説明

新日鐵住金ステンレス株式会社により出願された特許

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【課題】鋳造時に鋳片の表面近傍に発生するピンホール、およびこれに起因して圧延時に発生する表面疵を低減する。
【解決手段】質量%で、C;0.005%〜0.03%、Si;0.8%以下、Mn;0.1%〜7.0%、P;0.04%以下、S;0.002%以下、Ni;1.0%〜13.0%、Cr;17.0%〜26.0%、Al;0.06%以下、N;0.10%〜0.30%、Mo;0.05%〜4.0%、Cu;0.05%〜3.5%を含有し、残部がFeおよび不可避不純物からなるステンレス鋼であって、前記成分組成から算出されるδFe量(%)と、窒素濃度[%N]、および液相線温度における溶鋼の窒素溶解度[%Neq]が、(a)または(b)式を満足し、且つ、該ステンレス鋼の表層1mmに存在する幅20μm以上の介在物個数が0.15個/mm2以下であることを特徴とする耐表面疵性に優れた高N含有ステンレス鋼。 (もっと読む)


【課題】塩化物イオンを含む、弱酸性から弱アルカリ性(pH5.0〜9.0)の水溶液環境において、二相ステンレス鋼の耐食性を高め、腐食損傷を未然に防止又は回避若しくは遅延することが可能な、表面処理二相ステンレス鋼及びその製造方法を提供する。
【解決手段】二相ステンレス鋼の表面に、オーステナイト相1を凸部4とする凹凸を有し、該オーステナイト相間の凹部3深さが10μm以上であり、且つ凹部3に亜鉛末を含む塗膜8が存在することを特徴とする表面処理二相ステンレス鋼である。更に、前記オーステナイト相の表面が亜鉛末を含む塗膜8で被覆されている。二相ステンレス鋼を、塩化物イオン濃度が1〜5%、硫酸濃度が20〜40%であり、温度が40〜60℃である溶液に、30〜60分間浸漬し、フェライト相を優先溶解させた後、水洗及び乾燥して、亜鉛末を含む塗料を塗布又は散布することにより、製造することができる。 (もっと読む)


【課題】950℃における耐熱性と常温の加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板を提供する。
【解決手段】質量%にて、C:0.02%以下、N:0.02%以下、Si:0.1超〜1.0%以下、Mn:0.5%以下、P:0.02〜0.10%、Cr:13.0〜20.0%、Nb:0.5〜1.0%、Cu:1.0〜3.0%、Mo:1.5〜3.5%以下、W:2.0%以下、B:0.0001〜0.0010%、Al:0.01〜1.0%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、Mo+Wが2.0〜3.5%であることを特徴とする耐熱性と加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板。 (もっと読む)


【課題】疲労特性に優れた容器用フェライト系ステンレス鋼板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.01%以下、Si:1%以下、Mn:1%以下、P:0.04%以下、S:0.005%以下、Mo:0.1%以下、Cr:11%〜19%、Ti:10×(C+N)以上0.3%以下、Al:0.02〜0.2%、N:0.015%以下、B:0.0004%〜0.0015%、をそれぞれ含有し、かつ固溶Bを0.0003%以上含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼組成を有し、JIS G0571規定のシュウ酸電解エッチングを行った際に、ボライドを起因とするエッチピットが、粒界上に2×10−5個/μm以下であることを特徴とする疲労特性に優れた容器用フェライト系ステンレス鋼板を採用する。 (もっと読む)


【課題】ろう付け性に優れるだけでなく、燃焼排気ガスの凝縮により、硝酸イオンや硫酸イオンを含んだpHが低い凝縮水が生成する環境下や、塩化物イオンを含有する水溶液環境下での耐食性にも優れるオーステナイト系ステンレス鋼を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.080%以下、Si:1.2〜3.0%、Mn:0.4〜2.0%、P:0.03%以下、S:0.003%以下、Ni:6.0〜12.0%、Cr:16.0〜20.0%、Cu:0.2〜3.0%、Al:0.002〜0.10%、N:0.030〜0.150%、及びMo:0.1〜1.0%を含有させ、残部はFe及び不可避的不純物とし、かつ、(A)式:1.6≦[Cu]×[Si]≦4.4、及び(B)式:0.16≦2[N]+[Mo]≦1.0を満足させる。ここで、[Cu]、[Si]、[N]、及び[Mo]は、質量%で表した各元素の含有量とする。 (もっと読む)


【課題】従来の着磁性を維持したまま、優れた強度と耐食性を確保しつつ延性及び製造性を大幅に改善したステンレス鋼線材及び鋼線を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.003〜0.03%、Si:0.05〜1.0%、Mn:0.05〜1.0%、P:0.04%以下、S:0.005%以下、Ni:1.0%超、3.5%以下、Cu:0.05〜1.5%、Cr:16.0%以上、20.0%未満、N:0.003〜0.03%及びAl:0.001〜0.3%を含有させ、更にNb:0.05〜1.0%、Ti:0.01〜0.5%、V:0.03〜1.0%の1種又は2種以上を含有させ、残部をFe及び不可避的不純物とし、(a)式で表されるγ値を1.0〜30.0とする。γ=700[C]+800[N]+20[Ni]+10[Cu]+10[Mn]−6[Cr]−9[Si]−9[Mo]−37[Al]+60 ------(a) (もっと読む)


【課題】本発明により、NiをMnで代替し、低合金コスト化を図った汎用二相ステンレス鋼において、製造性を阻害することなく、大きな課題の一つである耐酸性の劣化を抑制できる汎用二相ステンレス鋼を提供する。
【解決手段】所定の成分組成を有し、下記(a)式で表されるGI値が80以上、130以下、下記(b)式で表されるPVB値が−5以下、を満たすことを特徴とする耐酸性良好な二相ステンレス鋼。
GI =−Cr+18Ni+30Cu+30Mo−10Mn+100Sn …(a)
PVB=S−(Ca+0.3Mg+0.1REM)+0.01Sn−B …(b)
(a)式において各元素名はいずれもその含有量(質量%)を表し、(b)式において各元素名はいずれもその含有量(質量ppm)を表す。 (もっと読む)


【課題】汎用の二相ステンレス鋼と同等の耐食性を有し、溶接熱影響部の耐食性低下を抑制した高N二相ステンレス鋼を提供すること。
【解決手段】オーステナイト相面積率が40〜70%で、下記(1)式によるPI値が30〜38で、下記(2)式によるNI値が100〜140で、下記(3)式によるγpreが1350〜1450である溶接部耐食性に優れた二相ステンレス鋼。
PI=Cr+3.3Mo+16N・・・(1)
NI=(Cr+Mo)/N・・・(2)
γpre=−15Cr−28Si−12Mo+19Ni+4Mn+19Cu+770N+1160C+1475・・・(3) (もっと読む)


【課題】廉価で塩害耐食性に優れた給油管およびその製造方法を提供する。
【解決手段】質量%で、C≦0.015%、Si:0.01〜0.50%、Mn:0.01〜0.50%、P≦0.050%、S≦0.010%、N≦0.015%、Al:0.010〜0.100%、Cr:13.0〜18.0%、更に、Ti:0.03〜0.30%およびNb:0.03〜0.30%の1種または2種を含有し、さらに必要に応じてB:0.0002〜0.0050%、Sn:0.01〜0.50%の1種または2種以上を含有するフェライト系ステンレス鋼の鋼管から成型した鋼管部材1と、鋼管部材1に取り付けられた結束部品2からなる給油管であって、結束部品2と鋼管部材1との間の塩害環境に曝される表面に隙間構造部3を有し、隙間構造部内部の全面積に対してカチオン電着塗膜が形成されていることを特徴とする給油管およびその製造方法。 (もっと読む)


【課題】850℃超の高温でも高い耐熱性を有するフェライト系ステンレス鋼板を提供する。
【解決手段】質量%にて、C:0.02%以下、N:0.02%以下、Si:0.30%以下、Mn:0.10〜1.00%、Cr:16.5〜20.0%、Nb:0.50超〜0.80%、Mo:2.00〜3.50%、W:0.05〜1.50%、Cu:1.00〜2.00%、O:0.001〜0.01%、さらに2.3≦Mo+W≦3.5%を満たす耐熱性に優れたフェライト系ステンレス鋼板。B:0.0015%以下、Mg:0.0050%以下、Ni:1.0%以下、Al:1.0%以下、V:0.50%以下、Sn:0.50%以下、Hf:0.5%以下、Zr:0.5%以下、Ta:1.0%以下を加えても良い。鋼中のNbを主相とした粒子径0.2μm以上の酸化物が10個/25μm2以上でそのうち粒子径が1μm超のものが5個/25μm2以下である。 (もっと読む)


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