説明

独立行政法人日本原子力研究開発機構により出願された特許

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【課題】
ジルコニウム残基を有する吸着材は、ヒ素等の陰イオン除去材料としての利用が高いが、ジルコニウムの担持法は、目的の吸着材に強制的にジルコニウム含有溶液を接触させて担持処理を行うことが必須であり、それを作製するためには大量の処理液と時間を要する。
【解決手段】
高分子基材にグラフト重合等で導入されたリン酸基やイミノ二酢酸基等にジルコニウムを担持させ、容易に陰イオン除去吸着材を作製できるジルコニウム型の吸着材の合成法。 (もっと読む)


【課題】
分子レーザー同位体分離法には、対象とする元素の質量が大きくなると、同位体を分離・濃縮する効率が低下する、という問題点がある。これは、対象元素の質量が大きくなると分子振動数が小さくなることに原因がある。
【解決手段】
パルスレーザーの複数回に及ぶ照射に基づく、重元素同位体の分離・濃縮の高効率化法であって、原料ガスに直線偏光したパルスレーザー光を照射することで原料ガス中の同一方向に向いた分子のみを振動あるいは電子励起し;目的同位体または非目的同位体を含む分子回転周期に合わせてさらに直線偏光したパルスレーザー光を1パルスあるいは複数パルス照射することにより、目的同位体または非目的同位体を含む分子の光化学反応を優先的に誘起して分離・濃縮する。 (もっと読む)


【課題】
事象前に試料の寸法等を正確に把握している場合、試料の表面全域を暴露状態でさらすと均一に変位が発生するときは事象前後で変位の比較はしやすいが、不均一に変位が発生すると変位比較が困難となる。また、測定基準を明確にした試料を製作した場合、暴露状態において何らかの保護を行わないと基準が不明確となりやすいという課題がある。
【解決手段】
物理的または化学的に固体表面に変位を伴う事象において、測定基準面が変位しないように保護を事象中に行い、被測定対象物である立方体形状の固体試料に対し、その側面の2面に平行又は直角に交差する2本以上の溝を形成して試料台に積載し、個体試料上面及び溝面に変位計先端をセットし、試料台を移動又は回転させて走査し、座標管理された溝面と上面をそれぞれ同時に測定することにより試料の溝面と上面の同一座標において事象前後における三次元データを取得する。 (もっと読む)


【課題】空気中に浮遊するエアロゾルの分析に関し、特定の物質を含有するか、または特定の物質のみからなるエアロゾルの個数及び粒径等の情報を非接触でリアルタイムに計測する方法を提供する。
【解決手段】大気中の限られた空間に浮遊する特定の物質からなるエアロゾルまたは特定の物質を含むエアロゾルの個数またはそのエアロゾルに含まれる量を遠隔かつリアルタイムで計測するために、エアロゾルにレーザー照射を施し、レーザー光と特定の物質による相互作用により、その特定の物質が照射するレーザー光と波長が異なるレーザー光励起で発光する蛍光、りん光、またはフォトルミネッセンス等、レーザー非弾性散乱により発生するストークス、アンチストークス光等のラマン散乱光などの特定の物質が発生する特有の光を可視化して画像計測し、画像処理により計数する。 (もっと読む)


【課題】
静電加速法で低エネルギーイオンビームを直接生成して照射物に照射するため、照射物に電圧を印加する必要がなく、より高純度の低エネルギーイオンビーム照射が可能となる。更に、長時間安定して、大面積へ一様な照射も可能とする。
【解決手段】
薄い金属板電極に直径0.1mmから3mm程度の微小孔を多数加工した電極を用いると共に、薄い電気絶縁体スペース(絶縁スペーサ)を介して金属板電極を固定するという構造を採用することにより、熱変形や耐電圧性能に優れた静電加速電極構造とする。更に、複数の金属板電極からなる電極構造を一つのユニットとしてそのユニットを組み合わせることで大面積へ一様な照射を可能とする。 (もっと読む)


【課題】自然界に存在するラドンなどの天然放射性核種のバックグラウンド濃度を個別に測定し、プルトニウム等の人工放射性核種を迅速かつ正確に測定・評価する。
【解決手段】試料から放射されるα線及びβ線の検出器12と、検出信号をデジタル変換して処理するデータ処理部20と、その解析と結果の表示を行うパーソナルコンピュータ32を備えている。データ処理部には、アナログパルスをAD変換したデジタル信号の時間間隔測定を行うエネルギー及び時間間隔測定系と、アナログパルスのまま時間間隔測定を行う高速時間間隔測定系を設ける。測定データはFIFOメモリ28でバッファされ、パーソナルコンピュータで時間間隔解析法によりβ−α相関事象を捉えることによってRn−222の子孫核種であるPo−214由来のα線を選択的に抽出し、それを全体から除去することによりPo−214による妨害を低減して人工放射性核種に由来するα線を測定する。 (もっと読む)


【課題】放射線源の設置された部屋内から部屋外への中性子線漏洩防止効果が高く、安価な中性子線遮蔽構造体及びその構築方法を提供する。
【解決手段】放射線源2の設置された部屋3を区画する内側コンクリート4の外面5にボロンを含有した外側コンクリート6が設けられた構成の中性子線遮蔽構造体1とした。中性子線遮蔽構造体1は、例えば、コンクリート板の板面を部屋の内面位置に対応させて配置し、ボロンを含有したコンクリート板の板面を部屋の外面位置に対応させて配置し、コンクリート板とボロンを含有したコンクリート板との間に生コンクリートを打設して生コンクリートを固化させることによって、生コンクリートの固化により形成されたコンクリートとコンクリート板とにより内側コンクリートを形成し、ボロンを含有したコンクリート板により外側コンクリートを形成した。 (もっと読む)


【課題】融点が1500℃に達するような鉄基、ニッケル基あるいはコバルト基合金または多成分系合金等の超高純度高融点金属を誘導溶解するにあたって、ハロゲン化合物系の精錬剤を使用してもるつぼを損傷することがなく、さらに多量のハロゲン化合物系の精錬剤の使用を可能にして高精錬能を発揮し、しかも電力効率を低下しないで誘導溶解できる装置および方法を提供すること。
【解決手段】冷却材を導入できるようにした複数の管状セグメントを筒状に配設して周胴部を構成したセグメント式るつぼを内蔵する誘導溶解装置であって、各管状セグメントの隣接間に距離が1.5〜15mmの間隙を設け、この間隙および周胴部内周面に、元素周期表の特定族金属元素のハロゲン化物の単体または同金属元素のハロゲン化物、酸化物、炭化物もしくは窒化物の混合物の層を形成した誘導溶解装置および上記るつぼを強制冷却しながらハロゲン化物系のフラックスを用いて鉄基合金等を誘導溶解する方法。 (もっと読む)


【課題】輸送中の輸送物の監視データを周期的に送信するとともに、効率的に輸送物の画像データを送信して確実な状況監視を行う。
【解決手段】輸送車両9に設置されている監視データ処理装置5で、周期的に監視データ、位置情報データ、画像データ及び測定時刻データを取得し、監視データが基準値を超えるか判定する。基準値を超える場合、サンプリング画像と基準画像の差分を取り、差分が生じた場合に現画像、或いは1つ前の画像を通信処理部5gから基地局6に送信する。差分がある場合は輸送物に不審物や不審者等が接近している可能性があると判断されるので、基地局6に画像データを送信することで、確実に状況を監視できる。 (もっと読む)


【課題】コンクリートを普通のコンクリートで形成できてコストを安価にできるとともにシートにより中性子を効率的に吸収できる中性子線遮蔽構造体及び中性子線遮蔽構造体の構築方法を提供する。
【解決手段】本発明の中性子線遮蔽構造体1は、放射線源2の設置された部屋3を有する建物4のコンクリート5の外面6にボロンを含有したシート7が設けられたことを特徴とする。例えば、コンクリート5の外面6を形成する型枠の内面にボロンを含有したシート7を設置しておいてから型枠内に生コンクリートを打設することによってコンクリート5とコンクリート5の外面6に結合されたシート7とによる中性子線遮蔽構造体1を構築した。 (もっと読む)


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