RTP801の阻害剤の治療的使用
本発明は、RTP801遺伝子および/またはタンパク質の阻害により微小血管障害、眼疾患、呼吸器状態、および聴力障害を処置するための新規の分子、組成物、方法、および使用を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者を処置するのに有効な量のRTP801ポリペプチド阻害剤を含む薬学的組成物を患者に投与することを含む、聴力障害患者の処置方法。
【請求項2】
患者を処置するのに有効な量のRTP801ポリペプチド阻害剤を含む薬学的組成物を患者に投与することを含む、褥瘡患者の処置方法。
【請求項3】
聴力障害が音響外傷である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
阻害剤が、配列番号1に示されるRTP801をコードする遺伝子の配列内に存在する配列に対して、阻害剤とこの遺伝子のハイブリダイゼーションを実現し患者におけるRTP801の発現を妨げるのに十分に長く相同な配列を有する連続ヌクレオチドを含むポリヌクレオチドを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
阻害剤が、図2(配列番号2)に示される配列の連続アミノ酸を含むRTP801ポリペプチド内に存在するエピトープに特異的に結合し患者におけるRTP801ポリペプチドの活性を阻害する抗体を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
患者を処置するために治療有効量のRTP801ポリヌクレオチド阻害剤を含む薬学的組成物を患者に投与することを含む、聴力障害患者または褥瘡患者の処置方法。
【請求項7】
ポリヌクレオチドがsiRNAである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
siRNAが、表A〜D(配列番号3〜536)のいずれか一つに示される任意の配列と同一の配列を有する連続ヌクレオチドを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
阻害剤が、siRNA、siRNAを含むベクター、siRNAを発現するベクター、および内因的なプロセシングを受けてsiRNAとなる分子からなる群より選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
聴力障害患者の回復を促進する薬剤の製造のための、治療有効量のRTP801阻害剤の使用。
【請求項11】
褥瘡患者の回復を促進する薬剤の製造のための、治療有効量のRTP801阻害剤の使用。
【請求項12】
聴力障害が音響外傷である、請求項10に記載の使用。
【請求項13】
阻害剤が、配列番号1に示されるRTP801をコードする遺伝子の配列内に存在する配列に対して、阻害剤とこの遺伝子のハイブリダイゼーションを実現し患者におけるRTP801の発現を妨げるのに十分に長く相同な配列を有する連続ヌクレオチドを含むポリヌクレオチドを含む、請求項10または11に記載の使用。
【請求項14】
RTP801阻害剤が、図2(配列番号2)に示される配列の連続アミノ酸を含むRTP801ポリペプチド内に存在するエピトープに特異的に結合し患者におけるRTP801ポリペプチドの活性を阻害する抗体である、請求項10または11に記載の使用。
【請求項15】
ポリヌクレオチドがRTP801遺伝子の発現をダウンレギュレートする、請求項10または11に記載の使用。
【請求項16】
ポリヌクレオチドがsiRNAである、請求項10または11に記載の使用。
【請求項17】
siRNAが、表A〜D(配列番号3〜536)のいずれか一つに示される任意の配列と同一の配列を有する連続ヌクレオチドを含む、請求項16に記載の使用。
【請求項18】
阻害剤が、siRNA、siRNAを含むベクター、siRNAを発現するベクター、および内因的なプロセシングを受けてsiRNAとなる分子からなる群より選択される、請求項14に記載の使用。
【請求項19】
患者を処置するために表D(配列番号345〜536)に示される任意の配列と同一の配列を有する連続ヌクレオチドを含むRTP801遺伝子の発現を阻害する治療有効量のsiRNAを含む薬学的組成物を患者に投与することを含む、呼吸器疾患、眼疾患、微小血管障害、または脊髄損傷もしくは疾患から選択される状態に罹患した患者の処置方法。
【請求項20】
状態が眼疾患である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
眼疾患が黄斑変性である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
状態が呼吸器疾患である、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
呼吸器疾患がCOPDである、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
呼吸器疾患が喘息である、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
呼吸器疾患が慢性気管支炎である、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
呼吸器疾患が気腫である、請求項22に記載の方法。
【請求項27】
状態が微小血管障害である、請求項19に記載の方法。
【請求項28】
微小血管障害が糖尿病性網膜症である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
微小血管障害が急性腎不全である、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
呼吸器疾患、眼疾患、微小血管障害、または脊髄損傷もしくは疾患から選択される状態に罹患した患者の回復を促進する薬剤の製造のための、表D(配列番号345〜536)に示される任意の配列と同一の配列を有する連続ヌクレオチドを含むRTP801遺伝子の発現を阻害する治療有効量のsiRNAの使用。
【請求項31】
状態が眼疾患である、請求項30に記載の使用。
【請求項32】
眼疾患が黄斑変性である、請求項31に記載の使用。
【請求項33】
状態が呼吸器疾患である、請求項30に記載の使用。
【請求項34】
呼吸器疾患がCOPDである、請求項33に記載の使用。
【請求項35】
呼吸器疾患が喘息である、請求項33に記載の使用。
【請求項36】
呼吸器疾患が慢性気管支炎である、請求項33に記載の使用。
【請求項37】
呼吸器疾患が気腫である、請求項33に記載の使用。
【請求項38】
状態が微小血管障害である、請求項30に記載の使用。
【請求項39】
微小血管障害が糖尿病性網膜症である、請求項38に記載の使用。
【請求項40】
微小血管障害が急性腎不全である、請求項38に記載の使用。
【請求項41】
次の構造:
5’(N)x−Z3’ (アンチセンス鎖)
3’Z’−(N’)y5’ (センス鎖)
[式中、NおよびN’は各々リボヌクレオチドであり、その糖残基において修飾されているものでも未修飾のものでもよく、(N)xおよび(N’)yは、各々の連続するNまたはN’が隣のNまたはN’に共有結合により連結されているオリゴマーであり;
xおよびyの各々は19〜40の間の整数であり;
ZおよびZ’は各々存在してもしなくてもよいが、存在する場合はdTdTでありそれを含む鎖の3’末端に共有結合により結合されており;かつ
(N)xの配列は表Dに存在する配列の一つを含む]
を有する化合物。
【請求項42】
共有結合がホスホジエステル結合であり、x=y、好ましくはx=y=19であり、ZおよびZ’が両方とも存在せず、少なくとも一つのリボヌクレオチドがその糖残基の2’位において修飾されており、2’位の部分がメトキシ(2’−O−メチル)であり、アンチセンス鎖およびセンス鎖の両方において一つおきのリボヌクレオチドが修飾されており、アンチセンス鎖の5’末端および3’末端のリボヌクレオチドがそれらの糖残基において修飾されており、かつセンス鎖の5’末端および3’末端のリボヌクレオチドがそれらの糖残基において修飾されていない、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
(N)xの配列が、表Dのアンチセンス配列番号257(配列番号525)または表Dのアンチセンス配列番号260(配列番号528)を含む、請求項41〜42のいずれか一つに記載の化合物。
【請求項44】
末端ホスファートを欠く、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
一方の鎖が、5’から3’の方向に、配列番号441〜536に示される配列を有する連続ヌクレオチドを含むオリゴリボヌクレオチドまたは各々の末端領域の最大二つのヌクレオチドにおいて塩基が変更されているそのホモログを含む、化合物。
【請求項46】
一方の鎖が、5’から3’の方向に、複数の塩基が修飾されている場合がある、好ましくは2−O−メチル修飾により修飾されている場合がある、配列番号345〜440に示される配列を有する連続ヌクレオチドを含むオリゴリボヌクレオチドまたは各々の末端領域の最大二つのヌクレオチドにおいて塩基が変更されているそのホモログを含む、化合物。
【請求項47】
アンチセンス鎖の第1、第3、第5、第7、第9、第11、第13、第15、第17、および第19ヌクレオチドならびにセンス鎖の第2、第4、第6、第8、第10、第12、第14、第16、および第18ヌクレオチドにおいて2’O−Me基を含む、請求項41〜46のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項48】
リン酸化型または非リン酸化型である、請求項41〜47のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項49】
二ヌクレオチドdTdTが3’末端に共有結合により結合されている、請求項41〜48のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項50】
少なくとも一つのヌクレオチドにおいて糖残基が修飾されている、請求項41〜49のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項51】
修飾が2’−O−メチル修飾である、請求項50に記載の化合物。
【請求項52】
2’OH基が、−H −OCH3、−OCH2CH3、−OCH2CH2CH3、−NH2、およびFを含む群より選択される基または部分で置換されている、請求項41〜51のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項53】
患者を処置するために治療有効量の請求項41〜52のいずれか一項に記載の化合物を含む薬学的組成物を患者に投与することを含む、呼吸器疾患、眼疾患、微小血管障害、聴力障害、褥瘡、または脊髄損傷もしくは疾患から選択される状態に罹患した患者の処置方法。
【請求項54】
状態が眼疾患のAMDである、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
状態が聴力障害の音響外傷である、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
呼吸器疾患、眼疾患、微小血管障害、聴力障害、褥瘡、または脊髄損傷もしくは疾患から選択される状態に罹患した患者の回復を促進する薬剤の製造のための、治療有効量の請求項41〜52のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項57】
請求項41〜52のいずれか一項に記載の二つまたはそれ以上の化合物を含む、薬学的組成物。
【請求項58】
第一の化合物が表Dのオリゴリボヌクレオチドであり、第二の化合物が表A〜Cのいずれか一つのオリゴリボヌクレオチドまたは抗体またはアプタマーである、二つまたはそれ以上の化合物を含む薬学的組成物。
【請求項59】
化合物の一つまたはそれ以上が、表Dの識別番号257、260〜262、および264〜268から選択されるオリゴリボヌクレオチドである、請求項57に記載の組成物。
【請求項60】
第一の化合物が、表Dの識別番号257、260〜262、および264〜268から選択されるオリゴリボヌクレオチドである、請求項58に記載の組成物。
【請求項61】
第二の化合物が、表Aの識別番号14、22、23、25、27、39、41、42、49、および50から選択されるオリゴリボヌクレオチドである、請求項58に記載の組成物。
【請求項62】
二つの化合物が、有益な活性を生じる量で物理的に混合される、請求項57〜61のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項63】
二つの化合物が、共有結合的にまたは非共有結合的に結合される、請求項57〜61のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項64】
二つの化合物が、2〜100、好ましくは2〜50、または2〜30ヌクレオチドの範囲の長さの核酸リンカーにより一緒に連結されている、請求項57〜61のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項65】
呼吸器疾患、眼疾患、微小血管障害、褥瘡、または脊髄損傷もしくは疾患の処置のための、請求項57〜64のいずれか一項に記載の組成物の使用。
【請求項1】
患者を処置するのに有効な量のRTP801ポリペプチド阻害剤を含む薬学的組成物を患者に投与することを含む、聴力障害患者の処置方法。
【請求項2】
患者を処置するのに有効な量のRTP801ポリペプチド阻害剤を含む薬学的組成物を患者に投与することを含む、褥瘡患者の処置方法。
【請求項3】
聴力障害が音響外傷である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
阻害剤が、配列番号1に示されるRTP801をコードする遺伝子の配列内に存在する配列に対して、阻害剤とこの遺伝子のハイブリダイゼーションを実現し患者におけるRTP801の発現を妨げるのに十分に長く相同な配列を有する連続ヌクレオチドを含むポリヌクレオチドを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
阻害剤が、図2(配列番号2)に示される配列の連続アミノ酸を含むRTP801ポリペプチド内に存在するエピトープに特異的に結合し患者におけるRTP801ポリペプチドの活性を阻害する抗体を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
患者を処置するために治療有効量のRTP801ポリヌクレオチド阻害剤を含む薬学的組成物を患者に投与することを含む、聴力障害患者または褥瘡患者の処置方法。
【請求項7】
ポリヌクレオチドがsiRNAである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
siRNAが、表A〜D(配列番号3〜536)のいずれか一つに示される任意の配列と同一の配列を有する連続ヌクレオチドを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
阻害剤が、siRNA、siRNAを含むベクター、siRNAを発現するベクター、および内因的なプロセシングを受けてsiRNAとなる分子からなる群より選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
聴力障害患者の回復を促進する薬剤の製造のための、治療有効量のRTP801阻害剤の使用。
【請求項11】
褥瘡患者の回復を促進する薬剤の製造のための、治療有効量のRTP801阻害剤の使用。
【請求項12】
聴力障害が音響外傷である、請求項10に記載の使用。
【請求項13】
阻害剤が、配列番号1に示されるRTP801をコードする遺伝子の配列内に存在する配列に対して、阻害剤とこの遺伝子のハイブリダイゼーションを実現し患者におけるRTP801の発現を妨げるのに十分に長く相同な配列を有する連続ヌクレオチドを含むポリヌクレオチドを含む、請求項10または11に記載の使用。
【請求項14】
RTP801阻害剤が、図2(配列番号2)に示される配列の連続アミノ酸を含むRTP801ポリペプチド内に存在するエピトープに特異的に結合し患者におけるRTP801ポリペプチドの活性を阻害する抗体である、請求項10または11に記載の使用。
【請求項15】
ポリヌクレオチドがRTP801遺伝子の発現をダウンレギュレートする、請求項10または11に記載の使用。
【請求項16】
ポリヌクレオチドがsiRNAである、請求項10または11に記載の使用。
【請求項17】
siRNAが、表A〜D(配列番号3〜536)のいずれか一つに示される任意の配列と同一の配列を有する連続ヌクレオチドを含む、請求項16に記載の使用。
【請求項18】
阻害剤が、siRNA、siRNAを含むベクター、siRNAを発現するベクター、および内因的なプロセシングを受けてsiRNAとなる分子からなる群より選択される、請求項14に記載の使用。
【請求項19】
患者を処置するために表D(配列番号345〜536)に示される任意の配列と同一の配列を有する連続ヌクレオチドを含むRTP801遺伝子の発現を阻害する治療有効量のsiRNAを含む薬学的組成物を患者に投与することを含む、呼吸器疾患、眼疾患、微小血管障害、または脊髄損傷もしくは疾患から選択される状態に罹患した患者の処置方法。
【請求項20】
状態が眼疾患である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
眼疾患が黄斑変性である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
状態が呼吸器疾患である、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
呼吸器疾患がCOPDである、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
呼吸器疾患が喘息である、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
呼吸器疾患が慢性気管支炎である、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
呼吸器疾患が気腫である、請求項22に記載の方法。
【請求項27】
状態が微小血管障害である、請求項19に記載の方法。
【請求項28】
微小血管障害が糖尿病性網膜症である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
微小血管障害が急性腎不全である、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
呼吸器疾患、眼疾患、微小血管障害、または脊髄損傷もしくは疾患から選択される状態に罹患した患者の回復を促進する薬剤の製造のための、表D(配列番号345〜536)に示される任意の配列と同一の配列を有する連続ヌクレオチドを含むRTP801遺伝子の発現を阻害する治療有効量のsiRNAの使用。
【請求項31】
状態が眼疾患である、請求項30に記載の使用。
【請求項32】
眼疾患が黄斑変性である、請求項31に記載の使用。
【請求項33】
状態が呼吸器疾患である、請求項30に記載の使用。
【請求項34】
呼吸器疾患がCOPDである、請求項33に記載の使用。
【請求項35】
呼吸器疾患が喘息である、請求項33に記載の使用。
【請求項36】
呼吸器疾患が慢性気管支炎である、請求項33に記載の使用。
【請求項37】
呼吸器疾患が気腫である、請求項33に記載の使用。
【請求項38】
状態が微小血管障害である、請求項30に記載の使用。
【請求項39】
微小血管障害が糖尿病性網膜症である、請求項38に記載の使用。
【請求項40】
微小血管障害が急性腎不全である、請求項38に記載の使用。
【請求項41】
次の構造:
5’(N)x−Z3’ (アンチセンス鎖)
3’Z’−(N’)y5’ (センス鎖)
[式中、NおよびN’は各々リボヌクレオチドであり、その糖残基において修飾されているものでも未修飾のものでもよく、(N)xおよび(N’)yは、各々の連続するNまたはN’が隣のNまたはN’に共有結合により連結されているオリゴマーであり;
xおよびyの各々は19〜40の間の整数であり;
ZおよびZ’は各々存在してもしなくてもよいが、存在する場合はdTdTでありそれを含む鎖の3’末端に共有結合により結合されており;かつ
(N)xの配列は表Dに存在する配列の一つを含む]
を有する化合物。
【請求項42】
共有結合がホスホジエステル結合であり、x=y、好ましくはx=y=19であり、ZおよびZ’が両方とも存在せず、少なくとも一つのリボヌクレオチドがその糖残基の2’位において修飾されており、2’位の部分がメトキシ(2’−O−メチル)であり、アンチセンス鎖およびセンス鎖の両方において一つおきのリボヌクレオチドが修飾されており、アンチセンス鎖の5’末端および3’末端のリボヌクレオチドがそれらの糖残基において修飾されており、かつセンス鎖の5’末端および3’末端のリボヌクレオチドがそれらの糖残基において修飾されていない、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
(N)xの配列が、表Dのアンチセンス配列番号257(配列番号525)または表Dのアンチセンス配列番号260(配列番号528)を含む、請求項41〜42のいずれか一つに記載の化合物。
【請求項44】
末端ホスファートを欠く、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
一方の鎖が、5’から3’の方向に、配列番号441〜536に示される配列を有する連続ヌクレオチドを含むオリゴリボヌクレオチドまたは各々の末端領域の最大二つのヌクレオチドにおいて塩基が変更されているそのホモログを含む、化合物。
【請求項46】
一方の鎖が、5’から3’の方向に、複数の塩基が修飾されている場合がある、好ましくは2−O−メチル修飾により修飾されている場合がある、配列番号345〜440に示される配列を有する連続ヌクレオチドを含むオリゴリボヌクレオチドまたは各々の末端領域の最大二つのヌクレオチドにおいて塩基が変更されているそのホモログを含む、化合物。
【請求項47】
アンチセンス鎖の第1、第3、第5、第7、第9、第11、第13、第15、第17、および第19ヌクレオチドならびにセンス鎖の第2、第4、第6、第8、第10、第12、第14、第16、および第18ヌクレオチドにおいて2’O−Me基を含む、請求項41〜46のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項48】
リン酸化型または非リン酸化型である、請求項41〜47のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項49】
二ヌクレオチドdTdTが3’末端に共有結合により結合されている、請求項41〜48のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項50】
少なくとも一つのヌクレオチドにおいて糖残基が修飾されている、請求項41〜49のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項51】
修飾が2’−O−メチル修飾である、請求項50に記載の化合物。
【請求項52】
2’OH基が、−H −OCH3、−OCH2CH3、−OCH2CH2CH3、−NH2、およびFを含む群より選択される基または部分で置換されている、請求項41〜51のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項53】
患者を処置するために治療有効量の請求項41〜52のいずれか一項に記載の化合物を含む薬学的組成物を患者に投与することを含む、呼吸器疾患、眼疾患、微小血管障害、聴力障害、褥瘡、または脊髄損傷もしくは疾患から選択される状態に罹患した患者の処置方法。
【請求項54】
状態が眼疾患のAMDである、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
状態が聴力障害の音響外傷である、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
呼吸器疾患、眼疾患、微小血管障害、聴力障害、褥瘡、または脊髄損傷もしくは疾患から選択される状態に罹患した患者の回復を促進する薬剤の製造のための、治療有効量の請求項41〜52のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項57】
請求項41〜52のいずれか一項に記載の二つまたはそれ以上の化合物を含む、薬学的組成物。
【請求項58】
第一の化合物が表Dのオリゴリボヌクレオチドであり、第二の化合物が表A〜Cのいずれか一つのオリゴリボヌクレオチドまたは抗体またはアプタマーである、二つまたはそれ以上の化合物を含む薬学的組成物。
【請求項59】
化合物の一つまたはそれ以上が、表Dの識別番号257、260〜262、および264〜268から選択されるオリゴリボヌクレオチドである、請求項57に記載の組成物。
【請求項60】
第一の化合物が、表Dの識別番号257、260〜262、および264〜268から選択されるオリゴリボヌクレオチドである、請求項58に記載の組成物。
【請求項61】
第二の化合物が、表Aの識別番号14、22、23、25、27、39、41、42、49、および50から選択されるオリゴリボヌクレオチドである、請求項58に記載の組成物。
【請求項62】
二つの化合物が、有益な活性を生じる量で物理的に混合される、請求項57〜61のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項63】
二つの化合物が、共有結合的にまたは非共有結合的に結合される、請求項57〜61のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項64】
二つの化合物が、2〜100、好ましくは2〜50、または2〜30ヌクレオチドの範囲の長さの核酸リンカーにより一緒に連結されている、請求項57〜61のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項65】
呼吸器疾患、眼疾患、微小血管障害、褥瘡、または脊髄損傷もしくは疾患の処置のための、請求項57〜64のいずれか一項に記載の組成物の使用。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4−1】
【図4−2】
【図4−3】
【図5−1】
【図5−2】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15−1】
【図15−2】
【図16】
【図17−1】
【図17−2】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図2】
【図3】
【図4−1】
【図4−2】
【図4−3】
【図5−1】
【図5−2】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15−1】
【図15−2】
【図16】
【図17−1】
【図17−2】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【公表番号】特表2009−523814(P2009−523814A)
【公表日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−551422(P2008−551422)
【出願日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際出願番号】PCT/US2007/001468
【国際公開番号】WO2007/084684
【国際公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【出願人】(508218660)クォーク・ファーマシューティカルズ・インク (3)
【出願人】(508219184)サイレンス・セラピューティックス・アーゲー (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際出願番号】PCT/US2007/001468
【国際公開番号】WO2007/084684
【国際公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【出願人】(508218660)クォーク・ファーマシューティカルズ・インク (3)
【出願人】(508219184)サイレンス・セラピューティックス・アーゲー (1)
【Fターム(参考)】
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