−ジオキサボリナン;
2−(4−クロロ−2−フルオロ−5−エトキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン;
2−(2,4−ジクロロ−3−(メチルチオ)フェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン;
2−フルオロ−3,4−メチレンジオキシフェニルボロン酸;
2−フルオロ−3−メトキシ−4−メチルフェニルボロン酸;
4−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシフェニルボロン酸;
2−(2−フルオロ−3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,3,2]−ジオキサボリナン;
4−クロロ−3−(ジエチルアミノ)−2−フルオロフェニルボロン酸;
2,4−ジクロロ−3−ジメチルアミノフェニルボロン酸;
2−クロロ−4−フルオロ−3−メトキシフェニルボロン酸;
[3−クロロ−2−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−{1,3,2}ジオキソボロラン−2−イル)−フェニルメチル;
(2−フルオロ−3−メトキシ−4−トリフルオロメチルフェニル)トリメチルスタンナン;
(3−ブトキシ−4−クロロ−2−フルオロフェニル)トリメチルスタンナン;および
4−クロロ−2−フルオロ−3−(1−フルオロ−1−メチルエチル)トリメチルスタンナン
からなる群より選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式:ArL
(式中、
Arは、
a)
【化4】


(式中、
は、ハロゲンを表し;
は、F、Cl、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルスルフィニル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル、C−Cアルコキシ置換C−Cアルコキシ、−CN、−NRまたはフッ素化アセチルもしくはプロピオニルを表し;
は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、ハロゲンまたは−CNを表し、あるいは、XおよびYは、一緒になって、−O(CHO−(この場合、n=1または2)を表し;ならびに
およびRは、独立して、HまたはC−Cアルキルを表す);
b)
【化5】


(式中、
は、FまたはClを表し;
は、−CN、−NO、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルスルフィニル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル、C−Cアルコキシ置換C−Cアルコキシ、−NRまたはフッ素化アセチルもしくはプロピオニルを表し;
は、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキルまたは−CNを表し、あるいは、WがFを表すとき、XおよびYは、一緒になって、−O(CHO−(この場合、n=1または2)を表し;ならびに
およびRは、独立して、HまたはC−Cアルキルを表す);および
c)
【化6】


(式中、
は、ハロゲン、−CNまたは−CFを表し;
は、F、Cl、−CN、−NO、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルスルフィニル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルコキシ置換C−Cアルキル、C−Cアルコキシ置換C−Cアルコキシ、−NRまたはフッ素化アセチルもしくはプロピオニルを表し;および
およびRは、独立して、HまたはC−Cアルキルを表す)
からなる群より選択される多置換アリール基を表し、ならびに
Lは、Cl、Br、Iおよびトリフルオロメタンスルホネートからなる群より選択される脱離基を表す)
の化合物。
【請求項4】
3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェノール;
3−ブロモ−2−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェノール;
3−ブロモ−2−クロロ−6−フルオロフェノール;
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシベンゼン;
1−ブロモ−4−クロロ−3−エトキシ−2−フルオロベンゼン;
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−イソプロプロポキシベンゼン;
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−(2−メトキシエトキシ)ベンゼン;
1−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシ−4−トリフルオロメチルベンゼン;
1−ブロモ−2,4−ジクロロ−3−エトキシベンゼン;
1−ブロモ−3−ブトキシ−4−クロロ−2−フルオロベンゼン;
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシメトキシベンゼン;
1−ブロモ−2−クロロ−4−フルオロ−3−メトキシベンゼン;
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−ジフルオロメトキシベンゼン;
1−ブロモ−4−クロロ−3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−2−フルオロベンゼン;
1−ブロモ−2,4−ジクロロ−3−(2,2−ジフルオロエトキシ)ベンゼン;
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−(メチルチオ)ベンゼン;
1−ブロモ−2,4−ジクロロ−3−(メチルチオ)ベンゼン;
1−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−1−エタノール;
3−ブロモ−2,4−ジクロロベンズアルデヒド;
1−(3−ブロモ−2,6−ジクロロフェニル)−1−エタノール;
1−ブロモ−4−クロロ−3−エチル−2−フルオロ−ベンゼン;
1−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノン;
1−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−1−プロパノール;
2−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−2−プロパノール;
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−ジフルオロメチルベンゼン;
1−ブロモ−2,4−ジクロロ−3−ジフルオロメチルベンゼン;
1−ジフルオロメチル−3−フルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゼン;
N−ピバロイル−2−ブロモ−4−クロロ−3−メトキシアニリン;
2−ブロモ−4−クロロ−1−ヨード−3−メトキシベンゼン;
4−クロロ−2,6−ジフルオロ−5−メチル−1−ヨードベンゼン;
2−クロロ−4−ジフルオロメチル−3−メトキシ−1−ヨードベンゼン;
1−クロロ−2−ジフルオロメチル−3,5−ジフルオロ−4−ヨードベンゼン;
1−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール;
3−フルオロ−4−ヨード−2−メトキシフェニルメタノール;
1−ブロモ−4−クロロ−3−フルオロメチル−2−フルオロベンゼン;
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−(1−フルオロ−1−メチルエチル)ベンゼン;
1−ブロモ−2,4−ジクロロ−3−(1−フルオロエチル)ベンゼン;
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−(1−フルオロエチル)ベンゼン;
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−(1,2,2,2−テトラフルオロエチル)ベンゼン;
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−(1−フルオロプロピル)ベンゼン;
2−フルオロ−4−フルオロメチル−1−ヨード−3−メトキシベンゼン;
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシメチルベンゼン;
1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロ−3−メチルベンゼン;
3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロベンゾニトリル;
3−ブロモ−2−フルオロ−6−クロロベンズアミド;
3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロアニリン;
3−ブロモ−2,6−ジクロロアニリン;
N−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−N,N−ジメチルアミン;
N−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−N,N−ジエチルアミン;
N−(3−ブロモ−2,6−ジクロロフェニル)−N,N−ジメチルアミン;
N−(3−ブロモ−6−クロロ−2−フルオロフェニル)−N−メチルアミン;
1,3−ジフルオロ−2−ヨード−4−メトキシ−5−メチルベンゼン;
3,5−ジフルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゾニトリル;
N−(6−クロロ−2,4−ジフルオロ−3−ヨードフェニル)−N,N−ジメチルアミン;
1,3−ジクロロ−5−フルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゼン;
1,3−ジフルオロ−2−ヨード−4−メトキシ−5−メチルベンゼン;
2,3−ジフルオロ−4−ヨードベンゾニトリル;
3−クロロ−1−ジフルオロメチル−5−フルロ−4−ヨード−2−メトキシベンゼン;
2−エトキシ−1,3−ジフルオロ−4−ヨードベンゼン;
1,3−ジフルオロ−2−ヨード−4−メトキシ−5−メチルベンゼン;
3,5ジフルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゾニトリル;
1−クロロ−3,5−ジフルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゼン;
1−クロロ−2−エトキシ−3,5−ジフルオロ−4−ヨードベンゼン;
3−フルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゾニトリル;
3−フルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンズアルデヒド;
3−クロロ−4−ヨード−2−メトキシアニリン;
1−ブロモ−3−クロロ−4−ヨード−2−メトキシベンゼン;
(6−クロロ−2,4−ジフルオロ−3−ヨードフェニル)ジメチルアミン;
2,4,6−トリフルオロ−3−ヨードベンゾニトリル;
1−ブロモ−3,5−ジフルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゼン;
1,3−ジクロロ−5−フルオロ−4−ヨード−2−メトキシベンゼン;
6−クロロ−2,4−ジフルオロ−3−ヨードベンズアルデヒド;
1−ブロモ−2,4−ジフルオロ−5−メトキシベンゼン;および
2−クロロ−4,6−ジフルオロ−1−ヨード−3−メトキシベンゼン
からなる群より選択される、化合物。

【公開番号】特開2010−1300(P2010−1300A)
【公開日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−186833(P2009−186833)
【出願日】平成21年8月11日(2009.8.11)
【分割の表示】特願2008−546006(P2008−546006)の分割
【原出願日】平成19年1月12日(2007.1.12)
【出願人】(501035309)ダウ アグロサイエンシィズ エルエルシー (197)
【Fターム(参考)】