説明

バーゼル・ポリオレフィン・ゲーエムベーハーにより出願された特許

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【課題】触媒として有機遷移金属化合物、特にメタロセンを用いる場合及び高分子量を有する生成物を製造する場合にさえも、特に始動中に問題のない操作を保証し、簡単にかつ費用をかけずに実施することができる方法を提供する。
【解決手段】気相流動床反応器における有機遷移金属化合物を含む触媒の存在下での高分子量ポリオレフィンの製造方法、この方法では、製造されるポリオレフィンはISO1133による2.16kg及び190℃における溶融流量10分間につき4g未満を有する。本発明によると、10分間につき4gを超える大きい溶融流量を有するポリオレフィンが過渡期間に製造される始動段階が用意される。このやり方で、高分子量と10分間につき4g未満の溶融流量を有する重合生成物の場合及び有機遷移金属化合物に基づく触媒、特にメタロセン触媒を用いる場合にさえも、反応器の問題のない始動が保証される。 (もっと読む)


下記の工程を含む多段階プロセス:すなわち、工程a) プロピレンをそして、場合により、エチレン又は式CH2=CHT1(式中、T1はC2〜C10アルキル基である。)のαオレフィン類から選択される1種以上のモノマーと、不活性キャリヤーに担持された触媒系の共存下で重合させること、ここで前記触媒系は i) 式(I)の1種以上のメタロセン化合物; ii) アルモキサン若しくはアルキルメタロセンカチオンを形成できる化合物;及び、場合により、 iii) 有機アルミニウム化合物を含み、工程b) 重合条件下で、プロピレン又はエチレンと式CH2=CHT(式中、Tは水素若しくはC1〜C10アルキル基、そして場合により、非共役ジエンであっても良い。)の1種以上のαオレフィンとを工程a)で得られたポリマーの存在下、場合により追加の有機アルミニウム化合物の存在下で接触させること(但し、ホモポリマーは製造されない)、を含み、ここで、式(I)の化合物は明細書に記載されている。
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式(I):
【化1】


(式中、Mは遷移金属であり;Xは、水素原子、ハロゲン原子、又はヘテロ原子を有していてもよい炭化水素基であり;Lは二価の橋架基であり;Rは、ヘテロ原子を有していてもよい線状C〜C40炭化水素基であり;T、T、T、及びTは、酸素又はイオウ原子、或いはC(R18)基であり、但し、TとTの中の少なくとも一つの基は酸素又はイオウ原子であり;R18は、水素原子又はC〜C40炭化水素基であり;nは1、2、又は3であり;Rは、水素原子又はC〜C40炭化水素基であり;Wは、芳香族の5又は6員環である)
の橋架メタロセン化合物。
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式(I):


(式中、Mは遷移金属の原子であり;Xは、水素原子、ハロゲン原子、又は炭化水素をベースとする基であり;RはC〜C40炭化水素基であり;R及びRは、一緒になって縮合3〜7員環を形成し;Rは水素原子又はC〜C40炭化水素基であり;Wは芳香族5又は6員環である)
の橋架メタロセン化合物。
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本発明は、8〜200μmの範囲内の厚さのインフレーション成形フィルム特に適している多峰性モル質量分布を示すポリエチレン成形用組成物に関する。成形用組成物は、23℃における密度が0.953〜0.960g/cm3の範囲内及び押出後の最終製品のMFR190/5が0.10〜0.50dg/分の範囲内である。当該組成物は、第1分子量を有するホモポリマーAから製造される第1エチレンポリマー画分を30〜60重量%、別のホモポリマー又はエチレンと4〜8個の炭素原子を有するオレフィン群からの少なくとも1種の第1コモノマーとの第1コポリマーBから製造され、当該第1コポリマーBが前記第1分子量よりも高い第2分子量を有する、第2エチレンポリマー画分22〜40重量%、及びエチレンと少なくとも1種の第2コモノマーとの第2コポリマーCから製造され、当該第2コポリマーCが前記第2分子量よりも高い第3分子量を有する、第3エチレンポリマー画分10〜30重量%を含む。本発明の成形用組成物は、機械特性を損なうことなく改善した加工性示す薄いフィルムを製造できる。 (もっと読む)


本発明は、特に8〜200μmの範囲の厚さを有するフィルムをブロー成形するのに好適な多峰性モル質量分布を有するポリエチレン成形組成物に関する。本成形組成物は、23℃の温度において0.948〜0.953g/cm3の範囲の密度、及び0.10〜0.50dg/分の範囲の押出後の最終生成物のMFR190/5を有する。この組成物は、第1の分子量を有するホモポリマーAで形成されている第1のエチレンポリマーフラクション30〜60重量%;更なるホモポリマー、又はエチレンと4〜8個の炭素原子を有するオレフィンの群からの少なくとも一つの第1のコモノマーとの第1のコポリマーBで形成されており、第1のコポリマーBが、第1の分子量よりも高い第2の分子量を有する、第2のエチレンポリマーフラクション22〜40重量%;及び、第2の分子量よりも高い第3の分子量を有する第2のコポリマーCで形成されている第3のエチレンポリマーフラクション10〜30重量%;を含む。本発明の成形組成物によって、加工性と機械特性との間の良好なバランスを有するフィルムを製造することが可能になる。 (もっと読む)


本発明は、8〜200μmの厚さを有するブロー成形フィルムに特に適する、多峰性モル質量分布を有するポリエチレン成形組成物に関する。その成形組成物は、温度23℃において0.940〜0.948g/cm3の密度であり、そして押出後における最終生成物のメルトフローレートMFR190/5は0.10〜0.50dg/分である。本発明の組成物は第一分子量を有するホモポリマーAでできている第一エチレンポリマー部分を40重量%〜60重量%、エチレンと、4〜8個の炭素原子を有するオレフィンの群からの少なくとも1種の第一コモノマーとから成る第一コポリマーBからできている第二エチレンポリマー部分を25重量%〜45重量%、その場合、該第一コポリマーBは該第一分子量に比べて高い第二分子量を有する、そして該第二分子量に比べて高い第三分子量を有する第二コポリマーCからできている第三エチレンポリマー部分を10重量%〜30重量%含む。本発明の成形組成物は、改良された機械的性質を有する、特に、フィルムバブル安定性を損なうことなく、高い引取速度での落槍衝撃強度に関して改良されている薄いフィルムを製造できる。 (もっと読む)


【課題】開始剤として酸素または有機フリーラジカル形成剤を使用するポリエチレン及びエチレンコポリマーを製造するための高圧重合プロセスにおいて、安全操業及び高い転換率を確保し、製造コストを削減する方法を提供する。
【解決手段】本発明は、1000バールを超える圧力及び100〜400℃の温度範囲で少なくとも一つの反応領域(1、2、3、4)をもつチューブ反応器中、コモノマーの存在下または非存在下におけるエチレンの連続フリーラジカル重合プロセスの制御方法であって、異なる反応特性と供給コスト、特に購入価格とを有する少なくとも二種の重合開始剤の混合物を、前記反応領域(1、2、3、4)の先頭でチューブ反応器に連続的に計量する;使用する前記重合開始剤混合物へ影響を与える少なくとも一つの物理的パラメーターを前記反応領域(1、2、3、4)のそれぞれで所定の間隔で測定する;測定した単数または複数種類の物理的パラメーターの優勢な条件下で、重合開始剤の混合物が、所定の製品特性をもつポリマー生成物の所定量を生産するための開始剤コストが最小となり、且つ前記反応領域(1、2、3、4)でチューブ反応器の安全操作が確実に予測される;及び最後に、前記重合開始剤の予想量及び組成を、さらに計量した添加分のための基準として使用する、前記方法を提供する。
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エチレンと他の1−オレフィンとの(共)重合のために、不活性溶媒中に懸濁しているか又はゲルとして分散しているマグネシウムアルコキシドと四価遷移金属化合物との反応からの全生成物を含み、更なる中間工程なしに、180分以下の間熱的後処理にかけたチーグラー触媒を調製する。この触媒は、広いモル質量分布を有し、フィルム、中空体及び管材の製造に最も適しているポリマー粉末を高い収量で与える。 (もっと読む)


下記の工程を含む、担持されたチタン添加クロム触媒の製造方法:A)チタン化合物およびクロム化合物を含むプロトン性媒質と、担体材料を接触させ、B)場合により、溶媒を除去し、C)場合により、工程B)の後に得られたプレ触媒を焼成し、そしてD)場合により、工程B)またはC)の後に得られたプレ触媒を酸素含有雰囲気で400〜1100℃において活性化する。 (もっと読む)


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