説明

リジェネロン・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッドにより出願された特許

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本発明は、調節性T細胞(Treg)の数を増加させることが有益な疾患または障害を治療する方法であって、このような疾患または障害に罹患している対象者に、Dll4−ノッチシグナル伝達経路を遮断する、治療的有効量のDll4アンタゴニストを投与して、Tregの数を増加させる工程を包含する方法を提供する。本発明の方法によって治療可能な疾患または障害としては、多発性硬化症(MS)のような自己免疫疾患または障害、糖尿病などが挙げられる。本発明に適切なDll4アンタゴニストとしては、Dll4を特異的に結合し、Dll4−ノッチ相互作用を遮断する抗体または抗体フラグメント、Dll4の細胞外ドメインなどが挙げられる。本発明はまた、このような疾患または障害の発症が予測されているかまたは罹りやすい対象者におけるこのような疾患または障害の発症または再発を防止する方法を提供する。さらに、本発明の方法は、器官移植の拒絶反応または移植片対宿主病の予防または治療に有用である。 (もっと読む)


本発明は、それを必要とする対象者に、Dll4−ノッチシグナル伝達経路を遮断する治療的有効量のDll4アンタゴニストを投与することにより、糖尿病を予防、治療、または改善させる方法を提供する。糖尿病のマウスモデルで観察されたように、Dll4アンタゴニストは、調節性T細胞(Treg)の増殖を介して、膵島の保護効果、血中グルコース濃度の低下、および自己抗体(インスリンおよびグルタミン酸デカルボキシラーゼ65(GAD)に対する自己抗体を含む)の産生の遮断を示している。従って、本発明は、それを必要とする対象者に治療的有効量のDll4アンタゴニストを投与することにより、血中グルコース濃度を低下させ、および/または自己抗体の産生を遮断する方法をさらに提供する。本発明に適切なDll4アンタゴニストは、Dll4を特異的に結合し、Dll4−ノッチ相互作用を遮断する抗体または抗体フラグメント、Dll4の細胞外ドメインなどを含む。 (もっと読む)


本発明は、ヒトインターロイキン6受容体(hIL-6R)へ特異的に結合するヒト抗体を含む薬学的製剤を提供する。製剤は、抗hIL−6R抗体に加えて、少なくとも1つのアミノ酸、少なくとも1つの糖、及び/又は少なくとも1つの非イオン性界面活性剤を含有し得る。本発明の薬学的製剤は、数ヶ月の保存後に実質的な程度の抗体安定性を示す。
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遺伝子改変が内因性低親和性FcγR遺伝子座の欠失を含み、マウスが機能的FcR γ鎖を発現することができる、遺伝子改変された非ヒト動物、ならびにそれらを作製および使用するための方法および組成物を提供する。内因性FcγR遺伝子座由来の低親和性ヒトFcγR遺伝子を発現するマウスを含めた、機能的FcR γ鎖を含む、遺伝子改変されたマウスを記載する。宿主免疫系のアクセサリー細胞上に5つまでの低親和性ヒトFcγR遺伝子を発現する、遺伝子改変されたマウスを提供する。
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ヒトアンギオポエチン様タンパク質4(hANGPTL4)に特異的に結合して阻害する完全なヒト抗体またはヒト抗体の抗原結合フラグメントを提供する。ヒト抗hANGPTL4抗体は、ANGPTL4に関連する疾患または障害(高脂血症、高リポタンパク質血症、および脂質異常症(高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、カイロミクロン血症などが含まれる)など)の処置で有用である。さらに、抗hANGPTL4抗体を、異常な脂質代謝が危険因子である疾患または障害を防止または処置するために、必要な被験体に投与することができる。かかる疾患または障害には、心血管疾患(アテローム性動脈硬化症および冠状動脈疾患など)、急性膵炎、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、糖尿病、および肥満が含まれる。 (もっと読む)


遺伝子改変された非ヒト動物、ならびにそれを作製および使用するための方法および組成物を提供する。ここで、該遺伝子改変は、IgG、IgA、IgDおよび/またはIgEの免疫グロブリン定常領域のCH1遺伝子における欠失(任意選択で、ヒンジ領域における欠失)を含み、該マウスは機能性IgMを発現できる。遺伝子改変マウス、例えば、機能性IgM遺伝子を有し、IgMではない重鎖定常ドメイン内、例えば、IgG重鎖定常ドメイン内のCH1ドメインおよびヒンジ領域の欠失を有するように改変されたマウスを記載する。ヒト可変/マウス定常キメラ重鎖抗体(軽鎖を欠いている抗体)、完全マウス重鎖抗体、または完全ヒト重鎖抗体が作製される遺伝子改変マウスを提供する。
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ゲノムに修飾を提供するための核酸構築物と方法が提供される。ここでは、修飾には、ヌル対立遺伝子、条件的対立遺伝子、およびCOINを含有しているヌル対立遺伝子が含まれる。多機能性対立遺伝子(MFA)、ならびにそれらを作製するための方法が提供される。多機能性対立遺伝子を作製するための方法は、1回の標的化において、ヌル対立遺伝子、条件的対立遺伝子、またはヌル対立遺伝子でありさらにCOINを含む対立遺伝子を作製するために使用することができる1つの対立遺伝子を導入する能力を提供する。MFAには、類似するリコンビナーゼ認識部位の複数の対、動作配列および/または薬剤選択カセット、ならびに目的のヌクレオチド配列、ならびにCOINが含まれる。ここでは、リコンビナーゼの作用を受けると、COINを持つ条件的対立遺伝子が形成される。
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本発明は、プロテアーゼ活性化受容体−2(PAR−2)に結合する抗体およびそれらの使用方法を提供する。本発明の一定の実施形態によると、これらの抗体は、ヒトPAR−2に結合する完全ヒト抗体である。本発明の抗体は、とりわけ、疼痛状態、炎症性状態および胃腸の状態の処置をはじめとする、1つ以上のPAR−2生物活性に関連した疾患および障害の処置に有用である。本発明は、患者におけるPAR−2活性に関連したまたは起因する疾患または障害を処置するための薬物の製造における、本発明の抗PAR−2抗体または抗体の抗原結合部分の使用も含む。
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【課題】哺乳動物(特にヒト)において、糖尿病を処置する方法の提供。
【解決手段】VEGF媒介性活性を遮断または阻害することが可能な分子による、哺乳動物(特にヒト)において糖尿病を処置する方法。該VEGF発現を阻害することが可能な分子としては、抗体、VEGFトラップ、低分子、脂質、および糖質からなる群より選択されるVEGFアンタゴニストであることが好ましい。該VEGFトラップとしては、アセチル化された、Flt−1(1−3)−Fc、Flt−1(1−3R→N)−Fc、Flt−1(1−3ΔB)−Fc、Flt−1(2−3ΔB)−Fc、Flt−1(2−3)−Fc、Flt−1D2−VEGFR3D3−FcΔC1(a)、Flt−1D2−Flk−1D3−FcΔC1(a)、およびVEGFR1R2−FcΔC1(a)からなる群より選択されることが好ましい。該低分子としては、アンチセンス分子であることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】改善された薬物動態を有する改変キメラポリペプチドが開示される。
【解決手段】詳細には、その薬物動態プロフィールが改善されるように改変された、改変Flt1レセプターポリペプチドが開示される。この改変ポリペプチドを作製および使用する方法がまた開示され、この改変ポリペプチドには、哺乳動物において血漿の漏出および/または透過性を減少または阻害する改変ポリペプチドが挙げられるが、これに限定されない。また、VEGFポリペプチドに結合し得る融合ポリペプチドをコードする単離された核酸分子が提供される。 (もっと読む)


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