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Fターム[4K013DA12]の内容

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Fターム[4K013DA12]に分類される特許

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【課題】 真空脱ガス設備で溶鋼を脱硫処理するに当たり、取鍋内スラグの組成、溶鋼成分及び真空脱ガス設備における精錬の順序を最適化し、従来に比べて格段に効率良く脱硫処理する方法を提供する。
【解決手段】 大気圧下で脱炭精錬を行う脱炭精錬炉から取鍋への出鋼中に珪素含有合金鉄を投入して取鍋内の溶鋼3の珪素濃度を0.10質量%以上に調整し、出鋼後の前記取鍋内のスラグ4に対してアルミニウムを含有するスラグ改質剤を添加して、前記スラグのトータル.Fe及び酸化マンガンの合計濃度を5質量%以下に調整し、その後、前記取鍋を真空脱ガス設備1に搬送し、真空脱ガス設備で精錬されている減圧下の前記溶鋼の表面に向けて、上吹きランス13を介して脱硫剤を搬送用ガスとともに吹き付けて添加し、前記溶鋼を脱硫処理する。 (もっと読む)


【課題】炭素含有量の少ない含クロム溶鋼を高効率で製造可能な含クロム溶鋼の製造方法を提供する。
【解決手段】精錬炉の内部に収容した含クロム溶鋼中に酸素ガスおよび非酸化性ガスを含む混合ガスを吹き込んで脱炭する大気精錬後に、該精錬炉内を減圧して含クロム溶鋼中に酸素ガスを含む攪拌ガスを吹き込んで脱炭および溶鋼の昇熱を行なうと共に脱炭後に還元剤を投入する減圧精錬を行なう。この場合に、減圧精錬では、前記精錬炉内を2,500〜7,000Paまで減圧し、溶鋼の昇熱に必要な酸素ガス量を、精錬炉内の含クロム溶鋼1,000kg当り28〜43m3/h(0℃、1気圧換算)で溶鋼中へ吹き込む。 (もっと読む)


【課題】 作業性に優れるとともに有価金属の損失を抑えることができ、また簡単に加工性を向上できるステンレス鋼の溶製方法を提供する。
【解決手段】 電気炉で原料を溶解してステンレス溶銑を生成し(a1)、ステンレス溶銑を転炉へ出鋼後造滓材を投入して粗精錬および成分調整する(a2〜a5)。転炉で生成されるスラグとステンレス溶鋼とを取鍋へ出鋼し、VODでスラグが存する状態のまま減圧下でステンレス溶鋼に酸素ガスを吹き込んで脱炭精錬する(a6,a7)。脱炭後、スラグ層の上からFeSiを投入してスラグ中のCrを還元回収するとともにステンレス溶鋼を脱酸する(a8)。脱酸後、大気圧下でAlワイヤをステンレス溶鋼中へ装入し、ステンレス鋼中の非金属介在物をC系介在物のみにする(a9,a10)。 (もっと読む)


【課題】真空脱炭処理法によって低炭素高マンガン鋼を溶製する際に、マンガンの酸化を抑えて効率良く脱炭し、安価に且つ容易に低炭素高マンガン鋼を溶製できる低炭素高マンガン鋼の溶製方法を提供する。
【解決手段】1つ目の手段は、真空脱炭処理前の溶鋼中溶存酸素濃度を0.01質量%以下とし、2つ目の手段は、真空脱炭処理時の酸素ガスと不活性ガスとの混合ガスの濃度比を真空脱炭処理中に変更し、3つ目の手段は、真空脱炭処理時の上吹きランスからの酸素ガスの供給量(FO2)と(1)式で定義される溶鋼の環流量(Q)とを、(2)式の範囲内とする。但し、Qは溶鋼の環流量、Gは環流用Arガス流量、dは浸漬管内径、P1は環流用Arガス吹き込み点の圧力、P2は真空槽内圧力、FO2は上吹きランスからの酸素ガスの供給量である。Q=11.4×G1/3×d4/3×[ln(P1/P2)]1/3…(1)0.15≦FO2/Q≦0.30…(2) (もっと読む)


【課題】耐候性鋼において、従来の微量添加元素による性能向上に代わり、コストアップにならない元素や化合物を利用することにより、耐候性鋼の性能、特に、長期のさび安定化能を改善すること。
【解決手段】C:0.03%〜0.18%、Si:0.1%〜0.65%、Mn:0.2%〜1.4%、P:0.03%以下、S:0.02%以下、Cu:0.3%〜2%、Ni:0.2%〜6%、N:0.002%〜0.01%、Al:0.01%〜0.5%、O:0.005%以下を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなるとともに、粒子長軸長さ0.001〜1μmの窒化アルミニウムを5〜50質量ppm含有することを特徴とするさび安定化能を高めた耐候性鋼、および、溶鋼中に窒化アルミニウムを添加して製造することを特徴とする耐候性鋼の製造方法。 (もっと読む)


【課題】疲労特性に優れた鋼線材を製造する製造方法を提供する。
【解決手段】前記鋼線材の元となる溶鋼4の精錬処理を行うにあたり、該精錬処理は取鍋ガス攪拌精錬、減圧槽内取鍋ガス攪拌精錬、取鍋内電磁誘導攪拌精錬、還流式脱ガス精錬のいずれか1つ又は2つ以上を組み合わせたものとし、該精錬処理で使用するスラグ13の組成を、CaO/SiO2=0.5〜1.5,Al2O3=3〜25質量%,MgO=3〜25質量%とし、さらに、前記各攪拌精錬における「攪拌動力密度×精錬時間」の総和が800〜1500の範囲内になるようにする。 (もっと読む)


【課題】スラグ組成、溶鋼の昇熱処理、攪拌処理および取鍋蓋開口部の不活性ガスパージの適正化により、極低硫低窒素高清浄鋼を効率よく安定して溶製できる方法を提供する。
【解決手段】溶鋼を下記の工程1〜3の順序により処理する極低硫高清浄鋼の溶製方法である。工程1:大気圧下において取鍋内溶鋼にCaO系フラックスを添加する、工程2:取鍋蓋を設置し、取鍋内溶鋼中に攪拌ガスを吹き込んで蓋の内側への大気の侵入を抑制しながら攪拌するとともに、溶鋼に酸化性ガスを供給し、生成した酸化物をCaO系フラックスと混合してカバースラグを形成する、工程3:酸化性ガスの供給を停止し、取鍋内溶鋼中に攪拌ガスを吹き込んで脱硫および介在物除去を行う。さらに、蓋の開口部を不活性ガスによりパージするか、工程3の後に工程4として溶鋼のRH真空脱ガス処理に際し、溶鋼中の介在物の低減および脱窒処理などを行ってもよい。 (もっと読む)


【課題】非金属介在物の低減を十分に行う。
【解決手段】 RH装置における精錬処理において、スラグの塩基度、スラグに含まれるFeOやMnO、溶鋼を還流する強弱及びその還流時間、溶鋼還流量を最適化して精錬を行う。 (もっと読む)


【課題】前処理および設備の変更を伴わずに簡便に実施することができ、溶鋼中の硫黄および水素の含有量が少ない取鍋精錬方法を提供する。
【解決手段】取鍋3に受けた前記溶鋼を昇温する前または昇温途中に、MgO≧95%、CaO=0%である第1のフラックスを溶鋼1トンあたり5〜8kg添加し、第1のフラックスの添加後に、生石灰および/またはフッ化カルシウム(CaF2)を有する第2のフラックスを添加し、第1のフラックスおよび第2のフラックスの添加の結果として、精錬後のスラグが下記成分となるように溶鋼の2次処理を行う。
CaO :20〜40mass%
SiO2 :20〜30mass%
CaF2 :10〜20mass%
MgO :20〜25mass%
T.Fe+MnO+Cr23 ≦2.0mass%
(CaO+MgO)/SiO2 :1.5〜3.0 (もっと読む)


【課題】 RH真空脱ガス装置において溶鋼を精錬する際に、溶鋼温度調整用の冷材の使用量を規定しなくても且つ最小限の脱ガス処理時間の延長によって、冷材添加によって発生した介在物を分離させ、介在物の極めて少ない高清浄度鋼を安定して溶製する。
【解決手段】 RH真空脱ガス装置で処理中の溶鋼に温度調整用の冷材を添加して溶鋼温度を調整するに際し、冷材を溶鋼に添加した後、更に、下記の(1)式及び(2)式によって算出される必要延長時間のうちでどちらか長い方の必要延長時間以上にわたって溶鋼を環流する。但し、(1)式及び(2)式において、tは必要延長時間、kは脱酸速度定数、Wc は冷材の添加量、Wm は溶鋼量、Oc は冷材の酸素濃度、Om は冷材添加時の溶鋼中酸素濃度、Qは溶鋼環流量である。
t=0.9×Wc×(Oc-Om)/(k×Wm×Om ) …(1)
t=Wm/Q …(2) (もっと読む)


【課題】連続鋳造時のノズル詰まりに対して有効で、クラスター状介在物による表面欠陥や発錆の起こりにくい薄鋼板を提供すること。
【解決手段】チタンキルド溶鋼中に、Caおよび金属REMのいずれか1種もしくは2種を0.0005mass%以上になるように添加して得られる鋼であって、その鋼中には、CaO,REM酸化物のいずれか1種または2種の合計が5mass%以上50mass%以下、Ti酸化物が90mass%以下、Alが70mass%以下の酸化物系介在物を主に含むことを特徴とするチタンキルド鋼材。 (もっと読む)


【課題】HAZ靭性に優れると共に、繰り返し応力下における疲労亀裂進展速度を抑制して疲労亀裂進展抵抗性を高めた鋼材を提供する。
【解決手段】C:0.03〜0.18%、Si:0.5%以下、Mn:0.9〜2.0%、およびN:0.003〜0.01%を含み、P:0.02%以下、S:0.015%以下、およびAl:0.01%以下を満足し、REM:0.001〜0.1%および/またはCa:0.0003〜0.02%と、Zr:0.001〜0.05%を夫々含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼材であって、REMおよび/またはCaと、Zrとを単独酸化物若しくは複合酸化物として含有すると共に、軟質相と硬質相とからなる複合組織であり、且つ硬質相のビッカース硬さHv1と軟質相のビッカース硬さHv2の比(Hv1/Hv2)が1.5〜5.0であり、軟質相の粒径が円相当直径で20μm以下である。 (もっと読む)


【課題】 転炉出鋼時に普通鋼或いは低硫鋼のS含有量が目標S濃度の上限を外れた場合、製造工程に撹乱を生ずることなく、且つ、製造コストの上昇を抑えしかも安定してこれらのS含有量を目標上限以下に低減することのできる脱硫方法を提供する。
【解決手段】 溶銑の脱炭精錬により得た溶鋼を転炉から取鍋に出鋼し、取鍋内溶鋼の湯面上に存在するスラグの還元処理を行った後、溶鋼をRH真空脱ガス装置にて二次精錬するに当たり、RH真空脱ガス装置にて溶鋼中にAlを投入して溶鋼を脱酸した後、RH真空脱ガス装置に設けた上吹きランスから、真空脱ガス槽内の溶鋼湯面に向けてCaOを48〜58mass%、Al23 を42〜52mass%含有し、CaF2 を含有しない脱硫用プリメルトフラックスを吹き付けて溶鋼を脱硫する。その際に、脱硫用プリメルトフラックスを吹き付ける前に、真空脱ガス槽内の溶鋼にMgOを投入することが好ましい。 (もっと読む)


【課題】従来の分割精錬で達成された脱P、脱S工程能力を維持しつつ、大幅な熱裕度の向上をもたらす効果的な精錬方法を提供する。
【解決手段】溶銑から連続鋳造に供する溶鋼を製造する方法であって、高炉から出銑された溶銑をそのまま転炉に装入し、以降の精錬については、脱Si脱P処理を行った後、排滓を行い、その後同一転炉で、引き続き脱C処理を行い、溶鋼を取鍋に出鋼してアーク加熱取鍋精錬装置で昇温を施し、脱Si脱Pは、前記転炉に装入した一連の工程の中でのみ行い、脱S処理は、前記アーク加熱取鍋精錬装置でのみ行うことを特徴とする溶鋼の製造方法。好ましくは、脱C処理の吹き止め%Cを0.07%以上および吹き止め温度を1660℃以下とする。 (もっと読む)


【課題】優れた疲労特性の鍛造品を得るための介在物の微細化された鍛造用鋼、およびこうした鍛造用鋼を製造するための有用な方法を提供し、更には、この様な鍛造用鋼を用いて得られる、良好な疲労特性を発揮しうる介在物の微細化された鍛造品(特に、一体型クランク軸)を提供する。
【解決手段】本発明の鍛造用鋼は、鋼中の溶存Mg濃度が0.04〜5ppm、かつ鋼中の溶存Al濃度が50〜500ppmであることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 非金属介在物の低減を十分に行う。
【解決手段】高清浄度鋼向けの溶鋼を転炉1又は電気炉から取鍋2に装入する直前に、当該高清浄度鋼向けの溶鋼を装入する取鍋2に対して溶鋼を装入して取鍋精錬装置5でCaO/SiO2≧4.5の高塩基度スラグを用いて精錬を行っておき、高清浄度鋼向けの溶鋼をRH装置6で精錬する直前に、当該RH装置6に対してフリー酸素が300ppm以上で且つ温度が1580℃以上である溶鋼を用いて精錬を行い、その際の還流時間をt≧15−[(T−1580)×Q]/1000を満たすようにする。 (もっと読む)


【課題】 鉄屑を主原料とする電炉製鋼方法において、原料に含まれていたMnは大半が酸化スラグと共に廃棄されている。該Mnの一部を製品溶鋼に還元回収するとともにスラグ量の削減を通して省資源、省エネを図る。
【解決手段】 原料溶解に引き続き酸化精錬において通常の処理を行い、酸化性スラグの過半を炉内に残留させ、出鋼に際して該スラグを溶鋼と共にレードルに移す。同時に該スラグ中の低級酸化物量に対応した還元剤を投入する。レードルに上下気密カバーを装着して減圧し、ガスバブリングを行って還元精錬し、スラグ中のMnを還元回収する。
酸化精錬による脱リンの多くは復リンしP含有量は増加するが、中心偏析が発生しない連続鋳造方法により鋼片とする。その結果不純物Pの有害元素としての作用が軽減され且つ合金鋼かが発揮される。
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【課題】少量のNd添加でP化合物を生成させて溶鉄中の溶解P濃度を低減でき、かつ連続鋳造性に優れた清浄度の高い溶鉄を製造できる溶鉄の処理方法を提供する。
【解決手段】P:0.0001%以上0.5%以下、S:0.005%以下、およびO(酸素):0.005%以下を含有する溶鉄にNdを添加して、溶鉄中のP、SおよびO濃度に応じて下記(1)式および(2)式の関係を満足するように溶鉄中のNd濃度を制御した後、溶鉄にCaを添加して、溶鉄中のNd濃度に応じて下記(3)式の関係を満足するように溶鉄中のCa濃度を制御する溶鉄の処理方法である。A=0.24[P]+0.82[S]+0.85[O]・・(1)、 A+0.005≦[Nd]≦A+0.03・・(2)、 1.2×10-2×[Nd]2/3≦[Ca]≦1.6×10-2×[Nd]2/3+0.015・・(3)、 ここで、[P]、[S]、[O]、[Nd]および[Ca]は、溶鉄中における各元素の濃度(質量%)を表す。 (もっと読む)


【課題】取鍋内の溶鋼のガス成分を真空槽にて除去し排出する真空脱ガス装置を用いた脱炭処理における脱炭速度の異常を検出する異常検出方法、異常検出システム及び異常検出装置を提供する。
【解決手段】異常検出装置は、排ガスの流出速度の測定値及び炭素酸化物の成分比率の測定値に基づき炭素酸化物成分の体積流出速度を算出する(S2)。そして体積流出速度に基づき取鍋内及び真空槽内の溶鋼炭素濃度推定値を算出し(S3)、理論式に基づき炭素酸化物成分流出速度減衰係数を下限値として算出する(S4)。また測定値に基づく炭素酸化物成分の体積流出速度から、炭素酸化物成分流出速度係数を実測値として算出する(S6)。そして実測値として算出した炭素酸化物成分流出速度係数が、下限値として算出した炭素酸化物成分流出速度減衰係数未満であると判定した場合(S7:Y)、脱炭速度が低下したと判断する。 (もっと読む)


【課題】スラグ成分組成、溶鋼の昇熱処理および攪拌処理の適正化により、脱硫と清浄化とを同時に促進させ、極低硫高清浄鋼を効率よく安定して溶製できる方法を提供する。
【解決手段】溶鋼を下記の工程1〜4により処理する極低硫高清浄鋼の溶製方法である。工程1:大気圧下において取鍋内溶鋼にCaO系フラックスを添加する工程、工程2:工程1の後に取鍋内溶鋼中に攪拌ガスを吹き込んで攪拌するとともに、溶鋼に酸化性ガスを供給し、生成した酸化物をCaO系フラックスと混合する工程、工程3:酸化性ガスの供給を停止し、取鍋内溶鋼中に攪拌ガスを吹き込んで脱硫および介在物除去を行う工程、工程4:工程3の後に溶鋼をRH真空脱ガス装置を用いて処理するに際し、RH真空槽内に酸化性ガスを供給して溶鋼温度を上昇させる工程。前記の溶製方法において、工程1または工程2においてAlを添加し、工程4を省略してもよい。 (もっと読む)


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