説明

SGLT2発現の調節

SGLT2の発現を調節するために、化合物、組成物および方法が提供される。該組成物は、SGLT2をコードする核酸に標的化されたオリゴヌクレオチドを含む。SGLT2発現の調節のため、ならびにSGLT2の発現に関連する疾患および状態の診断および治療のためにこれらの化合物を用いる方法が提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
SGLT2をコードする核酸分子を標的とする8〜80核酸塩基長のオリゴマー化合物であって、ここで該化合物が、SGLT2をコードする核酸分子に対して少なくとも70%相補的であり、かつここで該化合物がSGLT2 mRNAの発現を少なくとも10%阻害する、オリゴマー化合物。
【請求項2】
10〜50核酸塩基長を含む、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
13〜30核酸塩基長を含む、請求項2記載の化合物。
【請求項4】
15〜25核酸塩基長を含む、請求項3記載の化合物。
【請求項5】
18〜22核酸塩基長を含む、請求項4記載の化合物。
【請求項6】
オリゴヌクレオチドを含む、請求項1記載の化合物。
【請求項7】
DNAオリゴヌクレオチドを含む、請求項6記載の化合物。
【請求項8】
RNAオリゴヌクレオチドを含む、請求項6記載の化合物。
【請求項9】
キメラオリゴヌクレオチドを含む、請求項6記載の化合物。
【請求項10】
化合物の少なくとも一部がRNAとハイブリダイズしてオリゴヌクレオチド-RNA二本鎖を形成する、請求項6記載の化合物。
【請求項11】
SGLT2をコードする核酸分子と少なくとも80%の相補性を含む、請求項1記載の化合物。
【請求項12】
SGLT2をコードする核酸分子と少なくとも90%の相補性を含む、請求項1記載の化合物。
【請求項13】
SGLT2をコードする核酸分子と少なくとも95%の相補性を含む、請求項1記載の化合物。
【請求項14】
SGLT2をコードする核酸分子と少なくとも99%の相補性を含む、請求項1記載の化合物。
【請求項15】
少なくとも1つの修飾されたヌクレオシド間結合、糖部分または核酸塩基を含む、請求項1記載の化合物。
【請求項16】
少なくとも1つの2'-O-メトキシエチル糖部分を含む、請求項1記載の化合物。
【請求項17】
少なくとも1つのホスホロチオエートヌクレオシド間結合を含む、請求項1記載の化合物。
【請求項18】
少なくとも1つのシトシンが、5-メチルシトシンである、請求項1記載の化合物。
【請求項19】
SGLT2の発現が阻害されるように、細胞または組織を請求項1記載の化合物と接触させることを含む、細胞または組織においてSGLT2の発現を阻害する方法。
【請求項20】
SGLT2をコードする核酸分子の標的セグメントを、SGLT2の1つ以上の候補調節因子と接触させること、および
SGLT2の発現を調節するSGLT2発現の1つ以上の調節因子を同定すること
を含む、SGLT2の調節因子をスクリーニングする方法。
【請求項21】
SGLT2発現の調節因子が、オリゴヌクレオチド、アンチセンスオリゴヌクレオチド、DNAオリゴヌクレオチド、RNAオリゴヌクレオチド、RNAとハイブリダイズしてオリゴヌクレオチド−RNA二本鎖を形成することができる、前記RNAオリゴヌクレオチドの少なくとも一部を有するRNAオリゴヌクレオチド、またはキメラオリゴヌクレオチドを含む、請求項20記載の方法。
【請求項22】
配列番号:5もしくは配列番号:6を含むプライマーまたは配列番号:7を含むプローブの少なくとも1つを用いて、試料中の、SGLT2の存在を確認することを含む、罹患状態を確認する、方法。
【請求項23】
請求項1の化合物を含む、キットまたは分析装置。
【請求項24】
SGLT2に関連のある疾患または状態を有する動物を処置する方法であって、SGLT2の発現が阻害されるように、該動物に治療的または予防的有効量の請求項1の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項25】
疾患または状態が高増殖性または代謝性障害である、請求項24記載の方法。
【請求項26】
配列番号:19、20、21、22、23、26、27、28、29、32、33、34、35、37、38、39、40、41、43、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、61、62、63、64、66、67、68、69、70、73、74、77、79、80、82、85、88、90、91、92、93、94または95の少なくとも8核酸塩基部を含む、請求項1記載の化合物。
【請求項27】
化合物が、配列番号:19、20、21、22、23、26、27、28、29、32、33、34、35、37、38、39、40、41、43、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、61、62、63、64、66、67、68、69、70、73、74、77、79、80、82、85、88、90、91、92、93、94または95を含む、請求項26記載の化合物。
【請求項28】
化合物が、配列番号:99、105、107、109、110、117、121、124、125、126、130、131、132、136、138、139、142、147、148、150、153、155、162、173または175の少なくとも8核酸塩基部を含む、請求項1記載の化合物。
【請求項29】
化合物が、配列番号:99、105、107、109、110、117、121、124、125、126、130、131、132、136、138、139、142、147、148、150、153、155、162、173または175を含む、請求項28記載の化合物。
【請求項30】
化合物が、SGLT2をコードする核酸分子の5’-非翻訳領域と特異的にハイブリダイズできるアンチセンス核酸分子を含む、請求項1記載の化合物。
【請求項31】
化合物が、SGLT2をコードする核酸分子の開始領域と特異的にハイブリダイズできるアンチセンス核酸分子を含む、請求項1記載の化合物。
【請求項32】
化合物が、SGLT2をコードする核酸分子のコード領域と特異的にハイブリダイズできるアンチセンス核酸分子を含む、請求項1記載の化合物。
【請求項33】
アンチセンス化合物が、SGLT2をコードする核酸分子の終止領域と特異的にハイブリダイズできるアンチセンス核酸分子を含む、請求項1記載の化合物。
【請求項34】
アンチセンス化合物が、SGLT2をコードする核酸分子の3’-非翻訳領域と特異的にハイブリダイズできるアンチセンス核酸分子を含む、請求項1記載の化合物。
【請求項35】
第2および第3の領域が隣接する少なくとも5つの連続した2'デオキシヌクレオシドから成る第1の領域を含む、請求項1記載の化合物であって、ここで第2および第3の領域のそれぞれは、独立して、少なくとも1つの2'-O-メトキシエチルヌクレオシドを含み、ならびにここで第1の領域のヌクレオシド間結合がホスホロチオエート結合であり、第2および第3の領域のヌクレオシド間結合がホスホジエステル結合である化合物。
【請求項36】
腎臓細胞または腎臓組織を、請求項35記載の化合物と接触させることを含む、腎臓細胞または腎臓組織におけるSGLT2の発現を阻害する方法。
【請求項37】
SGLT2の発現が阻害されるように、腎臓細胞または腎臓組織を、請求項35記載の化合物と接触させることを含む、腎臓細胞または腎臓組織におけるSGLT2の発現の阻害を促進する方法。
【請求項38】
化合物が、配列番号:106、255または256を含む、請求項37記載の方法。
【請求項39】
動物における疾患または状態の開始を予防または遅延させる方法であって、SGLT2の発現を阻害するように、該動物に請求項35記載の化合物の有効量を投与することを含み、ここで、該疾患または状態が腎臓におけるSGLT2の発現と関連する、方法。
【請求項40】
化合物が、配列番号:106、255または256を含む、請求項39記載の方法。
【請求項41】
動物における2型糖尿病の開始を予防または遅延させる方法であって、SGLT2の発現を阻害するように、該動物に請求項35記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項42】
前記動物が、霊長類またはげっ歯類である、請求項41記載の方法。
【請求項43】
化合物が、配列番号:106、255または256を含む、請求項41記載の方法。
【請求項44】
動物における血液グルコースレベルの増加の開始を予防または遅延させる方法であって、SGLT2の発現を阻害するように、該動物に請求項35記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項45】
動物が、霊長類またはげっ歯類である、請求項44記載の方法。
【請求項46】
血液グルコースレベルが、血漿グルコースレベルまたは血清グルコースレベルである、請求項44記載の方法。
【請求項47】
動物が、糖尿病の動物である、請求項44記載の方法。
【請求項48】
動物が、正常の動物と比べて、インシュリン抵抗性である、請求項44記載の方法。
【請求項49】
化合物が、配列番号:106、255または256を含む、請求項44記載の方法。
【請求項50】
動物における血液グルコースレベルを低下させる方法であって、SGLT2の発現を阻害するように、該動物に請求項35記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項51】
該動物が、霊長類またはげっ歯類である、請求項50記載の方法。
【請求項52】
血液グルコースレベルが、血漿グルコースレベルまたは血清グルコースレベルである、請求項50記載の方法。
【請求項53】
動物が、糖尿病の動物である、請求項50記載の方法。
【請求項54】
動物が、正常の動物と比べてインシュリン抵抗性である、請求項50記載の方法。
【請求項55】
化合物が、配列番号:106、255、または256を含む、請求項50記載の方法。
【請求項56】
肝臓細胞または腎臓組織におけるSGLT2の発現の阻害を促進させる方法であって、RNA標的の発現が阻害されるように、第2の5’領域および第3の3’領域が隣接する少なくとも5つの連続した2'デオキシヌクレオシドを含む第1の中央の領域を含むアンチセンス化合物と、細胞または組織とを接触させることを含み、ここで第2および第3の領域のそれぞれは、独立して、少なくとも1つの2'-O-メトキシエチルヌクレオシドを含み、およびここで第1の領域のヌクレオシド間結合がホスホロチオエート結合であり、5’末端結合および3’末端結合の一方または両方がホスホロチオエート結合であることを除いて第2および第3の領域のヌクレオシド間結合がホスホジエステル結合である、方法。

【公表番号】特表2007−515948(P2007−515948A)
【公表日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−538457(P2006−538457)
【出願日】平成16年11月3日(2004.11.3)
【国際出願番号】PCT/US2004/036620
【国際公開番号】WO2005/042552
【国際公開日】平成17年5月12日(2005.5.12)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.UNIX
【出願人】(593073230)アイシス・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (8)
【氏名又は名称原語表記】Isis Pharmaceuticals, Inc.
【Fターム(参考)】