説明

独立行政法人日本原子力研究開発機構により出願された特許

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【課題】本発明は、ポリマー繊維、特にポリエチレン繊維から構成される放射線グラフト重合用の基材、及び放射線グラフト重合を用いて該基材に機能性官能基を導入することによって得られる放射線グラフト素材における改良に関する。また、本発明は、更に、織布又は不織布基材に対する放射線グラフト重合法における改良にも関する。
【解決手段】本発明の一態様は、ポリマー繊維から構成される織布又は不織布と、該ポリマー繊維よりも強度が高く放射線グラフト重合速度の遅いポリマー補強材とから構成されることを特徴とする織布又は不織布状の放射線グラフト重合用ポリマー基材に関する。また、該ポリマー基材から得られる放射線グラフト重合素材にも関する。更に、本発明の他の態様は、ポリマー単繊維から構成される織布又は不織布材料であって、該繊維の表面部分のみが放射線グラフト重合処理され、繊維の中心部分が非グラフト状態であることを特徴とする放射線グラフト処理材料に関する。本発明の更に他の態様は、ポリマー繊維から構成される織布又は不織布基材に、窒素雰囲気中で電子線を照射する第1工程;照射済みの該基材を、窒素雰囲気中で所定量のモノマーに接触させる第2工程;接触させたモノマーと基材とを、窒素雰囲気中でグラフト重合する第3工程;を含み、第1工程から第3工程を連続で行うことを特徴とする、長尺織布又は不織布基材の放射線グラフト重合方法に関する。 (もっと読む)


【課題】
放射性廃棄物中に局部的に集中、或いは塊状になって存在する核分裂性物質の位置を探査する方法および装置。
【解決手段】
高速中性子発生管と高速中性子検出器の配置されている放射性廃棄物測定装置において、測定対象の廃棄物ドラム缶の表面に核分裂物質標準試料を取り付て測定を行い、最大測定値と、その最大測定値の角度点(0度方向)と正反対方向(180度)で測定した最小測定値とのデータより位置決定直線を決め、実廃棄物ドラム缶を回転させながら一定角度毎に測定し、最大の測定値を示す角度点を探し出し、次に、その最大値の角度点とその正反対側の角度方向に回転させ、その位置で測定し、存在位置を決定するために必要な2点の測定データを取得し、それらから導き出した数値と前記位置決定直線とにより核分裂性物質塊の位置を決定する。 (もっと読む)


【課題】支持機能や免震機能を低下することなく空気ばねのサイズを小さくする。また、機能喪失に至る前に空気ばねの異常を検出できるようにし、安全性を向上させる。
【解決手段】内筒部材14と外筒部材10が軸方向に相対的に移動自在に組み合わされ、内筒部材と外筒部材との間隙部がローリングシール機構22で仕切られて高圧空気室を画成する構造の高圧空気ばね式免震装置である。ローリングシール機構は、複数枚のダイヤフラム30,32を重ね且つ各ダイヤフラムの折り返し変形部の位置をずらして取り付けた構造をなし、それらダイヤフラム同士の間の内圧が段階的に高圧になっている。ダイヤフラム同士の間に、ゴム製のダイヤフラムの表面に一体的に形成されている凸パターンからなるスペーサを設けて、それによりガス流路を形成し、ダイヤフラム同士の間のガス圧力を検出する圧力検出系を設ける。 (もっと読む)


【課題】有機溶媒を使用せず、常温での単位操作手法という簡易なプロセスによって、使用済燃料から白金族元素群、核分裂生成物元素と希土類元素を含む群、3価マイナーアクチニド元素群、及び燃料成分元素群の4群に相互群別分離できるようにする。
【解決手段】弱塩基性陰イオン交換樹脂を充填した樹脂柱に、使用済燃料の希塩酸溶解液を供給し、次いで希塩酸を通液することで白金族元素群を含まない使用済燃料溶離液を流出させ、その後、樹脂に吸着されている白金族元素群を分離・除去する第1の工程、続いて同様の樹脂柱に、白金族元素群を除いた使用済燃料の濃塩酸溶解液を供給し、次いで濃塩酸を通液することにより核分裂生成物元素と希土類元素を含む群、更に6M以上の塩酸を通液することにより3価マイナーアクチニド元素群、その後、希塩酸を通液することにより燃料成分元素群を流出させて3群に相互分離する第2の工程を具備している。 (もっと読む)


【課題】任意形状を持つダイヤモンドおよび立方晶窒化ホウ素(c−BN)の合成方法を提供する。
【解決手段】パルスレーザーを多方向からグラファイトおよび六方晶窒化ホウ素(h−BN)に照射し、瞬間かつ局所的に高温高圧環境を作り出し、グラファイトおよびh−BN上の集光点の位置を移動させることにより、合成点5が移動し、ミリオーダーの任意形状ダイヤモンドおよびc−BNが合成される。またレーザー照射によりダイヤモンドおよびc−BNを合成し、ダイヤモンドおよびc−BNのコーティングが可能となる。 (もっと読む)


【課題】雑固体廃棄物に含まれる有機物を熱分解して大幅に減容することができ、同時に鉛、アルミニウムなどの低融点金属を効率的に分別でき、これにより、雑固体廃棄物の開梱・分別の作業効率を大幅に高めることができる放射性固体廃棄物の前処理装置及び方法を提供する。
【解決手段】低融点金属部材2及び高融点金属部材3よりも十分小さな複数の貫通孔11を外周面に有し、内部に放射性固体廃棄物4を収容可能な中空ケージ10と、中空ケージを内部に収容し、その外周面の貫通孔が下方に位置するように中空ケージを回転させながら、窒素雰囲気又は低酸素雰囲気下で中空ケージ内を300〜700℃の温度範囲で少なくとも2段階以上の温度で加熱分解するか焼炉20とを備える。 (もっと読む)


【課題】 核燃料サイクルのフッ化工程における流動床炉の流動媒体等に使用され放射性物質によって汚染された使用済アルミナの除染、処理方法を提供する。
【解決手段】 使用済アルミナを塩素ガスと接触させることにより酸化物を塩化物に転換し、塩化アルミニウムを選択的に気化させる塩化転換工程と;前記塩化アルミニウムを凝縮させて捕集する塩化アルミニウム回収工程とからなる。必要に応じて、前記塩化転換工程の前に、使用済アルミナを水蒸気と接触させて、共存するフッ化物を酸化物に転換する酸化転換工程を設けてもよい。さらには、前記塩化アルミニウム回収工程の後に、前記コールドトラップを所定温度に加熱して、コールドトラップで凝縮捕集した塩化アルミニウムを再度気化させた後、水蒸気と向流接触させて塩化アルミニウムを酸化アルミニウムに転換する塩化アルミニウム再転換工程を設けてもよい。 (もっと読む)


【課題】 硫酸濃縮に用いられるエネルギーを可及的に低減して水素製造効率を向上させた水素製造装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 ヨウ素、二酸化硫黄および水から硫酸水溶液およびヨウ化水素水溶液を生成するブンゼン反応と、ブンゼン反応装置によって得られたヨウ化水素水溶液を濃縮した後にヨウ化水素を分解し、製品としての水素とブンゼン反応装置へ供給するヨウ素とを得るヨウ化水素濃縮分解装置と、ブンゼン反応装置によって得られた硫酸水溶液を蒸留法により濃縮する硫酸濃縮蒸留塔30、および硫酸濃縮蒸留塔30によって濃縮された硫酸を分解し、ブンゼン反応装置へ供給する二酸化硫黄を得る硫酸分解器を有する硫酸濃縮分解装置4を備えた水素製造装置において、硫酸濃縮蒸留塔30には、硫酸分解器によって分解生成された二酸化硫黄ガスの顕熱から回収した熱が用いられることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 建設コストに有意な影響を与えずに、応力の発生要因である熱荷重自体を緩和し、原子炉の安全性の向上、プラントの経済性の向上を図る。
【解決手段】 外側に空間を介在させてガードベッセル(2)が設置された原子炉容器内の冷却材の液面近傍における前記原子炉容器の熱荷重を緩和する装置において、ガードベッセルを原子炉容器(1)より良熱伝導性の材料で構成し、液面下部の炉壁からの輻射熱でガードベッセルを加熱し、液面上部の炉壁を前記ガードベッセルからの輻射熱で加熱するようにしたものである。 (もっと読む)


【課題】 ヨウ化水素水溶液による腐食に耐えうる電気透析器を提供する。
【解決手段】 ヨウ素、二酸化硫黄および水から硫酸水溶液およびヨウ化水素水溶液を生成するブンゼン反応装置と、ブンゼン反応装置によって得られたヨウ化水素水溶液を濃縮した後にヨウ化水素を分解し、製品としての水素とブンゼン反応装置へ供給するヨウ素とを得るヨウ化水素濃縮分解装置と、ブンゼン反応装置によって得られた硫酸水溶液を濃縮した後に硫酸を分解し、酸素とブンゼン反応装置へ供給する二酸化硫黄とを得る硫酸濃縮分解装置とを備えた水素製造装置に用いられ、ヨウ化水素濃縮分解装置に設けられた、ヨウ化水素水溶液を濃縮する電気透析器32において、ヨウ化水素水溶液に接する電極部41には、耐酸性材料が設けられていることを特徴とする。 (もっと読む)


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