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Fターム[4G031CA08]の内容

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Fターム[4G031CA08]に分類される特許

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【課題】 高誘電率かつ安定な比誘電率の温度特性を示す誘電体磁器と、それを用いたコンデンサを提供する。
【解決手段】 チタン酸バリウムを構成するバリウム1モルに対して、イットリウムをYO3/2換算で0.0014〜0.03モル、マンガンをMnO換算で0.0002〜0.045モル、マグネシウムをMgO換算で0.0075〜0.04モル、イッテルビウムをYbO3/2換算で0.025〜0.18モル含有するとともに、前記マグネシウムが前記結晶粒子の内部よりも表層部に多く存在し、前記結晶粒子の表面から20nmの深さにおける前記マグネシウムの濃度が0.2原子%以下であり、前記結晶粒子の平均粒径が0.05〜0.2μmで、かつ前記結晶相が立方晶を主体とする結晶構造を有する。 (もっと読む)


【課題】温度特性を損なうことなく高誘電率を維持し、かつ所望の信頼性やAC電界特性を確保することができるようにする。
【解決手段】本発明の誘電体セラミックは、結晶粒子1と結晶粒界2とを備えている。そして、任意の断面で観察したとき、70%以上の結晶粒子1が、BaTiOを主成分とする第1の領域3と、(Ba,Ca)TiOを主成分とする第2の領域4とを有する。さらに、第1の領域3の結晶粒界2への露出部分の周縁長L1が、第2の領域4の結晶粒界2への露出部分の周縁長L2よりも長く形成されている。第2の領域4が第1の領域3で取り囲まれている。必要に応じ、副成分としてSi、Mg、Mn、及びVの群から選択された少なくとも1種の元素、更にはSm、Gd、Dy、Er、Ho、Y、及びZrの群から選択された少なくとも1種の元素を添加するのも好ましい。 (もっと読む)


【課題】 優れた高温負荷寿命および容量温度特性を有するとともに、電歪現象が抑制された誘電体磁器組成物を提供すること。
【解決手段】 チタン酸バリウムを含む主成分と、MgOを含む第1副成分と、SiO系の焼結助剤を含む第2副成分と、V、NbおよびWOの少なくとも一つを含む第3副成分と、Rの酸化物(ただし、Rは、Tb、GdおよびDyから選ばれる少なくとも1種)を含む第4A副成分と、Rの酸化物(ただし、Rは、Ho、YおよびYbから選ばれる少なくとも1種)を含む第4B副成分と、MnOまたはCrを含む第5副成分とを、有する誘電体磁器組成物である誘電体磁器組成物。
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【課題】 Agの含有割合が高い内部電極を同時焼成する場合のような低い焼成温度で焼成された場合であっても十分な圧電特性を有する圧電磁器を提供すること。
【解決手段】 本発明の圧電磁器は、下記組成式(1)で表される複合酸化物を主成分として含む。
(Pb1−βMeβα[(Cu1/3Nb2/3TiZr]O …(1)
[但し、式(1)中、Meは、Ca、Sr及びBaからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素であり、α、β、a、b及びcは、下記式(2)、(3)、(4)、(5)、(6)及び(7)で表される条件を満たす値である。
0.99≦α≦1.005 …(2)
0≦β<0.1 …(3)
0.005≦a≦0.10 …(4)
0.40≦b≦0.50 …(5)
0.40≦c≦0.58 …(6)
a+b+c=1 …(7)] (もっと読む)


【課題】 金属層と酸化物層の間に中間層を設けることなく、(111)面に高い配向性を有しかつ信頼性の高いペロブスカイト構造酸化物層を形成すること。
【解決手段】 金属層14上に、AサイトにBa、BサイトにTiを含むABO型ペロブススカイト構造酸化物の前駆体層20Aを形成する工程と、酸化物の前駆体層20Aを加熱して酸化物層20Bを形成する工程と、酸化物層20Bに対して、前記酸化物が結晶化しない照射条件で、レーザ光を照射する工程と、レーザ光が照射された層を加熱して結晶化させる工程と、を備える酸化物層の製造方法。 (もっと読む)


【課題】 Agの含有割合が高い内部電極を同時焼成する場合であっても十分に焼成することが可能な圧電磁器組成物を提供すること。
【解決手段】 本発明の圧電磁器組成物は、下記組成式(1)で表される複合酸化物を主成分として含み、副成分として、0.6質量部以下のTa、Sb、Nb、W又はSnの酸化物、0.25質量部以下のDy、Gd、Yb、Er又はYの酸化物、及び、0.15質量部以下のBi又はVの酸化物を含む。
(Pba−bMe)[(Zn1/3Nb2/3TiZr]O …(1)
[式(1)中、Meは、Ca、Sr及びBaからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素であり、a、b、x、y及びzは、下記式(2)〜(7)で表される条件を満たす。
0.96≦a≦1.03 …(2)
0≦b<0.1 …(3)
0.005≦x<0.05 …(4)
0.42≦y≦0.53 …(5)
0.45≦z≦0.56 …(6)
x+y+z=1 …(7)] (もっと読む)


【課題】主成分の原料粉末と微量の副成分の原料粉末との混合分散性が高いセラミック材料粉末の製造方法、および、高信頼性のセラミック電子部品の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】主成分の原料粉末と副成分の原料粉末の混合において、主成分の原料粉末の懸濁液中の表面電位と副成分の原料粉末の懸濁液中の表面電位とを、あらかじめ同電位側になるように表面電位を調整した後に、これらの懸濁液を混合するセラミック材料粉末の製造方法であり、これにより、各原料粉末の表面電位が同電位側にあるため、各原料粉末が電気的に反発した状態で混合が行われるので、分散状態の均一性に優れたセラミック材料粉末を得ることができる。また、分散状態のセラミック材料粉末を用いて作製するので、信頼性に優れたセラミック電子部品を提供することができる。 (もっと読む)


【課題】 高誘電率で、比誘電率の温度変化率およびDCバイアス特性がそれぞれ小さく、かつ高温負荷試験での寿命特性が高く、容量安定性の良い積層セラミックコンデンサを提供する積層セラミックコンデンサを提供する。
【解決手段】 チタン酸バリウムを主成分とし、カルシウムの濃度が0.2原子%以下の結晶粒子9aからなる第1の結晶群と、カルシウムの濃度が0.4原子%以上の結晶粒子9bからなる第2の結晶群とを所定の割合で有し、前記第1結晶粒子9aおよび前記第2結晶粒子9bの平均粒径が0.18〜0.3μmであり、かつ前記第1結晶粒子9aの平均粒径が前記第2結晶粒子9bの平均粒径よりも0.05μm以上小さい。 (もっと読む)


【課題】 不純物元素、好ましくはアルミニウム元素を低減したチタン酸バリウム前駆体溶液の製造方法及びチタン酸バリウム薄膜の製造方法、この製造方法により得られたチタン酸バリウム薄膜並びにチタン酸バリウム薄膜を用いた電子部品を提供する。
【解決手段】 (A)バリウムアルコキシドとチタンアルコキシドの混合溶液を調製する工程
(B)(A)工程で得られた溶液に、アミノアルコールを添加する工程、
(C)(B)工程で得られた溶液を濾過して、不溶物を除去する工程及び
(D)(C)工程で得られた溶液に、カルボン酸を加える工程
を含み、不純物として含まれるアルミニウム元素の比率がバリウム元素の0.005mol%未満である、チタン酸バリウム前駆体溶液の製造方法及びチタン酸バリウム薄膜の製造方法、この製造方法により得られたチタン酸バリウム薄膜並びにチタン酸バリウム薄膜を用いた電子部品。 (もっと読む)


金属箔上で誘電体を作る方法が開示され、本方法から得られる金属箔上の誘電体を含んだ大面積コンデンサを作る方法が開示されている。誘電体の前駆体層及びベースメタル箔は、還元性ガスも含む湿潤雰囲気中で、350〜650℃の範囲内の予備焼成温度において予備焼成される。予備焼成された誘電体の前駆体層及びベースメタル箔はその後、誘電体を生成するために約10-6気圧未満の酸素分圧を有する雰囲気中で、700〜1200℃の範囲内の焼成温度において焼成される。本開示方法に従って作られるコンデンサの面積は10mm2を超え得る。そしてプリント配線板内に埋め込まれ得る複数の個々のコンデンサユニットを作製するために細分され得る。誘電体は、典型的には結晶質のチタン酸バリウム、又は結晶質のチタン酸バリウム・ストロンチウムを含む。
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【課題】濡れ性の上昇による塗膜の均一性、適度な乾燥速度によるハンドリング性、及び適度な濡れ性と粘性による厚膜化のための生産性の向上が達成され、しかも、クラックの発生がなく、かつ誘電特性に優れた誘電体薄膜を形成することができる高誘電体薄膜形成用の塗布組成物とその効率的な製造方法を提供する。
【解決手段】下記の(A)の要件を満足する前駆体溶液中に、下記の(B)の要件を満足する樹脂成分を該前駆体溶液に対し0.2〜2質量%含有することを特徴とする。
(A)前記前駆体溶液は、少なくとも1種のアルコール類、少なくとも1種のエステル類2−エチルヘキサン酸からなる混合溶剤中に、有機酸塩を含有し、かつ金属元素濃度が0.4〜1.2mol/Lである。
(B)前記樹脂成分は、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、メタクリル酸アミド、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸ブチル等からなる。 (もっと読む)


【課題】電圧印加時における電歪量が低く、しかも高温負荷寿命およびDCバイアス特性を向上させることができる誘電体磁器組成物を提供すること。
【解決手段】チタン酸バリウムを含む主成分と、BaZrOを含む第1副成分と、希土類の酸化物を含む第2副成分と、Mn、Ni、Cr、CoおよびFeから選ばれる1種以上の酸化物を含む第3副成分と、Siの酸化物を含む第4副成分と、を含有する誘電体磁器組成物であって、誘電体磁器組成物が、複数の誘電体粒子2aと結晶粒界2bとを有しており、結晶粒界2bにおけるZrの含有割合および希土類元素の含有割合を測定したときに、Zrの含有割合および希土類元素の含有割合が1atom%以上である測定点の割合が、全測定点の90%以上、かつ、測定点におけるZrの含有割合の平均値および希土類元素の含有割合の平均値が1atom%以上である。 (もっと読む)


【課題】積層セラミックコンデンサにおいて、誘電体セラミック層が薄層化されても、静電容量温度特性がEIA規格のX5R特性を満足し、高温での絶縁抵抗が高く、高温負荷寿命特性が良好な誘電体セラミックを提供する。
【解決手段】積層セラミックコンデンサ1において、誘電体セラミック層2を、次の誘電体セラミックから構成する。すなわち、ABO(Aは、Baを必ず含み、さらにCaおよびSrの少なくとも一方を含むことがある。Bは、Tiを必ず含み、さらにZrおよびHfの少なくとも一方を含むことがある。)を主成分とし、副成分として、VならびにMn、Fe、Cu、Mg、Ni、CrおよびCoから選ばれる少なくとも1種を含む。そして、この誘電体セラミック中における上記Vの平均価数を4.2〜4.9とする。 (もっと読む)


【課題】 比誘電率εrが高く、Q×f値が大きな誘電体磁器を実現でき、低温焼成が可能な誘電体磁器組成物及び誘電体磁器を提供すること。
【解決手段】 下記組成式(1)で表される酸化物誘電体を主成分とし、ホウ素酸化物及びガラス組成物から選ばれる少なくとも1種を副成分として含有することを特徴とする誘電体磁器組成物。
a・CaO−b・LiO1/2−c・BiO3/2−d・REO3/2−e・TiO…(1)
[但し、上記式(1)中、REは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Dy、Yb及びYからなる群より選ばれる少なくとも1種を表す。また、a〜eは、各成分の比率(モル%)を表し、
26<a≦45、
0<b≦12、
0≦c≦(a+d)/4、
0≦d≦12.5、
50≦e≦60、
0.65≦b/(c+d)<1.0、
a+b+c+d+e=100
となる関係を満たす値である。] (もっと読む)


【課題】電気泳動法によりセラミックス配向膜を容易に製造することができるようにする。
【解決手段】区別可能な複数の結晶面が表面に露出している略立方体形状のPZT粉末の表面に分散剤を吸着させることによりPZT粉末に電荷異方性を付与する。これにより、PZTセラミックス配向膜の形成面とPZT粉末の分散剤を吸着させた面とを略平行に対向させた状態で膜形成面にPZT粉末を電気泳動法により堆積させ、PZT粉末を配向させることができる。 (もっと読む)


【課題】変位性能をほとんど損ねることなく、絶縁破壊の発生を抑制することができる積層型圧電素子を提供する。
【解決手段】複数の圧電セラミック層2と複数の内部電極層3、4とを交互に積層してなるセラミック積層体19と、その外周側面195に形成された一対の側面電極11、12とを有する積層型圧電素子1である。第1隣接電極層35、45及び/又は第2隣接電極層には、第1内部電極部311、411と第1控え部321、421との境界部315及び/又は第2内部電極部と第2控え部との境界部315、415に沿って、圧電セラミック層2よりも絶縁抵抗の高い絶縁強化層25が形成されている。 (もっと読む)


【課題】 従来よりも高温負荷寿命等の信頼性を示す特性が良好であり、誘電率の温度特性がX6S特性を満足し、誘電率が750〜1500である誘電体セラミックス及び積層セラミックコンデンサを提供する。
【解決手段】 ABO+aGd+bRe+cM+Zr酸化物(ただし、ABOはチタン酸バリウム系固溶体をペロブスカイト構造を示す一般式で表したもの、GdはGdの酸化物、ReはDy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu及びYから選ばれる少なくとも1種類の金属酸化物、MはMg、Al、Cr、Mn、Fe、Ni、Cu、Zn及びVから選ばれる金属元素の酸化物であり、a、b、cはそれぞれの酸化物を金属元素が1元素含まれる化学式に換算したときの、ABO1molに対するmol数を示す)で表記したとき、1.100≦Ba/Ti≦1.700、0.008≦a≦0.04、0.008≦b≦0.04、0.01≦c≦0.05の範囲である。 (もっと読む)


【課題】高誘電率でありながら、薄層化が可能で信頼性に優れた誘電体磁器組成物を提供することを目的とする。
MLCCの小型大容量化の要求に応えるため、誘電体層の薄層化を行ったが、従来の誘電体磁器組成物であるとMLCCの誘電体層内に誘電体層の厚みを超えるような粗大な粒子が含まれ、これがショート不良・信頼性悪化要因となり、薄層化が困難であった。
【解決手段】小型大容量化を達成するため、Aサイトの一部がCaで置換され、Bサイトの一部がZrで置換されたチタン酸ジルコン酸バリウムカルシウム(BCTZ)を主原料として使用し、Mn34、Y23、Al23、Nb25を添加することで、焼結後におけるMLCC内の結晶粒径が微細化するので、薄層化が可能でショート不良が少なく、信頼性に優れた積層セラミックコンデンサを提供することができる。 (もっと読む)


【課題】圧電/電歪特性をより高めることができる結晶配向セラミックスを提供する。
【解決手段】結晶核が残存し特定元素を所定濃度範囲で含む結晶面に沿って少なくとも一部が層状である第1領域と、この第1領域と異なる濃度範囲でこの特定元素を含む結晶面に沿って少なくとも一部が層状である第2領域とが交互に繰り返されることにより、結晶面に対して直交する方向に組成分布を有しており、この組成分布が、Naの濃度が第2領域よりも高くKの濃度が第2領域よりも低くNbの濃度が第2領域よりも低くTaの濃度が第2領域よりも高い領域である第1領域と、Naの濃度が第1領域よりも低くKの濃度が第1領域よりも高くNbの濃度が第1領域よりも高くTaの濃度が第1領域よりも低い領域である第2領域と、が交互に繰り返されることにより形成されている。 (もっと読む)


【課題】定格電圧が高い中高圧用途に用いられ、誘電率が高く、DCバイアス特性、電歪特性、高温負荷寿命特性に優れた誘電体磁器組成物と、電子部品を提供すること。
【解決手段】チタン酸バリウム100モルに対して、各副成分の酸化物または複合酸化物換算での比率が、BaZrO3:9〜13モル、希土類Rの酸化物:4.5〜5.5モル、Mgの酸化物:2.7〜5.7モル、Mnの酸化物:0.5〜1.5モル、Siの酸化物:3.0〜3.9モルであり、誘電体磁器組成物が、中心部と、中心部の周囲に存在し、少なくともZr、MgおよびRが含まれる拡散相と、からなる表面拡散粒子を有する。表面拡散粒子の個数割合が60%以上であり、拡散相におけるZrの濃度をx(atom%)、Rの濃度をy(atom%)、Mgの濃度をz(atom%)とした場合に、x、y、zが、点A、B、Cを頂点とする三角形に囲まれた領域内(線上を含む)にある。 (もっと読む)


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