説明

RFIDタグ

【課題】
RFIDタグを回収して、このRFIDタグから非接触IC本体部分を取り出さずに再利用することができるRFIDタグを提供する。
【解決手段】
図2に示すRFIDタグ10は、無線通信でデータの書き込みおよび消去が可能なICチップ2とアンテナ4とからなる非接触IC本体6を内蔵したRFIDタグ10であって、前記RFIDタグ10のRFIDタグ本体9は情報表示する面8を備え、この情報表示する面8に、所定の情報12が一方の面に印字され、他方の面に粘着剤14が塗布されたラベル20を貼着して情報表示するものである。回収されたRFIDタグ10は、その情報表示する面8から、旧情報を表示したラベル20を剥離して、新たな情報を表示したラベル20を貼着して情報表示するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信でデータの書き込みおよび消去が可能なICチップとアンテナとからなる非接触IC本体を内蔵したRFIDタグに関し、特に回収して再利用することができるRFIDタグに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、製造、物流、販売などにおける商品管理では、所定の情報がコード化されたバーコードを使用した自動認識システムが用いられている。このバーコードはバーコードリーダによってコード化された所定の情報を瞬時に読み取ることができる。そのため、たとえば商品情報をコード化して印字したバーコードラベルを貼着して商品管理が行われている。しかし、バーコードはコード化できる情報の量に限りがあり、大量の情報をコード化することができず、また新たな情報の書き込みおよび不要な情報の消去といった情報の更新をすることができない。
【0003】
このため、最近では、RFID(Radio Frequency Identifiction)と呼ばれる、非接触通信による自動認識を使用したシステムが注目されている。このシステムは、ICチップに情報を記憶し、このICチップに情報の送受信を行うアンテナを接続して非接触IC本体としてRFIDタグに内蔵する。そして、このRFIDタグの非接触IC本体と、リーダライタのアンテナが電波によって通信し、データのやり取りを行ってICチップの記憶情報の更新がされるようになっている。
【0004】
前記RFIDタグの非接触IC本体は、プラスチックフィルムなどの一方の面に、銅箔やアルミ箔を転写したり、銅ペーストや銀ペーストを印刷することによって、ループコイルアンテナを形成し、このループコイルアンテナにICチップを接続したものである。現在、このRFIDタグの非接触IC本体は製造コストが高い状況にあることから、回収して再利用することが行われている。
【0005】
しかしながら、前記非接触IC本体は前記RFIDタグに内蔵されていることから、このRFIDタグから前記非接触IC本体部分だけを取り出して回収することは非常に面倒で手間がかかるという問題があった。また、前記RFIDタグから前記非接触IC本体を着脱可能に構成したものも提案されているが、取り外した前記非接触IC本体の取扱いが面倒であるという問題があった。
【0006】
なお、RFIDタグから非接触IC本体を着脱可能に構成したものとして、RFID付配送伝票に非接触IC本体を挿入するための透明なセロファンで作られたポケットを設けて、その配送過程の途中に前記ポケットから前記非接触IC本体を取り外してリサイクルするようにしたRFID付配送伝票として以下の公報がある。
【0007】
【特許文献1】特開平2000−335710号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は以上のような諸問題に鑑みなされたもので、RFIDタグを回収して、このRFIDタグから非接触IC本体部分を取り出さずに再利用することができるRFIDタグを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
請求項1記載の発明の要旨は、無線通信でデータの書き込みおよび消去が可能なICチップとアンテナとからなる非接触IC本体を内蔵したRFIDタグであって、前記RFIDタグのRFIDタグ本体は情報表示する面を備え、この情報表示する面に、所定の情報が一方の面に印字され、他方の面に粘着剤が塗布されたラベルを貼着して情報表示することを特徴とするRFIDタグに関する。
また請求項2記載の発明の要旨は、前記ラベルの他方の面に塗布された粘着剤は、前記RFIDタグ本体の情報表示する面から剥離可能な再剥離性粘着剤であることを特徴とする請求項1記載のRFIDタグに関する。
また請求項3記載の発明の要旨は、前記RFIDタグ本体の少なくとも情報表示する面および前記ラベルは樹脂フィルム基材または合成紙基材からなり、このラベルの他方の面に塗布された粘着剤は強粘着剤であることを特徴とする請求項1記載のRFIDタグに関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、無線通信でデータの書き込みおよび消去が可能なICチップとアンテナとからなる非接触IC本体を内蔵したRFIDタグであって、前記RFIDタグは情報表示する面を備え、この情報表示する面に、所定の情報が一方の面に印字され、他方の面に粘着剤が塗布されたラベルを貼着して情報表示するRFIDタグとしたので、RFIDタグを回収して、このRFIDタグから非接触IC本体部分を取り出さずに再利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
次に、本発明にかかるRFIDタグについて図1乃至図8を用いて説明する。まず、本発明にかかるRFIDタグの第1の実施の形態について図1乃至図6を用いて説明する。図1は第1の実施の形態のRFIDタグの説明図、図2は図1に示すA−A線概略断面図、図3は第1の実施の形態のRFIDタグからラベルを剥離する前の説明図、図4は第1の実施の形態のRFIDタグからラベルを剥離した後の説明図、図5は新たに印字発行されたラベルの説明図、図6は第1の実施の形態のRFIDタグに新たに印字発行されたラベルを貼着した説明図である。
【0012】
図1および図2に示すRFIDタグ10は、無線通信でデータの書き込みおよび消去が可能なICチップ2とアンテナ4とからなる非接触IC本体6を内蔵したRFIDタグ10であって、前記RFIDタグ10のRFIDタグ本体9は情報表示する面8を備え、この情報表示する面8に、所定の情報12が一方の面に印字され、他方の面に粘着剤14が塗布されたラベル20を貼着して情報表示するものである。
【0013】
以下、各々の構成について説明する。非接触IC本体6は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどのフィルム上に、銀や銅などのワイヤーからなるコイルを貼り付けたり、銅やアルミニウムなどをコイル状にエッチングしたり、導電性を有するインキなどを用いてコイル状に印刷を施したりしてコイル状のアンテナ4を形成し、このアンテナ4に、記憶部、電源整流部、送信部、受信部などを備えたICチップ2を接続したものである。
【0014】
RFIDタグ本体9は、前記非接触IC本体6を基材で内包して構成される。このRFIDタグ本体9を構成する基材は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリウレタンなどの樹脂フィルム基材、ポリエチレンやポリプロピレンなどに充填材を加えて紙のような繊維状に加工した合成紙基材、上質紙、アート紙、コート紙などの紙基材、これらの単体や積層体や複合材を用いることができる。
【0015】
ラベル20を構成する基材も前述のRFIDタグ本体9を構成する基材と同一の基材を用いることができる。このラベル20の一方の面には、たとえば、熱転写リボンなどを用いてプリンタによって所定の情報12が印字される。この所定の情報12は、あらかじめ固定表示部分を印刷機によって印刷したり、基材の表面に感熱記録層を設けてプリンタによって所定の情報12が印字されるようにしても良い。また、このラベル20の他方の面に塗布される粘着剤14は、エマルジョン系、ソルベント系、ホットメルト系などの粘着剤を用いることができ、素材としては、アクリル系、ゴム系など任意であり適宜な組合せの粘着剤を用いて形成することができる。
【0016】
前記RFIDタグ本体9に内蔵された非接触IC本体6には図示せぬRFIDリーダライタによって、たとえば、衣料品を識別するための情報として物流コードやシリアル番号などの情報が書き込まれる。前記ラベル20には図示せぬラベルプリンタによって、たとえば、衣料品を販売するための情報としてサイズや価格などが印字される。そして、前記RFIDタグ本体9の情報表示をする面8に、前記ラベル20を貼着することによって、所定の情報が表示されたRFIDタグ10となる。こうしたRFIDタグ10は、たとえば、RFIDタグ本体9の端部中央に設けられたタグホールに糸やナイロンピンを通して、この糸やナイロンピンによって衣服に取り付けられる。
【0017】
次に、本発明にかかるRFIDタグの使用形態について図3乃至図6を用いて説明する。前述のとおり、たとえば、糸やナイロンピンを用いて衣服に取り付けられたRFIDタグ10は、この衣服の販売時に糸やナイロンピンを切断し衣服から取り外して回収される。このように衣服から取り外して回収されたRFIDタグ10は、図3に示すとおり、RFIDタグ本体9の情報表示する面8から、衣料品を販売するための情報である所定の情報12を印字したラベル20が剥離され、この販売済みの旧情報を表示したラベル20は破棄される。
【0018】
このように販売済みの旧情報を表示したラベル20が剥離されたRFIDタグ10は、図4に示すとおり、RFIDタグ本体9の情報を表示する面8に情報が全く表示されていない状態となる。また、この段階では、RFIDタグ本体9に内蔵された図示せぬ非接触ICタグ本体6には、販売済みの旧情報である衣料品を識別するための情報として物流コードやシリアル番号などの情報が書き込まれた状態のままである。しかし、この非接触ICタグ本体6の衣料品を識別するための情報は、図示せぬリーダライターによって任意に消去および新たな情報を書き込むことができる。よって、図4に示すとおり、RFIDタグ本体9の情報を表示する面8に情報が全く表示されていない状態が、RFIDタグ10が回収されて再利用可能な状態である。
【0019】
回収されて再利用可能な状態となったRFIDタグ10は、図示せぬリーダライターにセットされ、RFIDタグ本体9に内蔵された非接触IC本体6に、衣料品を識別するための情報として新たな物流コードや新たなシリアル番号などの情報が書き込まれる。また、これらのRFIDタグ本体9に内蔵された非接触IC本体6に書き込まれた新たな物流コードや新たなシリアル番号などの情報に対応して、衣料品を販売するための新たな情報が印字されたラベルが図示せぬラベルプリンタによって発行される。図5に示すラベル20は、この衣料品を販売するための新たな情報が印字されたものである。ラベル20は、一方の面に衣料品を販売するための情報として品番、サイズ、色、バーコード、価格などの所定の情報12が印字され、他方の面に粘着剤が塗布され、剥離紙19の剥離処理面に仮着されている。
【0020】
このように、衣料品を販売するための新たな情報が印字されたラベル20は剥離紙19から剥離されて、新たな情報が書き込まれた非接触IC本体6を内蔵したRFIDタグ本体9に貼着される。図6に示すRFIDタグ10は、RFIDタグ本体9に内蔵された図示せぬ非接触IC本体6に、衣料品を識別するための情報として新たな物流コードや新たなシリアル番号などの情報が書き込まれ、これらの新たな情報に対応して衣料品を販売するための新たな所定の情報12が印字されたラベル20を、RFIDタグ本体9の情報表示する面8に貼着したものである。
【0021】
上述したように、本発明にかかるRFIDタグ10は、販売時に衣服から取り外して回収する。次に、RFIDタグ本体9の情報表示する面8から販売済みの旧情報を表示したラベル20を剥離して破棄する。次に、リーダライターによってRFIDタグ本体9に内蔵された非接触IC本体6に、衣料品を識別するための情報として新たな物流コードや新たなシリアル番号などの情報を書き込む。次に、ラベルプリンタによってラベル20の一方の面に衣料品を販売するための新たな所定の情報12を印字する。そして、前記RFIDタグ本体9の情報表示する面8に前記ラベル20を貼着することによって、RFIDタグ10を回収して再利用するものである。
【0022】
次に、本発明にかかるRFIDタグの第2の実施の形態について図7を用いて説明する。図7は、第2の実施の形態のRFIDタグを説明する断面概略図である。なお、以下の実施の形態において、上述した第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0023】
本発明にかかるRFIDタグの第2の実施の形態は、前記ラベル20の他方の面に塗布された粘着剤は、前記RFIDタグ本体9の情報を表示する面8から剥離可能な再剥離性粘着剤15である。図7に示すRFIDタグ10のRFIDタグ本体9は情報表示する面8を備え、この情報表示する面8に、所定の情報12が一方の面に印字され、他方の面に再剥離性粘着剤15が塗布されたラベル20を貼着して情報表示するものである。
【0024】
前記再剥離性粘着剤15は、アクリル系粘着剤に架橋剤を配合して粘着剤の凝集力を高めた溶剤型アクリル系粘着剤やエマルジョン型アクリル系粘着剤、粘着性とクッション性を有する弾性微球体を粘着剤に混合添加して、その弾性微球体による凹凸形状で接触面積を減少させた、弾性微球体含有エマルジョン型アクリル系粘着剤などを用いることができる。
【0025】
このような再剥離性粘着剤15を用いることによって、RFIDタグ本体9の情報表示する面8から、たとえば販売済みの旧情報を表示したラベル20を容易に剥離することができ、新たな情報を表示したラベル20と貼り替えることができる。
【0026】
次に、本発明にかかるRFIDタグの第3の実施の形態について図8を用いて説明する。図8は、第3の実施の形態のRFIDタグを説明する断面概略図である。
【0027】
本発明にかかるRFIDタグの第3の実施の形態は、前記RFIDタグ本体9の少なくとも情報表示する面18および前記ラベル21は樹脂フィルム基材または合成紙基材からなり、このラベル21の他方の面に塗布された粘着剤は強粘着剤16である。図8に示すRFIDタグ10のRFIDタグ本体9は情報表示する面18を備え、この情報表示する面18に、所定の情報12が一方の面に印字され、他方の面に強粘着剤16が塗布されたラベル21を貼着して情報表示するものである。
【0028】
前記RFIDタグ本体9の少なくとも情報表示する面18および前記ラベル21は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリウレタンなどの樹脂フィルム基材、または、ポリエチレンやポリプロピレンなどに充填材を加えて紙のような繊維状に加工した合成紙基材、これらの単体や積層体や複合材を用いることができる。
【0029】
前記RFIDタグ本体9の少なくとも情報表示する面18に、表面強度の強い樹脂フィルム基材または合成紙基材を用いることによって、この情報を表示する面18からたとえば販売済みの旧情報を表示したラベル21を剥離する際に、この情報を表示する面18に破れが生じることなく容易にラベル21を剥離することができる。これらの樹脂フィルム基材または合成紙基材は、前記RFIDタグ本体9の少なくとも情報表示する面18に用いられていれば良く、前記RFIDタグ本体9を紙基材で構成して一方の面に樹脂フィルム基材または合成紙基材を接着して情報表示する面18としたり、もちろん前記RFIDタグ本体9を樹脂フィルム基材または合成紙基材で構成しても良い。
【0030】
また、前記情報表示する面18と同様に前記ラベル21に、基材全体の強度が強い樹脂フィルム基材または合成紙基材を用いることによって、このラベル21を前記情報表示する面18から剥離する際に、ラベル21に破れが生じることなく容易に剥離することができる。このようにラベル21は、樹脂フィルム基材または合成紙基材を用いることによって、前記情報表示する面18からラベル21を剥離する際に破れが生じることないので、このラベル21の一面に塗布される粘着剤としては、一度接着した後は剥離することが困難な接着力を有する強粘着剤16を用いることができる。
【0031】
このようにラベル21の一面に塗布される粘着剤を強粘着剤16で構成することによって、このラベル21をRFID本体9の情報表示する面18に、一度接着した後は剥離することが困難な状態に接着することができる。また、前記RFIDタグ本体9の少なくとも情報表示する面18および前記ラベル21を樹脂フィルム基材または合成紙基材で構成することによって、ラベル21を情報表示する面18から剥離する際に、ラベル21および情報表示する面18そのいずれにも破れが生じることなくラベル21を容易に剥離することができ、新たな情報を表示したラベル21と貼り替えることができる。
【0032】
なお、本発明が上記実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形態は適宜変更可能である。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】第1の実施の形態のRFIDタグの説明図である。
【図2】図1に示すII−II線概略断面図である。
【図3】第1の実施の形態のRFIDタグからラベルを剥離する前の説明図である。
【図4】第1の実施の形態のRFIDタグからラベルを剥離した後の説明図である。
【図5】新たに印字発行されたラベルの説明図である。
【図6】第1の実施の形態のRFIDタグに新たに印字発行されたラベルを貼着した説明図である。
【図7】第2の実施の形態のRFIDタグを説明する概略断面図である。
【図8】第3の実施の形態のRFIDタグを説明する概略断面図である。
【符号の説明】
【0034】
2 ICチップ
4 アンテナ
6 非接触IC本体
8、18 情報表示する面
9 RFIDタグ本体
10 RFIDタグ
12 所定の情報
14 粘着剤
15 再剥離性粘着剤
16 強粘着剤
19 剥離紙
20、21 ラベル







【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信でデータの書き込みおよび消去が可能なICチップとアンテナとからなる非接触IC本体を内蔵したRFIDタグであって、前記RFIDタグのRFIDタグ本体は情報表示する面を備え、この情報表示する面に、所定の情報が一方の面に印字され、他方の面に粘着剤が塗布されたラベルを貼着して情報表示することを特徴とするRFIDタグ。
【請求項2】
前記ラベルの他方の面に塗布された粘着剤は、前記RFIDタグ本体の情報表示する面から剥離可能な再剥離性粘着剤であることを特徴とする請求項1記載のRFIDタグ。
【請求項3】
前記RFIDタグ本体の少なくとも情報表示する面および前記ラベルは樹脂フィルム基材または合成紙基材からなり、このラベルの他方の面に塗布された粘着剤は強粘着剤であることを特徴とする請求項1記載のRFIDタグ。



















【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−11320(P2006−11320A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−192126(P2004−192126)
【出願日】平成16年6月29日(2004.6.29)
【出願人】(000130581)株式会社サトー (1,153)
【Fターム(参考)】