説明

GDNFRと配列類似性を有する新規ポリペプチド及びこれをコードする核酸

【課題】GDNFRに対して配列類似性を有する新規なポリペプチド及びそれらのポリペプチドをコードしている核酸分子の提供。
【解決手段】グリア細胞株由来神経栄養因子レセプター(GDNFR)と配列類似性を有する新規なPRO34128ポリペプチド、その核酸配列、および、核酸配列を含んでなるベクター及び宿主細胞。異種性ポリペプチド配列と融合されたキメラポリペプチド分子、および、本ポリペプチドに結合する抗体、並びにポリペプチドを製造するための方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)図2(配列番号:2)の約1〜約394のアミノ酸残基の配列を含んでなるPRO34128ポリペプチドをコードするDNA分子、又は(b)(a)のDNA分子の相補鎖に対して、少なくとも約80%の配列同一性を有するDNAを含んでなる単離された核酸分子。
【請求項2】
図1(配列番号:1)の約88〜約1269のヌクレオチド位置の配列を含んでなる、請求項1に記載の単離された核酸分子。
【請求項3】
図1(配列番号:1)のヌクレオチド配列を含んでなる、請求項1に記載の単離された核酸分子。
【請求項4】
図2(配列番号:2)の約1〜約394のアミノ酸残基の配列をコードするヌクレオチド配列を含んでなる、請求項1に記載の単離された核酸分子。
【請求項5】
(a)ATCC寄託番号PTA-2985(DNA194917-3044)で、2001年1月30日にATCCに寄託されたヒトタンパク質cDNAによりコードされる同じ成熟ポリペプチドをコードするDNA分子、又は(b)(a)のDNA分子の相補鎖に対して、少なくとも約80%の配列同一性を有するDNAを含んでなる単離された核酸分子。
【請求項6】
ATCC寄託番号PTA-2985(DNA194917-3044)で、2001年1月30日にATCCに寄託されたヒトタンパク質cDNAによりコードされる同じ成熟ポリペプチドをコードするDNAを含んでなる、請求項5に記載の単離された核酸分子。
【請求項7】
(a)ATCC寄託番号PTA-2985(DNA194917-3044)で、2001年1月30日にATCCに寄託されたヒトタンパク質cDNAの完全長ポリペプチドコード配列、又は(b)(a)のコード配列の相補鎖に対して、少なくとも約80%の配列同一性を有するDNAを含んでなる単離された核酸分子。
【請求項8】
ATCC寄託番号PTA-2985(DNA194917-3044)で、2001年1月30日にATCCに寄託されたヒトタンパク質cDNAの完全長ポリペプチドコード配列を含んでなる、請求項7に記載の単離された核酸分子。
【請求項9】
図2(配列番号:2)のアミノ酸1〜約394をコードする核酸配列の相補鎖に対してハイブリダイズするDNAを含んでなるPRO34128ポリペプチドをコードする単離された核酸分子。
【請求項10】
図2(配列番号:2)のアミノ酸1〜約394をコードする核酸が、図1(配列番号:1)のヌクレオチド88〜約1269を含んでなる、請求項9に記載の単離された核酸分子。
【請求項11】
ハイブリダイゼーションがストリンジェントなハイブリダイゼーション及び洗浄条件下で生じる、請求項9に記載の単離された核酸分子。
【請求項12】
少なくとも約707ヌクレオチドを含み、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下、試験DNA分子を、(a)図2(配列番号:2)の1〜約394のアミノ酸残基の配列を含んでなるPRO34128ポリペプチドをコードするDNA分子、又は(b)(a)のDNA分子の相補鎖とハイブリダイゼーションさせ、試験DNA分子を単離することにより作製される、単離された核酸分子。
【請求項13】
(a)又は(b)に対して少なくとも約80%の配列同一性を有する、請求項12に記載の単離された核酸分子。
【請求項14】
請求項1に記載の核酸分子を含んでなるベクター。
【請求項15】
前記核酸分子がベクターで形質転換した宿主細胞により認識されるコントロール配列に作用可能に関連した請求項14に記載のベクター。
【請求項16】
受託番号PTA-2985(DNA194917-3044)でATCCに寄託された核酸分子。
【請求項17】
請求項14に記載のベクターを含んでなる宿主細胞。
【請求項18】
前記細胞がCHO細胞である請求項17に記載の宿主細胞。
【請求項19】
前記細胞が大腸菌である請求項17に記載の宿主細胞。
【請求項20】
前記細胞が酵母細胞である請求項17に記載の宿主細胞。
【請求項21】
PRO34128ポリペプチドの生産方法であって、前記PRO34128ポリペプチドの発現に適した条件下で、請求項17に記載の宿主細胞を培養し、細胞培養物から前記PRO34128ポリペプチドを回収することを含んでなる方法。
【請求項22】
図2(配列番号:2)の約1〜約394のアミノ酸残基の配列に対して少なくとも約80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含んでなる単離されたPRO34128ポリペプチド。
【請求項23】
図2(配列番号:2)のアミノ酸残基1〜約394を含んでなる、請求項22に記載の単離されたPRO34128ポリペプチド。
【請求項24】
ATCC寄託番号PTA-2985(DNA194917-3044)として、2001年1月30日にATCCに寄託されたベクターのcDNA挿入物によりコードされるポリペプチドに対して、少なくとも約80%の配列同一性を有する単離されたPRO34128ポリペプチド。
【請求項25】
ATCC寄託番号PTA-2985(DNA194917-3044)として、2001年1月30日にATCCに寄託されたベクターのcDNA挿入物によりコードされた、請求項24に記載の単離されたPRO34128ポリペプチド。
【請求項26】
図2(配列番号:2)の1〜約394のアミノ酸残基の配列、又は抗PRO34128抗体への結合部位を提供するのに十分なその断片を含んでなる単離されたPRO34128ポリペプチド。
【請求項27】
(i)ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下、試験DNA分子を、(a)図2(配列番号:2)の1〜約394のアミノ酸残基の配列を含んでなるPRO34128ポリペプチドをコードするDNA分子、又は(b)(a)のDNA分子の相補鎖とハイブリダイゼーションさせ、(ii)前記ポリペプチドの発現に適した条件下で、前記試験DNA分子を含んでなる宿主細胞を培養し、(iii)細胞培養物から前記ポリペプチドを回収することにより生産される単離されたポリペプチド。
【請求項28】
前記試験DNAが(a)又は(b)に対して少なくとも約80%の配列同一性を有する、請求項27に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項29】
異種性アミノ酸配列に融合したPRO34128ポリペプチドを含んでなるキメラ分子。
【請求項30】
前記異種性アミノ酸配列がエピトープタグ配列である請求項29に記載のキメラ分子。
【請求項31】
前記異種性アミノ酸配列が免疫グロブリンのFc領域である請求項29に記載のキメラ分子。
【請求項32】
PRO34128ポリペプチドに特異的に結合する抗体。
【請求項33】
前記抗体がモノクローナル抗体である請求項32に記載の抗体。
【請求項34】
前記抗体がヒト化抗体である請求項32に記載の抗体。
【請求項35】
前記抗体が抗体断片である請求項32に記載の抗体。
【請求項36】
PRO34128ポリペプチドに対するアゴニスト。
【請求項37】
PRO34128ポリペプチドに対するアンタゴニスト。
【請求項38】
製薬的に許容可能な担体と混合せしめられて、(a)PRO34128ポリペプチド、(b)PRO34128ポリペプチドに対するアゴニスト、(c)PRO34128ポリペプチドに対するアンタゴニスト、又は(d)抗PRO34128抗体を含有してなる物質の組成物。
【請求項39】
(a)Xが図2(配列番号:2)の347〜377の任意のアミノ酸である、図2(配列番号:2)のアミノ酸1〜XをコードするDNA分子、又は(b)(a)のDNA分子の相補鎖に対して少なくとも約80%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含んでなる単離された核酸分子。
【請求項40】
(a)Xが図2(配列番号:2)の347〜377の任意のアミノ酸である、図2(配列番号:2)のアミノ酸1〜Xをコードするヌクレオチド配列、又は(b)(a)のヌクレオチド配列の相補鎖を含んでなる、請求項39に記載の単離された核酸。
【請求項41】
(a)Xが図2(配列番号:2)の347〜377の任意のアミノ酸である、図2(配列番号:2)の約1〜Xのアミノ酸残基の配列と比較した場合に、少なくとも約80%ポジティブのスコアとなるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、又は(b)(a)のヌクレオチド配列の相補鎖を含んでなる単離された核酸分子。
【請求項42】
Xが図2(配列番号:2)の347〜377の任意のアミノ酸である、図2(配列番号:2)のアミノ酸1〜Xに対して少なくとも約80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含んでなる単離された可溶性PRO34128ポリペプチド。
【請求項43】
Xが図2(配列番号:2)の347〜377の任意のアミノ酸である、図2(配列番号:2)のアミノ酸1〜Xを含んでなる、請求項42に記載の単離された可溶性PRO34128ポリペプチド。
【請求項44】
Xが図2(配列番号:2)の347〜377の任意のアミノ酸である、図2(配列番号:2)のアミノ酸1〜Xのアミノ酸配列と比較した場合に、少なくとも約80%ポジティブのスコアとなるアミノ酸配列を含んでなる単離された可溶性PRO34128ポリペプチド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−219492(P2009−219492A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−66469(P2009−66469)
【出願日】平成21年3月18日(2009.3.18)
【分割の表示】特願2003−574776(P2003−574776)の分割
【原出願日】平成15年2月18日(2003.2.18)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.UNIX
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】