説明

Xリンク式昇降機構

【課題】従来のXリンク式昇降機構では、昇降フレームを下降させた状態において昇降駆動用の要素が広い面積を占有してしまうため、他の機能の機構要素を配置することが困難である。また直動アクチュエータの引張方向の動作において昇降フレームを上昇させるようにした構成では、直動アクチュエータが破損すると昇降フレームが落下してしまうため危険である。
【解決手段】本発明では、基部フレーム1と昇降フレーム2間に、Xリンク機構を構成する第1リンク3と第2リンク4を有する昇降機構において、第2リンクの他端側に回動可能に設けた駆動部材11に押上腕12と駆動腕13を設け、押上腕の端部に設けた移動部材14を案内する案内部材15を第1リンクの他端側に長さ方向に設け、第1リンクの他端側と駆動腕間に直動アクチュエータ16を設けたXリンク式昇降機構を構成することにより、上記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、病院用、在宅介護用、施設用、一般用等のベッドや診察台、あるいはテーブルリフト等に用いるXリンク式昇降機構に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えばベッドやテーブルリフトにおいて、昇降フレームを基部フレームに対して昇降させるための機構としては、平行リンク機構を用いた平行リンク式昇降機構やXリンク機構を用いたXリンク式昇降機構が多く用いられており、本発明は、後者の昇降機構に関するものである。
【0003】
Xリンク式昇降機構の従来例として、例えば特許文献1や特許文献2では、Xリンク機構を構成する第1リンクと第2リンクの一端を夫々基部フレームと昇降フレームに回動可能に固定すると共に、他端に設けた移動部材を夫々昇降フレームと基部フレームに設けた案内部材に係合させた構成において、第2リンクの他端側に連結した作動リンクの先端に設けた移動部材を、第1リンクの他端側に設けた案内部材に係合し、第1リンクの一端側と移動部材間に直動アクチュエータを設けている。このためこの昇降機構において、昇降フレームは直動アクチュエータの短縮方向、即ち、引張方向の動作において上昇する。
【0004】
また、他の従来例として特許文献3では、特許文献1、2と同様な構成において、第2リンクの他端側に駆動軸を設け、駆動軸に設けた押上腕の先端の移動部材を第1リンクの他端側に設けた案内部材に係合すると共に、上記駆動軸に設けた駆動腕と第2リンクの一端側との間に直動アクチュエータを設けている。このためこの昇降機構において、昇降フレームは直動アクチュエータの伸長方向の動作において上昇する。
【0005】
このように従来のXリンク式昇降機構では、直動アクチュエータは、第1リンクと第2リンクの連結部を越えて、リンクの一端側と他端側間に設けられている。
【特許文献1】特開平8−217392号公報
【特許文献2】特開2002−320651号公報
【特許文献3】特開2005−348983号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上のような従来のXリンク式昇降機構では以下に示すような課題がある。
1.直動アクチュエータは、第1リンクと第2リンクの連結部を越えて、リンクの一端側と他端側間に設けられているので、昇降フレームを下降させた状態において、直動アクチュエータや押上腕等の昇降駆動用の要素が、フレーム内の広い面積を占有してしまうため、他の機能の機構要素を配置することが困難である。特に、最も下降させた状態での昇降フレームをできるだけ低位置にすることと、長ストローク化、即ち、最も上昇させた状態での昇降フレームをできるだけ高位置にすることの両立を図って、昇降駆動用の要素を大型化した場合には、困難性がより顕著となる。
2.直動アクチュエータの引張方向の動作において昇降フレームを上昇させるようにした構成では、仮に直動アクチュエータが破損した場合には、昇降フレームが落下してしまうため危険である。
本発明は、このような課題を解決することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明では、基部フレームと昇降フレーム間に、第1リンクと第2リンクを連結して、その連結部において回動可能に構成し、第1リンクと第2リンクの一端を、夫々前記基部フレームと前記昇降フレームに回動可能に固定すると共に、前記第1リンクと第2リンクの他端に設けた移動部材を案内する案内部材を前記昇降フレームと前記基部フレームの夫々に設け、前記第2リンクの他端側に駆動部材を回動可能に設けて、それに押上腕と駆動腕を設けると共に、前記押上腕の端部に設けた移動部材を案内する案内部材を前記第1リンクの他端側に長さ方向に設け、前記第1リンクの他端側と前記駆動腕間に直動アクチュエータを設けたXリンク式昇降機構を提案する。
【0008】
また本発明では、基部フレームと昇降フレーム間に、第1リンクと第2リンクを連結して、その連結部において回動可能に構成し、第1リンクと第2リンクの一端を、夫々前記基部フレームと前記昇降フレームに回動可能に固定すると共に、前記第1リンクと第2リンクの他端に設けた移動部材を案内する案内部材を前記昇降フレームと前記基部フレームの夫々に設け、前記第2リンクの他端側に駆動部材を回動可能に設けて、それに押上腕と駆動腕と連動腕を設けると共に、前記押上腕の端部に設けた移動部材を案内する案内部材を前記第1リンクの他端側に長さ方向に設け、前記第1リンクの他端側と前記駆動腕間に直動アクチュエータを設けると共に、前記第1リンクの一端側に連動部材を回動可能に設けて、それに押上腕と連動腕を設け、この押上腕の先端に設けた移動部材を案内する案内部材を前記第2リンクの一端側に設けると共に、前記連動部材に設けた前記連動腕と前記駆動部材に設けた前記連動腕間に連動リンクを設けたXリンク式昇降機構を提案する。
【0009】
また本発明では、以上の構成において、第1リンクの他端側に設けた案内部材は、案内経路を、上側に凸形状の構成としたXリンク式昇降機構を提案する。
【0010】
更に本発明では、以上の構成において、駆動部材に設けた押上腕と駆動腕はベルクランク状の配置としたXリンク式昇降機構を提案する。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の発明においては、押上腕と駆動腕を設けた駆動部材と直動アクチュエータから成る昇降駆動用の要素を、いずれも第1リンクと第2リンクの他端側に構成しているので、昇降フレームは片持ちばり的な支持形態で支持され、第1リンクと第2リンクの一端側に昇降駆動用の要素が占有しないスペースを構成することができる。従って、このスペースに他の機能の機構要素を配置する等、レイアウトの自由度が高い。
【0012】
請求項2の発明においては、昇降フレームが低位置にある場合において、連動部材に突設された押上腕により第2リンクの一端側を支持されるので、昇降フレームは単純支持ばり的な支持形態で支持され、昇降フレーム上の荷重が大きい場合にも撓みを防ぐことができる。
【0013】
また請求項1及び請求項2の発明共に、昇降フレームは直動アクチュエータの伸長方向の動作において上昇する構成であるので、直動アクチュエータの破損の形態は座屈変形であり、破損において昇降フレームが落下するのを防止することができる。
【0014】
請求項3の発明では、昇降フレームが低位置にある場合、駆動部材に設けた押上腕の移動部材による力の方向と、それが当接する案内部材の壁面の接線方向との成す角度を大きくすることができ、直動アクチュエータに過大な荷重が加わるのを防ぐことができる。特に、案内経路を上側に凸形状の適切な構成とすることにより、直動アクチュエータに加わる荷重の平均化を図ることができる。
【0015】
請求項4の発明では、駆動部材に設けた押上腕の端部と駆動腕の端部及び駆動部材の回動軸とが成す領域内に直動アクチュエータを位置させることができるので、昇降フレームを、より低位置に位置させることができ、最も下降させた状態での昇降フレームをできるだけ低位置にすることと、長ストローク化、即ち、最も上昇させた状態での昇降フレームをできるだけ高位置にすることの両立を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
次に本発明に係るXリンク式昇降機構の実施の形態を図1〜図11を参照して説明する。
まず図1〜図5は第1の実施の形態を示すもので、符号1は基部フレーム、2は昇降フレームである。この昇降フレーム2は、本発明の昇降機構を構成する物品がベッドにおいては、ボトムを支持する床支持フレーム等、また物品がテーブルリフトではテーブル等である。
基部フレーム1と昇降フレーム2間に、第1リンク3と第2リンク4を連結して、その連結部5において回動可能に構成している。第1リンク3と第2リンク4は幅方向に一対構成して、連結棒体6により一体に結合している。
【0017】
また第1リンク3と第2リンク4の一端は、夫々基部フレーム1と昇降フレーム2に回動可能に固定すると共に、前記第1リンク3と第2リンク4の夫々の他端に設けた移動部材、この場合、ローラー7、8を案内する案内部材9、10を昇降フレーム2と基部フレーム1の夫々に設けている。この実施の形態において、案内部材9、10は、溝形部材を横方向に向けた構成としている。
【0018】
また、第2リンク4の他端側に駆動部材11を回動可能に設けて、それに押上腕12と駆動腕13を設けると共に、押上腕12の端部に設けた移動部材、この場合、ローラー14を案内する案内部材15を前記第1リンク3の他端側に長さ方向に設け、更に第1リンク3の他端側と駆動腕13間に直動アクチュエータ16を設けた構成としている。符号17は直動アクチュエータ16の基部側を回動可能に支持するために第1リンク3の他端側の連結棒体6に設けた支持腕を示すものである。
【0019】
尚、図1に示す駆動部材11は、第2リンク4の他端側に設けた支持腕18に回動可能に固定した棒体であるが、この駆動部材11としては図11に示すようにフレーム状の構成とすることもできる。即ち、この実施の形態では、駆動部材は、三角形状のフレーム19を並置すると共に、それらを連結棒体20で連結し、一方側の連結棒体20の延長部分21を上記支持腕18に回動可能に固定した構成であり、このような構成においては、耐荷重性の高い強固な駆動部材11を構成することができる。
【0020】
次に上述したように第1リンク3の他端側に設け、押上腕12の端部のローラー14を案内する案内部材15は、その案内経路を上側に凸形状の構成としており、この構成により、後述するように、昇降フレーム2の低位置における荷重性能を向上することができる。
【0021】
尚、以上の図に対応する説明から分かるように、本発明において、一端側又は他端側とは、第1リンク3、第2リンク4の一端又は他端から連結部5までの適所を称するものである。
【0022】
以上の構成において、図2に示すように昇降フレーム2が高い位置にある状態において直動アクチュエータ16を短縮させていくと、押上腕12は、移動部材14が第1リンク3の案内部材15を次第に他端側方向に移動しながら、第2リンク4に対して第1リンク3からの荷重を支持し、こうしてXリンク機構を構成する第1リンク3と第2リンク4は、図4に示すように昇降フレーム2を下降させ、図5に示すように昇降フレーム2を最下降位置にもたらす。
【0023】
一方、図5に示す昇降フレーム2の最下降位置から直動アクチュエータ16を伸長させて行くと、上述した動作の逆の動作により昇降フレーム2を上昇させて図2に示す位置にもたらすことができる。
【0024】
このように本発明では、昇降フレーム2は直動アクチュエータ16の伸長方向の動作において上昇する構成であるので、直動アクチュエータ16の破損の形態は座屈変形であり、破損において昇降フレーム2が落下するのを防止することができる。
【0025】
また、本発明では、図に示すように押上腕12と駆動腕13を設けた駆動部材11と直動アクチュエータ16から成る昇降駆動用の要素を、いずれも第1リンク3と第2リンク4の他端側に構成しているので、昇降フレーム2は片持ちばり的な支持形態で支持され、従って図3に示すように第1リンク3と第2リンク4の一端側に昇降駆動用の要素が占有しないスペースSを構成することができる。従って、このスペースSに他の機能の機構要素を配置する等、レイアウトの自由度が高い。
【0026】
一方、この実施の形態では、第1リンク3の他端側に設けた案内部材15は、案内経路を上側に凸形状の構成としているので、昇降フレーム2が低位置にある場合、昇降フレーム2から第1リンク3、案内部材15を経て移動部材14を介して押上腕12に加わる力の方向と、それが当接する案内部材15の壁面の接線方向との成す角度を、凸形状としないで直線状とした場合と比較して大きくすることができるので、押上腕12、そして直動アクチュエータ16に加わる荷重を平均化して過大な荷重が加わるのを防ぐことができる。
【0027】
更に本発明では、駆動部材11に設けた押上腕12と駆動腕13はベルクランク状の配置としているので、図5に示すように駆動部材11に設けた押上腕12の端部と駆動腕13の端部及び駆動部材11の回動軸とが成す領域内に直動アクチュエータ16を位置させることができるので、昇降フレーム2を、より低位置に位置させることができる。従って、最も下降させた状態での昇降フレーム2をできるだけ低位置にすることと、長ストローク化、即ち、最も上昇させた状態での昇降フレーム2をできるだけ高位置にすることの両立を図ることができる。
【0028】
次に図6〜図10は第2の実施の形態を示すもので、基部フレーム1と昇降フレーム2の長手方向の両端側を切り欠いて要部を拡大して示す模式的要部側面図である。この第2の実施の形態では、第1の実施の形態の構成要素に加え、前記駆動部材11には、押上腕12と駆動腕13に加えて連動腕22を設けると共に、第1リンク3の一端側に連動部材23を回動可能に設けて、それに押上腕24と連動腕25を設け、この押上腕24の先端に設けた移動部材(ローラー)26を案内する案内部材27を第2リンク4の一端側に設けると共に、連動部材23に設けた連動腕25と駆動部材11に設けた連動腕22間に連動リンク28を設けたことを特徴とするものである。この実施の形態において、案内部材27は、図に示すように第2リンク4の上縁から横方向に突設した帯板状部材として構成している。その他の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、図において対応する構成要素に第1の実施の形態と同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0029】
以上の構成において、図7に示すように昇降フレーム2が高い位置にある状態においては、連動部材23に突設した押上腕24の端部のローラー26は案内部材27の下面から離れていて当接していない。従ってこの状態においては、昇降フレーム2は上述と同様に片持ちばり的に支持されるが、Xリンク機構を構成する第1リンク3及び第2リンク4と基部フレーム1、昇降フレーム2と成す角度が大きいため、片持ちばり的な支持ではあっても昇降フレーム2が撓んでしまうということはない。
【0030】
図7の状態から直動アクチュエータ16を短縮させていくと、上述と同様に押上腕12は、移動部材14が第1リンク3の案内部材15を次第に他端側方向に移動しながら、第2リンク4に対して第1リンク3からの荷重を支持し、こうしてXリンク機構を構成する第1リンク3と第2リンク4は、図8に示すように昇降フレーム2を下降させて行く。こうして昇降フレーム2がある高さまで下降すると、図9に示すように連動部材23に突設した押上腕24の端部のローラー26が案内部材27の下面に当接して、図10の最下降位置に至るまで押上腕24により案内部材27からの荷重を支持することができる。
【0031】
このようにこの実施の形態では、昇降フレーム2が低位置にある場合において、連動部材23に突設された押上腕24により移動部材26と案内部材27を介して第2リンク4の一端側を支持されるので、昇降フレーム2は単純支持ばり的な支持形態で支持され、昇降フレーム2上の荷重が大きい場合にも撓みを防ぐことができる。
【0032】
この場合、第1リンク3と第2リンク4の一端側には連動部材23と押上腕24と連動腕25と連動リンク26が配置されているが、直動アクチュエータ16は位置していないので、その分、スペースを構成することができ、このスペースに他の機能の機構要素を配置する等、レイアウトの自由度が高い。
【産業上の利用可能性】
【0033】
以上のとおり、本発明のXリンク式昇降機構では、上述したような数々の利点があり、医療用や家庭用のベッドに利用する他、テーブルリフトに利用する等、産業上の利用可能性が大である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、全体構成を示す拡散図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、模式的側面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、模式的平面図である。
【図4】図2とは異なった局面において示す模式的側面図である。
【図5】以上の図とは異なった局面において示す模式的側面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示すもので、全体構成を示す拡散図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を示すもので、模式的要部側面図である。
【図8】図7とは異なった局面において示す模式的要部側面図である。
【図9】以上の図とは異なった局面において示す模式的要部側面図である。
【図10】以上の図とは異なった局面において示す模式的要部側面図である。
【図11】本発明の駆動機構部分の他の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0035】
1 基部フレーム
2 昇降フレーム
3 第1リンク
4 第2リンク
5 連結部
6 連結棒体
7、8、14 ローラー(移動部材)
9、10、15 案内部材
11 駆動部材
12 押上腕
13 駆動腕
16 直動アクチュエータ
17、18 支持腕
19 フレーム
20 連結棒体
21 延長部分
22 連動腕
23 連動部材
24 押上腕
25 連動腕
26 ローラー(移動部材)
27 案内部材(帯板状部材)
28 連動リンク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基部フレームと昇降フレーム間に、第1リンクと第2リンクを連結して、その連結部において回動可能に構成し、第1リンクと第2リンクの一端を、夫々前記基部フレームと前記昇降フレームに回動可能に固定すると共に、前記第1リンクと第2リンクの他端に設けた移動部材を案内する案内部材を前記昇降フレームと前記基部フレームの夫々に設け、前記第2リンクの他端側に駆動部材を回動可能に設けて、それに押上腕と駆動腕を設けると共に、前記押上腕の端部に設けた移動部材を案内する案内部材を前記第1リンクの他端側に長さ方向に設け、前記第1リンクの他端側と前記駆動腕間に直動アクチュエータを設けたことを特徴とするXリンク式昇降機構。
【請求項2】
基部フレームと昇降フレーム間に、第1リンクと第2リンクを連結して、その連結部において回動可能に構成し、第1リンクと第2リンクの一端を、夫々前記基部フレームと前記昇降フレームに回動可能に固定すると共に、前記第1リンクと第2リンクの他端に設けた移動部材を案内する案内部材を前記昇降フレームと前記基部フレームの夫々に設け、前記第2リンクの他端側に駆動部材を回動可能に設けて、それに押上腕と駆動腕と連動腕を設けると共に、前記押上腕の端部に設けた移動部材を案内する案内部材を前記第1リンクの他端側に長さ方向に設け、前記第1リンクの他端側と前記駆動腕間に直動アクチュエータを設けると共に、前記第1リンクの一端側に連動部材を回動可能に設けて、それに押上腕と連動腕を設け、この押上腕の先端に設けた移動部材を案内する案内部材を前記第2リンクの一端側に設けると共に、前記連動部材に設けた前記連動腕と前記駆動部材に設けた前記連動腕間に連動リンクを設けたことを特徴とするXリンク式昇降機構。
【請求項3】
第1リンクの他端側に設けた案内部材は、案内経路を、上側に凸形状の構成としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のXリンク式昇降機構。
【請求項4】
駆動部材に設けた押上腕と駆動腕はベルクランク状の配置としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のXリンク式昇降機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−207642(P2009−207642A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−52828(P2008−52828)
【出願日】平成20年3月4日(2008.3.4)
【出願人】(390039985)パラマウントベッド株式会社 (165)
【Fターム(参考)】