説明

EGFレセプターエピトープペプチドおよびその使用

本発明は、一般的に、増殖因子受容体エピトープペプチド、特に、EGFファミリー受容体エピトープペプチドに関する。また、本発明は、抗腫瘍または抗癌活性を有する抗体を創製するにおける、または免疫学的応答を刺激するにおける該受容体ペプチドの使用に関する。本発明はさらに、その受容体ペプチドに対して特異的に配向する抗体に関する。免疫応答を生じさせるための方法、ならびに腫瘍および癌を処置するための方法もまた、提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号1〜14のいずれかに記載されたアミノ酸配列を含む、単離された受容体ポリペプチドおよびその免疫原性フラグメント。
【請求項2】
アミノ酸配列
【化1】

を有する、単離されたポリペプチド。
【請求項3】
アミノ酸配列
【化2】

を有する、単離されたポリペプチド。
【請求項4】
アミノ酸配列
【化3】

を有する、単離されたポリペプチド。
【請求項5】
アミノ酸配列
【化4】

を有する、単離されたポリペプチド。
【請求項6】
アミノ酸配列
【化5】

を有する、単離されたポリペプチド。
【請求項7】
アミノ酸配列
【化6】

を有する、単離されたポリペプチド。
【請求項8】
アミノ酸配列
【化7】

を有する、単離されたポリペプチド。
【請求項9】
アミノ酸配列
【化8】

を有する、単離されたポリペプチド。
【請求項10】
アミノ酸配列
【化9】

を有する、単離されたポリペプチド。
【請求項11】
アミノ酸配列
【化10】

を有する、単離されたポリペプチド。
【請求項12】
アミノ酸配列:
CX101112131415(配列番号11)
を有し、ここで各残基は、独立して以下:
はG、P、NまたはSであり;
はA、P、T、SまたはLであり;
はD、HまたはSであり;
はS、Y、T、NまたはKであり;
はY、QまたはMであり;
はMまたはVであり;
はE、TまたはDであり;
はAまたは無しであり;
はEまたはKであり;
10はDまたはNであり;
11はGまたはAであり;
12はV、I、LまたはTであり;
13はR、QまたはKであり;
14はR、KまたはMであり;
15はCまたは無しである、
のように選択され得る、単離されたペプチド。
【請求項13】
アミノ酸配列:
CX101112131415(配列番号12)
を有し、ここで、各残基は独立して以下:
はG、P、N、Q、SまたはTであり;
はA、P、T、S、L、M、V、IまたはPであり;
はD、E、H、R、K、SまたはTであり;
はS、Y、F、W、T、N、Q、KまたはRであり;
はY、F、W、Q、N、M、V、A、L、IまたはPであり;
はM、V、A、L、IまたはPであり;
はE、D、TまたはSであり;
はA、V、L、I、P、Mまたは無しであり;
はD、E、KまたはRであり;
10はD、E、NまたはQであり;
11はG、A、M、V、L、IまたはPであり;
12はV、I、L、M、A、P、SまたはTであり;
13はR、K、H、QまたはNであり;
14はR、K、H、M、A、V、L、IまたはPであり;
15はCまたは無しである、
のように選択され得る、単離されたペプチド。
【請求項14】
アミノ酸配列:
CXEXGX101112C(配列番号13)
を有し、ここで各X残基は、独立して以下:
はGまたはAであり;
はAまたはKであり;
はDまたはAであり;
はSまたはAであり;
はYまたはAであり;
はMまたはAであり;
はEまたはAであり;
はEまたはAであり;
はDまたはAであり;
10はV、AまたはKであり;
11はRまたはAであり;
12はKまたはAである、
のように選択され得る、単離されたペプチド。
【請求項15】
アミノ酸配列:
CXEXDGVRKC(配列番号14)
を有し、ここで各X残基は独立して以下:
はGまたはAであり;
はAまたはKであり;
はDまたはAであり;
はSまたはAであり;
はYまたはAであり;
はMまたはAであり;
はEまたはAであり;
はEまたはAである、
のように選択され得る、単離されたペプチド。
【請求項16】
配列番号1〜14のいずれかに記載されたペプチドをコードする、単離された核酸。
【請求項17】
該ペプチドは配列番号1〜14のいずれかの1以上から選択される、免疫原性受容体ペプチドまたはその免疫原性フラグメント。
【請求項18】
哺乳動物を免疫化する方法であって、該方法は、増殖因子受容体エピトープペプチドまたはその免疫原性フラグメントを投与する工程を包含し、それにより、異常発現または過剰発現された増殖因子受容体を発現する細胞上には露出されるが、野生型細胞には露出されないエピトープペプチドと免疫反応性の抗体が生産される、方法。
【請求項19】
哺乳動物を免疫化する方法であって、該方法は、配列番号1〜14のいずれかから選択されるEGF受容体ペプチド、またはその免疫原性フラグメントを投与する工程を包含し、それにより、異常発現または過剰発現されたEGFRを発現する細胞上には露出されるが、野生型細胞では露出されないエピトープペプチドと免疫反応性である抗体が生産される、方法。
【請求項20】
配列番号1〜14のいずれかから選択された1以上のEGFRペプチド、および薬学的に受容可能なアジュバントを含む、ワクチン。
【請求項21】
配列番号1〜14のいずれかから選択された1以上のEGFRペプチド、および薬学的に受容可能なアジュバントを含む、免疫原性組成物。
【請求項22】
配列番号1〜14のいずれかの群から選択された1以上のEGFファミリー受容体ペプチド、および薬学的に受容可能なアジュバントを含み、さらに、1以上のさらなる腫瘍抗原を含む、腫瘍ワクチンまたは抗癌ワクチン。
【請求項23】
前記腫瘍抗原がEGF抗原またはEGFR抗原である、請求項22に記載のワクチン。
【請求項24】
哺乳動物の治療用ワクチンであって、被験体は頭頸部癌、乳癌、または前立腺腫瘍および神経膠腫に罹患しており、該ワクチンは、配列番号1〜14のいずれかの群から選択される1以上のEGFファミリー受容体ペプチド、またはその免疫原性フラグメント、および薬学的に受容可能なアジュバントを含む、ワクチン。
【請求項25】
前記ペプチドがキャリアに結合体化された、請求項に24記載のワクチン。
【請求項26】
配列番号1〜14のいずれかから選択される1以上のペプチドから選択されるEGFファミリー受容体ペプチド、および薬学的に受容可能なキャリアを含む、薬学的組成物。
【請求項27】
配列番号1〜14のいずれかから選択される1以上のペプチドと免疫反応性であるEGFファミリー受容体ペプチド抗体、および薬学的に受容可能なキャリアを含む、薬学的組成物。
【請求項28】
配列番号1〜14のいずれかから選択されるEGFファミリー受容体ペプチドに対する、精製された抗体。
【請求項29】
モノクローナル抗体である、請求項28に記載の抗体。
【請求項30】
検出可能な標識で標識された、請求項28に記載の抗体。
【請求項31】
前記抗体が、治療または診断目的を有する1以上の他の分子または因子に共有結合されているかまたはそうでなければ会合している、請求項28に記載の抗体。
【請求項32】
前記他の分子または因子が、異なる特徴を有する他の抗体または抗体フラグメント、トキシン、リガンド、放射性同位体および化学療法剤から選択される、請求項31に記載の抗体。
【請求項31】
異常発現または過剰発現されたEGFRを発現する細胞に露出されるが、野生型細胞では露出されないエピトープに免疫反応性である抗体を創製する方法であって、該方法は、配列番号1〜14のいずれかからから選択されるEGF受容体ペプチドまたはそのフラグメントで動物を免疫化する工程、およびペプチド結合抗体を単離する工程を包含する、方法。
【請求項32】
異常発現または過剰発現されたEGFRを発現する細胞で露出されるが、野生型細胞では露出されないエピトープと免疫反応性である抗体を選択する方法であって、該方法は、配列番号1〜14のいずれかから選択されるEGF受容体ペプチドまたはそのフラグメントで、候補抗体、または抗体もしくは活性な抗体フラグメントを発現する細胞をスクリーニングする工程を包含する、方法。
【請求項33】
特に配列番号1〜14のいずれかから選択される免疫原性EGFファミリー受容体ペプチドをコードする核酸を含む、核酸ワクチンまたはDNAワクチン。
【請求項34】
腫瘍抗原または免疫調節分子ペプチドをコードする核酸をさらに含む、請求項33に記載のワクチン。
【請求項35】
配列番号1〜14のいずれかの群から選択されるEGF受容体エピトープペプチドの存在または露出を検出することによって、頭頸部癌、乳癌、または前立腺腫瘍および神経膠腫を含む腫瘍および癌を測定およびモニターする方法。
【請求項36】
前記EGF受容体エピトープペプチドが:
a.配列番号1〜14のいずれかからなる群より選択されるEGF受容体エピトープペプチドの存在または露出が疑われるサンプルと、該EGF受容体ペプチドに対する抗体とを、該ペプチドの該抗体に対する結合を起こさせる条件下で接触させる工程;および
b.該サンプル由来の該EGF受容体エピトープペプチドと該抗体との間で結合が起こっているか否かを検出する工程、
によって測定され、
ここで、該結合の検出は、該サンプル中の該EGF受容体エピトープペプチドの存在または露出を示す、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
被験体において免疫応答を誘導する方法であって、該被験体は、頭頸部癌、乳癌、肺癌、卵巣癌、膀胱癌、咽頭癌、扁平細胞癌腫、または前立腺腫瘍および神経膠腫を含む腫瘍または癌を有し、該方法は、配列番号1〜14のいずれかの群から選択されるEGF受容体エピトープペプチド、および薬学的に受容可能なキャリアを含む薬学的組成物の一定量を被験体に投与し、それにより免疫応答を誘導する工程を包含する、方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公表番号】特表2008−501308(P2008−501308A)
【公表日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−554221(P2006−554221)
【出願日】平成17年2月18日(2005.2.18)
【国際出願番号】PCT/US2005/005155
【国際公開番号】WO2005/081854
【国際公開日】平成17年9月9日(2005.9.9)
【出願人】(506280890)ルドウィグ インスティテュート フォー キャンサー リサーチ (2)
【Fターム(参考)】