説明

国立大学法人北見工業大学により出願された特許

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【課題】 水素透過性と耐水素脆性を兼ね備えたNb−Ti−Co合金について、耐水素脆性を損なうことなく水素透過性を改善する。
【解決手段】 Nb−Ti−Co合金における(Nb,Ti)相を粒状組織で構成する。Nb−Ti−Co合金に好適には800℃以上で加熱処理を施すことで鋳造状態の共晶組織を粒状組織に変化させることができる。Nb−Ti−Co合金としては、NbTi(100−x−y)Co(ただし、x≦70、20≦y≦50(mol%))が好ましい。加熱における温度と時間を適切な条件とすることにより、水素透過性能が向上し、CoTi相による耐水素脆性の特性を併せ持ち、高性能な実用水素透過膜を提供できる効果がある。 (もっと読む)


【課題】 水素透過性と耐水素脆性に優れた水素透過合金を得る。
【解決手段】 水素透過性と耐水素脆性を兼ね備えたNb−Ti−Co合金において、第四元素としてFe、CuまたはMnの一種を含む。前記Fe又はCuを含む場合、その含有量は、1〜14mol%であるのが望ましく、Mnを含有する場合、その含有量は、1〜9mol%であるのが望ましい。水素透過性をNbTi相、耐水素脆性をCoTi相で得ることができ、優れた水素透過性能と優れた耐水素脆性が得られる。Fe、CuまたはMnは、これらの特性を阻害することなく、Coの一部と置換することができ、さらに合金の加工性を向上させることができる。 (もっと読む)


【課題】 撥水性だけでなく、皮膜表面の付着物を除去する防汚性を有する溶射皮膜を形成するための溶射材料及びそれを用いて形成される溶射皮膜を提供することを目的とする。
【解決手段】 溶射皮膜を形成するための溶射材料であって、溶射可能な金属材料と、撥水性を有するフッ化ピッチと、光触媒と、を含み、少なくとも前記フッ化ピッチと前記光触媒とが混合されてなる溶射材料である。また、金属材料を用いて形成されるとともに、フッ素元素と酸化チタンとが前記金属材料中に分散されてなる溶射皮膜である。 (もっと読む)


【課題】 廃乾電池焙焼残渣粉末を原料として、粘土の外枠や高価な加圧成形装置を用いずに、一般的な押出成形機を用いて、調合・混練・成形・乾燥・焼成する工程により、良質な多孔性複合セラミックスを安価に大量製造する。
【解決手段】 廃乾電池焙焼残渣粉末等の原料について、2段階調合成形法を採用する。すなわち、調合第1段階として、廃乾電池焙焼残渣粉末に、成形助剤と水を加えて均一に混練し、熟成した後、調合第2段階として、これに造孔剤、焼結助剤及び水を添加・混練し、押出成形法により成形した後、これを乾燥・焼成する。 (もっと読む)


【課題】 触媒を用いて低級炭化水素を直接分解して水素とナノ炭素とを生成する際に、経時的な転化率の低下を防止する。
【解決手段】 低級炭化水素4を触媒1を使用して直接分解し、機能性ナノ炭素と水素を得る反応において、前記低級炭化水素に低濃度の酸化性ガスあるいは還元性ガスまたはそれらの混合物ガスを共存させたガス9を前記反応に供する。前記反応により触媒上に生成される機能性ナノ炭素の前駆体や副生物の無定形炭素と共存ガスが反応して触媒上から除去され、前記前駆体、副生物によって反応が阻害されて転化率が経時的に減少するのを防止する。低級炭化水素原料がバイオガスである場合には、メタンの精製度を低くすることによって共存ガスを容易にメタン中に混合でき、また水素は低級炭化水素の分解生成物の一つとして得られるので再反応させる際に混入させることができる。 (もっと読む)


【課題】寒冷地でも使用可能であるとともに作業性に優れた植物育成用基材、及び、当該植物育成用基材を備える土壌被覆材を提供する。
【解決手段】第1のテープ状部材1を織ることにより形成されるメッシュ状基布5に、第2のテープ状部材2を取り付けて構成される植物育成用基材10であって、メッシュ状基布5の片面側には、第2のテープ状部材2により形成される、高さ8〜20mmのループ6が備えられる。第1のテープ状部材1は、厚さが30〜300μm、幅が0.2〜3mm、メッシュ状基布5における第1のテープ状部材1の隙間は1〜5mm、メッシュ状基布5の開孔率は30〜70%である。第2のテープ状部材2は、厚さが20〜200μm、幅が1.0〜4.0mmである。第1のテープ状部材1に対する第2のテープ状部材2の質量比率が1.5以上3.5以下、単位面積当たりの質量が150〜400g/mである、植物育成用基材10とする。 (もっと読む)


【課題】 低級炭化水素を原料として触媒反応によってナノ炭素を安定して、かつ連続的に製造することを可能にする。
【解決手段】 圧力反応容器となるスクリュフィーダ本体1aと、フィーダ本体1a内に触媒20を導入する触媒供給部5、6、7と、フィーダ本体1a内に低級炭化水素を導入する低級炭化水素供給部3、4と、フィーダ本体1a内において触媒と低級炭化水素の熱分解によって生成したナノ炭素とを移送するスクリュ1bと、スクリュ1bによって移送される触媒とナノ炭素をフィーダ本体1a外に送出する固体送出部10と、未反応低級炭化水素と熱分解によって生成した水素をフィーダ本体1a外に送出する気体送出部11を備える。経時的に成長するナノ炭素を使用済触媒とともに連続的に反応容器外に排出し、それと同量の未使用触媒を供給することで転化率を一定にして効率良く連続反応させる。 (もっと読む)


【課題】 大きな圧延加工性を有し、かつ水素透過係数が大きい水素分離・精製用複相合金の製造方法を提供する。
【解決手段】 水素透過性を担う相と耐水素脆化性を担う相との複合相からなることを特徴とするNb−Ti−Ni系合金に1000℃超、100時間以上の熱処理を施すことを特徴とするNb−Ti−Ni系の水素分離・精製用複相合金の製造方法。塑性加工を施し、その後1000℃超の熱処理を施すことで鋳造ままの合金と同程度の水素透過係数が得られる。 (もっと読む)


【課題】 大きな圧延加工性を有し、かつ水素透過係数が大きい水素分離・精製用複相合金を提供する。
【解決手段】 水素透過性を担う相と耐水素脆化性を担う相との複合相からなる水素分離・精製用複相合金であり、前記複相合金の合金組成は、mol%で、NixTiyNb100-x-y(ただし、x=10%以上25%未満、y=10%以上40%以下である)からなることを特徴とする水素分離・精製用複相合金であり、延性に優れ、塑性加工により厚さを0.05〜3mmにすることができる。 (もっと読む)


【課題】水素透過性と耐水素脆性とを有し、473K以上で使用可能な複相水素透過合金を提供することを目的とする。
【解決手段】複合相からなり、MをNiとCoが任意の原子%で混合した合金としたとき、前記複合相が、Nbを固溶したMTi相とMを固溶したTiNb相との共晶(MTi+TiNb)構造、初晶として生成する前記TiNb相が前記共晶に囲まれている構造、或いは初晶として生成する前記MTi相が前記共晶に囲まれている構造を有し、MTiNb(100−x−y)(ただし、20<x<50原子%、10<y<60原子%である)からなる組成を有することを特徴とする複相Ni−Co−Ti−Nb系の結晶質水素透過合金である。 (もっと読む)


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