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国際特許分類[H01J49/38]の内容

国際特許分類[H01J49/38]に分類される特許

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【課題】プリカーサイオンの運動エネルギー分布および空間的な拡がりを、共に小さく抑えつつ、プリカーサイオンを減速させるタンデム型質量分析装置を実現する。
【解決手段】第1の質量分析装置11で生成および抽出されるプリカーサイオンを、第1〜3の電極12〜14に対して、これら電極より形成される減速電場の方向と若干の角度を有する斜め方向に入射し、減速電場方向の速度が零となる第2の電極13および第3の電極14の中心位置にプリカーサイオンが到達するタイミングで、減速電場と直交する加速電場を印可し、開裂手段17に入力させることとしているので、プリカーサイオンの運動エネルギー分布を小さなものとし、ひいては開裂手段17によりプリカーサイオンから形成されるプロダクトイオンの運動エネルギー分布も小さなものとすることを実現させる。 (もっと読む)


【課題】イオンサイクロトロン共鳴質量分析計との関連で、高い質量分析を、小型で相対的に価格が低廉な質量分析計で達成するような改善を行う。
【解決手段】イオン源(11)と、イオン注入装置(12)と、特殊形付きの電極(14,16)によって限定される電場発生手段と、イオンを検出するための検出器(18)とを有する質量分析計が提供される。電極(14,16)は、それらの間に略超対数の形の場をもたらすように形造られており、それによってイオンは分析のための場のポテンシャル井戸内に捕捉される。 (もっと読む)


【課題】気体試料を測定対象とする質量分析装置において、素材に吸着ないし吸蔵または内封されている微量気体を有効に分析し得る、簡単な構成で操作の簡便な気体導入装置を得る。
【解決手段】試料を挿入配置する試料室10と、この試料室を高真空に排気する真空ライン20と、前記試料室内に挿入される可動軸32を有し該室内の真空度を低下させることなく直線または回転運動を与えて試料を破砕する破砕手段34と、破砕された試料より脱離した気体成分を質量分析計に導入する可変バルブ22とを備える。 (もっと読む)


イオン移動度スペクトロメータは、イオンを受容するように構成されるドリフト管流入口とドリフト管流出口とを定めるドリフト管を含む。ドリフト管は、イオンをイオン移動度の関数として時間的に分離するように構成される。ドリフト管は、ドリフト管流入口とドリフト管流出口との間に、第1イオン活性化領域を定める。第1イオン活性化領域は、前記イオンの内の少なくともいくつかにおいて構造変化を選択的に誘発するように構成される。 (もっと読む)


フーリエ変換イオンサイクロトロン共鳴質量分析法(FTICR−MS)についての今までにない方法及び装置である。FTICR−MS装置は、複数の質量対電荷(M/Z)の部分的な範囲を有するイオン化分子を受け取ることができるICR前の質量分離及びフィルタリング装置を有する。ICR前の質量分離及びフィルタリング装置は、イオン化分子を複数のより小さなパケットに分割し、より小さなパケットそれぞれが、M/Zの部分的な範囲のうちの1つの範囲内にある。FTICR−MS装置中の磁石は、制御された磁場を与える。複数のイオンサイクロトロン共鳴(ICR)セルは、制御された磁場中で直列に配置され、独立して動作する。イオントラッピング装置は、複数のICRセルのうちの1つのICRセルへ送る前に、ICR前の質量分離及びフィルタリング装置を接続し、複数のより小さなパケットのうちの1つのパケットを格納する。
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【課題】 質量分析計に用いるイオン解離装置またはイオンの解離方法において、電子ビームと赤外線レーザーが同一軸上でイオンに照射されるイオン解離装置または解離方法を提供する。また、該イオン解離装置を備えた質量分析計を提供する。
【解決手段】
質量分析計に用いるイオン解離装置であって、イオンをイオンサイクロトロン共鳴部に導入するイオン導入部、導入されたイオンをトラップするイオンサイクロトロン共鳴部、前記トラップされたイオンに電子ビームを照射する電子ビーム照射部、および前記トラップされたイオンに赤外線レーザーを照射する赤外線レーザー照射部を備え、前記電子ビームと前記赤外線レーザーが、同一軸上でイオンに照射されることを特徴とするイオン解離装置を用いる。 (もっと読む)


改良によって得られたFT−ICR質量分析計では、イオン源(10)にて発生したイオンを一連の多重極(20)を介しイオントラップ(30)に送り、このトラップ(30)から一連のレンズ及び多重極イオン導路からなる段(40〜90)を通りまた出口/ゲートレンズ(110)を介し計測セル(100)内へとイオンを放出する。計測セルを真空室(240)内に装填することによってアセンブリを形成し、このアセンブリを超電導磁石(400)ボア内へと摺動移動可能とする。超電導磁石(400)は磁界供給によってセル(100)内イオンをサイクロトロン運動させる。イオン源(10)とセル(100)との距離を縮めまたイオン光学系を注意深く配列してあるため、イオンを計測セル(100)の直前まで高エネルギーで移動させられる。セル(100)は磁石ボアの長手方向に沿って且つ磁石ボアと同軸に延びる。セル内空間断面積に対する磁石ボア断面積の比は3未満という小さな値である。磁石は非対称でありそのイオン注入側が比較的短い。セル(100)はその前方から支持されており電気接続はセルの後方にて行われる。 (もっと読む)


特定の典型的な実施形態は、FTMSを自動的に最適化する方法を提供する。本方法は、複数の潜在的アクティビティを含んでいてよく、それらの一部は自動的に、繰り返して、および/または枝分かれさせて実施することができ、そしてそれらの一部は引き続いて行われる。各試料が実質的に類似の分子数を有する複数のFTMS試料各々について、FTMSスペクトル出力信号に関する合成振幅を入手できる。FTMS変数を繰り返し変化させ、合成振幅の関数である最適化パラメータの値が実質的に収束するまで合成振幅を再入手することができる。
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特定の典型的な実施形態は、FTMSを使用して反復定量分析を実行するための方法を提供する。本方法は、複数の潜在的アクティビティを含んでいてよく、それらの一部は自動的に、繰り返して、および/または枝分かれさせて実施することができ、そしてそれらの一部は引き続いて発生する。少なくとも1つの所定試料源から試料を入手してFTMSへ提供できる。FTMSのための少なくとも1つの変数は最適化できる。FTMSから複数の出力を入手できる。試料の少なくとも1つの主要なイオン成分の同一性を確定できる。少なくとも1つの主要なイオン成分の量を決定できる。
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フーリエ変換質量分析(FTMS)データを処理する方法は、時間領域過渡の一部のフーリエ変換を実施するステップと、その変換されたデータからイオンの存在を示す信号ピークを識別するステップとを備える。ピークが識別されると、全過渡は変換され、部分過渡変換において識別されたピークは、変換された全過渡の真のピークを見つけるために使用される。ランダムノイズから生じた「偽」ピークの数は、分解能と相関することが明らかとなっているので、真のピークを識別するために部分的過渡を使用することは、偽ピークが含まれるリスクを軽減する。それでもなお、この情報は、変換されるときに全データセットに適用されうる。代替として、全データセットの異なる部分が変換されてから相関されうる。あらゆるノイズはランダムであるため、偽ピークは2つの部分変換において異なる位置に発生するはずである。
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