説明

ハリマ化成グループ株式会社により出願された特許

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【課題】 内添サイズ剤を含まない紙に対してもサイズ効果を高め、少量の有機溶剤中での溶液重合を可能にして生産性を高める。
【解決手段】 (a)3級アミノ基含有モノマーと、(b)(メタ)アクリル酸のC6〜C18エステルと、(c)スチレン類とを重合した共重合体を4級化し又は4級化しない表面サイズ剤において、成分(a)が15〜35重量%、成分(b)が5〜85重量%、成分(c)が0〜70重量%であって、成分(a)〜(c)を連鎖移動剤の存在下に有機溶剤中で溶液重合したカチオン性表面サイズ剤である。疎水性モノマーをスチレン類主体から成分(b)との併用に変え、特定種のモノマーを特定比率で溶液重合するため、共重合性が良くなって共重合成分の溶解性が促進され、サイズ剤無内添紙にも通常量の塗工で高いサイズ性を示す。少量の溶剤中でも反応性が良くなり、溶剤の留去を省略化又は簡略化できる。 (もっと読む)


【課題】 ビニル変性エポキシエステル樹脂の水分散体において、塗膜の密着性と、防食性や耐水性等とを良好にバランスさせる。
【解決手段】 脂肪酸と二塩基酸をエポキシ樹脂に付加・縮合する工程で、二塩基酸としてダイマー酸をエポキシ樹脂に対して10重量%以上の割合で含有して、ダイマー酸変性エポキシエステル樹脂を得るとともに、分散工程で、撹拌した水にグラフト樹脂の中和物を滴下するビニル変性エポキシエステル樹脂の水分散体の製造方法である。ダイマー酸を特定重量比率で含む二塩基酸をエポキシ樹脂に付加・縮合させるため、樹脂の密着性を確保しながら樹脂を高分子量化でき、また、付加する脂肪酸量を従来より低減して防食性等を良好に確保できる。さらに、撹拌状態の多めの水に樹脂中和物を加えるため、保存安定性の良い水分散体が得られる。 (もっと読む)


【課題】 高填料内添紙において、紙力増強剤などの薬品をより少量で効率良く添加して、紙力増強する。
【解決手段】 (A)アニオン性多糖類と、(B)カチオン性及び/又は両性アクリルアミド系共重合体とからなる複合化アクリルアミド系共重合体(複合化PAM)で填料を被覆処理し、当該被覆化填料をパルプスラリーに添加する填料内添紙である。複合化PAMは、成分(A)と成分(B)を混合するなどして調製される。電荷特性と構造の異なる成分(A)と(B)を組み合わせて填料を処理するため、適度の凝集効果があって、パルプスラリーとの親和性に優れるため、高填料内添紙においても、少ない薬品量で大きな紙力増強効果を発揮することができる。 (もっと読む)


【課題】 導電性フィラーの主要部分として、銅粒子を利用した上で、優れた導電性を示す導電性接着層の作製が可能で、形成される導電性接着層は、優れた導電性を長期間にわたり維持することも可能な導電性銅ペーストの提供。
【解決手段】 銅粒子に対して、低融点合金粒子を少量併用し、バインダー樹脂の熱硬化可能なフェノール樹脂に、フラックス剤、微量のフラックス活性抑制剤、キレート剤を添加し、導電性銅ペーストを構成することで、バインダー樹脂の硬化前に、低い融点を有する低融点合金が熔融し、銅粒子相互の隙間を満たすことで金属結合が形成され、その後、温度を上昇し、樹脂の熱硬化を行う際、フラックス活性抑制剤とフラックス活性成分が反応してフラックスの活性が失われ、高い導電性と、耐酸化性に優れた導電性接着層作製用導電性銅ペーストが得られる。 (もっと読む)


【課題】 酸化銀を原料とし、液相中における還元反応によって、ナノサイズの粒子径を有する金属銀微粒子を調製する方法の提供。
【解決手段】 粉末状の酸化銀(I)に含まれる銀原子1モル量あたり、脂肪酸一種以上を、そのカルボキシ基の総和が0.05〜1.0モル量となる量と、液状のアミン化合物を、アミノ窒素原子の総和が0.8〜3.0モル量となる量とを添加し、酸化銀分散混合物とした上で、撹拌、加熱することにより、脂肪酸とアミン化合物を含む液相中において、還元により生成する銀原子からなる、平均粒子径3〜20nmの金属銀微粒子を形成させる。該金属銀微粒子の表面は、前記アミン化合物がそのアミノ窒素原子上に存在する孤立電子対を利用して、配位的な結合を介して被覆してなる形態を有する。 (もっと読む)


本発明は、表面酸化膜層を有する銅微粒子の分散液を利用して、微細なパターン描画後、比較的に低い温度下において、パターン中の表面酸化膜層を有する銅微粒子または酸化銅微粒子に還元処理を施し、生成する銅微粒子を焼成して、優れた導電性を示す銅微粒子焼結体型の微細形状導電体を形成する方法を提供しており、平均粒子径10μm以下の表面酸化膜層を有する銅微粒子または酸化銅微粒子を含む分散液を基板上に塗布した後、該塗布層中の微粒子を、還元能を有する化合物の蒸気、気体を含む雰囲気下、350℃以下の温度に加熱し、該還元能を有する化合物を還元剤として利用する還元反応により、酸化被膜の還元を施し、次いで、短時間の酸化処理と再還元処理を組み合わせた加熱処理を繰り返し、得られる銅微粒子相互の焼結体層を形成する工程を、一連の加熱処理工程で実施する。 (もっと読む)


【課題】 ホルムアルデヒドフリーであり、高軟化点、高分子量の印刷インキ用樹脂、並びに当該樹脂を用いた印刷特性に優れた印刷用インキを提供する。
【解決手段】 重合ロジン、α,β−不飽和カルボン酸類、脂肪族モノカルボン酸及び多価アルコールを加熱反応させて得られる印刷インキ用樹脂であって、重合ロジンの軟化点が150℃以上であり、当該重合ロジン中の二量化ロジンの含有量が80重量%を越える印刷インキ用樹脂である。軟化点が150℃以上の重合ロジンを用いることで、従来の重合ロジンに比して出発原料の分子量を増大でき、その分だけα,β−不飽和カルボン酸類の添加量を大幅に削減しても、適正な高分子量、高軟化点のインキ用樹脂を調製できる。また、当該インキ用樹脂を用いることで印刷適性に優れた印刷インキを調製できる。 (もっと読む)


【課題】 内添サイズ剤を含まない紙に対してもサイズ効果を高め、少量の有機溶剤中での溶液重合を可能にして生産性を高める。
【解決手段】 (a)3級アミノ基含有モノマーと、(b)C1〜C4アルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートと、(c)スチレン類とを重合して得られる共重合体を4級化剤によりカチオン処理し、或は4級化しないカチオン性表面サイズ剤において、成分(a)が15〜35重量%、成分(b)が30〜85重量%、成分(c)が50重量%以下であって、成分(a)〜(c)を連鎖移動剤の存在下に有機溶剤中で溶液重合したカチオン性表面サイズ剤である。スチレン類を少なくして、特定種のモノマーを特定の比率で溶液重合するため、共重合性が良くなって共重合成分の溶解性が促進されるため、サイズ剤無内添紙にも通常量の塗工で高いサイズ効果が得られる。また、共重合体は少量の溶剤にも良好に溶解するため、溶剤の留去を省略し、或は蒸留工程を簡略化(即ち、短縮化)できる。 (もっと読む)


【課題】 フラックス組成物スプレー塗布工程後の加熱乾燥工程を廃止することが可能なアルミニウム製板部材へのフラックス層形成方法を提供すること。
【解決手段】 プレス加工され加熱脱脂炉10で加熱脱脂された板厚0.2〜1.6mmのアルミニウム製の板部材1に、加熱脱脂工程終了後の余熱により板部材1の温度が120〜180℃であるときに、ノズル20からフラックス組成物のスプレー塗布を行ない、余熱を利用してフラックス組成物の揮発分を揮発させて自然乾燥させ、板部材1の表面に5〜25g/mの固形分からなるフラックス層2を形成する。 (もっと読む)


【課題】 アクリルアミド系の両性とアニオン性共重合体を組み合わせて、高い紙力及び濾水効果を発揮させる。
【解決手段】 水溶性アクリルアミド系共重合体をパルプスラリーに添加して湿式抄紙する方法において、両性共重合体(A)とアニオン性共重合体(B)の重量平均分子量が共に30万〜1000万であり、且つ、共重合体(A)及び(B)の各希釈液を予め混合してからパルプスラリーに添加する湿式抄紙方法である。特定以上に高分子量化した両性とアニオン性の各共重合体を予め混合した後に添加するため、高い紙力と濾水効果が得られる。また、混合に際してアニオン性共重合体をpH6以上に調整すると、この紙力増強効果などがさらに向上する。 (もっと読む)


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