説明

TACI−免疫グロブリン融合タンパク質

【課題】トランスメンブラン活性化因子及びカルシウムモジュレーター及びシクロフィリンリガンド−相互作用体(TACI)−免疫グルブリン融合タンパク質の使用の提供。
【解決手段】腫瘍壊死因子受容体とそのリガンド、例えば可溶性受容体との結合を妨げる分子は、基本的研究においての及び治療剤としての有用性がわかっている。本発明は、改良された可溶性トランスメンブラン活性化因子及びカルシウムモジュレーター及びシクロフィリンリガンド−相互反応体(TACT)受容体を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
腫瘍細胞の増幅を阻害するための薬剤の製造のためへのトランスメンブラン活性化因子及びカルシウムモジュレーター及びシクロフィリンリガンド−相互作用体(TACI)−免疫グルブリン融合タンパク質の使用であって、ここで前記TACI−免疫グルブリン融合タンパク質は、
(a)配列番号2のアミノ酸残基30−154のアミノ酸配列を有するポリペプチドのフラグメントから成るTACI受容体成分、ここで前記TACI受容体成分は、(i)配列番号2のアミノ酸残基34−66、及び(ii)配列番号2のアミノ酸残基71−104の少なくとも1つを含んで成り、そして少なくとも1つのZTNF2又はZTNF4を結合し;及び
(b)免疫グロブリンの不変領域を含んで成る免疫グロブリン成分;
を含んで成ることを特徴とする使用。
【請求項2】
前記TACT受容体成分が、配列番号2のアミノ酸残基34−66、及び配列番号2のアミノ酸残基71−104を含んで成る請求項1記載の使用。
【請求項3】
前記TACI受容体成分が、配列番号2のアミノ酸残基34−104を含んで成る請求項1記載の使用。
【請求項4】
前記TACI受容体成分が、配列番号2のアミノ酸残基30−110のアミノ酸配列を有する請求項1記載の使用。
【請求項5】
前記免疫グロブリン成分が、H鎖不変領域を含んで成る請求項1記載の使用。
【請求項6】
前記免疫グロブリン成分が、ヒトH鎖不変領域を含んで成る請求項5記載の使用。
【請求項7】
前記H鎖不変領域が、IgG1 H鎖不変領域である請求項6記載の使用。
【請求項8】
前記免疫グロブリン成分が、CH2及びCH3ドメインを含んで成るIgG1 Fcフラグメントである請求項7記載の方法。
【請求項9】
前記免疫グロブリン成分が、配列番号33のアミノ酸配列を含んで成るIgG1 Fcフラグメントである請求項8記載の使用。
【請求項10】
前記TACI−免疫グロブリン融合タンパク質が、配列番号54のアミノ酸配列を含んで成るアミノ酸配列を有する請求項9記載の使用。
【請求項11】
前記TACI−免疫グロブリン融合タンパク質がダイマーである請求項1記載の使用。
【請求項12】
前記組成物が、インビトロで培養された細胞に投与される請求項1記載の使用。
【請求項13】
前記組成物が、TACI−免疫グロブリン融合タンパク質及び医薬的に許容できるキャリヤーを含んで成り、そして腫瘍を有する哺乳類対象に投与される医薬組成物である請求項1記載の使用。
【請求項14】
前記医薬組成物の投与が、哺乳類対象におけるBリンパ球の増殖を阻害する請求項13記載の使用。
【請求項15】
哺乳類対象における腫瘍細胞の増幅を阻害するための薬剤の製造のためへのトランスメンブラン活性化因子及びカルシウムモジュレーター及びシクロフィリンリガンド−相互作用体(TACI)−免疫グルブリン融合タンパク質の使用であって、前記TACI−免疫グロブリン融合タンパク質が配列番号54のアミノ酸配列を含んで成るアミノ酸配列を有することを特徴とする使用。
【請求項16】
前記TACI−免疫グロブリン融合タンパク質がダイマーである請求項15記載の使用。
【請求項17】
(a)トランスメンブラン活性化因子及びカルシウムモジュレーター及びシクロフィリンリガンド−相互作用体(TACI)受容体成分、ここで前記TACI受容体成分は配列番号2のアミノ酸残基30−154のアミノ酸配列を有するポリペプチドのフラグメントから成り、ここで前記TACI受容体成分は、(i)配列番号2のアミノ酸残基34−66、及び(ii)配列番号2のアミノ酸残基71−104の少なくとも1つを含んで成り、そして少なくとも1つのZTNF2又はZTNF4を結合し;及び
(b)免疫グロブリンの不変領域を含んで成る免疫グロブリン成分を含んで成る融合タンパク質。
【請求項18】
前記TACT受容体成分が、配列番号2のアミノ酸残基34−66、及び配列番号2のアミノ酸残基71−104を含んで成る請求項17記載の融合タンパク質。
【請求項19】
前記TACI受容体成分が、配列番号2のアミノ酸残基34−104を含んで成る請求項17記載の融合タンパク質。
【請求項20】
前記TACI受容体成分が、配列番号2のアミノ酸残基30−110のアミノ酸配列を有する請求項17記載の融合タンパク質。
【請求項21】
前記免疫グロブリン成分が、H鎖不変領域を含んで成る請求項17記載の融合タンパク質。
【請求項22】
前記免疫グロブリン成分が、ヒトH鎖不変領域を含んで成る請求項21記載の融合タンパク質。
【請求項23】
前記H鎖不変領域が、IgG1 H鎖不変領域である請求項22記載の融合タンパク質。
【請求項24】
前記免疫グロブリン成分が、CH2及びCH3ドメインを含んで成るIgG1 Fcフラグメントである請求項23記載の融合タンパク質。
【請求項25】
前記免疫グロブリン成分が、配列番号33のアミノ酸配列を含んで成るIgG1 Fcフラグメントである請求項24記載の融合タンパク質。
【請求項26】
前記TACI−免疫グロブリン融合タンパク質が、配列番号54のアミノ酸配列を含んで成るアミノ酸配列を有する請求項25記載の融合タンパク質。
【請求項27】
前記TACI−免疫グロブリン融合タンパク質がダイマーである請求項17記載の融合タンパク質。
【請求項28】
請求項17記載の融合タンパク質をコードする核酸分子。
【請求項29】
前記核酸分子が、配列番号53のヌクレオチド配列を含んで成るヌクレオチド配列を有する請求項28記載の核酸分子。
【請求項30】
医薬的に許容できるキャリヤー、及び配列番号54のアミノ酸配列を含んで成るアミノ酸配列を有する、トランスメンブラン活性化因子及びカルシウムモジュレーター及びシクロフィリンリガンド−相互作用体(TACI)−免疫グルブリン融合タンパク質を含んで成る医薬組成物。
【請求項31】
前記TACI−免疫グロブリン融合タンパク質がダイマーである請求項30記載の医薬組成物。
【請求項32】
哺乳類対象におけるZTNF4の循環血液レベルを減じるための薬剤の製造のためへのトランスメンブラン活性化因子及びカルシウムモジュレーター及びシクロフィリンリガンド−相互作用体(TACI)−免疫グルブリン融合タンパク質の使用であって、ここで前記TACI−免疫グルブリン融合タンパク質は、
(a)配列番号2のアミノ酸残基30−154のアミノ酸配列を有するポリペプチドのフラグメントから成るTACI受容体成分、ここで前記TACI受容体成分は、(i)配列番号2のアミノ酸残基34−66、及び(ii)配列番号2のアミノ酸残基71−104の少なくとも1つを含んで成り、そして少なくとも1つのZTNF2又はZTNF4を結合し;及び
(b)免疫グロブリンの不変領域を含んで成る免疫グロブリン成分を含んで成ることを特徴とする使用。
【請求項33】
前記TACT受容体成分が、配列番号2のアミノ酸残基34−66、及び配列番号2のアミノ酸残基71−104を含んで成る請求項32記載の使用。
【請求項34】
前記TACI受容体成分が、配列番号2のアミノ酸残基34−104を含んで成る請求項32記載の使用。
【請求項35】
前記TACI受容体成分が、配列番号2のアミノ酸残基30−110のアミノ酸配列を有する請求項32記載の使用。
【請求項36】
前記免疫グロブリン成分が、H鎖不変領域を含んで成る請求項32記載の使用。
【請求項37】
前記免疫グロブリン成分が、ヒトH鎖不変領域を含んで成る請求項36記載の使用。
【請求項38】
前記H鎖不変領域が、IgG1 H鎖不変領域である請求項37記載の使用。
【請求項39】
前記免疫グロブリン成分が、CH2及びCH3ドメインを含んで成るIgG1 Fcフラグメントである請求項38記載の方法。
【請求項40】
前記免疫グロブリン成分が、配列番号33のアミノ酸配列を含んで成るIgG1 Fcフラグメントである請求項39記載の使用。
【請求項41】
前記TACI−免疫グロブリン融合タンパク質が、配列番号54のアミノ酸配列を含んで成るアミノ酸配列を有する請求項40記載の使用。
【請求項42】
前記TACI−免疫グロブリン融合タンパク質がダイマーである請求項32記載の使用。
【請求項43】
薬剤の製造のためへのトランスメンブラン活性化因子及びカルシウムモジュレーター及びシクロフィリンリガンド−相互作用体(TACI)−免疫グルブリン融合タンパク質の使用であって、前記TACI−免疫グロブリン融合タンパク質が配列番号54のアミノ酸配列を含んで成るアミノ酸配列を有することを特徴とする使用。
【請求項44】
前記TACI−免疫グロブリン融合タンパク質がダイマーである請求項43記載の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−232856(P2009−232856A)
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−147774(P2009−147774)
【出願日】平成21年6月22日(2009.6.22)
【分割の表示】特願2002−592326(P2002−592326)の分割
【原出願日】平成14年5月20日(2002.5.20)
【出願人】(500049831)ザイモジェネティクス,インコーポレイティド (37)
【Fターム(参考)】