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Fターム[2E139BA53]の内容

Fターム[2E139BA53]に分類される特許

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【課題】卓越する振動成分が主とする振動モードの次数に影響を受けることなく、効果的な減衰力を建物に付与することができる制震システム、及び建物の制震方法を提供する。
【解決手段】制御手段24によって、卓越する振動成分が主とする振動モードの振動数fに対して減衰力Fが最大になる減衰係数Ceqとなるように可変減衰ダンパー16を操作することにより、卓越した振動成分を有する振動モードの次数に影響を受けることなく、効果的な減衰力Fを建物14に付与することができる。 (もっと読む)


【課題】剛性の異なる2つの構造物の間を制振部材で連結することにより制振する制振建物において、風荷重などの静的な荷重が作用する場合であっても低剛性の構造物に大きな変形が生じないようにする。
【解決手段】制振建物10は、異なる固有周期を有する外部構造20及び内部構造30と、一以上の高さ位置において内部構造30と外部構造20とを連結するように設置され、内部構造30と外部構造20との相対変位に応じて、変形することにより振動エネルギーを吸収する制振ダンパー41と、制振ダンパー41の変形を許容した状態と、制振ダンパー41の変形を拘束した状態とを実現しうるロック手段42と、を備える。 (もっと読む)


【課題】地震時における変位および後揺れを抑制し得る有効な免制震構造を提供する。
【解決手段】高層ないし超高層の建物をチューブ架構による本体部3とその中心位置に自立するコア部2とにより構成し、それら本体部とコア部との間に水平方向の相対振動を許容するためのクリアランス4を確保する。本体部を基礎底盤1等の基礎構造体上に底部免震装置5により免震支持して設置し、コア部を本体部よりも相対的に高剛性として基礎構造体に剛結して自立状態で設置し、コア部の頂部と本体部との間に頂部免震装置6を介装する。本体部の高さ方向中間部とコア部との間に、本体部をコア部により支持する中間部制震装置7としての可変剛性ダンパーを上下方向に間隔をおいて多段に介装し、本体部の底部および頂部の変位を変位センサー8,9により検知してその結果に基づき各可変剛性ダンパーの剛性を制御可能とする。 (もっと読む)


【課題】煩雑な演算を行うことなく簡易な構成で生活振動から地震による振動までの広い範囲の振動を減衰することができる制振システムを適用することを目的とする。
【解決手段】緊急地震速報を受信した場合に、ダンパの減衰レベルを地震モードに切換る(100〜102)と共に、震度情報に応じた減衰力になるようにダンパの減衰力を調整する(103)。そして、余震を含む地震が終了すると考えられる期間経過後に、生活振動減衰レベルに戻す(104〜106)。 (もっと読む)


【課題】簡易な構造により建物の免震・避震の効果を達成すること。
【解決手段】検出器、処理ユニット、吸震システム、油圧積載システムと多層摺動システムを含み、地震時において、検出器が建物の移動と傾斜を検知し、検出器が側傾角パラメーターを生成して処理ユニットへ提供し、処理ユニットが側傾角パラメーターを油圧積載システムの減衰係数に換算し、油圧積載システムが、対応する減衰力にて建物のバランスを調整・制御する。 (もっと読む)


【課題】流体の質量移動効果を高めて振動を低減する振動低減装置を提供する。
【解決手段】振動低減装置10は、機能性流体11を充填するシリンダ20と、シリンダ内に移動自在に収納されシリンダ内を第1流体室21と第2流体室22とに区画するピストン30と、ピストンに接続されシリンダの外部に伸びるロッド40と、第1流体室と第2流体室とを連通し第1流体室と第2流体室との間で機能性流体を移動させるバイパス通路50と、を有している。そして、振動時に発生するシリンダに対するピストンの相対変位によって、バイパス通路内の機能性流体を移動させて相対的な慣性力を生じさせることによって振動を低減している。ここで、機能性流体は密度が比較的大きいので、流体の質量移動効果を高めて振動を低減することができる。 (もっと読む)


【課題】地震の規模に応じて、適宜可変減衰ダンパの減衰力を制御することにより、制振構造物の柱に作用する軸力の増加を抑えることが可能となる可変減衰ダンパの制御システムを提供する。
【解決手段】地震時に、可変減衰ダンパ10が介装された制振構造物1における柱2または柱梁架構の応答量を検出する応答検出手段11、15と、この応答検出手段からの検出値に基づいて、可変減衰ダンパ10の減衰係数を切り換える制御手段12とを備えてなり、制御手段12は、上記検出値から柱2に作用する軸力を算出し、得られた軸力と予め設定された当該柱に作用する軸力の設定値とを比較して、上記軸力が上記設定値よりも大きい場合に、上記可変減衰ダンパ10の減衰係数をより低い値に切り換える。 (もっと読む)


【課題】免震装置の減衰性能を能動的に変化させ、多様な入力振動に対して効果的な免震を行うことができる免震装置を提供することを目的としている。
【解決手段】せん断変形可能な積層体4の内側に、入力振動を減衰させる減衰材5が積層体4の積層方向に貫設されている免震装置1において、減衰材5に対して可変的に圧力を加える加圧手段6が備えられている。 (もっと読む)


【課題】建物ユニット又はユニット式建物からなる複数のユニット建造部が離し置きされ、それらユニット建造部の間に中間建造部が設けられた建築物において、地震時等における中間建造部の破損を好適に抑制する。
【解決手段】建物は、複数の建物ユニットからなる建物本体12を備える。建物本体12は、互いに離し置きされた2つの建物ユニット群からなるユニット建造部X1,X2と、そのユニット建造部X1,X2の間に設けられた中間建造部X3とを有している。また、各ユニット建造部X1,X2には、地震や強風等の外乱発生時において2つのユニット建造部X1,X2の振動を同調させるための同調化手段が設けられている。同調化手段は、各ユニット建造部X1,X2の振動を吸収する制振装置40により構成されている。 (もっと読む)


【課題】地震時の建物の応答低減をより効率的に行う。
【解決手段】建造物の免震を行う免震システムであって、構造物に対する地震動のエネルギーを吸収するために、減衰係数が可変である可変ダンパーと、構造物の揺れを検出するセンサと、発生した地震の規模を示す情報と、地震発生位置を示す情報を取得する手段と、地震発生領域毎に、可変ダンパーの制御則情報が予め関係付けられて記憶されたテーブルを備え、地震発生位置を示す情報に基づいて特定される発生領域に関係付けられている制御則を選択する手段と、発生した地震の規模を示す情報と、地震発生位置を示す情報とから、構造物に入力する地震動の最大速度値を算出する手段と、選択された制御則と、最大速度値と、センサの出力値とを入力し、可変ダンパーの減衰係数を計算する手段と、得られた減衰係数を可変ダンパーに設定する手段とを備えた。 (もっと読む)


【課題】古い既存建物等のような低強度構造体にも適用可能で安価な摩擦ダンパーを提供する。
【解決手段】相対移動する二部材同士の間に介装されて、前記二部材同士の間の振動を減衰する摩擦ダンパーである。前記相対移動に係る往復の直線移動動作を、所定の軸芯を回転中心とする往復の回転動作に変換する運動変換機構と、前記二部材のうちの一方の部材に前記軸芯周りに回転自在に支持されて、前記回転動作によって回転する回転慣性質量体と、前記回転慣性質量体に設けられ該回転慣性質量体と一体となって回転する摩擦材と、前記一方の部材に設けられ、前記摩擦材との摺動により前記摩擦材との間に生じる摩擦力によって前記振動を減衰する滑り材と、を備える。前記運動変換機構によって、前記摩擦材の前記軸芯周りの回転速度は、前記直線移動動作の速度よりも増速されている。 (もっと読む)


【課題】20t〜30t程度の重量を有する戸建住宅を対象とし、簡単な装置構成で、主に、交通振動、環境振動等に伴って発生し、居住者が不快に感じる定常的な微振動を効果的に低減可能な制振装置を提供する。
【解決手段】建造物に入力された振動エネルギを電気エネルギに変換する圧電素子を有する圧電材料24と、圧電素子によって変換された電気エネルギを用い、建造物に入力された振動とは逆位相の振動を圧電材料24に発生させる負性容量回路27とを備える制振装置。建造物に入力された振動の変位振幅が100μm以下のものについては周波数を0に、変位振幅が100μmを超え、1000μm以下のものについては、周波数を3Hz以下に低下させることができる。建造物に入力された振動の加速度が所定の値以上の場合には、圧電材料24及び負性容量回路27以外の制振手段(減衰ダンパ等)を用いて建造物の制振を行うことができる。 (もっと読む)


【課題】 本発明は、陸屋根面に日射利用装置を設置しても耐震性が低下せず、屋上の防水層の劣化が防止でき、メンテナンスや改修も容易であり、日射利用装置の位置の変更や他の用途への変更も容易な陸屋根建物の日射利用装置設置構造を提供することを目的としている。
【解決手段】 防水層2が形成された陸屋根1a面上に設置された制振部材を構成する弾性部材3及び減衰部材4と、該制振部材を介して支持されて陸屋根1a面の全面を覆う床部材5と、該床部材5上に載置して固定された日射利用装置6とを有して構成したことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 本発明は、建物本体に手を加えることなく、かつ低コストで高い制振効果が得られる建物の慣性質量制振装置を提供することを可能にすることを目的としている。
【解決手段】 建物Aの周囲に立設された鉛直荷重のみを支持し得る複数の鉛直荷重支持部材1と、建物Aを跨ぎ複数の鉛直荷重支持部材1に架け渡される横架材2と、該横架材2と建物Aとの間に介在する復元部材3及び減衰部材4と、横架材2で支持された積載物5とを有して構成したことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 機械強度などを保ちながら系全体のばね定数を低下させて、振動抑制装置を含む系の固有振動数を低下させ、振動抑制の特性を向上させることができる振動抑制装置を提供する
【解決手段】 基礎Bと、その基礎Bから所定距離離間して配置される振動抑制対象部Sとの間に設けられて、三次元の振動を絶縁又は減衰する振動抑制装置100であって、第1方向に伸縮可能であり、自然状態において前記基礎Bと前記振動抑制対象部Sとを所定距離離間させて保つとともに、前記基礎Bから前記振動抑制対象部Sへの振動を主として絶縁する振動絶縁機構SPと、前記基礎Bから前記振動抑制対象部Sへの振動を主として減衰する振動減衰機構8と、前記振動絶縁機構SPとともに、前記振動抑制対象部Sを前記基礎Bに対して支持する弾性リンク機構7と、を備えた。 (もっと読む)


【課題】揺れが小さい時には、両構造物間に生じる相対変位を利用して効率的な減衰効果を得ることができるとともに、揺れが大きい時には、耐震性能の低い構造物に対して優先的に揺れの応答を低減することができる構造物の連結制震構造を提供する。
【解決手段】第1の構造物1および耐震性能が低い第2の構造物2を連結する可変減衰装置3と、第2の構造物2の揺れの大きさを検出する第1のセンサ5と、この第1のセンサからの検出信号に基づいて可変減衰装置3の減衰係数を制御する制御手段4とを備え、可変減衰装置3は、平常時に第1および第2の構造物1、2の双方の揺れを減衰可能な減衰係数に固定されているとともに、制御手段4は、予め設定した第2の構造物2の損傷につながるレベルを超える揺れを第1のセンサ5が検出した際に、可変減衰装置3の減衰係数を、第2の構造物2の揺れを優先的に抑えるように切換制御する。 (もっと読む)


【課題】免震建物において、地震動の周期特性によらずに、効率よく建物本体に生じた振動エネルギーを吸収できるようにする。
【解決手段】建物本体11を免震支持するアイソレータ13と、減衰定数が可変であるとともに、建物本体11に生じた振動エネルギーを吸収する可変ダンパー装置12と、を備えた免震建物10と、地震の震源地及び地震規模を含む地震情報を取得する地震情報取得部22と、地震情報取得部22が取得した地震情報に基づき、減衰定数データベース24を参照して、地震により建物本体11に生じる振動エネルギーを効率良く吸収できるような可変ダンパー装置12の最適減衰定数を取得する減衰定数情報取得部23と、可変ダンパー装置12の減衰定数を、減衰定数情報取得部23により求められた最適減衰定数に調整する制御部21と、を備える。 (もっと読む)


【課題】演算装置や複雑な制御装置等を要することなく、簡易な設備によって地震時に高い振動減衰効果を発揮させることができ、かつ大地震時等には上下部構造間に過度の相対変位を生じることを防ぐことができる免震システムを提供する。
【解決手段】建物の上下部構造1,2間に介装されるとともに減衰係数を2段階または3段階に切り換える切換手段4cが設けられた可変減衰ダンパー4と、下部構造1に対する上部構造2の応答を検出する応答検出手段6と、応答検出手段6からの検出信号に基づいて切換手段4cを作動させる制御手段7とを備えてなり、制御手段7は、地震発生時に可変減衰ダンパー4の減衰係数を最小にし、かつ応答検出手段6がその設定値を超える上部構造2の応答量を検出した際に、切換手段4cを作動させて可変減衰ダンパー4の減衰係数を上げて減衰力を増大させ、少なくとも地震時は減衰係数をそのままに維持することを特徴とする。 (もっと読む)


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