説明

独立行政法人酒類総合研究所により出願された特許

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【課題】 酵母サッカロマイセス・セレビジエのゲノムDNA中に存在するマイクロサテライト多型を特定してゲノムワイドなDNAマーカーを提供する。また、このDNAマーカーを検出するためのPCRプライマーセットを提供する。
【解決手段】 本発明者らは、清酒酵母協会7号ゲノムのショットガンシーケンスを実施し、インターネットで公開されている実験室酵母S288Cのゲノム配列と比較することにより、繰り返し数が異なるマイクロサテライト多型が存在する場所をゲノムワイドに特定するに至った。さらに、これらの多型を示す遺伝子座を特異的に検出できるプライマーオリゴヌクレオチドを設計し、PCR増幅産物のフラグメント長の違いにより識別可能なゲノムワイドなDNAマーカーを開発した。 (もっと読む)


【課題】 カプロン酸生産量が向上した酵母変異株、このような変異株の製造方法、及び酵母のカプロン酸生産量の調節方法を提供する。
【解決手段】 特定の配列からなるアミノ酸配列のアミノ酸番号7のアミノ酸がグルタミン酸である部分アミノ酸配列を有するFAS1を備える脂肪酸合成酵素を生産する酵母を変異処理し、変異処理酵母の中からセルレニン耐性を獲得した菌株を選択することにより酵母カプロン酸高生産株が得られる。上記アミノ酸をアスパラギン酸とグルタミン酸との間で変換することにより、カプロン酸生産量を調節することができる。 (もっと読む)


【課題】 内容物保護性能は従来のアンバーガラスとほぼ同等であり、しかも、内容物の残量を確認しやすいアンバーガラス及びアンバーガラスを用いたガラス容器を開発する。
【解決手段】 紫外線吸収成分を含み、4mm換算のCIE表示で明度(Y)が30〜80%であることを特徴とするアンバーガラスとする。アンバー色が従来の色よりも淡色となるが、紫外線吸収成分を配合することで、内容物保護性能を従来のアンバー色とほぼ同等にすることができる。紫外線吸収成分としては、酸化バナジウムを0.01〜10.00mass%添加することができる。 (もっと読む)


【課題】新規β-1,6-グルカナーゼ及びレクチンをコードする遺伝子、及び、該遺伝子の発現を増強した微生物、さらには、該蛋白質を用いて、新たな構造又は機能を有する糖鎖を製造する方法を提供すること。
【解決手段】下記のいずれか一つに示す蛋白質をコードする遺伝子。(a)特定のアミノ酸配列からなる蛋白質、(b)前記のアミノ酸配列において、1個若しくは数個のアミノ酸残基の置換、欠失、挿入または転移を含むアミノ酸配列からなり、かつβ−1,6−グルカナーゼ活性を有する蛋白質、及び(c)前記のアミノ酸配列と80%以上の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む蛋白質またはその部分断片であり、かつβ−1,6−グルカナーゼ活性を有する蛋白質。 (もっと読む)


【課題】 微生物培養物等、夾雑物を含んだ酵素溶液を用いて、物理的吸着法により、該酵素溶液中の酵素を高い効率で担体に固定化する方法を提供する。
【解決手段】 夾雑物を含んだ酵素溶液と、物理的吸着により酵素を固定化する担体とを接触させる酵素固定化工程を複数回行うことにより、酵素溶液中の酵素を担体に固定化する固定化酵素の製造方法であって、複数回の酵素固定化工程の間に、水溶性有機溶剤またはその水溶液で、少なくとも1回担体を洗浄する担体洗浄工程を有することを特徴とする固定化酵素の製造方法。 (もっと読む)


【課題】 水に対する溶解度が低い酵素あるいは有機溶剤中では不安定で活性を失う酵素等を、有機溶剤を用いずに水溶液中から効率的に分離・精製する方法を提供する。
【解決手段】 酵素含有液中で、酵素と包接化合物との包接複合体を形成し、該包接複合体を分離・精製する分離精製工程を有することを特徴とする酵素精製法。酵素としてクチナーゼ、包接化合物としてシクロデキストリンを好適に用いることができ、包接複合体の分離・精製には膜による分離・精製を好適に用いることができる。 (もっと読む)


【課題】 醸造用酵母の正確な判別、分類、同定を迅速且つ容易に行う方法の開発。
【解決手段】 醸造用酵母のゲノムDNAをFLO遺伝子、IGS領域の繰り返し配列を含む遺伝子の一部又は全部を増幅させるプライマーを用いて、PCR法にて増幅させ、それら増幅させた遺伝子断片を電気泳動し、又は制限酵素処理したのち電気泳動し、その電気泳動のパターンの違いにより酵母を判別する。この方法により、醸造用酵母の正確な分類、判別が、迅速且つ容易に可能となる。本判別方法は、再現性が高く、しかも極めて短期間に結果を得ることができる。 (もっと読む)


【課題】 短期間で簡易な酵母の形質転換系及び高発現ベクターの開発。
【解決手段】 Saccharomyces cerevisiaeのペブチド輸送酵素遺伝子(PTR2)を含むベクターを用いて、ペブチド輸送能が喪失した酵母を宿主とする形質転換系が可能となる。Saccharomyces cerevisiaeのペプチド輸送酵素遺伝子のプロモーターを利用した発現ベクターを用いて、YPD培地、清酒もろみ、麦汁、ブドウ果汁などでプロモーター下流の遺伝子を発現させることができる。その結果、酵母への遺伝子導入のためのマーカーが更に一つ加わることで、酵母の遺伝子操作がより容易となった。醸造環境下でも発現可能なプロモーターの入手により、酒類の研究開発がより容易になった。 (もっと読む)


【課題】 クチナーゼを効率的に固定化する固定化酵素の製造方法及び該方法により得られる固定化酵素を用いた効率的なエステル化合物の製造方法を提供する。
【解決手段】 クチナーゼと多糖を含有する酵素液から、分子量9.5×10ダルトン以上の高分子物質を除去する工程1と、高分子物質を除去された酵素液中のクチナーゼを担持体に固定化して固定化酵素を得る工程2とを有する製造方法で固定化酵素を得、該固定化酵素を用いてエステル合成反応を行う。 (もっと読む)


【課題】 本発明は、胞子(分生子)の生存性を低減せしめた、特にバイオハザード対策に好適な糸状菌を新規に作成する。
【解決手段】 転写制御因子タンパク質をコードするatfB遺伝子を欠失または変異させることにより、胞子の生存性を低減せしめればよく、例えば、atfB遺伝子を欠失または変異させてなる遺伝子破壊用プラスミドを構築し、このプラスミドを用いて糸状菌を形質転換すればよい。得られた形質転換体は、戸外等において紫外線に当ると短時間に死滅するため、たとえ遺伝子操作した糸状菌が管理区域内に飛散しても安全である。 (もっと読む)


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