説明

グランデックス株式会社により出願された特許

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【課題】中空粒子含有マスターバッチにおいて、シリカナノ中空粒子の凝集を防止して有機合成樹脂中に微細凝集粒子として分散させ、かつ、固形分としてより多くの量を混入できるようにすることによって、シリカナノ中空粒子の応用分野を更に広げるとともに使用を容易にすることができること。
【解決手段】シリカナノ中空粒子1がエタノールと表面修飾剤としての変性シリコーンオイルに配合され(S10)、高速攪拌機で攪拌・分散され(S11)、略5μmの粒子径まで凝集した巨大凝集粒子が分散され、篩で濾過された(S12)後に、湿式ジェットミルによって強力に分散させられて、略0.5μm以下の粒子径の微細凝集粒子となる(S13)。以下、三工程を経て得られた分散性シリカナノ中空粒子5が有機合成樹脂6と加熱混練され(S17)、押出成形されて(S18)、ペレット化され(ステップS19)、中空粒子含有マスターバッチ10が製造される。 (もっと読む)


【課題】防熱板において、ガスコンロ等に近接する壁面の温度が100℃を超えないようにするという防熱効果と薄さとを維持しつつ、大幅な低コスト化を図ること。
【解決手段】防熱板1は、厚さ0.5mmのステンレス板2と厚さ1mmまたは2.5mmのケイ酸マグネシウム板3とを積層してなり、家庭用ガスコンロ12の上板13と表板としてのステンレス板2との間隔t=80mmとして、ケイ酸マグネシウム板3の裏側の高さの異なる三箇所に、測熱センサとしての熱電対9A,9B,9Cを、それぞれ耐熱テープ10で貼り付けて、家庭用ガスコンロ12の上板13の上に水を入れた鍋14を置いて点火し、水を入れた鍋14を加熱して、熱電対9A,9B,9Cの温度の変化を測定したところ、80℃以下に維持され、十分な断熱性を示した。 (もっと読む)


【課題】不燃性インクジェットシートにおいて、不燃材料の発熱性試験に合格する優れた不燃性及び防炎性を有するケイ酸マグネシウムシートを基材とすることによって、不燃材料の発熱性試験に合格できる極めて優れた不燃性を有するとともに、優れた平滑性をも有し、印刷品質が損なわれないこと。
【解決手段】不燃性インクジェットシート1は、第1層の含水ケイ酸マグネシウム化合物75重量%〜85重量%・パルプ7重量%〜12重量%・ガラス繊維2重量%〜10重量%及びバインダー3重量%〜8重量%を含有するケイ酸マグネシウムシート2と、第2層のインク受容性被覆層としてのポリ塩化ビニルフィルム3と、第3層のラミネートフィルム4とを順次積層させて構成される。 (もっと読む)


【課題】不燃性テープにおいて、ケイ酸マグネシウムシートと、金属箔とを、更には中性紙とを積層することで、優れた平滑性を有し、不燃材料の発熱性試験に合格できること。
【解決手段】不燃性テープ1は、第1層の中性紙6と、第2層のアルミニウム箔2と、第3層のケイ酸マグネシウムシート3と、第4層のテープ用粘着剤4とを順次積層させて構成され、極めて平滑な表面を有している。ケイ酸マグネシウムシート3の表面に金属箔2の層を設けて可燃性ガスを遮断するとともに、熱伝導性に優れたアルミニウム箔2で熱を分散させて局所的な加熱にも強くし、更に熱伝導性の小さいケイ酸マグネシウムシート3によって、テープ用粘着剤4への熱伝導を遮断して可燃性ガスの発生を抑えられ、不燃材料の発熱性試験を実施したところ、総発熱量は4.0MJ/m2以下で、最高発熱速度が連続して200kW/m2 を超過した時間も0秒で、不燃材料の発熱性試験に合格した。 (もっと読む)


【課題】中空粒子含有断熱塗料及び中空粒子含有断熱塗膜において、シリカナノ中空粒子の凝集を防止して固形分としてより多くの量を混入でき、より小さい熱伝導率を得ることができること。
【解決手段】シリカナノ中空粒子1及び表面修飾剤としてのTEISをn−ヘキサンに混入して高速攪拌機で攪拌して分散させ(S10)、湿式ジェットミルで強力に微細凝集粒子に分散させ(S11)、オートクレーブを用いて表面修飾処理を行い(S12)、この分散液からエバポレータによってn−ヘキサンを蒸発させて、一旦粉体の状態とした後(S13)、塗料樹脂としてのアクリルウレタン樹脂と、塗料溶媒としてのキシレンが添加され、高速攪拌機によって混合されて(S14)、中空粒子含有断熱塗料11が得られる。この中空粒子含有断熱塗料11におけるシリカナノ中空粒子1の含有率は固形分について約50体積%で、塗膜の熱伝導率は0.027W/mKであった。 (もっと読む)


【課題】分散性シリカナノ中空粒子及びシリカナノ中空粒子の分散液の製造方法において、シリカ殻からなるナノ中空粒子の凝集を防止して、溶媒や溶融樹脂等に微細凝集粒子として容易に分散させることができ、かつ、固形分としてより多くの量を混入することができること。
【解決手段】シリカナノ中空粒子1にn−ヘキサン及び表面修飾剤を加えて高速攪拌機で攪拌・分散して(S10)、湿式ジェットミルで強力に分散させて略0.5μm以下の微細凝集粒子とし(S11)、エバポレーターに掛けて濃縮し(S12)、オートクレーブでn−ヘキサンの超臨界状態として表面修飾を行い(S13)、再分散して高速攪拌機で攪拌・分散して(S14,S15)、この分散液に変性シリコーンオイルを添加して(S16)、超音波分散機で超音波分散させ(S17)、分級・濾過(S18)を行って、シリカ殻からなるナノ中空粒子1の高濃度分散液5を得ることができる。 (もっと読む)


【課題】不燃複合板において、不燃ボードと、金属箔とを、更には中性紙とを、木質ボードやフォーム材の表面に積層することによって不燃材料の発熱性試験に合格できること。
【解決手段】不燃複合板1は、第1層の中性紙2と、第2層のアルミニウム箔3と、第3層の不燃ボード4と、第4層のベニヤ合板5とを順次積層させて構成される。不燃ボード4の表面に金属箔3の層を設けて可燃性ガスを遮断するとともに、熱伝導性に優れたアルミニウム箔3で熱を分散させて局所的な加熱にも強くし、更に熱伝導性の小さい不燃ボード4によって、ベニヤ合板5への熱伝導を遮断して可燃性ガスの発生を抑えられる。この不燃複合板1について、不燃材料の発熱性試験を実施したところ、総発熱量は8.0MJ/m2以下であり、最高発熱速度が連続して200kW/m2 を超過した時間も10秒未満であって、変形もなく、不燃材料の発熱性試験に合格した。 (もっと読む)


【課題】フェライト多孔体の製造方法において、高い気孔率と高強度とを兼ね備えたフェライト多孔体を容易に得ることができること。
【解決手段】フェライト粉末、寒天、水、分散剤をボールミルに入れて(S10)、24時間攪拌し(S11)、混合物を圧力鍋で加熱して約120℃として寒天を液状に溶解させ(S12)、界面活性剤を添加してミキサーで攪拌して泡立て(S13)、90℃のウォーターバスでさらに起泡させた(S14)後に、型に流し込んで冷却固化させ(S15)、離型して調湿乾燥機で脱水乾燥した(S16)後に、加熱炉で有機分を除去し(S17)、焼成炉でフェライトを焼成する(S18)。気孔率83.3%で、しかも高強度のフェライト多孔体2が得られる。 (もっと読む)


【課題】多孔質導電膜の製造方法において、従来と全く異なる方法で多孔質導電膜を製造することによって、高精度な機器を必要とせず、極めて安価なこと。
【解決手段】有機高分子としてセルロースアセテート、溶媒としてアセトン、貧溶媒として1−オクタノールを混合して、均一な三成分系溶液になったことを確認してから銀粒子を混合し(S10)、超音波発生器を用いて銀粒子を10分間超音波分散させ(S11)、この分散溶液をドクターブレードによって、ガラスプレート上に約1m/sで厚さ20μmになるように塗布した(S12)。その後、2時間室温で放置してアセトンを蒸発させ(S13)、ガラスプレート上に導電性多孔膜を形成させ、ガラスプレートを蒸留水に浸漬して(S14)剥離させて、導電性多孔膜1の試料が得られた。 (もっと読む)


【課題】コーティング膜において、シリカ殻からなる中空粒子の断熱性、耐摩耗性、高硬度、透明性によって、基材本来の質感や触感を失わせず、表面硬度が高く傷付きを確実に防止できること。
【解決手段】コーティング膜3Aはヒノキ板2の表面の凹凸に沿って形成され、シリカ殻からなる中空粒子4を含有するコーティング膜3Aは光沢を有しないため、コーティング膜3Aを表面に形成したヒノキ板1は外観も触感も変わらず、シリカ殻からなる中空粒子4の耐摩耗性及び高硬度によって木材としてのヒノキ板2の耐摩耗性を向上させることができる。また、ヒノキ板2の表面にコーティング膜3Aを形成することで、シリカ殻からなる中空粒子4の断熱性によって難燃性を向上させることができる。そして、外観(質感)も触感も変わらないため、ヒノキ板2の高級感を損なうことがない。 (もっと読む)


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