Wntシグナル伝達経路を阻害するモノクローナル抗体ならびにその製造方法およびその使用方法
LRP6に対するモノクローナル抗体であって、Wntシグナル伝達経路を阻害するモノクローナル抗体が開示される。その製造方法および使用方法もまた開示される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、
配列番号19のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域CDR3;
配列番号13のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域CDR3;を含有し、
当該抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号2のアミノ酸配列を有するLRP6 細胞外領域内で1つのエピトープに特異的に結合することを特徴とする、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項2】
請求項1に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、さらに、
配列番号15のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域CDR1;
配列番号17のアミノ酸配列を軽鎖可変領域CDR2;
配列番号9のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域CDR1;および
配列番号11のアミノ酸配列を重鎖可変領域CDR2;
を有することを特徴とする単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項3】
請求項1に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体または抗原結合フラグメントが、、
配列番号5と少なくとも90%の同一性を示すアミノ酸配列を有する重鎖可変領域;および
配列番号7と少なくとも90%の同一性を示すアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域:
を有することを特徴とする単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項4】
請求項1に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体または抗原結合フラグメントが、
全長免疫グロブリン分子、scFv、Fabフラグメント、Fab'フラグメント、F(ab')2フラグメント、Fv、ジスルフィド結合Fv、およびこれらの任意の組合わせ
から構成されることを特徴とする単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項5】
請求項1に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体または抗原結合フラグメントが、ヒト化されていることを特徴とする単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項6】
請求項1に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体または抗原結合フラグメントが、10-7M以下の解離定数をもって、LRP6 細胞外領域と結合することを特徴とする単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項7】
請求項1に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体または抗原結合フラグメントが、ATCC受託番号PTA-10663を有するハイブリドーマが産生する抗体と同じエピト−プに結合することを特徴とする単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項8】
請求項1に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体または抗原結合フラグメントが、LRP6に対するWnt1およびWnt3aの双方の結合を阻害するものであることを特徴とする単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項9】
請求項1に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント、および薬学的に許容される担体から構成されることを特徴とする薬学的組成物。
【請求項10】
請求項9に記載の薬学的組成物であって、前記抗体または抗原結合フラグメントと相乗効果を有している第2の薬剤をさらに含むことを特徴とする薬学的組成物。
【請求項11】
請求項10に記載の薬学的組成物であって、前記第2の薬剤が、抗-脈管形成剤であることを特徴とする薬学的組成物。
【請求項12】
請求項10に記載の薬学的組成物であって、前記第2の薬剤が、抗-VEGF試薬であることを特徴とする薬学的組成物。
【請求項13】
ATCC受託番号PTA-10663を有するハイブリドーマ。
【請求項14】
請求項13に記載のハイブリドーマによって産生される単離モノクローナル抗体。
【請求項15】
配列番号13のCDR3を有する重鎖可変領域をコード化する単離核酸分子。
【請求項16】
請求項15に記載の単離核酸分子であって、前記重鎖可変領域は、配列番号9のCDR1および配列番号11のCDR2を有していることを特徴とする単離核酸分子。
【請求項17】
配列番号19のCDR3を有する軽鎖可変領域をコード化する単離核酸分子。
【請求項18】
請求項17に記載の単離核酸分子であって、前記軽鎖可変領域は、配列番号15のCDR1および配列番号17のCDR2を有していることを特徴とする単離核酸分子。
【請求項19】
請求項15に記載の核酸で構成されることを特徴とするベクター。
【請求項20】
請求項15に記載の核酸分子で構成されることを特徴とする宿主細胞。
【請求項21】
請求項20に記載の宿主細胞であって、さらに配列番号19のCDR3を有する軽鎖可変領域をコード化する核酸分子を有することを特徴とする宿主細胞。
【請求項22】
請求項17に記載の核酸で構成されることを特徴とするベクター。
【請求項23】
単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、
配列番号9のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域CDR1;
配列番号11のアミノ酸配列を重鎖可変領域CDR2;
配列番号13のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域CDR3;
を含有し、
当該抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号2のアミノ酸配列を有するLRP6 細胞外領域内で1つのエピトープに特異的に結合することを特徴とする、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項24】
請求項23に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体またはその抗原結合フラグメントがNANOBODY(登録商標)であることを特徴とする単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項25】
単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、
配列番号15のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域CDR1;
配列番号17のアミノ酸配列を軽鎖可変領域CDR2;
配列番号19のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域CDR3;
を含有し、
当該抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号2のアミノ酸配列を有するLRP6 細胞外領域内で1つのエピトープに特異的に結合することを特徴とする、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項26】
抗体またはその抗原結合フラグメントの製造方法であって、
請求項1〜8、14、および23〜25のいずれかひとつに記載のモノクローナル抗体またはその抗体結合フラグメントを産生する細胞を与え、
当該モノクローナル抗体またはその抗体結合フラグメントの産生が許容される条件下で当該細胞を培養することを特徴とする抗体またはその抗原結合フラグメントの製造方法。
【請求項27】
請求項26に記載の抗体またはその抗原結合フラグメントの製造方法であって、前記細胞はさらにATCC受託番号PTA-10663を有するハイブリドーマとしてさらに定義されるものであることを特徴とする抗体またはその抗原結合フラグメントの製造方法。
【請求項28】
Wntシグナル伝達経路の活性化を阻害する方法であって、請求項1〜8、14、および23〜25のいずれかひとつに記載のモノクローナル抗体またはその抗体結合フラグメントを投与する工程を含むことを特徴とするWntシグナル伝達経路の活性化を阻害する方法。
【請求項29】
請求項28に記載の方法であって、前記抗体または抗原結合フラグメントと相乗効果を有している第2の薬剤を投与する工程をさらに含むことを特徴とするWntシグナル伝達経路の活性化を阻害する方法。
【請求項30】
請求項29に記載の方法であって、前記第2の薬剤が、抗-脈管形成剤であることを特徴とするWntシグナル伝達経路の活性化を阻害する方法。
【請求項31】
請求項29に記載の方法であって、前記第2の薬剤が、抗-VEGF試薬であることを特徴とするWntシグナル伝達経路の活性化を阻害する方法。
【請求項32】
糖尿病性網膜症(DR)の少なくとも1つの脈管形成性、炎症性および/または線維形成性の因子の酵素活性および/または酵素生産を阻害する方法であって、DRを病んでいるまたはこれにかかりやすい患者に対して、請求項1〜8、14、および23〜25のいずれかひとつに記載のモノクローナル抗体またはその抗体結合フラグメントおよび薬学的に許容される担体からなる薬学組成物を投与する工程をすることを特徴とする方法。
【請求項33】
請求項32に記載の方法であって、前記DRの因子がVEGF、ICAM-1、TNF-αおよびCTGFからなる群から選択されたものであることを特徴とする方法。
【請求項34】
請求項32に記載の方法であって、前記抗体または抗原結合フラグメントと相乗効果を有している第2の薬剤を投与する工程をさらに含むことを特徴とする方法。
【請求項35】
請求項34に記載の方法であって、前記第2の薬剤が、抗-脈管形成剤であることを特徴とする方法。
【請求項36】
請求項34に記載の方法であって、前記第2の薬剤が、抗-VEGF試薬であることを特徴とする方法。
【請求項37】
請求項32に記載の方法であって、前記投与する工程が、前記組成物を患者の目の硝子体内へ注射することでなることを特徴とする方法。
【請求項38】
網膜の白血球うっ滞、炎症、血管漏出、繊維症、異常な新生血管形成および、網膜における発癌からなる群から選択されてなる少なくとも1つの網膜の症状を仲裁する/やわらげる方法であって、少なくとも1つの網膜の症状を病んでいるまたはこれにかかりやすい患者に対して、請求項1〜8、14、および23〜25のいずれかひとつに記載のモノクローナル抗体またはその抗体結合フラグメントおよび薬学的に許容される担体を投与する工程をすることを特徴とする方法。
【請求項39】
請求項37に記載の方法であって、前記抗体または抗原結合フラグメントと相乗効果を有している第2の薬剤を投与する工程をさらに含むことを特徴とする方法。
【請求項40】
請求項39に記載の方法であって、前記第2の薬剤が、抗-脈管形成剤であることを特徴とする方法。
【請求項41】
請求項39に記載の方法であって、前記第2の薬剤が、抗-VEGF試薬であることを特徴とする方法。
【請求項42】
請求項38に記載の方法であって、前記投与する工程が、前記組成物を患者の目の硝子体内へ注射することでなることを特徴とする方法。
【請求項43】
請求項38に記載の方法であって、前記異常な新生血管形成が、網膜新生血管形成および慢性新生血管形成の少なくともいずれかであることを特徴とする方法。
【請求項44】
糖尿病性網膜症、糖尿病性黄斑浮腫、黄斑変性、癌、およびその他の目の炎症性および新生血管関連障害からなる群から選択されてなる少なくとも1つの症状の発症および/または重篤度を阻害および/または緩和する方法であって、少なくとも1つの上記症状を病んでいるまたはこれにかかりやすい患者に対して、Wntシグナル伝達経路の活性化を阻害し、当該症状/障害の発症および/または重篤度を阻害および/または緩和する薬学的組成物を投与することでなり、当該薬学的組成物は、請求項1〜8、14、および23〜25のいずれかひとつに記載のモノクローナル抗体またはその抗体結合フラグメントおよび薬学的に許容される担体からなるものであることを特徴とする方法。
【請求項45】
請求項44に記載の方法であって、前記抗体または抗原結合フラグメントと相乗効果を有している第2の薬剤を投与する工程をさらに含むことを特徴とする方法。
【請求項46】
請求項45に記載の方法であって、前記第2の薬剤が、抗-脈管形成剤であることを特徴とする方法。
【請求項47】
請求項45に記載の方法であって、前記第2の薬剤が、抗-VEGF試薬であることを特徴とする方法。
【請求項48】
請求項44に記載の方法であって、前記投与する工程が、前記組成物を患者の目の硝子体内へ注射することでなることを特徴とする方法。
【請求項1】
単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、
配列番号19のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域CDR3;
配列番号13のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域CDR3;を含有し、
当該抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号2のアミノ酸配列を有するLRP6 細胞外領域内で1つのエピトープに特異的に結合することを特徴とする、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項2】
請求項1に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、さらに、
配列番号15のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域CDR1;
配列番号17のアミノ酸配列を軽鎖可変領域CDR2;
配列番号9のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域CDR1;および
配列番号11のアミノ酸配列を重鎖可変領域CDR2;
を有することを特徴とする単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項3】
請求項1に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体または抗原結合フラグメントが、、
配列番号5と少なくとも90%の同一性を示すアミノ酸配列を有する重鎖可変領域;および
配列番号7と少なくとも90%の同一性を示すアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域:
を有することを特徴とする単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項4】
請求項1に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体または抗原結合フラグメントが、
全長免疫グロブリン分子、scFv、Fabフラグメント、Fab'フラグメント、F(ab')2フラグメント、Fv、ジスルフィド結合Fv、およびこれらの任意の組合わせ
から構成されることを特徴とする単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項5】
請求項1に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体または抗原結合フラグメントが、ヒト化されていることを特徴とする単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項6】
請求項1に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体または抗原結合フラグメントが、10-7M以下の解離定数をもって、LRP6 細胞外領域と結合することを特徴とする単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項7】
請求項1に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体または抗原結合フラグメントが、ATCC受託番号PTA-10663を有するハイブリドーマが産生する抗体と同じエピト−プに結合することを特徴とする単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項8】
請求項1に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体または抗原結合フラグメントが、LRP6に対するWnt1およびWnt3aの双方の結合を阻害するものであることを特徴とする単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項9】
請求項1に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント、および薬学的に許容される担体から構成されることを特徴とする薬学的組成物。
【請求項10】
請求項9に記載の薬学的組成物であって、前記抗体または抗原結合フラグメントと相乗効果を有している第2の薬剤をさらに含むことを特徴とする薬学的組成物。
【請求項11】
請求項10に記載の薬学的組成物であって、前記第2の薬剤が、抗-脈管形成剤であることを特徴とする薬学的組成物。
【請求項12】
請求項10に記載の薬学的組成物であって、前記第2の薬剤が、抗-VEGF試薬であることを特徴とする薬学的組成物。
【請求項13】
ATCC受託番号PTA-10663を有するハイブリドーマ。
【請求項14】
請求項13に記載のハイブリドーマによって産生される単離モノクローナル抗体。
【請求項15】
配列番号13のCDR3を有する重鎖可変領域をコード化する単離核酸分子。
【請求項16】
請求項15に記載の単離核酸分子であって、前記重鎖可変領域は、配列番号9のCDR1および配列番号11のCDR2を有していることを特徴とする単離核酸分子。
【請求項17】
配列番号19のCDR3を有する軽鎖可変領域をコード化する単離核酸分子。
【請求項18】
請求項17に記載の単離核酸分子であって、前記軽鎖可変領域は、配列番号15のCDR1および配列番号17のCDR2を有していることを特徴とする単離核酸分子。
【請求項19】
請求項15に記載の核酸で構成されることを特徴とするベクター。
【請求項20】
請求項15に記載の核酸分子で構成されることを特徴とする宿主細胞。
【請求項21】
請求項20に記載の宿主細胞であって、さらに配列番号19のCDR3を有する軽鎖可変領域をコード化する核酸分子を有することを特徴とする宿主細胞。
【請求項22】
請求項17に記載の核酸で構成されることを特徴とするベクター。
【請求項23】
単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、
配列番号9のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域CDR1;
配列番号11のアミノ酸配列を重鎖可変領域CDR2;
配列番号13のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域CDR3;
を含有し、
当該抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号2のアミノ酸配列を有するLRP6 細胞外領域内で1つのエピトープに特異的に結合することを特徴とする、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項24】
請求項23に記載の単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体またはその抗原結合フラグメントがNANOBODY(登録商標)であることを特徴とする単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項25】
単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントであって、
配列番号15のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域CDR1;
配列番号17のアミノ酸配列を軽鎖可変領域CDR2;
配列番号19のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域CDR3;
を含有し、
当該抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号2のアミノ酸配列を有するLRP6 細胞外領域内で1つのエピトープに特異的に結合することを特徴とする、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項26】
抗体またはその抗原結合フラグメントの製造方法であって、
請求項1〜8、14、および23〜25のいずれかひとつに記載のモノクローナル抗体またはその抗体結合フラグメントを産生する細胞を与え、
当該モノクローナル抗体またはその抗体結合フラグメントの産生が許容される条件下で当該細胞を培養することを特徴とする抗体またはその抗原結合フラグメントの製造方法。
【請求項27】
請求項26に記載の抗体またはその抗原結合フラグメントの製造方法であって、前記細胞はさらにATCC受託番号PTA-10663を有するハイブリドーマとしてさらに定義されるものであることを特徴とする抗体またはその抗原結合フラグメントの製造方法。
【請求項28】
Wntシグナル伝達経路の活性化を阻害する方法であって、請求項1〜8、14、および23〜25のいずれかひとつに記載のモノクローナル抗体またはその抗体結合フラグメントを投与する工程を含むことを特徴とするWntシグナル伝達経路の活性化を阻害する方法。
【請求項29】
請求項28に記載の方法であって、前記抗体または抗原結合フラグメントと相乗効果を有している第2の薬剤を投与する工程をさらに含むことを特徴とするWntシグナル伝達経路の活性化を阻害する方法。
【請求項30】
請求項29に記載の方法であって、前記第2の薬剤が、抗-脈管形成剤であることを特徴とするWntシグナル伝達経路の活性化を阻害する方法。
【請求項31】
請求項29に記載の方法であって、前記第2の薬剤が、抗-VEGF試薬であることを特徴とするWntシグナル伝達経路の活性化を阻害する方法。
【請求項32】
糖尿病性網膜症(DR)の少なくとも1つの脈管形成性、炎症性および/または線維形成性の因子の酵素活性および/または酵素生産を阻害する方法であって、DRを病んでいるまたはこれにかかりやすい患者に対して、請求項1〜8、14、および23〜25のいずれかひとつに記載のモノクローナル抗体またはその抗体結合フラグメントおよび薬学的に許容される担体からなる薬学組成物を投与する工程をすることを特徴とする方法。
【請求項33】
請求項32に記載の方法であって、前記DRの因子がVEGF、ICAM-1、TNF-αおよびCTGFからなる群から選択されたものであることを特徴とする方法。
【請求項34】
請求項32に記載の方法であって、前記抗体または抗原結合フラグメントと相乗効果を有している第2の薬剤を投与する工程をさらに含むことを特徴とする方法。
【請求項35】
請求項34に記載の方法であって、前記第2の薬剤が、抗-脈管形成剤であることを特徴とする方法。
【請求項36】
請求項34に記載の方法であって、前記第2の薬剤が、抗-VEGF試薬であることを特徴とする方法。
【請求項37】
請求項32に記載の方法であって、前記投与する工程が、前記組成物を患者の目の硝子体内へ注射することでなることを特徴とする方法。
【請求項38】
網膜の白血球うっ滞、炎症、血管漏出、繊維症、異常な新生血管形成および、網膜における発癌からなる群から選択されてなる少なくとも1つの網膜の症状を仲裁する/やわらげる方法であって、少なくとも1つの網膜の症状を病んでいるまたはこれにかかりやすい患者に対して、請求項1〜8、14、および23〜25のいずれかひとつに記載のモノクローナル抗体またはその抗体結合フラグメントおよび薬学的に許容される担体を投与する工程をすることを特徴とする方法。
【請求項39】
請求項37に記載の方法であって、前記抗体または抗原結合フラグメントと相乗効果を有している第2の薬剤を投与する工程をさらに含むことを特徴とする方法。
【請求項40】
請求項39に記載の方法であって、前記第2の薬剤が、抗-脈管形成剤であることを特徴とする方法。
【請求項41】
請求項39に記載の方法であって、前記第2の薬剤が、抗-VEGF試薬であることを特徴とする方法。
【請求項42】
請求項38に記載の方法であって、前記投与する工程が、前記組成物を患者の目の硝子体内へ注射することでなることを特徴とする方法。
【請求項43】
請求項38に記載の方法であって、前記異常な新生血管形成が、網膜新生血管形成および慢性新生血管形成の少なくともいずれかであることを特徴とする方法。
【請求項44】
糖尿病性網膜症、糖尿病性黄斑浮腫、黄斑変性、癌、およびその他の目の炎症性および新生血管関連障害からなる群から選択されてなる少なくとも1つの症状の発症および/または重篤度を阻害および/または緩和する方法であって、少なくとも1つの上記症状を病んでいるまたはこれにかかりやすい患者に対して、Wntシグナル伝達経路の活性化を阻害し、当該症状/障害の発症および/または重篤度を阻害および/または緩和する薬学的組成物を投与することでなり、当該薬学的組成物は、請求項1〜8、14、および23〜25のいずれかひとつに記載のモノクローナル抗体またはその抗体結合フラグメントおよび薬学的に許容される担体からなるものであることを特徴とする方法。
【請求項45】
請求項44に記載の方法であって、前記抗体または抗原結合フラグメントと相乗効果を有している第2の薬剤を投与する工程をさらに含むことを特徴とする方法。
【請求項46】
請求項45に記載の方法であって、前記第2の薬剤が、抗-脈管形成剤であることを特徴とする方法。
【請求項47】
請求項45に記載の方法であって、前記第2の薬剤が、抗-VEGF試薬であることを特徴とする方法。
【請求項48】
請求項44に記載の方法であって、前記投与する工程が、前記組成物を患者の目の硝子体内へ注射することでなることを特徴とする方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【公表番号】特表2013−520171(P2013−520171A)
【公表日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−554056(P2012−554056)
【出願日】平成23年2月18日(2011.2.18)
【国際出願番号】PCT/US2011/025436
【国際公開番号】WO2011/103426
【国際公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【出願人】(512213332)ザ ボード オブ リージェンツ オブ ザ ユニヴァーシティ オブ オクラホマ (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年2月18日(2011.2.18)
【国際出願番号】PCT/US2011/025436
【国際公開番号】WO2011/103426
【国際公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【出願人】(512213332)ザ ボード オブ リージェンツ オブ ザ ユニヴァーシティ オブ オクラホマ (1)
【Fターム(参考)】
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