説明

Acheron発現の制御方法

本発明は新規のアポトーシス関連核酸およびポリペプチドに関しならびに異常な細胞の増殖、分化、または変性と関係する疾患の処置方法を含めて、その使用方法に関する。細胞移植および細胞に基づく遺伝子治療手順の成功率を高める方法が含まれる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
Acheron活性のレベルが変化している、単離された遺伝子操作細胞。
【請求項2】
Acheron活性が低下している、請求項1記載の単離された細胞。
【請求項3】
Acheron活性が増加している、請求項1記載の単離された細胞。
【請求項4】
細胞が、筋芽細胞である、請求項1記載の細胞。
【請求項5】
細胞が、神経幹細胞である、請求項1記載の細胞。
【請求項6】
細胞が、外来性遺伝子を含む、請求項1記載の細胞。
【請求項7】
受容者内への移植用の細胞を調製する方法であって、細胞内のAcheronの発現または活性を低下させるのに有効な量のAcheron阻害剤と細胞を接触させる段階を含む方法。
【請求項8】
Acheron阻害剤が、Acheron特異的抗体、Acheron核酸に相補的なアンチセンス核酸、Acheron mRNAを切断する小さな阻害性RNA、Acheron核酸を切断するリボザイム、ドミナントネガティブなAcheronポリペプチドをコードする核酸分子、およびドミナントネガティブなAcheronポリペプチドからなる群より選択される、請求項7記載の方法。
【請求項9】
Acheron特異的抗体、Acheron核酸に相補的なアンチセンス核酸、Acheron mRNAを切断する小さな阻害性RNA、Acheron核酸を切断するリボザイム、およびドミナントネガティブなAcheronポリペプチドからなる群より選択されるAcheron阻害剤ならびに、移植用の細胞を調製する方法で用いる使用説明書を含むキット。
【請求項10】
以下の段階を含む、異常なアポトーシスまたは細胞分化と関係する疾患の処置のための候補化合物を同定する方法であって、Acheron核酸の発現またはAcheronポリペプチドの活性を調節する試験化合物がアポトーシスまたは細胞分化と関係する疾患の処置のための候補化合物である方法:
Acheron核酸分子またはポリペプチドを提供する段階;
Acheron核酸分子またはポリペプチドを試験化合物と、その核酸の発現またはポリペプチドの活性を測定できる条件の下で接触させる段階; および
Acheron核酸の発現またはAcheronポリペプチドの活性に対する試験化合物の何らかの効果を評価する段階。
【請求項11】
Acheronの核酸分子またはポリペプチドが、細胞中に存在する、請求項10記載の方法。
【請求項12】
以下の段階をさらに含む、請求項10記載の方法:
Acheron核酸の発現またはAcheronポリペプチドの活性を増加させる候補化合物を選択する段階; および
異常な細胞増殖と関係する疾患を抱える哺乳類においてその候補化合物を評価する段階。
【請求項13】
哺乳類が、臨床試験におけるヒト被験体である、請求項12記載の方法。
【請求項14】
以下の段階をさらに含む、請求項10記載の方法:
Acheron核酸の発現またはAcheronポリペプチドの活性を減少させる化合物を選択する段階; および
異常な細胞変性と関係する疾患を抱える哺乳類においてその化合物を評価する段階。
【請求項15】
哺乳類が、臨床試験におけるヒト被験体である、請求項14記載の方法。
【請求項16】
疾患が、筋ジストロフィーである、請求項14記載の方法。
【請求項17】
以下からなる群より選択される単離された核酸分子:
a) 配列番号:4内において5〜490残基の連続したアミノ酸の配列を含むAcheronポリペプチドであって、アポトーシスまたは細胞分化に対し、完全長Acheronポリペプチドの測定済みの作用(affect)のうちの少なくとも25%となる測定可能な作用(affect)を有するポリペプチドをコードする単離された核酸分子、および
b) 配列番号:4のアミノ酸位置34-491内において5〜457残基の連続したアミノ酸の配列を含むドミナントネガティブなAcheronポリペプチドをコードする単離された核酸分子。
【請求項18】
請求項17記載の核酸分子を含む、ベクター。
【請求項19】
異種ポリペプチドをコードする核酸配列をさらに含む、請求項18記載のベクター。
【請求項20】
請求項17記載の核酸分子を含む、宿主細胞。
【請求項21】
以下からなる群より選択される単離されたポリペプチド:
a) 配列番号:4内において5〜490残基の連続したアミノ酸の配列を含むAcheronポリペプチドであって、アポトーシスまたは細胞分化に対し、完全長Acheronポリペプチドの測定済みの作用(affect)のうちの少なくとも25%となる測定可能な作用(affect)を有するポリペプチド、および
b) 配列番号:4のアミノ酸位置34-491内において5〜457残基の連続したアミノ酸の配列を含むドミナントネガティブなAcheronポリペプチド。
【請求項22】
異種のアミノ酸配列をさらに含む、請求項21記載のポリペプチド。
【請求項23】
Acheronポリペプチドに結合する、単離された抗体またはその抗原結合部分。
【請求項24】
抗体が、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、または単一特異性抗体である、請求項23記載の単離された抗体。
【請求項25】
抗原結合部分が、Fv、Fab、またはF(ab)2である、請求項23記載の単離された抗原結合部分。
【請求項26】
細胞移植の必要がある被験体を治療する方法であって、有効量のAcheron活性が低下している細胞を被験体に投与する段階を含む方法。
【請求項27】
異常な細胞変性と関係する疾患を患う被験体を治療する方法であって、被験体に、野生型細胞と比べて細胞中のAcheron活性を低下させるのに有効な量のAcheron阻害剤を含んだ細胞を投与する段階を含む方法。
【請求項28】
Acheron阻害剤が、Acheron特異的抗体、Acheron核酸に相補的なアンチセンス核酸、Acheron mRNAを切断する小さな阻害性RNA、Acheron核酸を切断するリボザイム、ドミナントネガティブなAcheronポリペプチドをコードする核酸分子、およびドミナントネガティブなAcheronポリペプチドからなる群より選択される、請求項27記載の方法。

【公表番号】特表2006−525031(P2006−525031A)
【公表日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−514308(P2006−514308)
【出願日】平成16年5月7日(2004.5.7)
【国際出願番号】PCT/US2004/014162
【国際公開番号】WO2005/033266
【国際公開日】平成17年4月14日(2005.4.14)
【出願人】(399093869)ユニバーシティー オブ マサチューセッツ (19)
【Fターム(参考)】