説明

DVD準拠フォーマットでの多重番組記録

同時に2つ又はそれ以上の番組(供給源28)を記録することが強く望まれている。本文書において、DVDビデオ仕様への適合を維持しながら、2つ又はそれ以上の独立したビデオ番組を同時に記録可能なDVD(デジタル多機能ディスク)(10)へ記録する方法及び機器が開示されている。DVDビデオ仕様は、記録された番組の間において何のギャップも許可しない。新奇の機器は、A/V番組を表す受信データストリームを別々のチューナ又はテレビ多重情報から1つのデジタルビデオデータストリーム(30)に多重化すると共に前記ストリームを前記媒体(10)に記録するために、DVDビデオのマルチアングル機能を用いる。DVDのコンテンツテーブルは、デジタルビデオプレーヤにおいて再生されるときに、2つの視聴アングルが個別の番組として現れるように書き込まれ、記録の仕方を自動的に隠すために、使用者がアングルを変更する能力が無効にされ得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学媒体へのAVストリームの同時記録に関し、特に、DVD(デジタル多機能ディスク)ビデオ仕様への適合を維持しながらの2つ又はそれ以上の番組のDVDビデオ準拠ディスクへ同時記録に関する。
【背景技術】
【0002】
DVDビデオ仕様は、DVDフォーマット自身の拡張として、映画のような事前記録される資料の配布用に設計された。ビデオは、非常に単純化された段階において、ディスクの始まりから開始し、終了まで連続的に実行しなければならない。DVDビデオ仕様への準拠を維持することを目的としている、DVD+RWレコーダのようなビデオ記録製品は、ディスクの始まりにおいて開始し、各々の記録された番組を1番組ずつ追加しなければならない。
【0003】
DVDビデオ仕様は、記録間においてギャップが存在しないことを必要とするので、装置が2つのチューナ(又は1つのデジタルテレビ多重情報からの2つの番組)を具え、2つの番組を同時に記録する必要性が生じる場合、問題が生じる。2つ(又はそれ以上の)番組をディスクに同時に記録する必要性は、各々の番組をディスクの別々の部分で開始して記録することによって論理的に満たされ得る。しかし、レコーダは、各々の記録がどれだけの長さになるのかを正確に知る方法を持たないので、ディスクの1部分に1つの番組の記録を開始し、他の番組をディスクのどこか別の部分に記録を開始することは可能ではない。したがって、ギャップは保険を掛けられ得る。
【0004】
同時ビデオ記録に対するこの解決法に伴う別の問題は、レコーダが2つの記録間においてディスクヘッドを繰り返し前後に移動する必要があることである。これは、生じられるノイズが原因で、及びユニットの寿命を縮め得る不可避な消耗及び生じる裂け目により、不所望である。
【0005】
欧州特許出願公報第EP1152612号から、2つの同時ビデオ放送をテープ(又は他の媒体)に単一多重ストリームとして記録することが既知であるが、これは、同一番組のデジタル及びアナログ放送信号の同時記録を可能にすることであって、DVDビデオ仕様が原因になる、同時記録に関して生じる特定の問題を解決していない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、DVDビデオ仕様準拠を保存しつつも同時に2つ又はそれ以上の番組を記録しようとする場合に直面する上述の問題を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様において、2つ又はそれ以上の独立したビデオ番組を同時にデジタルビデオ記録媒体に標準フォーマットに準拠した方法で記録する方法が与えられ、当該方法は、各々の番組の小さい区分を1つのデジタルビデオストリームに多重化するのに標準フォーマットのマルチアングル機能を用いるステップと、前記多重化されたビデオストリームを前記媒体に記録するステップを有する。
【0008】
標準フォーマットは、多くのプレーヤ及び事前記録ディスクが既にインストールされているDVDビデオフォーマットであり得る。この場合、多重化ビデオストリームは、MPEG2フォーマット(CCITT H.222)であり得る。言うまでもなく、本発明は、DVDビデオの後継として現れ得る如何なる将来のフォーマットも含む、マルチアングル機能を有する他の如何なるフォーマットにも適応可能である。
【0009】
DVDプレーヤは、通常、複数の異なる(通常9までの)アングルから番組をディスクに記録されることを可能にするマルチアングル機能を有し、これにより、例えば、サッカーの試合のDVDが、視聴者によって好みのカメラのアングルから観戦され得るようになる。またDVDレコーダは、通常、この機能を有し、これにより、例えば、マルチアングル機能を有する双方向型プロバイダからのデジタルスポーツ放送を記録している場合に、記録された番組は、標準フォーマットに従い各々が自身の音声トラックを有するマルチアングル機能を保持する。本発明は、放送番組を同時に分離するのにこの既存の設備を利用する。
【0010】
多重化区分が再生される場合、DVDプレーヤは、再生される元のストリームの区分を再生し、ビデオのマルチアングル区分を再生しているかのように、自動的に、他のストリームの区分を過ぎてから前記ストリームに関するビデオを含む次の区分へ飛び越し等をする。
【0011】
本発明の例証的な実施例において、各々のビデオストリームは、音声情報も含むA/Vストリームである。
【0012】
当該方法は、更に、異なるアングルが別々のエントリとして現れる、媒体用にコンテンツのテーブルを記録するステップを含む。
【0013】
当該方法は、更に、多重区分の再生において、使用者がアングルを変更する能力を無効にするように、制御情報を記録するステップを有する。
【0014】
各々の元のストリームは、別々のチューナから供給される種々異なる番組であり得るか、又は代わりとして、番組は、(MPEG2トランスポートストリームフォーマットのような)1つのデジタルテレビ多重情報から供給され、各番組が前記フォーマットにおける異なる番組IDを有し得る。
【0015】
記録の過程において1つ以外の全てのストリームが終了する場合、残りのストリームは、マルチアングル機能を用いずに通常のストリームとして記録され得る。
【0016】
ここにおいて「番組(programme)」という語句は、テレビ視聴者によって「番組」という語句に属される日常的な意味として用いられる。ビデオストリームがMPEG2トランスポートストリーム多重情報から受信される場合、例えば、多重情報における種々異なる番組は、通常、異なる「番組ID」すなわち「PID」値と関連付けられ得るMPEG2標準フォーマットのより特定な意味において、PIDは、視聴者の概念の「チャンネル」(BBC1、BBC2、MTV等)により近い意味で等価である。
【0017】
本発明は、更に、添付の請求項において更に定義される上述の方法を用いて、2つ又はそれ以上のビデオストリームを同時に記録するデジタルビデオ記録機器を提供する。
【0018】
前記記録機器は、前記標準フォーマットに従って記録されたビデオ番組を再生すると共に同時に記録された前記番組のうちの選択された1つを再生する再生機器を当然組み込み得る。
【0019】
本発明は、より更に、種々異なる番組に関する2つ又はそれ以上のビデオストリームが、上記で開示された本発明に従う方法を用いて異なる視聴アングルのフォーマットで同時に記録されている、記録担体を提供する。
【0020】
本発明の実施例は、以下において、例としてのみ用いられ、添付の図面を参照にして説明され得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
図1は、番組を符号化しDVD記録媒体(ディスク)10に記録するのに用いられ得るデータ処理機器の基本的な成分を示す。当該機器は、アドレス/データバス18を介してランダムアクセスメモリ(RAM)14及び読み出し専用メモリ(ROM)16に従来的な方法で結合される中央処理器(CPU)12から成る。外部インターフェイス(EXT I/F)20は、外部データ供給源との当該装置の接続を表す。家庭用ビデオ/音声レコーダの場合、前記インターフェイスは、記録されるべき(衛星受信器からのような)ビデオ信号/音声信号の供給源用の接続/受信手段を提供し得る。この特定の状況は、2つの同時A/V入力ストリームを提供する2つの供給源28を示す。これらの供給源は、例えば、DVDレコーダに対して内部的な又は外部的な、別々のビデオチューナであり得る。またこれらは、例えばMPEG2トランスポートストリームフォーマットで単一デジタルビデオ多重情報において伝達された別々の番組でもあり得る。
【0022】
1つ又は複数の使用者入力手段(UIP)22及びディスプレイ24も、バス18を介してCPU12、メモリ14/16及びインターフェイス20とも結合される。これらは、家庭用A/Vレコーダ機器に関して、使用者制御ボタン及びLEDすなわち機器フロントパネルにおけるディスプレイと同様なものを具え得る。更なる成分は、記憶媒体へのインターフェイスであり、この例において、光学ディスク記録/再生ユニット(DISK R/W)26である。ユニット26は、データをディスク10からロードし読み出し及びディスク10へ書き込む物理的手段と、既定の標準フォーマットに従ってフォーマットされたデータを読み出し/書き込みをする演算的プロトコルの内部セットとの両方を提供する。十分理解され得るように、ユニット26のプロトコル処理ステップは、CPU12によって実行される高レベル制御のみに関連付けられるメモリ(図示されず)を具える内部スレーブ処理器によって有効にされ得るか、又はこれらの機能は、ROM16に保持されるプログラムを参照にしてCPU12によって直接処理されCPU12から実行されるか又は周期的にRAM14に再ロードされ得る。斯様な機器の基本的な構成及び動作は、当業者にとって周知であり、本発明の理解のために本文章において説明される必要はない。
【0023】
全てのDVD及びCDにおけるデータは、単一のらせん状トラックに形成される。DVD読み出し専用媒体の場合、データは、媒体における一連のピットである一方で、DVD+RWのような記録可能な再書き込み可能システムに関しては、記録されたマークが書き込まれる単一のらせん状溝部が存在する。実際のデータマークは、人間の眼には殆んど可視ではないものの、駆動装置の光学系及び電子系によってなお容易に検出される。DVDにおいて記録される各番組すなわち各区分は、らせん状トラックにおける以前の番組/区分に直後に続く。標準フォーマットのDVDプレーヤにおける再生に関しての要件を満たすために、ディスクに対して何のギャップも番組間において許されない。
【0024】
しかし、DVDビデオ仕様及びひいてはDVD+RWシステムは、「マルチアングル」再生及び記録を許可している。このことは、ディスクが、視聴者が再生中においてアクションを複数の異なる視点すなわち複数の異なるカメラアングルから観賞することが可能であって、再生中にこれらの間において選り好みをすることが可能であるような方法で、例えばアクションシーン又はスポーツイベントを記録することを可能にする。
【0025】
DVDビデオ仕様は、この「マルチアングル」機能を有効にするために、多数のビデオストリームがディスクに作成されるのを可能にするプロトコルを提供している。このことは、同一のシーン/イベントを撮影している別々のカメラから得られる各々のビデオストリームの小さい区分を、1つのMPEG2ビデオストリームにおいて多重化することによって行われる。
【0026】
DVDプレーヤが、マルチアングル区分のビデオに遭遇する場合、このDVDプレーヤが表示しているアングルに関する区分を単純に読み出し、そして当該アングルに関するビデオを含む次の区分に達するまで他のアングルに関する後続の区分は飛び越える。斯様にして、1つのアングルからのビデオは、妨害されずに視聴され得る。更に、アングルは、視聴者によって所望のように変更されることが可能であり、プレーヤは、新たに選択されたアングル及びこのアングルの全ての後続区分に関する次のビデオ区分へと飛び越してこれらを再生し、再び、他の全てのアングルを飛び越す。
【0027】
DVDビデオ仕様のマルチアングル再生機能の更なる機能は、各カメラアングルに関して別々の音声トラックを記録することの可能性である。この機能は、非常にほとんど用いられないが、番組制作者が特定のシーンに関して雰囲気を向上するのを可能にする、又はサッカーの試合の記録において監督指示等が聞こえるような「ベンチ」すなわちテクニカルエリアを見せるアングルを可能にする。
【0028】
DVDビデオ標準フォーマットは、事前記録された映画及び番組用の媒体として用いられるように考案されたので、2つ又はそれ以上の番組を同時に記録するように想定されていなかった(特に、このことは、従来型のVHSテープでは可能ではなく、DVD再生機器を設計する際に必須機能としておそらく考慮されなかったので)。しかし、斯様な機能は、DVDビデオレコーダにおいて明白に所望である。
【0029】
図2Aは及び図2Bは、なぜ番組間にギャップを残すことが可能でないことが、単純に1つのストリームをディスクのある地点において記録することを開始して別のストリームを後にディスクの異なる地点において開始することによって番組を同時に記録することを不可能にするかに関しての一例を与える。
【0030】
図2Aは、異なるチューナからの2つの番組が同時に記録されているDVDのディスク容量を示すバー1を示す。第1番組が第1ビデオストリーム2によって表され、第2番組が第2ビデオストリーム3によって表される。第1ストリーム2は、ディスクのフロントにおいて開始して記録されており、第2ストリーム3の記録は、ディスクにおける1時間を表す位置において開始される。
【0031】
図2Bは、45分後の状況を示し、この時点において第1番組は終了する。第1ストリーム2は、ディスクの45分で終了し、第2ストリーム3は、この時点においてディスクの1時間45分である。したがって、15分間のギャップ4が、第1ストリームの終了と第2ストリームの開始の間において残される。斯様なギャップは、DVD互換性が維持されるべきであるな場合において、許されない。しかし、レコーダが記憶されるべき第1ストリームの正確な長さを知る方法は存在しない(このことは、ファイルサイズが時間のみに依存するわけではないという事実によって更に複雑にされる)ので、第2ストリームの記録を正確に適所で開始することも不可能である。
【0032】
この問題は、DVDビデオ仕様のマルチアングル機能を用いることによって、両方の同時A/Vストリームをこれらのストリームが両方ともビデオのマルチアングル区分の構成物であるかのように同一のMPEG2番組ストリームに記録する図1の新奇な機器において解決される。これは、各ビデオストリームの小さい区分を単一のMPEG2ストリームに多重化することによって行われる。
【0033】
図3は、マルチアングル機能を用いて別の番組と同時に記録された番組の再生におけるDVDのディスク容量を同様に表すバー30を示す。1とマークされた区分は、第1番組を表し、2とマークされた区分は、第2番組を表す。プレーヤ(必ずしも記録を行った装置ではない)が、初めて多重化区分に遭遇する場合、プレーヤは、選択された番組に関する(例えば第1A/Vストリーム1)ビデオ(及び音声)を含むプレーヤが遭遇する第1番目の区分を再生し、そしてプレーヤが次の関連する区分に遭遇するまで他のストリーム/番組に関するいずれの区分も飛び越す。
【0034】
レコーダは、(i)両方の番組がDVDメニュにおけるコンテンツのテーブルにおいて個別のエントリとして現れ、(ii)これらの番組のうちの1つが、再生に関して選択される場合、プレーヤは、同一のストリームであるが異なる「アングル」からのストリームを適切に再生するように構成する。使用者が記録方法を気が付かないままでいることを保証するために、リモコンにおける「アングルを変更する」ボタンは、斯様に記録されたいかなる番組の再生においても無効にされ得る。このことは、適切な値を特定のDVDビデオ構造で配置するレコーダによって実現される。
【0035】
したがって、この解決法は、1つの番組が終了すると直ちにもう1つの番組が図4において図示されるように単なる通常の非マルチアングルストリームとして記録されることを継続され得るので(2つの番組のみが同時に記録されていたと仮定して)、第1番組の持続時間を知らないという問題を解決する。またこの解決法は、今や両方のすなわち全ての番組が1つの連続的なストリームにおいて記録されるので、過剰なヘッド移動の問題も解決する。別の記録は、いかなる時にも開始され得る。3つ又はそれ以上の番組は、これらの供給源データが利用可能である場合、斯様にして同時に記録され得る。
【0036】
番組の1つが後に消去される場合、消去される番組がマルチアングルの番組において1つの視点として交互配置されるスペースを自由にするようにレコーダを構成することは、通常困難である。しかし、新奇のレコーダは、元の2つの番組を記録する場合にECCブロックにおいてアングル区分を配置することによって、記録によって占有されたスペースが他のアングルを修正される必要なく再利用されることを容易にする。図5は、図3の記録内における番組2が消去され番組3によって上書きされた後の状況を示す。
【0037】
上述のように、本発明は、現在広範囲に用いられるDVD標準フォーマットに特に適用可能であるが、DVDに置き換わる又はDVDを拡張し得る将来のシステムにおいて適用され得る。これら及び他の変更態様及び変形態様は、当業者によって容易に想定され得、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく実施され得る。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】図1は、本発明の実施例に従うディスク読み出し/書き込み機器を示す。
【図2A】図2Aは、2つの同時ストリームがディスクの別々の位置に記録されるディスクスペースの表現を示す。
【図2B】図2Bは、後ほどの時間における図2Aと同じ表現を示す。
【図3】図3は、2つの番組が、本発明に従う方法を用いてDVDに同時に記録されたディスクスペースの表現を示す。
【図4】図4は、1つの番組がもう1つの番組よりも前に終了する場合のデータの配置を示す。
【図5】図5は、1つの番組が別の番組によって上書きされた後のデータの配置を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つ又はそれ以上の独立したビデオ番組を標準フォーマットに準拠した方式で同時にデジタルビデオ記録媒体へ記録する方法であって、当該方法が、別々の番組を表す受信データストリームを1つのデジタルビデオデータストリームに多重化するのに前記標準フォーマットのマルチアングル機能を用いるステップと、多重化された前記ビデオデータストリームを前記媒体に記録するステップとを有する方法。
【請求項2】
前記標準フォーマットがDVDビデオフォーマットであり、前記多重化ビデオデータストリームがMPEG2フォーマット(CCITT H.222)に準拠する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
各々のデータストリーム自身が、多重化ビデオ及び音声データストリームを含むオーディオ/ビジュアルストリームである、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記マルチアングル機能の種々異なるアングルが個別のエントリとして現れる前記媒体に関するコンテンツのテーブルを記録するステップを更に有する、請求項1乃至3の何れか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記標準フォーマットに準拠するプレーヤにおける合成デジタルビデオストリームの再生において、使用者がアングルを変更する能力が無効にされ得るように、制御情報を記録するステップを更に有する、請求項1乃至4の何れか一項に記載の方法。
【請求項6】
各々の受信データストリームが、別々のチューナから供給される、請求項1乃至5の何れか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記受信データストリームが、1つのデジタルテレビ多重情報における別々の番組として供給される、請求項1乃至6の何れか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記受信されたデータストリームが、MPEG2トランスポートストリームフォーマットに準拠する多重情報から供給され、各々の番組が、前記フォーマットにおける別々の番組IDを有する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
1つ以外の全ての受信データストリームが前記記録ステップにおいて終了する場合、この残っているストリームが、標準フォーマットにおいて且つ前記マルチアングル機能を用いずに記録される、請求項1乃至8の何れか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記多重化データストリームにおける1つのアングルに関するデータを置き換えることによって前記記録された番組のうちの1つにわたり記録する一方で、前記記録された番組のうちの別の番組をそのままに残しておくステップを更に有する、請求項1乃至9の何れか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記多重化ストリームは、前記記録媒体における誤り訂正符号ブロックの各々が、前記マルチアングルストリームの1つのアングルのみに関するデータを含むように、前記媒体において記録される、請求項1乃至10の何れか一項に記載の方法。
【請求項12】
ビデオ番組を標準フォーマットに準拠した方式でデジタルビデオ記録媒体へ記録するデジタルビデオ記録機器であって、当該機器が、少なくとも2つの独立した番組を表す受信データストリームを前記標準フォーマットのマルチアングル機能を用いて1つのデジタルビデオデータストリームに多重化すると共に、両方の番組を同時に記録するように、多重化された前記ビデオデータストリームを前記媒体に記録する手段を有するデジタルビデオ記録機器。
【請求項13】
前記標準フォーマットがDVDビデオフォーマットであり、前記多重化ビデオデータストリームがMPEG2フォーマット(CCITT H.222)に準拠する、請求項12に記載の機器。
【請求項14】
各々のデータストリーム自身が、多重化ビデオ及び音声データストリームを含むオーディオ/ビジュアルストリームである、請求項12又は13に記載の機器。
【請求項15】
前記マルチアングル機能の種々異なるアングルが個別のエントリとして現れる前記媒体に関するコンテンツのテーブルを記録する手段を更に有する、請求項12乃至14の何れか一項に記載の機器。
【請求項16】
前記標準フォーマットに準拠するプレーヤにおける合成デジタルビデオストリームの再生において、使用者がアングルを変更する能力が無効にされ得るように、制御情報を記録する手段を更に有する、請求項12乃至15の何れか一項に記載の機器。
【請求項17】
各々のデータストリームを別々のチューナから受信するように動作可能な手段を有する、請求項12乃至16の何れか一項に記載の機器。
【請求項18】
前記2つの別々の番組に関するデータストリームを1つのデジタルテレビ多重情報から抽出するように動作可能な手段を有する、請求項12乃至17の何れか一項に記載の機器。
【請求項19】
前記受信されたデータストリームが、MPEG2トランスポートストリームフォーマットに準拠する多重情報から供給され、各々の番組が、前記フォーマットにおける別々の番組IDを有する、請求項18に記載の機器。
【請求項20】
1つ以外の全ての受信データストリームが前記記録をするステップにおいて終了する場合、この残っているストリームが標準フォーマットにおいて且つ前記マルチアングル機能を用いずに記録されるように構成される、請求項12乃至19の何れか一項に記載の機器。
【請求項21】
前記多重化データストリームにおける1つのアングルに関するデータを置き換えることによって前記記録された番組のうちの1つにわたり記録する一方で、前記記録された番組のうちの別の番組をそのままに残しておくステップを更に有する、請求項12乃至20の何れか一項に記載の機器。
【請求項22】
前記多重化ストリームは、前記記録媒体における誤り訂正符号ブロックの各々が、前記マルチアングルストリームの1つのアングルのみに関するデータを含むように、前記媒体において記録される、請求項21に記載の機器。
【請求項23】
2つ又はそれ以上の独立した番組が、異なる視聴アングルのフォーマットで同時に記録された、デジタルビデオ記録担体。
【請求項24】
実質的に添付の図面の図3を参照にして本文書において説明される機器。
【請求項25】
実質的に添付の図面の図3を参照にして本文書において説明される方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2007−505586(P2007−505586A)
【公表日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−530703(P2006−530703)
【出願日】平成16年5月21日(2004.5.21)
【国際出願番号】PCT/IB2004/001768
【国際公開番号】WO2004/107752
【国際公開日】平成16年12月9日(2004.12.9)
【出願人】(501344315)コニンクリユケ フィリップス エレクトロニクス エヌ.ブイ. (174)
【Fターム(参考)】