説明

独立行政法人日本原子力研究開発機構により出願された特許

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【課題】
放射性同位元素で汚染された表面固着皮膜を除去する方法は、対象物、場所、形状等の適用可能条件が厳しく、応用範囲がかなり限定され、100%除染できるわけで無く、半分以上は除染可能であるが、固着した放射性同位元素の大きな部分が残留し、その除染能力効果が限られている。
【解決手段】
加速器、原子炉、放射性同位元素製造工場、核燃料工場、核燃料再処理工場など放射性同位元素に汚染された表面を持つ部品、構造物などを非熱的レーザー照射により、照射表面近傍に発生する熱がその周辺部に伝達されるよりも早く、レーザー照射された表面近傍部位を蒸発させ、除去するところの非熱的レーザー剥離を用いて再溶融無く、再拡散無く、且つ再汚染無く除染する。 (もっと読む)


【課題】有効に水選択透過膜を適用してヨウ化水素水溶液を濃縮し、水素製造効率を向上させた水素製造装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ヨウ素、二酸化硫黄および水から硫酸水溶液およびヨウ化水素水溶液を生成するブンゼン反応装置と、ヨウ化水素水溶液を濃縮した後にヨウ化水素を分解し、水素とブンゼン反応装置へ供給するヨウ素とを得るヨウ化水素濃縮分解装置と、硫酸水溶液を濃縮した後に硫酸を分解する硫酸濃縮分解装置と、を備え、ヨウ化水素濃縮分解装置には、ヨウ化水素水溶液を水選択透過膜によって水分膜分離する水分膜分離装置6が設けられた、水素製造装置において、水分膜分離装置6には、水選択透過膜によって処理されるヨウ化水素水溶液に対して、ヨウ素が析出する温度以上を維持するための熱を供給する熱供給器26が設けられていることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】
除染中の放射性同位元素の浸透や汚染が汚染物質の軽微な内面、あるいは汚染されていない内面への再拡散を防ぎ、再汚染を無くす、あるいは最小にする、水噴流導光レーザー剥離による除染方法を提供する。
【解決手段】
放射性同位元素に汚染された表面を持つ部品、構造物などを水噴流導光レーザー照射により、照射表面近傍に発生する熱がその被対象物全体の温度を上げないように周囲の水や水噴流により十分冷却を保持して、且つレーザー照射された表面近傍部位を蒸発させ、除去するところの水噴流導光レーザー剥離を用いて再溶融無く、再拡散無く、且つ再汚染無く除染する。 (もっと読む)


【課題】予め電離放射線を照射した四フッ化エチレン樹脂粉末を室温で圧縮成形したのち焼成する工業的な汎用技術により、実用強度を保持し、高い結晶化度と高い延伸性ならびに引裂き強度、さらには、ガス透過度、圧縮クリープ、線膨張率などを著しく改善した四フッ化エチレン樹脂の成形品を提供する。
【解決手段】電離放射線の吸収線量が0.5kGy〜3kGyである四フッ化エチレン樹脂成形用粉末を用い、それを成形した樹脂の結晶融解熱量が27J/gから40J/gの範囲にあって、その引張り破断強度の保持率が電離放射線を照射しない成形用粉末を用いたときの1/2以上である高い延伸性を持つ、四フッ化エチレン樹脂圧縮成形体。 (もっと読む)


【課題】燃料溶解に先立って予め脱被覆を行う必要が無く、工程を簡素化でき、溶解速度が速く、高レベル廃棄物発生量を大幅に削減できるようにする。
【解決手段】使用済酸化物燃料を溶媒に溶解させ、電解によってウラン・プルトニウム混合酸化物を回収する使用済酸化物燃料の乾式再処理方法である。この方法では、金属被覆管内に酸化物燃料が充填されている使用済燃料ピンを機械的に破砕する破砕工程と、燃料ピン破砕片を、溶媒として用いるモリブデン酸溶融塩もしくはタングステン酸溶融塩に投入して不活性ガス雰囲気下で燃料成分の溶解を行うことにより、燃料溶解と同時にハル分離を行うハル分離・燃料溶解工程と、前記溶媒に溶解した燃料成分に酸化処理を施す酸化工程と、酸化処理後の溶媒に電解処理を施すことによってウラン・プルトニウム混合酸化物を陰極上に析出・回収する電解工程とを備えている。 (もっと読む)


【課題】低電解電圧での水素発生を可能としたハイブリッド熱化学法プロセスにおける亜硫酸電解による水素製造に際し、亜硫酸中に混入する硫酸および不純物金属元素を予め除去し、高い水素製造効率を得るとともに、亜硫酸電解装置で使用される陽イオン交換膜の劣化を防止する方法と装置を提供する。
【解決手段】硫酸加熱工程[1]と、三酸化硫黄電解工程と[2]と、亜硫酸電解工程[3]とからなる亜硫酸電解水素製造方法において、三酸化硫黄電解工程[2]と亜硫酸電解工程[3]との間に硫酸分離装置を設け、三酸化硫黄電解工程[2]から供給されるSO2とH2Oと未分解SO3を含む高温の混合ガスを100〜200℃の温度に冷却し、SO3をH2Oと結合させて液体硫酸(H2SO4およびH2SO4・H2O)として分離し、SO2と余剰のH2Oからなる混合ガスを亜硫酸電解工程[3]へ供給する。 (もっと読む)


【課題】塩化物系使用済電解質を再生し、廃棄物発生量の低減を図る。特に、廃塩再生により新たに増加した余剰塩をリン酸と反応させてリン酸塩とするリン酸塩転換の方法と装置を明確化し、塩化物系使用済電解質の再生プロセスを確立する。
【解決手段】使用済電解質中に蓄積したFP塩化物をリン酸塩と反応させてFPリン酸塩に変換することにより沈殿させ電解質を再生する廃塩再生工程と、廃塩再生により生じた余剰塩をリン酸と反応させてリン酸塩にするリン酸塩転換工程と、生成したリン酸塩を鉄リン酸ガラスに充填することにより安定化させるリン酸塩安定化工程とからなる塩化物系使用済電解質の処理方法である。例えば、リン酸塩転換工程では、塊状の余剰塩を、破砕、粉砕、分級した後、液状のオルトリン酸と捏和し、攪拌しながら300〜600℃に昇温することにより、塩化物をメタリン酸塩に転換する。 (もっと読む)


【課題】
通常の単一エネルギーのみを使用するパルス中性子非弾性散乱測定では、使用したいエネルギーのパルス時間幅とチョッパーの開口時間幅をほぼ等しくなるように調節することで最適な実験条件を実現させてきたが、複数の入射エネルギーを使用するRRM法においては、チョッパーの開口時間幅が常に一定になってしまうため、パルス中性子の有する複数の入射エネルギーで同時に最適な実験条件を実現させることができなかった。
【解決手段】
スリットパッケージを構成する中性子吸収材の両面に中性子スーパーミラーを貼付することにより、透過できなかった中性子ビームをミラーによる反射で透過させ、実効的なチョッパー開口時間幅の中性子エネルギー依存性を、中性子源におけるパルス時間幅の中性子エネルギー依存性に、広いエネルギー範囲に亘って近付けようとするものである。 (もっと読む)


【課題】ガラス溶融炉の炉底部に導電性沈殿物が堆積するのを防止して、導電性沈殿物に起因する種々の問題点を解消する。
【解決手段】溶融槽4内に、略円錐状または角錐状でその先端及び底面に開口部を有する中空の炉内構造物8を、その先端を下向きにして流下ノズル12の上方に配置することにより、流下ノズル12の上方位置に、溶融ガラスの流路として、炉内構造物8の内部及び先端開口部8bを通って流下ノズル12に至る第1流路と、炉内構造物8の外周面と炉底傾斜面6との間隙を通って流下ノズル12に至る第2流路とをそれぞれ形成する。 (もっと読む)


【課題】
原子炉プラントにおいてシステムを複雑化させることなく効率を向上させることは、経済性、環境に対し大きな利益をもたらし、又、このような高効率原子力プラントは資源節約と環境保存の観点から多様な種類の燃料を利用できるので、本発明の核熱利用コンバインドブレイトンサイクル発電システム(NuDBC)はこの双方の問題を解決する。
【解決手段】
核熱利用コンバインドブレイトンサイクル発電システム(NuDBC)において、少なくともその内の1つは、高温を出しうる高温ブレイトンサイクル(HBC)であり、もう一方は超臨界炭酸ガスブレイトンサイクル(SCBC)により構成され、高温ブレイトンサイクル(HBC)は他のループと独立して発電する一方、その顕熱を超臨界炭酸ガスブレイトンサイクル(SCBC)へと伝え、全体効率をより高いものにしている。 (もっと読む)


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