説明

マクロジェニクス,インコーポレーテッドにより出願された特許

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本発明は、抗ヒトCD3抗体の使用によって、T細胞介在性免疫疾患、特に自己免疫疾患(例えば、自己免疫性糖尿病(すなわち、1型糖尿病またはインスリン依存性糖尿病(IDDM))および多発性硬化症)を治療し、予防し、その進行を緩慢にし、またはその症候群を改善する方法を提供する。本発明の抗体は低用量投与レジメン、慢性投与レジメンまたはある特定の期間後の再投与に関わるレジメンで用いることが好ましい。本発明の方法は、ヒトCD3複合体内のεサブユニットと特異的に結合する抗体の投与を提供する。かかる抗体はT細胞受容体/アロ抗原相互作用をモジュレートし、従って自己免疫障害に関連してT細胞が介在する細胞傷害性を調節する。さらに本発明の方法は、改変されてない抗ヒトCD3抗体と比較して、エフェクター機能およびT細胞活性化が低下または消失した改変された抗ヒトCD3抗体の使用を提供する。 (もっと読む)


本発明は、変異型重鎖を含む分子、特にポリペプチド、より具体的には免疫グロブリン(例えば、抗体)に関し、この変異型重鎖は、複数のIgGアイソタイプ由来の定常ドメインを含む。本発明の変異型重鎖はさらに、前記変異型重鎖のFc領域が、野生型重鎖を含む比較可能な分子と比べて改変された親和性でFcγRに結合するように、親重鎖と比べて少なくとも1つのアミノ酸改変を含むことができる。本発明の分子は、疾患、障害または感染に伴う1種または複数の症状を予防、治療または改善するのに特に有用である。本発明の分子は、特に、FcγRによって媒介されるエフェクター細胞機能(例えば、ADCC)の効率が向上することが望ましい疾患または障害、例えば、癌、感染症を治療または予防するのに、またその効果がADCCによって媒介される治療用抗体の治療効率を向上させる上で有用である。 (もっと読む)


本発明は、変異型Fc領域を含む分子、特にポリペプチド、より詳細には免疫グロブリン(例えば、抗体)に関し、前記変異型Fc領域は、野生型Fc領域と比べて少なくとも1つのアミノ酸改変を含み、この変異型Fc領域は、野生型Fc領域を含む比較可能な分子と比べてより高い親和性でFcγRIIIAおよび/またはFcγRIIAに結合する。本発明の分子は、疾患、障害または感染に伴う1種または複数の症状を予防、治療または回復するのに特に有用である。本発明の分子は、特に、FcγRによって媒介されるエフェクター細胞機能(例えば、ADCC)の効力が向上することが望ましい疾患または障害、例えば、癌、感染症を治療または予防するのに、またその効果がADCCによって媒介される治療用抗体の治療効力を向上させる上で有用である。 (もっと読む)


本発明は、T細胞性免疫疾患、特に自己免疫疾患の症状を抗CD3抗体を使用して治療、予防、又は改善する方法を提供する。特に本発明の方法は、ヒトCD3複合体内のイプシロンサブユニットに特異的に結合する抗体の投与を提供する。かかる抗体は、T細胞受容体/アロ抗原相互作用を調節し、従って自己免疫疾患に伴うT細胞性細胞障害を調節する。さらに本発明は、抗CD3抗体が非修飾抗CD3抗体と比較して、エフェクター機能とT細胞活性化が低下しているか又は排除されているようにする、抗CD3抗体の修飾を提供する。
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有害な免疫応答の減少にとって有用なCD16A結合タンパク質が記載される。一態様においては、必要に応じて、エフェクター機能を欠く、ヒト化抗CD16A抗体は、特発性血小板減少性紫斑病および自己免疫性溶血性貧血などの免疫障害の治療に用いられる。 (もっと読む)


本発明は、変異型Fc領域を含む分子、特にポリペプチド、さらに特定すると免疫グロブリン(例えば、抗体)に関し、該変異型Fc領域は、野生型Fc領域に対して少なくとも1個のアミノ酸の改変を含み、野生型Fc領域を含む対応する分子よりも高い親和性でFcγRIIIAおよび/またはFcγRIIAと結合する。本発明の分子は、疾患、障害または感染と関連した1以上の症状を予防し、治療し、または改善するのに特に有用である。本発明の分子は、FcγRにより媒介されるエフェクター細胞機能(例えば、ADCC)の増大した効力が望まれる疾患または障害(例えば、癌、感染症)を治療または予防するのに、また、治療用抗体(その効果がADCCによって媒介される)の治療効力を高めるのに、特に有用である。 (もっと読む)


本発明は、ダイアボディ分子と、免疫疾患、感染症、中毒、癌などの様々な疾患および障害の治療における該分子の使用に関する。本発明のダイアボディ分子は、少なくとも2つのエピトープ結合部位(同一のまたは異なる抗原上の同一のまたは異なるエピトープを認識しうる)を形成するように結合している2つのポリペプチド鎖を含むものである。さらに、抗原は同一の分子に由来するものでも、異なる分子に由来するものでもよい。ダイアボディ分子の個々のポリペプチド鎖は、非ペプチド結合型共有結合を介して共有結合されており、例えば、各ポリペプチド鎖内に存在するシステイン残基のジスルフィド結合により共有結合されるが、これに限定されない。特定の実施形態において、本発明のダイアボディ分子は、該分子に抗体様機能性をもたせるFc領域をさらに含む。
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本発明は、変異型Fc領域を含む分子、特にポリペプチド、さらに特定すると免疫グロブリン(例えば、抗体)に関し、該変異型Fc領域は、野生型Fc領域に対して少なくとも1個のアミノ酸の改変を含み、野生型Fc領域を含む対応する分子よりも高い親和性でFcγRIIIAおよび/またはFcγRIIAと結合する。本発明の分子は、疾患、障害または感染と関連した1以上の症状を予防し、治療し、または改善するのに特に有用である。本発明の分子は、FcγRにより媒介されるエフェクター細胞機能(例えば、ADCC)の増大した効力が望まれる疾患または障害(例えば、癌、感染症)を治療または予防するのに、また、治療用抗体(その効果がADCCによって媒介される)の治療効力を高めるのに、特に有用である。
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本発明は、二重発現ベクター、その使用、真核細胞における目的の全長ポリペプチドの発現及び分泌、並びに細菌におけるポリペプチドの可溶性ドメイン又は断片の発現及び分泌のための方法を提供する。細菌において発現させた場合、第1イントロン内の細菌プロモーターから転写し、第2イントロン内の停止コドンにおいて終結することによって、ポリペプチドの断片、例えばFabフラグメントが発現する。これに対し哺乳動物細胞においては、スプライシングにより2つのイントロン内に位置する細菌調節配列が除去され、哺乳動物シグナル配列が生成され、これにより全長ポリペプチド、例えばIgG重鎖又は軽鎖ポリペプチドが発現する。本発明の二重発現ベクター系は、新規なモノクローナル抗体を選択及びスクリーニングし、並びに目的の抗原分子に対する結合についてモノクローナル抗体を最適化するために用いることができる。 (もっと読む)


本発明は、FcγRIIA、特にヒトFcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIB、特にヒトFcγRIIBと特異的に結合する抗体またはそのフラグメントに関する。本発明は、治療抗体のエフェクター機能を増強する本発明の抗体を投与することにより、治療抗体の治療効果を増強する方法を提供する。本発明はまた、本発明の抗体を投与することにより、ワクチン組成物の効力を増強する方法も提供する。 (もっと読む)


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