説明

すべらないモジュラー・プラスチック・コンベヤベルト

【課題】ベルトコンベアにおいて下り坂になったり又は濡れた環境であっても、リブつき搬送面にそって被搬送物がすべらないようにする。
【解決手段】立ち上がっている複数のリブをもつ複数のモジュールから構成され、これらリブの各々は、長方形になっているリブの基部の上部にギザギザになっている畝部構造の形状になっているモジュラーコンベヤベルト。一連のリブは、前記モジュールの上面において横方向に間隔をおいている。また横方向に並んでいる複数のリブの間の長くなっているスロットにより搬送プレートのフィンガーがはいりこむようになって、前記ベルトに沿って品物を円滑に搬送し、排出するようになっている。ギザギザになったリブの構造としては、複数の歯が並んでいるもの、切頭ピラミッド形状のもの又は円錐形のもの、コルゲート構造のもの及び波形ビードのものが含まれていて、これらの上で品物が支持され、湿った状況下にあってもほとんど滑らないようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、動力駆動コンベヤ類、特には、上面にすべり止めをもつモジュラー・プラスチック・コンベヤベルトに関するものである。
【背景技術】
【0002】
隆起した複数のリブをもつモジュラー・プラスチック・コンベヤベルトは、フィンガー搬送プレート又は櫛歯と共に使用されて品物や通行人をコンベヤベルトの終点で安全におろすようになっている。この搬送プレートの複数のフィンガーは、コンベヤベルトの搬送面に形成されて立ち上がっている縦リブの間のスロット内へ達するようになっている。この複数のリブが搬送される品物類を支持し、前記フィンガー類により前記ベルトの搬送路終点で品物類を送り出す。前記複数のフィンガー類は、前記ベルトの終端部と歯のない搬送プレートとの間にある間隙を部分的に塞ぎ、前記ベルトの駆動機構に汚染物が落下するのを防ぐようになっている。しかしながら、前記リブのフラットな表面は、摩擦抵抗が高い面にはなっていない。このため、在来の複数のリブが隆起したベルトは、リブつき搬送面にそって秘搬送物がすべってしまうような傾斜した状態又は濡れた状態で使われることは、滅多に無い。
したがって、傾斜したり、下り坂になったり又は濡れた環境でもすべらない面をもつコンベヤベルトの必要性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
隆起した複数のリブをもつモジュラー・プラスチック・コンベヤベルトにおいて、下り坂になったり又は濡れた環境であっても、リブつき搬送面にそって被搬送物がすべらないようにする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この必要性及び他の必要性は、この発明の特徴を組み込んだ複数のモジュールから構成されたモジュラー・コンベヤベルトによって充足される。この発明の第1の実施例においては、モジュールは、モジュール本体を備え、この本体は、第1の端部から第2の端部にかけて長さ方向にのび、第1の側部から第2の側部にかけて横方向にのび、上面から底面にかけ厚さをもっている。前記モジュール本体は、第1の端部にそって横方向に間隔をおいて並んでいる第1の一組みのヒンジアイと第2の端部にそっている第2の一組みのヒンジアイとを有している。複数の切頭形の矩形のピラミッド体が長さ方向に並んでいて、前記モジュール本体の上面の平らな面から突き出ている。ピラミッド体の各列は、互いに横方向に間隔をあけていて、連続した列の間に長さ方向の溝ができるようになっている。
【0005】
この発明の他の実施例では、コンベヤベルトモジュールは、モジュール本体を備え、この本体は、第1の端部から第2の端部にかけて長さ方向にのび、第1の側部から第2の側部にかけて横方向にのび、上面から底面にかけ厚さをもっている。第1のセットのヒンジアイが第1の端部にそって横方向に間隔をおいてならんでおり;第2のセットが第2の端部にそってならんでいる。上面は、平らな面になっている。横方向に間隔をおいた長さ方向の複数のリブが前記平らな面の外側に出ている。前記複数のリブは、横方向において第1と第2の側壁から隔たっている。各リブは、第1の側壁から第2の側壁にかけ、前記リブを介してのびている長さ方向に間隔をおいた刻み目により特徴づけられている。
【0006】
別の実施例においては、コンベヤベルトモジュールは、モジュール本体を備え、この本体は、第1の端部から第2の端部にかけて長さ方向にのび、第1の側縁から第2の側縁にかけて横方向にのび、上面から底面にかけ厚さをもっている。前記モジュラー本体は、第1の端部において横方向に離れて位置する第1のセットのヒンジアイと第2の端部において横方向に離れて位置する第2のセットのヒンジアイとを含んでいる。複数の歯が前記上面に突き出ている。各歯は、列になった連続の歯を構成し、連続した歯は、長さ方向において刻み目で分けられている。
【0007】
この発明のまた別の実施例においては、コンベヤベルトモジュールは、モジュール本体を備え、この本体は、第1の端部から第2の端部にかけて長さ方向にのび、第1の側縁から第2の側縁にかけて横方向にのび、上面から底面にかけ厚さをもっている。第1のセットのヒンジアイが第1の端部にそって横方向に間隔をおいて配置され;第2のセットのヒンジアイが第2の端部にそって横方向に間隔をおいて配置されている。上面は、平らな面をもつ。横方向に離れた長さ方向の複数のリブは、中実で長方形になった基部をもち、この基部は、前記平らな面から外方へ出ている。前記基部の上部のギザギザした上部畝部構造が搬送品を支持する。
【0008】
この発明の別のアスペクトにおいては、変形された例のいくつかのベルトモジュールが側端と側端、端部と端部とが連結されて一連の連続したベルトモジュールの列になり、これらベルトモジュールは、ベルトモジュールの連続した列の整列したヒンジアイに形成された横方向の通路で受けられているヒンジロッドにより相互に連結されている。
【発明の効果】
【0009】
モジュラー・プラスチック・コンベヤベルトは、横方向に並んでいる複数のリブの間の長くなっているスロットにより搬送プレートのフィンガーがはいりこむようになって、前記ベルトに沿って品物を円滑に搬送し、排出するようになっている。そのリブは、ギザギザになったリブの構造としては、複数の歯が並んでいるもの、切頭ピラミッド形状のもの又は円錐形のもの、コルゲート構造のもの及び波形ビードのものが含まれていて、これらの上で品物が支持され、湿った状況下にあってもほとんど滑らないようになっている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
「簡単な図面の説明」
この発明の特徴とアスペクツならびに利点は、説明と添付の請求の範囲及び添付の図面を参照することで、さらによく理解されるもので、図面において;
図1、はこの発明の特徴を構成するベルトモジュールで作られたモジュラーコンベヤベルトの一部の斜視図である。
図2は、図1のベルトに使用可能な内部ベルトモジュールの斜視図である。
図3は、図2のモジュールの正面図である。
図4は、フィンガー搬送プレートにより係合される請求項1におけるようなコンベヤベルトの一部の斜視図である。
図5は、図1におけるようなベルトに使用可能なリブつきモジュールの別の実施例の一部のものの見取図である。
図6は、図1におけるようなベルトに使用可能なリブつきモジュールの別の実施例の一部のものの見取図であって、各リブの畝部を形成する一対の歯の列を含む、この発明の特徴を構成するものである。
図7は、図1におけるようなベルトに使用可能なリブつきモジュールの別の実施例の一部のものの見取図であって、前記リブの畝部を形成する切頭円錐体の長くなっている列を含む、この発明の特徴を構成するものである。
図8は、図1におけるようなベルトに使用可能なリブつきモジュールの別の実施例の一部のものの見取図であって、前記リブの畝部を形成する波形状のビードを含む、この発明の特徴を構成するものである。
【0011】
この発明の特徴を構成するコンベヤベルトの位置部を図1に示す。コンベヤベルト10は、列において並んでいるベルトモジュールのシリーズになっている列12,12’から構成されている。これらのモジュールは、短くなっている左側部モジュール14、長くなっている左側部モジュール14’、短くなっている右側部モジュール15、長くなっている右側部モジュール15’及び中間モジュール16を含んでいる。これらのモジュールは、煉瓦積みの態様で組みつけられていることが好ましく、すべての偶数の列12は、互いに同一であり、すべての奇数の列12’は、互いに同一である。各モジュール14,15,16は、第1の先頭部20から第2の後尾21にかけ長さ方向、即ち、ベルト進行方向18に向いている。ベルトモジュールの引かれる列の引く側のヒンジアイが引く側のベルト列の引かれる側のヒンジアイに重なり合っている。連続した列の間の重なり合ったヒンジアイにおける開口24が正合しあって前記ベルトの幅方向にそう横方向の通路になる。この通路で受けられるヒンジロッド26で連続した列をヒンジ結合部28で連結し、この結合部で前記ベルトは関節運動して駆動スプロケット又は遊びスプロケットに巻きつくか、又は後へ反って戻り路におけるシューズ又はローラー類に支えられる。側部モジュール14,14’,15,15’には、側端部30,30’が含まれ、これらには、プラグ又はロッド保持具のための凹部32が含まれていて、これでヒンジロッドが前記ベルト内に納められるようになっている。この例における側端部30,30’は、前記ベルトの隆起部分をもつ内部部分とは異なり概ねスムーズで、上面が平になっている。平らな上面部分は、前記ベルトを支持するシューズ又はローラー類に対し円滑に係合し、前記ベルトの戻り路における垂れ下がりをなくし、搬送路にそってのコンベヤ構造体が前記ベルトの側端部と同じ高さになり、前記隆起構造部と肩を並べるようになるようにしている。
【0012】
前記複数のモジュールは、ポリプロピレン、ポリエチレン、アセタール又は補強繊維類を含む複合素材のような熱可塑性素材で射出成形プロセスにより作られていることが好ましい。前記ヒンジロッドは、ステンレススチール又は成形又は押し出しプラスチック素材で作られている。図示のモジュールの基本的構造は、アメリカ合衆国ルイジアナ、ハラハン在のIntralox L.L.C.により製造、市販されているSeries 1200モジュラープラスチックベルトのものと類似している。
【0013】
図2と図3に示された内部モジュール16は、前記ベルトの滑らない上面を詳細に図解している。このモジュール本体は、長さ方向においては第1の端部20から第2の端部21にかけてのび、横方向においては第1の側端部32から第2の側端部33にかけてのびている。前記モジュール本体は、厚さ方向において底部34から上部35にわたっている。この上部は、ほぼ平らな面36を特徴とするもので。この面から長さ方向に列状にならんだ歯の列40の形をした複数のリブ38が前記面から突き出ている。この例では、各列には、切頭形の矩形のピライミッド形状の歯が6個づつ含まれていて、前記歯の矩形の上面42は、前記歯の基部44よりも小さな領域になっている。前記歯は、前記複数のリブの頂上にきめがあらい上部リブ構造を形成する。前記歯の基部は、長い矩形のペデスタル又はリブ基部46に着座しているか又は前記モジュールの平らな面に直かに設けられている。前記リブ基部は、中実のもので、空隙をもたないものになっている。前記複数の歯は、横方向に分かれた対向の側壁47,47’をもち、厚さ48をきめている。前記側壁に垂直に前壁49と後壁49’がある。前記モジュールの成形を簡単にするために、前記壁にはテーパーがつけてあり、前記複数の歯は、上部が基部寄りも細くなっている。V又はU形状の刻み目50が前記リブを経て前記側壁から前記側壁にかけて設けられ、歯の構造になるようになっている。これらの刻み目は、各リブにおいて長さ方向に沿って、ほぼ等間隔をおいて位置し、上面領域に合わせて6個の歯又はそれより多いか少ないかのものになっている。図2に示した刻み目の頂点53は、前記モジュールの平らな上面に達していないが、前記平らな面には達している。この例においては、横方向に連続したリブの刻み目は、ほぼ長さ方向に整列して、前記ベルトの幅方向に整列した刻み目を介して横方向に直線の素通しの線51になっている。しかしながら、前記刻み目は、長さ方向には千鳥状に互い違いになっており、そのような素通しの線にはならない。
【0014】
図示の好ましい態様においては、先頭のヒンジアイ22と後尾のヒンジアイ22’は、互いに横方向にずれている。列状の歯は、各ヒンジアイに関連している。このようにして。ヒンジアイの合計の数は、リブの数に合っている。各ヒンジアイの内側上部52は、前記モジュール本体の平らな上面とほぼ面一であって、単なるその延長部になっている。各列の歯の一つは、関連したヒンジアイの上部にさしかかっている。これによって、図1の前記ベルトのヒンジ連結の歯のパターンにおける間隙をより均一にし、なくすようにしている。連続したリブは、関連したヒンジアイに向けてののびにより互いに長さ方向にずれている。
【0015】
図3と図4に最良に図示するように、前記複数のリブは、長くなっている複数のスロット54をおいて横方向に離れて位置している。各スロットは、フィンガー搬送プレート61のフィンガー60に適合するのに十分な幅をもっている。前記搬送プレートのフロントリップ62は、前記複数の歯の上部支持面42とほぼ同じレベルか又はもっと通常にそれ以上のレベル位置になっていて、物品を前記コンベヤベルトから取り除いたり、人手により排出する必要がなくなる。図2に示すように、前記スロットの幅寸法又は横寸法は、歯から歯への刻み目の長さ方向寸法よりも長いことが好ましい。
【0016】
ベルトモジュールの他の例を図5に示す。モジュール64は、各リブの基部の上のギザギザした上面畝部構造が連続した頂部66と谷部又は刻み目67になっている点で前記の例のものと相違し、これらは、前記リブにそって波形又は三角歯を形成している。前記頂部の軸68と谷部とは、前記モジュールの長さ方向に対し傾斜している。この例では、横方向に互い違いになった状態でリブ69,69’が長さ方向にそって互いにミラーイメージに配置されている。
【0017】
複数のリブの上部がギザギザになっているすべり止め構造のモジュールの他の例を図7に示す。モジュール80は、スロット84を介して横方向に隔てられている平行な列のリブ82を有している。各リブは、長くなっている基部86を含み、該基部の上面には、平らな上面89をもつ切頭形のコーン88の形をした一連の突起が設けてあり、これらによって品物を支持して表面が滑らないようにしてある。
【0018】
さらにまた、図1に示したすべらないコンベヤベルトに使用できるモジュールの例を図8に示す。他の例と同じように、モジュール90は、複数の長いリブ92を有し、これらは、搬送プレートのフィンガー類に適合するスロットを介して横方向に隔てられている。各リブは、長さが長い基部94を有し、この基部は、モジュール本体のフラットな面96から立ち上がっている。波状のビード98がリブのほぼ長さ方向にそって設けられ、該リブの上部畝部を形成している。前記ビードの波形パターンが有効な滑り止めパターンをつくっている。
【0019】
品物を搬送するのにしばしば用いられる連続した幅広の上面が平らなリブとは異なり、歯つきリブ及びその他のギザギザ上面側のリブ構造の一般的な均一のパターンによりしめった環境で上下している傾斜がある状態で特に有効な表面がすべらない状態のものが得られる。前記歯の間の刻み目、前記複数のリブの畝部における構造の他の変形及び複数の列の間の複数のスロットにより、前記リブの上部で前記ベルトから品物が自由にすべってしまわないようにする間隙が得られる。そして、隆起したリブ構造によって湿った環境において、水が溜まったり、搬送品がすべる路を作ってしまうようなほぼ連続の搬送面になってしまう前記ベルトが遭遇する問題を除くことができる。
【0020】
このように、この発明を好ましい実施例について示したが、他の実施例可能である。例えば、各列に6個の歯以上の歯をもつ長くなったベルトモジュールを作ることができる。また別の実施例としては、前記ベルトの平らな上面に複数の孔をあけ、そこから排水するようにしてもよい。このように、これらの僅かな実施例が示すように、請求の範囲の範囲と精神とは、詳細に記載の好ましい実施例に限定されることを意味するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】この発明の特徴を構成するベルトモジュールで作られたモジュラーコンベヤベルトの一部の斜視図。
【図2】図1のベルトに使用可能な内部ベルトモジュールの斜視図。
【図3】図2のモジュールの正面図。
【図4】フィンガー搬送プレートにより係合される第1実施態様におけるようなコンベヤベルトの一部の斜視図。
【図5】図1におけるようなベルトに使用可能なリブつきモジュールの別の実施例の一部のものの見取図。
【図6】図1におけるようなベルトに使用可能なリブつきモジュールの別の実施例の一部のものの見取図であって、各リブの畝部を形成する一対の歯の列を含む、この発明の特徴を構成するもの。
【図7】図1におけるようなベルトに使用可能なリブつきモジュールの別の実施例の一部のものの見取図であって、前記リブの畝部を形成する切頭円錐体の長くなっている列を含む、この発明の特徴を構成するもの。
【図8】図1におけるようなベルトに使用可能なリブつきモジュールの別の実施例の一部のものの見取図であって、前記リブの畝部を形成する波形状のビードを含む、この発明の特徴を構成するもの。
【符号の説明】
【0022】
10 コンベアベルト
12、12’ 列
14、14’ 左側モジュール
15、15’ 右側モジュール
16 中間(内部)モジュール
18 ベルト進行方向
20 第1の先頭
21 第2の後尾
22 先頭のヒンジアイ
22’ 後尾のヒンジアイ
24 ヒンジアイの開口
26 ヒンジロッド
28 ヒンジ結合部
30、30’ 側端部
32 凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の構成からなるコンベヤモジュールベルト:
モジュラー本体であって、長さ方向においては第1の端部から第2の端部にわたり、横方向においては、第1の側縁から第2の側縁にわたり、厚さ方向においては、上面から底面にわたるもので、
上記モジューラー本体は、以下の構成を備えているもの:
前記第1の端部にそって横方向に間隔をおいて配置の第1のセットのヒンジアイ;
前記第2の端部にそって横方向に間隔をおいて配置の第2のセットのヒンジアイ;
上面における平らな面;
中実の長方形の基部と、前記平らな面か突き出ていて、搬送する品物を支持する前記基部の上部にあるギザギザの上部畝部構造を含む複数の横方向に間隔をおいている長方形の複数のリブ。
【請求項2】
前記ギザギザの上部畝部構造は、切頭形の矩形のピラミッド形状のものが長くなった列を備えている請求項1におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項3】
前記ギザギザの上部畝部構造は、切頭形円錐形形状のものが長くなった列を備えている請求項1におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項4】
前記ギザギザの上部畝部構造は、複数の歯が並んだものが長くなった列を備えている請求項1におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項5】
各リブの前記ギザギザの上部畝部構造は、長くなっている溝により横方向に隔てられている複数の歯の列を2列を備えている請求項4におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項6】
前記ギザギザの上部畝部構造は、頂部と谷部とが交互になっている長くなった列を備えている請求項1におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項7】
前記リブの長さ方向に傾斜の軸にそって前記頂部と谷部とが交互になっている請求項6におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項8】
前記ギザギザの上部畝部構造は、コルゲーションが長くなった列を備えている請求項1におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項9】
前記ギザギザの上部畝部構造は、前記基部から波形ビードが立ち上がっている構造を備えている請求項1におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項10】
請求項1における複数のコンベヤベルトモジュールお備え、これらは、互いに側部から側部、端部から端部がつながって、ベルトモジュールの連続の列の整列したヒンジアイに形成の横通路で受けられるヒンジロッドにより連結されるベルトモジュールの一連の列になっているモジュラーコンベヤベルト。
【請求項11】
以下の構成を備えるコンベヤベルトモジュール:
モジュラー本体であって、長さ方向においては第1の端部から第2の端部にわたり、横方向においては、第1の側縁から第2の側縁にわたり、厚さ方向においては、上面から底面にわたるもので、
上記モジューラー本体は、以下の構成を備えているもの:
前記第1の端部にそって横方向に間隔をおいて配置の第1のセットのヒンジアイ;
前記第2の端部にそって横方向に間隔をおいて配置の第2のセットのヒンジアイ;
上面における平らな面;
前記平らな面か突き出ている複数の切頭形矩形のピラミッド形状の複数の長方形の列、
ここにおいて、各列は、他方の列から横方向に離れていて、連続する列の間に長くなっているスロットを形成しているもの。
【請求項12】
前記スロットの横方向寸法は、少なくとも前記ピラミッド形状のものの横方向寸法と同じである請求項11におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項13】
前記第1と第2のセットにおけるヒンジアイの合計の数は、長さ方向の数と同じである請求項11におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項14】
前記ヒンジアイは、前記平らな面と面一な上部をもち、各列におけるピラミッド形状のものの一つは、ヒンジアイの上部から突き出ている請求項11におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項15】
各切頭形矩形のピラミッド形状のものは、矩形の基部と矩形の上面をもつ請求項11におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項16】
前記各ピラミッド形状のもの矩形の上面は、前記矩形の基部よりも小さな領域になっている請求項11におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項17】
各列における切頭形矩形のピラミッド形状のものは、連続するピラミッド形状のものの間に長さ方向に間隔をおいて刻み目を構成する請求項11におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項18】
前記複数の刻み目の長さ方向の寸法は、連続する列の間のスロットの横方向寸法よりも短い請求項17におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項19】
前記刻み目は、V形状である請求項17におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項20】
一つの列の複数の刻み目の少なくともいくつかのものは、他の列の刻み目と横方向にほぼ整合し、前記モジュール本体の第1の側縁から第2の側縁にかけて整合した刻み目が素通しで見えるようになっている請求項17におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項21】
請求項11におけるような複数のコンベヤベルトモジュールは、側部と側部、端部と端部とが互いに連結され、ベルトモジュールの連続の列の整合したヒンジアイで作られた横方向の通路で受けられるヒンジロッドにより相互に連結された連続した列のベルトモジュールになるモジュールコンベヤベルト。
【請求項22】
以下の構成を備えるコンベヤベルトモジュール:
モジュラー本体であって、長さ方向においては第1の端部から第2の端部にわたり、横方向においては、第1の側縁から第2の側縁にわたり、厚さ方向においては、上面から底面にわたるもので、
上記モジューラー本体は、以下の構成を備えているもの:
前記第1の端部にそって横方向に間隔をおいて配置の第1のセットのヒンジアイ;
前記第2の端部にそって横方向に間隔をおいて配置の第2のセットのヒンジアイ;
上面における平らな面;
複数の横方向に間隔をおいた長さ方向の複数のリブが平らな面から突き出ていて、横方向に間隔をおいた第1と第2の側壁を有する前記リブ;ここにおいて、各リブは、長さ方向に間隔をおいた刻み目が前記第1の側壁から第2の側壁へ前記リブを介して達していることを特徴とする。
【請求項23】
長さ方向の溝が前記第1の側壁と第2の側壁の間に前記リブの長さにわたっている請求項22におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項24】
前記第1と第2のセットにおけるヒンジアイの合計の数は、同じである請求項22におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項25】
前記ヒンジアイは、前記平らな面と面一な上部をもち、各リブは、ヒンジアイの上部から突き出ている請求項22におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項26】
各リブは、前記複数の刻み目で分けられた複数の歯を構成する請求項22におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項27】
各歯は、切頭形矩形のピラミッド形状のものを形成する請求項26におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項28】
前記形状の刻み目は、V形状である請求項22におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項29】
前記V形状の刻み目の頂点は、前記モジュール本体の上部における平らな面の僅か上にある請求項28におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項30】
一つのリブの刻み目の少なくともいくつかのものは、他のリブの刻み目と横方向にほぼ整合し、前記モジュール本体の第1の側縁から第2の側縁にかけて整合した刻み目が横方向に素通しで見えるようになっている請求項22におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項31】
請求項22におけるような複数のコンベヤベルトモジュールは、側部と側部、端部と端部とが互いに連結され、ベルトモジュールの連続の列の整合したヒンジアイで作られた横方向の通路で受けられるヒンジロッドにより相互に連結された連続した列のベルトモジュールになるモジュールコンベヤベルト。
【請求項32】
以下の構成を備えるコンベヤベルトモジュール:
モジュラー本体であって、長さ方向においては第1の端部から第2の端部にわたり、横方向においては、第1の側縁から第2の側縁にわたり、厚さ方向においては、上面から底面にわたるもので、
上記モジューラー本体は、以下の構成を備えているもの:
前記第1の端部にそって横方向に間隔をおいて配置の第1のセットのヒンジアイ;
前記第2の端部にそって横方向に間隔をおいて配置の第2のセットのヒンジアイ;
前記平らな面において突き出ている複数の長さ方向の歯の列に達している前記上部における複数の歯;
ここにおいて、各歯は、連続した歯と共に一つの列に歯を構成し、この歯は、長さ方向に連続しているもの。
【請求項33】
前記第1と第2のセットにおけるヒンジアイの合計の数は、前記歯の長さ方向の数と同じである請求項11におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項34】
前記モジュールの上面における平らな面を備え、前記ヒンジアイは、前記平らな面と面一な上部をもち、各列における歯の一つは、ヒンジアイの上部から突き出ている請求項32におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項35】
各歯は、矩形のピラミッド形状である請求項32におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項36】
各歯は、底部における矩形の基部及び平らな上面を含む請求項32におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項37】
前記上面の領域は、前記矩形の基部の領域よりも小さい請求項36におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項38】
各歯は,底部に基部を、そして対向する上面を有し、前記基部と上面との間に一対の対向する側壁が互いに横方向に間隔をもち前壁と対向の後壁が互いに長さ方向に間隔をおいて設けられている請求項32におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項39】
前記側壁、前壁及び後壁のそれぞれが基部から離れている対向の壁にむけ傾斜している請求項32におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項40】
歯の連続した複数の列が前記モジュールの上部で長いスロットで隔てられている請求項32におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項41】
前記刻み目の長さ方向寸法が連続の列の間のスロットの横寸法よりも短い請求項40におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項42】
前記刻み目がV形状である請求項32におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項43】
一つの列の複数の刻み目の少なくともいくつかのものは、他の列の刻み目と横方向にほぼ整合し、前記モジュール本体の第1の側縁から第2の側縁にかけて整合した刻み目が素通しで見えるようになっている請求項32におけるコンベヤベルトモジュール。
【請求項44】
請求項32におけるような複数のコンベヤベルトモジュールは、側部と側部、端部と端部とが互いに連結され、ベルトモジュールの連続の列の整合したヒンジアイで作られた横方向の通路で受けられるヒンジロッドにより相互に連結された連続した列のベルトモジュールになるモジュールコンベヤベルト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−111449(P2006−111449A)
【公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2005−296375(P2005−296375)
【出願日】平成17年10月11日(2005.10.11)
【出願人】(591050693)レイトラム リミテッド ライアビリティー カンパニー (7)
【Fターム(参考)】