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Fターム[4M114DB63]の内容

Fターム[4M114DB63]に分類される特許

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【課題】良好な磁場安定性と長期間に亘る通電安定性とを得る。
【解決手段】銅マトリックス13の内部にNb−Ti合金からなる多数本の超電導フィラメント11が内蔵された永久電流用の超電導線材において、超電導フィラメントの周囲に動作環境下で超電導性を有さないNb−Ta合金12aが被覆されている。前記Nb−Ta合金は、Taを10質量%以上50質量%以下含有し、温度4.2Kにおける動作磁場の環境下で超電導性を有さない。また、前記Nb−Ta合金は、ビッカース硬さが前記超電導フィラメントの1.0倍以上1.5倍以下である。 (もっと読む)


【課題】電源、冷凍機などに不良が発生したとしても、酸化物超電導電流リードを自立的に保護できる構造を備えた伝導冷却型超電導マグネット装置を提供すること。
【解決手段】超電導マグネット19と、超電導マグネット19を収容する輻射シールド4と、輻射シールド4を収容する真空容器5と、真空容器5に取り付けられた冷凍機3と、輻射シールド4の内部であって、冷凍機3の第1冷却端部12a(第1冷却ステージ)と第2冷却端部12b(第2冷却ステージ)との間に配置された酸化物電流リード7と、を備える伝導冷却型超電導マグネット装置1である。酸化物電流リード7を焼損から保護するためのダイオード13を酸化物電流リード7に並列に接続する。 (もっと読む)


【課題】接続作業が容易で、良好な電導性を得る。
【解決手段】複数本のNbTi超電導線同士を接続するNbTi超電導線の接続方法において、各NbTi超電導線の接続部分のNbTi超電導フィラメントを露出させる工程と、露出させたNbTi超電導フィラメント露出部同士を同方向に並べて互いに重ね合わせる工程と、重ね合わせた前記NbTi超電導フィラメント露出部に金属パイプを被覆させる工程と、前記金属パイプを縮径加工して前記NbTi超電導フィラメント露出部を圧着する工程と、縮径加工した前記金属パイプを、厚さtと幅wの比がw/t≧3となるまで、前記NbTi超電導フィラメント露出部を並べた方向と直交する方向に扁平状に圧延加工する工程とを含む。 (もっと読む)


【課題】交流通電の超電導機器や永久電流スイッチに用いられる超電導線材同士の電気的接続において、低い接続抵抗と高いクエンチ耐性とを兼ね備えた接続構造体およびその製造方法を提供する。
【解決手段】第1の超電導多芯線材41の母材が除去されて露出した第1の超電導フィラメント6の先端領域と、前記第2の超電導多芯線材42の母材が除去されて露出した第2の超電導フィラメント6の先端領域とは、かしめ接続されたジョイント部1を構成し、前記露出した第1の超電導フィラメント6の残りの領域と、前記露出した第2の超電導フィラメント6の残りの領域とは、被覆部材5を介して接続されたバイパス部2を構成し、前記被覆部材5は、前記接続構造体の運転環境下において、前記交流通電用または永久電流スイッチ用の超電導線材4の母材よりも電気抵抗率が低い金属材料からなることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】優れた臨界電流と交流損失及び磁気安定性を兼備するNbSn超電導線材の前駆体、NbSn超電導線材の前駆体の製造方法、NbSn超電導線材、及び超電導マグネットシステムを提供する。
【解決手段】本発明に係るNbSn超電導線材の前駆体は、内部拡散法によって製造するNbSn線材の前駆体であって、Cu基マトリックスが被覆された複数のNb基芯とCu基マトリックスが被覆された複数のSn基芯が、筒状のTaあるいはNbの拡散バリア内部に規則的に配置された前駆体において、前記Nb基芯を囲むCu基被覆の面積比が異なるNb基単芯線が2種以上配置されている。 (もっと読む)


【課題】「超電導マグネットの小型化」、「ヘリウム槽の小型化」、および「クライオスタットの小型化」、をいずれも実現できる簡易な構造の超電導マグネットを提供すること。
【解決手段】円筒状の胴部11と、所定の間隔をあけて当該胴部11の外周に設けられた少なくとも一対のフランジ部12a・12bと、を具備してなる巻枠2と、フランジ部12a・12b間の胴部11に巻回された超電導線材よりなる超電導コイル3aと、を備える超電導マグネット1である。超電導コイル3aの外周に熱伝導率の高い金属材料からなる線状体4aを巻きつけている。線状体4aの直径は、胴部11の厚みTよりも小さい。 (もっと読む)


本発明は、低雑音冷却装置を提供する。この冷却装置は、外部容器及び内部容器を含み、外部容器と内部容器との間は、真空状態の断熱層を形成し、内部容器は、液体冷媒を含むデュア、内部容器の内部に配置され、液体冷媒に浸る事前磁化コイル、液体冷媒に浸るピックアップコイル、及びピックアップコイルに電気的に連結され、液体冷媒に浸るSQUIDを含む。事前磁化コイルは、超伝導体で形成される。
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本発明は、超伝導体の前駆体を構成する金属要素からなる組立体(1、35、71)に関するものである。組立体は、完成した超伝導体において超伝導フィラメントとなる少なくとも1つの導体要素(5、41、73)と、導体要素をドーピングするためのドーピング源を提供する少なくとも1つのドーピング要素(7、43、75)とを含む。また本発明は、超伝導体の製造に適した方法に関するものである。 (もっと読む)


【課題】大型化を招くことなく、また、構造の簡素化を図るとともに、熱侵入を低減する。
【解決手段】超電導コイルを冷却する極低温冷媒を貯液する冷媒槽と、冷媒槽を包囲する熱シールドと、熱シールドを包囲する真空槽5と、真空槽5に取り付けられ、冷媒槽に通じて極低温冷媒を再液化するための冷凍機10と、一端部が冷媒槽に連通し、他端部が真空槽5の外側に連通可能な配管と、を備え、磁場空間を通る中心軸が水平方向に配置された中空円筒状の超電導マグネット装置1であって、真空槽5の上側周面における周方向の中央部位から周方向の一方側に偏倚した傾斜部位Cに、冷凍機10および配管をまとめて配置したことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】超電導線の一部が常電導転移してクエンチが発生する問題が解決された超電導素子を提案する。
【解決手段】図1に示す永久電流スイッチ(PCS)10において、その超電導線11は硬化した有機高分子13を含むが、当該有機高分子は未硬化時における25℃での粘度が200mPa・S以下の硬化性有機高分子を含浸させて後、それを60℃以下で硬化してものであって、25℃における曲げ弾性率が3GPa以下で、且つ25℃から77Kに急冷する熱衝撃によってもクラック発生がないものである。 (もっと読む)


【課題】定常磁場の時間的な変動を抑制することが可能な超伝導マグネット装置を提供する。
【解決手段】この超伝導マグネット装置は、超伝導状態で試料空間Eに磁場を形成する超伝導コイル1と、超伝導コイル1を収容し、かつ、この超伝導コイル1を液体ヘリウム11により超伝導温度まで冷却するための液体ヘリウム槽2と、液体ヘリウム槽2を囲むように配置され、冷却後の温度が超伝導コイル1の運転温度よりも高くなるように液体ヘリウム槽2と熱伝導可能に接続される熱シールド槽3と、超伝導材料により形成され、その超伝導状態で超伝導コイル1により試料空間Eに形成される磁場の変動を抑えることが可能な位置に配設される磁気ダンパコイル7とを備えている。磁気ダンパコイル7は、熱シールド槽3の運転温度にて超伝導状態となる超伝導材料により形成され、かつ、当該熱シールド槽3と熱伝導可能となるように当該熱シールド槽3に取付けられる。 (もっと読む)


【課題】 軽量で信頼性の高い磁気浮上式鉄道車両用超電導磁石を提供する。
【解決手段】 磁気浮上式鉄道車両用超電導磁石において、希土類元素系高温超電導体からなる超電導コイル5とその温度上昇を防ぐ輻射熱シールド板2を具備し、初回冷却のみ超電導コイル5を能動的に冷却する一方、その後は前記超電導コイル5の大きな熱容量と前記輻射熱シールド板2の冷却により、前記超電導コイル5が超電導状態となる温度以上にならないように間接的に冷却する。 (もっと読む)


【課題】輻射シールド等から超電導磁石への熱の侵入量を低減し、超電導磁石が小型でありながら強磁場化が可能な極低温冷却装置を実現する。
【解決手段】超電導磁石1が配置された液体ヘリウム槽4内を、冷却するヘリウム槽冷却系(5〜11等)と、第1及び第2のシールド板15及び16を冷却するシールド冷却系(17、28、32、19、21、31、52等)とを別個独立に設け、熱シールド板15及び16とヘリウム槽冷却系との接触を、挿入孔38により回避し、超電導磁石1への熱侵入が充分に抑制されている。このため、超電導磁石1の温度を、従来に比べ、例えば、約1.2K低下させることができるので、超電導電流値を数十%アップできる。したがって、従来技術と同一の電流値を得る場合は、超電導磁石の巻き線長を数十%短くでき、超電導磁石を小型化し、軽量化できる。 (もっと読む)


【課題】二硼化マグネシウムを用いた永久電流スイッチにおいて、コンパクトかつ熱的な安定性に優れるスイッチ用超電導積層体とその製造方法を提供すること。
【解決手段】二硼化マグネシウム超電導体とそれを被覆する金属被覆を含み、該超電導体の一部が露出した平角又はテープ状超電導線材を、複数個積層して、隣接する線材の露出した上記超電導体が接続されるように積層・一体化した超電導積層体を回路内に備えたことを特徴とする永久電流スイッチ。 (もっと読む)


【課題】この発明は、多段式蓄冷型冷凍機の交換性を容易にし、超電導コイルと多段式蓄冷型冷凍機の最終段熱ステージとの間の熱抵抗を低減できる超電導磁石装置を得る。
【解決手段】冷凍機取付シリンダ30は、第1および第2取付熱接続部33,35を熱シールド5および超電導コイルカートリッジ3に熱接続させて真空容器7に気密に取り付けられている。2段式蓄冷型冷凍機21Aは、第1および第2熱ステージ24,26を第1および第2取付熱接続部33,35に熱接続されて冷凍機取付シリンダ30に気密に取り付けられている。そして、ヘリウムガス60がヘリウム導入管40を介して2段式蓄冷型冷凍機21Aと冷凍機取付シリンダ30との間に充填されている。 (もっと読む)


本発明は、真空ハウジングを形成する内壁及び外壁と、該内壁及び外壁間に配置される多層断熱体と、使用時にクライオスタット内の液化ガスと接触して冷却される内壁の領域にわたって延びるように内壁及び外壁間において内壁を包囲する少なくとも1個の放射遮蔽体とを備え、放射遮蔽体は、クライオスタットが液化ガスを収容しているときに熱を伝導し、且つ電気的に絶縁する複数のロッドを有する、液化ガスクライオスタットに関する。
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